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東京の雪の日事情

昨日、東京は久しぶりの大雪でした。

午前中は雪が降るような天気ではなかったものの、テレビでは帰宅時間あたりに大雪になりそうとのことだったので、ちょうど教室の日ということもあり、全員に確認して急遽教室はお休みということになりました。

雪国の方から見れば積雪8cmで大騒ぎするなんて失笑ものでしょうが、東京でこのぐらい降るのは2年に一度ぐらいしかないので、そりゃ交通網もマヒしますわ。

 

しかし昨日はショップからの注文が相次いだので、私は通常通り工房に行って遅くまで仕事をしておりました。

家から工房までは自転車で20分ぐらいなので、雪でも歩いて帰れるわぐらいに高を括っていたのですが、気がつけば夜の8時、、、。

外は一面の雪景色でした。

雪に雷も珍しかったですよねぇ。

真夜中かと思うほど、人も歩いていなければ車もまばら。

雪の中ヒーヒー言いながら自転車を押しつつも、珍しい降雪に心ウキウキで(子供か!)1時間以上かけて家に帰りました。

 

家に帰ると、家人は早期退社で在宅、娘はたしか春休みで今日は在宅のはず、なのにいない、、、?

家人曰く「雪の夜の街が見たいと散歩に行った」。

ただただ雪が珍しい、これが東京人です(笑)。

 

母と雪かきの思い出

そして今日、外はどんな状態でも工房には行かねばならぬのです。

なぜかといえば、急いで「雪かき」しなければならないからです。

工房の前は人通りの多い歩道です。

実家の母が生前、雪が降った後はとにかく「急いで雪かきをしないと!」と言っていたのを思い出します。

雪かきをしないと通行人が通れない!というのは表向きで、家の前の雪かきが少しでも遅くなると、隣の家の人に雪かきされてしまうからです。

工房(実家)のあたりは家幅の狭い家が長屋のように連なっているので、自分のところだけやるとそこだけポツンと嫌味ったらしく目立ってしまうし、自分の家の前だけだと距離も短いのですぐに雪かきが終わってしまう、だから隣の家の分までやってしまおう!という感じになるのですが、そうするとやってもらった家の人は、雪かきもしないだらしない家と見られて恥ずかしい(母談)思いをするわけです(めんどくさいなー)。

そんなワケで、母は隣の家の雪かきの音に耳を澄ませ、その音が始まると急いで外に飛び出して雪かきをするので、そこからは近所中で一斉に雪かきに発展します。

こんなに狭いところなんだから2〜3人が代表してやればいいのにと思うのですが、狭い道を大勢の人が大騒ぎしながら雪かきしている様はなかなか笑えるものがありました。

 

自宅のマンションでも雪かきは住人総出でやるのですが、皆が一斉に出てくるので雪かきスコップ(マンション用)が足りない。

どうしても自分用のスコップが欲しい!と言ったところ、家人から東京なんて2年に一度ぐらいしか雪かきするほどの雪なんて降らないんだから、そんなもの必要ない!と却下されていたのですが、内緒でマイスコップを買ってしまいました(笑)。

それがこれ。

雪国の人が見たら笑われるぐらいささやかな大きさ(笑)。
今は工房に持ってきているので、誰にも文句を言われずに雪かきスコップが使えます。

 

しかしそんな私でも、さすがに去年圧迫骨折をしたので、雪が硬かったら雪かきはあきらめようと思っていたのですが、今年の雪は10時時点で半分以上溶けていたので、それほど無理なく周辺の雪かきを終えることができました。

今は昔と違って、住人は雪かきなどできない年寄りが増えてしまったので、隣のおじさんと二人で手分けして静かな雪かきでした。

 

こんな雪かきも楽しいと思えるほど、たま〜にしか雪が降らない東京の雪の日事情でした。

 

 

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突然ですが、、、

突然で恐縮ですが、教室、ネットショップをしばしお休みさせていただきます。

 

先月、父の車椅子介助の際に、ずり落ちそうになった父を咄嗟に後ろから持ち上げようとして腰を痛めてしまいました。

病院でMRIで調べた結果「脊椎圧迫骨折」と判明いたしました。

背骨を固定して絶対安静!ということで、日常生活にドクターストップがかかってしまいました。

前日まで教室も開いていたのですが、一夜明けてベット生活に、、、(涙)。


当分の間は鎧のようなコルセットをして安静に寝ているしかないので、教室、ネットショップともにとりあえず6月いっぱいは「全休」とさせていただきます。

とはいえ、治るまで何ヶ月かはかかるようなので、どんな状況で再開できるかは今の段階では何とも言えません。

ネットショップは完全に閉鎖することも考えたのですが、いつか必ず再開する(!)の意思を込めて、カートの表示のみ消すことにしました。

つまりカートが表示されるまでは、注文は受けられないということでご了承ください。

ただしそれをすると「お問い合わせ」のフォームも使えなくなってしまうので、お問い合わせはメールか、InstagramのDM(メッセージ)を使ってご連絡ください。

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ありがたいことに安静にさえしていれば痛みはそれほどなく、ひたすら骨が固まるのを待つという忍耐生活に入ります。

しかし、常日頃から家でのんびり過ごすということができない性分なので、このダラダラとした生活がどこまで耐えられるのかすでに憂鬱になりかけています。

目下、Amazon prime で映画を見まくる毎日です。

今はスマホやタブレットさえあれば、こうやって寝ながらでもブログやSNSはできるし情報発信もできます。

良い時代になりました。

 

十数年前に腹膜炎で入院した時はまだガラケー時代だったので、友人に頼んで山ほど小説を持ってきてもらい貪るように本を読んで入院生活を乗り切っていたことを思い出しました。

本はどんなジャンルが好きなの?と聞かれて、あなたが面白いと思った本もしくは書店に陳列されている中からあなたが面白そうだと思う本!という注文をつけて持ってきてもらいました。

人それぞれ全く違う本が届くので、それがまた面白かったのを覚えています。

この機会に韓流にハマることになるのか、さすがにゲームには手を出さないとは思いますが(汗)、皆さんも何かおすすめの本があったら是非ご紹介ください。

 

落ち込んでなければ、ブログも時々更新致します。

自分で作ることはできないので、皆さんが作ったもので掲載させていただけるような写真ありましたら是非送っていただけるとありがたいです。

 

 

デジタルはより身近になる

先日、ついに恐れていたことが起こりました。

それは愛用のiMacが急に動作不安に陥ってしまったのです。

私は一台のMacのみを使っているので、これがダメになるとパニックに陥ってしまいます。

 

購入から3年を過ぎると、PCが不安定にならないように祈る毎日。

「(PCに何事も起こらないのは)毎日神様にお祈りしているおかげだね!」そんなCMがありますが、あれ私のことです(苦笑)。

以前はPCが不安定になると、PCに強い人にひたすら頼っていたのですが、それはそれで結構屈辱的な目にあうので、次第にそれが大きなストレスになってきました。

PCのメンテナンスができないヤツがPCを使ってんじゃねーよってな感じです。

 

PCという大きな家には、作業ごとに専門の部屋がいくつもあり、そこで作った膨大な作品を入れるための倉庫があります。

ただの事務作業であればそれほど大きな家は必要ありませんが、作品を作るようなモノづくりがメインになると、設備も倉庫も大きなものが必要となるので、それらがどんどん家を圧迫していきます。

そしてその重さで家が倒壊しそうになった時に、雨漏りを探したり、補強の柱を追加したり、倒壊したらすかさず立て直せるよう、日頃から小まめに「DIY」の知識を備えておくというのがメンテナンスということです。

 

自分の仕事の他にDIYの勉強なんて出来ない!という私のような人間が、人に頼らず、仕事道具や大事な作品を守るための手立ては一つ、倒壊する前に新しい家に引っ越すことです。

しかしデジタルの世界は常に新しい環境に変化していくので、新しいPCを買っても以前と同じ状況でセットアップできるわけではなく、これまたわからないことだらけ。

PCが壊れる+新しいPCの設定に悩む、という一連の作業がトラウマになっていました。

 

しかし今回新しいMacを買って、意を決して自分でセットアップしてみたのですが、なんというかもう、、、簡単、、、で唖然。

PCが使えなくなった状況で、翌日の午前中にApple Storeに駆け込みiMacを買ってそのまま持ち帰り、夕方には使えるようになっているという夢のような状況。

top画像はセットアップのため作業台で行っていたのですが、別の作業をしながらでもあっという間に終わってしまった。

 

そして改めていつもの作業場所にMacをセットして壁紙変えて、やっと落ち着いたところ。

Macのデスクトップに何もないのが新鮮ですが、自分の机周りは相変わらずの混雑状態。

(でも穴蔵のような中で仕事をする方が落ち着くのよ)

 

Macの設定も簡単になって、バックアップも自動でMacがやってくれるし、データもアプリもほぼクラウド上で管理できるようになったことが大きいのですが、それに加えて自分自身の変化というのも少し影響しているような気がします。

苦手意識が大きいと、ちょっとした設定ミスが起こると過剰に自信を失い、ビクビクした思いは更なるミスを誘い、全ての自信を失墜して、やはり自分は出来ない人間なんだと烙印を押してしまうのですね。

それが最近、もしかしたら自分でも出来るかもしれないと思うようになったのです。

このちょっとした私自信の変化に、少なからず影響を及ぼしているのは我が家の「娘」の存在です。

 

 

デジタル世代

 

このところ我が家の娘については全く書いていなかったのですが、以前ブログでは「不思議ちゃん」と書いていたので、ここでも不思議ちゃんと呼ばせていただきます。

不思議ちゃんは絵に描いたような「Z世代」です。

いわゆるデジタル世代ですね。

彼らはインターネットやデジタル機器の受け入れ方があまりにも自然で何の障害もありません。

 

特に驚かされるのは「検索力」と「情報収取能力」の高さです。

欲しい情報にいかに早く辿り着けるかに長けているので、ネットとSNSを駆使してあっという間に情報を収集していきます。

SNSはTwitterがメインですが、フォロワーは何万人もいて(ケタが違いますね)、年齢不詳の見ず知らずの人たちや、外国の人たちとも極自然にコミュニケーションしています。

(その代わり自分を特定されないようにすごく慎重)

私が情報の渦の中で「できない」「わからない」ともがいて、自らが起こした波で溺れているその横を、スイスイと泳いで何事もなく対岸に辿り着いているような感じです。

私と似たような道に進んでいるようでいて、それが全てネットの世界で展開しているので、その概念も価値観もまるで異なります。

 

アナログ世代がまず壁ありきで頭に入れようとするのに対して、完全にバリアフリーでいとも簡単に自分の世界を構築している姿を見ていると、苦手意識にがんじがらめになっている自分がなんだか過剰に荷物を抱えているように思えて、もっと気楽に考えてもいいんじゃなかろうかと思えるようになりました。

人は昔に抱えたトラウマをずっと引きずってしまうものですが、実際にはものすごい勢いで時代も環境も変わってきています。

スマホ普及やChatGPTの出現で、万人が使いやすいようにデジタルの方から近づいて来てくれる世の中になったので、自分がちょっとリミッターを緩めるだけで、今まで端から無理だと思っていた情報に難なく辿りついていることに気が付きます。

特に年を取ると、よりリミッターはかかりやすくなりますからね。

 

ちなみに彼らは、witterで関わる人々の属性をほぼ文章だけで推測するそうです。

今まで気軽に会話していた人に、実は自分よりずっと年上の娘がいると知ってびっくりしたなんてことはよくあるそうですが、40代ぐらいでは文章で推測できないことはあっても、50代以上の人はどんなに若者っぽく振る舞っても絶対わかると言っていました。

いわゆるおじさん構文、おばさん構文のことなのでしょうが、私もつい「…」や「〜」は多用してしまいますが、我々世代の「…」は「余韻」を表すのに対し、若者たちは「疑問」に使うらしいですよ。

でもいくら古くても(笑)を「www」には変えられない〜

 

 

サーティーワン フレーバー総選挙

 

話は全く変わりますが、今日(5月9日)は「アイスの日」だとのことで、サーティーワンのフレーバー総選挙の結果が発表されましたね。

サーティーワンについては、もしかしたら以前ブログで同じ話題を出したことがあるかもしれませんが、私の鉄板ネタなのでもう一度出します(笑)。

 

それは私が20代初め頃の昔々のお話。

当時仲の良かった友達のKちゃんと原宿に行くと、ショッピング帰りにいつも立ち寄るのはサーティーワン。

注文するのはレギュラーの「ダブル」で、二人ともフレーバーは必ず決まった組み合わせでした。

 

rom筥 →チョコミント+バーガンディーチェリー

Kちゃん→ラムレーズン+ジャモカアーモンドファッジ

 

注文の列に並びながら「私たちいつも変わり映えしないね〜」なんて話をしていたところ、私たちの前に並んでいた太った外国のおじさんが「トリプル」を注文しました。

常に同じフレーバーしか頼んだことのない私たちは、おじさんがトリプルでどんな組み合わせを頼むのか興味津々。

それは、3段同じフレーバーでした(何だったか忘れた)。

衝撃を受けた私たちは、その日初めてトリプルというものを注文したのでした。

 

しかし完璧な組み合わせにプラスしたフレーバーはそれぞれとても残念な味で、大好きな二つの味が汚されるようでとても悲しい思いをしました。

やはり次はよく考えてから3段目を決めようね!ということでその日は別れました。

そして後日、Kちゃんに「3段目のフレーバーを決めた!」と言われたのが次の組み合わせでした。

それは、、、

 

ラムレーズン(!)+ジャモカーモンドファッジ(!)+ラムレーズン(!)

 

そんなKちゃんに嬉しいお知らせ。

Kちゃんの好きな「ジャモカアーモンドファッジ」は2023年では「5位」です!(ラムレーズンは25位)

そしてrom筥の好きな「チョコミント→2位」、「バーガンディーチェリー→6位」(期間限定はなんと1位!)

パチパチ!!

 

PC祝いに、今日は「バーガンディーチェリー」のハンドパックをパイント(6人分)で大人買いして帰ろう。

バーガンディーチェリーは期間販売のため5月末までの販売ですが、なくなったらそれでおしまいのようなのでお好きな方はお早めにどうぞ。

 

ちなみに、2023年の1位は「ラブポーション」です。(食べたことない)

え?!「ポッピングシャワー」は???と思ったあなた。

ポッピングシャワーは無双すぎて殿堂入りになっているらしく、投票自体できないのだとか。

なるほどねぇ。

 

サーティーワン フレーバー総選挙

 

 

 

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木綿の感化

▲こちらは画像のみです

 

このところ、急激な寒暖の差で体調をくずされている方も多いのではないでしょうか?

我が家の娘は、子供の頃から、春から夏、秋から冬に移り変わるころになると、気候の変化についていけず必ず体調を崩します。

私はほとんど風邪もひかない健康体なのですが、やたらと寒がりで、冬の午前中は爬虫類のようにほとんど体が動きません。

 

そして教室などで「寒い」という話題が出てくると、つい柳田國男の「木綿」の話をしてしまいます。

柳田國男は「木綿以前」と「木綿以後」という言い方で、木綿の存在が日本人の生活や生き方、考え方にどれだけの影響を与えたかを説明しています。

今回は筥迫から離れて、この「木綿」について書きたいと思います。

 

木綿が我々の生活に与えた影響が、毛糸のスエーターやその一つ前のいわゆるメリンスなどよりも、遥かに偉大なものであったことはよく想像することができる。

現代はもう衣類の変化が無限であって、とくに一つの品目に拘泥する必要もなく、次から次へ好みを移して行くのが普通であるが、単純なる昔の日本人は、木綿を用いぬとすれば麻布より他に、肌につけるものは持ち合わせていなかったのである。「木綿以前のこと」

 

現代の私たちが最も安価な衣服として用いている「木綿」は、完全に庶民の衣服として定着するのは江戸中期以降です。

それ以前は、実に1000年の長きに渡り、日本人(庶民)は一年中「麻」(もしくはそれ同等の素材)の服を着ていたんですね。

真冬に「綿」でも寒いと思うのに、「麻」の着物を着て極寒を過ごすなんて、現代人には想像もつかないことです。

昔の人が寒暑につけて、天然に対する抵抗力の強かったことは、とうてい今人(こんじん)の想像の及ばぬところであるから、素肌に麻を着て厳冬を過したとしても不思議はない。「木綿以前のこと」

 

綿の種は室町時代頃から日本には入っていたようですが、栽培は根付かず、江戸以前まで綿製品は輸入物に頼っていたようです。

日本国内において本格的に「綿作」が行われるようになるのは「江戸期も半ばを過ぎて」からのようで、短期間に広がって行きました。

輸入物であっても暖かい綿製品の存在を知っていたのなら、なんで勤勉な日本人がもっと以前に栽培の研究を試みなかったのかと思ってしまいますが、その需要の起爆となったのは、木綿の染色における適性と柳田國男は書いています。

色々の染めが容易なこと、是は今までは絹階級の特典かと思っていたのに、木綿も我々の好み次第に、どんな派手な色模様にでも染まった。「木綿以前のこと」

それって暖かさを求める努力するよりも、色物の着物を着るため(おしゃれ)の努力をする方が、よりモチベーションが高かったってことなの?!

 

ところで、明治34年には「裸足禁止令」というもの出ているのですが(笑)、それまではよほどの病人でない限り、庶民は真冬でも裸足でした。

薄い木綿の足袋でさえ、足を覆う布があれば感動するぐらいの暖かさを感じたと思いますが、この裸足禁止令も防寒目的ではなく、衛生面(ペストなどの予防)が目的だったそうな。

 

浮世絵にも、雪の降る中で裸足に草履姿が描かれていますが、せめて上から布を巻くとかいう発想はなかったのかしらんと思っていたところ、つい先日、ウクライナの戦争において、ロシアの兵士たちが、物資不足から2013年に禁止された「足布(ポルチャンキ)」を使い出したというニュースがありました。(以下は2013年の記事です)

足に布巻くロシア軍の習慣、国防相が禁止命じる

彼らはブーツがあっても足布を必要としているのに、昔の日本人は「そんなの無くてもヘーキ!」と言っているようで、ただただ驚くばかりです。

(ちなみに、江戸時代の冬は現代より数度も低かったそうです)

 

 

カムイ伝と綿花栽培

 

江戸中期以降は綿の全国的な需要の増加によって、綿価は米価に比して有利となっていくのですが、この綿作については、私は何といっても白土三平の「カムイ伝」が思い出されます。

忍者漫画だと思っていたのに、壮大な歴史漫画だったという意外性に、楽しんで読んだという記憶よりも、裏教科書を読んでいるような気分で、一揆やこの綿花栽培の話は強烈な印象として心に残っています。

こんな時代を経て、日本人の衣を支えてきた「綿」という存在に、あらためて敬意を感じました。

 

時代劇でしか江戸の時代を知らない人に、いや日本人には是非読んでいただきたい「カムイ伝」ですが、いかんせん大長編漫画なので、う〜ん図書館などで借りるといいのかも。

ちなみにタイトルの「カムイ」は忍者ですが、この本にはカムイは頻繁には出てきません。

カムイの姉(ナナ=非人)の夫となる正助(最下層の農民である下人から本百姓となる)がほぼ主人公という感じ。

「カムイ外伝」の方は忍者中心の話なのでお間違いなく。

 

 

木綿の感化

 

いずれの民族でも同じかと思うが、木綿着用の歴史には記念しなければならぬことが多い。

しなの山本修之助氏の集めた佐渡の民謡の中に「シナのはだそで脛こくる」という盆踊唄がある。

シナというのは級の木の皮で織った布、もとは通例は肌にも麻を着けたが、土地によっては湯具にまで級布を用いたのである。

肌膚がこれによって丈夫になることも請合いだが、その代わりには感覚は粗々しかったわけである。

ところが木綿のふっくりとした、 少しは湿っぽい暖かみで、身を包むことが普通になったのである。

これがわれわれの健康なりまた気持ちなりに、何の影響をも与えないでいられた道理はないのである。

日本の若い男女が物事に感じやすく、そうしてまた一様に敏活であるのも、あるいは近世になって体験した木綿の感化ではないかと、私たちは考えているのである。「明治大正史(世相編)」

※この本は昭和5年に書かれているので、戦前の若者のことを言っているのですが、現代の若者のことか?と思ってしまいます。

 

綿は衣食住の「衣」に劇的な変化を与えましたが、高温多湿の日本という国にあってはオールマイティーという訳にはいかなかったようです。

吸湿・放湿性に優れ丈夫な「麻」は、日本の夏には大変適した素材だったので、夏に綿を用いることは

肌と着物との間にいくつもの三角な空き地を作っておいて、たびたび扇の風を送り込まなければ、汗を放散させて清涼を味わうことができなかった。「明治大正史(世相編)」

 

その転換期においては、麻に比べ手足にまとわりやすく感じる木綿がために、わざわざ糊を多く用いてゴワゴワな肌触りの布にして、洗濯の度に打ち平めて、麻の感触を残したのだとか。

しかしそれも束の間、明治に入ると日本人はすっかり木綿に順応していきます。

紡績の工芸が国内に発達してくるとともに、木綿の着心地は公然として変化した。

もはや洗濯物の糊の強さ柔らかさを、深く詮議する者はいなくなり、衣服はこのとおりいつもやや湿って肌に附くものと相場が決まってしまった。

女性の姿のしおらしさが、遠目にも眼につくようになったのもこのころから、またその細かな内々の心遣いが、掬み取らるることになったのもこのころからであるが、その代わりにはいくぶんか人に見られるのをもっぱらとする傾きを生じ、かつやや無用に物に感じやすくなってきたことも事実である。「明治大正史(世相編)」

 

柳田國男がいうところの「木綿の感化」は、現代人にとっては当たり前すぎて、もはや共感さえ難しいのですが、多分こんなイメージかな?と思うようなことがあります。

私は真冬でも薄い木綿のパジャマで寝るのが好きなのですが、我が家の娘はマイクロフリースの毛布が大好き過ぎて、真冬でもその感触を肌に感じたい!ということで常に半袖Tシャツを着て寝ています。

こんな「マイクロフリースの感化」を受けた人間は、きっと「ガラスのように物を感じやすい」柔な現代人の成れの果てなのだろうと思ってしまいます(笑)。

 

 

麻はケガレを祓う

 

ちなみに、木綿の出現以前に日本人に長く愛用されてきた「麻」は、神事とも深い関わりがあります。

古来「ケガレを祓う」ものとして、神社でのお祓いに使用する御幣 (ぬさ) や、相撲で横綱が締める綱にも用いられています。

以前、神事用に作られた麻の房に、やたらと感激した覚えがあります。(麻で房を作る!)

 

そして袋物で言えば、「守り巾着」の内布は、「清浄、潔白」を表す「白」と「ケガレを祓う=麻」で、白麻を使うのがお約束なのだとか。(現代では必ずしもというわけではないようですが)

 

 

 

 

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今夜も調合!手作り化粧水

 

娘の成人式を1ヶ月前にすませたというのに、肝心の筥迫の刺繍がまだ出来ていないという体たらく。

1月は何かと忙しくて刺繍教室に通えなかったので、いくら後撮りで使うとはいえ今月中に刺繍だけは仕上げたいと必死に刺繍しています。

 

そして先日、久しぶりに刺繍教室に行ったところ、この冬の寒さで手の平がカサカサで糸が撚れない、、、。

 

手のヒラをペロンと舐めて糸を撚るのは日本刺繍あるあるですが、知らない人がこれを見るとさすがにドン引きされます(苦笑)。

 

正直なところ、糸撚りはこの人間の唾が一番なんですが、刺繍教室でもさすがに人前ではやりずらい。

特にこのご時世では、かなりのアウトな行為です。

 

そんなとき、同じ刺繍教室に通うN.Nさんから、これどうぞと言われて渡されたのが「グリセリン水」です。

 

グリセリンは医薬品、化粧品、食品添加物などにも使われるアルコールの一種です。

グリセリンは肌の水分をキープする優れた吸湿性があるので、スプレーで手に一吹きで手に潤いが浸透します。

要は極めて単純な化粧水ということです。

 

日本刺繍では人間から出る唾やデコ油😅は使っても、ハンドクリームはNG。

(デコ油を使うときはファンデーションも不可)

でも単純なグリセリン水なら、唾をつけるのとそれほど遜色はあるまい。

 

グリセリン水を付けた後は、水分が抜けるまで手を揉みますが、しばらくは潤い感が残るので糸を撚るのにとても具合良し。

なんという救世主!(N.Nさんありがとう!)

 

ただ、使う際にはちょっとした注意が必要です。

 

 

今夜も調合!手作り化粧水

 

私にとってグリセリンは日頃から常備している大変馴染みのあるものです。

20年来愛用している「手作り化粧水」になくてはならない素材だからです。

 

手作り化粧品を使うようになったきっかけは、基礎化粧品をもっと単純に考えたいということだったと思います。

元々、美容というものに関心がないというのもありますが(愚)、とにかく化粧などに手間隙をかけるのがイヤなのよ。

 

別段「自然派」というわけでもなく、単に「自分で作れる!」というところに一番惹かれたんでしょうね(笑)。

 

作ると言っても調合するだけなのですが、それでも保存がきかないので頻繁に作らねばならず、都度容器洗浄もあるので手間といえば手間なのですが、既製の化粧品をどれがいいのか調べる方が私にとっては手間だということ。

 

とにかく自分で作った感がほしいんだわね。

(さすがに自給自足しようとまでは思わぬが、、、)

 

手作り化粧水がなにかわからない方はこちらをどうぞ。

メーカー研究員も推す「手作り化粧水」

 

かといって、手作り化粧水が絶対にオススメかといえばそうとも言い切れない。

合う人合わない人がいますし、やることは単純であっても使い方を間違えればトラブルになるからです。

 

作っている最中に雑菌が入ってしまったり、保管が悪く汚染したものを使うより、既製品のように安全な防腐剤を使い、雑菌なく完璧にクリアな環境で作った物の方がずっと安全だと言えるからです。

 

我が家の娘は時々化粧水のフタを閉め忘れることがあり、それを見ると私はキレてしまうのですが、娘はそこまで怒るか?という顔でキョトンとしています。

こうやって、防腐剤のおかげでモノが腐らないと思っている現代人の感覚のズレを学ぶのですね。

 

 

手作り化粧品を扱うショップは多々ありますが、私が長年使っていたのは「DUTY」さん。

理由は扱う素材が少なくレシピが単純だから(笑)。

つまり初心者にはハードルが低い。

 

かなり長い間使っていたショップではありましたが、ちょっと時代に遅れている感を感じ、数年前に自然派と手作りの中間ぐらいの化粧水に変えてみました。

しかし、どうもこれじゃない感があり(悪くはないけど物足りない)、昨年より「mondy moon」さんに変えています。

近頃はずいぶんオシャレになったものだ。

 

 

目新しい素材が多く少しずつ変えながら試していますが、DUTYの素材そのままと違い、ビタミンC誘導体もAPPS入り!

 

当初は田舎から都会に出てきた感で使っていましたが、しかし使い続けていると、単純に素材そのものだけで作ってもいいんじゃない?という気持ちも出てきた今日この頃。

もうちょっと遊んでから初心に戻るかも。

 

ちなみに私が手作りするのは「化粧水」まで。

クリームまで手を出すとめんどくさくなりそうなので(苦笑)。

 

 

興味のある方は初めからハードル上げずに、先のサイトにある単純なレシピから始めるとよいかと思います。

市販のものは多くの人が安心安全に使えるように研究されている良さがありますが、自分で作るということは自分に合うものを自分が研究しなければならないということ。

 

興味のある方はどうぞ自己責任でお試しください。

 

 

****************************

 

先程の日本刺繍の糸撚りにおすすめの「グリセリン水」のレシピです。

 

1)精製水:50cc

2)グリセリン:小さじ1/2(2.5cc)
 

※この分量から始めて、潤い感が足りないようであれば、グリセリンの配合は最大小さじ1(5cc)まで少しずつ増やしてください。

それ以上は反対に肌の潤いを奪い乾燥を促すので要注意!

 

この分量(50cc)にしているのは、毎回使い捨てできる量だからです(家で刺繍をするとき仕様)。

リードクッキングペーパーを小さく畳んで小皿に置き、このグリセリン水を染み込ませるとぴったりの量で、少しキッチンペーパーから出る余分な水気を捨てればこぼす心配もなし。

 

毎回使い捨てするのであれば、水道水でもOK。

つまり用意するのはグリセリンのみ。

グリセリンは薬局で販売しているものでOK。

 

作り置きしたいなら精製水を使い、この倍量を作ってアトマイザーに入れて冷蔵庫保管し、2週間で捨てます。

次に作るときは容器を綺麗に消毒してから使ってください。

 

結局、化粧水を手作りする最大のデメリットは「容器の消毒が面倒!」に尽きます。

だから使い捨てる量で作ります。
 

刺繍をしながらお手てもしっとり保湿ケア。

オススメです。

 

 

 

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「実用的」とはこれ如何に

以前ある方から「実用できる懐中物がほしいんです」と言われたことがあります。

 

縢襠筥迫は礼装用なので実用的とは言い難いですが、その他の懐中物は昔作られていたサイズ感で作っているので、どれも実用できますよと言って色々なサンプルをお見せしたところ、その中に一つを指差して、

「私が実用できるのはこれだけです」

 

そう言われたのが、この「利休型紙入」でした。

 

基本の利休型はマチがないのでとても薄型です。(応用型は襠有り)

 

つまりその方にとっては、厚みがある懐中物は襟元を崩すので「実用的でない」という考え方だったようです。

 

「私から見れば、そんなあなたのかっちりとした襟元の方が実用的でないですよ」とこっそり思ったものです(苦)。

 

 

 

朝ドラネタ

 

毎日テレビは付けっぱなしのラジオのようなもので、ほとんどじっくり見ることはないのですが、唯一まともに見ているのがNHKの「朝ドラ」です。

 

前回の「おかえりモネ」は現代モノだったので、御多分に洩れず「俺たちの菅波」を萌え感を持って試聴していましたが、今回の「カムカムエブリバディ」は戦前中後が舞台なので、やはり時代的な着物に目がいってしまいます。

着物や半襟の柄、コーディネートにも目が行きますが、仕事柄どうしても胸元が気になる。

 

今回は主人公「安子」のBF「稔」の母親役のYOUさんの着こなしが素敵だなと思って見ています。

 

このゆるっとした髪型も、今までの金持ちの家のしっかりとした奥様というイメージよりは、苦労知らずのお嬢様がそのまま大人になってしまったというと感じですね。

そして帯を下目に締めて、ゆったりとした胸元。

 

このぐらい胸元がゆったりしていたら、厚みのある袋物でも「実用的でない」なんて言わせないのになぁ。

何か入れてほしいなぁと思っていたら、先日の回で紙入れが登場していましたね。

 

主人公、安子と初めて対面するシーン。

 

「ちっせー商店街の、ちっせー店」のセリフが印象的でした(笑)。

 

 

貼り込みの袋物細工に呼ばれる人々

 

講習会や教室で「貼り込みの袋物細工」を教え出してから、ここに呼ばれる人々に不思議な共通点があることに気がつきます。

 

なぜか最も多いのが「つまみ細工」をする人々。

これは圧倒的に多いです。

 

その他には「人形」が趣味の人々(作る人、集める人)も多い。

 

ひたすら美しいけれど、あまり実用的でもないところが共通点なんでしょうか。

 

そして、アパレル関係なら、デザイナーは来ないけれど「パタンナー」は多い。

貼り込みのパターンが面白いからなんでしょうかね?

(縫い物と全く違いますからね)

 

反対に、似たような物なのに、来そうで来ないのは「カルトナージュ」と「仕覆」に携わる人々。

昔は私も筥迫のことを「和のカルトナージュ」などと言っていたものですが、「カルトナージュとは細かさが違う!」ということはよく聞きます。

 

「仕覆」は茶道の茶器を入れる袋物なので、袋物細工とは親戚のような関係だとは思うのですが、これは茶道趣味がベースにあってのことなので、趣向的なベクトルが違うのかもしれません。

 

あとは、着物を着ることが趣味の人も実はあまり残らない。

件の襟元を崩す袋物は「実用的でない」と感じるからなのでしょうか?

(でも袋物を実用にすると、ある程度の厚みはまぬがれないものなのだよ?)

 

でも「着付け師」の率は多い。

実は、お金をいただいて着付けをしている人というのは、袋物の形を取ることが上手い人が多いように思います。

多分、出来上がりの形を想像して作ることに慣れているからだと思います。(これ、実はとても大切なことです)

 

そして袋物細工は「日本刺繍」とはとても相性がいいので、日本刺繍をしている人も多く来るのですが、どうも細かさのベクトルが違うようで、人数の割りに残る人は少ない。

 

貼り込みは「工作」的な要素が多いので、工作好きで日本刺繍が好きなら、これはもうベストマリアージュ。

一生物の長いお付き合いになること請け合いです。

 

 

 

教室ネタ

 

急に教室ネタです。

 

最近、教室で袋物細工に目覚めたAさん。

筥迫を作ったのですが、出来上がった物のサイズ感がどうもおかしい。

縦横比があっていない、、、。

 

型紙を見せてもらったところ、型紙のサイズが狂っている。(つまり私の責任ってこと?!)

でもこれまで長く使ってきた型紙で、他の方が作ってもこんなにズレることはなかったのに!(汗)

(密かにパニくるRom筥)

 

そこで思いついたのが、

「もしかして自動原稿送りを使っていない?」

でした。

 

コピー機の「自動原稿送り」というのは、コピー機の上にあるこの差し込み口のことです。

ご家庭のコピー機にも付いているものはありますよね。

 

この「自動原稿送り口」に原稿をセットすると、自動で大量の原稿をコピーしてくれるという便利な機能なのですが、実はこの機能を使って「型紙」をコピーすると、原稿の縦横比が狂うのです。

(基本的に縦長に伸びる)

 

筥迫工房では、正確に型を取るために、厚紙に直接型紙を貼って裁断する「重ね裁断」という方法を取っています。

ですから厚紙用の型紙は常に使い捨てにするので、必ずコピーを取ったものを使うように指示しています。

 

しかし型紙は、表と内の型を縦横の目を変えて配置していることが多いので、その型紙をこの「自動原稿送り」を使ってコピーしてしまうと、出来上がった時に表と内のサイズが合わない!という現象が生じるのです。

(これは以前も一度あった)

 

皆さん!型紙をコピーするときは、面倒でもコピー機のガラス面に一枚ずつ型紙を置いてコピーするようにしてくださいね!

 

 

もう一つAさんネタ(笑)。

 

件のAさん、ホットメルト紙へのトレースをする際に、どうやらコピー機を使った模様。

 

「ホットメルト紙のように薄い紙をセットしたら、巻き込んじゃうでしょ!」と私が言うと、案の定クシャクシャになってしまったようです(笑)。

 

「だから、次はホットメルト紙をコピー紙にテープで止めて差し込んだんですよ!」

 

それでどうなったかというと、

 

「コピー機の熱で、ホットメルト紙が紙にくっついちゃいました(笑)」

 

ホットメルト紙は熱接着だからねぇ(大笑)。

そんなことに時間を使うなら、早くトレースできるように手を慣らした方が早いわ。

 

 

いつも賑やかで楽しい教室メンバーです。

 

 

 

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たまには主婦業『布巾と卵』

貼り込みバカのRom筥でも、たまにはまじめに主婦業を考えることもある。

 

でも最近は、オンライン授業中心の娘が毎日夕食を作ってくれるので、遅くまで仕事ができるということもあり、ますます主婦業から遠ざかる日々。

しかし、ご飯を作って待っていてくれる人がいる生活の幸せを改めて実感する今日この頃。

 

 

日東紡の新しいふきん

 

私ぐらいの年代には懐かしいこのふきん。

 

結婚以後、ふきんは当たり前のように100円ショップで買っていましたが、10年ほど前に実家の母が亡くなり、父の面倒をみるために実家に通いだした頃、久々に実家で使って感動したのがこのふきん。

 

日東紡の新しいふきん

 

昔は当たり前すぎて気にも止めませんでしたが、100円ショップのふきんに慣れた後に、このふきんを使った時の何という使いやすさよ。

 

それ以来、我が家のふきんはこれに一新しました。

最近ほつれてきた数枚を交換するために買い足したので、今回撮影してみました。

 

なんだかロゴがレトロっぽくて「暮らしの手帳」みたい思っていたら、

「これは暮らしの手帳との共同研究から生まれた新しい作品です」

と裏面にありました。

 

やはり暮らしの手帳の仕業か(笑)。

暮らしと共に50年

一億枚突破

だそうですよ。

 

今、Amazonで見たところありました。

 

今時の感覚からしたら、ふきんに一枚324円はかなり割高と思われるかもしれませんが、実はこれかなり大判なんです。

 

洗ってすぐ拭く派の人にはいいサイズとは思いますが、私はある程度自然乾燥させてから拭く派なので、これを半分にしたサイズで使っています。

 

しかしAmazonで「12枚セット」が多いのは、袋の裏面の説明に「1家庭に12枚以上は必要です」と書いてあるからでしょうね。

 

ダラ主婦の私は、そんなに必要なの!?と思ってしまいますが、きっときちんとしたプロの主婦はその枚数を使うのでしょう。

 

しかし、Amazonでは単品が「324円」なのに、同じページの三枚セットが「1,320円(@440)」という謎設定。

他の販売元でも12枚セット:5306円(@442)とまとめるほどに高いのはなぜ?????

 

結局このページで単品@324を12枚買った方が3,888円で一番お得のようです。

 

 

 

長持ちだと思った『卵』がそれ以上に長持ちだった件

 

先日、Yahooニュースに「卵の正しい保存方法」についての記事が出ていました。

 

興味のある話題だったので、すぐに飛びついてしまいました。

それは、かつて兄と卵の賞味期限について激しいバトルした記憶が蘇ったからです(遠い目)。

 

かつて、兄とそれぞれ通いで実家へ父の介護をしに行っていた頃、ヘルパーさんたちも交えた、連絡ノートで情報を共有していました。

 

ある時、兄が冷蔵庫の卵を見て

「卵の消費期限が来ているので、ゆで卵にしてください」

とノートに書いていました(細かい男)。

 

それを見た私が

「卵なんて、ゆでないでそのままにしたほうが長くもつよ?」

と書くと、

「いい加減なことを言うとヘルパーさんたちが困るだろ!」

「卵なんて賞味期限以降だって食べられるんだって!賞味期限は生で安心して食べられる期間だから!」

「食中毒になったらどうする!」

 

そんなバトルをノート上で2〜3ページぐらいに渡って書き合いをしたのでした。

(その間、ヘルパーさんたちは何も書けず、、、汗)

 

しかし今回の記事は、それを実証するものでした。

卵の卵白には、リゾチームと呼ばれる、菌を溶かす酵素が含まれています。

が、ゆでると、この酵素「リゾチーム」の働きが失われてしまうのです(3、徳江千代子先生の監修書籍)。

『卵は賞味期限過ぎたら捨てる?意外に知らない、卵の正しい保存方法 Q&A』

 

勝った、、、。

兄に送ってやりたいけれど、今は穏やかな関係なので心に留めておくことにします(苦笑)。

 

 

でももっと驚くべきは、「卵は何ヶ月も持つ乾物だった」ということ!

 

明治34年(1901年)の記録では、「鶏卵が歳暮用品として高値に。冬の卵はもちがいいところから歳暮として重宝され、歳末になると卵の相場は高値を示した」(時事新報 1901年12月5日 / 同上)とある。昔は4〜5月の農繁期から卵が売れなくなって安くなる。

その時期に卵問屋は農家を廻って買い付け、その卵を秋口まで取っておきました。

卵問屋というのは、いわゆる「調整機関」です。

卵の相場が上がって需要が出るまで寝かせておいて、それを売って利益を得るわけですね。

8月20日の旧盆過ぎに、卵の相場が上がってきてから高く売る、というわけです。

保管していた泥やフンのついた卵を希塩酸で洗ってきれいにして乾物屋に持っていくわけ。

 

更には、卵は寝かせることでおいしくなるそうで、一定の温度でしばらく置くとアミノ酸やイノシン酸が増えて、それが2〜3ヶ月ぐらいなんだとか。

これを「熟成」という表現されていましたが、さすがにこちらは試すことさえ恐ろしい、、、。

 

たぶんきっちりと温度管理をしてということと思いますが、みなさんはとりあえず知識だけにしておいてくださいね。

筥迫工房のブログを読んで食中毒だしたなんて言われたら、、、(怖)。

 

↓面白いので詳しくはこちらをどうぞ。

『「卵の賞味期限2週間」実はもっと日持ちする?昔は「乾物」だった卵の知られざる歴史』

 

 

ちなみに私は卵は半熟と固茹での間ぐらいが好きです。

そしてすき焼きは生卵を入れない派です。

生卵は食べられないのよ。

 

 

 

 

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諸々 まとめてお知らせ!

ブログをちょっとご無沙汰しておりました。

実は筥迫工房のメールアドレスを変更することになり、諸々の手続きに四苦八苦しておりました。

(今年になり作ったばかりだったのにごめんなさい)

 

とりあえずアドレス変更の話は後にして、ブログのトップはまずは美しい画像から。

 

 

江戸型筥迫『鷹狩り』(一ツ口仕立)

 

 

(飾り筥展2016)中山きよみ+13

 

こちらは2016年に開催された中山きよみ先生の日本刺繍教室(金沢)の生徒さんたちによる『飾り筥展(中山きよみ+13)』の作品です。

筥迫工房でお仕立てさせていただきました。

 

これまでこれらの作品群をほとんど紹介してこなかったのは、中山先生のブログで掲載するべきものと思っていたからであり、ただ5年も経ったのでそろそろ作品も掲載されつくした頃であろうと考え、こちらのブログにも掲載させていただいた次第です。

 

中山きよみ先生のブログ

日本刺繍 nuinuiのブログ


 

実はこれらはすでにInstagramでは掲載されています。

やはり画像は、ブログよりInstagramにアップするのが断然便利ですね。

 

江戸型筥迫『牡丹』(開き扉仕立て)

 

江戸型の一ツ口の中作りは単純なものですが、こちらの開き扉などは中がとても凝っています。

このようなものはブログでは数点しかあげられませんが、Instagramでは手間なく枚数をまとめてアップできるのがいいところです。

ということで、Instagramには中作りもふんだんに画像をアップしていますので、これらの画像をみたい方は是非筥迫工房のInstagramをご覧ください。

 

筥迫工房のInstagram(アカウント:@hakoseko_studio)

 

 

筥迫&懐剣『おしどり』

 

ブログだとローカル状に簡単に画像をコピペできてしまうので著作マークをつけていますが、Instagramの場合は簡単に画像をコピペすることはできない(Instagramの自分のアカウント内で保存する)のでとりあえずつけていません。

(別のアプリなどを使えばコピーできるようですが、あくまでInstagram内で保存してください)

 

定家文庫『麗秋』

 

この定家文庫を見て、秋なのでちょうどいい!と思っていたら、もうすでに冬に突入という感じですね。

今年はやたらと秋が短かった、、、寂しい。

 

中山先生、教室の生徒の皆様、素晴らしい画像を提供いただきありがとうございます。

 

しかし、中山きよみ+13は続くよどこまでも!

(まだ20数点あるので)

 

 

 

筥迫工房の新アドレス

 

なんだか二転三転でアドレスが変わって申し訳ないです。

 

アドレスを表示するのはなんなので、何かご連絡事項がありましたら、↓こちらからのバナーからどうぞ。

 

 

全ブログにお問い合わせ先のバナーはついていますが、これまでの膨大な記事のリンク先を変更するのは気が遠くなる作業なので、もしリンクが繋がらないということであれば、ショップのお問い合わせでご連絡をいただければ必ず受け取れます。

 

こういうものはとても便利であらゆるところに貼ってしまいがちですが、何か変更するときにはどこにリンク先を貼ったかわからなくなってしまう、もしくはこのブログのように膨大なリンク変更することになり呆然としてしまいます。

皆様にはご迷惑をおかけしてしまい申し訳ないです。

 

 

それからメールアドレス変更ついでに皆様にお願いがあります。

メールを出す際は、必ずどこかにご自分のお名前を入れてください。

最近、メールをいただく際に、お名前を書かない(初めに名乗らない)方が急激に増えています。

 

普段LINEしか使わない方が増えているからだとは思いますが、ライン=登録した相手でないとやりとりできない、メール=誰からでもメールを受け取れるけれども、全てのアドレスを登録するわけではない、という違いです。

 

教室の生徒さんであれば私の連絡先に登録してありますが(それでもメールでは初めに名乗って欲しい)、私にように日々新しい人から注文が来るような状況では、全てのお客様のアドレスを連絡先に登録することはありません。

つまり、誰だか知らない人から毎日メールが来るということです。

 

まだこちらから送ったメールに「返信」してしていただければ名前がなくてもわかるのですが、なぜか毎回新規メールで、ご自分の名前を入れずに急に話の続きから始まると、何のことだかホントわからない(泣)。

 

とにかくメールは「電話をかけるのと同じ」と考えれば、電話の初めに自分の名前を言わないと相手は誰だかわからない(オレオレ詐欺か、迷惑メールを疑われる)、何度掛け直しても自分の名前を言う、それと同じことだとお考えください。

 

 

 

細工用アイロン再登場!(クロバー:パッチワークアイロン)

 

今日お問い合わせから、クロバーのパッチワークアイロンが出回りましたよ!というご連絡をいただきました。

初めてご連絡いただく方ですが、いつもこのブログを見てくださっているようで、アイロンのことも気にかけてくださっていたようです。(ありがとうございます、、涙)

 

Amazonでも出ていました。

 

この値段が高いという方もいらっしゃいますが、高い安いの問題じゃないのよ。

これがないと袋物細工はできないんですから。

絶対的に必要とする人がいるから、Amazonで一番高いときで9,000円もの値がついたということです(ほんの1〜2ヶ月前の話)。

 

レビューでは相変わらず「断線が〜」という話もありますが、コードの根本がぐらぐらしないように、アイロンに固定するとかすればいいのですよ。

 

以前、このアイロンが販売終了した二年間あまりの不自由さを考えると、いつか袋物細工をしたいな〜と考えている人は、ホント値が安定している今のうちに買っておいてください。

最近の世界情勢を見ると、絶対的な必需品でないこのようなアイロンは、いつまた販売停止になるかわからないですので。

(通常使いの人は、もう一台予備に持っているとか)

 

K.Oさん、情報ありがとうございます!

新しいアイロンを買ったのなら、是非オンライン講座にチャレンジしてみてくださいね!

(今年中に次の型アップできるようにがんばります!)

 

↑オンライン講座はこちらから

 

 

 

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世界の片隅で世の中の流れを感じる

ブログ更新がゆっくりになってしまいましたが、それでもコンスタントにアクセスいただいている方もいらっしゃるようで、筥迫工房の動向に興味を持ってくださる方がいらっしゃることをありがたく感じる今日この頃です。

 

動画は前半の編集が完了した〜と喜んでいた矢先、動作を詰め込みすぎてPCが固まり、また一からやり直しになりました(愚)。

でも一度やった手順なので、行ったり来たり3歩進んで2歩下がるという感じなので、小さな歩幅で地道に進んでいる感じです。

 

 

 

日本刺繍の筥迫

 

Instagramもちょこちょこと投稿はしているので、今までと全く違う人たちに筥迫工房のことを知っていただき、お問い合わせや注文なども受けるようになったことから、今までとは違う世界が広がったことに、重い腰を上げた甲斐があったなと思っています。

 

Instagramでは私の拙い日本刺繍(娘の成人式のための筥迫用)を作業毎に投稿していて、やっと「胴」「簪挿し」「巾着」が終わり、やっと次からメインの「被せ」「胴締め」に入ります。

こちらも亀の歩みでゆっくりと焦らずに。

 

 

今回の絵柄は細かいので、玉縁は入れず「折り返し仕立て」で作る予定です。

 

最近、教室でも筥迫仕立てを作り込む人たちが増え、それを通じて日本刺繍に興味を持ってくださる方も増えてきました。

そんな中で問題になってきていることは、台に布を張る前に絵付けをするか、張ってから絵付けをするか。

 

これの何が問題なのかといえば、ぴったりと筥迫の枠に納まるかということなのですが、これは使う布にもよりますし、その人がどれだけ糸を絞めるか、また刺繍の厚みにもよるので、私もいまだにわからない。

 

とりあえず現段階では「仕立てで調整する」が唯一の解決策(笑)。

だから刺繍裂を使った筥迫の仕立ては難しい。

 

でも、昔の筥迫も少しぐらいずれているものは多いですし、時々は大きくずれているものもある。

そんなことから、最近はある程度おおらかに考えられるようになりました。

 

今では刺繍筥迫を作る人に「ズレても目立たないような図案作り」をアドバイスするに至りました(大笑)。

 

 

 

今時の婚礼事情

 

コロナ禍に入り、ピタッと「教本」が売れなくなりました。

 

世の中がオンラインに移行してきたこともあり、もう紙の時代は終わりなのか、、、と少々寂しい思いをしておりましたが、最近また少しずつ教本の注文が増えてきました。

 

あら、やっと結婚式が始まったのかしらん?と思ったのですが、関係者の話によりますと、どうやらホテルなどの大型施設での結婚式はやらない代わりに、今は写真スタジオや貸し衣装のお店が盛況らしいです。

 

写真スタジオなら更にレンタル衣装に力を入れるようにしたり、貸し衣装専門がスタジオを併設するようになったようで。

特にカメラマンさんは忙しいらしい。

 

新規参入も多いようで、より新婦さんの細かい要望にカスタマイズできる衣装や写真が求められる感じです。

 

そしてそのようなところが筥迫工房の教本を買っているのか?と思われるフシもかなり見受けられるようになりました。

 

そしてもう一つ、これはトレンドなのか?と思うこと。

それは「金の房」を求めて来る人が多くなったこと。

 

筥迫工房のショップでも、房糸に入れるアクセントの「金糸(銀糸)」はありますが、これはあくまでアクセントに入れるだけのものであって、これだけで房を作れるものではありません。

 

なぜかというと、どんなに伸ばそうがこのような「ねじれ癖」(縦ロール?)が取れないからです。

 

アクセントにちょっと使うぐらいならいいんですが、房に蒸気をかけるなど湿気が加わると、途端に縦ロールに戻ってしまいます。

これを房にしたら、ベルばらのマリーアントワネットの髪型のような房になってしまうんでしょうね。

ということで、金の房が作りたい方は別のところでお探しください。

 

以前も懐剣用の金の房が欲しいと何度もお電話をいただいた方がいらっしゃいましたが、どうやらお嬢さんが結婚式で白無垢を着ることになり、全身が白で可哀想だから、どうしても金の房を探してあげたい!と必死に説明していました。

 

あまりにも娘が可哀想だと言うので、つい「でも白無垢ですよ?」と口に出てしまったrom筥でしたが、それでも諦めずに何度も電話で「本当に金の房はないんですか?」と食いつく母の愛。

 

そんな時代なんですねぇ(遠い目)。

 

 

 

とにかく色々なものが「ない」世の中に

 

先日あるもの(特注品)を注文するために先方に連絡を取ったところ、今ある在庫でもう作れないと言われました。

とにかく色々な材料が入ってこないんだとか。

 

よく世界中で「半導体がない」という話は聞きますが、半導体だけではなく電子部品の色々なものが中国から入って来なくなってきたようです。

 

精密機器などは大量の細かい部品が組み合わされて出来上がるものですが、その一つがないだけでも作れない。

他の部品があるのに、小さな一個の部品が手に入らないことで、需要があるのに商品が作れない。

それが今どんどん末端の方に波及していると。

(ちなみに私が依頼したのは電子部品ではないにも関わらず)

 

その方は今日手に入った部品が次に手に入る確証はないない、という思いで発注していると言っていました。

特に中国からの輸入があらゆるところで滞っているので、これからはあらゆるものを自国で作るような流れになっていくかもしれないとおっしゃっていました。

 

「そうですか〜、それじゃ次からは自分で作ることを考えなくちゃですね〜」と私が言うと、

「筥迫工房の物作りのように、なければ何でも自分で作るというような時代になってきたのかもよ」と笑っていました。

(筥迫作りを始めるにあたり、筥迫の材料として売っている既製品はなかったので、私が材料や道具を一から自分で開拓してきたことを知っている)

 

 

もしかしたら遠い将来、町内に「鍛冶屋」とかが復活する世の中になったりするかもしれませんね(笑)。

 

 


 

 

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