『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
疲れる1週間
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    今週は何か画像をアップしようかと思っていたのですが、色々と雑念入りすぎて作者に対して失礼になりそうなので、雑記のみにさせていただきます。

     

    今週は色々と忙しい一週間でした。

    日本全国的に、そして個人的にも。

     

     

    羽生と藤井と資料と父と

     

    何と言っても最初は羽生選手の金メダルでしょう。

     

    私ごとですが6年前に腹膜炎で手術をしまして、体調が戻るまでしばしショップも筥迫活動も休業していた時期がありました。

    その時にちょうどフィギュアのグランプリシリーズをやっていて、病み上がりで羽生選手の活躍をひたすら追っていたことを思い出します。

     

    16歳か17歳そこらでここまで盛り上がってしまうと、この後は下り坂なのかもしれない、今この時をしっかり目に焼き付けておかねば!などと真剣に思っていたのですが、現実はとんでもない未来がありましたね。

     

    同日には藤井くんが朝日杯で優勝。

    メディアは優勝すれば最年少記録などと煽っていましたが、そんな漫画のような都合のいい展開を中学生に期待するなんてかわいそう!と思っていたのに、こちらもあり得ない展開に顎が外れそうでした。

     

    個人的には父の入院がありバタバタしていたのですが、翌日に病院からの呼び出しにより急遽退院(そんな〜)。

    一週間の入院予定だったのでヘルパーさんの都合もつかず、病院通い+実家通いでまともに仕事もできない毎日でした。

     

    羽生くんの試合はショートもフリーもリアルタイムで見られず、家人からメールで結果を知らされ出先で安堵。

     

    当日帰宅すると、ポストには来月研究会のために必要だった資料の本が届いている。

     

    さて、羽生の動画を見るか、藤井の動画を見るか、資料を読み込むか、う〜ん究極の選択。

     

    と思っていると、またしても父から「転んだ」との呼び出し、、沈

     

    羽生より、藤井より、資料より、最優先は父の救出となりました。

     

    転ぶと一人では立ち上がれないので、今週は何度実家までの道のりを往復したことか。

    まぁ高齢の親を抱えた年代の人はいずこも同じ状況でしょうが。

     

    時間があればあったらで動画もループで見続けてしまうだろうし、一週間できなかった仕事も溜まっている。

     

    こんなときこそ、ちと冷静になれと神様に言われているようでもない。

     

     

     

    本を読むのも土台が必要

     

    今回入手した資料は、今私が問題にしていることにピンポイントで答えを出してくれるような内容のものでした。

     

    しかしながら、初めに本を開いた瞬間に「うわっ、これ読めるのかなぁ、、、」と躊躇するような文体。

    あとがきに博士論文に加筆したと書いてあるのを見て納得。

     

    眉をひそめながら読み進んだのですが、気がつけば本の中は線と付箋だらけになっていました。

     

    以前の自分なら絶対に敬遠しそうな本ですが、今自分の強い興味の答えがこの本にあると思うと、人間の脳というのは思いの外すんなりと受け入れてしまうようで、読み始めれば文体も次第と慣れてくるもの。

     

    専門的な言葉使いでさえ、そのモノに対する知識の土台さえあればけっこう柔軟に対応できる。

    これは旧漢字、古い言い回しだらけの大正時代の嚢物の本と同じこと。

     

    結構知らないうちに色々なことを積み重ねてきたのかもしれないなとしみじみと思いました。

     

     

    ところで、今回買ったこの資料は古本として買ったのですが、前の持ち主が引いた線をところどころ見かけました。

     

    私は自分の資料として保存しようと決めると、かなり派手に線を引いてしまう方なのですが、自分が引いた線とその人が引いた線が微妙に違っていたりすると、この人は一体何をしている人なんだろう、何を目的にこの本を買ったのだろうと想像を巡らしながら読むのも古本を読む楽しさかなと思います。

     

     


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    【2018.02.19 Monday 16:31】 author : Rom筥
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    2018.2 講習会『念珠入(組入)名刺入』
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      2月の講習会は『念珠入(組入)名刺入』でした。

      この講座だけは年3回あります。

      そのぐらい基本中の基本というべき懐中物です。

       

      R.Sさんの作品(東京都在住)

       

      M.Kさんの作品(イギリス在住)

      N.Nさんの作品(東京都在住)

      薄手の帯地を使った作品です。

      薄手とはいっても、このサイズの嚢物を作るときは厚手扱いです。

      初心者レベルの人には、初めて型を作る大変さに加えて、布扱いの難儀がプラスされるのであまりお勧めはしませんが、いかんせん講座のサンプル画像に憧れてくる人が多いので、このような生地を選びたくなる気持ちはわかります。

      確かに厚手の生地で作ると仕上がりがとても立派なので、とりあえず現段階では念珠入れに限っては可にしていますが、厚手生地には相応の扱いというものがありますので、そのうち厚手生地を専門に使うような 講座を企画しようと思っています。

       

      K.Nさんの作品(兵庫県在住)

       

      E.Tさんの作品(東京都在住)

      念珠入れは単純な型の嚢物なので初級コースですが、現代の日本人が忘れ去ってしまった精密な貼り込みの技法で作ります。

      去年からのステップアップ講座に移行してからは、糊の扱い方を徹底的に教え込んでいるので、5時に終わる頃には皆さんぐったりしています(笑)。

      この型の技法は二段階方式で完結します。

      念珠入れが基本にして、四ツ襠紙入で更に上の技法を学びます。

      四ツ襠を受講したい方は、しっかり念珠入れを復習してから来てくださいね。

       

      H.Sさんの作品(神奈川県在住)

       

      K.Oさんの作品(神奈川県在住)

       

       

       

      『縢襠付筥迫』講習会

       

      講習会でよく縢襠付筥迫の話が出るので、最近の傾向などお話ししたいと思います。

       

      講習会を受講される方々のほとんどは、縢襠付筥迫に憧れて参加されるようです。

      (きっかけは筥迫でも、結局は貼り込みの楽しさに目覚めて他の講座を制覇する人が多いのですが)

       

      傾向としては、純粋に筥迫というものを作ってみたいという方、教本を見て一人で筥迫を作る自信がないので受講したという方に分かれると思います。

       

      ショップで販売している教本は、人生で一度の筥迫を作ることを目的とした婚礼や成人式、七五三が対象です。

      初めてでもぶっつけ本番で作る人がほとんど。

       

      それを考慮して、扱いやすい材料を選んだり、作り方を変えたりしています。

      ハレの日のためだけに筥迫が必要な方には、あまり問題はない違いと思います。

       

      かたや講習会の筥迫は、去年から最低3講座は出て初めて受講できる中級コースの内容に変更しています。

      こちらはより本格的な筥迫作りを目指しているので、教本とは根本的に考え方が異なります。

       

      一昨年までの「作品を作るための講習会」から「作り方を学ぶための講習会」へ方向転換しているので、「筥迫作りの救済」という目的には合わないかもしれません。

       

       

      教本を見て作る自信をなくしたという方も多いのですが、貼り込みの考え方は現代人にはちょっと馴染みのないものなので、頭で一生懸命理解しようとするとよけいにこんがらがって怖気付いてしまうのでしょう。

       

      こういうものはあまり頭で理解しようとせず、とにかく一つづつコマを追うことです。

       

      それでも理解する自信がない場合は、入門コースの金封袱紗に出て貼り込みの基礎だけ習ってみるというのも手です。

       

      基本的な考え方だけでもわかると、意外とすんなり教本に入っていけるかもしれません。

       

      中級の縢襠付筥迫は、教本よりずっと手間をかけた本格的な作り方をしますし、最近は「柄合わせ」の生地を持ってくるという指示があるので、以前のように自分の好きな生地で作ることができない。

       

      柄合わせができる生地というのは、連続プリントのある「小紋」のようなものになってしまい、結局筥迫に合いそうな派手な生地のものには連続プリントのものが少ない。

      結局、自分の作りたいものは講習会では作れないということになります。

       

      ですから、教本を見て一人で作る自信がないから受講したという方には、そこまでお金を費やして筥迫を作るのはもったい気がします。

       

      装飾裂以外の規制の裂で筥迫を作るとき、一番難しいのは効果的な「柄出し」です。

      どこにどのような柄を持っていくるかで、筥迫の出来が全く変わってしまうので。

       

      初心者には筥迫作りより、実はこれが一番ハードルが高いのではないかと思っています。

       

      そこで提案なのですが、どの講習会でもいいので、そこに目当ての布を持ってきていただければ、講習終了後に柄出しして差し上げます。

      あとはご自宅で教本を見ながら自作する。

       

      それなら筥迫以外の余計な講習にお金を使うこともなく、また先生から「こんないい加減な作り方じゃダメ!」なんてうるさいことを言われずにすみます(笑)。

       

      ただし、別の講座で筥迫用の柄出しを希望する場合は、必ず講習会前日までに「縢襠付筥迫用の型」をもってきてほしいと連絡ください。

      柄出しは「型」がなければ正確な印を付けることができないのでご注意を。

       

      入門コースの「金封袱紗」は、最近は申込日以降もけっこう席が空いているようになりました。

      新しい方には、以前より申込やすくなっていると思います。

       

       


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      【2018.02.13 Tuesday 22:52】 author : Rom筥
      | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      キーワード:我国固有の趣味
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        「袋物」というと、現代では園児が使うような巾着や、小学生のサイドバッグのような「柔らかい布地の手提げ袋」というイメージがあります。

         

        しかしその昔は、主に帛(布)と革で作られた「物を入れる(カバーする)」ような物は全て「袋物」でした。

         

        その中でも、茶道の「仕覆(しふく)」は今も昔もそのまま袋物というイメージですが、筥迫が袋物というと現代人にはちょっとイメージが結びつかない。

         

        筥迫工房の講習会ではまだそれほど複雑な型は作っていませんが、最近はこれらの袋物を熱心に作り込み、上達する人が増えてきました。

        このような人たちがいるうちに、徐々にでもかつての手提げ文化に入る前のあの複雑な型を作っていきたい。

         

        そうなると、現代人のイメージする袋物とどうしても区別したくなるのですが、やはり「嚢物(ふくろもの)」で書いた方が区別しやすい。

         

        漢検準一級で出てくる漢字なので、私も書けません(苦笑)。

        でもこのブログを見ているような皆さんは、ぜひ見た目で覚えていてくださいね。

         

         

         

        我が国固有の趣味

         

        筥迫というものは、現代人にはやたらと不思議な形に思えます。

         

        しかし袋物を取り巻く日本文化や筥迫の沿革を辿ってみると、実は成るべくして成ったという型のように思えます。

         

        筥迫は非常に日本的というか日本趣味なものです。

        (これらの成り立ちはブログでは書きにくいので、対面で話せる研究会のような場を借りてお話したいと思います。)

         

        筥迫と同じような時代に作られた袋物というのは、現代ではほとんど作られておりません。

         

        生活様式が変わったから、という言葉で片付けてしまうには実に惜しい、日本文化だからこそ生み出されたというような型がたくさんありました。

         

        その時代に書かれた袋物の本の中に、こんなキーワードがあります。

         

        紙入れが時勢と風俗につれて変換し内知人に洋服を着する者が多くなり(中略)同時に洋服用の紙入といふものが製出されたのでありました。(中略)

        形状や、材料や、意匠等によって、之れを三種に分類することが出来ます。

        それは我国固有の趣味に依って造りましたものと、欧米風を模倣したものと、和洋折衷して造りましたものと此三種類あります。(日本嚢物史:井戸文人 大正8年)

         

        其れらの技芸の中には、海外の趣味より来たものが有る様ですが、ここの私の説きます処の、袋物は、我国固有の趣味より生まれて発達致しましたもの故

        他の趣味に超越して其の型最も曲雅の風致あるもので在ります。

        (新型袋物拵へ方:藤井茂太郎 大正14年)

         

        西洋の手提バッグ文化が怒涛のように押し寄せた明治・大正期は、袋物業界は否が応でも一大転機を迫られました。

        それでも何とか西洋趣味を取り入れようとする姿勢が、当時の嚢物から感じ取ることができます。

         

        その当時の西洋趣味は、現代の私たちの目からすればどっぷり日本趣味ですが(笑)。

        それらの西洋趣味をすっかり取り除いたものが我が国固有の趣味。

         

        現代では、和柄を使った袋物を「和風」ということはあっても、「我が国固有の趣味」というほどの特別感は感じられません。

         

        筥迫工房では、この「我が国固有の趣味」を最大限に生かしつつ、ちょっぴり現代感も入れた嚢物を目指したいと思っています。

         

         

         

        日本固有の仕立て方

         

        ショップや教本の序文に「筥迫は和のカルトナージュ」という比喩を使っていますが、最近はこの言葉にやたらと違和感を覚えるようになりました。

         

        私が筥迫作りを始めた当時、ある方に貼り込みの説明をしたところ、「つまり和風のカルトナージュですね」と言われました。

         

        言われてみればそうなのかな?と深く考えずに思い使い始めたのですが、当時は「貼り込みとはなんぞや?」を解くようなレベルではなかったので、手芸的なノリで使っていました。

         

        しかし、その後資料として古い袋物を集め出すようになって、これはただのカルトナージュなどというものではない、ということに気がつき始めましたのですね。

        これはずっとモヤモヤと自分の中でくすぶり続けていました。

         

        古いサンプルを集めて知った「日本固有の趣味」というヤツのこだわり方が尋常ではなかったからですね。

         

        かつて或材料を以って或名工に最上の仕立を依頼しました事がありました。(中略)

        其形状、肉合、手ザハリなどが一点の難もなく、誠に鮮やかに出来て居ります。(中略)綴った痕跡が認められないのでありましたから、其事を質問しますと、全部針を使わないで作り上げたと得意になって居りました。(中略)

        上等品の製作の妙所は此仕立方に限ると申しました(中略)

        名工必ずしも糊張にはしませんが、最上等品に、最巧な技を揮ふのは之を第一とするのであります。

        (日本嚢物史:大正8年)

         

        材料に同じ革を用いましても日本風のものにあつては、その縫方までも日本趣味を応用して居ります。

        (日本嚢物史:井戸文人 大正8年)

         

        ここでは「縫方」とありますが「貼方」も同じようなことがいえます。

         

        作り方さえ日本趣味、というところがいかにもな嚢物ですが、ここにカルトナージュと簡単につなげられない理由があるような気がします。

         

        昔の日本刺繍の筥迫の仕立は、本職の職人さんが作っていたものです。

        現在の筥迫は業者さんが作っています。

        この二つは技術的には雲泥の差があります。

         

        しかしそんな筥迫仕立ての技術を持った職人さんは、昭和50年始め頃にはすでにいなくなっていたようです。

         

        職人さんがいなくなって久しい現代ですが、なんとか私たちの手で、あの時代の筥迫を蘇らせたいと切に願っております。

         

         

         

        ショップ『緒締め玉』入れ替えました

         

         

        「緒締め玉」とは、筥迫の「緒締め」として使われるビーズです。
         

        ショップでこの緒締め玉の種類を入れ替えることは前々から考えていましたが、ビーズは打ち紐と同じぐらい面倒で、今までのびのびにしてきました。

         

        しかし最近、意を決してビーズを入れ替えることにしました。

         

        「丸玉ビーズ」は色を絞りました(全10色)。

        「Aパール」は、前回使っていたパールからもうちょっと質の良いものに入れ替えました(全7色)。

        「ガラスビーズ(大穴)」は、元は大穴ビーズです。これは種類を色数を増やしました(全10色)。

         

        それと一袋単位の個数も6〜10粒にしました。

        値段を上げるよりも、個数を減らすことにしたということでご了承ください。

         

         

         


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        【2018.02.04 Sunday 18:57】 author : Rom筥
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        講習会:4月30日「雅型裁縫用具入」は中止になりました
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          本年度新規参入予定の講座「雅型裁縫用具入」ですが、教材予定の「籠」が仕入れられず、4月30日の講座は「中止」することになりました。

           

           

          先の記事で「教材は確定したので、あとは資料が用意できるかどうか」と書きましたが、とりあえず籠だけ仕入れておこうかと思った矢先、仕入れ先からあっさりと「取り扱いを中止した」と言われてしまいました、、、そんな、、、沈

           

          やっと開催できると思ったので本当に残念ですが、現在別のところで同じような籠を探してもらっている最中です。

          8月までに見つかれば開催、という何ともあやふやな状況となってしまいました。申し訳ない、、、。
           

           

          仕入は大変なのだ

           

          筥迫工房のショップでそうですが、このような教材は突然「入荷不可!」もしくは「仕入先が閉店!」となるので、自分の仕事がどんなに忙しくても急遽代替え品を探し回らなければならない。

           

          型を作ることより、教本を作ることより、何より大変なのが材料の調達で、常に戦々恐々としています。

           

          袋物を作るための材料が揃っているからこそ、ここまで筥迫や袋物を作ってくれる人が増えたのであって、これらの材料がなくなってしまうと、せっかく積み上げたこの文化さえなくなってしまう、という不安を常に抱えています。

           

          どこかに頼めば確実に手に入る、そこがダメなら同系の仕入先はすぐ見つかる、という時代ではなくなっているような気がします。

           

          小売業も本当に厳しい状況ですから、売れないニッチな商材は切り捨てられ、また店自体続けることができない状況に陥る。

           

          たぶんどの職種でも、材料や道具が手に入らなくなるということは増えてきていると思います。

           

          気力のあるうちは、どんなに大変でも代替えを探す、作る、という気持ちにもなりますが、年をとってその気力がなくなれば、それがきっかけで仕事をやめてしまう会社や職人さんたちがいる。

           

          筥迫工房のショップも、私がこの材料を調達する気力がなくなったらその時がお終いと思うので、どうぞ貼り込みの袋物を作りたい方は今のうちに関わっておいてください、、、ね(弱気)。

           

           

          千代田籠

           

          籠なんてどこにでも売っているし、受講者が近いサイズの籠を持ち寄って作ればいいじゃないの、と思われるかもしれませんが、中の仕切りが貼り込みなのであって、どんな大きさにでも対応できる型紙はそれこそ難しいのです。

           

          この外見だけ作りたいのであれば別に私が教えなくても良いのであって、今回の萌えポイントは、あの針山じゃなきゃダメ、あの籠でなきゃダメ、あの大きさでなきゃダメ、あのフォルムじゃなきゃダメ、という私なりのこだわりがセットになっているものなので、参加予定だった方はすみませんが気長にお待ちください。

           

           

          この型の原型は、昔、ウールのアンサンブルや浴衣など着たときに持っていた、上がもうちょっと長い巾着型の手提げ袋ですね。

           

          袋物の本には籠がついていないものを、千代田袋、利休袋など、色々な言い方をしているようですが、『日本嚢物史』には「籠付きの手提げ袋」としか書いていない。

           

          信玄袋の下が籠付きのものは籠信玄と呼ばれているので、今回の型を勝手に「千代田籠(ちよだかご)」といっています。

           

           

          今時は、あのような形状の巾着を持って歩く女の子は少なくなりましたね。

           

          去年、珍しく娘が「友達と浴衣が着たい!」と言ったので、お友達の分までこの手提げ袋と、浴衣、下駄などを用意し、かつて自分が和の気分にときめいたことを思い出しながら一人悦に入っていたのですが、現実は、

           

          「こんなのより普通のトートバッグがいい〜」

          「ビーサンの方が楽〜」

           

          ジェネレーションギャップに撃沈しました。

           

          確かに今時のバッグに慣れている世代には、こんな籠はただ使いにくいだけかもですね。

           

          正直私もそう思うからこそ、あくまで提げて持つものではない裁縫用具入れに仕立ててみたわけですが。

           

           

           

          信玄袋

           

          このような袋は信玄袋に属します。

           

          信玄袋といえば、日本において初めて使われるようになった手提げ袋です。

           

          このような型は昔々からあると思われているかもしれませんが、信玄袋が大流行したのは明治の終わり頃という、けっこう最近の話なんですね。

           

          火打袋や巾着は古代よりあったものですが、その使い方は何と言っても「提げ物」中心。

           

          着物といえば「帯」の文化ですから、帯に紐を通し、根付のようなストッパーで挟んでいたわけです(市井の人々はただ結んでいたかもしれませんが)。

           

          袋物のバイブル『日本嚢物史』によりますと、

           

          我が国の人は古来手に提げる物を持つということは殆どなかったのであります。

          明治初年ごろから此の風習を見るようになりましたので、沿革として述べる程の材料も少ないのでありますけれども、近来に至っては男女ともにこれが実際に必携用品となったので、その流行の変遷を記憶を辿って述べます。(日本嚢物史)

           

          旧字体だらけなのでこれでもわかりやすく現代訳にしていますが、大正8年に発行された本に「書くほどの歴史もない」と言わしめるほど、明治前の日本人には「手提げ袋」の文化がなかったということです。

           

          それが近来(あくまで大正8年)に至り、人々が信玄袋を常用するようになった。

           

          角の挟ミゴキと称する緒〆を用いてこれに打紐を通し、その紐で提げるようにしたのでありました。これを信玄嚢と称えました。

          これが明治初年に於ける手提物の最初と云うべき者であります。(日本嚢物史)

           

          「角の挟ミゴキ」とは象牙の「コキ」のことです。

          明治に入って怒涛のように押し寄せた西洋文化の影響もあり、やっと「手提げ」のようなものがちらほらと出始めますが、新しいものに敏感な若い人であっても、そこではまだ心動かされるほどの物ではなかったようです。

          それほどまでに「手提げ袋」は日本人に馴染みがないものだったのでしょう。

           

          鹿鳴館でしきりに舞踏会が催された折り、上流婦人間で西洋風手提袋として輸入の口金付手提袋が用いられたのが、明治30年に至って信玄袋として爆発的流行をみた。(日本袋物慨史)

           

          当時の人も雑誌などで情報は得ていたと思うので、鹿鳴館などの現実の西洋文化(日本趣味とは違う華やかさ)を知って、やっと手提げ袋というものを実感したのかもしれません。

           

          袋物業界は、信玄袋の全盛時代といわれた明治30年ごろをひとつの転機として発展していった。(日本袋物慨史)

           

          それでも信玄袋は日本的な意匠を持つ袋物といえますが、いかにも西洋型のハンドバッグが大衆化されたのは、大正十二年の関東大震災以後とのことです。

           

          ちなみに、信玄袋が実用本位の布を使っているのに比べ、千代田袋はコキを使わず、もうちょっと上品な布帛を使った婦人向けの袋といった感じです。

           

           

           

          日本は不思議の国

           

          厳密にいえば、手に荷物ぐらいは持ったかもしれないですが、手提げ専用の袋がなかった、ということです。

           

          現代に生きる私たちにとっては驚愕すべき事実ですが、私にはもう一つこれと同じぐらい意外だったことがあります。

           

          聖徳太子が生きていたような時代には「勾玉」などの装身具があったと思うのですが、それ以降は明治に入るまで、肌に直接つけるようなアクセサリーがなかったということ。

           

          耳飾りや首飾りは原始的な発想のアクセサリーだと思うのですが、そういうものに日本人は興味を持たなかったのでしょうか。

           

          江戸時代に黒船あたりでやってきた当時の西洋人たちも、ダイヤモンドのような貴石には目もくれず、形のいびつな茶碗を珍重する日本人にびっくりしたようです。

           

          半貴石のようなものは袋物の「緒締め玉」にもあるので、硬度が低いので加工しやすかったというのもあるかもしれませんが。

           

          髪型やら櫛などの装身具は盛りまくりなのに、ネックレスも指輪もピアスも存在しない。

           

           

          私たちの先祖が暮らしていた不思議の国ニッポン。

           

          袋物を通してかつての日本文化を知ると、現代日本がすっかり西洋化されていることを実感してしまいますが、それでも私たちがその遺伝子を受け継いでいると思うと、ちょっと誇らしく思えたりします。

           

           

           


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          【2018.01.25 Thursday 23:47】 author : Rom筥
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          筥迫講習会:携帯裁縫用具入&指貫と糸切りハサミ入
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            1月の講習会は「携帯裁縫用具入」と「指貫と糸切りハサミ入」でした。

            昨年まで、この二つの講習会は時期を離れて開催されていましたが、今年から二連続で開催されています。

             

            携帯裁縫用具入にジャストサイズの「(三条)みすやの糸切りハサミ」専用にハサミ入れを作り、そこに指貫を付けた講座を設けたのですが、この指貫をハサミ入れのストラップに付けたところ、あまりにも可愛いすぎるmoeハート

             

            ということで、是非このセットで作っていただきたいということで、二つの講座を連続して開催することにしました。

            連続で参加された方はセットで撮影しているため、今回は二つの講座をまとめて掲載させていただきます。

             

             

            F.Yさんの作品(愛知県在住)

             

            E.Hさんの作品(神奈川県在住)

             

            K.Oさんの作品(東京都在住)

             

            A.Hさんの作品(福井県在住)

             

            画像にしてみると大きさを実感できないですが、本当にどれもこれも小さいです。

            小さいけれどとても手が込んでいるというのも、愛おしさが倍増してしまう理由なのでしょう。

             

            C.Mさんの作品(岩手県在住)


             

            H.Sさんの作品(神奈川県在住)

            この裁縫道具入は、確か撮影のときに掛け紐が緩んで付けてあったのを見て、私がベリっ!と被せから背にかけて外した直後に撮影しました(くっついていないから手で押さえています)。

            抱き合わせが上手くいかないときは、このように外すことがあります。

             

            私があまりにも大胆に外すので、見ている人はびっくりするようですが、貼り込みではよくあることです。

            家に帰ってから外してもらってもよかったのですが、慣れていない人は怖くて大胆に外せない。

            恐々やっていると、力を入れてはいけないところまで力をかけすぎて本当に壊してしまうこともあるので、あくまで「慣れ」です。

             

            そんなワケで、できるだけその人の前でやって見せるようにしています。

            本当に慣れてくると、後々外して調節する可能性のあるところは、できるだけアイロンを使わないように作業します。

            これで完全に大丈夫!となってから、仕上げで念入りにアイロンで固定します(当て布を忘れないように!)

             

            L.Gさんの作品(東京都在住)

             

            K.Nさんの作品(石川県在住)

             

            A.Wさんの作品(神奈川県在住)

             

            M.Iさんの作品(神奈川県在住)

             

            K.Kさんの作品(東京都在住)

             

             

             

            端切れの取り扱い

             

            今回の講座では、どうしても端切れを探すことができないという方がいらっしゃったので、端切れを持参してその場で販売することにしました。

             

            ショップで端切れを扱う面倒さを考えたら、講習会で実際に手に取って、厚みや風合いを確認してもらうのが一番よい良いと感じました。

             

            そこで、今後はショップでの端切れの取り扱いを止め、入門コースや初級コースに限り端切れを持って行くことにしました。

             

            ただし、講習会の荷物が大量なので、私が持っていける量はそれほど多くはありません。

            好みの布があるとは限りませんので、あくまで当日の講習会でご使う端切れは各自ご用意の上参加ください。

             

            端切れを買い慣れている人はご存知と思いますが、端切れというものは小さいサイズでもけっこうお高いものです。

             

             

            古裂として布に価値のあるものもありますが、ほとんどが「手間賃」とお考えください。

             

            端切れを買うよりも古着で着物を買う方が安い。

            端切れ屋さんによっては「解かないで切るだけ」ということも多いようなので、そう考えれば気がラクかも。

             

            小さな袋物を作るだけなので、大量に余ってしまうのも、、、と考えるから、結局端切れに手を出すだけなのですが。

             

             

            以前、端切れは洗ってあるかどうかわからないから買えない、、、という方がいました。

             

            私はほとんどは手にいれた状態のまま使っていますが、あまりにも薄汚れた端切れ(それでも高い)の場合は「洗濯機の手洗いモードで水洗い」しています。

            以前、手洗いしてひどく「色移り」したとある人に話したところ、この方法を教わりました。(あくまで自己判断でどうぞ)

             

            しかし、昔の布は絹の質も良いしホント味がある。

             

            資源はいつかなくなるものなので、こうやって昔の質のいい端切れを変えるのも今の私たちまでかもしれませんよ。

            (そして家の中が端切れだらけになる、、、)

             

             

            講習会やっと落ち着く、、、

             

            2月の講習会申し込みは、2〜3日空き状態が続きました。

            去年からのステップアップ講座に変えて、やっと申し込みが落ち着いてきたという感じです(ふ〜)。

             

            「来月の講座の申し込みをし忘れてしまったので、キャンセル待ちお願いします!」

             

            「いや、まだ空いてますよ、、、」

             

            完全に申し込み時間を過ぎると席が取れないと思われている(汗)。

            今後は席が空いていることもけっこう増えて来ると思いますので、とりあえず申し込み画面が出ていないかをチェックしてみてください。

             

            去年まで申し込み開始を日付の変わる夜中0:00〜としていましたが、「12時まで寝ないで待っているのが辛い」という声を聞いていたので、今年から朝6:00〜に変更しました。

             

            しかしその途端「早すぎる!」「一番忙しい時間帯!」と言われる始末。

            あらゆる人を満足させる魔法の時間帯はない、、、。

             

            また来年からは夜中に戻すかなぁ、、と思いつつ、今後申し込みが緩やかになるのであれば、結局どの時間でも関係ないか、と思ってみたり(今年の申し込み状況を見て考えます)。

             

            もちろん、確実に申し込みしたい方は、その日、その時間を目指すことをお勧めします。

             

             

             

            最後に、、、お道具箱

             

            この携帯裁縫用具入れとハサミ&指貫のセットは「小さなお道具箱」的なイメージがあります。

             

            そこで最後に、最近見つけたこんな物をご紹介。

            懐かしのデビカのお道具箱がこんなことになっていた。

            (すごい!)

             

             


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            【2018.01.21 Sunday 09:47】 author : Rom筥
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            成人式と着物
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              ここ数年、年末年始は実家の父の介護が全て自分にかかってきてしまうので、私にとっては一番キツイ時期。

               

              さすがに自転車で片道30分の距離を毎日二往復すると、正月早く終われ〜という気持ちになってしまいます 沈

               

              お正月の後も押し迫った仕事が続き、昨日の刺繍教室の新年会で何とかピークを越えたところです。

               

              そんな新年会には、絶対着物を着る!と決めているのですが(そうしないと着物を着ることがない)、所詮年一回の着付けなので、そのハードルはやたらと高くなります。

               

              新年会の直日まで用事に追われ、実家の父の世話をして帰ってきたのが夜10時。

              疲れ切った状態で半襟付けて、せめて一回ぐらいは練習しておかないと、、、と考えると気が遠くなる。

               

              「この状態で着物なんて着たら死ぬ、、、」と私が呟くと、そばを通りかかった娘が一言、

               

              「着物着て死ぬぐらいならやめたら?」

               

              そうだよな〜、着物を着て疲労で死んだなんて笑い話にもなりゃしない。

              ということであっさり諦める。

               

              それでも当日はちょっとばかし諦められない気持ちもあり、洋服に羽織をジャケット代わりに羽織って参加しました(笑)。

               

              しかしその夜は疲労で体調を崩し、さすがに今日は一日寝て過ごしました。

               

              今年は、こんな状態にならないと休む気になれない、そんな自分の考え方を改めねば、、、と反省したのでした。

               

               

              成人式

               

              今年の成人式といえば「はれのひ」事件ですよね。

              着物を着たら死んでしまう身の上であっても(笑)、さすがに着物文化に携わる仕事をしている身には心が痛くなる大事件でした。

               

              その新年会で成人式の話題になり、それぞれ母娘での振袖の関わり方が話題になりました。

               

              最近ネットでこんな話がありました。

               

              家が貧乏で、学生時代は日用品や下着さえ自分でバイトしなければ買えなかったのに、成人式で母親に振袖を買われたことに腹を立て、今に至るまで一度も来なかった、という人の話でした。

               

              親としては、今まで何も買ってあげられなかったので「せめても成人式だけは、、」と思ったのでしょうが、娘さんとしては、そんな数度着か着ないかの高価なものではなく、学生時代にもっと普通の生活がしたかったということです。

               

              その話をしたところ、そこにいたAさんがこんな話をしていました。

               

              自分も成人式のときに着物は着なかった。

              着物に興味がない訳ではなく、母親が着物好きなので、絶対に自分には選ばせてくれないだろうと思い、そんな着物を着るぐらいなら成人式の振袖はいらないと断ったそうです。

              でも今は、あのとき振袖を着ておけばよかったなと思うそうです。

               

              「どんな変な着物でも、娘がしたい格好をさせてあげればいいのよ。娘が成人式に喜んで着物を着るかどうかは母娘関係が良好かどうかによるんじゃないかしら。」とのことでした。

               

              私もこんな仕事をしていますが、娘の成人式のときはどんな着物を選ぼうとも好きにさせようと思っています。

              (一枚ぐらいは筥迫を身に付けた写真も撮らせてね)

               

               

               

              ママ振り

               

              知り合いから、娘さんの成人式に筥迫を貸してほしいと依頼がありました。

              かつてブログに掲載した十三詣りでモデルになってくれたお嬢さんなので、そこは快諾。

               

              しかしお嬢さんは今時の着物が着たい、でもお母さんは自分が二十歳のときの着物を着せたい。

               

              このことを最近は「ママ振り(ままふり)」と言いますね。

               

              私も数年前の講習会で初めてその言葉を聞いたときにびっくりしました。

              ママ振り、ババ振り、おば振り、色々とありそうです(笑)。

               

              確かに今時のペラペラな着物に比べれば、ママの頃の着物はずっと上質なものが多い。


              このママさんのお着物も、元はお母様(成人式のお嬢さんにとっては祖母)の婚礼の白無垢です。

              ご実家の家紋が蝶だったらしく、新たに蝶柄を友禅に染付けたものを振袖に仕立て直したものだそう。

              (そりゃ確かに良いものだろう)

               

              お嬢さんがレンタルの今時の華やかな振袖になびいてるところを、そこを口説き落としてママ振りを着せることにした模様。

               

              私としては、お嬢さんが今時の華やかな着物に心惹かれているのなら、せめても小物は今時のものに変えてあげて、それに筥迫が合うのならば使ってみれば?とアドバイスさせていただきました。

               

              コーディネートいかんで着物はかなり違います。

               

              ママ振りコーデを探しているときに見つけた、こちらの愛知県の「きもの やまなか」さんのサイトが面白い。

              お母さんの成人式当時の写真と、現代で娘さんが同じ着物をコーディネートを変えて着た写真です。

               

              ママ振袖リメイク コーディネート

               

              しかし、お嬢さんたちがことごとくモデルのように可愛いいって一体どうしてなんでしょうね?

               

              化粧や着付け、撮影技術の技術が発達したことが大きいのでしょうが、昔のママたちだってその当時にしてみればきっと可愛かったはずなので、私たちが時代の目に慣らされてしまったってことなのでしょうか、、、。

               

               

              ********************************************

              講習会 入門コース『金封袱紗』

              ********************************************

              開催日:2月11日(日)

              お席まだ空いています。

              この機会にぜひどうぞ。

               

               


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              【2018.01.14 Sunday 21:46】 author : Rom筥
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