『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
またしても講習会申し訳ない、、、、
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    本日(21日)から申し込みが始まった講習会『三段口扇襠筥迫』ですが、カートが途中で閉じてしまいました。

    度々の不手際、ホント申し訳ない、、、。

     

    ということで、まだお席ありますので、申し込み希望の方はこちらからどうぞ。

     

    2017年 3月25日(土)『三段口扇襠筥迫 』

     

    これでカートが閉じていたら今度こそ満席ということですが、今年はシステムを変えて筥迫は中級扱いになってしまったこと、初球から上がってくる人がまた少ないことから、たぶん今回の講座は取りやすいのではないかと思うのですが、、、。

    【2017.02.21 Tuesday 07:08】 author : Rom筥
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    携帯道具入れ
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      先日、秋乃ローザさんから「謎のケース」についてお問い合わせをいただきました。

       

      なにこれ??

      可愛くて小さい小物で、サイズ的にちょっと和装の花嫁さんの小物アクセサリーの筥迫に似ていますけど、、、(秋乃さん)

      ※画像は秋乃さんに許可を得て掲載させていただいております。

       

       

      最近このケースを手に入れて、筥迫かと思ったものの違うようでもあり、何だろうと調べているうちにこのブログにたどり着いたそうです。

       

      実は私もこのケースを持っています。

      そうですね、確かに筥迫ぐらいの大きさ(12.5x8cm)ですが、厚みが3.5cmあります。

       

      私の場合はこれを使うとかコレクションするとかが目的ではなく、あくまで筥迫の資料として入手しました。

       

      何が筥迫に関連するのかと言いますと、その昔、江戸型筥迫には、七つ道具が納められていたという記述があり、これがその七つ道具に近いと思ったからです。

       

      御台所以下襠(かいどり)を着くるものは いづれもハコセコを懐中す(中略) 之を被く(ひらく)に矢張(やはり)紙入と同じく一半は形箱(箱の口は内方に向かう)の如くに作り 一半は黄金色又は紫などの繻子裏を附け 其上へ縮緬物等にて花形などの挿込みを数所に縫い付け 之に七道具というを挿す 七道具といふを挿す七道具は錐(きり)、簪(かんざし)、鋏(はさみ)、小刀、楊枝(ようじ)、尺(さし)、型付なり 又箱の中には紅、紅筆、懐中鏡、薬入などを蔵す

      (千代田城大奥)

       

      私は仕事柄、江戸期の筥迫を見る機会が多いのですが、それでもこの差し込み式の筥迫は見たことがありません。

      ほとんどが「一つ口」の単純な型ばかりです。

       

      しかしこれは「千代田城大奥」の中の様子をおさめた書なので、もしかしたら挿し込み式の筥迫は一般的ではなく、お目見え以上の姫君やお女中が作らせたものに限定していたとも考えられます。

      大名家なんぞの持ち物に負けたくない!格の違いを見せつけてやるわ!という気持ちはあったとも思いますし。

       

      自分なりに必要な物=七つ道具であったと思いますので(七に限ってはいないと思う)、これもあれも必要〜、でもぐちゃぐちゃになりそうだからうまく収められるように作って〜♡というノリで発注したかもしれません。

       

       

       

      それでは私のお道具入れを見て見ましょう。

      同じようでいて中身が違うのが興味深い。

      私がこれを入手したとき、(下から)「小刀」「錐(きり)」その下に「鏡(裏返っている)」「鋸(のこぎり?)」「毛抜」「櫛」「薬入れ」「楊枝(ようじ?)」と思っていました。

       

      小袋は7x2.5cm厚1cmほどの被せの付いた袋の中に、指先ほどの極小の蓋つき小箱が二つ。

      たぶんこれは現代のピルケース「薬入れ」でしょう。

       

      足りないものは「白粉入れ」か?(にしては刷毛がない)

       

      これを検証すべく、お馴染みSAKURAのyayaさんにお伺い。

       

      「鋸(のこぎり?)」と思ったものは「剃刀(かみそり)」でした(たしかにギザギザはない)。

      ついステイショナリーとして使うものかと(笑)。

       

      yayaさんのお母様が「竹を巻いたうぶげ屋の剃刀」をお持ちだったとのことで、かなり最近まで使われていた形なのだそうです。

       

      扇型の物は、先が微妙に尖っていたので「楊枝?」と思ったのですが、「裏がヤスリのようにも思いますが」(yayaさん)と言われ裏を返すと、たしかにヤスリのようになっていました。

      秋乃さんからも「ネイルファイルでは?」と言われて、そんなハイカラなものなかったと思います〜と言ったのですが、あったんですね「爪ヤスリ」が。

       

      ちなみに「御殿女中(中公文庫)」によると、「お爪は辰の日に取りました。」とあります。

      「取る」って、、、???

       

      調べてみると、江戸時代の頃は爪を鋏では切らず、庶民は「ノミ」、もうちょっと上の人たちは「短刀」を使ったそうです。

      とすれば「小刀」はそのためのものかしらん。

       

       

      そして「錐(きり)」は一体何に使ったものなのでしょう?

       

      yayaさん曰く、錐は短い物を留めるものに使うとのこと。
      香道具に「鶯」と言うお道具があるそうで、先が尖っている物を鶯というのだそうです(yayaさんは香道の先生)。

       

      お香で使う鶯は、挿して香包みを留めるものなのだそうですが、これが錐なのではないかとのこと。

      和綴じの穴を開けたり、安全ピンのようにも使えたかもしれないとのことです。

       

      しかしながら、この錐挿しと差込の幅が合わないところを見ると、後から入れたものではないのかしらん。

      なんとなく生地の柄も全体にマッチしていないような気もするし。

      とはいえ、後から追加したと考えてみても、やはり錐は必需品だから加えたと考えられるでしょう。

       

       

       

      秋乃さんのお道具はハイソというかハイカラというか、私のお道具は時代もちょっと違うかもしれませんがかなり庶民的というか。

      もしかしたら梅・松・竹ぐらいのレベルに分けられていたとも考えられますね(笑)。

      ちなみに、秋乃さんのお道具は約100年前(大正時代)ぐらいのものだそうです。

       

      さて、最大の謎はフォークのような櫛のようなもの(私のは三本足、秋乃さんのは二本足)

      さすがのyayaさんも、秋乃さんの方は「フォークにしか見えない、、、」らしい(苦)。

       

       

       

      謎は深まるばかりなので、同じようなお道具を展示している伊勢半の紅ミュージアムへ行くことにしました。

       

      ありましたよ、同じようなものが。

      紅ミュージアム 化粧道具入れ

       

      そして鋸のような剃刀も実物が展示されていました。

       

      こちらの化粧道具入れには「粉白粉入れ」「刷毛」「紅入」があるので、秋乃さんの化粧道具入れに近い。

       

      紅ミュージアムに同行してもらったUさんと、その後合流したOさんと再度検証。

       

      私は秋乃さんのお道具にある「小瓶」を「香水入れ」と思っていたのですが、Oさん曰く、白粉を使うための水(?)ではないかとのこと。

       

      また、秋乃さんと紅ミュージアムのお道具は完全に「化粧道具入れ」なので、そこにフォークが入るのはあり得ない。

       

      私のお道具は化粧道具入れというよりは「グルーミングセット」に近いらしいけれど、そこにフォークが入るのも解せない。

       

       

      後日、紅ミュージアムからご連絡をいただきました(ありがとうございます!)。

       

      「他の化粧道具から推察するに、水白粉の瓶ではないか。

      水白粉を塗った後、粉白粉を刷毛で叩き込むようにして仕上げる、という化粧の過程がありますが、それに必要な道具が揃っているように見受けられます。」とのこと。

       

      これら3つのお道具入れに入っていたフォークのような、櫛のようなものは、やはり「櫛」だそうです。

      たぶん「後れ毛を直す程度の簡易な櫛ではないか」とのこと。

       

      そして、紅ミュージアムのお道具の二股のものは「毛抜」で、反対側に「耳かき」が付いています。

       

      私のお道具にあった小さなケース入れは、中に仕切りがある仕様から薬入れと考えて間違いないそうです。

      昔の人の作る物は、細かい仕事をしている私から見ても細かい、いや細かすぎる、、、。

       

       

      ところで、秋乃さんはブログでこれを「筥迫でした」と結論づけられていましたが、申し訳ありませんがこれは筥迫ではありません。

       

      江戸時代の七つ道具が入った筥迫は、現代の筥迫とこの七つ道具入れがドッキングしたような形だったというだけです。

       

      筥迫は、コスメ、グルーミング、ステイショナリーなどのものが詰まった、現代のシステム手帳ならぬ、システムバッグのような機能があったということです。

       

      これらのことから、秋乃さんのお道具に不可欠な物として「紅板」があったはず。

      刷毛の下の板は紅板じゃないのかな〜、でもこんな形の紅板があったんだろうか???

      (私は「紅板」だと思っていましたが、紅ミュージアムでは「板紅」と呼ばれていました)

       

       

      ということを頭に入れた上で、秋乃さんの元記事をどうぞ。

        ↓

      アンティーク謎のケース、、、これに詳しい人誰かいない?

       

       

       

      さて、もうすぐ雛祭りですが、昔の雛道具に「十三揃い」というセットがあります。

      この中に「お歯黒セット」というものがあり、現代人には全く馴染みのない不思議なお道具なのですが(古い雛道具の世界ではメジャー)、この実物が紅ミュージアムにありました。

      いつも小さいお道具ばかりみていたので、小さいお道具に目が馴染んでいたせいか、本物を見てつい「デカっ」と呟いてしまいました(笑)。

       

      板紅に付き物の「紅筆」も携帯用の「押し出し式」があって、一瞬「オーパーツか?」と思うほど現代のものにそっくりでした。

      江戸時代から日本はこんなものを作っていたのかと思うと驚きですね。

       

      紅ミュージアムにはいつか行ってみたいと思っておりましたが、漠然と見に行くのと、一つの物を意味を持って見にいくのでは面白さが全く違います。

       

      紅ミュージアムには今回の化粧道具入れとは別に、私のような人間にはよだれが出てしまいそうな別の袋物があり(定家文庫もありました)、Uさんと盛り上がってしまいました。

       

      こちらの実物が見たい方は、是非『紅ミュージアム』へ。

       

      素敵なポストカードも有。

       

       

       

      このお道具を手に入れたときも、持っているだけの資料として詳しく調べようという気にもならなかったので、こうした機会をいただいて秋乃さんには心より感謝申し上げます。

       

      また、紅ミュージアムの皆様、ご親切な解説をありがとうございました。

       

       

       

      最後に、

      携帯化粧道具入れは「ポーラ美術館」にもあります。

      婦人持ち旅行用化粧道具入れ(明治時代)

       

      こちらは裁縫道具も入っていますね。

      弘法さんと私(七つ道具)

      小針セットと合わせた物が普通のようで、糸巻きもあるはずです(yayaさん)

       

      化粧道具入れは、また別のおもしろい形のものもあるのですが、これはまた別の機会に〜(いつもこればっかり)。

      ホント昔の日本人の考える物って、奇妙で心惹かれる物が数多くあります。

       

       

      何だかむくむくと自分専用の道具入れ作ってみたくなりました。

       

       

       


       

      講習会申し込みわかりずらくすみません、、、

       

      前回、講習会の申し込み方法を変更したものの、「申し込み方法」画面から「申し込み中」画面に切り替えてしまうことで、申し込み方法の画面から行こうと思っていた人が行けないという事態になってしまいました。

      本当に申し訳ありません。

       

      今後は「申し込み方法」画面も、「申し込み中」画面も同時に出るような状態にします。

       

      ちなみに、次回の講習会「3/25三段口扇襠筥迫」の申し込みが2月20日の0:00〜はじまります。

       

      これによって「ハサミ入れ&指貫」の申し込み画面が出なくなりますが、実はあと1席残っています(実はこれは9名募集なのです)。

      参加ご希望の方がいらっしゃいましたら、お問い合わせからご連絡いただければと思います。

       

      よろしくお願い申し上げます。

       

       


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      【2017.02.18 Saturday 14:33】 author : Rom筥
      | その他の袋物 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      講習会申し込み すみません、、、
      0

        講習会『糸切ハサミ入と指貫 』の申し込み、今できます。

         

        ↓こちらからどうぞ!

        講習会申し込み中!

         

        (定員になると消えます、あしからず)

         

         

         

         

        【2017.02.14 Tuesday 00:20】 author : Rom筥
        | - | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        『懐中袋物』を考える(2)
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          『懐中袋物』を考える(1)

           

          「箱」か「筥」か

           

          皆さんはカバンを床に置くことを是としますか?非としますか?

           

          その昔、私がトートバッグを床に置くのを見て、友人からたしなめられたことがあります。

          あなたがバッグを机の上に置くほうがずっと汚いでしょ!と言い合いになりました(笑)。

           

          バッグの扱い方は人それぞれ価値観の分かれるところです(結局椅子の上が一番平和ということだ)。

           

          これは物を保護するための「箱」と、箱そのものに価値のある「筥」に通じるものがあります。

           

           

          懐中物は、懐中で保護されながら大切に扱われるものです。

          傷つけたくない、汚されたくない、盗まれたくない、忘れたくないという思いが、自然と懐中へと導かれます。

           

          NHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」で、め以子が戦争に行った悠太郎の手紙を常に懐中し、和枝は無くなった子供の着物で作ったお守袋を懐中していたのを思い出します。

           

          着物は懐中に物を入れやすく、大事な物もまた懐中に入れようとします。

          着物の独特の文化ですね。

           

          びっしりと刺繍があしらわれた紙入れなどは、バッグの中に入れてしまうと他の物とぶつかり、こすられて痛んでしまいそうですが、懐中ではしっかりと固定されているのでそんな心配はありません。

          人によってはそれを更に「外入れ」に入れるのですから、どんなに大事に扱われていたんでしょうね。

           

          維新以降も、バッグがまだ嚢物と言われていた時代は、大事にネルに包んで保管されるような物だったと聞きます。

          現代では、私のような無作法者がバッグを平気で床に置く(苦)。

           

           

           

          実用と装飾を分ける意味

           

          スマホは現代の人の生き方を象徴するようなものです。

          いつでもどんなところにいても人とつながることができる。

          呼び出されたら即応じるのが当たり前。

          頻度がある分、耐久性が必要とされます。

           

          そのスマホを筥迫に入れたら、主役はスマホであり、筥迫はただの外入れです。

          スマホに合わせて、慌ただしく出し入れされる筥迫。

          外入れにした時点で筥迫は「箱」となり、その素敵さ、特別感は確実に薄れてしまいます。

           

           

          生活の中に実用性は欠かせないものです。

          時代によって柔軟に変化するものでもあるので、その形が名残を残す程度になってしまうこともありがちです。

          だからこそ、装飾のみで存在を残す物には「文化を保つ」という違った意味があるのだと私は思います。

           

          年月が経ち、たとえボロになろうとも、「これは捨てるものではない」と人に言わしめるもの。

          筥迫は何を言わなくても人に訴えかける特別感があります。

           

          紙入れが姿を消したにも関わず筥迫が現代まで生き延びられた理由は、あえて実用を求めず(時代に合わせて形を変え)ない装身具に割り切った結果なのです。

          意味がなくなったことで人々の記憶に深く残る装身具となったのです。

           

          そういった意味では、「仕覆」の世界こそ袋物の価値を現代でも保ちながら、茶道の所作があってこそ実用として使われるという、大変理想的な文化の残し方ではないかと思います。

           

           

           

          弱くはかないものを懐中するということ


          私が教える「裂仕立て」の「貼り込み」は、美しく造形をするように袋物を作り上げていきます。

           

          ただし、

           

          ミシンで縫ったものより「弱い」です。

          縫ったものとは違って「洗えない」です。

           

          革製品や合皮、ビニール素材に慣れている現代人が、繊細な絹の布や古い縮緬を同じような感覚で使えば、簡単に布は擦れてしまいます。

          現代の袋物と違って、昔の袋物は弱くはかないのです。

           

          お気に入りのものができたら、自分の気持ちを明るく変えたい日などに限って使う。

          どうしても毎日使いたいのであれば、ほぼ一年で作り変えなければならない、ということを覚悟の上で実用するべきなのです。

           

          裂仕立ての袋物においては、自分がどのように使うかを考えた上で布を選ぶことも大切で、古い縮緬で実用の物を作ることは大変リスクのあることだと認識して扱う必要があります。

           

          バッグの中に入れれば、他の物と擦れあいシェイクされてしまうので、劣化を避けたいなら是非懐中に(それでも頻繁に出し入れすればすぐに劣化する)。

           

          現代人からすれば、すぐに劣化してしまうものに手間をかけて作ることは「使えない」と扱われ、裂仕立ての貼り込みは廃れてしまったのでしょう。

           

          安易に作った物は安く売られ、雑に扱われる。

          だからこそ、劣化しにく革が重宝され、ビニール素材に進化し、物が頑丈に作られるようになってきました。

           

           

          それでは、壊れやすいからこそ物を大切に扱う、という価値感はなくなってしまうのでしょうか。

           

          惜しみなく手間をかけて作られたものは大切に使われ、ハレの日に使われる。

          作ったものからそのような思いが感じられるためにも、「裂仕立て」の「貼り込み」は手間を省いて安易に作ってはいけないのです。

           

           

          大切に胸の中に納めるという意味において、洋服にはない着物独特の「懐中」するという行為。

           

          昔の人は着物を着てこんな価値観で生活をしていたんだなと感じられるところに、現代で懐中物を身につける意味があるような気がします。

           

           


           

          ==============================

          講習会の申し込み方法が変わります

          ==============================

           

          3月5日開催の「糸切ハサミ入と指貫 」の申し込み開始が

          2月14日0:00〜始まりますが、今回から講習会の申し込み方法が変わります。

          詳しくは「講習会申し込み方法 」をご参照ください。

           

           

          今年から講習会の道具類は全てご持参いただくことになりますが、意外や「フエキ糊」の入手に苦労されている方が多いようです。

           

          うちの近所では簡単に手に入るものなのですが、地域によってはヤマト糊しか販売されていなかったり、一般サイズの100gチューブがなくてやたらと大きなチューブを持ってきたり、かさばるボトルタイプを持ってきたり。

          皆さんが苦労されている理由は、アマゾンで買うとこんな安いものに送料が500〜600円もかかってしまうからなんですね(汗)。

           

          ということで、ショップで扱うことにいたしました。

          ただし、仕入れてまで扱いたくないので、私もまた近所の小売店で買ったものを販売しているという意味で割高です。

          近くで買える方はどうぞ適正価格で。

           

          ドットライナーアクリル紐はさすがにどこでも売っているだろうと思いましたが、こちらはセットを販売するのに仕入れていることもあり、こちらも現在ショップで扱っております。

           

          ↓ 必要な方はこちらからどうぞ。

          筥迫材料販売:副資材

           

           




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          【2017.02.12 Sunday 13:26】 author : Rom筥
          | その他の袋物 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
          講習会申込方法を変更します
          0

            2017年の講習会申込が始まりました。

             

            今回は出始めで申し込みが殺到したので、まだちょっと申込しづらい状況だったとは思います。

            そのうち少しずつ落ち着いてくるのではないかと思いますので、初めての申し込みが出来なかった皆さん、落ち着くまでもう少し待っていてください。

             

            これまでは申し込み開始日の0:00(真夜中)に手動でカートを開いていたのですが、時々私が忘れてしまったり、ちょっとでも遅れようものなら何人の方から連絡が来てしまうので、時間になると自動でカートが開くように設定してみました。

             

            これにより、次回より申し込み方法が変わります。

             

            これまでは、それぞれの講座の画面から時間になるとカートボタンが表示されるという方法でしたが、次回からは別の申し込み専用画面からの申し込みになります。

             

            ショップの講習会のページを開くと、講座リストのトップに「講習会の申込方法」という画面がくるように作りました。

             

            申し込み開始日の0:00(真夜中)になると、「講習会の申し込み方法(青字)」から「講習会申し込み中!(赤)」という画面に切り替わりますので、これが申し込み専用の画面になります。

            この赤い画面が表示されている間だけ申し込みができるということです。

             

             

            これまでのように、講座ごとの説明画面にカートは表示されないのでご注意ください。

             

            詳しい申し込みの方法は、この「講習会の申し込み方法」のページで解説しておりますので、講習会参加をご希望の方は一度ご確認くださいますようお願い申し上げます。

             

             

             

            ブラウザのリロード
             

            毎回、講習会申し込み日の朝になるとお問い合わせをいただくのが「時間の前からずっと待っていたのにカートが表示されない!」ということ。

             

            こういう方は講座のページを開いてカートが表示されることをずっと待っていらっしゃるのだと思いますが、ブラウザはリロード(再読み込み)しないと最新の情報は読み込んでくれません。

             

            いくらこちらで時間通りにカートを開いても、相手側ではその数分前に開いた情報が出続けているというわけです。

             

            申し込みの時間になりましたら、以下の方法でリロード(再読み込み)してください。

             

            1)ショップの講習会のページを開きます。

             

             

             

            2)アドレスバーの右にある「更新マーク(回転する矢印)」をクリックで、ページがリロードされ情報が更新されます。

             

            お互いのPCの時間設定にずれがあると思いますので、時間になったら数秒ごとに何度かクリックしてみてください。

             

            時間が過ぎてもこの赤画面が出ていない場合は、すでに定員に達して受付を終了したということです(苦)。

            あしからずご了承ください。

             

             

             

            他にもリロードの仕方は色々あるのですが、とりあえずこのマークだけは覚えておいてくださいね。

             

             


             

            【2017.02.08 Wednesday 18:14】 author : Rom筥
            | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            『懐中袋物』を考える(1)
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              筥迫はハレの日の装飾、主役を限定するシンボルなど、現代では特別な用途に定着し、普段使いの実用からかけ離れた存在になっています。

               

              しかし、私が筥迫作りを始めた頃から「筥迫を実用したいんです!」という人たちが多くいたので、昔の筥迫を参考に復元しながら、実用的な筥迫や紙入れを作ってきました。

              その中でも依然として「筥迫をスマホケースに!」という要望は多い。

               

              カルトナージュの人たちが形を真似て作っているので、それで作ればいいじゃないのと思っているのですが、あくまで貼り込みで、限りなく本物に近い筥迫をスマホケースにしたいのだとおっしゃいます。

               

              しかしながら、筥迫にスマホを入れることは用途が違うとしか思えない。

               

              これまでその明確な答えが出せなかったのですが、私は最近、懐中袋物のあり方にその答えがあるのではないかと考えています。

               

               

              昔の物を現代に当てはめる

               

              以前Aちゃんが筥迫型のポシェットを作って、皆で大ウケしたことを思い出しました。

              いや、いいんですよ、自分の用途に合わせて作りたいと思うことに、私は否定もしなければ問題にもしない。

               

              それでも、念珠入れに紐を通してポシェット使いできないか?という「お問い合わせ」で聞かれれば、「何を入れるか」「外に使うか」によって、選ぶ布も芯材も変わってくるので、それがわからずに元の作り方で作るのはどうかと考えます。

               

              筥迫の形でバッグとして使えるようにできないか?というお問い合わせをいただいたこともあります。

               

              江戸型の筥迫ぐらいなら、持ち手を付ければパーティーバックとして使うことはできるのでは?と答えたのですが、その方はあくまで一般的なバックの大きさがご希望とのこと(A4が入るぐらいってこと???)。

              それを持っている人を想像して電話口で大爆笑してしまいました。

               

              人はそれがなぜ作られたのか、どんな背景で使われていたのかを考えずに、現代で使う身近な物に安易に当てはめて考えがちだということです。

               

               

              「外入れ」が必要な袋物

               

              江戸時代まで、日本人は袋物を手に持って下げる、という文化がほとんどありませんでした。

              着物はたくさんのポケットがあるので、必要もなければ発想もなかったのでしょう。

               

              色々な身分の人が袋物を身につけていたと思いますが、特に金持ちの商人などにより、煙草入等の提げ物や懐中物は絢爛豪華な発展を見せます。

              自分の財力を見せつけるための大事な装身具でした。

               

               

              先日、この時代の紙入れ(相当出来のいいもの)を見せられ、これと同じものができないかと相談を受けました。

               

              完全に同じとはいかなくても、似たものは作れると思いますよ、「外車を買うぐらいの資金があれば」と答えるとびっくりしていました。

               

              いくら現代でブランドバッグが高いとは言っても、所詮は既製品です。

              この時代は全ての部品において、オーナーの趣向に合わせて一つずつ誂えで作るのですから、現代でいえば車を買えるぐらいのお金はかけていたはずです。

              なにせ、金唐革の煙草入れで家一軒分と言われていましたから。

               

              革もあったとはいえ、やはり布製品が主でした。

              布の宿命は雑に扱えばすぐに擦り切れるということ。

              実用品とはいえ、高額な物の扱いは相当慎重だったでしょう。

               

              ですから、紙入れを保護する「外入れ」というものもありました。

              それこそスマホケースのようなものです。

              燕口も外入れです。

               

              また浮世絵の中に、紙入れそのものに懐紙を巻きつけて、帯に差し込んでいる女性の絵があります。

               

              紙入れであるにも関わらず、紙入れを汚さないために懐紙を巻いていたのです(これじゃ紙巻だ)。

               

              現代人からすれば本末転倒にも思えますが、これが高価な物を実用するということなのです。

               

               

              フランス刺繍にサテンステッチというものがありますが、糸を長く渡すと引っ掛ける可能性があるため、日本刺繍では長く糸を渡すときは、見えないように数カ所止めをしたり押さえをしたりします(だから恐ろしく手間がかかる)。

               

              しかし江戸時代の筥迫を見ると、3cmぐらいの長さでも押さえをしていません(汗)。

              上から模様としての糸がわずかに押さえている程度。

              これで胸から出し入れして、刺繍を引っ掛けないとは、、、。

               

              筥迫を持つことができる高位の女性は、頻繁に使うものはお供の者が用意しますし、急いで実用のものを使う環境にはない。

               

              筥迫は実用品が入っていたとはいえ、圧倒的に装身具としての意味合いが強かったので、見せびらかしのためにあえて中の物を使ったり、時々開けて喜ぶようなおままごと的な扱いであったろうと私は考えています。

               

              つまり、それなりの人がそれなりに使ってこそ、押さえのない刺繍の筥迫が扱えたのです。

               

              持つべき人が持つ。

               

              現代人が思う実用とは感覚が違うのです。

               

               

              (次回(2)へ続く)



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              【2017.02.04 Saturday 18:39】 author : Rom筥
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