『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
三條本家みすや針 極小糸切りはさみ
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    前回、講習会の様子をご報告いたしました『携帯裁縫用具入』ですが、今年は前半に三回講習が集中してしまい、次回は来年という変な組み方してしまいました。申し訳ない、、、。

    この講座では作品が仕上がると100円ショップの携帯裁縫道具の中身を入れて完成となるのですが、4月に参加された静岡在住のT.Tさんが何やらチマチマと別の道具を収納している姿を目撃。

    何を入れているのか聞いてみると、それはそれは小さな『糸切りはさみ』でした。
    ちょうどこの携帯裁縫用具入にぴったりの大きさ。

    「これ小さいですけど、すごく切れるんですよ!

     この携帯裁縫用具入を作ったら絶対に入れたいと

     思っていたんです。」(T.Tさん)

    そのはさみとは、みすや針で有名な「みすや」で販売している極小の糸切りはさみ。


    わずか「6cm」です。
    もちろんお約束のマチ針も収納していましたよ。

    「これ欲しい〜!」
    と一人萌えまくるRom筥。

    早速自宅に帰って検索。

    ネットショップにはこの極小のはさみは置いていなかったので、電話で問い合わせると「7cmのものならあります」とのことで、きっとT.Tさんが測り間違えちゃったんだろうな〜と勝手に推測。
    一丁約400円程度とお安かったので5丁注文。

    そして届いたはさみを嬉々として携帯裁縫用具入に入れてみると、何とか入るけど無理矢理感満載、、、?

    改めて測ってみたところ8cmありました(7cmでさえない)。


    そこでT.Tさんに、

    「なんかサイズ全然違うんだけど、、、」


    「先生、私が言ったのは『三条みすや』ですよ。

     それ、もう一つのみすやの方じゃないですか?」

    みすや針には「三条みすや」と「みすや忠兵衛」の二店舗が存在しているのですね(無知でごめん)。

    しかし諦めの悪いRom筥のこと、気をとりなおして三条みすやに電話で再注文。
    この6cmのはさみがとてもすばらしいこと、これをどうしても手に入れたいことを伝えました。

     



    「これはうちで作らせているものなんです。
     でも申し訳ないのですが、通販はできないんですよ、、。」

    えっ?だってネットショップをやっているでしょ??
    なのに、どして?え?おかしいでしょ、どして?(しつこい客)。

    まぁ色々と事情がおありのようです。

    がっくりしてT.Tさんに報告すると、

    「近々京都に行く用事があるので、よかったら買ってきますよ!」

    ということで、しばらくして私の手元にこのかわいい糸切りはさみがやってきました。

    お値段、約1,400円

    こんなに小さいのにしっかりお仕事してくれて、このお値段はかなり良心的。

    みすや忠兵衛さんのはさみは400円とお安く、ただ糸を切るだけで性能に問題はないのですが、三条みすやのはさみは職人さんが作ったのかなと思われる出来(一番下は一般的な糸切りはさみ)。


    切れ味が良いのはいいとしても、刃先がピンピンに尖りすぎて危なかったので、ムクムクと「はさみカバー」を作りたくなりました。

     

    ジャストフィットに拵えました。

    もちろん針と糸は使わず貼り込みでね。

    裁縫道具入れとお揃いで作ったら益々かわいくなったぞmoe

     

    T.Tさんにどうだ!とばかりにお披露目したところ

    「それならお揃いの糸巻きもほしい、、、」と言われたので、

    針山のひょうたん型をちょっとばかり変形して糸巻きも作ってみました。

     

    講習会では人気のある裁縫道具入れですが、実は私、あまりこの型には思い入れがなかったのです(自分が必要としないから)。

     

    でもこのハサミを入れた途端、◯◯さんと、◯◯さんと、◯◯さんにあげて、、、と行き先を考えるようになりました。

    もちろんプレゼントするときには仰々しく中を開けて、

    「この中に入っているのは「みすや」のはさみで、
     小さいのにすごい切れあじなの。
     そうそう、みすやでも『三条みすや』にしか

     このサイズはないからね。
     でも三条みすやはお針しか通販しないから、
     ハサミまで揃えたいとなると
     京都まで行って手に入れなきゃならないのよ!」

    ともったいぶって言うのがミソですね(笑)。

     

    ちなみに、全国の催事場に出店しているのは「みすや忠兵衛」さんの方らしいので、このはさみが欲しいとなると、やはり京都まで買いに行かねばならないようです。

    何でもネット注文できる世の中にあって、

    携帯裁縫用具入は東京の筥迫工房の講習会で自分で作らないと手に入らない(来年以降教本出したいと思ってはいますけどね)。

    中のはさみは京都三条みすやに行かないと手に入らない。

     

    こんな小さな物に、これだけ面倒な手間と隙と情熱をかける。

    これぞ「大人の女のおままごと」!

     

     

    T.Tさん曰く、

    「あの携帯裁縫道具入れを作ったら、みすやさんに行って
     その場で実物を広げて中身をあれこれ見繕うなんて
     楽しいですよ〜‼️
     完全オリジナルの裁縫道具入れが出来ます!
     手作りってイイですね〜〜。」
    だそうです。

     

    これはT.Tさんからお土産でいただいたマチ針。

    かわいすぐる〜(T.Tさんありがとう〜)。

     

     

    このレアなセットを揃えたら、是非小さなお嬢ちゃんたちに見せてあげてください(もちろん、みすやのマチ針を忘れないでね)。

     

    そして上記のうんちくを唱えてください(笑)。


    幼い子供にはよくわからことでも、その美しい形状と、小さなものに大人が嬉々として食らいついている姿が、七五三の不思議な筥迫のように脳裏に焼きつくと思いますよ。


    そういう記憶はすごく大事にしたいもの。

     


    最後に、普通サイズの糸切りばさみのカバーも作ってみたくなりました。

    こちらもおまけにアップしてみます。

    仕事詰まっているのに、こんなことに1日半も潰してしまった、、。

     

    厚みがある分、少し立体的。

    貼り込みは、糊が乾くまでの間に型をしっかり作っておくと、その形のままパリパリに乾くので、カバーというよりもケースといった感じに仕上がります。

    粘土を扱っているようなイメージもあるので、手芸というよりも工作的な作業が楽しい。

     

    しかし先のはさみのサイズに目が慣れてしまったので、大きすぎて可愛げがないとか思ってしまう。


    この小さなはさみカバーは作り方も簡単なので、ブログにアップしようかとも考えたのですが、安易にお勧めしてしまうには突っ込まれそうな所がなきにしもあらずなので、とりあえず次回の講習会用の資料に載せておくに留めます。

     

    以前参加された方でつくり方が欲しい方は、ご連絡いただければPDFを送らせていただきます。
     

     

     


     

    追記(2016.7.29)

     

    三条みすやさんから、この6cmの糸切りはさみの量産体制ができたことを確認いたしました。

    ただしネット販売はできないので、「直接電話にて注文」してくださいということです。

     

    発送方法は、

     

    1)着払い

    商品代金とは別に、送料&着払い手数料が500円で即発送可能。

     

    2)クロネコDM便

    商品代金と送料(164円)を先に振り込み。確認に2〜3日で発送。

     

    ご希望の方は直接みすやさんにご連絡を。

     

     

     


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    【2016.06.23 Thursday 14:13】 author : Rom筥
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    たかが定規、されど定規!
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      貼り込みは「難しい」というよりも「面倒」な作業です。

      筥迫のように複雑で小さな細工物では、布を小さく折りたたんで型に収めていくので、複雑な型になればなるほど正確に仕立てて行かないと、最後に収まらなくなるため正確さが求められるからです。

      よく「教本通りに作っているのに内布が外にはみ出すのはなぜですか?」という方がいらっしゃいます。
      布の厚みに起因することを除けば、ほとんどは正確に部品を作っていないことが原因。
      それが積み重なって最後に大きな誤差になる。

      でもね、ここで言うところの大きな「誤差」は「1〜2弌彡度の範囲なんです(笑)。

      一般的には1mmはすごく小さい 単位だと思われるかもしれませんが、筥迫のような細工物の世界ではとても大きな単位です。
      昔の職人さんが作る筥迫は、内布の控えが1mm以下。
      現代の市販品は堂々と2mmが許される。
      でも貼り込み的に、控え2mmは相当ダサい。

      正確に部品を作れば、被せを開いたときに内布の外周に細線を引いたように美しい表布の縁が現れます。
      丁寧にモノを作ったときに見られるご褒美ですね。
      最後に布のたるみなくしっかりと型の中に収まる、それはそれは気持ちの良いものです。
      このような仕立てが出来るようになると、貼り込みの楽しさが倍増します。



      部品作りに重要な道具

      さて、この部品を作る上で大事な道具に「定規」があります。
      以前も話題に出したことがありますが、定規の話は続くよどこまでも!です(笑)。

      私は定期的に100円ショップで定規をまとめ買いしています。
      カッター用にステンレスのエッジが付いたものもありますが、金属が付いていると見えづらいので、私はあえてメモリがついた薄い面を使っています。

      勢いよくカッターを当てると、定規は簡単に削れてしまいます。
      このことから定規は消耗品と考え、100円ショップで定期的にまとめ買いしているのです。
      安い定規でもビニールテープ(透明)を裏に貼れば、滑りにくくなりかなり安定します。


      ところが、最近、愛用していた100円ショップの定規が店頭から消えてしまいました(泣)。
      そして、新しいタイプに入れ替ったコイツ(上)がとにかく使えない。頭に来るほど。


      何が使いづらいかと言えば、

      薄すぎる(2mm)→以前のモノ(3mm)
      幅が狭すぎる(30mm)→以前のモノ(35mm)

      中央に「ミゾ(隙間)」が付いているので、そこだけ強度が弱くなり、カッターで力を入れるとブレる。

      最悪は中央の緑部分の裏にマグネットが付いているので、それがコンマ数ミリの段差になり、どんなに力を入れて抑えても不安定。
      ビニテを貼っても動く動く。

      あまりにも使えないので、今まで敬遠していたもう一つのタイプ(上)を買ってみる。


      厚すぎる(4mm)→以前のモノ(3mm)
      幅が広すぎる(50mm)→以前のモノ(35mm)

      グリットも付いていて定規としては悪くはないのですが、いかんせん「重い」。

      微妙な差だと思うのですが、使いやすい道具というのは、なくなってみて初めてその良さを実感するものなんですね。



      測るもの、線を引くもの

      ところで、これらプラスチック製定規のメモリが正確でないこと知っていますか?

      以前、正確に製図をしなければならない仕事で、細心の注意をはらって測ったはずなのに、どうしても仕立てでサイズが合わないということがありました。
      あまりにも納得がいかなくて二日ぐらい悩みました。

      そして、フト机の上に散乱した色々な定規を並べて、それぞれのメモリを合わせてみたんですね。
      そしたら何とまぁ、30cm定規で1mm(正確には1mm弱)の誤差があったのです。

      あまりのもビックリしてネットで調べてみました。

      まずは簡単にWikipediaから。

      定規と物差し(ものさし)は混同されがちであるが、両者はその機能によって呼び分けられる。

      定規 - 直線や曲線・角を描く時に当てて使う道具
      物差し - 物の長短を差し測る道具

      一般に市販されている直線定規の多くには目盛りが振ってあるが、これらは計量法が規定する長さの計量器ではなく、計量器としての検定や校正証明を受けたものではないため、正式には物差しの代用に用いることはできない。逆に、物差しを用いて線を描くと、ひずみが生じて本来の計量機能に誤差を生じるおそれがある。

      はいはい、私が無知でした。

      それでは、モノを正確に測るためのモノサシが欲しいとなれば、そこはやはり「JISマーク」を探すしかない。
      しかしJISマークのモノサシといえば金属製の直尺しか見つかりません。

      金属製は「薄い」「重い」ことから、薄物を使う作業には使いづらい。
      やはり、軽い、見やすい、プラスチックのJISマーク付き定規を探したい。


      しかしながら、プラスチックの定規には「JISマーク」が付いたものがない、、、と探し回った結果、見つけましたよこれ。

      共栄プラスチック メタクリル両切直線定規 30cm

      (アマゾンにはなぜか10本セットしかない、、、)

      袋の裏面には「目盛りはJIS規格に匹敵する精度をもっております」という説明書き。
      「匹敵する精度」ちょっと微妙(笑)。

      更には「ゼロスタート」なので、しっかりモノを測ることが目的の「ものさし」です。
      このゼロスタートであるかどうかでも、ものさしか定規かを見分ける判断になります。
      厚みも幅も使いやすい良い定規としてrom筥的にはオススメです。


      滑らない定規と言えば、アマゾン一番人気のこれ
      レイメイ藤井 定規 すべらないカッティング定規 30cm ACJ555

      安定感あります。

      ただね、あまり滑らなすぎるものは、別のところに移動する際に、軽く持ち上げなければならない。
      滑らせてずらすことができないんですね。
      数本の線引きやカッティングにはいい定規ですが、小回りがきかないという面においてRom筥的には高評価を付けられない。
      ちなみに、こちらは定規ですね。


      小回りが効いて安定感のある安い定規。
      100円ショップでもう一度復活してくれることを切に願っています。



      精度か、音か(?!)

      結局、線を引いたりカッターを使うときは100円ショップの安価な定規を使い、仕事などで正確なサイズで製図しなければならない仕立てなどには「金属製の直尺」を使い分けています。
      ※直尺は「ちょくしゃく」または「ちょくじゃく」と読みます。
      (言いづらい、、、)

      なぜ金属製の定規にJIS規格が付くのか「住友金属工業」のPDFから見つけました。(身近な金属のミクロ組織を読む「長さを測る」:工学博士 大谷 泰夫 より)

      物差しは物の長さを測る道具で、直線や曲線を引く定規とは区別されています。

      曲尺:
      JISでは500mmに対して0.2mmの精度が規定されているが、実際の精度はこれより遥かに高い。

      直尺:
      SUS材による直尺は焼入・焼戻されたマルテンサイト系ステンレス鋼420J2が用いられている。C量はSUS410より高く、硬度は曲尺より高硬度(436HV1)に調整されている。
      アルミニウム製の直尺は、押出加工性がよい6101系のMg2Siによる時効硬化合金が用いられている。軽くて錆びにくい特徴があるが、SUS420と比較すると、柔らかく(102HV1)、熱膨張が2倍(23.5×10-6/°C)なので、長さの温度変化が大きい欠点がある。極端な例として炎天下に置かれた1mの物差しの温度が50°C変化すると、両者は各々0.52mm、1.18mm伸びて、その差は0.5mm以上となることもある。


      アルミ製でさえこれだけ温度変化するのですから、プラスチックがどれだけ伸縮するかわかりますね。


      私が測る物は小さなものが多いので、直尺も一番小さなもので十分、ということで使い出したのが「シンワ15cm直尺」。

      今では好きすぎてあらゆる部屋に常備しているほど。
      薄くて小さいので行方不明になりやすいことから、家中を探せば軽く6本ぐらいは出てくるはず(笑)。


      隙あらばあらゆるモノを測りまくっています。

      驚くほど安いのにJIS規格1級。もう愛おしいばかり。

      ちなみに、金属製直尺には精密用のA形、製図用のB形、一般用のC形の3種類があるそうです。
      精密用定規はびっくりポンの値段でした。


      ところで、このシンワの15cm直尺には一つびっくりすることがあります。

      いつもは近くのホームセンターで買うのですが、あるとき1本が行方不明になってしまったので、アマゾンついでに注文してしまおうと検索すると、シンワの直尺の中でなぜかこの15cmだけがやたらとレビューが多い。
      なぜ???と見てみると、

      「スタイリッシュな授業妨害をするなら一番オススメ。」

      低い音はもちろん高い音も問題なく出ます。線も引けるので重宝しています。」


      線「」引ける???




      実はあの有名なモノサシスト「RAZO」さんが使っていた定規(楽器?)だったんですね。



      当時も「謎のレビュー」ということで評判になっていたようです。


      ということで、この定規を買った人はこっそりモノサシスト経験していそうです(私も試したが難しかった、、、)。

      興味のある方は是非お試しを(笑)。




      前回のブログで3月の講習会の申し込みが「来週」から始まりますと書きましたが、またしても間違いでした。
      こんどこそ来週です(苦笑)。
      詳細画面の日付も直しました〜。

      ===========================
      『三段口扇襠筥迫』
      日 :3月20日(日)〜21(月・祝)2日講習
      申し込み開始日:2016年2月23日(火)
      ===========================

      上記クリックで申し込み画面にリンクします。
      23日0:00(夜中)にカートを開くつもりですが、もしその時間になってもカートが出ていない場合(私が出し忘れている)は、下の「お問い合わせ」からお申し込みいただければ順番で受付します(時々あります、ごめんなさい、、、)。



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      【2016.02.18 Thursday 22:41】 author : Rom筥
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      ついに出たClover小型『アイロン』! そして教本進捗状況、、、
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        先日Chihiroさんからうれしい情報をいただきました。
        「AmazonでCloverのアイロンが再販されていました!!」
        それが ↓

        待ってましたー!超うれしい!

        私はこの小型アイロンを「細工用アイロン」と呼んでいますが、クロバーからは「パッチワークアイロン」として販売されています。
        まぁパッチワーク人口を考えれば、そう命名した方が売りやすいのでしょうが。

        筥迫を作るのに絶対に必要なものがアイロンで、一個作るぐらいならご家庭用アイロンでもいいのですが、家庭用の消費電力が1000W程度とすれば、このアイロンは80Wなので5時間連続で使っても10円ちょい。(電気代・電気料金の計算
        小さいものを作るのにご家庭用アイロンは重いし疲れる。
        筥迫他、細工物などに興味があるとすれば細工用アイロンは必需品です。

        しかし、巷に安価な小型アイロンが出回ったせいなのかどうなのか、それらより遥かに高いクロバーのアイロンが三年ぐらい前に廃盤になってしまったのですね。
        廃盤になった型はピンク色で、私が持っているのは左の08年型のベージュ色(使い込んだ跡が、、、)。



        筥迫を作り始めたばかりの頃だったので、こんなに小さくて温度調節(三段階)だけの機能で5,000円は高く感じられましたねぇ。
        小型アイロンは1,000〜2,000円程度でいくらでも安いのがありますから。


        しかし、安価な小型アイロンとは絶対的に違うのがこのアイロンの先端部分。


        細かいところに先が入り込めるようになっています。
        これは「アイロン」と「コテ」を兼ねているからですね。

        本来の「コテ」というのは、小さすぎてピンポイントでしか使えません。

        左が普通のアイロン(スチーム機能なし)、右が本来のコテです。
        結局アイロンとの併用でなければ使えないことが面倒でほとんど使っていませんが、、、。

        つまりこの小型アイロンは、アイロンを小さくして使い勝手を良くしたというよりは、コテをアイロン大にして使い勝手を良くしたというのが正しいかもしれません。

        以前は筥迫作りを始められた方に、この高い細工用アイロンをお勧めするのは申し訳ないという気持ちが強かったのですが、今では筥迫を作りたいならまず買ってください!とお勧めしています。


        このクロバーのアイロンが廃盤になった後は、こちらの「TOSHIBA 裁縫こて ピンク TA-A20(P)」をお勧めしていました。


        これも先端はコテなので細工用にはお勧めなのですが、アイロン先端(作用点)とハンドル部分(力点)に距離があること、そして専用のコテ台が必要(自立できない)というのがちょっと不便です。
        もちろんご家庭用アイロンよりは数段使いやすいので、今裁縫コテをお持ちの方はそのままお使いくださいね。

        しかしこれまでは、この裁縫コテもそろそろ廃盤になりそうな雰囲気があったので、そうなったら筥迫を作りましょうなんて気軽に言えない。
        クロバーのアイロンが廃盤になった後はヤフオクでけっこう高値がついていたので、裁縫コテで同じ現象がおこったとしたら、まさかヤフオクで中古を落せとも勧められないから、裁縫コテの廃盤とともに筥迫工房も閉店か、、、沈 と秘かに恐れていたのでした。
        しかしクロバーアイロン復活のおかげで、筥迫工房もかろうじて安泰のようです わーい


        ということで、まだまだ壊れる気配もない我が家のアイロンをさしおいて、新機種をアマゾンで即買いしましたよ。
        夜に頼んで次の日に届いた、、、早い。

        発売されたのはそれほど前ではないとは思うのですが、アマゾン、楽天ともパッチワーク部門で人気(売上?)no.1でした。
        一体いつ発売されたんだ??と疑問になり、クロバーさんに直接問い合わせたところ、発売は先月(2015年1月)中旬ということでした。
        待っていた人が相当多かったということですね。
        クロバーさんホントありがとう(涙)。



        この最新機種の特徴は、

        1)前機種より先端部分が長くなっている〜♡
        2)パイロットランプ(電源ON)が追加されている〜♡
        3)デザインがかわいくなっている〜♡(どーでもいい?)


        アマゾンなら送料込みで4,347円。

        電源入れてあまり時間がかからず最高温度に達するので、ミニアイロン台とセットで使えば小さなハンカチなどは気楽にアイロンをかけられます。
        単純な機能しかないということは壊れにくいということで、長く使えるからそれほど高いものでもないということなんですね。

        細工物をする人間にはホント必要な道具なので、クロバーさんもう廃盤にしないでね。



        実は、こういうものは大手メーカーのOEMなので、いつか元のメーカーから違う名前で販売されるかもしれません(前機種は販売されていた)。
        そうすると価格.comなどでもっと安く買えたりするのですが、消費者が目先の安さだけで物を買っているとまたクロバーさんで廃盤になってしまったりするので、筥迫工房としてはできればクロバーさんの機種を買ってあげてほしいと思います。




        教本改訂版 進捗状況

        教本の改訂版を近日販売すると言いながらズルズルと伸びています。
        ホント申し訳ない。
        これでも毎日嫌になるぐらいがんばって編集しているのですが、どんどんと内容が濃くなっていってしまい、本当にいつか終わるんだろうか、、、と正直暗い気持ちになっています。沈泣き

        ショップには二月頃と表示していたので、「いつ発売になりますか?」というお問い合わせもたくさんいただいています。
        去年は年末といいながら、今年2月に伸びて、更にまた伸びそうというのが実状です。

        今回大きく内容を改訂する意味は二つあります。
        まずは、初期の頃の内容を最新の内容に替えること。
        もう一つは、将来的には他の袋物の教本も発行しようと思っているので、それらにも対応できるような内容にすることです。
        基本的な作業や、巾着、飾り房などは共通していますから、それぞれの型の作り方を解説する教本とは別冊という形にしています。

        内容的には、

        1)材料・基礎編
        2)教本
        3)巾着・結び・房 共通編

        これらがそれぞれ別冊になります。

        初めての方にはとりあえずこの三冊セットを揃えていただいて、次からはそれぞれの教本だけを買い足していただくという形になると思います。

        詳しい内容はもう少ししたらブログで告知するとは思いますが、発売が4月、5月と伸びる可能性もあります。
        とりあえずの形で販売してもいいのですが、頁数がかなり増えるので価格も上げざるを得ず(できるだけ押さえたいとは思っている)、それに見合った内容をと考えるとどうしても慎重にならざるを得ません。
        以前の教本を買っていただいている方でご希望があれば、お値引きした価格で販売する予定です。

        最近は筥迫以外でも「和の房」に興味のある方がけっこういらっしゃるようで、房だけを作りたいと言う人も多いのですが、結局筥迫の教本を買っていただくことになってしまいます。
        また、筥迫は作りたいけど飾り房は難しいからと、始めから出来合いの房を買われる方もいらっしゃるので(飾り房は筥迫とはまた違った意味での難関)、少しは選択肢が増えるかもしれません。

        基礎編も他の物にも応用できる小技が色々載っているし、結びも講習会で作ったタイプは全てが載っているので好みのものが作れます。
        私は全て作図し直しなのでうんざりしていますが。
        (もう共通編は疲れたよ、パトラッシュ、、、泣)

        もちろんお急ぎの方は今販売中の教本で問題なく作れます。
        たぶんこっちの方が改訂版より単純にできているので迷わず作れるとは思う。

        そして、急いで筥迫を作る目的のない方、貼り込みをもっと詳しく知りたい方には、クロバーのアイロンもめでたくも再販されたことですし、気長にお待ちいただいて、全て新しいもので筥迫作りを初めていただければと思います。



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        【2015.02.21 Saturday 16:37】 author : Rom筥
        | 筥迫材料-その他 | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
        色材料が増えました
        0
          先日、途中段階で記事をアップしてしまいましたが、打ち紐の用意ができましたので、改めて記事をアップさせていただきます。

          これまでショップで扱う「打ち紐」は、装飾筥迫に使う「人五紐」をメインに扱っておりました。
          人五紐とは、「人=人絹(レーヨン)」「五=約1mm程度の太さ」を意味する組紐のことです。
          絹紐は「五印」などと呼ばれているようです(伊藤組紐店参照)。

          打ち紐には「唐打ち紐」と「江戸打ち紐」があるのですが、筥迫では基本的に「唐打ち紐」が使われることが多いようです。
          唐打ちは触った感じが「ツルツルしている=細かく編んでいる」、江戸打ちは「ゴツゴツしている=大きく編んでいる」の違いがあり、唐打ち紐はストロー状になった紐の空洞を潰しながら結んでいくのに対して、江戸打ち紐は編み目に絡めて結んでいくため、結びの大きさが「唐打ち=小さめ」「江戸打ち=大きめ」になります。
          装飾筥迫はびら簪と併用するので、たぶん邪魔にならない太さということで、「唐打ち」の「人五(五印)」紐が使われているのかもしれません。

          しかし最近ではびら簪を使わない実用筥迫や、懐中裁縫用具入れで笹留めに使う打ち紐として「人八紐(約1.5〜2mm太)」を多用するようになりました。
          今まで人五紐に慣れていた手には、人八紐はあまりにも結びやすい、、、。
          少し紐が太くなるだけでこんなにも違うものかと驚いてしまいます。


          打ち紐を増やしました

          そこで、この度一気に「筥迫用打ち紐」の数を増やしてみました。
          これまでもチビチビと増やしてはいたのですが、筥迫の場合は一色増やす毎に、房糸、かがり糸、緒締と同時に増やさなければならず、全ての種類が一気に揃わなかったり色に問題があったり、この色をこのまま採用していいのか、、、等の迷いから、ショップの画像も揃わないまま放置していました。
          でもこういうものは少しずつなどと言わずに、一気にやってしまわなければ絶対に揃わないもので、やっとここにきて重い腰を上げた次第です。
          そして毎日大量の打ち紐を小分けする作業にやっと終わりの時を迎えました(泣)。

          こうして見ると、人五より人八の方が圧倒的に色数が豊富です。
          打ち紐はメーカーによってかなり質感が異なり、人五紐のように細い紐で結びにくい(ほどけやすい等)ものは、あまりにもストレスがありすぎます。
          そういうものは江戸打ちに変えたりもするのですが、それでも無理なものは色を増やすことをあきらめています。
          装飾筥迫はフォーマルで使うものなので、実用筥迫と違い使う色数は限られるので、まぁ最低限の色があればいいかなとも思っています。
          人八以上は結びにくい素材もありますが、何とか許容範囲なので色数を増やすことができました。

          実は同じメーカーでも「染料」によっても紐の質感は全く違ってきます。
          以前、全盲の画家を取りあげた番組を見たことがありますが、彼は絵の具を直に触って色を判別していました。
          大量の打ち紐や房糸を触っていると、あきらかに違いがわかるのがおもしろいです。


          房糸としての手縫い糸

          切り房用の糸で色がないものは「手縫い糸」で代用します。
          専用糸で探してない場合は、手縫い糸をお探しください。
          房糸自体ない色もありますが、近くの手芸店で手縫い糸をお探しになれば、ほとんどの色は合う物があります。
          素材は木綿は絶対に不可です(切り房のサラサラ感が出ないので)。
          その他の素材は糸によりけりなのですが、ショップではポリエステル100%の「ファイン手縫い糸」を扱っています。
          化繊はお店によって品揃えがまちまちなので、そのようなときは「正絹」の手縫い糸を買われれば間違いはありません。
          正絹の場合は1巻き全て使ってちょうど1本分の房になります。


          色見本

          しかしながら「紅と濃紅」「鉄紺と紺」「紫紺と焦茶と黒」など、あまりにも微妙な色の違いは画像だけでは反別しにくいので(紐では見分けにくいのですが、房にしてみると違いはよくわかる)、更に重い腰を更に上げて「色見本」を作りました。

          私自身あらゆる商品の色見本を持っていますが、どこでだったか「収集目的で色見本を注文される方はお断りします」というような注意書きをしているお店がありました(笑)。
          きっと色見本の注文が多い割に、実際の商品の注文がないということなんでしょうね。
          我が家の筥迫に興味のない娘でも、色見本を見ると目がかがやきます。
          つくづく、女ってこういう色物に弱いんだなぁと思います(私はあまり興味ありませんが)。

          色見本は高いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、こんなもので儲けてもしかたないと思えるぐらい手間がかかります。
          安く売って色見本の注文ばかり来たら困る、、、ぐらいの気持ちだと思います、ホント。
          ということで、もしご注文される方がいらっしゃいましたら、すみませんが納品までに少しお時間をいただきますことご了承ください。


          懐剣用打ち紐(江戸打ち)

          懐剣用打ち紐」は現在メーカーを変えております。
          品切れがあるのは、これから仕入れをするものです(あと一ヶ月ぐらいかかるかも)。
          今までのものより少し太めで、しっかりしていてほどけにくいです。そして仕上りがとても立派。
          以前、結婚式で自作の懐剣を作られた方が、お式の最中(?)に結びがほどけてしまった!というお話を聞いたので、徐々にメーカーを変えてはいたのですが、この度全てを変えることにしました(でも結びの裏にはしっかり接着剤をつけるのも大事ですよ)。
          色数も少し増えています。
          懐剣房の場合は、筥迫房の色にどうしても合わせたいというご希望がありましたら、割高になってもよろしければ仕入れることはできます。



          しかし、今回もまた地味な内容でした。
          こんな色材料の話を延々と最後まで読んでくださった皆さま、いつも本当にありがとうございます。
          色材料なんて、ホントに手間がかかるだけで儲けも少ないし、筥迫に房なんていらないなんて正直思ったりもするのですが、WSなどで色とりどりの房に目を輝かせている皆さんを見ると、ああもっと色数増やしてあげなくちゃなどとついつい仏心を出したのが運の尽き。
          あ〜もう早く色材料から脱して、筥迫だけの生活に戻りたい、、、です。


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          【2014.09.14 Sunday 23:56】 author : Rom筥
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          打ち紐の種類が増えました
          0
            先日、途中段階で記事をアップしてしまいましたが、打ち紐の用意ができましたので、改めて記事をアップさせていただきます。

            これまでショップで扱う「打ち紐」は、装飾筥迫に使う「人五紐」をメインに扱っておりました。
            人五紐とは、「人=人絹(レーヨン)」「五=約1mm程度の太さ」を意味する組紐のことです。
            絹紐は「五印」などと呼ばれているようです(伊藤組紐店参照)。

            また、打ち紐には「唐打ち紐」と「江戸打ち紐」があるのですが、筥迫では基本的に「唐打ち紐」が使われることが多いようです。
            唐打ちは触った感じが「ツルツルしている=細かく編んでいる」、江戸打ちは「ゴツゴツしている=大きく編んでいる」の違いがあり、唐打ち紐はストロー状になった紐の空洞を潰しながら結んでいくのに対して、江戸打ち紐は編み目に絡めて結んでいくため、結びの大きさが「唐打ち=小さめ」「江戸打ち=大きめ」になります。
            装飾筥迫はびら簪と併用するので、たぶん邪魔にならない太さということで、「唐打ち」の「人五(五印)」紐が使われているのかもしれません。

            しかし最近ではびら簪を使わない実用筥迫や、懐中裁縫用具入れで笹留めに使う打ち紐として「人八紐(約1.5〜2mm太)」を多用するようになりました。
            今まで人五紐に慣れていた手には、人八紐はあまりにも結びやすい、、、。
            少し紐が太くなるだけでこんなにも違うものかと驚いてしまいます。


            打ち紐を増やしました

            そこで、この度一気に打ち紐の数を増やしてみました。
            これまでもチビチビと増やしてはいたのですが、筥迫の場合は一色増やす毎に、房糸、かがり糸、緒締と同時に増やさなければならず、全ての種類が一気に揃わなかったり色に問題があったり、この色をこのまま採用していいのか、、、等の迷いから、ショップの画像も揃わないまま放置していました。
            でもこういうものは少しずつなどと言わずに、一気にやってしまわなければ絶対に揃わないもので、やっとここにきて重い腰を上げた次第です。
            そして毎日大量の打ち紐を小分けする作業にやっと終わりの時を迎えました(泣)。

            こうして見ると、人五より人八の方が圧倒的に色数が豊富です。
            打ち紐はメーカーによってかなり質感が異なり、人五紐のように細い紐で結びにくい(ほどけやすい等)ものは、あまりにもストレスがありすぎます。
            そういうものは江戸打ちに変えたりもするのですが、それでも無理なものは色を増やすことをあきらめています。
            装飾筥迫はフォーマルで使うものなので、実用筥迫と違い使う色数は限られるので、まぁ最低限の色があればいいかなとも思っています。
            人八以上は結びにくい素材もありますが、何とか許容範囲なので色数を増やすことができました。

            実は同じメーカーでも「染料」によっても紐の質感は全く違ってきます。
            以前、全盲の画家を取りあげた番組を見たことがありますが、彼は絵の具を直に触って色を判別していました。
            大量の打ち紐や房糸を触っていると、あきらかに違いがわかるのがおもしろいです。


            房糸としての手縫い糸

            切り房用の糸で色がないものは「手縫い糸」で代用します。
            専用糸で探してない場合は、手縫い糸をお探しください。
            房糸自体ない色もありますが、近くの手芸店で手縫い糸をお探しになれば、ほとんどの色は合う物があります。
            素材は木綿は絶対に不可です(切り房のサラサラ感が出ないので)。
            その他の素材は糸によりけりなのですが、ショップではポリエステル100%の「ファイン手縫い糸」を扱っています。
            化繊はお店によって品揃えがまちまちなので、そのようなときは「正絹」の手縫い糸を買われれば間違いはありません。
            正絹の場合は1巻き全て使ってちょうど1本分の房になります。


            色見本

            しかしながら「紅と濃紅」「鉄紺と紺」「紫紺と焦茶と黒」など、あまりにも微妙な色の違いは画像だけでは反別しにくいので(紐では見分けにくいのですが、房にしてみると違いはよくわかる)、更に重い腰を更に上げて「色見本」を作りました。

            私自身あらゆる商品の色見本を持っていますが、どこでだったか「収集目的で色見本を注文される方はお断りします」というような注意書きをしているお店がありました(笑)。
            きっと色見本の注文が多い割に、実際の商品の注文がないということなんでしょうね。
            筥迫に全く興味を示さない我が娘も、色見本には目を輝かせます。
            どうやら女という生き物は、色が揃ったものに弱いらしい(笑)。

            色見本は高いと思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、こんなもので儲けてもしかたないと思えるぐらい手間がかかります。
            安く売って色見本の注文ばかり来たら困る、、、ぐらいの気持ちだと思います、ホント。
            ということで、もしご注文される方がいらっしゃいましたら、すみませんが納品までに少しお時間をいただきますことご了承ください。


            懐剣用打ち紐(江戸打ち)

            懐剣用打ち紐は、現在メーカーを変えております。
            品切れがあるのは、これから仕入れをするものです(あと一ヶ月ぐらいかかるかも)。
            今までのものより少し太めで、しっかりしていてほどけにくいです。そして仕上りがとても立派。
            以前、結婚式で自作の懐剣を作られた方が、お式の最中(?)に結びがほどけてしまった!というお話を聞いたので、徐々にメーカーを変えてはいたのですが、この度全てを変えることにしました(でも結びの裏にはしっかり接着剤をつけるのも大事ですよ)。
            色数も少し増えています。
            懐剣房の場合は、筥迫房の色にどうしても合わせたいというご希望がありましたら、割高になってもよろしければ仕入れることはできます。



            それにしても、今回はまたしても地味な話題でしたね。
            地味なのに手間ばかりかかって儲けも薄い、というのがこのような色材料なんですね。
            筥迫だけ作っていられたらどんなにいいか、、、としみじみ思う今日この頃です。


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            【2014.08.24 Sunday 07:46】 author : Rom筥
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            ホットメルト紙について
            0
              今回は今まで書こうと思いつつ伸ばし伸ばしになっていた
              『ホットメルト紙』について書こうと思います。

              筥迫材料販売>芯材>接着芯>ホットメルト紙


              裏打ちとは

              ホットメルト紙は、接着芯のように使える裏打ち紙です。
              裏打ちとは、掛け軸や額装などを作る前段階で、作品の裏に別の紙や布をあてて補強し、パリッとした仕上りにして作品としての見栄えをよくするために行うものです。
              手製本やカルトナージュなどでは、扱う布地の操作性を良くすることを目的として裏打ちを行います。
              本来は薄い和紙などに糊を貼って生地に接着しますが、この裏打ちという工程が入ると、ただでさえ面倒な筥迫作りを更に手の届かない細工物にしてしまいます。
              それを糊が付いた状態でアイロンをかけるだけで裏打ちできるようになったので、筥迫作りでもこれを使わない手はありません。


              接着芯とホットメルト紙

              筥迫工房で販売されている教本を見て筥迫を作った方は、「ホットメルト紙なんて使わなかった」と思われたでしょう。
              教本を作った当初は私自身「現代には接着芯という優れものがあるのだからそんなものは必要なし!」と裏打ちの必要性を感じていませんでした。
              しかしホットメルトという存在を知ってしまった今では、私の創作活動に必要欠くべからざるものとなってしまいました。
              すでに販売されている『びら簪付筥迫の作り方』をホットメルトを使った作り方に改訂するかどうかは迷うところです。
              ホットメルトはどこにでも売っているというものではないので、初心者の方にはできるだけ身近な材料で解説する必要があるのではないかと思う気持ちもあり、正直今後どうするかは迷うところです。とりあえずまだしばらくはこのままで行くとは思いますが。

              アイロンで布地に接着するので、ショップでは同じ「接着芯」というカテゴリに分類しています。
              表装やカルトナージュのように、元の形状が変わらない平らな面に適しているのがホットメルト紙で、洋服や巾着などのように、元の形状に合わせて変化しつつも張りを持たせたいものに適しているのが接着芯です。
              要は布地をぱりっとした紙のように扱いたいか、あくまで柔かさを残した布地として扱いたいかです。
              筥迫では綿入れをする「被せ」や「巾着」などには「接着芯(薄)」を使い、それ以外のところにホットメルトを使うことになります。

              基本的に内布にはほとんどの場合ホットメルトを使いますが、表布には使う材質によって判断します。
              縮緬地を表に使う場合、被せに綿を使わないのであれば、ホットメルトを貼った方が断然扱いやすくなります。


              正確にモノを作る

              よく「内布が表布からはみ出してしまうのですが、、、」(サイズが合わない)というお問い合わせをいただきます。
              これは正確に内布の線上を折り返していないことが原因です。
              自分では内布に貼った接着芯の線上を折っているつもりでも、正確には折れていないのです。
              接着芯の線上を完全な直線に折り返すのは意外と難しいものです。
              筥迫工房の型紙では、内布は表布から1mm内側に入るだけなので、内布の貼付けが正確でないと当然はみ出してしまいますし、表と裏がぴっちり1mmで揃って見えていないとかなり目立つことになります。(※使う生地の厚みによってこの内寸は違ってきます)

              そこで活躍するのがホットメルト紙です。


              左が接着芯を貼ったもの。右がホットメルト紙を貼ったもの。

              接着芯は折り返し線の内側だけに芯を貼りますが、ホットメルトは生地全体に貼ってから裁断するため、折り返し線に目打ちで「スジ」を付けることができます。
              スジを付ける一手間は増えますが、これによって初心者でも簡単正確な折り返しができるのです。
              裏打とは実に理に叶っているものだと改めて感じます。


              ホットメルト紙の使い方

              ホットメルト紙の扱い方はほぼ接着芯と同じです。
              ご家庭用のアイロンなら温度設定は「中温」で使いますが、筥迫などで使う裁縫コテやパッチワーク用や工芸用のミニアイロンでは「高温」で使ってください。
              高温でじっくり時間をかけないと接着できません。

              生地の上にホットメルト紙を置いたら、まずは中心を決めアイロンを置きます。
              そこから力を入れずに放射線状にアイロンを動かしていきます。
              ここまでが仮接着です。
              次に同じ動作で、今度は空気を抜くようにゆっくりと動かします。
              接着芯よりちょっと付きづらい感はありますが、完全に接着されていないと、後の工程がやたらとやりずらくなるので、ここは時間をかけてしっかり接着するようにしてください(手で剥がれるようなら接着できていない)

              スチーム用のアイロンをお使いの方は、絶対にスチームが出ないようにしてください。
              ホットメルトは湿気厳禁です。(シワや接着不良の原因となります)
              布に接着する前に、布の湿気を取るためにも一度布にアイロンをかけておきましょう。



              ホットメルト紙の材質は、レーヨンなどの化繊で作られている物もありますが、筥迫工房で扱っているホットメルト紙の原料は楮(こうぞ)を使った純粋な和紙で作られています。
              2mと4mで販売しているので巻きで発送したいのですが、接着芯に比べると割高なので、送料を安くすることと、細工物に扱いやすくすることを目的として、42.5cm幅に裁断して折り畳んでメール便発送しております。
              また、長い紙を巻いて発送するのはけっこう難しく手間もかかるので、巻きで欲しい方は大変申し訳ありませんが別のところで購入していただければと思います。



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              【2014.03.24 Monday 00:25】 author : Rom筥
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              『帯紙』の用い方
              0
                皆さまご無沙汰しております。
                一気に筥迫モードに突入したものの、ワークショップ告知のみで、内容のあるブログが後回しになっておりました。
                そこで今回は嚢物の『帯紙』についてお話ししたいと思います。

                アンティークの筥迫を入手したときに、本体に白い紙テープのようなものが巻き付けられているのを見たことはありませんか?
                私は一度だけあります。
                胴締めを外した本体のところにぐるっと巻き付けられていました。



                当時はそれが何であるかわからず、すぐに外してしまったのですが、後々になって「あれは何だったのだろう、、、」とやたらと気になる存在でした。
                後に古い袋物の本を読んで、『帯紙』というものだということがわかりました。
                帯紙とは、紙入れや筥迫などの袋物が出来上がった際に巻く紙の帯のことで、まぁ新品を表すようなものですね。
                この帯紙についていつか書こうと思いつつ、それがどの本のどこに書かれていたか探せずにいたのですが、最近やっと見つけました〜。

                帯紙とは紙入などが全部出来上りたる時に、帯として袋物に巻いておく紙を申します。此帯紙は外見を善くし、格好を善くする為であります。
                帯紙には、厚き西洋紙を用ひます。其幅は物に應じて違ひますが、三分より五分位の處で、それに釣合ふやうに見計ひます。(引用:袋物細工の枝折 明治42年発行)

                幅9mm〜15mmぐらいということでしょうか。
                しかし、帯紙を付けたままのものが中古として流通しているということは、元の持ち主はよっぽど筥迫に興味がなかったんでしょうかねぇ。
                とにかく、帯紙はその筥迫を所有した始めの人しか見ることができないものですし、めったにお目にかかれないものではあります。



                帯紙はどこに巻く?
                帯紙は袋物の両端より各四分位の處へ巻くのでありますが、其附方は、先づ紙入の「かぶせ」の下へ紙の端を差し入れ、それから後を廻して確と引きながら一週させて、後ろの中央にて其紙を鋏切り、且つ其切口の両角をも鋏落し、之に糊を施して貼付け、鏝を掛けます。(引用:同上)

                この “袋物の両端より各四分位の處へ巻く” の解釈を巡って我が家では

                Rom筥:両端よりそれぞれ「四分」ぐらいの所へ巻く
                    ※つまり、端より四分(約1.2cm)位(ぐらい)のところへ巻く

                家 人:両端よりそれぞれ「四分位(しぶんい)」の所へ巻く
                    ※つまり、四分割した両端2つのところへ巻く



                この帯紙の巻き方は「両端へ巻く」ことから、たぶん胴締めのない上図のような紙入れなどにつける方法だと思います。
                結局はどちらでもお好みで「それに釣合ふやうに見計ひ」ましょう(笑)。
                筥迫の場合は胴締めの下に一カ所巻くだけなので、迷う必要もないということです。


                それでは実際に巻いてみましょう。

                ここでは帯紙を紙テープで作ってみました。
                幅1.2cm、長さ30cmです。


                巻き終わりの端は角を落します。(日本人らしい気の使い方ですね)


                被せの下に帯紙を挟みます。


                簪挿しを乗せたまま、後ろからぐるっと一周します。


                後ろで止めます。(薄のり、またはドットライナー)
                最後に帯紙の上から胴締めを差し込みます。
                (胴締めをずらさないと帯紙が見えないのがちと残念)



                この「封を解く」という作業はいいですね。
                いかにもオンリーワンという感じです。
                あるのとないのでは、筥迫をもらった時のワクワク感が違います。

                ちなみに「筥迫セット」などの量販品を買っても帯紙は付いていません。
                もしかしたら今でも新品で単体の筥迫を買ったら付いているのでしょうか(もちろんある程度の値段がするものでなければ付いていないとは思いますが)。
                私も次に注文が来たら付けてみることにしましょう。
                皆さんも筥迫を差し上げるときは、是非、この帯紙を付けてみてはいかがでしょうか。



                ▼筥迫工房のお店

                ▼自作筥迫はこちらでお披露目!


                筥迫工房へのお問い合わせ
                 ※時々ショップからのご注文確定メールが届かないことがあります。
                  そのような場合も、こちらからご連絡ください。

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                【2013.07.13 Saturday 15:45】 author : Rom筥
                | 筥迫材料-その他 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
                『びら簪付筥迫の作り方』マニュアル販売
                0
                  現在、「開業」はしているけれども、まだ「開店」はしていないという中途半端な状況を続けております。
                  がんばってショッピングカートを作成中ですが、筥迫作りとは違って慣れないことばかりでなかなか進みません。ごめんなさい。

                  2009年11月に、七五三用の『筥迫の作り方』を初めて販売いたしました。
                  その後、大人用の筥迫の作り方がほしい!という声が多かったこと、びら簪の仕入れが出来るようになったことで、2010年7月に改訂版として『びら簪付筥迫の作り方』を販売いたしました。改訂版の内容はグッと細かく懇切丁寧な内容に(自分としては)なっております。


                  教本「びら簪付筥迫の作り方(型紙付)」
                  A4版、12ぺージ、フルカラー、専用ファイル付
                  ※このテキストには型紙(A4版、モノクロ、8枚)が付きます。
                  ※大人用、子ども用のどちらかを選択することができます。

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                  現在、こちらの商品はショップの方で販売しております。
                  (2010年11月より)
                  筥迫作りにご興味のある方は、ショップへおいでください。


                  手作り筥迫支援ショップ
                  筥迫工房 材料販売

                  ----------------------------------------------------------------


                  私が筥迫マニュアルの販売を初めて公開したのは、自分のブログではなく、sakuraの掲示板で小さな宣伝をさせていただいたことからでした。
                  約一年前のことでした。
                  ブログ主さんから「あなたのように筥迫を作りたい!と思っている人は、どんな小さな記事でも探して来ますよ」と言われたのがきっかけで、まだ自信のなかった私の背中をやさしく押してくださいました。
                  案の定、すぐに数人の方からご連絡をいただきました。
                  そのときの初めてのお客さま「reina」さんは、ご自身のブログでも筥迫作りのことを書かれていらっしゃいましたが、未だに「はこせこ 手作り」というキーワードで、それこそ毎日のようにアクセスがあるとおっしゃっていました。
                  実際reinaさんのブログから流れて来てくださった方が多いかもしれません。

                  このように、世の中には潜在的に筥迫を作りたい人はたくさんいらっしゃるようです。
                  でも筥迫工房には簡単にはたどり着けませんよ。
                  なぜなら、私はあえて「箱迫」という字は使わず「筥迫」にしたからです。
                  筥迫好きなら、きっと「筥」の字で探すからです。
                  そういう思いを持った人にこそたどり着いていただきたい、という思いがありました。

                  それは、筥迫作りが決して簡単なものではないからです。
                  適当な仕上げる筥迫ではなく、キチンときれいに仕立てることを目的としているので、面倒なほど細かく書いています。
                  そのうち自作の筥迫を作る人がたくさん出てきたら、「誰でもできる箱迫」なんて本がどこからか出版されるかもしれません。
                  「誰でもできる」「簡単にできる」は今の時代の常套句です。
                  そんなに簡単にインスタントにモノを作ろうとするから、世の中から職人がいなくなってしまうのです。
                  細かい手作業を厭わずできる、いえそれ以上の「難儀」を競うのが職人です。
                  筥迫職人はいなくなっても、そのような「難儀」を美徳とする心意気を、少しでも筥迫作りに残したいと思っています。

                  筥迫作りがどんなに大変であろうと(形を作るだけなら、手作りマニアにとってはそれほどでもないとは思いますがね)、最後まで行き着いた人だけが、自作の筥迫を手にできる感動が待っています。
                  まぁ以前からよく言っていることですが、筥迫を作りたいなどと思うこと自体、普通の手作り派を超えていますから、その思いを持った時点で、ある程度はクリアされていると言えるかもしれませんがね(笑)。

                  ただし、買うよりは作った方が安上がりかな?と思う方は、絶対に「筥迫の作り方」に近寄らないでください。
                  買った方が絶対に安いです!
                  値段的にも!!
                  精神的にも!!!
                  【2010.08.27 Friday 16:08】 author : Rom筥
                  | 筥迫材料-その他 | comments(25) | trackbacks(0) | - | - |
                  筥迫材料セットについて
                  0
                    現在、やっと予約していただいた方全てにご案内をすることができました。
                    ちゃんと作れているかしら…と発送後はドキドキの毎日でしたが、すでに筥迫完成!のご連絡をいただいた方も出てきたので、本当にうれしくほっとしました。

                    また、これまでの方にはメールでの説明でわかりずらく、ご迷惑をおかけして申し訳ありません。
                    今はショッピングカート作成中ですが、私事でも何かと忙しい今日このごろ。
                    今しばらくは、まだ予約という形でブログ内で受け付けさせてください。
                    とりあえずあわてての準備だったので、何かと至らないことが多く、特に材料についてはここで追記させていただこうと思います。

                    筥迫は、作る方のレベルによってどこから作れるかの違いが出ます。
                    特に玉縁は洋服等で使うパイピングの半分以下の幅を縫うのですから、ミシンを扱う技術的な問題もあります。
                    しかし、筥迫を作りたい!などと思うぐらいの皆さんですから、相当の手作り派の方が多く、初めから「玉縁」「綿入れ」に挑戦されて作り上げてしまう方もいます。
                    もしくは、腕に自信がなくても、七五三にご自身の娘さん用に作られるのであれば、玉縁がどれだけ太くても、「記念品」という意味ではそれで充分だと私は思っています。

                    初めはそのような方を対象にしていたので、材料セットは「とりあえず余裕をもって1個作れる分量」で用意していました。
                    しかし今回の販売で、この材料セットをいくつも買われる方がいらっしゃるということに、失敗するかもしれないのでいくつも作りたい、もっとたくさんの筥迫を作りたい、たくさん作って筥迫の仕立てを勉強したい、ということなのだと思いました。

                    初めに子ども用を販売しようと思ったのは、あくまでも七五三の「記念品」用でした。
                    しかし、大人用を販売しようと思ったときに考えたのは、一回だけの記念品ではなく、もっと身近に親しみ、身につけ、また飾れるような「作品作り」としての筥迫でした。

                    それを考えれば、初めから複数作ることを目的とした方がいらっしゃるのも当然なわけで、初めからいくつも作れる用のセットを用意しなければだめなのだと、今更ながら気がつきました。
                    すみません…。
                    もしくは、パイピングには自信がないので、まずは基本の筥迫をいくつか作ってから、本番に玉縁に挑戦したい!という方もいらっしゃるでしょう。
                    私自身も、できれば長く筥迫作りに親しんでいただきたいという気持ちも強くあります。

                    そんなワケで、材料セットを以下のように分けることにしました。

                    ---------------------------------------------------------------------
                    こちらの内容はすでに改訂されております。(2010年11月現在)
                    ---------------------------------------------------------------------

                    すでに今回の改訂版で「初めの一個!」を作られた方もいらっしゃると思います。
                    どうでしょう?難しかったですか?もうこんな難しいのはこりごりですか?
                    それとも、すでに次の筥迫の構想を膨らませている方もいらっしゃるでしょうか?
                    そんな方には、是非「筥迫材料セットB」をオススメします。
                    材料セットでなくても単品も販売しておりますので、お好きな物をご注文ください。
                    また、筥迫工房以外の色々な材料も探して使ってみてください。
                    せっかくのどこにも売っていない、オリジナルの筥迫なのですから!
                    何の材料を使っていてもかまいませんので、是非、お作りになられた筥迫の画像を送っていただけるとうれしいです(ブログでの公開可能なら更にうれしい…)。

                    ちなみに、今のところ材料は全て筥迫の基本色「赤」のみ販売しています。
                    今後、皆さまのご意見を参考にさせていただいて、色々揃えて行こうと思います。
                    ご希望も一緒に教えてください。
                    【2010.08.10 Tuesday 21:29】 author : Rom筥
                    | 筥迫材料-その他 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
                    マニュアル用サンプル筥迫3種
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                      基本の筥迫は以前ブログでご紹介させていただきました。
                      実は応用編のサンプルもとっくにできていたのですが、ここまで時間がかかってしまったのは、応用編の説明を、こう説明したらいいか、ああ説明したらいいか…と悩みに悩んでいたからです。
                      でもそんなときこそ、ふと今までとは全く違うやり方を思いついてしまったりして、「なんで今までこの方法を思いつかなかったのかな〜」とあきれながら進むということの繰り返しでした。
                      そんなワケで、今まで抱え込んでいた難問にとりあえずの決着がついたので、サンプルの画像をアップすることにしました。

                      今回の作り方でできる筥迫は4種類です。
                      違いがわかるように、同じ生地を使って仕上げてみました。
                      (ただし、途中で生地が足りなくなってしまったので3種のみ)

                      まずは「折り返し」の2種類から。

                      ●折り返し フラット

                      以前、ご紹介した基本の筥迫と同じ物です。
                      表布の処理を折り返しにしています。
                      厚紙にそのまま生地を貼付けているので、まるで紙で作られているかのようです。

                      ●折り返し 綿入れ

                      表布の処理を折り返しにして、中に綿を入れています。
                      綿を入れただけで、何とも言えないかわいさがあります。

                      お次は憧れの玉縁。

                      ●玉縁 綿入れ

                      表布の処理を玉縁にして、中に綿を入れています。
                      難度が高くなりますが、やはり筥迫の王道ですね。

                      ●玉縁 フラット
                      画像がなくてすみません。
                      折り返しフラットに玉縁がついた感じをイメージしてください。
                      玉縁のミシン練習には、フラットから入るといいかもしれません。

                      前から撮影すると、綿入れの膨らみがわかりづらいかもしれないので、横からの画像もいれます。

                      ●折り返し フラット         ●折り返し 綿入れ


                      左のフラットは、綿を入れない分、中ポケットに詰め物をしています。
                      詰め物をしないと、まるで箱そのものです。
                      それはそれでいいような気がしますが、アンティークの筥迫などは、綿入れしているのに更に詰め物をしていたりして、これでもか!というほどの厚みがあります。
                      見た目はそれは豪華な筥迫ですが、これを胸に入れると襟元がどれだけ崩れるのだろう…(汗)ということから、筥迫工房では綿入れのときは詰め物をしていません(もちろん作品作りのときには入れると豪華になりますよ)。
                      ということで、せめてもフラットの時だけは詰め物をしています。

                      右の綿入れは、膨らみがもうちょっとあると豪華なのですが、綿をたくさん入れるほどにミシン掛けが難しくなります。
                      本来は綿を入れますが、この作り方では「キルティング芯」を使っています。
                      なぜかといいますと、そりゃ説明しやすいからです(笑)。
                      プラス扱いやすい。
                      本当の綿を入れたければ、何十個も作ってまずは腕を上げてください。

                      綿入れサンプルは数ヶ月前にはできていたのですが、今見るとけっこう恥ずかしい出来で、ちょっと公開するのもためらいましたが、とりあえず作り直すほどの生地はないし、マニュアルの中で使っているものなので、こういうものができますよという意味でアップすることにしました。
                      昔の画像は全て消去したくなりますが、まぁ上達の過程を見ていただくのも参考のためにはよいかなということで、今しばらくはそのままにしておこうと思います。

                      作り方はほぼ写真が出揃い、あとはしっかり校正して完了です。
                      でもその後は、これまでの試作で使い果たしてしまった材料を仕入れて、スターターセットを作り直して、、まだもう少し時間はかかりますかね。
                      【2010.07.01 Thursday 18:44】 author : Rom筥
                      | 筥迫材料-その他 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |