『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
2020.2 婚礼筥迫レポート『狐の嫁入り』A.Sさんの作品
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    今回はA.Sさんから届いた筥迫制作レポートをご紹介させていただきます。

    正面以外の画像は顔出しOKいただきました。

    「普段と違いすぎるので誰も気付かないと思われるので」

    とのことです(笑)。

     


     

     

    昨年の春に入籍したのですが、初めから結婚式をするつもりはなく、周りの方へご報告するのみでした。


    しかし、友人たちから「写真は撮ったほうが良い!」との助言が。

     

    さらに着付け師をしている友人が、振袖を花嫁のように着付けられると言ってくれたのです。

     

    そんなこんなで始まった手作り和装フォトウエディング計画。

     


    成人式後に箪笥の肥やしとなっていた振袖と帯を引っ張り出して、これで着物は大丈夫!と思っていたら、何やら聞き慣れない単語が出てきました。

    「あとはハコセコとかが必要ですね」


    「何ですか、それ?パコパコ?」

     

    というレベルの知識…それが筥迫との初めての出会いでした。


    そして、購入を検討している中で辿り着いた筥迫工房。

    ブログの記事は熱く濃く面白く、皆さんのレポートも素敵で、作ってみよう!と決心。

    せっかくなら一回練習して構造を理解してから本番をと、教本と材料セットなどをお願いした後に布選びへ。


    実は一番の難問はここでした。

    元々結婚式をする気がないのですから、こーしたいというイメージもないのです。


    振袖が赤なので、房の色は白だと思ったのですが、布で悩む悩む。
    やっとコレだ!と決めかけていたら
    「ん?ブログに金襴は難しいと書いてある………」
    そう、良いなぁと思った布は金襴だったのです。

     


    そこで、練習用綿プリントで一つ目を作りつつ、再び探して見付けたのが白地に金の連続模様の生地。

    華やかさもあり、抱え帯と丸ぐけも作れそうだと注文しつつ、諦めきれない金襴(薄め)も購入して、自ら手間を増やしたのでした。

     

    作業自体は、まとまった時間がなかなか取れないので、出来そうな作業を少しずつ進める日々。
    筥迫と懐剣は二つ作るので房も二色に。

    良い色だなぁと思っていた金茶を選びました。

     

     

    せっかくなので紐の結び方も変えて、筥迫用は菊結びと蝶々結び、懐剣用も菊結びと鱗結びとしました。
    巾着も、基本の二重叶結びとベロ付をしたのですが、思いがけずベロ付で苦戦…。

    筥迫は、綿・平面仕立て、金襴花立涌文・綿入れ仕立て、縮緬花菱亀甲文・綿入れ玉縁仕立てと三種類の仕立てとなり、それぞれの特徴が出たかと思っています。

     



    最後に抱え帯、丸ぐけと、せっせとお針仕事です。

    工作は好きなのですが裁縫はあんまりな私。

    実は途中まで、間に合わなさそうだったら購入をと考えていたのです。
     

    撮影日の数日前には全て作り終え、ほっとしました。

    そして、やはり婚礼五点セットが揃うと良いものだなぁと思いました!
    約二ヶ月での完成です。

    おまけは、友人に教えてもらいながら作ったつまみ簪。

     

    見本にフリンジが付いていたのを見てピンときた。

    ここにも房が使える!と白と金茶の二つを付けました。
    ちょうど青い生地で作れたのでサムシングブルーになり、祖母の帯、新しい筥迫、借りたもの沢山(笑)と、サムシングフォーも揃ったのでした。

     

    このつまみ簪は、帯の後ろに。

     

    筥迫、懐剣も途中で付け替えて。
    清々しい白い房、髪飾りの紅白も相まって赤・白・金でまとまった縮緬。


    金茶の房が映えて簪の色との相性もよく、緑の小物が良いアクセントの金襴。
    どちらも違った華やかさがあり良いなぁと自画自賛(笑)

     

     

    製作と平行して、撮影の段取りです。

    髪はどーしよう…この際、日本髪?
    一回体験してみたかったのもあり探し始めるも、まず日本髪を結えるお店が見つからない…しかも婚礼用だと尚更です。


    しかし、ここで奇跡が!
    ねばり強く調べていたら近場で発見!
    文金高島田を地毛結いしてもらえることになりました。


    さらに、友人が紹介してくれて、素敵な場所を撮影でお借りできることになったのです。

     


    当日は、朝一番に髪結いさんのところへ。

    手早く結ってくださる間にも、新日本髪との違いや道具のことなど色々と教えて頂き、一生に一度の体験ができました。


    自宅では、すでにパートナーの着付けが終わって和やかな雰囲気。

    今回、着付けから写真を撮ってもらえたのも良い思い出でした。

     


    写真を撮ってくれた友人のイメージは「狐の嫁入り」。
    なんと狐のお面などの撮影小道具を作ってくれていたのです!

    ポーズを指示してもらいつつ沢山撮ってもらいました(笑)

     

     

    「振袖の出番がまたあって良かった〜」と喜ぶ母。

    祖母の形見の帯を再び結べたのも嬉しいことでした。


    多才な友人たちのおかげで夢のようなフォトウエディングができて感謝です!
     


    おまけは、簪を返しに髪結いさんのところに伺ったら、普段用のものに付け替えてくださったこと。
    夜は着替えて、ちょいと出掛けました。

    せっかくなので筥迫を付けて。

     

     

    準備期間から、当日も一日ずっと隣で気遣ってくれたパートナーに感謝を。

    ですが、振り返ると花婿のシングルカットが無いのです。

    皆、花嫁姿に夢中で忘れていたのでした…。

     

    簪入れを元にして菓子切り入れが出来そうだなぁとか、飾り結びでストラップを作ろうかなど思っていますが、いつになるやら。


    筥迫を知らない私でしたが、ブログに触れ、図解入りで分かりやすい教本と充実の材料に助けられ、おかげさまで「手作り和装フォトウエディング計画」を無事に終えられました。

    お世話になり有難うございました!

     

     

     


     

     

    講習会や教室で筥迫を習っている人が作ったものではなく、ショップで教本を購入した方がたった一人で奮闘して筥迫を含む婚礼用の和装小物一式を作られるというのは、いくら私が筥迫の作り方を販売しているとはいえ、本当に「すごい!」と感心してしまいます。

     

    A.Sさんとは途中途中でちょこちょことメールを交わしていましたが、こんなに本格的なセットを作っているなどとは思いもよらず、、、(汗)。


    教本を購入されている方とメールでやりとりする際、筥迫本体を作り上げた後に残りの付属品の「飾り房」で挫折しそうな場合は「出来合いの撚り房」があるのでそれを使ってくださいと言っていますが、最後まで作り上げましたねぇ。それもフルセットで!

     

    筥迫も懐剣も和装小物もと初めから構えてしまうと、筥迫の後の房作りでめげてしまう人が多いので、とにかく始めの目標は「筥迫本体」をゴールにすること。

     

    それが出来たら次は筥迫房→懐剣袋→懐剣房と少しずつゴールを伸ばしましょうと言っています。

    筥迫&懐剣さえできればテンションは相当上がりますので、丸ぐけ、抱え帯はそのノリで作れてしまうものです。

     

    「金襴」は確かに扱いが難しいのですが、薄く柔らかめの物を選べばそれほど難度なくできます。

    薄糊が効かない場合は初めから堅糊を使います。

     

    本格的な日本髪に撮影場所も雰囲気満載でレトロな絵のようでした。

    お着替えした姿もまた素敵でうっとり。

     

    「成人式の振袖を婚礼衣装に使う」というのは、振袖を誂えた親御さんの思いがたくさん詰まっている上に、そこに自作の筥迫を付けて花嫁姿に仕立てるのですから、何と特別なエネルギーを発することでしょう。

     

    このフォトウェディングが単なるコスプレに見えないのは、この思いの詰まった準備期間があるからなのでしょう。

    この撮影日に向けたA.Sさんや協力されたご友人たちの綿密な準備が、お式も披露宴もない日常である「ケの日」を、非日常である「ハレの日」に変えたのではないかと思われます。


    髪は地毛結いの文金高島田とのことですが、お住まいの土地柄、舞妓体験のお店があるそうで、新日本髪ではなく昔ながらの日本髪が可能だったようです。

    撮影場所も「お寺」をご友人が紹介してくれたそうです。


    A.Sさんは以前、伝統工芸の「漆塗り」を学んでいたそうで、現在のお仕事は「和食の料理人」をされているのだとか。

     

    「まとまった時間がなかなか取れないので、出来そうな作業を少しずつ進める日々。」

    お仕事柄さもありなんですが、私はそれが成功の秘訣だったと思っています。

    一気に作りたがる人が多いですが、少しずつ進めた方が落ち着いて失敗する率も低いのではないかと思います。


    とても「結婚式をやる気がなかった」人の結婚写真とは思えませんが、芸達者なご友人含め、創作的な環境にいらっしゃるからの結果なのでしょう。

     

    筥迫レポートは人気のシリーズなので、講習会や教室でもよく話題にあがります。

    色々な環境にいる人たちが、それぞれの思いを込めて、物を作ることにエネルギーを費やす。

    そんなマニアックなレポートは見ていて楽しいですし、そこに映し出される美しい画像からは自分も頑張らなくちゃ!と不思議なエネルギーをもらえるからでしょうね。


    A.Sさん、渾身のレポートをありがとうございました。

    そして、どうぞいつまでもお幸せに!

    (お仕事もがんばってください!)

     

     

     

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    【2020.02.16 Sunday 14:40】 author : Rom筥
    | 婚礼用筥迫 | comments(2) | - | - | - |
    婚礼という名の作品展 〜EITOMANさんの作品〜 
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      今回はEITOMANさんから届いた婚礼レポートをお届けします。

      (秋は七五三、婚礼、作品展とレポートシーズンでありがたいねぇ)

       

      EITOMANさんは、当初今年11月のお嬢さんの婚礼に間に合わせて筥迫を作りたい!ということで飛び込んでいらっしゃいました。

      講習会の方では縢襠付筥迫は中級(来年は上級)なので11月のお式にはとても間に合いませんが、金封袱紗だけは講習会で受講していただくこと、教室(つたえ)に通うことを条件に筥迫作りを始められました。

       

      講習会は1日で型を作り上げるため、受講者が同じレベルでないと教えることは不可能なのですが、教室でなら皆が違うものを作っているので、慣れていない分時間は何回か通っていただくことになります。

      それをご了承をいただき、無事10月には筥迫と懐剣まで作りきることができました。

      (式に使う筥迫に限りますが、教室はそのような受講の仕方も可能です)

       

       


       

       

      昨年12月に次女の結婚が決まり、そこから始まった花嫁衣裳を作る一大プロジェクト。
       

      しかも次女からはトータルコーディネートで全てお任せしますのお言葉だったので、トータルコーディネート=身に着けるものすべてとなり、 「白無垢」と色直しの「白ドレス」を作ることに決定!


      今年の結婚式(11月3日)までに2つも無理だと夫は決めつけていましたが、 一生に一度かもしれないこのチャンス!逃してなるものかと頑張りました。

       

       

      最終的にこのプロジェクトで私が作ったのは、

       

      ・白無垢の掛下

      ・打掛

      ・長襦袢

      ・帯

      ・抱え帯

      ・帯締め

      ・綿帽子

      ・筥迫

      ・懐剣

      ・お色直しの白ドレス

      ・パニエ

      ・グローブ

      リングピロー

       

      計13点でした。

       

       

      <11月3日の結婚式に向けてプロジェクト始まる>
       

      1月 

      「白無垢」の柄を決め生地発注。
      娘の好きな桜柄があり、なんと運が良いのだろうとにんまり。

       

      3月 

      「ドレス」用の生地だけは購入。
       

      4月 

      織り上がった反物の量と重さにびっくりしながらも縫い始める。
      全体像がつかめず悩みながらの縫物でした。


      とここで花嫁衣裳の胸元の飾りも作らなくっちゃ と気づき、前から気になっていた「筥迫」を白無垢の生地で作ることを決意する。
       

      7月 

      「筥迫」を作り始める。

       

      9月 

      やっと「白無垢」の綿入れ。

       

      綿を入れるまでは1日4時間くらいで週2〜3日で4ヶ月。
      綿入れは先生や先輩方3人お願いして4人がかりで丸2日かかりました。

      8月は仕事都合で縫わず、9月から10月半ばは教室には週2回(1回5時間)通い、他に1日4時間くらいで週4日。

      この期間はほとんど毎日縫い続けました。
       

       

      10 

      仕上げに向けて奮闘。
      10月半ばには「白無垢」でき上がり。

       

      綿帽子はまあるいパリンとした形に違和感があり、綿帽子本来の形(防寒のために真綿を薄く伸ばしたもの)を目指したかったのでオリジナルの形になりました。

       

       

      白無垢が出来上がり、やっと「ドレス」の縫製に入りました。


      この時点であと10日間しかないじゃないの!!と焦ったものの、なんとか思い描いたドレスが縫えました。

       

       

      ドレス生地はビーズがたっぷりついていて生地が重く、ワンピースにすると重みで胸がはだけてしまうのではないかという恐れがあったため、スカートとトップスの二部式になりました。

       

       

      グローブはどんなにかわいいレースを合わせても違和感があり、スカート地のレース部分を使用。
      リボンで結び、留めにしたいけれどチュール地なので穴がなく悩み、結局リボンのループを挟んで縫い込むことで解決。


       

      10月末 せっかく作った「筥迫・懐剣」を箱に入れなくてはと「入れ物」作り。

       

      (リングピローは、懐剣入れで結んだ「菊結び」を使って装飾されたもの)

       

      今回のプロジェクトで何が一番大変だったかというと、とにかく布を汚さないようにすること。

      暑い日は首にタオルをかけ、汗が落ちないように、 またくしゃみをしてつばなど飛ばさないようにと気を使いました。

      思えば次女の結婚式は私の作品展だったように思います。

      大変でしたが良い経験と思い出作りができて本当に幸せでした。

       

      そして、初めてなのにいきなり(もちろん金封袱紗は作りましたが) 筥迫を作る、という無謀な私を指導してくださったrom筥先生に感謝です。

       

       

       


       

       

      「娘の結婚式は私の作品展!」とおっしゃっていましたが、お嬢さんご自身もEITOMANさんの作品のうちですね。

       

      EITOMANさんは、洋裁を大学卒業後にドレメのデザイナー科に3年通われ、和裁は10年選手で師範をお持ちのようです。

      だからこそ、こんなプロジェクトを思いつくのでしょうが(汗)。

       

      こんなに何でも作ってしまわれる方なのに、高校までは針を持ったこともなく、家庭科の宿題は全部お母様が作られていたそうですよ(笑)。

      そんなEITOMANさんが物作りに目覚めたのは、親の勧めで通ったドレメがきっかけだったそうです。

      その後は、声楽をされていたお嬢さんのために、高校・大学時代の7年間、発表会のドレスを毎年作っていたそうです。

      だからこそ挙式二週間前のドレス制作も慣れたものなのでしょうね。

       

      こちらのウェルカムベアの衣装もEITOMANさんの手作り。

      ただしこれは、3年前のご長男さんの結婚式のときに作られたものだそうです。

      ご長男さんの結婚式はさぞかしお暇だったことでしょう(笑)。

       

      EITOMANさんは目的達成後で教室通いは終了かと思いきや、他の人たちが「色物」で袋物を作っているのを見て、がぜん他の袋物に興味が沸いたようです。

      ここ何ヶ月か「白」ばかりを見続けてきたのですから、どんなに色物に飢えているか想像がつきますね(笑)。

       

       

       

       

      このブログにレポートを書いてくれるような方々は、とてつもなく凝り性の方が多いようです。

      自分にはとてもできそうもない、と思わせるこの凝り加減が見ていて楽しいのですが。

       

      我が娘も再来年は成人式ですが、私が筥迫を始めるきっかけとなった七五三ほどには娘の成人式への情熱はない。

       

      自分的には「十三詣り」までを一つの区切りにしていたからかもしれませんが、親の思い通りになるのもせいぜいこの頃までで(13歳もすでに親の意のままにはならないですが)、成人式以上ともなるとEITOMANさんのように親がコーディネートをお任せしてもらえるなんてのは稀で、一般的に20歳を超えたお嬢さんたちは自分の好みも明確でしょうから、そうそう親の思い通りにはならないもの。

       

      我が娘もとりあえず成人式に筥迫はする!とは言っていますが、筥迫を用意するとなると着物を決めてからでなければ作れないのに、本人は振袖には何の興味もなし。

      しかしこれは決して「お任せ」という訳ではなく、親が用意した着物にあーだこーだと難癖つけるのだろうと考えると、直前になって一からやり直しという可能性もある訳で、あ〜成人式面倒、、、とつい本音の出てしまうRom筥でした。

       

       

       

       

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      【2019.12.16 Monday 14:42】 author : Rom筥
      | 婚礼用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      花嫁の筥迫 〜mo-pakaさんの婚礼〜
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        今月はmo-pakaさんより花嫁さんの筥迫レポートが届いておりますので、ご紹介させていただきます。

         


         

         

        結婚式用に筥迫(と懐剣入れ、丸ぐけ)を作りました。
        最初は、刺繍半衿を使って、白無垢用、色打掛用にお揃いのデザインのもの(玉縁と房だけ色違い)2つを作る予定でした。


        ところが、作っているうちに楽しくなってしまい、当日まで時間がないにも関わらず、振袖用の筥迫も作ってしまいました。。。
        (制作期間は、土日メインで作業して、合計で3ヶ月ほどでした。


        白無垢と色打掛用の筥迫には、内側に鏡ではなく、家族写真を入れました(私の七五三のときのものです)。
        色打掛用の筥迫(第1号作)は自分の記念にとっておいてありますが、白無垢用(第2号作)は中に両親への感謝の手紙を入れて、結婚式当日に両親へプレゼントしました。

        花嫁からの手紙は人前で絶対読みたくなかったので。。。

         

        (白無垢用筥迫のアップ写真は撮るのを忘れてしまいました。)


        想像していた以上に喜んでもらえたので、筥迫を手作りできて本当によかったです!


        懐剣入れは白無垢と色打掛とで房を取り替えて、同じものを使いまわしました。

        こんなことができるのも手作りのよさだなぁと思います。


        反省点としては、当日、筥迫房の根元を縛っていた糸が外れてしまったことです。房は相当きつく結ばなくてはいけないですね。。。

        振袖用の筥迫(第3号作)は、見よう見まねで刺繍にチャレンジしてみたのですが、当日アップで撮られなくてよかったという出来でした。


        玉縁が少し上達したのと、制作がスピーディーになったのを感じられて楽しかったです!


        結局当日までに巾着の作成が間に合わず、外国のコインを代わりに使うなど、本当にドタバタでした。。


        筥迫と懐剣入れ、丸ぐけ、伊達衿、つまみ細工のかんざしを、好きな色味の同じ布で作ったのですが、花嫁らしさも出せ、かつ胸元の飾りが多い割にはすっきりまとめられたかなと個人的には満足しています。

        振袖は私が成人式のときに買ってもらったもの、しごきは祖母が結婚したときに使ったもの(私の七五三でも使ったものです)、かんざしは母が成人式と結婚式で使ったものです。

         

        思い出の品・手作りの品で花嫁姿を揃えられて、本当に感慨深く、最後の振袖姿を満足して残すことができました。
        (髪も、念願の鬢付け油を使った地毛結いの日本髪ができ、感無量です。)

        お世辞にも器用とはいえない私でも、スムーズに作成を進めることができたのは、ひとえに教本の分かりやすさのおかげです。
        本当にありがとうございます!


        今はまだ正直、燃え尽き症候群なのですが(笑)、そのうち普段着着物用に第4号を作ってみようと思います。

         

         


         

        日本髪といい、日本家屋での撮影といい、昔ながらの婚礼スタイルは年配の方々に相当喜ばれたでしょうねぇ(私もこんな結婚式によばれてみたい!)。

         

        mo-pakaさんは成人式のお振袖に、ご親族の思い出の装身具を添えました。

        最近の筥迫婚礼レポートはこのようなスタイルが続いていますが、手作りの筥迫はコンセプトが合うのでしょうね。

         

        その昔、花嫁衣装は親が嫁ぐ娘へ思いを込めて誂えました。

        現代では、花嫁衣装を誂える親御さんは極少数だと思いますが、成人式の振袖を誂える親御さんは未だ多いと思われます。

         

        それを考えると、成人式に誂えてもらった振袖を結婚式に着るということは、花嫁から両親へ感謝を伝えているかのようで、私が親の立場ならたぶんすごく感激する、、、と思う(涙)。

         

        そして手作りの筥迫が花嫁のアイコンになる。

        ホントいい使われ方だと思います。

        まるでイギリスの「サムシングフォー」のようですが、サムシングブルーの代わりは「サムシングハンドメイド」ですね(笑)

         

         

        刺繍半襟は柄出しに悪戦苦闘しますが、何より折り返し部分にまでよけいな刺繍が入ってしまうので、どうしてもデコボコした感じになりますが、見た目がゴージャスですし、懐中してしまえば目立たないので気にしない!
         

        その点、簡単なものでも自分で刺繍を入れることができれば、一番効果的なところに柄を入れられますし、すっきり仕上げたい折り返しのところには刺繍がないので仕立てもきれい。

        筥迫のしかるべき場所に装飾がある、それだけで完成度が上がるものです。

         

        mo-pakaさん、よくがんばりましたね!

         

        私は日本刺繍の筥迫から入ってしまったので、どうしても日本刺繍のものばかり紹介してしまいますが、フランス刺繍でもきっときれいな筥迫ができると思います。

        筥迫は装飾がされてこそなので、色々な技法で筥迫を装飾してみてください。

         

         

        「鏡」の代わりに「写真」を入れる、これも素晴らしいアイデアです。

        三つ折りなので三面に写真を入れても面白いですね。

         

        装飾筥迫はびら簪がついていることから、安易に開け閉めをするような実用性はありません。

        あくまでも装身具として「飾り」の目的で使うものですが、せっかくの「箱」なので、何か物を入れたくなりますし、是非とも入れてほしい。

         

        出し入れを目的とするのではなく、しっかり保管するのが目的なので、記念になるような写真や手紙ですね。

        ほんのたまに、パンドラの箱を開くという感じです。

         

        年老いたときに筥迫を開いて当時を懐かしむ、そんな目的も装飾筥迫にはあるのかなと思います。

         

         

         

        皆さんも、丹精込めて作り上げた筥迫は、どうぞ多くの方にお披露目してくださいね。

        こっそり画像を上げたい方はどうぞ筥迫掲示板へ。

        こだわりの様子をレポートにしていただける方は、ブログの方にアップさせていただきすので、ご希望の方は是非お問い合わせからご連絡ください。(七五三や十三詣りのレポートも欲しいな〜)

         

        顔出しの有無は、ご希望によりボカシ加工などの処理を致します。

        ご無理がなければ、ご本人の表情が見えた方が雰囲気が伝わってよいですけどね。

         

         

        これらの写真は、一般の方々が自作の筥迫お披露目を目的として、ご厚意で掲載させていただいております。

        画像の無断転載、複製は固く禁止させていただきます。

         

         

         

        和洋折中の香り漂う明治時代の日本女性の花嫁姿

         

        タイムリーにも、先日カラパイアで「和洋折中の香り漂う明治時代の日本女性の花嫁姿」の画像をたくさん載せていたのでリンク貼らせていただきます。

         

        この時代で懐剣を身につけている花嫁さんを初めてみました。

        襟の開き方によって、筥迫が色々な位置にあるのも興味深いですね。

        筥迫がどの位置が一番美しく見えるかを中心に考えると、花嫁の着付けもまた違ってくるのかもしれません。

         

        昔の方が筥迫を身につけている画像などをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ブログでご紹介させていただきたいと思います。

         



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        【2016.09.01 Thursday 15:08】 author : Rom筥
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        花嫁の筥迫 〜T.Nさんのお嬢さんの婚礼〜
        0

          T.Nさんから花嫁のレポートが届きましたので、今回はこちらを掲載させていただきます。

           



          娘の結婚式のために筥迫を作りました。

           

          結婚式では、白無垢のあとに、おばあちゃんの赤の振袖と黄色の振袖が着たいと言う娘のために、筥迫を2個作ることにしました。


           

          式の翌日には、お式で着たこの赤の振袖と、40年前に私が着た緑の振袖を着て、近所のお寺で写真を撮りました。

           

          娘は高校を卒業後アメリカにずっと住んでいたこともあり、この二枚の振袖を着る機会が一度もなかったのです。

           

          どうせなら両方の振袖に使えるようにと、金地の筥迫を作りました。


          この金地の筥迫は、近所のきもの屋さんで帯地のハギレを購入し、玉縁にはブロードがやりやすいとブログにあったので、緑色のブロードを使いました。

           

          房は赤とピンクの2種類を作り、式当日の赤の振袖には赤い房を、翌日の緑の振袖の時はピンクに金糸のアクセントを入れた房をつけました。

          着付けの方が、巾着は帯との間に入れずに外に出してもよいということでそのように着つけて下さいました。

          これもとてもかわいいと思いました。

           

          結婚式後の親族での会食では、おばあちゃんの黄色の振袖を着ました。

          この着物はおばあちゃんが娘時代に着たもので、娘が中学校の時におばあちゃんに着せてもらって一緒にお茶の初釜に行きました。

           

          そのとき娘は赤の振袖が気に入ったのですが、おばあちゃんが娘には黄色がとても似合っているからと、黄色の方を着せて連れていったという思い出のあるものです。

           

          このときの筥迫は、ネットで赤の金襴を購入し、玉縁には濃い赤のブロードを使いました。

           

          筥迫を作ろうと思ったきっかけは、アメリカに住んでいる娘がネットでこのサイトをみつけ、セットを購入し、作ってほしいと私に送ってきたことでした。

           

          私はこのとき筥迫というものを初めて知ったのですが、着物のハギレを使っての小物づくりが好きなもので、筥迫づくりに初挑戦しました。

           

          娘の方はマクラメボードのおかげで飾り紐は問題なくできたそうですが、房は頭の部分を綺麗に作るのが難しかったようです。

           

          また、式の直前になって懐剣袋も作ることになり、こちらは教本を購入していなかったので、インターネット上の写真を真似て作りました。

           

          私は筥迫を、娘はアメリカで房を作り、帰国してから両方をあわせて完成させることにしました。

           

          私の方は鏡の楕円のカットがデコボコになってやり直したりしましたが、教本が丁寧に書かれているおかげで初心者の私にもまあまあうまく出来上がりました。

           

          最終的に、筥迫2点、懐剣袋2点、懐剣房1点、筥迫房3点、末広房2点を二人で完成させることができました。


          手作りをしている間も式の当日も、おかげさまで楽しい時間を過ごすことができ、このサイトに出会ったことを感謝しています。

           

           


           

          振袖三枚に合わせて筥迫や房をお色直しとは、、、かなりの数を作られたようです。

          これを一人で作るのはかなり困難ですが、お嬢さんとの二人三脚だからこそできたのでしょう。

           

          これだけ素敵な着物が、お祖母様→お母様→お嬢様と受け継がれているからこそ、筥迫にこだわる気持ちになるのでしょうが、それにしても眼福。

           

          お嬢さんがアメリカからこのサイトを探してくださったのもありがたいです。

          外国にいるからこそ、日本文化の素晴らしさがよくおわかりになるのでしょう。

           

          筥迫は金襴を使ったようですが、このぐらい豪華な着物であれば、やはり筥迫生地もゴージャスな素材を使いたいものです。

           

          私が「厚手の布は不可「帯地のような厚手は不可」と言っているのは、ちょっと凝った柄の金襴を探すと、ものすごく厚手のものが多いので、厚手の帯地は初心者では太刀打ちできないということから(裏に糸がたくさん浮いているようなものは薄手でも難しい)。

           

          そのような厚手の生地は、「折り返し」をすると筥迫がとんでもない厚さになってしまうので、被せ、胴締め、胴の全てを「縫い玉縁」だけで処理しなければなりません(挟み玉縁は厚みが加わるので不可)。

           

          ただし、T.Nさんが使った「きもの屋さんでよく売っている帯地(金襴)のハギレ」のほとんどはかなり薄手タイプの金襴です。

          このぐらいであれば、折り返し+挟み玉縁でも作れます。

          ただし、金襴は薄糊がつきにくいので、貼り付けのときから堅糊を使ってくださいね。

           

          この生地の「厚み」をネットで説明するのはすごく難しいです。

          色々な生地を買って作って経験するしかないですね。
           

          金襴地を使って筥迫を作りたい人は、T.Nさんのように「呉服屋さん」で販売している帯地の端切れや、「木目込み人形」の材料を販売しているお店の端切れを探すとよいでしょう。

          木目込み人形は木目に布を埋め込んでいくので、厚手の生地は使えないこと、小さな人形用なので柄行きが小さいことから、とても筥迫向きなのです。

           

          東京近辺にお住まいの人であれば、私のオススメは浅草橋の「田辺」です。

          ここはネットショップはないですが、電話で品番を伝えると郵送してくれるので、あらかじめパンフレットを送ってもらって、この人形で使っている生地と言えばいいでしょう。

           

          反物幅で30cmか50cm単位だったと思いますが、ただしそこにいい柄が使いたい範囲に入っているかどうかはわかりません。

          柄行きにこだわりたいのであれば、お店まで直接行って見るか、多めに買うことをオススメします。

           

          でも講習会に参加する人はこのような生地は持ってこないでくださいね(一人だけ違う手順で作ることになるため)。

          このような生地が使えるかどうかの判断はできますので、柄取りの仕方を知りたいなども含め、色々な生地を持ってきていただければアドバイスさせていただきます。

           

          それから、玉縁にブロードがつかいやすいと書いたのは、たぶん縫い玉縁のころのことで、現在の挟み玉縁であれば、薄手の布であれば何でも使いやすいと思います。

           

           

          これらの写真は、一般の方々が自作の筥迫お披露目を目的として、ご厚意で掲載させていただいております。

          画像の無断転載、複製は悪用される恐れがありますので、固く禁止させていただきます。

           




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          【2016.08.04 Thursday 15:48】 author : Rom筥
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          花嫁の筥迫 〜まいのすけさんの婚礼〜
          0

            まいのすけさんから、婚礼のレポートが届きましたのでご紹介させていただきます。

            婚礼レポートは久々なのでうれしいです。(お顔出しはご本人の確認を取って掲載させていただいております)

             

            これから結婚式で自作の筥迫を作ろうか迷っている方は、まいのすけさんの奮闘ぶりを参考にしてみてはいかがでしょうか。

             

             


             

            4月に無事結婚式を終えましたので、ご報告を兼ねてお礼申し上げます。
            手作りの筥迫と懐剣の存在感は何にも変えがたく、拘りの詰まった振袖姿をたくさんの方に誉めて頂き、本当に幸せな一日となりました。

             


            筥迫はやはり目立ったようで、何人ものゲストの方に「それ何?」と興味深く聞かれました。

            自分で作ったと言うと本当にびっくりされました。

             

            筥迫が自分で作れるとは、筥迫工房さんに出会うまでは夢にも思いませんでした。

            本当に素晴らしい出会いをありがとうございました。


            元々の着物好きもあり、結婚式では黒の引振袖を着ると決めていました。
            式場も決まり、着物も決まったところで、懲り性に火が付いてしまいました。

            式場にある小物は帯揚げ帯締めから筥迫、懐剣、抱え帯まで、赤色一色(他の色も、色別にセットになっていて小物全部同じ色)で、全くおもしろくない…。

             

            (これは式場で合わせた小物です)


            それならばと、小物は持ち込み料金もかからないことから、自分で揃えることにしました。
             

            帯締めは実家にあった、祖母の深緑のスエードの丸ぐけで引き締めました。

            帯揚げは母の赤い絞りを使用。

            悩んだのが抱え帯です。

            黒の引振袖には緋色の長い「しごき」がいい!と思っていた私は、長いしごきを探しましたが、思った通りのものがありませんでした。

             

            そこで、古いしごきを2枚購入し、自分で継いで4mのしごきを作りました。

            実は筥迫工房さんに出会ったのも、ブログのしごきの記事がきっかけでした。

             

            それから、筥迫って作れるの!?とブログを見ている内に、「こんな綺麗な筥迫を見たら式場のおまけ程度のなんて絶対嫌!」と自分で作ることにしました。


            そこからすぐに教本と材料を購入。

             

            一番心引かれたRom筥先生の留袖で作られた筥迫を参考に、留袖をほどいて表布にしました。


            房が大変そうだったので、まずは房と飾り結びを一気に終わらせました。

            懐剣房→筥迫房→末広房と作りました。
            房の頭の形が難しかったのですが、さらさらの房が自分で作れるとは感動でした。

            それから筥迫に取りかかりましたが、本当に丁寧な教本のおかげで、手順通りに作っていく内にどんどん形になってきて、早く完成させたい一心で一気に作ってしまいました。

            結婚式用ということで無謀にも綿入れ玉縁にしたかったので、練習に1つ作ってから本番用を作りました。

             

            本番用は懐紙入れを開けられるようにしたかったので、千鳥かがりはあえてしませんでした。

             

            細かいところは難ありですが、玉縁と綿がふっくら入った筥迫が完成した時には感激でした。


            ヘアは地毛で日本髪を結い、母の櫛と簪を差しました。

            若くに亡くなった母の姉の形見の櫛も差してもらい、着付け終わった時には、振袖姿に家族の繋がりを感じ感無量でした。

            後で写真を見て、筥迫という小さなものでも、これだけ全体の雰囲気を変えてしまう力があることが本当によく分かります。


            実はご報告が遅くなったのは、新婚旅行が終わってからと思ったからです。


            つい先日エーゲ海クルーズに行って参りました。

            クルーズ船ではフォーマルナイトがありますので、私はアンティークの着物を持参しました。


            せっかくなので、結婚式の筥迫も着用しました。


            本当に、この筥迫は宝物となりました。
            ありがとうございます。

            これからもRom筥先生のご活躍を応援しております。

             

             


             

            本当に筥迫は凝り性ホイホイですね(大笑)。

            私は手芸マニアの行き着く所と思っています。

             

            帯締めの「深緑のスエードの丸ぐけ」って何だか言葉的にすごくインパクトがありますが、クラッシックな雰囲気がとても素敵moe

             

            びら簪を付けた筥迫と丸ぐけの組み合わせはボリューム的にバランスが良いのですが、スエードで更に豪華さを感じます。

            この画像を見て自分も作ってみたいという人がけっこう出てきそうですね。

             

            お祖母様の帯締めに、お母様の帯揚げ、伯母様の形見の櫛という、家族の思いがつながる小物たちがまた素敵ですが、まいのすけさんの筥迫もお子さんに繋いでいってほしいですね。

             

            そして、新婚旅行にお持ちになった着物にも筥迫を使う。

            いいアイデアですね。

             

            刺繍半襟を使ったアンティークな装いでは、襟を広く開けるため、中央の目立つ位置で筥迫を主張できるのですが、通常の着付けは襟を深く合わせるので、落ち着いた位置に筥迫が収まり調和するものなのです。

            とても同じ筥迫を使っているようには見えませんが、これも自作の筥迫ならではの使い方です。

            いかにもな結婚式場の筥迫ではこうはいかない。さすがです。

             

            まいのすけさんはびら簪を外して飾り房だけにしていますが、パーティーならびら簪だけというのも素敵です。

            飾り房&びら簪の組み合わせは、さすがにド派手な振袖でしかバランスが取れないので、あくまで正装使用で。

             

             

             

            花嫁さんの筥迫作り

             

            花嫁さんになる方がご自身で筥迫を作るとなると、お式の準備で多忙の中での同時進行になります。

            最近はほとんどの方が仕事をしながらの準備になるので、考えるだけで大変そうです。

             

            このミッションを無事完了させるためには、周到なスケジュールで進めることが大事です。

             

            まいのすけさんの場合は、昨年12月に縢襠付筥迫の教本と筥迫&花嫁小物の材料をご購入いただき、実際のお式は4月でした。

             

            筥迫よりも先に「飾り房」から作り始めたそうですが、婚礼で使う飾り房は三種類。

             

            1)筥迫房(本体とはまた別の難しさ)

            2)末広房(房が二つあるので、実は筥迫房より大変)

            3)懐剣房(一番の大物、最大の難関)

             

            と、筥迫本体を作る以上に時間がかかるのではないかと思います。

            大変なところから先にやっつけてしまおうということですね。

             

            実際に、懐剣房だけで丸半日、筥迫房、末広房一式は、土日の半日ずつを使って2日で完成したそうです。

            房は芯が湿っている間に一気に作業しなければならないので、このように休日を使って作るのが賢明ですね。

            (筥迫房、末広房などは、結びと房部分と日を分けることも可)

             

            筥迫本体は工程が分かれていますから、仕事から帰った平日に毎日少しずつ進めると慎重に作業できるので、意外と失敗が少ないかもしれません。

             

            筥迫作りで失敗するケースとして、早く作りたくて焦って教本の内容を見落とすことがほとんどです。

            よく聞くのが、「千鳥掛け」の際に、前面の三つ折り部分も一緒に縢ってしまった、、、という事例です(要注意)。
             

            まいのすけさんは、柄出しを考えたり、型の写し、裁断などの前段階を、平日の夜に1〜2時間ずつに分けて1週間くらいで準備したそうです。

            そして土日の2日間で抱き合わせをして完成。

             

            全体のスケジュールでは、衣装を決めた後に筥迫作りを決心し、小物合わせの時に完成したものを持っていきましたので、式の3ヶ月前位に出来上がったそうです。

             

            絶対失敗したくなかったら、このぐらいゆっくりと慎重に進めるとよいですね。

             

            そして大事なのは、まいのすけさんはこの本番用の前に一つ練習で筥迫本体を作っているということ。

             

            留袖はネットで購入したそうです。

            こんなすてきな留袖にハサミを入れるのはちょっと心が痛くなりますが、留袖は意外とお安く入手できるので、端切れを探すよりは楽かもしれません。

             

            ちなみに、留袖を選ぶ場合は前身頃の目立つ柄では選ばないでくださいね。

            おくみで柄が切れていますし、メイン柄は大きすぎて筥迫には使えない場合がほとんどなので。
            端っこの小さな柄の色味を見て決めましょう。

             

            そして、たっぷり材料はあるのですから、是非一度練習してから本番用を作ってください。

             

            筥迫はね、思いを込めて作るものですから(嫌でも思いが入っちゃう)、一生の宝物になるように大事に丁寧に作ることを心がけましょう。

             

             

            志古貴再び

             

            黒引きずりに「真紅の志古貴」、よくぞ使ってくださいました。

            昔なら志古貴がなくちゃ花嫁さんじゃない!ぐらいの価値観はあったと思います。

             

            花嫁さんから志古貴姿がなくなってしまったのは、たぶん打掛けがレンタルできるようになってからですね。

            打掛けに志古貴をしても後ろのリボンは見えないですし、打掛けの後ろ姿には邪魔なだけのものですから。

            (それに抱え帯の方が作るのが簡単、筥迫セットも安くできる!)

             

            花嫁さんの後ろ姿は、真紅のリボンが垂れ下がる様が何といっても色っぽい。

            筥迫は花嫁さんでなくても使えますが、懐剣や志古貴はそれこそ花嫁さんしか使わない飾りですから、打掛けを着ないなら、是非、志古貴を使ってほしい。

             

            私のようなおばさんは、筥迫とあの真紅の志古貴姿に心ときめいてしまうんですわ。

             

             

            長い「志古貴(しごき)」がなくてつなぎ合わせたとのことですが、大人用の志古貴がなくて、子供用の志古貴を二枚剥いだということでしょうか。

            最近は大人用の志古貴もよく見かけるようになったと思うのですが、それでもポピュラーというほどではないのかもしれません。

             

            実はタイムリーにも、私も今、日本刺繍を施したストールにフリンジを付けるという仕事をしています。

            筥迫作りだけでこんなに忙しいというのに、専門外の仕事を引き受けてしまったのは、フリンジが志古貴と同じ七宝編みで、いつか志古貴も自分で作ってみたいという気持ちがあったので、興味本位で気軽に引き受けてしまいました。

            ただの七宝編みだし、そんなに難しくないと安易に思ったのもあります。

             

            しかし、今ではその安易さを後悔しています。

            難しいのは七宝編みとかそんな技術的な問題じゃなかった、、、。

             

            これはまたいつか別のときに記事にしたいと思います。

             

             

             

            これらの写真は、一般の方々が自作の筥迫お披露目を目的として、ご厚意で掲載させていただいております。

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            【2016.07.14 Thursday 18:59】 author : Rom筥
            | 婚礼用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            婚礼用筥迫&懐剣『三橘』H.Yさんの作品
            0


              装 飾:日本刺繍『三橘』(製作:H.Yさん)
              仕立て:縢襠付筥迫(大型:折襠付)平肉、挟み玉縁(製作:Rom筥)
              打ち紐:打ち紐:筥迫用 <黄系> 『10金茶』
              房糸(切り房用):筥迫・末広用<金茶10>
              緒締め玉:天然石 8mm 2個入 <珊瑚(コーラル)>
              びら簪:アンティーク
              ------------------------------------------------------------------

              以前、ご子息の結婚式に留袖用に「折襠付紙入」を作られたH.Yさんの作品です。〜花嫁の母 H.Yさんの作品〜
              昨年(2015年)の5月に行われたお針子会の刺繍教室の作品展に展示されたもので、やっとお披露目することができました。

              H.Yさんは初めの頃の講習会に参加されて、そのまま私と同じお針子会の刺繍教室に通うようになったというお方です。
              筥迫作りより筥迫刺繍に走ったというわけですね(笑)。
              お嬢さんの結婚式に「日本刺繍の筥迫を作る!」ことが目標でここまでがんばってきました。
              (お嬢さんにとってはかなりのプレッシャー、、、?)

              トップ画像は作品展に展示されたときのもので、刺繍のデザインと筥迫の仕立て、懐剣房は筥迫工房にご依頼いただき、刺繍と懐剣袋はH.Yさんご自身が作られました。


              作品展の時はびら簪はアンティークをレンタルされました。
              日本刺繍の筥迫に、既存のびら簪ではかなり見劣りするというのが正直なところ。
              納品時はせめてもということで、既存のびら簪を長鎖に付け替えバランスを取りました。

              筥迫の玉縁といえば圧倒的に「白」が多いのですが、刺繍の出来上がりが淡い色味で物足りなさがあったので、「赤」の玉縁をアクセントにしてみました。
              これだけで、刺繍が仕上がったときと、筥迫を仕立てた後では印象ががらりと変わります。
              これぞ筥迫仕立ての妙。

              また、全面に刺繍がされているとそれだけでボリューム感があるので、綿は入れず平肉(ネル)で仕立てています。


              花嫁筥迫の存在感

              現代の花嫁用筥迫は、子供用かと思えるほど小さいものがあります。
              筥迫は襟元が崩れて嫌だけど、筥迫がないと花嫁に見えないから「しかたなく入れる」という考えが見え隠れします。
              小さくても筥迫とわかるように「差し色」程度の存在に成り下がっている現状は正直悲しい。

              それに比べ、今回の筥迫は教本で使われている型紙よりも更にひと回り大きなサイズです。
              大型とはいっても実際のアンティークの筥迫から取った型なので、女性の平均身長が150cm前後だった頃の花嫁さんが身につけていたことを考えると、下りが長く本数の多いびら簪といい、筥迫の存在感は相当なものだったと考えられます。

              先日、新宿伊勢丹での展示販売が終了しましたが、連日「筥迫〜懐かしいわ〜♡」と年配のご婦人方で賑わっていたそうです(笑)。
              やはり年を重ねた方の方が「はこせこ」というものを知っています。
              昔は今よりずっと特別な装身具だったのだと思います。


              教本の型紙は現代版サイズにしていますが、日本刺繍はこのぐらいの大きさがデザインしやすく何よりインパクトがある。
              装着しても違いはほとんど感じられないのですが、現代の着付けではちょっとの厚みでさえ嫌がられるので基本は現代型にしています。

              でも刺繍で筥迫の仕立てを依頼されてくる方には、あえてこの大きさをお勧めしています(中の仕様は折り襠付の本格派)。
              どうせ作るなら「どーだ感」満載の筥迫を目指してほしいもの。

              成人式の筥迫は着物に馴染ませて全体のコーディネートで目立たせるイメージで、花嫁の筥迫は着物に対して別主張させるイメージがあります。(←あくまでRom筥主観)
              「私は筥迫にこんなにこだわっているのよ!」と見せつけてこそ、絶対的な主役というものです。
              (成人式は主役がわらわらいるからねぇ)

              筥迫を目立たせたいなら、打掛けよりも振袖の方が絶対にオススメです。
              本来は打掛けあっての筥迫なのですが、江戸期の筥迫はあの大型のクラッチバック型。
              現代の小さい筥迫では打ち掛けに隠れて目立たず、一番目につくのが懐剣の房という始末。

              結婚式は成人式のお振袖で十分、でも筥迫には絶対お金をかける!という人が増えたらうれしいんだけどなぁ。
              打掛じゃなくても、お引きじゃなくても、格のある筥迫一つで堂々とした花嫁姿になりますから。


              刺繍だからこそ、簪刺しや巾着に効果的なワンポイントを入れることができます。


              かつて日本刺繍の筥迫はたくさんありましたが、今では大きな百貨店でさえほとんど筥迫の扱いはありません。
              なぜなら日本刺繍の筥迫はかなり高額なもので、そんなものを買う人(価値を感じる人)がいなくなってしまったからです。

              その昔、花嫁衣装はたった1日のために、その人のために誂えられた特別なものでした。
              家の格によって衣装のレベルは違ったと思いますが、衣装の格に合わせた小物が求められるのは当然のこと。
              ですから昔の筥迫には素晴らしい日本刺繍の筥迫が多かったのです。

              それがレンタル全盛の現代では、打ち掛けでさえちゃちな筥迫が使われています。
              ド派手な打ち掛けなら、それに見合うゴージャスな筥迫じゃなきゃ合わないだろうにと思ってしまいますが、すでに世はこれがデフォルト。
              誰も不思議に思わない。
              たった一日しか使わないものであっても、自分のものである衣装と借り物の衣装では、小物に対する価値感が全く違うということです。



              ところで、これだけブログに日本刺繍の筥迫画像を載せているのに、なぜ売らないんですか?とはよく聞かれます。
              いや別に売ってもいいんですけどね、ほとんどの人は既製の筥迫の倍ぐらい?という感覚で聞いてくるので、申し訳なくて言えないんですよ。
              正直う〜んと高いです(笑)。

              特注の筥迫は仕立て代だけでも「高い!」とびっくりされるので、現代ではその何倍もする日本刺繍の筥迫の需要はありません。
              筥迫にいくらかけていい!と言われたら、喜んで作っちゃいますからどんどん言ってくださいね(大笑)。
              でも昔はそのぐらい筥迫にかけていたんですよ。
              筥迫ってそういうものだったんです。
              そんな風潮が出てくると、筥迫文化ももっと華やかになるんでしょうけどね。
              だからこそ、日本刺繍をされている方には刺繍筥迫の作品を作ってほしい。
              自分で刺繍ができれば仕立て代だけですみますから。

              しかしながら、日本刺繍をやっているから筥迫も自分で作れば本格的な筥迫が安くできる!と思う人に限って、初めから刺繍裂を使って筥迫を作ろうとするのが常。
              頼むから貴重な刺繍裂で筥迫作りの練習をしないでくれ、、、(涙)。
              本来、筥迫の仕立てが相当上手くなってからでないと、刺繍裂の仕立てなんて扱えない。
              刺繍が上手いほど、下手な仕立てをしているとものすごく目立つというものです。



              反対に、H.Yさんのように筥迫の仕立てから日本刺繍に目覚める方も少なくありません。
              しかし、日本刺繍を習う方が筥迫の刺繍をさせてもらえるようになるまでには長い道のりがあります。

              名の知れた刺繍教室はしっかりしたカリキュラムがあるので、着物や帯の刺繍を学ぶのはよいのですが、よほどの上級にならないと筥迫などの自由課題はさせてもらえないのが実状(要確認)。

              筥迫用の刺繍をしたいと思うなら、一番の近道は個人のお教室をしている先生を探すことですが、どの先生もある程度の基礎課題をしてからとおっしゃるでしょうし、基礎の刺繍を1年やったぐらいでは思い通りの図案などできるものではありません。
              筥迫刺繍にたどりつけるまで何年か必要になるかもしれませんが、そこはじっくり我慢が必要です(でも日本刺繍は楽しい♡)


              この日本のすてきな文化が融合した筥迫を、自分自身の手で次世代に残していければこんな素敵なことはありません。
              安く大量に作られるものや、簡単に作れるようなものは、消費社会にゴミとなってあふれていきます。
              いつか自分がこの世から去っても、残された家族に「これだけは捨てられない」と思われるものであること、その後巡り巡って名も知らぬ人の手に渡ったとしても「捨てるよりは、、」とまた人の手に渡っていくようなものであること。
              何年かかろうとも、焦らずじっくり時間をかけて命ある作品を作り出していけたら、物作りをする者にとってこれほど幸せなことはないでしょう。



              筥迫講習会

              3月の講習会『三段口扇襠筥迫』は定員に達したので受付を終了いたしました。
              メニューの欄にその旨明記したのですが、詳細画面に書かれていなかったため、色々な人から「カートが開いていない!」とお問合せをいただきました。
              在庫(定員)設定しているので、定員になるとカートが消えてしまうのです。ごめんなさい、、、。

              今回は申し込み日の午前中に定員になってしまいましたが、定員にならないまま講習会に至ることもありますので、あくまでもタイミングですね(定員自体が少ないですから)。

              遠いところから参加される方も少なくないので、優先予約して差し上げたいのは山々ですが、どの地域から線引きするかでまた不公平感が出るので、申し訳ないですがそういうこともできないのです。

              新幹線やホテルの予約上、もっと早く予約開始してほしいと言われることも多いのですが、いかんせんスケジュール管理が大の苦手な私のこと、あまり早い時期だと管理ができない(泣)。
              予約が早いと直前のキャンセルが多くなるので、キャンセル対応がまた面倒というのも正直なところ。
              遠いところから参加される方は、早めにホテルを予約して、講習会が取れなければキャンセルするというように対応されているようです。

              私がもっと講習会を増やせばいいのでしょうが、教えるのが本業というわけではないので月一回がせいぜいです。
              大変申し訳ありませんがご了承いただければ幸いです。

              ただ、筥迫の二日コース(縢襠付筥迫と三段口扇襠筥迫)は、今年から一日単位での参加が可能になったことから、今回は二日目の講習に空きがあります。

              初日の「筥迫本体」は定員の7名でスペース的にぎりぎりなのですが、二日目の「巾着、結び、房」はそれほどスペースを取らないので、定員以上でも講習可能です。

              「筥迫本体」は、教本だけを見て作っても形にはなるとは思いますし、誰が作ってもそう変りはない。
              反対に「巾着」や「房」の方が作り方にコツがあるので、私としてはこちらの講習の方が参加する意義はあるかと思います。

              教本で本体だけは作れたものの、他のアクセサリーで挫折している、、、というような方も、二日目だけ参加するということもできます(反対も有)。
              二日連続の講習はきつい、会社の休みが取れないという方も、是非一日参加をご利用ください。
              筥迫の2コースでは二日目の「巾着、結び、房」の内容は同じなので、年に4回のチャンスがありますから、二日目の参加は自由がききます。

              ちなみに、二日目のお昼休みに、縢襠付筥迫コースでは装飾系の筥迫、三段口扇襠筥迫コースでは実用系の筥迫と嚢物他の色々なサンプルをお持ちします。
              サンプルを見ることができるのはこの二つのコースのみです。


              二日目参加ご希望の方は、是非こちらの「お問い合わせ」からご連絡ください。




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              【2016.02.27 Saturday 14:29】 author : Rom筥
              | 婚礼用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              2015.5 花嫁の筥迫 A.Sさんの作品
              0
                今回は作品展に出品されたブログ未発表の作品を掲載するつもりでしたが、「筥迫の講習会に行きたいです〜」と多くの方に声をかけられたこともあり、ちょうど来月に装飾筥迫の講習会の申し込みの最中ということ、また以前の参加者様からタイムリーな画像が届いたことなどから、まずはこちらの画像を優先させていただきます。


                やっと前撮りを敢行いたしましたので、写真を送らせていただきます。
                ワークショップでは金茶の房でしたが、後日購入した青の房が着物によく似合って大満足です。
                娘も喜んでくれたので頑張った甲斐がありました。(A.Sさん)


                昨年6月の講習会に参加されたA.Sさんから、この時作られた筥迫を身につけられたお嬢様(花嫁)の画像が送られてきました。
                顔出しOKということでご了承いただいております(感謝)。

                来月開催される講習会『装飾筥迫 綿入縢付』と同じ型の物なので、これから参加を検討しようと考えている方には大変参考になるのではないでしょうか。
                ※「びら簪付筥迫」と「装飾筥迫〜綿入襠付」は同じものです(名称が違うだけ)。

                筥迫を単体で作ると、たぶん講習会で作られたような金茶が合うのですが、実際にお着物に合わせるときは、帯揚げや帯締めなどの小物の色と合わせるのがコツなのですが、この「浅葱色(あさぎいろ)」で大正解でしたね。
                房は簡単に付け替えられますので、いくつか作って着物に合った色を探すとよいでしょう。

                浅葱色はなぜか最近よく出るようになった色なのですが、色々なお着物に合わせやすいので、とても便利な色ではないかと思います。



                こちらの筥迫は留袖を解いて作られたものなので、お揃いの小物を全て作っても充分な量があります。

                イメージ通りの柄を新しい反物や生地で探そうと思うとなかなか大変ですが、古着物で探す方が実はラクだったりします。
                古着物は自分で解かなければならないのが難ですが、実ははぎれを買うことを考えるとかなりお得です。

                古着物で生地を探す場合、つい着物の地色を見て探しがちですが、筥迫の柄を決めるのは被せのほんの小さな部分だけですので、「筥迫は小さい」ということを念頭に置いて「柄の色」で探してくださいね。
                また振袖や留袖は大柄が多いので、柄取りに慣れていない方はできるだけ小さめの柄のところで見るようにしましょう。

                婚礼のお着物は華やかに着こなしたいものなので、こちらの花嫁のように通常の振袖を婚礼用に使われる際は、筥迫は金銀、金茶系を使うととても見栄えが良いです。
                そして金銀系を生地で探そうとすると「金襴」や「帯地」という発想になりがちですが、どちらも「厚み」があり非常に扱いが難しいので、そんなときは「留袖」を選択肢に入れるととてもラクです。

                留袖は裾に柄が集中していますし、金箔を貼った部分が広いので、この中で柄取りを考えると黒を気にせずに使うことができます。
                箔を貼ってあるだけなら扱いも易いです。
                A.Sさんが使われたように、黒部分を丸ぐけなどに上手に入れると全体が締まるので良い使い方ですね。


                「丸ぐけ」は頂いた芯に筥セコの残りの留袖生地で作り、「抱え帯」は急きょ前日に色変更して夜なべして作りました。
                ムスメは始め、色の好み等聞いてくれたらいいのにと文句たらたらでしたが、お支度してみたら満足の出来で、美容師さん達もお世辞ながらほめてくださったので、本人も気に入ったようで有難うと言ってくれたので、私も頑張った甲斐がありました(笑)
                写っていませんが、ぽっくりも買いましたの〜。
                ちなみに、着物は振り袖を私の母が引き振り袖に直した物です。
                想うものを出し尽くしたので、今は気力もありませんが、落ち着きましたら自分用の物もまた教えて頂きに参りたいと思います。(A.Sさん)


                誰も花嫁の母が作ったとは思わないでしょうねぇ。すばらし〜
                はるばる遠方から講習会に参加された甲斐がありましたね!

                懐剣は教本を見て自力でお作りになられたようです。
                懐剣は「袋」を作るのはとても簡単。
                難関はこの大きな「飾り房」ですが、作るのが大変なだけで誰でもきちんとした形に仕上がります。
                筥迫房の方が形を取るのは難しいかも。


                他の着物地だと着物の裏がそのまま筥迫の内側に使えるのですが、留袖の場合は白なので別の物を考えた方が良いです。
                白は使い方が難しい上、出来上がりがつまらないというのが理由ですが、装飾筥迫はほとんど中を開かないので、そういう意味では割り切って白を使ってもいいかもしれませんが。


                筥迫一つを作るためだけに着物を潰すのは心が痛いですが、婚礼用の小物一式まで作るとなれば、着物の「始末」としてはとてもよい方法ではないでしょうか。

                先に成人式の画像をご紹介しましたが、花のように初々しい成人式から何年か経つと、こんな花のような大人の花嫁に変わるのですね。
                どちらのお母様も、娘のハレの日のために小さな筥迫に込めた厚い思いが感じらます。

                我が家の娘は一年前に十三参りを終えたばかりで、しばらくは娘の物は考えたくない!と思っていましたが、このような画像を見てしまうと、また数年先のハレの日に向けていやが上にも気持ちが盛り上がっていきます。

                それにしても「筥迫&丸ぐけ」の組合せって、視覚的な重さとして見てもとてもバランスがいいですね。
                筥迫をどんなにゴージャスにしても、この丸ぐけで釣り合いが取れるというものです。
                作るのも簡単ですし、お揃いの生地で作れば何よりお金がかからない!(←これ大事)


                ====================
                <6月の講習会>
                ★★『装飾筥迫〜綿入縢付〜◆
                日 :6月6日(土)〜6月7日(日)2日講習
                ※詳細、お申し込みは、こちらをクリックしてください。

                ※残り3席です(5.20現在)。
                ====================
                この型は今年はこれが最後なので、秋の婚礼、来年の成人式用に筥迫をお考えの方は是非ご参加ください。
                ※来年以降の講習会では、この型は七五三・秋の婚礼に向けての夏と、成人式・春の婚礼に向けての秋ぐらいに企画しようと思っています。



                2015お針子会刺繍教室作品展は、おかげさまで昨日無事終了いたしました。
                4日間で約600名もの方にご来場いただきました。
                貴重なお時間を都合して来てくださった方々、また遠くからお運びいただいた皆さまに、心より御礼申し上げます。

                作品展も無事終わったので、これからはたまっていた仕立て依頼のお仕事と教本作成に励みます(長らくお待たせしてしまい、本当にごめんなさい〜)。
                ブログ未掲載の作品も、この後ぞくぞく登場いたします。お楽しみに。




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                【2015.05.20 Wednesday 15:51】 author : Rom筥
                | 婚礼用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                婚礼用筥迫 F.Tさんより(2012.12)
                0
                  現在、家と実家の二重生活ですが、家に帰れる数時間で洗濯機を回しながらメールチェックをしています。
                  ご注文いただいている皆さま、発送が遅くなり申し訳ありません。
                  ブログは当分更新できそうにないなぁと思っていたら、以前、婚礼用筥迫を作るための相談を受けていたF.Tさんからすてきな写真が届きましたので、許可をいただいて画像と文章を掲載させていただきます。
                  結婚式はプロのカメラマンさんに撮ってもらえるチャンスなので、筥迫も一層すてきに見えます。
                  今回はこのF.Tさんからの美しい画像を見ながら、皆でほっこり和みましょう。

                  -------------------

                  おかげさまで昨年12月に厳島神社で挙式し、早いものでもうすぐ半年が経とうとしています。
                  ご報告として、当日の写真と、完成した花嫁道具の写真を添付させていただきます。



                  白無垢には、金の刺繍の入った染める前の訪問着用のはぎれを使い(柄合わせはしていません)、挙式後の家族だけで行った会食の際に着た振袖の時には、初めてつくったほうのはこせこを使いました(柄合わせのため、胴締めは作り直しました)





                  白無垢のほうは着用時にアップで写ったものがなくてわかりにくいですが・・・
                  しかも、振袖の時には懐剣入れの組紐がほどけてきていて、立ち姿の写真でちゃんと着用できたものがなかったのですが(T−
                  T)。
                  それでも、何よりさらさらっと揺れる房が一番のお気に入り☆



                  (これはまだほどけていない状態ですね、、Rom筥)

                  実は友人がカメラマンをしていて、
                  彼女に撮影してもらったのですが、会食後、着替える前に「これ手作りなの〜」と言うと「早く言いんさい!」と、しかられつつ、一式をカメラにおさめてもらいました☆

                  あまり目立ちませんが、
                  びら簪にはクリアーのスワロフスキーを散らし、こちらは映っていませんが、白無垢用のはこせこの内側の鏡には、サムシングブルーをかついで、ブルーのスワロフスキーを散らしてみました(^0^)



                  でも、結局かなりぎりぎりまで制作して(一時はあきらめかけていたのですが)、ブルーのスワロは、確か前日に接着したような記憶が・・・^^;
                  ばたばたではありましたが、挙式の日の密かな密かな楽しみ。
                  おかげさまで、素敵な一日を過ごすことができました。




                  今後、もしも娘が生まれたら・・・と、これまた密かな楽しみもできました。
                  本当に本当にありがとうございました。


                  (F.Tさんのメールより)

                  ----------------


                  F.Tさん、本当におめでとうございます。
                  どうか末長くお幸せに。

                  懐剣の房がほどけてしまった、、、というお話は何回か聞いたことがありますので、接着剤か糸などでしっかり止めた方がいいかもしれませんね。
                  私の方でも、いつか打ち紐を別のメーカーにすることを検討したいと思います。



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                  【2013.06.05 Wednesday 18:32】 author : Rom筥
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                  友禅生地の装飾筥迫 2013.5
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                     先日、装飾筥迫のワークショップをしながら、そういえば最近「綿入れ」+「玉縁」作っていないことを思い出し、久々に作ってみました。

                    仕立て:玉縁、綿入り(製作:Rom筥)
                    表 布:正絹 友禅
                    内 布:正絹
                    打ち紐:筥迫用 <28白>
                    撚り房:房頭(撚り房):筥迫用(大人)<白>
                    かがり糸:<唐紅01>Silk
                    緒締め玉:天然石<レッドメノウ>6mm玉
                    びら簪:アンティーク

                    -------------------

                    久々に筥迫を作るのにちょうどよい友禅生地を見つけました。
                    この手の生地は薄手なので筥迫を作るにはとても扱いやすく、仕上りもきれいです。
                    初心者の方にどのような生地を使ったらよいかと聞かれたときは、「とにかく薄手の生地で」と言っています。
                    扱いやすい理由は、基本の作り方である「折り返し」が容易いこと。
                    折り返したときに厚みが出にくく、また薄糊でも接着しやすい。
                    そして一番は「綿入れ」の効果が出やすいということ。
                    持続的に入手できそうな生地なので、いつか販売してみようかな、、、。


                    綿入れ

                    筥迫材料セットには綿入れ用に「キルティング芯」がセットされています。
                    キルティング芯は柔らかく厚みが一定しているので、初心者にはとても扱いやすいものです。
                    きれいに一定の厚みがでるので、この厚みを潰さないように注意しながら布を貼ります。
                    しかし用いる生地によっては、厚みが出るほどに潰れやすく、綿入れの効果がありません。
                    反対に「天然綿」はあえて強く圧縮することにより、自由に形を作ることができます。



                    「被せ」はきれいな形を出すことが重要で、それほど強く圧縮はしません。
                    「巾着」の場合は、教本ではただ入れるとしか解説していませんが、私自身は綿をかなり圧縮して詰め込み、きれいな丸みを出すために使っています。
                    「胴締め」は被せより更に綿を盛ります。
                    これを細い帯に納めるので、圧縮しながら、形を整えながら、布を貼るという作業になります。
                    つまり、筥迫作りに相当慣れてからでないと難しいということですね(ただし薄く入れるのであれば難度はありません)。

                    天然綿を使う作り方は教本では解説していません。
                    「天然綿はどのように使うのですか?」と質問を受けますが、私自身まだ技術が確立していない部分なので、一から教えることは難しいです。
                    しかし、どうしても思い通りにいかないという具体的な場所があるのならば、それを画像に撮って送っていただければ、アドバイスすることはできると思います。

                    基本は大事ですが、ある程度のレベルになったら自分自身で悩みながら工夫を重ねる方が、制作という意味での楽しみは大きいのではないでしょうか。



                     ▼筥迫工房のお店

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                    【2013.05.24 Friday 12:35】 author : Rom筥
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                    婚礼用 筥迫&懐剣 Rom筥作品12-3
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                      リハビリ作品その2です。



                      仕立て:玉縁、綿入り
                      表 布:帯地(薄手)
                      内 布:羽二重(白)
                      打ち紐:白
                      房 糸:専用房糸(白)、銀糸
                      かがり糸:白
                      緒 締:水晶
                      装 飾:ラインストーン
                      びら簪:大人用びら簪<霞>
                      ----------------------------------------------------------------

                      写真だと微妙にわかりずらいのですが、帯地ハギレの銀部分を筥迫に、金部分を懐剣に使い仕立てました。




                      帯としてはかなりシンプルなデザインでしたが、筥迫に仕立ててみると、また違った趣になります。
                      少々インパクトに欠ける仕上りだったので、装飾にラインストーンをあしらってみました。
                      筥迫というよりも、クラッチバックのような仕上りになりました。
                      房は白に銀糸のアクセントを使いました。
                      私はこの組合せが大好きです。とても清楚に感じます。

                      ※房に使う金糸や銀糸は、仕上げに蒸気を当てると、お互いがクルクルと巻き付いてしまいますが、しばらく置いて乾燥した後に、指で広げるように巻き込みをほどくと元に戻ります。

                      -------------


                      ただ今、ショップ再開準備中ですが、これを機会に全体的な値段の見直しをしています。

                      筥迫工房を立ち上げた当初は別に仕事を持っていましたし、筥迫作りはまだ趣味の範疇でした。
                      自分の覚え書き程度に作っていた資料が、ある日気がつくとなかなかの完成度、もう少し手を加えて販売でもしようかと気楽に始めたところ、、、(中略)、、、かつて生業としていた仕事は、今ではほぼ引退宣言するまでに至りました。
                      それほど利益を考える必要もないところから始まってしまったので、少しばかり値上げさせていただくことにした次第です。
                      どうかご了承ください。

                      世の中には、手作りをする人たちのために、個人で型紙やマニュアルを販売する人はたくさんいます。
                      中には何万もするようなびっくりする値段で販売しているものも見かけます。
                      筥迫工房の教本も多少値上がりしますが、それでも内容のわりにかなり安い価格だと自分では思っているのですが、、、。


                      始めの頃、教本をお買い上げいただいた方から「趣味でよくここまでのマニュアルを作られましたね!」とよく言われました。
                      独学で趣味から始めたことは公言していたので、そう思われたのだと思いますが、筥迫が趣味の延長であっても、実はマニュアル作りは仕事の延長でした。
                      かつて私が生業としていたのは、このようなマニュアル作りに携わる仕事だったのです。

                      今では職業を訪ねられれば、恥ずかしながら「筥迫」と答えますが、数年前までは当たり前のように「イラストレーター」と言っていました。
                      専門は機械の操作、組み立てなどのテクニカルイラストが一番長く10数年、その前後に建物の完成予想図を描く建築パース、人体の内部を描くメディカルイラストなどにも携わりました。
                      共通しているのは説明に使うイラストに特化していることで、クリエイティブというよりも、職人的なイラストレーターといえます。
                      特に、リアルイラストと言われるような、写実性と精密さが要求されるイラストが得意です。

                      イラストはパソコンで描くので二次元の世界ですが、自分がほしいものを見つけたとき、それがどこに売っているのかわからない!または高くて手が出ない!というような場合は、写真を見てそっくり同じものを三次元で作るのも得意です。
                      私にとって精密に筥迫を再現するというのは、精密なイラストを描くのと同じ次元です。

                      仕事では「ページの無駄!」とばかりに切り捨てられる細かい表現も、筥迫工房のマニュアル(教本)では、これでもか!というぐらい満載していますし、カラーコピーの自費出版ですから、好きなときに好きなだけ改訂でき、絶版になる心配もありません。
                      自分にとっては、究極のうさばらしマニュアル、もしくは道楽マニュアルというところです。

                      マニュアル作りが本業で筥迫作りは趣味だったはずが、気がつけば、筥迫作りが本業でマニュアル作りが趣味、という逆転現象になったわけです。
                      キャリア的に見れば筥迫作りは半人前ですが、教本においては、プロが作った値段以上の内容という自負はあります。
                      【2012.04.27 Friday 16:55】 author : Rom筥
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