『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
筥迫講習会:携帯裁縫用具入&指貫と糸切りハサミ入
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    1月の講習会は「携帯裁縫用具入」と「指貫と糸切りハサミ入」でした。

    昨年まで、この二つの講習会は時期を離れて開催されていましたが、今年から二連続で開催されています。

     

    携帯裁縫用具入にジャストサイズの「(三条)みすやの糸切りハサミ」専用にハサミ入れを作り、そこに指貫を付けた講座を設けたのですが、この指貫をハサミ入れのストラップに付けたところ、あまりにも可愛いすぎるmoeハート

     

    ということで、是非このセットで作っていただきたいということで、二つの講座を連続して開催することにしました。

    連続で参加された方はセットで撮影しているため、今回は二つの講座をまとめて掲載させていただきます。

     

     

    F.Yさんの作品(愛知県在住)

     

    E.Hさんの作品(神奈川県在住)

     

    K.Oさんの作品(東京都在住)

     

    A.Hさんの作品(福井県在住)

     

    画像にしてみると大きさを実感できないですが、本当にどれもこれも小さいです。

    小さいけれどとても手が込んでいるというのも、愛おしさが倍増してしまう理由なのでしょう。

     

    C.Mさんの作品(岩手県在住)


     

    H.Sさんの作品(神奈川県在住)

    この裁縫道具入は、確か撮影のときに掛け紐が緩んで付けてあったのを見て、私がベリっ!と被せから背にかけて外した直後に撮影しました(くっついていないから手で押さえています)。

    抱き合わせが上手くいかないときは、このように外すことがあります。

     

    私があまりにも大胆に外すので、見ている人はびっくりするようですが、貼り込みではよくあることです。

    家に帰ってから外してもらってもよかったのですが、慣れていない人は怖くて大胆に外せない。

    恐々やっていると、力を入れてはいけないところまで力をかけすぎて本当に壊してしまうこともあるので、あくまで「慣れ」です。

     

    そんなワケで、できるだけその人の前でやって見せるようにしています。

    本当に慣れてくると、後々外して調節する可能性のあるところは、できるだけアイロンを使わないように作業します。

    これで完全に大丈夫!となってから、仕上げで念入りにアイロンで固定します(当て布を忘れないように!)

     

    L.Gさんの作品(東京都在住)

     

    K.Nさんの作品(石川県在住)

     

    A.Wさんの作品(神奈川県在住)

     

    M.Iさんの作品(神奈川県在住)

     

    K.Kさんの作品(東京都在住)

     

     

     

    端切れの取り扱い

     

    今回の講座では、どうしても端切れを探すことができないという方がいらっしゃったので、端切れを持参してその場で販売することにしました。

     

    ショップで端切れを扱う面倒さを考えたら、講習会で実際に手に取って、厚みや風合いを確認してもらうのが一番よい良いと感じました。

     

    そこで、今後はショップでの端切れの取り扱いを止め、入門コースや初級コースに限り端切れを持って行くことにしました。

     

    ただし、講習会の荷物が大量なので、私が持っていける量はそれほど多くはありません。

    好みの布があるとは限りませんので、あくまで当日の講習会でご使う端切れは各自ご用意の上参加ください。

     

    端切れを買い慣れている人はご存知と思いますが、端切れというものは小さいサイズでもけっこうお高いものです。

     

     

    古裂として布に価値のあるものもありますが、ほとんどが「手間賃」とお考えください。

     

    端切れを買うよりも古着で着物を買う方が安い。

    端切れ屋さんによっては「解かないで切るだけ」ということも多いようなので、そう考えれば気がラクかも。

     

    小さな袋物を作るだけなので、大量に余ってしまうのも、、、と考えるから、結局端切れに手を出すだけなのですが。

     

     

    以前、端切れは洗ってあるかどうかわからないから買えない、、、という方がいました。

     

    私はほとんどは手にいれた状態のまま使っていますが、あまりにも薄汚れた端切れ(それでも高い)の場合は「洗濯機の手洗いモードで水洗い」しています。

    以前、手洗いしてひどく「色移り」したとある人に話したところ、この方法を教わりました。(あくまで自己判断でどうぞ)

     

    しかし、昔の布は絹の質も良いしホント味がある。

     

    資源はいつかなくなるものなので、こうやって昔の質のいい端切れを変えるのも今の私たちまでかもしれませんよ。

    (そして家の中が端切れだらけになる、、、)

     

     

    講習会やっと落ち着く、、、

     

    2月の講習会申し込みは、2〜3日空き状態が続きました。

    去年からのステップアップ講座に変えて、やっと申し込みが落ち着いてきたという感じです(ふ〜)。

     

    「来月の講座の申し込みをし忘れてしまったので、キャンセル待ちお願いします!」

     

    「いや、まだ空いてますよ、、、」

     

    完全に申し込み時間を過ぎると席が取れないと思われている(汗)。

    今後は席が空いていることもけっこう増えて来ると思いますので、とりあえず申し込み画面が出ていないかをチェックしてみてください。

     

    去年まで申し込み開始を日付の変わる夜中0:00〜としていましたが、「12時まで寝ないで待っているのが辛い」という声を聞いていたので、今年から朝6:00〜に変更しました。

     

    しかしその途端「早すぎる!」「一番忙しい時間帯!」と言われる始末。

    あらゆる人を満足させる魔法の時間帯はない、、、。

     

    また来年からは夜中に戻すかなぁ、、と思いつつ、今後申し込みが緩やかになるのであれば、結局どの時間でも関係ないか、と思ってみたり(今年の申し込み状況を見て考えます)。

     

    もちろん、確実に申し込みしたい方は、その日、その時間を目指すことをお勧めします。

     

     

     

    最後に、、、お道具箱

     

    この携帯裁縫用具入れとハサミ&指貫のセットは「小さなお道具箱」的なイメージがあります。

     

    そこで最後に、最近見つけたこんな物をご紹介。

    懐かしのデビカのお道具箱がこんなことになっていた。

    (すごい!)

     

     


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    【2018.01.21 Sunday 09:47】 author : Rom筥
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    成人式と着物
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      ここ数年、年末年始は実家の父の介護が全て自分にかかってきてしまうので、私にとっては一番キツイ時期。

       

      さすがに自転車で片道30分の距離を毎日二往復すると、正月早く終われ〜という気持ちになってしまいます 沈

       

      お正月の後も押し迫った仕事が続き、昨日の刺繍教室の新年会で何とかピークを越えたところです。

       

      そんな新年会には、絶対着物を着る!と決めているのですが(そうしないと着物を着ることがない)、所詮年一回の着付けなので、そのハードルはやたらと高くなります。

       

      新年会の直日まで用事に追われ、実家の父の世話をして帰ってきたのが夜10時。

      疲れ切った状態で半襟付けて、せめて一回ぐらいは練習しておかないと、、、と考えると気が遠くなる。

       

      「この状態で着物なんて着たら死ぬ、、、」と私が呟くと、そばを通りかかった娘が一言、

       

      「着物着て死ぬぐらいならやめたら?」

       

      そうだよな〜、着物を着て疲労で死んだなんて笑い話にもなりゃしない。

      ということであっさり諦める。

       

      それでも当日はちょっとばかし諦められない気持ちもあり、洋服に羽織をジャケット代わりに羽織って参加しました(笑)。

       

      しかしその夜は疲労で体調を崩し、さすがに今日は一日寝て過ごしました。

       

      今年は、こんな状態にならないと休む気になれない、そんな自分の考え方を改めねば、、、と反省したのでした。

       

       

      成人式

       

      今年の成人式といえば「はれのひ」事件ですよね。

      着物を着たら死んでしまう身の上であっても(笑)、さすがに着物文化に携わる仕事をしている身には心が痛くなる大事件でした。

       

      その新年会で成人式の話題になり、それぞれ母娘での振袖の関わり方が話題になりました。

       

      最近ネットでこんな話がありました。

       

      家が貧乏で、学生時代は日用品や下着さえ自分でバイトしなければ買えなかったのに、成人式で母親に振袖を買われたことに腹を立て、今に至るまで一度も来なかった、という人の話でした。

       

      親としては、今まで何も買ってあげられなかったので「せめても成人式だけは、、」と思ったのでしょうが、娘さんとしては、そんな数度着か着ないかの高価なものではなく、学生時代にもっと普通の生活がしたかったということです。

       

      その話をしたところ、そこにいたAさんがこんな話をしていました。

       

      自分も成人式のときに着物は着なかった。

      着物に興味がない訳ではなく、母親が着物好きなので、絶対に自分には選ばせてくれないだろうと思い、そんな着物を着るぐらいなら成人式の振袖はいらないと断ったそうです。

      でも今は、あのとき振袖を着ておけばよかったなと思うそうです。

       

      「どんな変な着物でも、娘がしたい格好をさせてあげればいいのよ。娘が成人式に喜んで着物を着るかどうかは母娘関係が良好かどうかによるんじゃないかしら。」とのことでした。

       

      私もこんな仕事をしていますが、娘の成人式のときはどんな着物を選ぼうとも好きにさせようと思っています。

      (一枚ぐらいは筥迫を身に付けた写真も撮らせてね)

       

       

       

      ママ振り

       

      知り合いから、娘さんの成人式に筥迫を貸してほしいと依頼がありました。

      かつてブログに掲載した十三詣りでモデルになってくれたお嬢さんなので、そこは快諾。

       

      しかしお嬢さんは今時の着物が着たい、でもお母さんは自分が二十歳のときの着物を着せたい。

       

      このことを最近は「ママ振り(ままふり)」と言いますね。

       

      私も数年前の講習会で初めてその言葉を聞いたときにびっくりしました。

      ママ振り、ババ振り、おば振り、色々とありそうです(笑)。

       

      確かに今時のペラペラな着物に比べれば、ママの頃の着物はずっと上質なものが多い。


      このママさんのお着物も、元はお母様(成人式のお嬢さんにとっては祖母)の婚礼の白無垢です。

      ご実家の家紋が蝶だったらしく、新たに蝶柄を友禅に染付けたものを振袖に仕立て直したものだそう。

      (そりゃ確かに良いものだろう)

       

      お嬢さんがレンタルの今時の華やかな振袖になびいてるところを、そこを口説き落としてママ振りを着せることにした模様。

       

      私としては、お嬢さんが今時の華やかな着物に心惹かれているのなら、せめても小物は今時のものに変えてあげて、それに筥迫が合うのならば使ってみれば?とアドバイスさせていただきました。

       

      コーディネートいかんで着物はかなり違います。

       

      ママ振りコーデを探しているときに見つけた、こちらの愛知県の「きもの やまなか」さんのサイトが面白い。

      お母さんの成人式当時の写真と、現代で娘さんが同じ着物をコーディネートを変えて着た写真です。

       

      ママ振袖リメイク コーディネート

       

      しかし、お嬢さんたちがことごとくモデルのように可愛いいって一体どうしてなんでしょうね?

       

      化粧や着付け、撮影技術の技術が発達したことが大きいのでしょうが、昔のママたちだってその当時にしてみればきっと可愛かったはずなので、私たちが時代の目に慣らされてしまったってことなのでしょうか、、、。

       

       

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      講習会 入門コース『金封袱紗』

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      開催日:2月11日(日)

      お席まだ空いています。

      この機会にぜひどうぞ。

       

       


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      【2018.01.14 Sunday 21:46】 author : Rom筥
      | 筥迫あれこれ | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      刺繍筥迫研究会 申し込みの不具合について
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        1月11日に申し込み開始の「刺繍筥迫研究会」ですが、設定の不備によりカートが開くのが遅れましたこと心よりお詫び申し上げます。

        現在復旧しております。

        お席もまだ空いておりますので、カートがなくて諦めてしまった方は、申し訳ありませんが再度お申し込み画面で手続きくださいますようお願い申し上げます。


        刺繍筥迫講習会 申し込み画面

        http://hakoseko.shop-pro.jp/?pid=127078893

        【2018.01.11 Thursday 06:44】 author : Rom筥
        | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        2018年度の講習会
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          2018年度初めの講習会が1月6日〜8日の三日間で行われました。

           

          6日 貼り込みの基本 金封袱紗

          7日 指貫&糸切りハサミ

          8日 携帯裁縫用具入

           

          そこで何人かの方から「1月が一番申し込みしやすいかと思った」と言われました。

           

          なんで?

           

          「正月早々講習会に来るもの好きは少ないだろうから、競争率が低いと思って。」

           

          全く違和感なくスケジュール組んでいた私って、、、(自分的に正月は三が日で終了)。

          こちらの報告はまた後日。

           

          縢襠付筥迫(房&巾着二日コース)を年2〜3回ぐらいで始めた講習会も、今年は16講座にまで増えました。

          去年は3日連続講習が登場して「死ぬ、、」と思っていたのに、今年はフツーに三連続、多いときは2連続×2回戦の月もある。

           

          「○○さん、もうほとんどの講座出尽くしているよね?(もうさよならかな?)」

          「???! 先生、新しい型また作りますよね?!」

           

          これまで毎年2講座ぐらいは増やしているし、確かに作れそうな型はまだまだたくさんある。

           

          しかし、お針子会(会場)で借りることができる日程はもうほぼ限界に近づいているのだよ。

          (私の体力がどこまで続くのかという問題もある)

           

          そして今年はついにお針子会を離れ、別会場で行う研究会も登場しました。

           

           

           

          講習会(研究会)新規登場の三講座

           

          毎年増やしている新しい講座は、いつも直前まで開始未定。(申し訳ない

          いや、型はできているし、教えるだけならそれほど問題はない。

           

          問題は「マニュアル」作りと、安定して供給できる「教材」が用意できるか、そんなことが地味にネックになっています。

           

          型を作るのは好きなので、どんなに時間がかかっても負担は感じないのですが、マニュアル作りと教材はくじけそうになるほど苦痛を感じてしまいます。

           

          それを乗り越えて今年登場予定の新講座は以下の3つ。

           

          1)○※ 刺繍筥迫研究会(図案編)(3/21)

          2)☆☆5 雅籠型裁縫道具入(4/30、8/18)

          3)★7 筥迫装飾(挟玉縁・切付・簡易金彩)(6/24、11/18)

           

          1の「刺繍筥迫研究会(3/21)」は開催決定です。

          こちらは近日1/11から申し込み開始です。

           

          2の「雅型裁縫用具入」の教材は確定したので、あとは資料が用意できるかどうか。

          現時点で(4/30)の回はまだ未定ですが、たぶん(8/18)は開催できると思います。

           

          3の「筥迫装飾」(6/24、11/18)は教材の目処がついたので開催決定です。

           

           

          これまでの講習会は、袋物の「仕立て」に特化してきました。

          しかしながら、袋物は本来「仕立て」と「装飾」の二本立てで考えていくものです。

           

          そこで、今年の講習会は今まで扱わなかった「装飾」の講座が2つ加わります。

           

          刺繍筥迫を目指す方のための「刺繍筥迫研究会」。

          刺繍まで習うのは負担がある、だけどもう少し装飾を自在に扱うようになりたい、、、という方に向けての「装飾筥迫」講座です。

           

           

           

          刺繍筥迫研究会

           

          おかげさまで最近は刺繍筥迫への関心が高まってきました。

           

          筥迫の仕立てを習いながら、新たに日本刺繍を始める人たちも増えてきました。

          長年刺繍をしているので、仕立ては頼んで刺繍筥迫を作ってみたいという人もいます。

           

          しかしながら、着物と同じような考え方で刺繍をすれば筥迫は仕立てられません。

          刺繍師、仕立て師との連携が取れていないと、うまくできないのが筥迫の難しいところ。

           

          以前より、刺繍も仕立てもワンオペレーションなら筥迫はできる!というのが筥迫工房の考え方でしたが、最近になって自分の甘さを痛感しています、、、。

           

          それはたぶん、段々と「工芸」に近い筥迫を作るようになってきたからだと思います。

          これが「手芸」レベルだったら全然問題はない。

           

          しかしネット上に色々な筥迫をアップしていくと、刺繍のスキルさえあれば全面刺繍の豪華な筥迫はできるはず!と安易に考える人たちが出てきてしまいました。

           

          簡単な刺繍の裂で筥迫を仕立てること、刺繍で埋め尽くされた裂で筥迫を仕立てることは、難度からすれば雲泥の差です。

           

          筥迫の構造がわかっていないのに難しい図案を描いてくる人もいれば、筥迫は熟知しているし刺繍はできるけれど、筥迫の図案が描けない人も実は多い。

          仕立てができて絵心がある、という方が意外と図案は描けるのかもしれません。

           

          そして筥迫の図案を作るには、筥迫の成り立ち(沿革)から根本的に理解しないと、本来のあの美しい筥迫には辿り着けないのではないかとさえ思えてきます。

           

          筥迫は「装飾」と「仕立て」の二本立てと書きましたが、実際の製作からいえば「絵師」「刺繍師」「仕立師」という役割に分かれます。

          そしてこの三つは互いに重なり合っているべきものなのです。

           

          このように、本格的に刺繍筥迫を作り出すと思うように行かないことだらけだということに気がつきます。

           

          だから刺繍筥迫は面白い。

          簡単に作れるものではないからこそ、その作品が人に訴えかけるのだと思います。

           

           

          この研究会では、前半にこれから刺繍筥迫を作りたいと思っている人、関心のある人に筥迫を作る上での考え方を講義し、後半は実際の図案の添削やその他の質疑に答えていく形になると思います。

           

          初めての試みなので、どこまで自分の考えをみなさんにお伝えできるかわかりませんが、できれば今後も定期的に続けていきたいと思っています。

          そして参加いただいた皆さんの意見を聞きながら、その需要にあった内容にどんどん変えていければと考えています。

           

           

           

          筥迫装飾(挟玉縁・切付・簡易金彩)

           

          筥迫にちょうどよい柄のプリント生地を見つけても、その画面にぴったり収まる柄行きを当てられることはほとんどありません。

           

          メインにちょうどよくても、反対側はがら空き、という悔しい思いをした方も多いのではないでしょうか。

           

          そんなときは「切り付け」ができるとこのストレスから解放されます。

           

          現時点では、刺繍半襟を使った「切り付け」と、簡易の「金彩(盛り上げ)」をメインに考えております。

           

          「挟み玉縁」がうまくできないという人が多いようなので、こちらのコツもちょこっと入れます。

           

          この講座は装飾に特化しているので、型の作り方を教えるわけではありません(ここのところお間違いなく)。

           

          「縢襠付筥迫」を作ったことがある人が対象です。

           

          これは講習会のシステム変更以前(2016年以前)に参加の方もOKですが、家に帰ったら必ず作品に仕上げること。

          「作った作品を画像で提出」することを課題にしたいので、筥迫を一人で仕立てられる人は是非受講ください。

           

          提出する課題は、「切り付けた半襟刺繍を使った筥迫」と「金彩&玉縁を使った筥迫」の二点。

           

          講習会でしか筥迫を作っていない、という人にはかなり大変な課題だと思いますので、覚悟を持って申し込みしてください。

           

          提出期限は次の講座を受講するまで。

          それまでに提出されていないと、次回の参加は見送りということ。

           

          つまり、これがクリアできていれば「式部型小物入」に参加できる力はあるということです。

           

          こちらのサンプル画像は、3〜4月頃までに作って何とかアップしたいと思っています。

           

           

           

          雅籠型裁縫道具入

           

          この「雅籠型裁縫道具入」は以前より自分が愛用しているものなので、講習会に参加している人は目にしていると思います。

           

          サンプル用に作った画像があったはずなのですが、その画像がどこを探しても出てこない(汗)。

          これ可愛くてねぇ、出来るとつい人にあげたくなってしまうので、その現物が今手元にないのです。

           

          しかたないので、今自分が使っているものをアップします。

           

          試作がてら同じ生地で何回か作り直しているのですが、その試作品をつい自分で使ってしまう(笑)。

           

          さすがに使い込みすぎて現状のものは画像にできないのですが、とりあえず昔作った初号機の画像があったので、細々とアップしてみます(今はまだミモザの時期じゃないし!)。

           

          その後ずいぶん作り直しているのですが、仕立てや手順を確認するためだけなので、見かけ的にはほぼ違いはないと思います。

          もうちょっと完成度が高い程度。

           

          袋部分は「縫い」で仕上げ、中の仕切りが「貼り込み」です。

          それほど難しいものではありませんが手間はかかります。

           

          これを1日で仕上げるため、袋部分(縫いの部分)だけは自宅で事前作業してきてもらうことになります。

          ということで「中級」レベルです。

           

          以前から出来ている割に講習会で開催できなかったのは、事前作業の説明を作ることに腰が重くなっているからです(縫いは専門じゃないからねぇ)。

           

          自分で型を作るのは簡単ですが、人に説明するための資料作りは辻褄を合わせるのが難しい。

           

          今年は重い腰を上げて頑張りたいと思います。

           

           

           


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          【2018.01.10 Wednesday 15:40】 author : Rom筥
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          金糸平埋め『若冲虎の紙入』〜midoriさんの作品〜
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            皆様、新年あけましておめでとうございます。

             

            ブログを始めた当初は、こんなニッチな話題でどこまでブログを続けていけるのかね〜と他人事のように思っていましたが、おかげさまで話題尽きることなくここまで突き進んで来ることができました。

            これも応援してくださる皆様のおかげと思っております。

             

            「いつも読もうと思うのですが読みきれなくて、、、」と本心を語ってくれる方もいらっしゃいますが、いいんですよ〜画像だけさっと流して見ていただいても、ほとんど理解できますので(笑)。

             

            また、ブログと同様「筥迫掲示板2」に画像アップして盛り上げてくださる皆様にも心より御礼申し上げます。

             

             

            さて、年の始めにふさわしく、今回は昨年のお針子会刺繍教室の作品展で、嚢物コーナーの目玉だったmidoriさんが刺繍された『若冲虎の紙入れ』をご紹介したいと思います。

             

            どうですこの輝き!!

             

            midoriさんから送っていただいた製作秘話を交えながら、この紙入れについて書きたいと思います。

            (以下緑字部分はmidoriさんの実際の文章)

             

            2016年、midoriさんが「風呂敷」に刺繍をしようとしている!という噂が刺繍教室に飛び交いました(笑)。

             

            日本刺繍のモチーフに若冲の絵を用いることはよくありますが、それをなぜ風呂敷にする???

            と私の頭の中は?マークでいっぱい。

             

            なにせ風呂敷なので、荷物を包んだ時にトラや花が出てこないと、と言う事で不思議な位置に図案を配置しました。

             

            大きな特大版の風呂敷の為、生地を半分に裁断し、半分にしても大きい生地を刺繍台に取り付ける為、大きな刺繍台(多分110cm台)を購入し、いよいよスタート。

             

            「花」はすぐに出来たものの、問題の「トラ」は刺繍教室の矢部先生に「毛並と迫力がポイント!」と言われ、トラなんて写真でしか見たことないのに、毛並なんてううう分からない、、、。

             

            そんな折り、midoriさんは猫を飼い始めます。

            リアル猫の毛並を参考にしながらトラの刺繍が始まりました。

             

            しかし、大きな刺繍台はニャンコの遊び場となり、刺繍台の下から針と糸が出てくるのを待ち構えては飛びつかれ、泣く泣く本日の刺繍は終了。

            そんな状況にもかかわらず、2016年10月には更に2匹目ニャンコも登場し、自宅ではほとんど刺繍台を出すことなく、お教室でのみの刺繍となってしまったのです。

            そして2017年の5月頃、11月に作品展があるとのが矢部先生から衝撃的な報告ありました。

             

            (いや、もっと前から決まっていたと思うのですが、たぶんmidoriさん聞いちゃいない、、、)

             

            そんなの無理!今年は棄権だわ〜とのんきに思ったのもつかの間、

            ”ここであった会ったが100年目” のハコセコ先生rom筥さんに会ってしまったのでした。

             

            「風呂敷はやめて金封袱紗にしよう。」

             

            その一言で壮大な歴史に残る刺繍風呂敷から、一夜にして金封袱紗に変更となりました。

             

            この画像は私に話が来た時点での進行状態(作品展まであと半年)。

             

            風呂敷は不定形の物を入れて結ぶので、そんなに都合よく柄が出るわけもない。

            せっかくトラの毛並も上手にできているのに(そしてまだ半面同じぐらい凝った柄を入れる予定のmidoriさん)に頭を抱えた矢部先生から密かに「rom筥さん、どうにかならないかしら?」とご相談があったのでした。

             

            テーマの違う柄なので、この状態から袋物を作ろうとすると3点に分けなければならない。

            仕立てに必要な余白を考えながら、トラを金封袱紗に、花2点はそれぞれ二つ折りの懐紙入れにすることを提案しました。

             

            しかしここで私は、袱紗の中にポツンとトラ、、、なんか寂しくない?とうかつな一言をrom筥さんに振ってしまったのでした。

            そこで、金糸で埋められ神々しいまでも眩しい昔のお財布やお化粧道具入れの写真を薦められ、つい ”すてき、、、ハート” と思ってしまった私がバカでした、、、。

             

            これらの刺繍を別々の袋物に分けたとして、この豪勢なトラの背景がパステルピンクのままはいただけない。

             

            そこで背景はピンクの影響がないように、刺繍で埋め尽くすことを提案しました。

            始めは竹の図案でストライプに埋め尽くすという案を出したのですが、どうもmidoriさんはイメージが湧かないご様子。

             

            その日全く違う目的で刺繍教室の方から袋物作りの参考にといただいた「和宮さまの袋物揃え(金糸平埋め)」のカラーコピーを見ながら、もしかして上手く乗せられたらmidoriさんこれできるんじゃない?と閃き、薦めてみることにしました。

             

            背面もびっしりと金糸で平埋めされています。

            刺繍に慣れた人ならば出来ないことはないとしても、現代人は絶対にやろうと思わないほど手間のかかる作業です。

            しかしここでマグロ属の本領を発揮しないで何とする!

             

            このように平埋めされた裂を袋物に仕立てるためには、縁を正確な直線で刺繍をしなければならないので、今回ばかりは勝手に進めずにとにかく打ち合わせを密にすることを強要しました(目を離すとすぐどこかに泳いでいってしまうマグロなので)。

             

            当初midoriさんからもらった背面の下図は、別のところから図案を持ってきた「鳥」が入っていました。

            しかしこれが表の若冲の絵に合わない!

            そこで「背面の図案も若冲の絵の中から取るように」とダメ出し。

            この度の「蝶々」に変更になりました。

             

            あまりの素晴らしい出来に、作品展ではこの背面もしっかり見せられるように「鏡」を使った展示になりました。

             

             

            表の裂の格に合わせて、内布は通常表布で使うようなしっかりとした裂を使っています。

            これぐらいの内布でないとバランスが取れない。

            (この裂のサイズが足りないため、しかたなくコンビ使い)

            持ち出し口の左側に小さなチャームがついているのがわかりますか?

            ちなみに、私がつけたものではありません。

            裂が届いたときに中を確認すると、「あれ?なんかゴミが付いている?」と思ってよく見ると小さな小さなチャームが付いていました!

            日本刺繍にチャームか!いかにもmidoriさんらしい発想(笑)。

             

            このような裂を襠なしのただの金封袱紗にするのは余りにももったいないので、厚みに影響しない程度に折り襠を入れています。

             

             

            4月からさらにもう一匹ニャンコが増え、刺繍台をガードしながらの刺繍はより気を使いました。

            なぜなら常に周囲360度を見張ってないと、”ヒマ〜” と化したニャンコたちがどこからともなく音もなく、刺繍台へ飛んでくる!

            それだけは防がねば。

             

            気がつけば7月も終わり、この頃rom筥さんから、刺繍の出来上がりの期日は8月いっぱいが望ましい(最悪でも9月)とのお達しが。

            えええ〜そんなの無理!と思いつつ、しかたなく8月のお盆前にはトラを仕上げ、お盆から金糸平埋めをすることに。

            出来上がり目標は9月の第一週!

             

            (いつも言っていますが、midoriさんはフルタイムでお仕事をしています)

             

            しかし気合いを入れて刺繍をした金糸平埋めでしたが、刺繍の仕方を間違え、8月第四週目にしてすべて解いて0からやり直し、、、。

            もう無理、と弱気になっていたところ、1/5ぐらいを終えた時点の平埋めが余りにステキ過ぎる。

            これが全部埋め尽くされたら、、、ハート

             

             

            そこからはエンジン全開。

            車にたとえればハイオクガソリンを満タンにしたフェラーリ。

            仕事から帰って20時頃から深夜3〜4時ぐらいまで毎日毎日平埋めを続け、終わりが見えて来た9月第2週目の刺繍教室の前日は気合いを入れ過ぎて徹夜をしてしまいました。

             

            (いつも言っていますが、midoriさんは20代の娘さんがいる年齢)

             

            そして忘れもしない9月26日、最後の仕上げの糊づけ作業での出来事。

            8月にもう一匹増えたニャンコ(全部で4匹)に糊をおやつと勘違いされ、そのうちの一匹に糊なめさせてくれ〜!とばかりに刺繍台の下から手を伸ばし、花の刺繍と金糸部分の1本を爪で”ピーーーーーーー”と引っ張りました。

             

            ぎゃあああああ〜〜!!

             

            しかし、すぐに直せたので一安心。

            9月27日に台から布を外し、何とかrom筥さんに納品することができました。

             

             

            midoriさん、私と矢部先生の目論見に上手く乗ってくれてありがとうございました(笑)。

             

            midoriさん曰く「rom筥さんは私のお抱え仕立師なので〜」とのこと。

            まぁ、仕立師にとっては夢のようであり、刺繍師にとっては悪夢に他ならない作業ですが、それを口先ひとつで乗ってくれるmidoriさんという存在は、私の活動に限りない夢と希望を与えてくれます。

            共栄共存であればこれ幸い。

            これが一番理想的な関係なのかもしれません。

             

            納品されたときの裂の状態。

            隣接する刺繍を考えると、ほぼ折りしろは5mmぐらいしか取れないという状態でしたが、もう最近はこういうことには慣れました。

            (けっこう無謀な依頼は多いので)

             

            しかしこんな金封袱紗を使ったら、中身(金額)を相当入れないと釣り合わない、、、??

            ということで、何をいれても構わない「紙入れ」に名称変更しました。

             

             

            筥迫から始まった私の袋物普及活動ですが、midoriさんのおかげで現代人の手でもこんなに素晴らしい袋物ができるのだということを証明できる段階まで来ることができました。

             

            これだけの手間をかけた袋物というのは、同じぐらいの技能とエネルギーを持った刺繍師と仕立師がいなければ作れないと私は思っています。

             

            金封袱紗に襠が付いたぐらいなので、型としてはそれほど難しくはありません。

            しかし、刺繍ができるなら袋物の仕立て方さえ習えば同じ物が作れるかも!と簡単に思ってはいけません。

             

            日本刺繍の裂を扱うのでさえ難しいのに、元の布が見えないほど装飾で埋め尽くされた裂です。

            袋物で難しいのは型を作ることじゃない。

            本当に難しいのは、どんな裂を使っても同じような仕上がりに作ること。

            これが何より難しい。

            これが仕立師にとっての戦いです。

             

            折しも時は秋、作品展シーズン。

            今年は他所さまからの難しい仕立てと重なり、私にとっては生気を吸い取られるような2017年の秋でした。

             

             

             

            画像をネットにあげること

             

            ここまでブログを続けられたことを思うに、多分に掲載画像が豊富にあったことがあげられます。

            私が作家活動をメインにしていたら、それほど多くの画像は扱えなかったことでしょう。

             

            皆さんに袋物を作ってもらうことや、刺繍の依頼をいただけることで、ブログに掲載画像を増やせたことが幸いしたと思っています。

            やはりネットの世界では画像が何よりのインパクトになります。

             

            あくまで文章中心なので、流行りのインスタよりやはりブログ向きでしょうか。

            最近はピンタレストにも画像が多く乗るようになってきたので、ちょっと心配することもありますが。

             

            アクセス数が少なかった当初は、このような画像が大きな宣伝になりましたが、少しずつ注目が集まってくると色々な弊害や問題点が出てきます。

             

            日本刺繍をもっと専門にやっている人たちはたくさんいるでしょうに、日本刺繍で検索すると筥迫工房の画像がかなり上がってきます。

            たぶん日本刺繍の人たちは、画像使用の問題を考えて大々的にアップできないということなのかなと思います。

             

            ネットを使わないで何かの活動を始めるとなると、それこそ公募展などで賞を取らない限り、世の中に周知される機会はありません。

             

            物を作る人間ならば、やはり一人でも多くの人に作品を見てもらわなければ始まらない。

             

            ネット検索で筥迫や袋物とは全く関係のない方がこのブログに来て、「こんな世界があったんですね!」と感激して連絡をくださることがあります。

             

            「袋物細工」は小さな画面にやたらとエネルギーを注ぎ込んで作るので、画像を通しただけでも伝わりやすいのかもしれません。

             

            「画像を見るだけで癒されます」というのは、かつていただいたお言葉。

             

            現代の革や人工皮革、ビニール製品のように惜しげなく実用できるものではありませんが、それでもとりあえず袋がついて実用できる。

            それなのに、見ているだけで癒されるとは、袋物を作る人間にとって一番の賛辞にも思えます。

             

            ネットに画像をあげる以上リスクは付き物ですが、できればニッチな世界からあまり広がりすぎず、ただ眺めて癒される人たちの中だけで楽しんでいただける存在であることを願っています。

             

             

             


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            【2018.01.02 Tuesday 21:55】 author : Rom筥
            | その他の袋物 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            天才に萌える
            0

              さて、世はクリスマス。

              不真面目クリスチャンのrom筥も、今日ばかりはさすがに教会に行きます。

               

              私が子供の頃は、日本の教会でもクリスマスは真夜中にミサが行われていました。

              さすがに子供なので12:00から始まるミサは辛い。

              暖房の効きすぎた聖堂の中で、眠さと戦いながらクリスマスの音楽を聴く、というのが私のクリスマスの過ごし方でした。

               

              一般の人々は24日に早々にご馳走を食べるのでしょうが、私の母はバリバリのクリスチャンだったので、24日のミサが終わらない限りご馳走もケーキもなし。

              24日のミサ前はいつも「うどん」などの簡単なものを食べてからミサに行った記憶があります。

               

              今時の教会は7:00ぐらいの早めのミサが中心になってきたので、帰ってからご馳走を食べるということもできるでしょうが、私は習慣で翌日の25日にお祝いしたくなります。

               

              ということで、今日は軽くおにぎりでも食べて、教会から帰ったら全日本フィギュアスケート選手権の録画でも見ることにします。

               

               

               

              全日本フィギュアは毎年クリスマスの時期なので、これもまたクリスマスの風物詩になりました。

              今年も羽生結弦くんが出ないのでかなりテンション下がりますが、羽生くんにはオリンピックも出なくていいから怪我を完治してほしいです。

               

              有り余る才能は、天才というよりも異星人、日本にとっては至宝とも言える存在なので、私としては金メダルよりも長く選手を続けてくれることを心から願っております。

               

              さて今回は羽生くん繋がりで、今年私を萌えさせてくれた「天才」について書きたいと思います。

              筥迫要素0なので、ご興味のない方はどうぞスルーしてください。

               

               

               

              今年の天才といえば、まずは将棋の藤井聡太くんでしょう。

              今年は本当に将棋が話題になる年でした。

               

              以前ブログでもご紹介させていただきました「聖の青春」の村山聖さんを知って以降、将棋界にちょこちょこと関心は持っていましたが、村山聖のインパクトを上回るこんなアイドルが出るなんて夢にも思わなかったですね。

               

              今年になって、タイムリーにも将棋の映画が二本出ましたし。

              もちろん松ケンの「聖の青春」見ましたよ。

              でも、私的には圧倒的に「3月のライオン」がよかった。

              なんといってもキャスティングが絶妙。

               

              個人的には羽海野チカさんの絵柄に惹かれないので原作の漫画は読んでいないのですが、映画はどストライクでした。

              原作が好きな人には不評で、原作を観ていない人は絶賛という感じらしいので、原作を読んでいない人は是非オススメです。

              後編はもう一度見たくて、一人でレイトショーに行ったぐらい(帰りの電車がなくて自転車漕いださ)。

               

              映画以外で面白かったのが漫画「将棋の渡辺くん」。

              竜王の肩書が最も似合う棋士渡辺明さんの日常を描いた作品です。

              トップ棋士ながら、競馬とぬいぐるみをこよなく愛する男。

              今年の竜王戦では羽生さんに負けてしまいましたが、来年は是非奪取していただきたいものです(3巻目の発売も楽しみにしています)。

               

              将棋は指して楽しむだけでなく、対戦を見ることが好きな人のことを「観る将(みるしょう)」と言います。

              観る将には相当な将棋の知識が必要ですが、実は私のように駒の動かし方もルールもわからない人間にも、この将棋の対局を面白く見る方法があります。

               

              それはニコ動のコメントを見て楽しむこと。

              将棋の知識がない人にとっては、このコメントが映画でいうところの「字幕」みたいなものなのです(笑)。

               

              藤井くんもまだ15歳。

              私が死ぬまで現役でいてくれそうでうれしい限りです。

               

               

               

              最近、その藤井くんにも増して私のミーハー魂を満足させてくれる存在が、京都大学の望月真一教授です。

              ついに「ABC予想」の証明が認められました。待ってました!

               

              一人大騒ぎしていたのですが、テレビとかでも少しは話題になったのでしょうか?

              私は(ミーハー的に)とんでもなくすごいことだと思っていたのですが、世の中は全くそんな気配もないような、、。

               

              言っておきますが、私は数学に何の興味もありません。

              未だに夢で苦しめられるぐらい、一番嫌いな教科が数学でした。

               

              そんな私だからこそ(?)2012年に望月教授とABC予想のことが書かれた記事を見て、世の中に(それも日本に)こんな漫画のような超人がいるのかとひどく興味を持ちました。

               

              何がすごいのかって?

              「フェルマーの最終定理」に並ぶ数学の難問を証明したということなのですが、これを査読(それが正しいか確認)できる人がいないというのがrom筥的最大の萌えポイント。

              世界中の超絶頭のいい数学者たちがよってたかっても理解できないぐらい難しいってどういうこと?

               

              その当時(2012年)の記事を大切に持っていて、その後もちょこちょこと見返しては望月教授の話題を探すのですが、うんともすんともネタが出て来ない。

               

              あれは夢幻だったのか、、、?と疑心暗鬼になっていたところ、今月「ABC予想の証明が認められた」との記事が出ました!

              5年経ってやっと査読が終わって、来年1月に専門誌に掲載されることになるそうですが、そしたら日本社会がもうすこしザワつくんだろうか?

               

              詳しくは↓が面白いので、興味のある方はどうぞ

              「異世界からきた論文」をめぐって 〜望月真一による「ABC予想」の証明と、数学界の戦い〜

               

              40歳以下であればフィールズ賞は確実だったでしょうが、残念ながら43歳での発表だったので該当せず。

              分野が違うのでノーベル賞の可能性もないそうで。

               

              すごくもったいない気もしますが、高名な数学者でさえそれを理解できる人が限られるのであれば、所詮解説できる人もいないということで、テレビ的には賞を取っても意味ないのかもしれません。

              面白すぎる。

               

              天才というよりは「人知を超えた」存在。

              しかし「人知を超える」とは「人の知恵や知識では到達できないと思われる様子、人間の知が及ばない様子」なので、一人そこに到達してしまった望月教授がいるので、とりあえず人知は超えていない??

               

              こうなると望月真一という人は、未知なものと人間とをつなぐ「預言者」的存在なのかもしれません。

               

               

              現実の天才は漫画などのフィクションよりずっと面白い。

              来年はこの天才たちがどんな活躍を見せてくれるのか、また新たな天才が出て凡人たちに癒しを与えてくれるのか。

              楽しみでならないミーハー代表rom筥でした。

               

               

               


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              【2017.12.24 Sunday 17:10】 author : Rom筥
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