『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
刺繍は目が見えてこそ
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    我が家では急用でない限り、私が仕立てをしているときは近寄らない(声もかけない)のが決まり。

     

    狭いマンション住まいにも関わらず、ネットショップや筥迫の材料があらゆるところに積み上がっているので、作業をしているすぐ後ろで触れ合うギリギリを家族が通る。

     

    そこで、日本刺繍がどんなに時間をかけ手をかけて作られているか、そんな貴重な裂に糊を使って仕立てる貼り込みは、ちょっとした気の緩みや、通りすがりに軽くぶつかっただけでも裂を汚すことがあることを説明し、仕事をしているときはできるだけ近寄らないでほしいと常日頃から家族には注意しています。

     

    しかし娘が小さかった頃は、そんなことをすぐに忘れてお菓子やアイスを食べながら気軽に近寄って来るんですね。

     

    そこで人が入ってくる気配を感じると「近寄るな!」と一喝。

     

    特に最近は、捻挫した利き手がある程度自由に動くようになったので、それまでの遅れを取り戻すため毎日殺気立って仕事をしていることもあり、恐ろしがって誰も近寄ってこない。

     

    そして食事は、まとめて作れるおかずと大量のおにぎり(自由に食べて状態)。

     

    好きなだけ集中できる環境のおかげで、何て効率的に仕事が進むこと!

    絶望的に感じていたスケジュールが、当初の完成予定に近づいて来ました。

     

    先日、何とも美しく仕上がった作品に気を良くして、つい娘に向かって「どう?(きれいでしょ)」と刺繍裂の作品を差し出したところ、「ぎゃ〜!そんなもの近付けないで〜」と逃げられました。

     

    娘にとっての日本刺繍とは、きれいな物というより汚してはならない物=恐ろしいもの、というイメージが染み込んでしまったようです(汗)。

     

     

     

    刺繍と拡大鏡

     

     

    少し前まで手に力がかかる作業が満足にできなかったため、仕立てはそれぞれの貼り付け作業までを準備するのみ。

     

    突如空いてしまった時間は、ギリギリで仕上げるはずだった作品展に出品するための自分の刺繍をせざるを得ませんでした。

    (刺繍やPCのテキスト打ちは、負傷部分を固定さえしておけばできる)

     

    とにかく成るようにしか成らないと覚悟を決め、その時期は割り切って刺繍に専念することに。

     

     

    以前ブログで書いたように、古い布を使っても布目が緩まないようにする作業はできたのですが、それでもまだ目が揃わない、、、。

     

    以前、老眼鏡を作ろうと思って眼科に行ったところ、近視の矯正を勧められて結局何の役にも立たなかったし、単純に刺繍の技術がないことが問題なのか、、、 沈

     

    しかし今回の図案は超細かいので、目が揃わないと話にならない。

    これじゃ作品として出す意味がない、、、と悲観に暮れる日々。

     

     

    そんな時、講習会に参加された方から「家で使っている拡大鏡を持って来たい!」と言われました。

     

    その方はとても緻密な日本刺繍をされるので、それに比べれば貼り込みはそこまで細かくないのでは?と言うと、ご自宅では老眼鏡+大きな拡大鏡(固定式)で作業しているので不自由はないが、教室には老眼鏡しか持ってこれないから見えないとのことでした。

     

    自分の中では「老眼鏡を使っても調整がきかなくなったら拡大鏡を使う」という認識があったのですが、「老眼鏡と拡大鏡は違うから!」と刺繍教室の皆さんに言われました(無知でごめんなさい)。
     

    そこで早速、帰り際に眼鏡屋さんに立ち寄り「ハズキルーペ」を購入。

     

    店員さん曰く

    「最近ホントよくこれが出るんですよ。自分なんて毎日3〜4本売ってますから」

     

    家に帰って使ってみたところ、刺繍の目が揃うこと、、、。

     

    今まで、刺繍の上手い人は違う世界に住んでいるんだと諦めの気持ちが強かったのですが、違う世界というのは「目の見える世界」のことだったようです(笑)。

     

     

     

    なんと細かい世界

     

    日本刺繍の教室で使っている「釜糸」は、繭から取り出した細い糸(1スガ)を12スガ合わせたものを1本として、小さな紙管に巻かれています。

     

    釜糸をそのまま使って美しいサテンのような光沢を表現する「平糸」にしたり、何本か組み合わせて「撚糸」にしたり、その中に金糸を絡ませたりもします。

    また金糸の種類もかなり多いので、これらを使った緻密な表現ができるのが日本刺繍の良さです。

     

    袋物の刺繍は面積が狭いので、どうしても細い糸を使うことが多くなるのですが、細かい図案になると平糸の1本使いはどうしても太く感じてしまいます。

     

    そこで先生に「ここは10スガで」とか「8スガで」とか指示されるのですが、これまでは、こんな細い釜糸を1本1本数えられるわけないじゃない!と内心思っていました。

    カミングアウトすると、今まで適当に1本から2スガ?、4スガ?ぐらいの感覚で減らしていました(先生ごめんなさい)。

     

    しか〜し!今ではこのハズキルーペにより、ちゃんと1スガが見えるようになり、完全に12スガが数えられるようになりました!

    スガが数えられるようになって、雀の毛並みを表現するのに8スガと6スガの違いがよくわかること!

     

    何年も日本刺繍を習っていてこんなレベルなので、作品展のときはどうか生暖かい目で作品を見ていただけるとありがたいです(汗)。

     

     

    講習会ではあんなにうるさく「1ptの線の真ん中を割るようにカットする!」なんて言っている私が、こんなレベルでいいのかと冷や汗が出る思いですが、和裁の先生は「筥迫なんてあんな細かいもの、私はやろうとは思わないわ」とか言っているし、正確で超絶美しい刺繍をするNさんは「当て布のぐし縫いでさえできない!」とか言っているし、人により細かさの基準は違うもの。

     

    基準というのもちょっとしたハードルのようなもので、実は思い込みというハードルが一番高いだけだったりすることも多々あるもので。

     

    私にとっての刺繍のハードルは、どうやらこの「見えない」というところにあったようで、何だかこれからは刺繍が楽しく感じられそう!というワクワク感で、新たな刺繍の第一歩を踏み出したような気がします(今まで楽しくなかったんかい)。

     

     



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    【2017.10.29 Sunday 15:24】 author : Rom筥
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    筥迫の仕立て
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      今年は作品展や他所の作品展の仕立て依頼が多く、講習会関連の仕事がないときは仕立て三昧の毎日です。

       

      ただしネットショップの対応で中断されることが常なので、ショップの注文も雑用もない仕立てだけに集中できる時は嬉々としてモードに入ってしまうため、ブログの更新は後回し、そんな状況と思ってください。

       

      お客様のものをお預かりしている仕立て仕事はブログに出てこないだけで、その比重は年々大きくなって来ています。

      筥迫!筥迫!と年中ネットに書き込んでいるからとは思いますが。

       

      ということで、たまには仕立てのことについて書いてみよう思います。

       

       

      積極的にできる仕事じゃない

       

      現代で筥迫の仕立てを専業にする職人さんはいなくなったと言われていますが、それでも筥迫を作る業者さんがいないわけではありません。

       

      ただし、同じ素材を使っていくつも作る既製品であれば筥迫作りは難しいものではありませんが、お客さんが持ち込んだ素材で何でも作りますというオーダーの仕事は、全く性質の異なるものです。

       

      私がやっていることは後者で、お客さんは様々な条件の素材(図案を含め)を持っていくるので同じ条件というものがない。

       

      なぜもっと積極的に仕立ての宣伝をしないのか、と言われることがあります。

       

      昔ながらの仕事であれば、「こういうものが来たときはこうする」なんてことを師匠に教わりながら、その上で技術を積み重ねていけるのでしょうが、教えてくれる人のいない世界では全てがぶっつけ本番。

      必ずうまく仕上がる保証がない、というとても怖い仕事です。

       

      会ったこともないネットの向こうの不特定多数に向かって、積極的に「筥迫の仕立てやってます!」なんて言えるわけがない。

       

      お客さんの方から「やってください」と言ってくれば、対等にこちらの意見も聞いてもらえるので、それならばやりましょうぐらいの気持ちでやっています。

       

       

       

      始めて筥迫を作る人には、工程ごとに区切って毎日少しずつ作業するように勧めていますが、実際に仕事となると休みを入れずに一気に仕上げるのが理想的。

       

      「糊」を扱う作業なので、美しく仕上げるには「手早さ」が重要だからです。

      他の人から見ればあっという間の作業に見えるかもしれません。

       

      でもね、仕立ての仕事というのは貼り込み作業だけじゃないのです。

      その他の作業にこそ膨大な時間がかかるのです。

       

      それらの作業も含めて全て「仕立ての仕事」。

      それを考えると、仕立ての料金というのは割に合わないと正直思います。

       

      これが積極的に仕立ての仕事をしようとは思わないもう一つの理由です。

       

       

       

      仕立ての仕事は貼り込みにかかる時間だけじゃない

       

      「筥迫を探していたらこちらのブログに辿り着きました。同じような筥迫を探したのですがどこにも売っていないので、こちらで筥迫を作ってもらうことはできませんか?」

       

      結婚式を間近に控えた花嫁さんから、よくこんなお問い合わせをいただきます。

      詳細をお伝えするのですが未だ注文に至ったことはありません。

       

      行き当たりばったりで簡単に欲しいと言えるようなものではないということがわかるからでしょう。

       

       

      筥迫工房の仕立ては基本的に素材はお客様からの持ち込みです。

       

      すでに筥迫にしたい布があって、それで仕立てるというのが依頼人、仕立て人にとって一番簡単な方法です。

      しかしながら、仕立て代その他を含めると2万ぐらいかかってしまうので、よほど思い入れのある生地でないかぎり注文には至りません。

       

      漠然と「こんな色でこんなデザインの筥迫が欲しい」と言われるのが一番大変です。

       

      日本刺繍でデザインから作れればよいのですが、相当な金額になるので、始めから「日本刺繍で」と言われない限り成立することはありません。

       

      結局はご自分のほしい柄の生地を探してもらうことになるのですが、筥迫にふさわしい柄、生地、ほしい色の組み合わせなどというところから説明しなければならないので、それはもう気が遠くなるほどのやり取りになります。

       

      20cm以上はあろうかという大きな花が描かれた布を持ってきて、筥迫を作って欲しいと言われたこともあります。

      被せには花びらの断片しか出ない、それも胴締めで寸断される、もう元の柄が何なのか想像もつかないでしょう。

       

      そんな説明をしているうちにフェードアウトしていく人も多いのですが、筥迫に思い入れのある方は延々と打ち合わせを続けていくので、そこまで作りたいならこちらもとにかくいい作品を作ろうという気になる。

       

      もちろんそれは納期に制限のない人が条件なので、納品まで一年ぐらいかかることはザラです。

       

       

       

      刺繍裂の難しさ

       

      結局、筥迫の仕立てを依頼される方のほとんどは日本刺繍をされている方ということになります。

       

      装飾裂が自分で作れるということは、丁度良い位置に、好きな大きさに柄を配置できますし、柄合わせも思いのまま。

      装飾裂を用意できるのであれば、あとは仕立て代だけなのでハードルは低い。

       

      日本刺繍をされる方というのは、基本的に着物や帯を仕立てる金額までセットで考えられているので、こちらも仕立て代が高い!などと言わないだろうという安心感がある。

       

      自分が苦労して作った作品なのだから、お金がかかってもより良い材質の物を使ってきちんと仕立ててほしい、と言うのはとても自然な考え方だと思います。

       

      「巾着いらないのでその分安くなりませんか〜」なんて値切られることほど職人さんの気力を削ぐ物はない(せいぜい話のネタには使わせてもらうよ)。

       

       

       

      とはいえ、最近筥迫の刺繍の難しさを痛感することが多々あります。

       

      筥迫の刺繍で一番難しいのは「図案」と「絵付け」です。

       

      図案なら、ここで絵を切ってくれないと困る、ここで切ったらもったいない、ここにかかると意味がない等々。

       

      絵付けなら、図案はここまで、配置はこの向き、感覚はこのぐらい、糸針はどこにする等々。

       

      これを適当にやられると仕立てられこともあり、最悪刺繍を切りつけして貼り付けする、なんて荒技をやることになります。

       

      特に初めての方の場合、こちらが仕立てやすい仕上がりに返ってくる率は半分以下。

       

       

      筥迫の刺繍を作るための雛形や絵付けの方法をわかりやすい資料にして作ってはいるのですが、本当はそこに書ききれないほどの免責事項がたくさんあります。

       

      そもそも、装飾を施した布(表面が凸凹)を仕立てるのは、そうでない裂に比べると断然難しい。

       

      仕立てやすい刺繍裂=きれいに仕立てられる、ということなので、つまり刺繍がより際立つということです。

       

      刺繍人と仕立て人ががっちりスクラム組んでこそ、素晴らしい作品を作り上げることができるのです。

       

       

      そんなことを考えているうちに、「刺繍をする人のための筥迫講座」なんてやってみたらどうだろうという考えが頭に浮かました。

       

      自分で筥迫を作れなくても、自分が作った装飾裂で筥迫(or他の嚢物)を作りたい人は多いはず。

       

      是非やってほしい、こんな内容を扱ってほしいというご意見ありましたら、来年あたり考えてみようかと思います。

       

       

       



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      【2017.07.25 Tuesday 15:25】 author : Rom筥
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      古いものから得るもの、新しい時代へ繋ぐもの
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        現在試作中の作品の参考にと、先日押入れに詰め込まれた山のようなアンティークの嚢物類を物色、、、しようとして押入れを開けたとたん、なだれ落ちてくる桐箱の山に気が遠くなる、、、。

         

        私には筥迫の作り方を教えてくれる先生はいなかったので、ひたすら独学で貼り込みの袋物を学びました。

         

        関連書籍といえば、大正時代の袋物の教科書や、せいぜい昭和あたりの古書ぐらいですが、それよりも何よりも役にたったのは、昔の職人たちが作ったアンティークの袋物たちでした。

        本よりよっぽど有益な情報が詰め込まれているからです。

         

        その昔出版された書籍は何種類かありますが、どれも同じ系列の人が書いたのか内容も似たり寄ったり。

        しかし、実際の古物を見ていると、独自の技術で作っている職人さんが多かったことがよくわかります。

         

        自分の技術は絶対に外に出さない!という頑なな職人さんが多かった時代だからこそ、袋物の作り方を本にしようなどと思う人はごく少数だったということなんだと思います。

         

         

         

        技術は大事だけど好奇心はもっと大事

         

        私の父は仕立屋でした。

        私がこんなことをしているのも、父の影響がすごく強いと感じています。


        父は小さい頃から奉公先に入りましたが、師匠が事細かに技術を教えてくれるなんてことはなかったそうです。

        その家の雑事をしながら、師匠の仕事を自然と見ながら、見よう見まねで技術を習得していたそうです。

         

        ほとんど師匠が作ったものしか見られない環境で、それも腕のよい師匠に当たればいいですが、そんな師匠ばかりではないはず。

        (昔の筥迫も仕立てのいいものからひどいものまでピンキリ)

         

        そう考えると、熱心な人なら手のいい仕立ての作品を見てみたくなるわけで、他の人が作った古着などを探して研究するしかなかったでしょう。

         

        父は注文服の需要がなくなっても、来るもの拒まずであらゆる仕事を請けていました。

        同業者が次々と廃業していく一方で、仕事で珍しい縫製があれば、それをこっそり解いて研究したりしていました。

         

        生き延びるための必死さもあったでしょうが、自分が知らな世界を知りたいという好奇心が勝っていた感じです。

         

        結局、今も昔も同じことなのです。

        筥迫でいえば、現代の方が古いものを入手しやすいので、昔の人より研究するにはずっと有利なはずなんですよね。

        そんなわけで、私はこの古いサンプルたちにかなり助けられてきました。

         

         

        時代はものすごい速さで巡っていきます。

        私も自分が関わってきた仕事の世界で、あらゆる有能な職人さんが廃業していくところを目にしてきました。

         

        特にパソコンの存在は、多くの職人さんたちを廃業に追いやりました。

        ある日突然に目の前から仕事がなくなる。

        仕事がなくなるというよりも、職種自体がなくなってしまうという恐怖。

         

        自分が習ったこと以外のものが目の前に来た時、それを教えてくれる本や先生が必ずいるわけではない。

        どちらかといえばいない方が多い。

        だから自分だけで研究し開拓しなければならない。

         

        結局、教えられたことしかできない職人さんは、どんなに腕があろうともその時代だけで完結してしまうのです。

        古い技術や考え方を根っこに持ちながらも、新しい時代を純粋な好奇心を持って受け入れられるかどうかは、職人の技量としてとても大事なことだと思うのです。
         

         

        筥迫は伝統工芸のように見えますが、全くそんなことはありません。

        嚢物などは特に細分化されていたようなので、そりゃ筥迫しか作れなかったら仕事なくなるわ。

         

        職人さんもいなくなり、本来の意味での貼り込みという技術は衰退したものの、筥迫はその特殊な意匠のおかげで、ハレの日の装身具という意味づけだけでなんとか現代まで生き残ってきたのです。

        それが筥迫の持つ一番の力なんでしょうねぇ。

         

        かつての職人さんたちによって作り上げられた素晴らしい袋物を手に取るたび、彼らが築き上げてきた貼り込みという技術で筥迫や袋物の心をもう一度取り戻したい。

        これらのサンプルを見るたび、そんな気持ちがフツフツと湧いてきます。

         

         

         

        もう一度取り戻したい技術、そしてその心

         

        きれいに桐箱に入ったものは一々蓋を開けなければ中がわからない。

        そして最大の難は「かさばる」。

        蔵があるような家に住んでいればいいのでしょうが、ここは東京の小さなマンション。

         

        未だにサンプルを買い漁っているので、気がつけば桐箱の山、山、山、、、。

        今回はそれらの桐箱を全て捨て払い、自分が作った作品も執着がないものはあっさり捨て払い、同じ型、同じ仕立て方をしているものもこの際捨て払い、なんとか大きなゴミ袋一杯分を処分しました。

         

        そうそう、以前はわかりやすいように透明ケースに入れなおしていたのですが、これさえもすごい量になってきたので、今回それらもとっぱらってチャック袋に入れ替えました。

        これで探しやすいし取り出しやすい。

         

        今の私には、どこに何があるか一瞬でわかるような収納が必要なのであって、桐箱なんて必要ないのだよ(最近、桐の価格が上がっているというのに、桐箱ごめんよ、、、)。

         

        これで何とか衣装ケース2個に収まる程度に収納できました。

        一つの衣装ケースに二段に入っているので、だいたい100個以上は詰まっているんのですが、一方のケースの半分は気力尽きて後日に後回し。

        でも実家にもまだまだあるんだっけ、、、(汗)。

         

         

        私はコレクターではないので、集めるものはきれいな筥迫や嚢物よりもジャンク品がほとんど。

        他の人から見たらこの中にゴミばかり詰まっているように見えるかもしれませんが、私にとっては宝の山(笑)。

         

        きれいなものはコレクターさんたちに大事に保存していただいて、私は捨てられる直前のボロを救い出し、中を崩して研究できるようなジャンク品にばかり反応してしまうので、競争率は低い代わりに、部品取りにもならないようなものは市場にも出回らないのが難。

         

        世の中にはまだまだ私の知らない型がたくさん存在しているはずなので、それらが時代の中で消滅していしまう前に助け出さねば、、、。

        もし皆さんのお手持ちのもので捨てるに捨てられないような古い袋物がありましたら、是非私の研究用にいただけるとうれしいです(茶道具の仕覆は研究対象外)。

         

        また差しあげることはできないけれど、こんな型を再現できたらいいんじゃないか?というものがありましたら、是非画像だけでも見せていただけるとありがたいです。

         

        昔の型を再現し、後世に型紙とその作り方を残す、というのも自分の使命の一つと考えています。

         

         

        たぶん、私は美しい作品を作り出すことよりも、昔の型を再現して型紙に起こし、作り方を解明し、それを講習会などで人に作らせて「お〜出来た〜!」と喜ぶことに一番のやりがいを感じているのかもしれません。
         



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        【2016.11.28 Monday 11:22】 author : Rom筥
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        一人で作り上げること、分業で作り上げること
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          今回はMadam.Kから人形着物作品展の告知が来ていましたのでご紹介させていただきます。

          筥迫ではないですが、同じ「小さき美しきもの」の世界に生きている仲間つながりということで。

           

          10月3日(月)〜5日(水)

          9:30〜17:00(10月3日のみ12:00〜)

          於:山手111番館

            みなとみらい線「元町・中華街」駅

            5番出口から徒歩7分

           

          マダムKはお針子会の同じ刺繍教室に通う仲間ですが、たいへん丁寧な刺繍をなさる方です。

          SD(スーパードルフィー)の着物を作られる方は多々いらっしゃるとは思いますが、マダムKほど凝った着物を作られる方はいらないのではないでしょうか。

           

          今頃は追い込みでお互い大変な時期だとは思いますが(マダムKのブログ)、作品展が終わった後には、金沢の「飾り筥展」に14〜15日で来られるとのことでした。

           

          山手111番館はとてもすてきな場所のようなので、お散歩がてら近隣にお住いの方は覗いてみてはいかがでしょうか。

           

           

           

          一人で全て作り上げること

           

          マダムKの人形着物は、自分で刺繍をして自分で着物を仕立て、小物も全て手作りという究極のオリジナル作品。

          筥迫工房の筥迫もまた、自分で装飾(刺繍等)をして、自分で仕立て、房までも自分で作るというマニアックな手作りを目指しています。

          どちらも全て自分で作り上げるというのが共通しているところです。

           

          教本を作り始めた当初は、自分一人で作品を作り上げる、というテーマにとても意義を感じていました。

           

          昔々の袋物細工の本にも筥迫の作り方は載っていますが、「飾り房」の作り方までは載っていません。

           

          「結び」と「房」は袋物とは全く違うカテゴリーですし、時代的に「房屋さん」が今よりももっと身近で、房は買えばいいという考え方だったのかもしれません。

           

           

          私が筥迫作りのマニュアルを作ろうと考えていた当初、筥迫本体の作り方よりもずっと頭を悩ませていたのが、実は付属品の「びら簪」と「撚り房」をどう調達するかでした。

           

          「びら簪」はどうにか仕入先を探せたのですが、「撚り房」の仕入先を探すことは非常に困難でした。

          最近は市販品も色々なサイズも出てきたようですが、筥迫に合ったプロポーションの撚り房(頭が小さくて房が長い)を市販品に見つけることはできません。

           

          現在は何とか業者さんを見つけて、特注で作った撚り房をショップで販売していますが(撚り房(房単品) )、撚り房の一番のネックは色数が非常に限られるということです。

           

          筥迫を自作するということは、他にはないオリジナルの筥迫を持てるということです。

          そんなオリジナリティを追求する上で、どれだけの「色」を使えるかということは最も重要なことです。

          これで自作筥迫用の飾り房は、どんな色にも対応できる「切り房」で作ることに決まりました。

           

          しかし、巷にタッセルの作り方は多々あれど、和の房の作り方を載せている本はありません。

          あってもほぼタッセルに近い形です。

           

          ウエストがキュッと締まってヒップがボンと突き出た房は、専用の「木の芯」を使うしかなく、その木の芯も簡単に手にいれられるものではありません。

          筥迫房に合うような芯は、特注で挽物屋さんに何千〜何万個単位で作ってもらうようなものなのです。

           

          その木の芯をなんとか使わずにこの形が作れる方法がないものかと考えたのが、今現在副読本で紹介している房の作り方です。

           

          これによって筥迫を自作する道が大きく開けたのです。

           

          脇役のような飾り房であっても、それがなければ筥迫として完全な形にならないと思わせる、実はとても大事な付属品なのです。

           

           

           

          分業で作り上げること

           

          私が日本刺繍を始めたきっかけは、筥迫の柄出しに限界を感じたからで、筥迫作りを突き詰めると必ずこの問題にぶち当たります。

           

          自分で装飾(刺繍等)を施した筥迫は、手芸品を超えた「作品」になります。

          これほど自分の創作意欲を満たしてくれるものはないと思っていました。

           

          しかし、「装飾」と「仕立て」のモチベーションや技術を同レベルに保つというのはなかなか難しいことです。

          必ずどちらかに比重が傾くと私は思っています。

           

          私の場合、刺繍が最後のところまで来ると、仕立てのことばかり考えて刺繍を急いてしまう(=雑になる)、、、(愚)。

          私はどうしても「仕立て」に比重が傾いてしまうようです。

           

           

          最近は色々な人の刺繍作品を仕立てることが多くなったのでよけいに感じてしまうのですが、すでに素晴らしい作品として仕上がっている装飾裂に、更に自分の手を加えて完成度の高い作品を作る、、、これ以上はない満足感を感じます。

           

          もちろん、美しい刺繍裂が必ずしも美しい作品になるわけではありません。

          筥迫の構造を理解しないで、自分の好みに忠実に筥迫を作らせることと、作り手同士が下図の段階から何度も打ち合わせを重ねて一つの作品を作り出すことは全く違う仕事です。

           

          そういう意味では、同じ人間が刺繍と仕立てを両立できれば何の問題もなく融合するので、それが自作の一番の強みだと思います。

           

          自作の良さは、調和という意味においては失敗のないものができますが、パターンの中から抜け出すのは難しい。

          対して分業の良さは、どちらも高いレベルの作品ができるけれども、お互いの意思疎通にかなりの時間がかかります。

           

           

           

          房屋さんとの出会い

           

          最近は「房」を自分で作ることにどうしても気が向かなくなっています。

          房の完成度を上げたいけれど、筥迫ほどの情熱を房に注ぐことができないということ。

           

          そこで、以前から紹介されていた房屋さんを尋ねてみることにしました。

           

          これは今後少しずつ書いていこうとは思いますが、とにかくものすごく刺激をもらって帰ってきました。

          他業種で道を極めた人に会うということは、同じ道の先生に教えを請うこと以上の収穫があるような気がします。

           

          結果、房は房屋さんにお願いしたいと思うに至ったのですが、実は房というのは非常に高価なものです(特に撚り房)。

           

          筥迫房と懐剣房を正絹の撚り房で作った場合、簡単な刺繍の筥迫なら、本体と同じくらいの価格になるかもしれません。

           

          それでも、刺繍筥迫に本物のびら簪、本物の撚り房を合わせた作品はこの上もなく素晴らしい作品になるはずです。

           

          きっとどんな世界の職人さんも同じことを願っていると思いますが、エルメスのバッグを買う代わりに、最上級の部品を使った作品を注文してくれるお客さんが現れないものかと(笑)。

           

           

           

          現代ではあらゆる業種の職人さんが急激な勢いで廃業しています。

          この流れは決して止まらない。

          その影響はあらゆる職人さんが使う「材料」や「道具」の調達にも現れ、四苦八苦する姿を目にしています。

           

          そういう意味でも、無くなった部品は自分で作ってしまえ!と思える気概が現代の職人さんには必要不可欠であると私は思っています。

           

          もしくは発想の転換。

          昔の材料だけに囚われないで、常に時代にあった材料や道具を開拓する精神。

           

          ですから、筥迫の部品全て(びら簪除く)を自分で作れるということは大変意義のあることなのですが、やはり分業の完成度には変えがたい良さがあるので、房屋さんが現代に存在しているうちに完成度の高い作品をたくさん作っておきたい、という気持ちに駆られている今日この頃です。




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          【2016.09.09 Friday 08:52】 author : Rom筥
          | 筥迫あれこれ | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          筥迫の分類
          0
            ショップで教本として販売している『縢襠付筥迫』は、現代では筥迫として一般的に認識された型ですが、実は筥迫には色々な型があります。

            筥迫の種類を説明するには、筥迫の分類から始めなければならないのですが、型として大きく異なるのは「江戸期」と「明治期以降」でしょう。


            江戸期の筥迫

            筥迫の原点である「紙入れ」は昔からあったものですが、いわゆる「筥迫」と呼ばれるものが登場したのは江戸時代中期頃。
            打ち掛けの発展とともに、紙入のゴージャス版として進化したものでした。
            この頃はクラッチバッグほどの大きさがあり、嚢物に初めて刺繍を用いたのが筥迫といわれています。
            日本刺繍、切り嵌、切り付け、象嵌など、ありとあらゆる豪華な装飾が施され、現代版とはそのインパクトにおいて圧倒的な差があります。


            明時期以降の筥迫

            大政奉還を機に筥迫は姿を消し、30年ほどの空白期間を経て明治後半に復活しますが、江戸期のものより大幅に小型化され、現代の筥迫の原型となりました。

            極一握りのハイソなご婦人だけが持つことを許された江戸期の筥迫と違い、一般人が所有することになったことで、通常の着物に合わせて改良されたのでしょう。
            もちろん、一般人とは言ってもそれなりのレベルの婦人たちが対象であったと思われますが。


            箱型の筥迫

            江戸型が完全な「箱型」(四隅に角がある)であったのに対し、明治以降は「箱型」と「紙入型」に分かれるようになります。

            この頃の「箱型」は、小型化されはしたものの「箱襠・持ち出し襠」使った江戸期に近い型もありました。
            しかし、私もやっと一つ見つけたぐらいなので、ほとんど流通していなかったのではないかと思われます。

            現在この型の名残は縢襠付筥迫に引き継がれていますが、これをなぜ箱と言う?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね(私は思いました)。
            嚢物においては「角」を「箱」といっていたような記憶があるので(ちょっと出処が曖昧)、まぁ箱っぽいぐらいの感じかもしれませんね。


            紙入型の筥迫

            「紙入型」は三段口扇襠筥迫に見られるような、角を付けず自然な丸みで折り返した仕立てです。
            この種類は、胴締めを外して留め具をつければそのまま紙入れにもなりますので、紙入れの型がある分だけ筥迫も作れるというわけです。
            現在はこの紙入型の筥迫は市販されていません。
            紙入れはそれこそ様々な型があるので、こんなの使う人いるか?というような面白いものがたくさんあるので、自分が死ぬまでに徹底的に復刻したいという野望を持っています(笑)。



            ちなみに、これまで筥迫工房では「装飾筥迫」「実用筥迫」という分類の仕方をしていましたが、実用筥迫もびら簪と刺繍をしてしまうと装飾筥迫になってしまうことから、最近では「江戸型」「箱型」「紙入型」というような形状の違いで分類しています。



            縢襠付筥迫の種類

            講習会で行われている『縢襠付筥迫』はショップで販売している教本の型を使っているのですが、これを「折り返し」「綿入り」で仕立てています。

            今回中止になってしまった『縢襠付筥迫2(折襠・綿入・玉縁)』は、上記の縢襠付筥迫に「折襠」と「挟み玉縁」を付けた応用型として企画していました。

            「折り襠」のついた筥迫はアンティークのものによく見かけられますが、教本ではこの仕立ては解説されていません。
            基本型とは型紙も作り方も違うので、単なる応用編として並べることはできないからです。


            この違いを図解で比較説明してみたいと思います。
            (いい加減なアイソメです。あしからず)


            まずはおなじみ、基本の縢襠付筥迫(A)。
            三つ折りの中央に「鏡」が付き、被せ下側に「段口」、背面に縢襠(千鳥掛け)の懐紙入れが付きます。
            講習会ではこれに「綿入れ」をします。

            大正時代に発行された嚢物の本には「簡単筥迫」という名称で紹介されています。
            縢襠を使った筥迫の中では「簡単な類」という意味ですね。

            ただ、筥迫工房では「胴締めが付いていれば筥迫」という定義において紙入型も筥迫として扱うので、こちらの型は縢襠が特徴であることから、去年教本を新しくしたときに「縢襠付筥迫」という名称に変更しました。


            そしてこれが「折り襠」付きの筥迫(B)です。
            緑部分の襠が付くことにより、物を入れられるので上記のものよりちょびっと実用的。

            折り襠が付くと(A)とは仕様が異なりますし、作り方も異なることから、縢襠付筥迫とは違う名称を付けるべき。
            うまい名称が思いつかず、とりあえず「縢襠付筥迫2」にしてみましたが、カッコ付けで「縢襠付筥迫(折襠入)」にすることで解決。

            前出の本では、この型の紹介に
            「此箱迫は前に説明しものに襠を入れたるものにて、従って其の仕上り立派なり」
            とあります。

            そこで、この型を基本より一回り大きくすることによって(懐中してしまえば差はわからない程度)刺繍などの装飾が映えるようにしてみました。
            ちょっと凝った仕立てに豪華な装飾。
            ワンランクアップした筥迫を目指すのにちょうどよい型だと思います。


            こちらは「鏡」と「段口」の配置が逆の「中央に段口」パターン(C)。
            ここまでくると仕様が違うということでもないので、マイナーチェンジぐらいの差ですね。

            アンティークとしてよく出てくるのは前出の「中央に鏡」パターンですが、襠側に鏡が付くと硬くて襠が広げづらいので、以前の研究会ではこちらの形を教えていました。
            しかし、よく考えたら現代で段口に入れるとしたら圧倒的にカードだろうし、鏡をこの面に付けると使いづらいという結論に達し、今はこのパターンはほとんど作っていません。



            そして、今回中止にしたのがこちらのパターン(D)。

            「中央に鏡」パターンなのですが、鏡に上口(青部分)が付いていて、鏡が取り出せるようになっています。
            このパターンもけっこう多いです。
            「上口」と書きましたが、正確には簡単に出し入れできないように左右に留めが入っているので、完全な上口ではなく、引き出し口と言うべきか。

            なぜ鏡を取り出す必要があるのかと不思議に思っていたのですが、襠部分に厚みのあるものを入れたいときは鏡を取り出して襠の容量を増やす、という気配りなのかもしれません(あくまで憶測)。

            (C)もこちらの(D)もあくまでマイナーチェンジなので、名称的には「縢襠付筥迫(折襠入)」に変わりません。
            あえていうなら「(C)鏡の位置がぎゃくなのよ〜」「(D)鏡が取り出せるのよ〜」と言葉で補足(自慢?)するぐらいに留めておいてください(笑)。


            ------追加(3.18.13:42)-----------------


            そういえば、こんなのもありました(E)。
            (A)のマイナーチェンジですね。



            前日からの流れで、実は続きがまだあります。

            翌日にまたアップします。


            --------------------------------------------
            4月の講習会内容 変更について
            --------------------------------------------


            4月30日(土)に企画しておりました『縢襠付筥迫2』は中止させていただきます。

            代わりに『携帯裁縫用具入』が二回入ります。

            『携帯裁縫用具入(針山付立ち襠小物入)』☆☆2
            ↑詳細画面はこちらでご確認ください。

            ぁ。慣29日(金・祝)1日講習
              申し込み開始:3月24日(木)
            ァ。慣30日(土)1日講習
              申し込み開始:3月26日(土)

            各日とも定員:7名(合計14名)




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            【2016.03.18 Friday 11:40】 author : Rom筥
            | 筥迫あれこれ | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            4月の講習会 企画変更
            0
              4月の講習会内容の変更について、ご案内申し上げます。

              2016年度の4月の講習会は、

              ぃ慣29日(金・祝)『携帯裁縫用具入』
              ィ慣30日(土)『縢襠付筥迫2(折襠・綿入・玉縁)』

              の二本立てで企画しておりましたが、
              『縢襠付筥迫2』は中止させていただきます。
              予定を入れてくださっていた方には申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。

              その代わりと言ってはなんですが、『携帯裁縫用具入』を29日と30日の両日に入れることに致しました。
              同じ内容の講習会を2回続けてするということですね。
              4月30日をお休みにしても良かったのですが、予約が取れないと言われていた『携帯裁縫用具入』を続けてやってしまおうと思い立ちました。

              今まで『携帯裁縫用具入』の申し込みを逃していた皆様、この機会に是非ご参加いただければ幸いです。
              とはいえ直前の変更なので、もし最低挙行人数(5名)に満たない場合は中止になることもあります。



              『携帯裁縫用具入(針山付立ち襠小物入)』☆☆2
              ↑こちらから詳細画面にリンクします

              ぁ。慣29日(金・祝)1日講習
                申し込み開始:3月24日(木)

              ァ。慣30日(土)1日講習
                申し込み開始:3月26日(土)

              各日とも定員:7名(合計14名)

              ※「4月29日」の申し込みは、3月24日になりましたらリンク先のページ最下段に「カートに入れる」ボタンが表示されますので、そちらから購入という形で申し込みになります。(レンタルアイロンをご希望の方はオプションでご選択ください)

              ※「4月30日」の申し込みは、3月26日になりましたら同じようにカートが開きます。この時点で29日分の申し込みが定員に達していない場合は、カートの上に「4月29日空席有。申し込みはメールにて」と表示いたしますので、メールまたはお問い合わせにてお申し込みください。



              今回中止になった『縢襠付筥迫2(折襠・綿入・玉縁)』のことを書こうと思ったのですが、こちらの方が長くなりすぎたので分割します。

              これも色々とあるんですよ、、、。




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              【2016.03.17 Thursday 15:12】 author : Rom筥
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              WINGSPAN 2016年1月号
              0
                皆さま、明けましておめでとうございます。



                ANA の国際線 機内誌「翼の王国/wingspan」2016年1月号に筥迫が掲載されました。

                お話をいただいてから撮影までほんの数日で、担当者さんが筥迫を取りに見えたときも簡単に貸し出しの契約書を取り交わしただけで、私からは1点のみ注意してほしいことを伝えると、あわただしく帰って行かれました。

                私が注意を促した一点とは「筥迫を正しくセットする」こと。

                世の中には、筥迫の被せがひっくり返ったり、裏返えされたり、簪刺しが反対側に差し込まれていたり、胴締めが上下逆になっていたりとか、何ともめちゃくちゃな画像があふれています。
                まさか筥迫工房の筥迫がそんな扱いをされたら、、、と考えただけで恐ろしい。
                落とし巾着を帯の中に入れるか出すかなんて、正直いって私にはどうでもいい範囲。

                本当は撮影にも付いて行きたかったぐらい(ステージママか!)。
                でも印刷されたものが間違っていたら、いったい誰の責任になるんだ??

                ということで、良かったです、まともで、、、。
                もとい、きれいにレイアウトしていただいて あせ



                江戸型筥迫 差し込み付

                担当のスタイリストT.Mさんは私の注意事項が終わるやいなや、

                「うちの祖母が筥迫を持っていたので、その記憶がすごくあるんです。」

                と筥迫話を持ち出しました。

                その筥迫には、

                1)色々な道具が並んでいた
                2)それを挿す順番に祖母はとてもこだわっていた

                「それって、江戸時代の挿し込み付きの筥迫ですよ!」(Rom筥)
                 

                ハコセコを開くと、一端は箱のような作りである。
                反対側の一端は黄金色や紫などの繻子裏が付いていて、そこへ縮緬の花形などの挿し込みがいくつか縫い付けてある。ここに七つ道具を挿すのである。

                『大奥よろず草紙』 著:由良弥生


                文献では読むのですが、実は私自身はまだ挿し込み付きの筥迫は見たことがないのです。

                T.Mさんは子供心に、お祖母様がこの挿し込みに順番を間違えずに七つ道具を入れる様がとても不思議に映ったのでしょう。
                なぜそんなことにこだわるのかと。

                このお話は私にとってとても印象的です。

                私が見たことのある美術館の筥迫や、古い江戸時代の江戸型筥迫のほとんどは「一つ口」(単純な形)でした。
                私がかつて作った「開き扉」の筥迫は、たぶんこんな形だったのではなかろうかというものです(これは実際同じようなものを徳川家の筥迫で見かけたと言われたことがある)。

                しかし文献では「三つ折り」「挿し込み付」「紙挟み付」挿し込み付きの筥迫が出てきます。
                どう考えても一つ口より仕立ては高価でしょう。
                T.Mさんのお祖母様は大奥につながりのある方だったのか、武家に関わりのある方だったのかもしれませんね。

                江戸時代の筥迫は、常に胸に納めて持ち歩いたわけではなく、あくまでも「特別な日」に付けるものだったようです。
                挿し込み付きで七つ道具が入る実用品であっても、実際には威儀具的意味合いの強いものでした。

                豪華な装飾を見せびらかしてとか、使い道のないものにお金をかけてとかいう価値観もあるかとは思いますが、私はそれでこそ筥迫!と思ってしまいます。

                見せびらしなんて、ハレの日のほんの一瞬だけ。
                通常は自分だけが中を開いて、ただ眺めてうれしくて、中に入っているものの順番を決めてを出し入れして、きっとT.Mさんのお祖母様にとって「大人のおままごと」のようなものだったかもしれませんね。

                私は以前、筥迫を「フィギュア」(アニメ等の人形たちね)に喩えていましたが、フィギュアはそれほど劣化しないので出しっぱなしで飾れるけれど、劣化しないために通常は箱に入れておくという面では「雛人形」に近いですかね。
                どれも実用にはならない点では同列、時々出して眺めるだけでうれしい(笑)。

                「その筥迫すごく貴重ですから、絶対見つけてくださいね!」(Rom筥)

                撮影のことより、数日間頭の中はその挿し込み付きの筥迫のことでいっぱい。
                その後はすぐさま日常の雑事に埋没して忘れていたのですが、つい最近ふと思い出し、あれ?そういえばあの雑誌で筥迫使うとか話してたけど、どうやって使うんだ?(肝心なことがよくわかっていない)

                そして届いたのがこれ。

                うわっ表紙にほぼ実物大、、、。これじゃ刺繍が丸見え。
                一気に現実に戻りました泣き

                刺繍は熟練者じゃないので、どうか大目に見てください、、、。
                一般の書店に置いてある雑誌じゃなくて本当よかったです。

                1月に海外に行かれる方だけ見つけてください。
                あ、ANAの国際線だけですけどね。



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                【2016.01.03 Sunday 10:20】 author : Rom筥
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                美しいキモノ 2015年 冬号 〜武部さんの大人のための筥迫〜
                0
                  武部由紀子さんから「美しいキモノ」を送っていただいたので、今回はこちらの本をご紹介させていただきます。



                  「元気な作り手に会いに行く」で、見開き4ページで武部さんご自身が紹介されております。

                  おおっ!大きな武部さんがっ!


                  武部由紀子さんは大阪にお住いの日本刺繍の作家さんです。
                  武部さんと初めてお仕事をさせていただいたのは、江戸型の筥迫の仕立ての依頼をいただいたことからでした。
                  その後、大阪から講習会などにも度々参加いただいておりました。


                  こちらの二つは、武部さんご自身がデザインし仕立てられた筥迫です。
                  こうやって改めて見ると、筥迫って美しいですね。
                  特に武部さんの筥迫は洗練された美しさがあります。

                  江戸型筥迫は大きすぎて、現代の着付けではとても襟元に入れて使うことはできません。
                  だからこそ巾着はなしにして飾り房を付けるあたり、いつも見慣れた筥迫とはちょっと違った自由な発想で、それでいて違和感なく落ち着いた収まり具合。

                  こうやって筥迫が主役で紙面に収まっている様が、何だか目に新しく映ります。
                  筥迫が多くの人の目に触れるようになってきたことが純粋にうれしい。

                  筥迫工房の教本や型紙から、筥迫を作る作家さんがたくさん出てくることを昔は夢のように考えていましたが、氣がつけばさらりと雑誌で見つけることができる、、、そんな時代になったんだなぁと、ちょっとした幸せを感じております。


                  ↓ 武部さんのブログはこちらから
                  ぬう 日本刺繍
                  美しい日本刺繍の筥迫も見ることができますよ!





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                  【2015.11.22 Sunday 22:41】 author : Rom筥
                  | 筥迫あれこれ | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
                  日本刺繍展示即売会とお針子会フリーマーケット開催のお知らせ
                  0
                    「二つ折小被付筥迫」講習会の前に、お針子会「日本刺繍展示即売会」と「お針子会フリーマーケット開催」のお知らせをさせていただきます。


                    日本刺繍展示即売会は初めての試みです。
                    筥迫関係では、今年の作品展のときに出品された定価文庫や小物が出るようです(ちなみに私は出していません)。

                    何が出るか詳細はわからないのですが、筥迫関係では矢部先生の作品とmidoriさんの作品ぐらいでしょうか。
                    矢部先生は孔雀の定家文庫と筥迫、midoriさんは定家文庫とそれらとお揃いの小物たち。
                    ブログにまだ紹介していないmidoriさんの作品まで入っているようで、、、。

                    小さな「お針子ショップ」の方で開催しているので、それほどの量ではないかもしれませんが、どこぞのお店や立派な会場で買うよりはかなり良心的な値段設定ではないかと思います。
                    例えば、矢部先生の「雀の筥迫」などは、もし同じものを作ってほしいという依頼があったとしても、たぶんこのお値段では作れない。

                    ちょうど下記のフリーマーケットの日にも重なっていますので、日が合うのであればご一緒に見に来られてはいかがでしょうか。
                     

                    ■日本刺繍展示即売会

                    日本刺繍教室主催・矢部博子講師と生徒さん達の作品の展示即売会を開催します。
                    帯、半衿、筥迫など約十五点展示予定。
                    気に入った作品があれば、ご購入も頂けます。
                    会場はお針子ショップ内です。是非お越し下さい。


                    【日時】 10月14日(水)〜10月21日(水)
                         11:00〜18:00(日・祝日除く)
                    【場所】 お針子ショップ

                     




                    筥迫講習会はお針子会の会場をお借りして開催していますが、本来は和裁教室がメインです。
                    その和裁教室の生徒さん同士で使わない材料を販売する目的で始められた非常に合理的なフリマですが、今では一般の方たちも多く参加されています。

                    ここでは持ち込んだ物をお針子会の方や生徒さんが販売してくれるシステムで、売上の20%の委託手数料がかかります。
                    一般の方の出品もできます(持ち込みは指定期間内のみなのでご注意ください)。
                    着なくなった着物や、作ろうと思ったままタンスにしまい込んだ反物など、かなりお安い値段で販売しています。
                    私もタンスにたまった着物をこの機会に出そうと思っています。

                    フリマに来られる方はできるだけ早めの時間を目指して行ってくださいね。
                     


                    ■お針子会フリーマーケット

                    お針子会恒例行事であるフリーマーケットを今年も開催致します!
                    反物、小物、リサイクル、その他掘り出し物多数出品予定。
                    それに合わせて、併設のお針子ショップでも店内全商品20%オフセールを実施します!
                    (※お仕立代、和裁道具、たとう紙など一部商品はのぞきます)
                    どちらも一日限りの開催です!
                    お誘い合わせのうえ、どうぞお気軽にお越し下さい♪




                    【日時】 10月17日(土)11:00〜16:00
                    【場所】 お針子会教室(池袋駅 徒歩7分)

                    【お問い合わせ】 お電話かメールでこちらまでご連絡下さい。

                     


                    フリーマーケット出品者様大募集!

                    10月17日(土)のフリーマーケットに、出品して下さる方募集!
                    着なくなった着物や帯、反物、和装小物など・・・思い切って出品してみませんか?


                    【電話受付日】
                    10月5日(月)〜10月13日(火)

                    【出品物】
                    着物、帯、和装小物、和小物、反物など和に関するもの(洋服などは不可)

                    【参加資格】
                    出品物をこちらに直接お持ち込み、お引き取りに来られる方。
                    また、10月14日(水)15日(木)16日(金)のいずれかに直接ショップにいらして、ショップ営業時間内(11時〜18時)に値札付け出来る方限定とさせて頂きます。

                    【値段設定と手数料】
                    出品物の値段設定は自由です。
                    委託手数料として売上の20%を頂きますのでご了承下さい。

                    【売上のお渡し、出品物の返送】 フリーマーケット終了後、十日間以内に直接お引き取りにいらして下さい。
                    その際、売上代金をお渡しします。

                    詳細はこちらまでお気軽にお問い合わせ下さい。

                     

                    「お針子会」は石井由美子先生が運営されている和裁会(?)ですが、月・火・水に和裁教室、水・土に刺繍教室、祝祭日には筥迫講習会や、一般の方も参加できる様々な講座が開かれてます。

                    隣には小さな小さな「お針子ショップ」もあって、生徒さんたちが反物を買ったり、刺繍教室の人も反物を買ってそのまま染めもお願いして、刺繍をしたらそのまま仕立てにも出せて、、というとても便利なところです。

                    和の世界のよくないところは、職人さんと直に話ができにくいシステムだと私は思っているのですが、お針子会ではちょっとした直しでも工房の人と直接相談できるところがいいと思っています。

                    一般のお客様も仕立てを頼みに来たり、着物に合わせた刺繍がほしければそのまま刺繍教室に依頼が来たり、今回も刺繍教室の人たちが作った物を販売してくれるような企画を立ててくれたり。
                    相互扶助というか和の世界の自然な循環といいますか、それがお針子会の非常によいところだと思います。



                    ▼筥迫工房のお店


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                    【2015.10.13 Tuesday 19:13】 author : Rom筥
                    | 筥迫あれこれ | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    教本販売開始します
                    0
                      遅くなりましたが、教本の販売を開始しました。

                      最近なんだかブラウザの調子が悪く、三つのブラウザを使い分けてみても、なかなかショップの管理画面が反応しません。
                      そんなわけで、だましだまし使いながらこんなに時間がかかってしまいました。
                      まだ完全ではないですが、とりあえずこんな感じでご容赦ください。

                      ■教本と型紙

                      縢襠付筥迫(かがりまちつきはこせこ)

                      以前発売していた『びら簪筥迫の作り方』の改訂版です。
                      一番大きな違いは「ホットメルト紙」を使うということ。
                      これけっこう大きな違いなんです。

                      以前から自分が仕立てる時や講習会などではホットメルトは使っていたのですが、ホットメルトはどこでも買えるものではないですし(もちろんネットでは売っています)、接着芯のように安くもない。

                      しかし!ホットメルト紙を使うと使わないでは雲泥の差!というほど出来上がりが違う。
                      ワンランクレベルアップした仕上がりになります。
                      そしてどんな布を使っても同じように使いやすくなる。
                      もちろんホットメルトを使うと風合いがでないと思えば使いませんが、とりあえず初心者はどんなものでもホットメルト使いから始めてみてください。

                      材料セットもホットメルト紙を入れたお値段で変更されております。

                      ・筥迫材料セットA ※筥迫が一個作れるだけの材料のみのセット
                      ・筥迫材料セットB ※筥迫が3〜5個ほど作れる材料と道具の便利なセット

                      以前の教本で材料を揃えている方は、ホットメルト紙を追加購入するだけです。
                      単品で購入する場合は、筥迫1個につき1m目安でお考えください。
                      様子見なら2mでもかまいませんが、普通に使えば4mあっても足りない。
                      たくさん使うなら、別のところで業務用の大巻きを買う人も多いです。

                      さらに便利な道具が必要であれば、
                      ・糊板セット
                      ・貼り板

                      最後に、縢襠付筥迫で何より大事なので忘れず買ってくださいね。

                      ・びら簪(大人用)
                      ・びら簪(子供用)



                      型紙 大人用と子供用

                      以前は型紙は「大人用」と「子供用」がありましたが、今回は「大人用」しかありません。
                      大人用を縮小して使います。(縮小率は型紙参照)

                      私が筥迫作りを始めたのが子供用からだったので、そこから少しずつ調整して大人用を作りました。
                      大人と子供では大きさが違っても、たたみ込んでいく布の枚数は同じなので、厚みは同じにしなくてはならないというようなことです。
                      あとは折りしろまで縮小されると縫いにくいところがあるなど。

                      それもこれも微々たるところなので、使う布によってはほとんど変わりがないかもしれませんし、とても不具合がでるものもある。
                      しかし、それは大人用でも同じことで、要するに適応した布を見極めることが難しいのです。

                      このあたりは、各自数をこなしていただいてやりづらいところが出てきたら自己責任で型紙を調整していただくことで割り切ることにしました。


                      副読本

                      「貼り込みの基本」

                      これが増えてしまったのが、私としては一番申し訳ないところです。
                      しかし、教本より何よりも大変だったのがこの副読本なので、私的にはもう盛りだくさんサービス満点の内容で編集しています。
                      教本よりもお安くしているのは、どうしても買ってもらわなければならないという罪悪感もちょびっとあります(苦)。

                      結婚式のためだけ、七五三のためだけの筥迫を作りたい人には、なぜ二冊も買わなければならないのだ!とご不満のことでしょう。
                      しかし、今後のことを考えるとこれはどうしようもないことだったのです。

                      筥迫以外でも貼り込みに必要な基本的な知識は、どこかでまとめて書いておけば、私自身が非常にラク。
                      そしてこの縢襠付筥迫を作った人には、次からの教本で重複している箇所を省いて書かれているのでお値段的にもラク。
                      色々な型を作ってみたい人にはとても便利な形なんですけどね。
                      とりあえず、次の教本が出ればご納得いただけると思うのですが(それまではひたすら心苦しい状況です)

                      この副読本では「材料・道具」「基本作業」「共通編」の三分に分かれています。

                      「材料・道具」は、詳細に解説されていますので、個々の教本ではすぐに本題に入れるので、ページ数が減らせるのがありがたい。

                      「基本作業」は、貼り込みに必要な基本作業が一通り載っています。

                      最後の「共通編」は、「巾着」「結び」「房作り」の色々な種類が載っているので、今までのように縢襠付筥迫ならこの結び、というようなことがなく、ご自分で好きな結びが選べます。


                      厚紙に目について

                      今回とっても困ってしまったのは、実は厚紙の「目」について。

                      袋物にとって型を決める厚紙はとても大事な材料なのですが、厚紙には「縦」と「横」があって、これを間違えてしまうと、硬くしっかりした筥迫になるはずが、やたらと柔らかい筥迫になってしまうという仕上がりになるというです。

                      これまで私は、厚紙の目を「硬い方が縦目」「柔らかい方が横目」と教えてきたのですが、実は「柔らかい方が縦目」が真実なのです。


                      こんな具合にラク〜に曲がるのが「縦目」ということです。

                      どの段階で訂正するか非常に悩んでいたのですが、改訂版の発売を機に教本、副読本内で訂正することにしました。
                      実際には、縢襠付筥迫で使う厚紙は板目厚紙と言われるA4サイズの0.7厚のものですが、型紙(A4)を同じ方向で当てていただければいいだけなので、それほど迷うことはないと思うのですが。

                      基本的な考え方としては、「被せ」は本体の膨らめに沿うように上下方向が縦目で使いますが、「胴締め」は細長いので、長い方を縦目で使ってしまうとナヨナヨになってしまいます。
                      胴締めはがっちりとしたロックの役割なので、こちらは被せと同じ面であっても「横目」で使います。


                      前回までの教本購入者には特別価格で教本を販売します!

                      前版の教本をお買い上げいただいた方には、教本のみ特別価格が設けられております(副読本は通常価格)。
                      「既買者さま」という、なんだか聞きなれない単語を使ってみましたが、「既読」ならぬ「既買」という意味ですね。
                      (勝手に作った単語ですがネットでもたまに見るし、いつか一般的に使われそうな気がしないでもない)


                      <価格・新規購入者>
                      教本(初回)    :1.430円
                      副読本       :1,150円
                      教本と副読本(初回):2,580円

                      <価格・既買者さま限定> 
                      教本(既買)    :1.000円
                      副読本       :1,150円
                      教本と副読本(既買):2,150円

                      それぞれ「オプション」でお選びいただけますが、既買者さまは購入履歴で判別できますので、初めて購入される方は「初回」価格をお選びください。
                      副読本とのセットは、教本販売のページから一緒にご注文いただけます。

                      割引価格は教本だけです。
                      副読本はどちらも同じ価格です。

                      ちなんみに、「婚礼用和装小物の作り方」は副読本は使いません。
                      こちらは「貼り込み」とは関係ない作り方なので、、、。

                       

                      「縢襠付筥迫」講習会 申し込み開始しました

                      縢襠付筥迫の講習会が追加で12月5日(土)〜6日(日)に開催されることになり、10月6日(火)に申し込み開始だったのですが、この日にショップの申し込み画面のカートを開くことを忘れてしまい、参加希望者から「カートが開いていません!」と連絡をいただきました。
                      ホント申し訳ないです、、、。

                      遅れてカートを開いたところ、あっと言う間に申し込みいただきました。
                      残りあと1席です。(10月7日18時現在)
                      今年初めの講習では申し込みが少なかったので、そろそろ講習会を減らしていこうかななどと考えていたのですが、こればかりはタイミングのようです。

                      できるだけ忘れないようには努力しているのですが、今回のように時間になってもカートが開いていない!という場合は、お問い合わせから一言お申し込みください。
                      その場合は順番に受け付けますので、、、(汗)。

                      今回の教本改訂版は前回より詳しくなった分、副読本との併用に「マニュアルを見るのは嫌い!」というタイプの人にはかなりきついかもしれません(苦)。
                      そういう方には是非、講習会をお勧めします。
                      講習会では教本は使いません。(副読本はあれば便利ぐらい?)
                      ですから、一個の筥迫を作れればいい!という方には、講習会の方が実はお得かもしれません。



                      最後に、筥迫を自分で作って安くあげたい!という方には、買った方が絶対安いですよ、と言いたいです。





                      ▼筥迫工房のお店


                      ▼筥迫掲示板
                      筥迫工房の教本や自慢の細工物を、皆さん自身で披露できる掲示板です。写真のアップロードが簡単になりました(一回の投稿で6枚掲載可)。丹誠込めて作った筥迫を大勢の人に見てもらいしましょう!

                      ▼携帯からも筥迫掲示板2に投稿をアップロードできます。
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                      筥迫工房へのお問い合わせ
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                       そのような場合も、こちらからご連絡ください。


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                      【2015.10.07 Wednesday 17:54】 author : Rom筥
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