『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
芯材の管理、縢り糸のこと
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    芯材の管理

     

    先日の講習会で、厚紙を使う時などに箱の中にごちゃごちゃに入れてしまうと探すのが大変!という話を聞きました。

     

    確かに厚紙などは0.25〜0.7まで微妙な差で3種類ありますし、しっかり分けていないと探すのは大変です。

    かといって毎回袋に入れて出し入れするのも面倒。

     

    ということで、私がやっている芯材の管理方法をご紹介いたします。

     

     

    二ツ折の厚紙にタグのついた『個別フォルダー』(A4サイズ)に挟んで、『ファイルボックス』に入れるだけ。

     

    ホットメルト紙なんぞも、使えそうな切れっぱしを取っておくと、ちょっとした部品の作り直しなどの便利です。

    ただしホットメルト紙のように極薄のものは、そのまま入れると寄れてしまうので、クリアファイルなどに挟んで入れると良いでしょう。

     

    このぐらいコンパクトに管理できます。

     

    私はすぐに取り出せるように立てて使っています。

     

    綿芯類はまた別のところに。

    とにかく貼り込みの材料は細々と多いので、探している時間をなくすだけでかなり効率的に作業できるのではないかと思います。

     

     

    縢り糸(かがりいと)のこと

     

    縢襠付筥迫の側面を彩る「千鳥掛け」に萌えを感じる方は多いことと思います。

     

    現在ショップでは、この「縢り糸」に正絹とポリエステルの二種類を扱っています。

     

    ポリエステルは扱いづらいので私自身はほぼ使わないのですが、最近このポリエステルの糸が「S撚り」であることに気がつきました(今更か!!)。

     

    当初ショップでは正絹のものだけを使っていたのですが、その後どうしても色数が足りなくて、致し方なくポリエステルの糸を追加しました。

    同じカテゴリーで探したので、撚りの向きは同じものと確認していなかった、、、(縢りにくいのは素材のせいじゃなかった〜)。

     

    03と08がポリエステルでS撚り、02と01が正絹でZ撚りです。

     

     

    手縫に使う糸は「S撚り」ですが、縢りに使う糸はミシン糸と同じ「Z撚り」です。

     

    右利きの場合、手縫いは右から左に進みますが、縢りは利き手側に引くから(つまり逆側)でしょうかね(?)。

    ボタン付けなどに使う「穴糸」も縢るので「Z撚り」です。

     

    最近、別メーカー(B社)で正絹のものを出しているのを見つけたので、今後はポリエステル糸を廃番にしてB社のものに入れ替えることになると思いますが、B社は現在扱っているA社のものより若干糸が細め。

     

    細くなると縢りのピッチを変えなければならない。

    帯に短し襷に長し。

    どうしようかな〜と思案中です。

     

     

    本来、筥迫の縢りは「つがり糸」を使うのですが、つがり糸は値段が高い!太すぎて扱いづらい!ということで、一般の人が筥迫作りを楽しむのにいかがなものかという考えから、私は刺繍針で扱える程度の太さのZ撚りの糸を縢り糸として使っています。

     

    しかし、今後はしっかりとしたつがり糸を使う嚢物も出て来るので、つがり糸の作り方を研究する方向に心はかなり動いております。

     

    (筥迫工房は進むよどこまでも!)

     

     

     

    筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

     

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    【2018.09.09 Sunday 17:40】 author : Rom筥
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    打ち紐について
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      以前このブログでも書きましたが、今まで「打ち紐」を仕入れていた問屋さんが廃業となりました。

       

      その問屋さんでは二箇所のメーカーの物を扱っていたので、とにかく色数が豊富でまた結びやすい紐という、私にとっては理想的な仕入れ先でした。

       

      そこが無くなってしまったということで、今後の材料集めについて相当悩みました。

       

      筥迫にとっての打ち紐は、緒締め玉や房糸などの材料とも関わってくる問題なので、ショップ内容の入れ替えは「引越し」するぐらい面倒な作業です 沈

       

      対応表なども作っていますが、各材料で色々と不備は出てくると思います。

      今しばらくはご容赦のほどお願い申し上げます。

       

       

       

      「人五紐」の廃止

       

      筥迫工房では昔の筥迫を参考に作っているので、それと同じような太さということで人五紐(約1mm太)を使っていました。

       

      そのうち、筥迫以外の他の型で「人八(じんぱち)」紐(約1.5mm太)を扱うようになりました。

      人八は人五より需要が多いようで色数が多く、また少しの太いというだけで断然結びやすい。

       

      筥迫では「びら簪」と「飾り結び」を併用するため、人八紐にすると太さ的にちょっとうるさいような気がするのですが、筥迫用の紐を購入する人にとっては、どうしても「太さ」よりも「色」や「結びやすさ」を優先して人八紐を注文する人が多いのが現実。

       

      そこで、これを機に筥迫で使う打ち紐は「人八紐」のみとし、

      「人五紐」の扱いを廃止することに致しました。

       

      太さの違う紐を同じような数色で揃えることは相当の負担があり、覚悟を決めた今はホント肩の荷が降りました。

       

       

       

      どうしてもこの1mm太の打ち紐を使いたいというこだわりがあるのであれば、この際「正絹の打ち紐」を使われてみてはいかがでしょうか。

       

      「人五」の「人」は「人絹=レーヨン」のことで、五や八は太さのサイズを意味します。

       

      絹の打ち紐の場合は単に「五印」と言います。

      「五印」の「唐打ち紐」ならレーヨンよりも格段に結びやすいのでオススメです。

      伊藤組紐店 唐打ち紐

       

      また正絹紐は締まりやすく、結びの形が全体的に小さく仕上がるので、人絹とでは出来上がりの様相がちょっと違う。

       

      人絹とはかなりお値段が違いますが、筥迫をうまく作れるようになったら使う!を目標にしてもいいですね。

       

       

       

      微妙な「打ち紐」と「緒締め玉」の関係


      一つのメーカーで揃えた方が販売する側としては管理がしやすいのですが、筥迫での打ち紐には、「結びやすさ」と「緒締めの通しやすさ」が求められるので、結びやすい材質>色数がある>特色があるの優先順位はゆずれないので、現在3つのメーカーの紐を使っています。

       

      今回新たに仕入れることにしたメーカーAは、紐がしっかりしていて結びやすくはあるものの、潰れにくいのでビーズには通し難い。

       

      メーカーBは、紐が柔くすべって結びにくい反面、潰れやすいのでビースは通しやすい。

       

      メーカーCに至っては、唐打ち紐がすべりすぎて使えないことから江戸打ち紐を仕入れているのですが、江戸打ち紐は紐が潰れないので大穴ビーズしか使えません。

       

      唐打ち紐は中がストローのように空洞になっているので通しやすいこと、そこだけが潰れるので前後で緒締めが止まりやすいことから筥迫によく使われる紐です。

       

      江戸打ち紐の場合は中が潰れないので、紐に対してぴったりの穴径でないと緒締めが止まりにくい。

       

      本当の意味で実用を考えるのであれば江戸打ち紐の方がよいかもしれませんが、その紐ごとに緒締め玉の穴径を調節することをかんがえれば、唐打ち紐の方が効率的ということなのでしょう。

       

       

       

      ビーズの通し方

       

      打ち紐の「色材料対応表」に書いてありますが、打ち紐の種類によってビーズの適応が違います。

       

      1)新しい唐打ち紐(唐打7)・・・パールビーズ、大穴ビーズ

      2)既存の唐打ち紐(唐打8)・・・丸玉ビーズ、パールビーズ

      3)既存の江戸打ち紐(江戸打)・・・大穴ビーズ

       

      新しく仕入れたメーカーAの紐を丸玉ビーズに通してみたのですが、か、硬い、、、(でも通るは通る)。

       

      緒締め玉は「紐を締める」ためのものですから、紐にキツキツぐらいがちょうど良いのであって、スルスルと抜けては意味がないのではありますが、それにしてもやはり通す際のコツがあります。

       

      ここでビーズをむりむり通す方法をおさらいしておきます。

       

      丸玉ビーズ(パールビーズ)は、穴の周りに「バリ」で詰まっているものがあるので、バリのあるものは先の尖ったもので削ってから使います(簡単に取り除くことができます)。

       

      打ち紐はそのままではビーズに通りません。

      「通し針」というものを使います(刺繍でいうところの引き込み針)。

      これは「輪」側からでなければ通せません。

      糸はできるだけ短めの方が扱いやすい。

       

      ショップで扱っている「パールビーズ」は穴が大きめなので通しやすいのですが、「丸玉ビーズ」の場合、今回仕入れたA社の打ち紐は硬めなのでかなり通しずらい。

       

      そのようなときは、打ち紐の輪の先端を爪で押し潰して穴に通しやすくしておきます。

      この状態でビーズの穴に打ち紐を強く押し込んでから糸を引きます。

       

      この時、糸側からかなり力を入れて引くため、針の方を持っていると簡単に切れてしまいます。

      できるだけビーズの際を持って引くようにしましょう。

      糸側の「玉止め」は針側にずらしておきましょうね(玉止めでよけいひっかかる)。

       


      しかしながら初心者の人には、このビーズをムリムリ通す加減がわかりずらいようで、時々お問い合わせをいただきます。

       

      そこで、初心者用の「材料セットA」では、この丸玉ビーズを入れないことにしました。

      「材料セットB」は何個も作る人用なので、慣れてもらうためにも本来の「丸玉ビーズ」をセットすることにします(がんばって通しておくれ)。

       

       

       

      価格の変更、取り扱い色の変更

       

      打ち紐は「カセ」で買って使いやすい長さに小分けしているのでかなりの手間でしたが、最近は内職さんを雇えるようになったのでかなり負担が減りました。


      また趣味から始めた当時のままの価格設定であったことから、この機に打ち紐や緒締め玉などを値上げさせていただくことにしました(江戸打ち紐はそのまま)。

       

      今ある人五紐の在庫は「在庫処分<人五紐>」というカテゴリーにまとめます(まだ準備中なのでしばしお時間いただきます)。

      それとお試しで買ったままショップに出していなかった色もあるので、そちらもイレギュラーで販売いたします。

       

      こちらは以前のお値段で販売しますが「在庫限り」となりますので、もし必要のある方がいらっしゃいましたら、今の内にまとめてご購入ください。

       

       

       

      廃盤色、新色

       

      取り寄せられなくなった色、あまり出ない色などは廃盤とし、新しいメーカーで扱いのある色、この機に加えた色などは新色として加えました。

       

      また、打ち紐にはありませんが、「かがり糸」単体で仕入れた新色もあります。

      実はかがり糸もポリエステルから正絹に切り替わっているものがけっこうあります。

       

      <廃盤になる色>

      牡丹(ぼたん) ※縢り糸は残します。

      榛色(はしばみいろ)

      雄黄(ゆうおう)

       

      <新しく加わる色>

      濃金茶(こいきんちゃ)

      香色(こういろ)

      新橋色(しんばしいろ)

      濃緑(こいみどり)

      生成(きなり)※現在未入荷。後日お知らせします。

       

      <縢り糸>

      紅紫(べにむらさき)

       

       

      筥迫工房ショップ>打ち紐>筥迫用(1.5〜2mm)

       

       

      以前、材料集めで色々なところから「色見本」を取り寄せていた時、「色見本を趣味で集めている方のご購入はお断りします」というようなことを書いていたショップがありました。

      その気持ち、よ〜くわかります。

       

      色見本が高い!という人がいますが、あれは全部手間賃であって、どこも色見本で儲けを出そうなんて考えていませんって。

       

      以前は筥迫工房でも色見本を作っていましたが、それを作るほどの効果(儲け)には全くつながらなかったので、今は色見本を作ることは全く考えていません。

       

      値上げしたとはいえそんなに高いものじゃないと思うので、どうかコツコツ集めていただければ幸いです。

       

       



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      【2017.07.09 Sunday 21:40】 author : Rom筥
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      作るばかりが難儀なわけじゃない
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        最近、打ち紐を仕入れていた問屋さんが閉店しました(ショック)。

         

        そんなばかなと思う気持ちが強く、この目で直接状況を確認しようと問屋街を訪れると、なんとシャッターが閉じた店の多いこと。

        今は様々な分野で問屋さんがなくなりつつあるという現状を身をもって痛感しました。

         

        ネットで物を買うのが当たり前になった今、小売店で物が売れないのだから問屋が潰れて当たり前、といえば当たり前。

         

        しかし、私のようにニッチな世界で細々とネットショップをしている身にとっては、問屋さんがなかったらどこで仕入れればいいのよ、、、。

         

        ここで仕入れなくても別の問屋でも打ち紐は扱っているのですが、山ほどのメーカーの中からこのメーカーの商品が一番結びやすい!と選んだものだったので、このメーカーのものをどこの問屋で仕入れられるか探しまくるのがまた悩ましいところ。

         

        ということで、もしかしたら色によってはしばらく在庫が切れる状況であることをご了承ください。

         

         

        私が筥迫という文化(?)を商売(??)にして早8年ほど経ちます。

        よくぞここまでと言われることも多いのですが、本当によくぞここまで来たと自分で思うのは、筥迫を作ること以上にこの材料集めこそが山あり谷ありだったわけで。

         

        作家さんなら自分のものだけを作る材料があればいいとは思いますが、人に作ってもらおう、人に教えようとなると、この材料集めに並々ならぬ苦労をするわけですね。

         

        「筥迫なんだから正絹の材料を扱えばいいのに」とも言われますが、こんな小さなショップで絹製品なんて抱えられないですし、作る方も気軽には始められません。

        正絹を使いたければ、個別に専門店で入手してくださいという感じです。

         

         

        当たり前のように使っていた材料や道具が、ある日突然入手できなくなる、これは本当に怖いことです。

         

        現代では職人さんがどんどん減っていくとはいいますが、実は職人さんたちが使っている専用の道具を作る職人さんたちがいなくなっていることもまた原因にあるとは思います。

         

        それ以上に、昨今は「絹糸」も圧倒的に不足していますし、桐箱も「桐」が不足して高騰。材料の供給もままならない。

         

        今まで使っていたものと同じようなものを探すためにはものすごい労力を費やすことになるのですが、これにめげて廃業をする決意をする人は多いのではないかと思います。

         

         

         

        ないなら代用を考える、それでもなければ自分で作る!

         

        こんな状況はたぶん今だけではなく、これまでもずっと繰り返されてきたこととは思います。

         

        筥迫作りはよく「伝統工芸」と間違えられますが、形だけが残っているだけで伝統的な作り方をしているわけではありません(そもそも閉鎖的な文化だったので、ほとんど伝承もされていない)。

         

        私が貼り込みで袋物なんぞを始められたのも、たぶんそのような文化がほとんどなくなってしまった状況で、現代の入手しやすい材料だけを集めざるを得なかったという、非常に割り切れた状況だったからではないかと思っています。

         

        これが昔からのやり方で誰かに教えてもらって作っていたら、この材料問題は今よりずっとずっと深刻だったと思います。

         

         

        最近お付き合いのある房の職人さんは、房の中に入れる木の芯を作る「ひき屋」さんがどんどんいなくなって困るとおっしゃっていましたが、いざとなったら3Dプリンターで作ってもらうかな〜と言っていました(笑)。

         

        これがなくなったらオレはこの仕事を続けていけない、、、なんて悲壮な職人さんも多いので、このような柔軟な発想ができる職人さんを見ると、何だかホッとしてしまいます。

         

         

        以前、知り合いのパイプオルガン工房の方に、パイプの元になる金属板も工房で作っていると聞いてびっくりしたことを思い出しました。

        その作業をyoutubeにアップしているからと紹介されたのですが、パイプオルガンを作る工房でさえニッチすぎるのに、こんな機械を作っている(販売している)ところがあることに私が感心していると、「こんなの売っているわけないじゃない(笑)自分で作るんだよ」とあっさりおっしゃっていました(大きい管はさすがに輸入するらしい)。

         

        その動画を探したのですが、これが彼の工房のものかどうかわからず。

        でも参考までにアップしてみます。

        「キャスティング用の治具」と説明にあるので、やはり自作の道具ということです。

         

        彼らを見ていると、臨機応変に何でもやってやろうと考えられる柔軟な頭を持っていないと、職人なんて商売はやってられないなと改めて感じます。

         

         

        筥迫も「かがり糸」ぐらいなら日本刺繍の糸を手で撚り合わせて作ることはできるでしょうが、それを人に売るほど作るのはさすがに別問題ですが、それでもいつか打ち紐も手に入らなくなったら、何で代用するか、もしくは「打ち紐の作り方」という教本を出すか、などと真面目に考えることもあります(まだここ10年ぐらいは確実にあるだろうけど)。

         

         

         

        「はこBOON」サービス停止のお知らせ

         

        重さで料金が決まる「はこBOON」はとても安価でありがたい存在だったのですが、今年7月10日にサービスが停止されることになりました。

        筥迫工房の材料ショップでも、6月中で利用を停止することにいたします。あしからずご了承ください。

         

        私が「はこBOON」で送るものは、圧倒的に「(筥迫用)刺繍台」が多いのですが、大きいけれど重さはないので「はこBOON」で送るのにちょうどよかいこともありすごく残念。

         

        刺繍台はただの「木枠」なので当初は通常扱いで発送していたのですが、あるとき業者から商品が「破損」したと連絡があり、弁償してもらったことがあります。

         

        こんなものがどうやって破損するんだと不思議に思っていましたが、破損箇所を見るとあきらかに「投げた」と思われるような角の欠け方。

        発送元のファミマの店員さんにこんなことがあったと言うと、扱いが荒いからとにかく「こわれもの」扱いにした方がよいと言われ、刺繍台に「こわれものシール」を貼ってもらっていました。

         

        こんなものに「こわれものシール」を貼るなんて何だかな〜と思いつつ、こわれものシール=投げるなよシールと割り切ることにしました。

         

        配達業者さんも、忙しすぎて投げるように扱う→お客がこわれものシールを貼りまくる→忙しいのに丁寧に扱わなければならない→さらに忙しくなる、、、、すごい悪循環を感じつつ。

         

         

         

        ショップを始めてからこれまで、発送に関してもその時々の流通の移り変わりを感じます。

         

        レターパック→メール便→はこBOON→クリックポスト

         

        「ゆうぱっく」よりお手軽な「レターパック」は全国一律の500円(350円)が魅力的でしたが、「メール便」が出てからはほとんど使わなくなりました。

         

        その後、厚み制限が2cmというメール便にとって変わったのは、厚みが3cm、ポスト投函ができる!という「クリックポスト」に全面的に移行。

         

        それ以外の厚みに利用していた「はこBOON」がサービス停止(たぶん廃止と同じと思う)したことで、今また頭を悩ませています。

         

        とりあえず、一つずつの厚みがないものであれば、クリックポストの「二個口」で送る、サイビノールが入っていれば「クリックポストと定形外」、まとめてほしい人、急ぎの人は宅急便というように区別しようかと考えています。

         

         



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        【2017.05.28 Sunday 14:50】 author : Rom筥
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        三條本家みすや針 極小糸切りはさみ
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          前回、講習会の様子をご報告いたしました『携帯裁縫用具入』ですが、今年は前半に三回講習が集中してしまい、次回は来年という変な組み方してしまいました。申し訳ない、、、。

          この講座では作品が仕上がると100円ショップの携帯裁縫道具の中身を入れて完成となるのですが、4月に参加された静岡在住のT.Tさんが何やらチマチマと別の道具を収納している姿を目撃。

          何を入れているのか聞いてみると、それはそれは小さな『糸切りはさみ』でした。
          ちょうどこの携帯裁縫用具入にぴったりの大きさ。

          「これ小さいですけど、すごく切れるんですよ!

           この携帯裁縫用具入を作ったら絶対に入れたいと

           思っていたんです。」(T.Tさん)

          そのはさみとは、みすや針で有名な「みすや」で販売している極小の糸切りはさみ。


          わずか「6cm」です。
          もちろんお約束のマチ針も収納していましたよ。

          「これ欲しい〜!」
          と一人萌えまくるRom筥。

          早速自宅に帰って検索。

          ネットショップにはこの極小のはさみは置いていなかったので、電話で問い合わせると「7cmのものならあります」とのことで、きっとT.Tさんが測り間違えちゃったんだろうな〜と勝手に推測。
          一丁約400円程度とお安かったので5丁注文。

          そして届いたはさみを嬉々として携帯裁縫用具入に入れてみると、何とか入るけど無理矢理感満載、、、?

          改めて測ってみたところ8cmありました(7cmでさえない)。


          そこでT.Tさんに、

          「なんかサイズ全然違うんだけど、、、」


          「先生、私が言ったのは『三条みすや』ですよ。

           それ、もう一つのみすやの方じゃないですか?」

          みすや針には「三条みすや」と「みすや忠兵衛」の二店舗が存在しているのですね(無知でごめん)。

          しかし諦めの悪いRom筥のこと、気をとりなおして三条みすやに電話で再注文。
          この6cmのはさみがとてもすばらしいこと、これをどうしても手に入れたいことを伝えました。

           



          「これはうちで作らせているものなんです。
           でも申し訳ないのですが、通販はできないんですよ、、。」

          えっ?だってネットショップをやっているでしょ??
          なのに、どして?え?おかしいでしょ、どして?(しつこい客)。

          まぁ色々と事情がおありのようです。

          がっくりしてT.Tさんに報告すると、

          「近々京都に行く用事があるので、よかったら買ってきますよ!」

          ということで、しばらくして私の手元にこのかわいい糸切りはさみがやってきました。

          お値段、約1,400円

          こんなに小さいのにしっかりお仕事してくれて、このお値段はかなり良心的。

          みすや忠兵衛さんのはさみは400円とお安く、ただ糸を切るだけで性能に問題はないのですが、三条みすやのはさみは職人さんが作ったのかなと思われる出来(一番下は一般的な糸切りはさみ)。


          切れ味が良いのはいいとしても、刃先がピンピンに尖りすぎて危なかったので、ムクムクと「はさみカバー」を作りたくなりました。

           

          ジャストフィットに拵えました。

          もちろん針と糸は使わず貼り込みでね。

          裁縫道具入れとお揃いで作ったら益々かわいくなったぞmoe

           

          T.Tさんにどうだ!とばかりにお披露目したところ

          「それならお揃いの糸巻きもほしい、、、」と言われたので、

          針山のひょうたん型をちょっとばかり変形して糸巻きも作ってみました。

           

          講習会では人気のある裁縫道具入れですが、実は私、あまりこの型には思い入れがなかったのです(自分が必要としないから)。

           

          でもこのハサミを入れた途端、◯◯さんと、◯◯さんと、◯◯さんにあげて、、、と行き先を考えるようになりました。

          もちろんプレゼントするときには仰々しく中を開けて、

          「この中に入っているのは「みすや」のはさみで、
           小さいのにすごい切れあじなの。
           そうそう、みすやでも『三条みすや』にしか

           このサイズはないからね。
           でも三条みすやはお針しか通販しないから、
           ハサミまで揃えたいとなると
           京都まで行って手に入れなきゃならないのよ!」

          ともったいぶって言うのがミソですね(笑)。

           

          ちなみに、全国の催事場に出店しているのは「みすや忠兵衛」さんの方らしいので、このはさみが欲しいとなると、やはり京都まで買いに行かねばならないようです。

          何でもネット注文できる世の中にあって、

          携帯裁縫用具入は東京の筥迫工房の講習会で自分で作らないと手に入らない(来年以降教本出したいと思ってはいますけどね)。

          中のはさみは京都三条みすやに行かないと手に入らない。

           

          こんな小さな物に、これだけ面倒な手間と隙と情熱をかける。

          これぞ「大人の女のおままごと」!

           

           

          T.Tさん曰く、

          「あの携帯裁縫道具入れを作ったら、みすやさんに行って
           その場で実物を広げて中身をあれこれ見繕うなんて
           楽しいですよ〜‼️
           完全オリジナルの裁縫道具入れが出来ます!
           手作りってイイですね〜〜。」
          だそうです。

           

          これはT.Tさんからお土産でいただいたマチ針。

          かわいすぐる〜(T.Tさんありがとう〜)。

           

           

          このレアなセットを揃えたら、是非小さなお嬢ちゃんたちに見せてあげてください(もちろん、みすやのマチ針を忘れないでね)。

           

          そして上記のうんちくを唱えてください(笑)。


          幼い子供にはよくわからことでも、その美しい形状と、小さなものに大人が嬉々として食らいついている姿が、七五三の不思議な筥迫のように脳裏に焼きつくと思いますよ。


          そういう記憶はすごく大事にしたいもの。

           


          最後に、普通サイズの糸切りばさみのカバーも作ってみたくなりました。

          こちらもおまけにアップしてみます。

          仕事詰まっているのに、こんなことに1日半も潰してしまった、、。

           

          厚みがある分、少し立体的。

          貼り込みは、糊が乾くまでの間に型をしっかり作っておくと、その形のままパリパリに乾くので、カバーというよりもケースといった感じに仕上がります。

          粘土を扱っているようなイメージもあるので、手芸というよりも工作的な作業が楽しい。

           

          しかし先のはさみのサイズに目が慣れてしまったので、大きすぎて可愛げがないとか思ってしまう。


          この小さなはさみカバーは作り方も簡単なので、ブログにアップしようかとも考えたのですが、安易にお勧めしてしまうには突っ込まれそうな所がなきにしもあらずなので、とりあえず次回の講習会用の資料に載せておくに留めます。

           

          以前参加された方でつくり方が欲しい方は、ご連絡いただければPDFを送らせていただきます。
           

           

           


           

          追記(2016.7.29)

           

          三条みすやさんから、この6cmの糸切りはさみの量産体制ができたことを確認いたしました。

          ただしネット販売はできないので、「直接電話にて注文」してくださいということです。

           

          発送方法は、

           

          1)着払い

          商品代金とは別に、送料&着払い手数料が500円で即発送可能。

           

          2)クロネコDM便

          商品代金と送料(164円)を先に振り込み。確認に2〜3日で発送。

           

          ご希望の方は直接みすやさんにご連絡を。

           

           

           


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          【2016.06.23 Thursday 14:13】 author : Rom筥
          | 筥迫材料-その他 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
          たかが定規、されど定規!
          0
            貼り込みは「難しい」というよりも「面倒」な作業です。

            筥迫のように複雑で小さな細工物では、布を小さく折りたたんで型に収めていくので、複雑な型になればなるほど正確に仕立てて行かないと、最後に収まらなくなるため正確さが求められるからです。

            よく「教本通りに作っているのに内布が外にはみ出すのはなぜですか?」という方がいらっしゃいます。
            布の厚みに起因することを除けば、ほとんどは正確に部品を作っていないことが原因。
            それが積み重なって最後に大きな誤差になる。

            でもね、ここで言うところの大きな「誤差」は「1〜2弌彡度の範囲なんです(笑)。

            一般的には1mmはすごく小さい 単位だと思われるかもしれませんが、筥迫のような細工物の世界ではとても大きな単位です。
            昔の職人さんが作る筥迫は、内布の控えが1mm以下。
            現代の市販品は堂々と2mmが許される。
            でも貼り込み的に、控え2mmは相当ダサい。

            正確に部品を作れば、被せを開いたときに内布の外周に細線を引いたように美しい表布の縁が現れます。
            丁寧にモノを作ったときに見られるご褒美ですね。
            最後に布のたるみなくしっかりと型の中に収まる、それはそれは気持ちの良いものです。
            このような仕立てが出来るようになると、貼り込みの楽しさが倍増します。



            部品作りに重要な道具

            さて、この部品を作る上で大事な道具に「定規」があります。
            以前も話題に出したことがありますが、定規の話は続くよどこまでも!です(笑)。

            私は定期的に100円ショップで定規をまとめ買いしています。
            カッター用にステンレスのエッジが付いたものもありますが、金属が付いていると見えづらいので、私はあえてメモリがついた薄い面を使っています。

            勢いよくカッターを当てると、定規は簡単に削れてしまいます。
            このことから定規は消耗品と考え、100円ショップで定期的にまとめ買いしているのです。
            安い定規でもビニールテープ(透明)を裏に貼れば、滑りにくくなりかなり安定します。


            ところが、最近、愛用していた100円ショップの定規が店頭から消えてしまいました(泣)。
            そして、新しいタイプに入れ替ったコイツ(上)がとにかく使えない。頭に来るほど。


            何が使いづらいかと言えば、

            薄すぎる(2mm)→以前のモノ(3mm)
            幅が狭すぎる(30mm)→以前のモノ(35mm)

            中央に「ミゾ(隙間)」が付いているので、そこだけ強度が弱くなり、カッターで力を入れるとブレる。

            最悪は中央の緑部分の裏にマグネットが付いているので、それがコンマ数ミリの段差になり、どんなに力を入れて抑えても不安定。
            ビニテを貼っても動く動く。

            あまりにも使えないので、今まで敬遠していたもう一つのタイプ(上)を買ってみる。


            厚すぎる(4mm)→以前のモノ(3mm)
            幅が広すぎる(50mm)→以前のモノ(35mm)

            グリットも付いていて定規としては悪くはないのですが、いかんせん「重い」。

            微妙な差だと思うのですが、使いやすい道具というのは、なくなってみて初めてその良さを実感するものなんですね。



            測るもの、線を引くもの

            ところで、これらプラスチック製定規のメモリが正確でないこと知っていますか?

            以前、正確に製図をしなければならない仕事で、細心の注意をはらって測ったはずなのに、どうしても仕立てでサイズが合わないということがありました。
            あまりにも納得がいかなくて二日ぐらい悩みました。

            そして、フト机の上に散乱した色々な定規を並べて、それぞれのメモリを合わせてみたんですね。
            そしたら何とまぁ、30cm定規で1mm(正確には1mm弱)の誤差があったのです。

            あまりのもビックリしてネットで調べてみました。

            まずは簡単にWikipediaから。

            定規と物差し(ものさし)は混同されがちであるが、両者はその機能によって呼び分けられる。

            定規 - 直線や曲線・角を描く時に当てて使う道具
            物差し - 物の長短を差し測る道具

            一般に市販されている直線定規の多くには目盛りが振ってあるが、これらは計量法が規定する長さの計量器ではなく、計量器としての検定や校正証明を受けたものではないため、正式には物差しの代用に用いることはできない。逆に、物差しを用いて線を描くと、ひずみが生じて本来の計量機能に誤差を生じるおそれがある。

            はいはい、私が無知でした。

            それでは、モノを正確に測るためのモノサシが欲しいとなれば、そこはやはり「JISマーク」を探すしかない。
            しかしJISマークのモノサシといえば金属製の直尺しか見つかりません。

            金属製は「薄い」「重い」ことから、薄物を使う作業には使いづらい。
            やはり、軽い、見やすい、プラスチックのJISマーク付き定規を探したい。


            しかしながら、プラスチックの定規には「JISマーク」が付いたものがない、、、と探し回った結果、見つけましたよこれ。

            共栄プラスチック メタクリル両切直線定規 30cm

            (アマゾンにはなぜか10本セットしかない、、、)

            袋の裏面には「目盛りはJIS規格に匹敵する精度をもっております」という説明書き。
            「匹敵する精度」ちょっと微妙(笑)。

            更には「ゼロスタート」なので、しっかりモノを測ることが目的の「ものさし」です。
            このゼロスタートであるかどうかでも、ものさしか定規かを見分ける判断になります。
            厚みも幅も使いやすい良い定規としてrom筥的にはオススメです。


            滑らない定規と言えば、アマゾン一番人気のこれ
            レイメイ藤井 定規 すべらないカッティング定規 30cm ACJ555

            安定感あります。

            ただね、あまり滑らなすぎるものは、別のところに移動する際に、軽く持ち上げなければならない。
            滑らせてずらすことができないんですね。
            数本の線引きやカッティングにはいい定規ですが、小回りがきかないという面においてRom筥的には高評価を付けられない。
            ちなみに、こちらは定規ですね。


            小回りが効いて安定感のある安い定規。
            100円ショップでもう一度復活してくれることを切に願っています。



            精度か、音か(?!)

            結局、線を引いたりカッターを使うときは100円ショップの安価な定規を使い、仕事などで正確なサイズで製図しなければならない仕立てなどには「金属製の直尺」を使い分けています。
            ※直尺は「ちょくしゃく」または「ちょくじゃく」と読みます。
            (言いづらい、、、)

            なぜ金属製の定規にJIS規格が付くのか「住友金属工業」のPDFから見つけました。(身近な金属のミクロ組織を読む「長さを測る」:工学博士 大谷 泰夫 より)

            物差しは物の長さを測る道具で、直線や曲線を引く定規とは区別されています。

            曲尺:
            JISでは500mmに対して0.2mmの精度が規定されているが、実際の精度はこれより遥かに高い。

            直尺:
            SUS材による直尺は焼入・焼戻されたマルテンサイト系ステンレス鋼420J2が用いられている。C量はSUS410より高く、硬度は曲尺より高硬度(436HV1)に調整されている。
            アルミニウム製の直尺は、押出加工性がよい6101系のMg2Siによる時効硬化合金が用いられている。軽くて錆びにくい特徴があるが、SUS420と比較すると、柔らかく(102HV1)、熱膨張が2倍(23.5×10-6/°C)なので、長さの温度変化が大きい欠点がある。極端な例として炎天下に置かれた1mの物差しの温度が50°C変化すると、両者は各々0.52mm、1.18mm伸びて、その差は0.5mm以上となることもある。


            アルミ製でさえこれだけ温度変化するのですから、プラスチックがどれだけ伸縮するかわかりますね。


            私が測る物は小さなものが多いので、直尺も一番小さなもので十分、ということで使い出したのが「シンワ15cm直尺」。

            今では好きすぎてあらゆる部屋に常備しているほど。
            薄くて小さいので行方不明になりやすいことから、家中を探せば軽く6本ぐらいは出てくるはず(笑)。


            隙あらばあらゆるモノを測りまくっています。

            驚くほど安いのにJIS規格1級。もう愛おしいばかり。

            ちなみに、金属製直尺には精密用のA形、製図用のB形、一般用のC形の3種類があるそうです。
            精密用定規はびっくりポンの値段でした。


            ところで、このシンワの15cm直尺には一つびっくりすることがあります。

            いつもは近くのホームセンターで買うのですが、あるとき1本が行方不明になってしまったので、アマゾンついでに注文してしまおうと検索すると、シンワの直尺の中でなぜかこの15cmだけがやたらとレビューが多い。
            なぜ???と見てみると、

            「スタイリッシュな授業妨害をするなら一番オススメ。」

            低い音はもちろん高い音も問題なく出ます。線も引けるので重宝しています。」


            線「」引ける???




            実はあの有名なモノサシスト「RAZO」さんが使っていた定規(楽器?)だったんですね。



            当時も「謎のレビュー」ということで評判になっていたようです。


            ということで、この定規を買った人はこっそりモノサシスト経験していそうです(私も試したが難しかった、、、)。

            興味のある方は是非お試しを(笑)。




            前回のブログで3月の講習会の申し込みが「来週」から始まりますと書きましたが、またしても間違いでした。
            こんどこそ来週です(苦笑)。
            詳細画面の日付も直しました〜。

            ===========================
            『三段口扇襠筥迫』
            日 :3月20日(日)〜21(月・祝)2日講習
            申し込み開始日:2016年2月23日(火)
            ===========================

            上記クリックで申し込み画面にリンクします。
            23日0:00(夜中)にカートを開くつもりですが、もしその時間になってもカートが出ていない場合(私が出し忘れている)は、下の「お問い合わせ」からお申し込みいただければ順番で受付します(時々あります、ごめんなさい、、、)。



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            【2016.02.18 Thursday 22:41】 author : Rom筥
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            ついに出たClover小型『アイロン』! そして教本進捗状況、、、
            0
              先日Chihiroさんからうれしい情報をいただきました。
              「AmazonでCloverのアイロンが再販されていました!!」
              それが ↓

              待ってましたー!超うれしい!

              私はこの小型アイロンを「細工用アイロン」と呼んでいますが、クロバーからは「パッチワークアイロン」として販売されています。
              まぁパッチワーク人口を考えれば、そう命名した方が売りやすいのでしょうが。

              筥迫を作るのに絶対に必要なものがアイロンで、一個作るぐらいならご家庭用アイロンでもいいのですが、家庭用の消費電力が1000W程度とすれば、このアイロンは80Wなので5時間連続で使っても10円ちょい。(電気代・電気料金の計算
              小さいものを作るのにご家庭用アイロンは重いし疲れる。
              筥迫他、細工物などに興味があるとすれば細工用アイロンは必需品です。

              しかし、巷に安価な小型アイロンが出回ったせいなのかどうなのか、それらより遥かに高いクロバーのアイロンが三年ぐらい前に廃盤になってしまったのですね。
              廃盤になった型はピンク色で、私が持っているのは左の08年型のベージュ色(使い込んだ跡が、、、)。



              筥迫を作り始めたばかりの頃だったので、こんなに小さくて温度調節(三段階)だけの機能で5,000円は高く感じられましたねぇ。
              小型アイロンは1,000〜2,000円程度でいくらでも安いのがありますから。


              しかし、安価な小型アイロンとは絶対的に違うのがこのアイロンの先端部分。


              細かいところに先が入り込めるようになっています。
              これは「アイロン」と「コテ」を兼ねているからですね。

              本来の「コテ」というのは、小さすぎてピンポイントでしか使えません。

              左が普通のアイロン(スチーム機能なし)、右が本来のコテです。
              結局アイロンとの併用でなければ使えないことが面倒でほとんど使っていませんが、、、。

              つまりこの小型アイロンは、アイロンを小さくして使い勝手を良くしたというよりは、コテをアイロン大にして使い勝手を良くしたというのが正しいかもしれません。

              以前は筥迫作りを始められた方に、この高い細工用アイロンをお勧めするのは申し訳ないという気持ちが強かったのですが、今では筥迫を作りたいならまず買ってください!とお勧めしています。


              このクロバーのアイロンが廃盤になった後は、こちらの「TOSHIBA 裁縫こて ピンク TA-A20(P)」をお勧めしていました。


              これも先端はコテなので細工用にはお勧めなのですが、アイロン先端(作用点)とハンドル部分(力点)に距離があること、そして専用のコテ台が必要(自立できない)というのがちょっと不便です。
              もちろんご家庭用アイロンよりは数段使いやすいので、今裁縫コテをお持ちの方はそのままお使いくださいね。

              しかしこれまでは、この裁縫コテもそろそろ廃盤になりそうな雰囲気があったので、そうなったら筥迫を作りましょうなんて気軽に言えない。
              クロバーのアイロンが廃盤になった後はヤフオクでけっこう高値がついていたので、裁縫コテで同じ現象がおこったとしたら、まさかヤフオクで中古を落せとも勧められないから、裁縫コテの廃盤とともに筥迫工房も閉店か、、、沈 と秘かに恐れていたのでした。
              しかしクロバーアイロン復活のおかげで、筥迫工房もかろうじて安泰のようです わーい


              ということで、まだまだ壊れる気配もない我が家のアイロンをさしおいて、新機種をアマゾンで即買いしましたよ。
              夜に頼んで次の日に届いた、、、早い。

              発売されたのはそれほど前ではないとは思うのですが、アマゾン、楽天ともパッチワーク部門で人気(売上?)no.1でした。
              一体いつ発売されたんだ??と疑問になり、クロバーさんに直接問い合わせたところ、発売は先月(2015年1月)中旬ということでした。
              待っていた人が相当多かったということですね。
              クロバーさんホントありがとう(涙)。



              この最新機種の特徴は、

              1)前機種より先端部分が長くなっている〜♡
              2)パイロットランプ(電源ON)が追加されている〜♡
              3)デザインがかわいくなっている〜♡(どーでもいい?)


              アマゾンなら送料込みで4,347円。

              電源入れてあまり時間がかからず最高温度に達するので、ミニアイロン台とセットで使えば小さなハンカチなどは気楽にアイロンをかけられます。
              単純な機能しかないということは壊れにくいということで、長く使えるからそれほど高いものでもないということなんですね。

              細工物をする人間にはホント必要な道具なので、クロバーさんもう廃盤にしないでね。



              実は、こういうものは大手メーカーのOEMなので、いつか元のメーカーから違う名前で販売されるかもしれません(前機種は販売されていた)。
              そうすると価格.comなどでもっと安く買えたりするのですが、消費者が目先の安さだけで物を買っているとまたクロバーさんで廃盤になってしまったりするので、筥迫工房としてはできればクロバーさんの機種を買ってあげてほしいと思います。




              教本改訂版 進捗状況

              教本の改訂版を近日販売すると言いながらズルズルと伸びています。
              ホント申し訳ない。
              これでも毎日嫌になるぐらいがんばって編集しているのですが、どんどんと内容が濃くなっていってしまい、本当にいつか終わるんだろうか、、、と正直暗い気持ちになっています。沈泣き

              ショップには二月頃と表示していたので、「いつ発売になりますか?」というお問い合わせもたくさんいただいています。
              去年は年末といいながら、今年2月に伸びて、更にまた伸びそうというのが実状です。

              今回大きく内容を改訂する意味は二つあります。
              まずは、初期の頃の内容を最新の内容に替えること。
              もう一つは、将来的には他の袋物の教本も発行しようと思っているので、それらにも対応できるような内容にすることです。
              基本的な作業や、巾着、飾り房などは共通していますから、それぞれの型の作り方を解説する教本とは別冊という形にしています。

              内容的には、

              1)材料・基礎編
              2)教本
              3)巾着・結び・房 共通編

              これらがそれぞれ別冊になります。

              初めての方にはとりあえずこの三冊セットを揃えていただいて、次からはそれぞれの教本だけを買い足していただくという形になると思います。

              詳しい内容はもう少ししたらブログで告知するとは思いますが、発売が4月、5月と伸びる可能性もあります。
              とりあえずの形で販売してもいいのですが、頁数がかなり増えるので価格も上げざるを得ず(できるだけ押さえたいとは思っている)、それに見合った内容をと考えるとどうしても慎重にならざるを得ません。
              以前の教本を買っていただいている方でご希望があれば、お値引きした価格で販売する予定です。

              最近は筥迫以外でも「和の房」に興味のある方がけっこういらっしゃるようで、房だけを作りたいと言う人も多いのですが、結局筥迫の教本を買っていただくことになってしまいます。
              また、筥迫は作りたいけど飾り房は難しいからと、始めから出来合いの房を買われる方もいらっしゃるので(飾り房は筥迫とはまた違った意味での難関)、少しは選択肢が増えるかもしれません。

              基礎編も他の物にも応用できる小技が色々載っているし、結びも講習会で作ったタイプは全てが載っているので好みのものが作れます。
              私は全て作図し直しなのでうんざりしていますが。
              (もう共通編は疲れたよ、パトラッシュ、、、泣)

              もちろんお急ぎの方は今販売中の教本で問題なく作れます。
              たぶんこっちの方が改訂版より単純にできているので迷わず作れるとは思う。

              そして、急いで筥迫を作る目的のない方、貼り込みをもっと詳しく知りたい方には、クロバーのアイロンもめでたくも再販されたことですし、気長にお待ちいただいて、全て新しいもので筥迫作りを初めていただければと思います。



              ▼筥迫工房のお店

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               ※時々ショップからのご注文確定メールが届かないことがあります。
                そのような場合も、こちらからご連絡ください。



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              【2015.02.21 Saturday 16:37】 author : Rom筥
              | 筥迫材料-その他 | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
              色材料が増えました
              0
                先日、途中段階で記事をアップしてしまいましたが、打ち紐の用意ができましたので、改めて記事をアップさせていただきます。

                これまでショップで扱う「打ち紐」は、装飾筥迫に使う「人五紐」をメインに扱っておりました。
                人五紐とは、「人=人絹(レーヨン)」「五=約1mm程度の太さ」を意味する組紐のことです。
                絹紐は「五印」などと呼ばれているようです(伊藤組紐店参照)。

                打ち紐には「唐打ち紐」と「江戸打ち紐」があるのですが、筥迫では基本的に「唐打ち紐」が使われることが多いようです。
                唐打ちは触った感じが「ツルツルしている=細かく編んでいる」、江戸打ちは「ゴツゴツしている=大きく編んでいる」の違いがあり、唐打ち紐はストロー状になった紐の空洞を潰しながら結んでいくのに対して、江戸打ち紐は編み目に絡めて結んでいくため、結びの大きさが「唐打ち=小さめ」「江戸打ち=大きめ」になります。
                装飾筥迫はびら簪と併用するので、たぶん邪魔にならない太さということで、「唐打ち」の「人五(五印)」紐が使われているのかもしれません。

                しかし最近ではびら簪を使わない実用筥迫や、懐中裁縫用具入れで笹留めに使う打ち紐として「人八紐(約1.5〜2mm太)」を多用するようになりました。
                今まで人五紐に慣れていた手には、人八紐はあまりにも結びやすい、、、。
                少し紐が太くなるだけでこんなにも違うものかと驚いてしまいます。


                打ち紐を増やしました

                そこで、この度一気に「筥迫用打ち紐」の数を増やしてみました。
                これまでもチビチビと増やしてはいたのですが、筥迫の場合は一色増やす毎に、房糸、かがり糸、緒締と同時に増やさなければならず、全ての種類が一気に揃わなかったり色に問題があったり、この色をこのまま採用していいのか、、、等の迷いから、ショップの画像も揃わないまま放置していました。
                でもこういうものは少しずつなどと言わずに、一気にやってしまわなければ絶対に揃わないもので、やっとここにきて重い腰を上げた次第です。
                そして毎日大量の打ち紐を小分けする作業にやっと終わりの時を迎えました(泣)。

                こうして見ると、人五より人八の方が圧倒的に色数が豊富です。
                打ち紐はメーカーによってかなり質感が異なり、人五紐のように細い紐で結びにくい(ほどけやすい等)ものは、あまりにもストレスがありすぎます。
                そういうものは江戸打ちに変えたりもするのですが、それでも無理なものは色を増やすことをあきらめています。
                装飾筥迫はフォーマルで使うものなので、実用筥迫と違い使う色数は限られるので、まぁ最低限の色があればいいかなとも思っています。
                人八以上は結びにくい素材もありますが、何とか許容範囲なので色数を増やすことができました。

                実は同じメーカーでも「染料」によっても紐の質感は全く違ってきます。
                以前、全盲の画家を取りあげた番組を見たことがありますが、彼は絵の具を直に触って色を判別していました。
                大量の打ち紐や房糸を触っていると、あきらかに違いがわかるのがおもしろいです。


                房糸としての手縫い糸

                切り房用の糸で色がないものは「手縫い糸」で代用します。
                専用糸で探してない場合は、手縫い糸をお探しください。
                房糸自体ない色もありますが、近くの手芸店で手縫い糸をお探しになれば、ほとんどの色は合う物があります。
                素材は木綿は絶対に不可です(切り房のサラサラ感が出ないので)。
                その他の素材は糸によりけりなのですが、ショップではポリエステル100%の「ファイン手縫い糸」を扱っています。
                化繊はお店によって品揃えがまちまちなので、そのようなときは「正絹」の手縫い糸を買われれば間違いはありません。
                正絹の場合は1巻き全て使ってちょうど1本分の房になります。


                色見本

                しかしながら「紅と濃紅」「鉄紺と紺」「紫紺と焦茶と黒」など、あまりにも微妙な色の違いは画像だけでは反別しにくいので(紐では見分けにくいのですが、房にしてみると違いはよくわかる)、更に重い腰を更に上げて「色見本」を作りました。

                私自身あらゆる商品の色見本を持っていますが、どこでだったか「収集目的で色見本を注文される方はお断りします」というような注意書きをしているお店がありました(笑)。
                きっと色見本の注文が多い割に、実際の商品の注文がないということなんでしょうね。
                我が家の筥迫に興味のない娘でも、色見本を見ると目がかがやきます。
                つくづく、女ってこういう色物に弱いんだなぁと思います(私はあまり興味ありませんが)。

                色見本は高いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、こんなもので儲けてもしかたないと思えるぐらい手間がかかります。
                安く売って色見本の注文ばかり来たら困る、、、ぐらいの気持ちだと思います、ホント。
                ということで、もしご注文される方がいらっしゃいましたら、すみませんが納品までに少しお時間をいただきますことご了承ください。


                懐剣用打ち紐(江戸打ち)

                懐剣用打ち紐」は現在メーカーを変えております。
                品切れがあるのは、これから仕入れをするものです(あと一ヶ月ぐらいかかるかも)。
                今までのものより少し太めで、しっかりしていてほどけにくいです。そして仕上りがとても立派。
                以前、結婚式で自作の懐剣を作られた方が、お式の最中(?)に結びがほどけてしまった!というお話を聞いたので、徐々にメーカーを変えてはいたのですが、この度全てを変えることにしました(でも結びの裏にはしっかり接着剤をつけるのも大事ですよ)。
                色数も少し増えています。
                懐剣房の場合は、筥迫房の色にどうしても合わせたいというご希望がありましたら、割高になってもよろしければ仕入れることはできます。



                しかし、今回もまた地味な内容でした。
                こんな色材料の話を延々と最後まで読んでくださった皆さま、いつも本当にありがとうございます。
                色材料なんて、ホントに手間がかかるだけで儲けも少ないし、筥迫に房なんていらないなんて正直思ったりもするのですが、WSなどで色とりどりの房に目を輝かせている皆さんを見ると、ああもっと色数増やしてあげなくちゃなどとついつい仏心を出したのが運の尽き。
                あ〜もう早く色材料から脱して、筥迫だけの生活に戻りたい、、、です。


                ▼筥迫工房のお店

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                【2014.09.14 Sunday 23:56】 author : Rom筥
                | 筥迫材料-その他 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                打ち紐の種類が増えました
                0
                  先日、途中段階で記事をアップしてしまいましたが、打ち紐の用意ができましたので、改めて記事をアップさせていただきます。

                  これまでショップで扱う「打ち紐」は、装飾筥迫に使う「人五紐」をメインに扱っておりました。
                  人五紐とは、「人=人絹(レーヨン)」「五=約1mm程度の太さ」を意味する組紐のことです。
                  絹紐は「五印」などと呼ばれているようです(伊藤組紐店参照)。

                  また、打ち紐には「唐打ち紐」と「江戸打ち紐」があるのですが、筥迫では基本的に「唐打ち紐」が使われることが多いようです。
                  唐打ちは触った感じが「ツルツルしている=細かく編んでいる」、江戸打ちは「ゴツゴツしている=大きく編んでいる」の違いがあり、唐打ち紐はストロー状になった紐の空洞を潰しながら結んでいくのに対して、江戸打ち紐は編み目に絡めて結んでいくため、結びの大きさが「唐打ち=小さめ」「江戸打ち=大きめ」になります。
                  装飾筥迫はびら簪と併用するので、たぶん邪魔にならない太さということで、「唐打ち」の「人五(五印)」紐が使われているのかもしれません。

                  しかし最近ではびら簪を使わない実用筥迫や、懐中裁縫用具入れで笹留めに使う打ち紐として「人八紐(約1.5〜2mm太)」を多用するようになりました。
                  今まで人五紐に慣れていた手には、人八紐はあまりにも結びやすい、、、。
                  少し紐が太くなるだけでこんなにも違うものかと驚いてしまいます。


                  打ち紐を増やしました

                  そこで、この度一気に打ち紐の数を増やしてみました。
                  これまでもチビチビと増やしてはいたのですが、筥迫の場合は一色増やす毎に、房糸、かがり糸、緒締と同時に増やさなければならず、全ての種類が一気に揃わなかったり色に問題があったり、この色をこのまま採用していいのか、、、等の迷いから、ショップの画像も揃わないまま放置していました。
                  でもこういうものは少しずつなどと言わずに、一気にやってしまわなければ絶対に揃わないもので、やっとここにきて重い腰を上げた次第です。
                  そして毎日大量の打ち紐を小分けする作業にやっと終わりの時を迎えました(泣)。

                  こうして見ると、人五より人八の方が圧倒的に色数が豊富です。
                  打ち紐はメーカーによってかなり質感が異なり、人五紐のように細い紐で結びにくい(ほどけやすい等)ものは、あまりにもストレスがありすぎます。
                  そういうものは江戸打ちに変えたりもするのですが、それでも無理なものは色を増やすことをあきらめています。
                  装飾筥迫はフォーマルで使うものなので、実用筥迫と違い使う色数は限られるので、まぁ最低限の色があればいいかなとも思っています。
                  人八以上は結びにくい素材もありますが、何とか許容範囲なので色数を増やすことができました。

                  実は同じメーカーでも「染料」によっても紐の質感は全く違ってきます。
                  以前、全盲の画家を取りあげた番組を見たことがありますが、彼は絵の具を直に触って色を判別していました。
                  大量の打ち紐や房糸を触っていると、あきらかに違いがわかるのがおもしろいです。


                  房糸としての手縫い糸

                  切り房用の糸で色がないものは「手縫い糸」で代用します。
                  専用糸で探してない場合は、手縫い糸をお探しください。
                  房糸自体ない色もありますが、近くの手芸店で手縫い糸をお探しになれば、ほとんどの色は合う物があります。
                  素材は木綿は絶対に不可です(切り房のサラサラ感が出ないので)。
                  その他の素材は糸によりけりなのですが、ショップではポリエステル100%の「ファイン手縫い糸」を扱っています。
                  化繊はお店によって品揃えがまちまちなので、そのようなときは「正絹」の手縫い糸を買われれば間違いはありません。
                  正絹の場合は1巻き全て使ってちょうど1本分の房になります。


                  色見本

                  しかしながら「紅と濃紅」「鉄紺と紺」「紫紺と焦茶と黒」など、あまりにも微妙な色の違いは画像だけでは反別しにくいので(紐では見分けにくいのですが、房にしてみると違いはよくわかる)、更に重い腰を更に上げて「色見本」を作りました。

                  私自身あらゆる商品の色見本を持っていますが、どこでだったか「収集目的で色見本を注文される方はお断りします」というような注意書きをしているお店がありました(笑)。
                  きっと色見本の注文が多い割に、実際の商品の注文がないということなんでしょうね。
                  筥迫に全く興味を示さない我が娘も、色見本には目を輝かせます。
                  どうやら女という生き物は、色が揃ったものに弱いらしい(笑)。

                  色見本は高いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、こんなもので儲けてもしかたないと思えるぐらい手間がかかります。
                  安く売って色見本の注文ばかり来たら困る、、、ぐらいの気持ちだと思います、ホント。
                  ということで、もしご注文される方がいらっしゃいましたら、すみませんが納品までに少しお時間をいただきますことご了承ください。


                  懐剣用打ち紐(江戸打ち)

                  懐剣用打ち紐は、現在メーカーを変えております。
                  品切れがあるのは、これから仕入れをするものです(あと一ヶ月ぐらいかかるかも)。
                  今までのものより少し太めで、しっかりしていてほどけにくいです。そして仕上りがとても立派。
                  以前、結婚式で自作の懐剣を作られた方が、お式の最中(?)に結びがほどけてしまった!というお話を聞いたので、徐々にメーカーを変えてはいたのですが、この度全てを変えることにしました(でも結びの裏にはしっかり接着剤をつけるのも大事ですよ)。
                  色数も少し増えています。
                  懐剣房の場合は、筥迫房の色にどうしても合わせたいというご希望がありましたら、割高になってもよろしければ仕入れることはできます。



                  それにしても、今回はまたしても地味な話題でしたね。
                  地味なのに手間ばかりかかって儲けも薄い、というのがこのような色材料なんですね。
                  筥迫だけ作っていられたらどんなにいいか、、、としみじみ思う今日この頃です。


                  ▼筥迫工房のお店

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                  【2014.08.24 Sunday 07:46】 author : Rom筥
                  | 筥迫材料-その他 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  ホットメルト紙について
                  0
                    今回は今まで書こうと思いつつ伸ばし伸ばしになっていた
                    『ホットメルト紙』について書こうと思います。

                    筥迫材料販売>芯材>接着芯>ホットメルト紙


                    裏打ちとは

                    ホットメルト紙は、接着芯のように使える裏打ち紙です。
                    裏打ちとは、掛け軸や額装などを作る前段階で、作品の裏に別の紙や布をあてて補強し、パリッとした仕上りにして作品としての見栄えをよくするために行うものです。
                    手製本やカルトナージュなどでは、扱う布地の操作性を良くすることを目的として裏打ちを行います。
                    本来は薄い和紙などに糊を貼って生地に接着しますが、この裏打ちという工程が入ると、ただでさえ面倒な筥迫作りを更に手の届かない細工物にしてしまいます。
                    それを糊が付いた状態でアイロンをかけるだけで裏打ちできるようになったので、筥迫作りでもこれを使わない手はありません。


                    接着芯とホットメルト紙

                    筥迫工房で販売されている教本を見て筥迫を作った方は、「ホットメルト紙なんて使わなかった」と思われたでしょう。
                    教本を作った当初は私自身「現代には接着芯という優れものがあるのだからそんなものは必要なし!」と裏打ちの必要性を感じていませんでした。
                    しかしホットメルトという存在を知ってしまった今では、私の創作活動に必要欠くべからざるものとなってしまいました。
                    すでに販売されている『びら簪付筥迫の作り方』をホットメルトを使った作り方に改訂するかどうかは迷うところです。
                    ホットメルトはどこにでも売っているというものではないので、初心者の方にはできるだけ身近な材料で解説する必要があるのではないかと思う気持ちもあり、正直今後どうするかは迷うところです。とりあえずまだしばらくはこのままで行くとは思いますが。

                    アイロンで布地に接着するので、ショップでは同じ「接着芯」というカテゴリに分類しています。
                    表装やカルトナージュのように、元の形状が変わらない平らな面に適しているのがホットメルト紙で、洋服や巾着などのように、元の形状に合わせて変化しつつも張りを持たせたいものに適しているのが接着芯です。
                    要は布地をぱりっとした紙のように扱いたいか、あくまで柔かさを残した布地として扱いたいかです。
                    筥迫では綿入れをする「被せ」や「巾着」などには「接着芯(薄)」を使い、それ以外のところにホットメルトを使うことになります。

                    基本的に内布にはほとんどの場合ホットメルトを使いますが、表布には使う材質によって判断します。
                    縮緬地を表に使う場合、被せに綿を使わないのであれば、ホットメルトを貼った方が断然扱いやすくなります。


                    正確にモノを作る

                    よく「内布が表布からはみ出してしまうのですが、、、」(サイズが合わない)というお問い合わせをいただきます。
                    これは正確に内布の線上を折り返していないことが原因です。
                    自分では内布に貼った接着芯の線上を折っているつもりでも、正確には折れていないのです。
                    接着芯の線上を完全な直線に折り返すのは意外と難しいものです。
                    筥迫工房の型紙では、内布は表布から1mm内側に入るだけなので、内布の貼付けが正確でないと当然はみ出してしまいますし、表と裏がぴっちり1mmで揃って見えていないとかなり目立つことになります。(※使う生地の厚みによってこの内寸は違ってきます)

                    そこで活躍するのがホットメルト紙です。


                    左が接着芯を貼ったもの。右がホットメルト紙を貼ったもの。

                    接着芯は折り返し線の内側だけに芯を貼りますが、ホットメルトは生地全体に貼ってから裁断するため、折り返し線に目打ちで「スジ」を付けることができます。
                    スジを付ける一手間は増えますが、これによって初心者でも簡単正確な折り返しができるのです。
                    裏打とは実に理に叶っているものだと改めて感じます。


                    ホットメルト紙の使い方

                    ホットメルト紙の扱い方はほぼ接着芯と同じです。
                    ご家庭用のアイロンなら温度設定は「中温」で使いますが、筥迫などで使う裁縫コテやパッチワーク用や工芸用のミニアイロンでは「高温」で使ってください。
                    高温でじっくり時間をかけないと接着できません。

                    生地の上にホットメルト紙を置いたら、まずは中心を決めアイロンを置きます。
                    そこから力を入れずに放射線状にアイロンを動かしていきます。
                    ここまでが仮接着です。
                    次に同じ動作で、今度は空気を抜くようにゆっくりと動かします。
                    接着芯よりちょっと付きづらい感はありますが、完全に接着されていないと、後の工程がやたらとやりずらくなるので、ここは時間をかけてしっかり接着するようにしてください(手で剥がれるようなら接着できていない)

                    スチーム用のアイロンをお使いの方は、絶対にスチームが出ないようにしてください。
                    ホットメルトは湿気厳禁です。(シワや接着不良の原因となります)
                    布に接着する前に、布の湿気を取るためにも一度布にアイロンをかけておきましょう。



                    ホットメルト紙の材質は、レーヨンなどの化繊で作られている物もありますが、筥迫工房で扱っているホットメルト紙の原料は楮(こうぞ)を使った純粋な和紙で作られています。
                    2mと4mで販売しているので巻きで発送したいのですが、接着芯に比べると割高なので、送料を安くすることと、細工物に扱いやすくすることを目的として、42.5cm幅に裁断して折り畳んでメール便発送しております。
                    また、長い紙を巻いて発送するのはけっこう難しく手間もかかるので、巻きで欲しい方は大変申し訳ありませんが別のところで購入していただければと思います。



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                    【2014.03.24 Monday 00:25】 author : Rom筥
                    | 筥迫材料-その他 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    『帯紙』の用い方
                    0
                      皆さまご無沙汰しております。
                      一気に筥迫モードに突入したものの、ワークショップ告知のみで、内容のあるブログが後回しになっておりました。
                      そこで今回は嚢物の『帯紙』についてお話ししたいと思います。

                      アンティークの筥迫を入手したときに、本体に白い紙テープのようなものが巻き付けられているのを見たことはありませんか?
                      私は一度だけあります。
                      胴締めを外した本体のところにぐるっと巻き付けられていました。



                      当時はそれが何であるかわからず、すぐに外してしまったのですが、後々になって「あれは何だったのだろう、、、」とやたらと気になる存在でした。
                      後に古い袋物の本を読んで、『帯紙』というものだということがわかりました。
                      帯紙とは、紙入れや筥迫などの袋物が出来上がった際に巻く紙の帯のことで、まぁ新品を表すようなものですね。
                      この帯紙についていつか書こうと思いつつ、それがどの本のどこに書かれていたか探せずにいたのですが、最近やっと見つけました〜。

                      帯紙とは紙入などが全部出来上りたる時に、帯として袋物に巻いておく紙を申します。此帯紙は外見を善くし、格好を善くする為であります。
                      帯紙には、厚き西洋紙を用ひます。其幅は物に應じて違ひますが、三分より五分位の處で、それに釣合ふやうに見計ひます。(引用:袋物細工の枝折 明治42年発行)

                      幅9mm〜15mmぐらいということでしょうか。
                      しかし、帯紙を付けたままのものが中古として流通しているということは、元の持ち主はよっぽど筥迫に興味がなかったんでしょうかねぇ。
                      とにかく、帯紙はその筥迫を所有した始めの人しか見ることができないものですし、めったにお目にかかれないものではあります。



                      帯紙はどこに巻く?
                      帯紙は袋物の両端より各四分位の處へ巻くのでありますが、其附方は、先づ紙入の「かぶせ」の下へ紙の端を差し入れ、それから後を廻して確と引きながら一週させて、後ろの中央にて其紙を鋏切り、且つ其切口の両角をも鋏落し、之に糊を施して貼付け、鏝を掛けます。(引用:同上)

                      この “袋物の両端より各四分位の處へ巻く” の解釈を巡って我が家では

                      Rom筥:両端よりそれぞれ「四分」ぐらいの所へ巻く
                          ※つまり、端より四分(約1.2cm)位(ぐらい)のところへ巻く

                      家 人:両端よりそれぞれ「四分位(しぶんい)」の所へ巻く
                          ※つまり、四分割した両端2つのところへ巻く



                      この帯紙の巻き方は「両端へ巻く」ことから、たぶん胴締めのない上図のような紙入れなどにつける方法だと思います。
                      結局はどちらでもお好みで「それに釣合ふやうに見計ひ」ましょう(笑)。
                      筥迫の場合は胴締めの下に一カ所巻くだけなので、迷う必要もないということです。


                      それでは実際に巻いてみましょう。

                      ここでは帯紙を紙テープで作ってみました。
                      幅1.2cm、長さ30cmです。


                      巻き終わりの端は角を落します。(日本人らしい気の使い方ですね)


                      被せの下に帯紙を挟みます。


                      簪挿しを乗せたまま、後ろからぐるっと一周します。


                      後ろで止めます。(薄のり、またはドットライナー)
                      最後に帯紙の上から胴締めを差し込みます。
                      (胴締めをずらさないと帯紙が見えないのがちと残念)



                      この「封を解く」という作業はいいですね。
                      いかにもオンリーワンという感じです。
                      あるのとないのでは、筥迫をもらった時のワクワク感が違います。

                      ちなみに「筥迫セット」などの量販品を買っても帯紙は付いていません。
                      もしかしたら今でも新品で単体の筥迫を買ったら付いているのでしょうか(もちろんある程度の値段がするものでなければ付いていないとは思いますが)。
                      私も次に注文が来たら付けてみることにしましょう。
                      皆さんも筥迫を差し上げるときは、是非、この帯紙を付けてみてはいかがでしょうか。



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                      【2013.07.13 Saturday 15:45】 author : Rom筥
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