『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
2016.11 七五三騒動記 〜つるひめさん〜
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    11月が終わってしまう前に、つるひめさんから届いていた七五三のレポートを急ぎ掲載させていただきます。

     

    久々の七五三登場、かわい〜です♡

     

    こちらの筥迫は以前ご紹介させていただきましたので、ご興味のある方は前ブログをご参照ください。

     

     

     

    『七五三騒動記』

    20116年10月吉日


    rom筥さんには毎度お世話になっております、つるひめです。


    2013年7月に<舌切り雀>の筥迫を掲載していただいたのを皮切りに、時々ブログに登場させてもらっています。

    先日、無事に孫の7歳のお祝いをいたしましたので、ここにご報告いたします。


    息子しかいない我が家に可愛いお嫁さんが来たのは2008年の年末でした。

    2010年の10月には女の子の初孫が生まれました。

    以来、私の頭の中は七五三のことで一杯です。

    (現在進行形です〜理由は後ほど)

     



    甚平・浴衣・一つ身の着物・3歳の祝い着とすべて縫い、2013年にはrom筥さんの勧誘?に乗って筥迫の刺繍をしました。

    小さくて、本当に楽しかった!

     

    2015年からは、小物の情報を集めては、自分に製作可能なものを探っていました。

    その結果、挫折した物も含めて記しますと・・・
    着物・長じゅばん一式    着物・長じゅばん・肌襦袢は自分で仕立てました。

     

    さて当日、夜半から警報が出るくらいの大雨だった近畿地方。

    天気が気になって朝早く目覚めました。

    でも、天気予報通り午前9時にはすっかり上がり、お参りに行った時には道も乾いていて有難い事でした。


    孫はママと美容院へ行き、日本髪を結っていただきました。

    最近の美容院では中々日本髪を結ってくれるところがないそうで、ママがつてを頼りに探してきました。

     

    髪を結うとすっかりお姉さんらしくなり、その姿に感激!

     

    それからは時間との勝負。

    まず自分がきものを着て(慣れてる順番がいいのです)次にママに着せ、次に当人の着付けをし、最後に妹たちと着せて行きます。

     

    そうです!まだ下に3歳の双子の女児がいるのです。

    だから私の七五三騒動は進行形なのです。

     

     

    3歳の双子には昨年縫ったお祝い着を着せました。

    1年で7センチも身長が伸びていたので、前日にはこれらも腰揚げ・肩上げ・つけ紐位置を直しました x 二人分!

    いくら好きなことでも同じものを二人分ってのは中々きついです・・・とほほ。

     


    でも、3人ともとても喜んできものを着てくれるので(今のところ)私も頑張りがいがあります。

     

    お参りは近くのあびこ観音様へ行きました。

    小ぢんまりとした境内に、樹齢700年以上の大楠が鎮座していて、近隣の方々の憩いの場所になっています。

    何もない時でも、息子宅に遊びに行くと、必ず足を運ぶお気に入りのパワースポットです。


    帯まわり一式        

    帯は原宿のオリエンタルバザーで状態の良い、全通柄を購入。

    つけ帯にしました。
    帯あげは私が7歳のお祝いに使った物。

    帯締めは筥迫工房から購入した教本で丸ぐけを作ってみました。

    しごきは友人からのお古。(昔の物はしっかりしてる!)

     

    次に帯締めですが、せっかく作ったものの大人と同じ太さの丸ぐけでは、7歳には太すぎでしたし、寸法も116センチでは少し短いようです。

    帯揚げとしごきに挟まれて、前帯が表面に出る幅はそれほどありません。

    そこに太い丸ぐけでは見た目もごつくて・・・残念ながら諦めて、手持ちの帯締めを使用することに。


    草履・バッグなど小物

    草履は着物と色の合うものをネットで購入。

    バッグは枠をオカダヤ手芸店で購入し、着物の端切れで作ってみました。

    チェーンは別売りでした。


    髪飾り

    つまみ細工に挑戦するのも面白いかと・・・無料講習会に出てみましたが、どうも小さい布を切ったり貼ったりするのが苦手で挫折。結局ネットでかんざしセットを購入しました。

    ちんころや棒状のかんざしは家にあった物を使用。


    それらをすっかり箱に詰め、息子一家のいる大阪へ送りました。

    お参り前日に大阪へ行き、まずは着付けのリハーサル。

    腰揚げ・肩上げの最終調整をしました。

    7歳の祝い着は、大人同様に腰ひもを使って着付けをすることが多いようですが、当日の時間割や本人の負担を考えて腰揚げにつけ紐のスタイルを選択しました。


    私の目標は孫をきもの大好きな女の子にすること!

    苦しいからイヤヤ〜と言われたくないのです。

     

     

    着せてみて、筥迫を入れてみると、ちょっと胸元がキツイ感じ。

    そこでほんの少し、前身ごろ部分の肩上げを浅くして胸の寸法に余裕をつくり、さらにつけ紐の位置が上過ぎて、筥迫のおさまりが悪いようだったので、つけ紐も位置を少し下へ下げました。

     

     

    写真は女性フリーカメラマンに出張撮影をお願いしました。

    Photo Clueto のくにがねみさをさんです。

    3歳のお祝いの時は写真館へ行ったのですが、ぞろぞろ移動するのがあまりにも大変だったのと、いかにも写真館で撮りました!式の写真しかなくて。(それはそれでいいものなんですが・・)

    渡されたデータをパソコンで見て、感激!やはりプロにお願いして良かったです。

     

     

    本当にいい思い出になりました。

    妹が生まれて以来、何かと注目を集める双子の存在に、我慢したり、忙しいママを手伝ったりすることが多かった長女も、この日ばかりは一日中主役!!

    慣れない髪型にも、3歳の被布姿よりぐっと重い帯にも耐えてニコニコでした。

    2時間にわたり、境内を歩き回って撮影しましたが、筥迫が落ちることもなく、しっかり胸元に収まっていました。

     

    6年間の様々な思いが詰まった七五三詣りが無事に終了し、写真を見ては楽しんでいる、シアワセなバアバです。

    長々と報告を書いてしまいました。

    お付き合いに感謝。

     

    最後に・・・

     

    どうする?? 3年後の双子の七五三!!!

     

    七五三騒動はまだまだ続く・・・

     

     

     


     

     

    筥迫工房のショップで扱っている丸ぐけ用の「手持ち芯」は10mm太なので、子供には太いのですね、、、。

    7歳児には、たぶん8mmぐらいを使うとよいのかもしれません。

     

    七五三の着物でも、しっかりと仕立てられた着物の場合は襟に厚みがあるので、筥迫は早々落ちやしません。

    しかし既製品のペラペラの襟では、筥迫の厚みを受け止められないので、すぐに落ちてしまいます。

    この場合は、胴締めの裏から紐を通して、中で小さなクリップなどで止めておかないと大事な筥迫を落としてしまうので、どうぞ十分にご注意ください(子供の場合は「落とす」だけじゃなく「紛失する」んだわ)。

     

    つるひめさんは刺繍教室では私の良き協力者で、お孫ちゃんたちがまだまだ小さいうちから筥迫刺繍を手がけてくださいました。

    最近は婚礼用の「筥迫&懐剣」「小物入れ」の刺繍もしてくれたし、更に来年は、筥迫以外で依頼されている嚢物の刺繍までお願いするという、、、(汗)。

     

    最近はお孫ちゃんたちの成人式の袋帯に、「全通柄じゃない!」と言いつつも、ほぼ全通のような大作刺繍に取り掛かるなど、生きているうちに仕上げられるのか?と皆に心配されています。

     

    まぁ、ときどきは筥迫刺繍で息抜きしてくださいまし。

     

    <追記>

    先ほどつるひめさんより、2枚目の写真の筥迫が上下が逆さまなので差し替えて!という連絡がありました。

    家族だけの撮影で筥迫を開いたらしく、そのままパパさんが天地逆に差し込んだそうです(笑)。

    気がついたつるひめさんが慌てて天地を元通りにしたそうなのですが、かわいいのでそのまま掲載させていただきます♡

     

     


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    【2016.11.20 Sunday 22:48】 author : Rom筥
    | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    七五三バッグ 〜大人筥迫の面白い使い方〜
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      先日、筥迫関係の知り合いたちと意見交換をする機会がありました。
      私が今試作しているものの意見を聞いたり、他の方達はご自分の作品や資料をお持ちになったりと、有意義なひと時を過ごしました。

      その中のお一人、以前こちらのブログでもご紹介いたしました「たるしるみちる」の柾女さんが面白い物をお持ちになりました。
      柾女さんのご了承を得てその場で撮影させていただいたので、今回はこれを取りあげてみようと思います。

      柾女さんがお孫さんのために作られた筥迫バッグです。


      柾女さんは「佐賀錦の筥迫が作りたい!」と、今年春に念願の佐賀錦筥迫4点(テーマは春夏秋冬)をお作りになりました。
      そして今年三歳の七五三を迎えるお孫さんのために、その中の一つを使って筥迫バッグを作られました。

      正確には、「リメイク(再制作)」するのではなく「リユース(再使用)」したのですね。
      私も以前、江戸型筥迫のバッグ使用をご提案いたしましたが、これは通常の筥迫を三歳児用のバッグにするというアイデアで、更に新しい留め具を胴締めに追加することにより、全く違う作品にしたという二つのアイデアが成功しています。

      用意するものは、打ち紐(太)と留め具用の部品のみ。
      柾女さんは留め具に「帯留め」を使われました。
      紐の長さはどちらも40cmぐらいで、あとはそれぞれ微調整するとのこと。


      まずは取っ手となる打ち紐を輪にしてつなぎ合わせ、筥迫の被せに挟みます。
      (これは縢り(千鳥掛け)がないので、紙挟みタイプですね)


      もう一本の打ち紐は半分折にして、輪側に金具の大きさに合わせて綴じ糸で留め、端側は揃えて金具に綴じ付けます。

      これを筥迫本体にぐるりと巻いて、輪側を留め具にひっかければ完成。簡単♡

      もちろん紐を外せば筥迫に元通り。

      巾着の紐の長さを短くすれば、巾着を胴締めにつけたまま使えるのですが、元の胴締めは格調は高いものの、三歳の女の子が萌える要素がないので、このようにかわいい金具を使ったのだと推察いたします。
      大きさ的にも三歳のお嬢ちゃんにはぴったりで、大喜びだったそうですよ。

      筥迫は帯があってこそ装着できるので、「被布」を着る三歳の七五三では用無し、、、(昔は三歳用の帯と筥迫はあったのですが、本来は帯解きの七歳から使うもの)。
      筥迫作りにとって三歳の七五三は盛り上がらない〜とテンション ショボン だったそこのあなた!この筥迫バッグで三才の七五三は解決ですね(笑)。

      でも七歳児にはちょっと小さいので、大人用筥迫を120〜130%拡大して襠でも付けたらいけるかもしれませんね。
      筥迫とお揃いのバッグとか?かわい〜。

      大人用なら箱襠の江戸型の方がクラッチバッグそのもので素敵です。
      ちょうど今、仕事で依頼されている江戸型筥迫の基本型の試作を作っているところです。
      以前公開した開き蓋の江戸型筥迫は、どちらかというと江戸型の中では特殊な形で、一般的な江戸型はかなり単純な箱型です。
      こちらの方が難度は低いので、いつか装飾筥迫サイズで箱襠作ってみようと思います。


      実際にこの筥迫バッグを持ってルンルンのお孫さんの画像と、お被布の作り方が詳しく紹介されている柾女さんのブログも合わせてご覧下さい ↓
      「たるしるみちる」
      続:七五三のお被布を作ってみました(花結びと房飾り編)


      ==================================
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      【2014.11.26 Wednesday 16:52】 author : Rom筥
      | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      懐かしの七五三と私の筥迫黎明期
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        いつかアップしようと思いつつ、タイミングを逃して今に至ってしまった七五三画像をアップします。
        (前回の末広に比べると今回の内容はラクだ〜)


        かつてホームページを作るために撮影したものだったのですが、すでに筥迫作りにのめり込んでいた私は、HPを作るための手間を惜しんで、ついつい簡単にできるブログですませていました。

        その後も七五三シーズンになるとあの画像を載せなければと思いつつ(すでにHPは挫折)、このときに作った筥迫はごく初期のもので、娘の筥迫に至っては私のデビュー作という冷や汗物。
        こんな筥迫を紹介するわけにはいかない、、、ということでお蔵入りになっていたものです。


        しかし筥迫は稚拙でも、屈託のない少女たちの笑顔はこのときだけのもの。
        この画像をそのままにしておくのはあまりにももったいない。
        すでに来年は十三参り。
        さすがにその前にアップしておかねばと、この七五三シーズンに合わせてイメージ写真のみご披露させていただくことにしました。

        七歳の七五三で記憶に残るものとして、何より「筥迫」があげられるのではないでしょうか。
        すごく不思議で開けてみたかったのに「それはさわっちゃダメよ!」とお母さんに言われた人は多いはず。
        世の母親は、なぜ筥迫をパンドラの箱に仕立てあげてしまうのか。
        しかし、それがために大人になるまで筥迫に強烈な印象を持ち続けるのだとしたら、あながち悪いこととも言い切れないですね。
        写真館の撮影のみで七五三を終わらせてしまう昨今、筥迫を触る機会さえなく、この不思議な箱に何の関心もないまま大人になってしまうのかと思うととても残念です。


        この撮影は、同じ保育園だった仲良しさん二人に協力をいただきました。
        家から撮影場所まで歩いて向かいます(落すのでまだ筥迫は付けていない)。

        常々娘には「十三参りでも着物着てよね!」と言っているのですが、今ではかわいい服など着るのも恥ずかしいというお年頃になり、「着るけど、絶対学校の友だちに会わないようにしてよね!」と念を押されています(涙)。
        仲良しさんと一緒にかわいい着物を着て歩くだけでルンルンしていたこの時代が懐かしいです。
        (まぁこのブログを見る年代に、あんたの友だちはいないから安心して)

        七五三の季節は全体的に風景がグレーという感じですが、これを撮影したのは確か4〜5月頃。
        新緑とつつじがきれいでした。この時期の撮影が一番いいですねぇ。
        場所はスポーツで有名な帝京高校のすぐ裏で、石神井川沿いのとても雰囲気のある遊歩道です。
        道行く高校生たちが「あれ?七五三?」と言いながら振り返って行きます。
        この年頃の女の子が着物を着ていると、季節に関係なく七五三に見えるものなのかもしれませんね。


        この着物を見ると、希望と絶望が交互にやってきた、あのバタバタの日々が蘇ります。
        実は、娘が三歳ぐらいのときに一目惚れをして買った四つ身用の反物がありまして、七歳の七五三に大きな夢を膨らませながら大切に保管していました。
        待ちに待った七歳。ウキウキとした気持ちで仕立てに出したのですが、ある信じられないような事情から(長くなるので割愛)直前に着物が仕立てられないことになってしまいました。
        七五三まで二ヶ月もなく、その時のショックと言ったら、、、。

        今更あの反物ほどのお気に入りを探せるはずもなく、小物を着物に合わせて揃えてあったので、色が似ているというだけでこの既製の着物を買うことになりました(ペラペラすぎて泣ける)。
        そして、あれほど七歳の七五三を楽しみにしていたのに、自分の思いをどこにも入れてあげることができない、と憤懣たる思いを抱えていました。
        ところがある日、筥迫セットの中にあまりにもちゃちな筥迫が入っているのを見つけて、「これだ!」と一瞬にして心が沸き立ちました。
        凝りに凝った筥迫を作れば、不完全燃焼しているこの思いは浄化されるはず!

        それからは、筥迫を解体して毎日毎日筥迫作りに明け暮れました。
        今でもすごいなと思うのは、仕立てられなかった四つ身の反物を、七五三以降も続くことになった筥迫の試作で、一反全て使い切ってしまったことです(その成果が教本となるのですが)。

        今までは、私が筥迫作りを始めた切っ掛けを「娘の七五三から」と言ってきましたが、実際は七五三だから作ろうと思ったのではなく、七五三の着物が仕立てられなかった雪辱として作り始めた、というのが本当のところです(笑)。

        しかしあれだけ着物に執着していた割に、帯も筥迫セットも安物で満足していたあたり、今から思うとすごく不思議です。
        まぁ他で満足できるようなものがあったとしたら、あれほど筥迫へ情熱を傾けることはなかっただろうと思うので、とりあえず全ては必然だったと思うことにしておきます。



        筥迫はあまりにもヘタクソなので、トップ画像(は、しかたなく)以外はアップにできないので、この程度のお披露目で御容赦ください(HP作らなくてホントよかった〜)。
        この頃は玉縁も手縫い、糊も簡単に使っていたので、多分表だけ剥がして何度も作り替えているはず。
        日本刺繍はその存在さえ知らなかったので、自己流のなんちゃってフランス刺繍です。
        房も出来合いの撚り房を使っていました。



        一応ぼかしていますが、筥迫の内部にはそれぞれの名前を刺繍してプレゼントしました。
        子どもたちは思い思いに筥迫を開きながら、鏡を見つけてうれしそうにのぞき込んでいました。
        「ハコセコ」という名の不思議なハコの存在を、いつまでも覚えていてくれるとうれしいなと思います。


        私のお気に入りの写真。
        たしか志古貴帯のときにも使ったかな。
        こちらに向かってカメラを向けているのは、いつも着付けを担当してくれているJ.Iさん。(ホント感謝です!)
        そして後ろからこの光景を撮影しているのが私。


        着物での撮影は一人の子だけにカメラが向きがちですが、子供が一人で自然な笑顔を作るのは難しい。
        こんなときは仲良しの友だちがいると、とてもラフは表情が撮れるのでおススメです。
        友だちといれば、いつでもどこでも遊びの場。
        表情を作ろうとしなくても自然と笑顔になります。


        さりげない表情を撮るのも大事ですね。


        もう最後は完全に子供たちの世界です。


        着物で全力疾走なんて、いかにも七歳児(笑)。
        しかし着物で走り去る少女の後ろ姿の何とかわいいこと。


        落し巾着と言えば、この頃はまだ巾着を帯に挟むということを知らなかったので、家に帰って着物を片づけている途中、はたと娘の筥迫がないことに気がつきました。
        どこを探してもない、ない、ない!
        真っ青になって撮影をした遊歩道に戻り、何度も行ったり来たりしてそれでも見つからず、夕方近く泣きそうになりながら近くの交番に駆け込みました。
        「落とし物なんですけど、筥迫っていって、、、」
        詳しく説明してもお巡りさん筥迫を全く理解できず、着物の持ち物と聞いて電話で女性担当者につないでくれました。
        しかしその女性に「筥迫懐かしいわ〜、私もね〜」なんて関係のない話を延々とされたのが今となってはいい思い出です。

        どんなに稚拙な出来でも、自分にとってはこの筥迫が一番の宝物。
        花嫁さんは落し巾着がなくても簡単に筥迫を落すことはありませんが、七歳の子どもは筥迫を付けた途端に走り回って飛び回ってどこかに吹っ飛ばしてくれます。
        落し巾着だけでもかなり心もとないので、今では胴締めの裏からクリップを付けた紐を渡して、襟の中から襦袢にでも止め付けて、二点ストッパーで対応しようかと考えています。


        落してしまった筥迫はどうなったかって?
        もちろん出てきましたよ、娘のおもちゃ箱の下から(笑)。

         

        【2013筥迫ミステリーツアー&オフ会】
        もうすぐ締め切りです!ご希望の方はお早めに!

        江戸時代の筥迫、嚢物の名品のコレクションをご一緒に見学に行きませんか?
        金唐革の専門家による金唐革の説明有り。
        日:11月18日(月) ※申し込み締め切り:11月15日
         
        ※詳しくはこちらへ
         
        ▼筥迫工房のお店

        ▼自作筥迫はこちらでお披露目!


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        【2013.11.12 Tuesday 19:44】 author : Rom筥
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        2012 七五三の筥迫 〜帯地〜
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          仕立て:玉縁、綿入れ仕立て(製作:Rom筥)
          表 布:帯地
          内 布:八掛地
          筥迫房:打ち紐:筥迫用 唐打A <19白>
              切房専用糸:筥迫・末広用 19<白>
              切房専用糸:アクセント用 <金糸>
          懐剣房:打ち紐:懐剣用 江戸打A 19<白>
              切房専用糸:懐剣用 19<白>
              とじ糸: メタリックゴールド <金糸>
          かがり糸:正絹 19 <白>
          緒締め玉:パールビーズ 2<生成>
          びら簪 :アンティーク
          ----------------------------------------------------------------

          2012年の七五三筥迫、二つ目は白系の筥迫です。
          2012 七五三撮影会(後半)

          帯地

          白系とは言っても、白は房で筥迫は薄金です。
          七五三筥迫にちょうどよい、小さい柄ゆきの帯地を使いました。
          帯地や着物地の場合、生地の中に同一パターンがないことの方が多く、そういうものでは柄合わせはできません。
          今回の帯地もそうでした。

          右半分はすでに筥迫用にカット済で、こちらは懐剣の分です。

          この蝶々の部分が一番大きかったのですが、子ども用の筥迫に使うと右側が胴締めの中に隠れてしまい、あまり効果的ではありません。
          ということで、こちらは懐剣に使うことにしました。

          柔らかい生地なので、雰囲気的には綿をふっくら入れたくなりますが、今回それができない事情がありました。


          それがこの裏面。
          すさまじい糸、糸、糸、、、、。

          この糸だけで柄部分はかなり厚みがあり、またその部分はとても堅いのです。
          これに綿を入れると、仕立てがかなり難儀になります。
          つまり、仕上りがきれいにならない可能性大ということです。
          やはり仕上りは重視したいので、今回は綿は入れないことにしました。
          玉縁を施す縁部分は厚みを極力抑えたいので、糸が抜けない程度にカットし裏打ちします。


          玉縁

          一番の難儀は「玉縁」の処理です。
          本体の「縁」の厚みを抑えようと思っても、素材的にある程度の厚みは避けられません。
          このような場合は、玉縁に使う「細布」に一番扱いやすい素材を使います。
          それは「綿ブロード」です。



          着物の世界は一般的に「絹」へのこだわりが強く、いくら玉縁に綿ブロードが作りやすいと言っても、絹に木綿の組合せを受け入れてもらえないこともあります。

          以前、ある方から玉縁がどうしてもうまくいかないというご相談を受けました。
          筥迫はとってもうまく作る人なんですよ。
          でも玉縁がうまくいかないと。
          私からのアドバイスは「綿ブロードで作ってみてください」でした。
          うまくいきました〜と返信がありました。

          私だって、いつも綿ブロードの玉縁を使っているわけではないです。
          筥迫本体の生地が難しくて、絶対に失敗したくないときに使うぐらいです(多少手は加えますが)。

          自分のお気に入りの生地で筥迫を作って満足するのが第一段階。
          筥迫がきれいに仕上がる素材を探して、完璧なフォルムを作れるようになるのが第二段階。
          どんな材質を使っても、常に完璧なフォルムで作れるようになるのが第三段階。

          筥迫は教本通りに作れば、誰だって形にはなるんです。
          始めて筥迫ができると、こんなものが自分で作れるなんて!とすごく感激すると思います。
          しかし悲しいかな、それだけで満足してしまう人がほとんどです。

          しかし私を含め、始めにきれいな筥迫を見慣れているような人間が筥迫作りを始めてしまうと、完璧な形が脳裏に焼き付いているので(昔の筥迫は本当に職人芸でした)、なんで同じ物が作れないんだ、、、  と無限ループにはまってしまうのです。

          毎回違う生地で筥迫を作っていると、この無限ループからはなかなか抜け出せません
          自分自身で善し悪しを判定するためには、常に同じ素材、同じ組合せという条件で、何十個も作ってそれを比べるしかありません。
          もう泣きたくなるほど根気のいる作業です。
          しかし、一つの素材で徹底的に自分の基準を作っておけば、別の素材を使ったとしても、そこから差し引きしてどのように工夫すればいいのかがわかるようになるのです。

          つまり、綿ブロードの細布できれいな玉縁が作れるようになれば、別の素材を使っても、ある程度同じような仕上りに作れるようになるということです。


          懐剣入れ

          生地に限りがあったので、懐剣入れは一枚布で取ることができませんでした。
          ということで、途中から布を剥いであります。



          ここは飾っても房に隠れて見えない場所であり、装着しても帯の中に隠れる部分です。
          懐剣入れの一番上だけが見えるところなので、生地がどうしても足りない場合は、このような使い方をします。
          剥ぎは、合わせたときの縫い目が重ならないように斜めに剥ぎます(斜め具合がちょっとわかりづらいですね)。
          この剥ぎの作り方は『婚礼用和装小物の作り方』をご参照ください。


          裏打ち

          懐剣入れの中は、裏地と袋状にせず「裏打ち」のみしてあります。
          これは金襴などで作る場合も同じです。

          内布に接着芯を貼るようなやり方は「裏打ち」と言い、表布に厚紙を貼るようなやり方を「袋貼り(ふくろはり)」と言います。
          しかし、内布全体に芯(半紙または接着芯)を貼ってからカットするのが裏打ちなので、教本のように折りしろは貼らないというやり方は、本来の裏打ちとは言わないのかもしれません。
          また、表布を厚紙に貼る際に、ドットライナーで仮止めをしていますが、中を貼り合わせていないのが袋貼りなので、こちらも厳密にはそうとも言いがたい。
          しかし、教本を見て筥迫を作り始める方は初心者であることから、正式なやり方を説明したり、作業を難しくする必要性を感じなかったので、とりあえず初心者に作りやすい方法を重視し、また呼び方も全て「貼り込み」で統一しています。

          今回、筥迫の内布には「八掛地」を使いました。
          八掛地を使う場合は、本来の裏打ちをします。
          その他、綸子、縮緬なども、一度裏打ちをすると作業がとても楽になり、仕上りもきれいです。


          裏打ち用の芯は、極薄の接着芯などを使います。
          以前はショップで「極薄」の接着芯を販売していたのですが、最近仕入れたものがとても使いづらく、扱いを辞めてしまいました。
          私は現在、接着芯ではないものを使っているのですが、オススメできそうなものがみつかりましたら、またショップの方で扱いたいと思います。


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          【2012.12.14 Friday 22:09】 author : Rom筥
          | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          2012 七五三の筥迫 〜筥迫と懐剣入れ 赤の金襴〜
          0
             
            仕立て:玉縁、綿入れ仕立て(製作:Rom筥)
            表 布:金襴、玉縁(金)
            内 布:
            打ち紐:打ち紐:筥迫用 唐打A <2紅>
            房 糸:切房専用糸:筥迫・末広用 2<紅>
                切房専用糸:アクセント用 <金糸>
            かがり糸:正絹 3 <紅>
            緒締め玉:パールビーズ 8<赤>
            びら簪 :びら簪:子ども用 長鎖 <鈴>
            ----------------------------------------------------------------

            今回の撮影に使った筥迫をご紹介します。
            まずは第一弾、赤の金襴から。

            金襴の筥迫

            よくあるタイプの金襴生地ですが、折り返しが可能な薄さだったので、とても作りやすかったです。
            柄合わせするのに適度な大きさの柄でしたが、かえって柄出しが単純になることも多く、今回もそんな感じだったので、あえて柄合わせはしませんでした。

            金襴などの厚めの生地は、綿入れをしても生地の厚みで潰れやすいので、「キルティング芯」でなく「天然綿」を使います。
            小さな子どもの胸を圧迫したくなかったので、今回は胴締めは一段盛りです。
            それでもほんのり盛り上がる程度の効果にしかならないので、綿入れ(特に天然綿)に慣れていないのであれば、入れる必要はないかもしれません。


            金襴は扱いが難しいのですが、薄地の金襴を使い、特質をおさえて扱えばそれほど敬遠するほどのものではありません。
            でも初心者が始めから挑戦するには難しい生地なので、筥迫作りがある程度慣れてから挑戦することをオススメします。

            しかし筥迫デビュー作というのは、とにかくこれで作りたい!という生地があって始める人が多く、更には豪華な金襴を使いたい!という人が多いのも事実です。
            初めだからうまくいかなくて当たり前!ぐらいの覚悟を持って、とりあえず挑戦してみるのもよいでしょう。
            仕上りがうまく行かなかったとしても、「金襴だからしょうがない」と金襴のせいにすれば良し(笑)。
            デビュー作でうまくいかないと、次からは謙虚に扱いやすい生地で始めるものです(ここでくじけなければね)。
            そうすると途端に、仕上りもキレイ!腕があがったかも!と思えるかもしれませんよ(笑×笑)。

            玉縁は、基本の「白」でもよかったのですが、久しぶりに金地を使ってみました。
            ストレッチ素材なのできれいな直線は出しずらいのですが、目がつまっているので細さは取りやすいです。

            玉縁に適した生地の要素は、「薄い」「張りがある」「目が詰まっている」です。
            更にこの中で優先順位を付けるとすれば「目が詰まっている」ものが一番扱いやすく、これだけで細い玉縁が作れるかどうかが決まるぐらいです。
            ちなみに、ミシン針は薄手用の番手を使い、できるだけ細かい目に調節します。


            飾り房

            しかし、赤×赤の房はちょっとうるさかったですね。
            筥迫だけなら「赤+金」とは思うのですが、懐剣まで付けると赤の分量が多すぎる。
            これに帯回りまで赤系で揃えると、かなりしつこい。
            全体のバランスでは「赤+白+金」が正解でした。
            思いついて大急ぎで作ったセットだったので、房を作り直す時間もなく(三色房はけっこう面倒)、残念ながらこの配色で撮影。

            後日、久々に三色房(右)を作ってみました。
            飾り房の長さを大人用にしてしまたので、左よりも気持ち長めです。


            びら簪

            びら簪は、七五三ならではの「長鎖-鈴」を使いました。
            しかし今回、市販の子ども用びら簪の下がりが短い意味が何となくわかったような気がしました。
            子ども用筥迫は、常に「走り回る」「しゃがみ込む=筥迫を落す」というシャッフル状態に置かれるので、びら簪の下がりが飾り房に絡みまくる運命にあります。

            画像のびら簪は鈴ではありませんが、両方とも同じような状態になっていました。
            市販のびら簪の不自然なほどの短さは、実はびら簪が絡まないような長さを追求した結果なのかも?!という思いが頭をよぎりました。
            この絡み方を見たら、そう思っても不思議じゃないですよね。


            絡まっても長さのあるびら簪(左)にするか、寸足らずだけど絡まないびら簪(右)にするか、、、。
            さぁ、あなたならどうする?(笑)。

            十三参りの撮影のときはびら簪は絡まっていなかったし、子ども用筥迫のシャッフル状態さえ回避できれば、それほどびら簪は絡まないで済むのでは、、、?

            和裁の先生にお聞きしたところ、子ども用の着物でも、やはりきちんと仕立てられ着物は、大人用の着物のように襟にしっかり厚みがあるそうです。
            ということで、家にあったアンティークの四つ身の着物を出してみました。

            左が今回着用した着物で、生地2枚分の薄さしかない襟(芯もなし)です。
            右はアンティークの着物で、大人用の着物と同じように仕立てられているので、襟にはしっかりとした厚みがあり、更に折り返して二重にするので厚みが増します。
            このような襟なら、落し巾着を帯の中に挟みさえすれば、襟でもしっかり筥迫を支えられるので、それほど落ちないとは思います。
            しかし、七五三用に仕立てられ販売されている着物には、左の着物のように薄い襟が多く、これだと筥迫の支えには全くなりません。
            落し巾着だけではかなり非力です。
            補助のクリップでも付けないとだめかもしれませんね。
            そのうち何か考えてみよう、、、。


            懐剣入れ

            懐剣入れは、大人用とは違う作り方をしました。
            金襴等の厚手の生地の場合は、教本にあるような表布と裏布を合わせてひっくり返すような作り方ではうまくいきません。
            でも今回ぐらい薄手の金襴なら、、、とも思ったのですが、ひっくり返すと何ともお粗末な出来になってしまいました(結局作り直し)。

            柄出しのため、ループを付ける位置が左右逆になっています。
            ループは金襴で作るとゴツゴツしてしまうので、薄めの別布で作りました。

            もう少し研究の余地はあるとは思いますが、厚手生地での作り方は、上画像のような作り方でいいかなと思います。
            もし作りたい方がいらっしゃいましたら、サイズと作り方をご説明いたします。
            ※ただし、これまでに「婚礼用和装小物の作り方」の教本を買われた方限定で対応させていただきます(購入時のお名前とメルアドで確認できます)。

            型芯は大人用のしっかりとした立体のものではなく、ただ厚紙を何枚か入れた平面使いです。
            七歳はまだまだ小さな子どもです。
            あんな小さな胸に、帯だけでも苦しいだろうに、色々な物を突っ込むことを考えると不憫で、、、。
            今回の懐剣は平面にしたので、存在感の割に負担はありません。

            飾り房の打ち紐の長さは大人と同じで大丈夫です。
            房を作る「紙芯」は3枚→2枚、「房の長さ」はー1cmにしてください。
            その他の作り方は同じです。


            そう言えば、以前、懐剣の房について「紐がとけやすい」とお聞きしたことがあります。
            その方は「撚り房」でお作りになったそうで、撚り房は重みがあるからかもしれませんが、、、とおっしゃっていましたが、確かにこの打ち紐はポリエステルですし、絹に比べたらかなりほどけやすいです。
            ということで、紐をしばった最後は前で終わらせず、後ろに回して更に堅結びにしてみました。
            最後まで全くゆるみませんでした。
            もちろん菊結びの裏面(楔型面)は、しっかりと接着剤で固めておいてくださいね。




            来年、七五三筥迫を作ろうと思っている方は、これらのことを参考に是非挑戦してみてくださいね。



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            【2012.12.07 Friday 12:26】 author : Rom筥
            | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            2012 七五三撮影会(後半)
            0
              七五三撮影会の次なる撮影場所は、先ほどの神社から車で10分ほどのところにある『薬師の泉』です。
              薬師の泉とは、東京は板橋区の指定記念物となっている小さな小さな日本庭園です。
              「江戸名所図会」の挿絵にある名水の地に、史実を元に再現された庭園だそうで、実は地元の人にもあまり知られていない隠れた名所でもあります。

              実は歩道を挟んですぐ横は中山道が通っているのですが、中山道側は塀に遮られていて全く中の様子が見えないことから、私自身ここにこんな庭園があるとはずっと知らずに過ごしていました。
              秘密の花園ならぬ、秘密の日本庭園といった感じです。

              (下3点の写真は春に撮影したものなので、他の写真とちょっと緑の雰囲気が違います)


              私は趣のあるこの小さな木戸から入るのが好きなのですが、実は正門は反対側にあります。



              この木戸をくぐり抜けると急な石段になっていて、一気に視界が開けます。
              この石段もまた趣があってステキです。



              でもさすがに着物姿の子どもにこの階段を降りさせるのはかわいそうなので、今回は正門から行くことにしました。



              以前行った時は春で、庭園の中央にしだれ桜が咲いているのを見て、なんて美しい庭園だろうと思ったのですが、秋の方が庭園全体が色ずくのでずっと賑やかな感じです。


              庭園に入る前に、Kちゃんは筥迫のお色直しです。

              筥迫工房で扱っている房糸は、色によって糸の太さが違います。
              また染める色によっても房糸の手触りが違うのですが、この白は房糸の中で一番細い糸で、うっとりするようなサラサラの手触りです。
              切り房の良さを一番感じさせてくれる色ではないかと思います。


              中に入ると鮮やかな木々が迎えてくれます。
              ここは四季折々で違った表情を見せてくれますが、実はここから全景が見渡せるぐらいとてもコンパクトな庭園でもあります。


              はい、こちらが今回メインの筥迫&懐剣セットです。
              やはり白の方がバッチリ決まりますね。
              懐剣の結びは、鱗結びにして清楚な感じを出してみました。

              いつも大人用の筥迫ばかり作っているので、七五三の筥迫は「小っさい!」と思ってしまいますが、実際に付けてみると筥迫がとても大きく感じます。
              子どもは胸幅が小さいので、筥迫と懐剣で見た目はきゅうきゅうです。

              今回、子ども用の懐剣を作るにあたり、大人用とは違う作り方をしています。
              大人用はしっかりした厚紙で型を作りますが、慣れない帯を締めた子どもに、更に苦しい思いをさせるのは忍びないので、型にも厚みは付けず、厚紙をそのまま入れるという、かなり簡易な作り方をしています。
              とりあえず「苦しくない」と言ってくれたので、このやり方で大丈夫かな。


              生地は帯地を使ったのですが、これは筥迫を作ることよりも、下処理に手間がかかります。
              これはまた、続きで筥迫だけを紹介したときにご説明したいと思います。


              子どもは走り回るので、常に切り房がサラサラと揺れています。
              花嫁さんでは絶対に見ることのできない光景ですね(笑)。


              敷地内には、四季折々に様々な野の花が植えられていて(あくまで自然な状態で)、隅々まで手の行き届いた管理がされていることがわかります。


              すでに草履はリタイヤです(笑)。

              この庭園は全体がギュッと詰まっているので、どこで写真をとっても絵になります。
              塀の向こうはすぐに中山道だし、回りはマンションが乱立しているのですが、上手い具合に坂を利用して奥行きを作りつつ回りの景色を隔てているので、外部の騒音や外観の影響を受けず、ひっそりと静かな癒しの空間になっています。


              Kちゃんもいつか同じスタイルで花嫁さんになる日が来るのでしょう。
              きっとあっと言う間ですね。
              それまで私は筥迫を作り続けていられるのだろうか、、、。


              七五三の懐剣スタイルは、小さい子どものかわいらしさと、背筋が一つ伸びたような、ちょっと大人な雰囲気も感じられ、なかなかすてきでした。



              筥迫を作っていて良かったなと思うのは、七五三も十三参りも成人式も花嫁さんも、自分の娘だけで終わらずに、何回もそのかわいい&すてきな姿が見られることです。
              着付けのIGさんと共に、こういう姿を何度も見られるのは幸せなことね〜といつも話しています。

              Kちゃん、ご家族の皆さま、ご協力本当にありがとうございました。



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              【2012.12.03 Monday 12:05】 author : Rom筥
              | 七五三用筥迫 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
              2012 七五三撮影会(前半)
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                時期的にちょっと遅いのですが、昨日、七五三の撮影会をしました。

                今回モデルをしてくれたのは、近所に住む小学1年生のKちゃんです。
                Kちゃんのお母さんから七五三筥迫のご依頼をいただきました。
                知り合いのよしみということもあり、ご家庭での七五三行事が終わってから改めてブログ用に撮影をお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。

                今回も着付けは、筥迫撮影会の度に協力してくださるIGさんにお願いしました。
                昔、付け帯なら自分でもできる!と思い娘の着付けをしたのですが、子どもだと締めの加減がわからず、思いの他時間がかかってしまったので、着付け終了とともに我慢の限界に達した娘は、気が狂ったように暴れまくり着物がぐずぐずに、、、(涙)。
                以来、子どもの着付けこそ慣れている人に頼もうと誓ったRom筥でした(苦笑)。

                IGさんの慣れた手つきに、Kちゃんも最後までおとなしくしてくれていたのですが、外に出ると案の定走り出しました。
                着物を着て走り回る子どもの後ろ姿を撮影するのも、七五三撮影会ならではの光景です。
                赤い志古貴(しごき)が何ともかわいらしい。


                私のような素人カメラマンがモデルの自然な表情を引き出すのは難しいので、通常はモデル同士が仲良しという複数の子に頼んで、子どもたちが話をしているさりげない表情を撮るようにしています。
                今回は一人だけの撮影会だったので、娘にお願いして付き添ってもらうことにしました。
                Kちゃんの気持ちをなごませるために、シャボン玉やお人形、本を用意してくれました。
                (ちなみにKちゃんが読んでいるのは『なめこ図鑑』←娘のお気に入り)


                今回の撮影場所は、近所の『稲荷神社』→そこから車で10分の『薬師の泉』コースです。

                稲荷神社に到着。

                紅葉の季節に間に合いました。
                このような場所で、落ち葉が配置されたように美しく見えるのは、掃き清められた地面に、新しい落ち葉だけがそっと落ちるからですね。


                さて、今回の筥迫は、赤系の金襴です。

                実は、Kちゃんのお母さんに頼まれたのは白系の筥迫なのですが、七五三の定番、赤の筥迫にも合わせてみたくて、急きょ作ってみました。
                う〜ん、赤だらけ、、、紅白にすればよかった
                次の撮影場所で白バージョンにお色直し予定です。

                今回、Kちゃんのお母さんから特別にお願いされたのが、花嫁さんと同じく『懐剣入れ』を作ること。
                七五三の衣装は、花嫁さんの姿を真似たものなのだということを説明していたので、それならば懐剣も添えてみたいということになりました。

                そういえば、私も娘の七五三のときに、子ども用の懐剣入れを探した覚えがあります。
                結局、途中から筥迫を自分で作ることにしたので(それがこの道に入ったきっかけ)、懐剣入れのことはすっかり忘れていました。



                懐剣入れを七五三に使っておかしくないのか、、、?と思われるかもしれませんが、私は別におかしいことだとは思いません。



                筥迫は典具帖という生理用の紙を入れるものだったという説があり、その典具帖を入れた筥迫を身につけるのは「成人女性の証し」でしたので、その説からすれば、七五三の女の子が筥迫を身につけるのは、かなりおかしな話です。
                (そういう意味では、十三参りこそ筥迫を身に付けてほしい)

                しかし七五三のスタイルは、筥迫や志古貴の小道具に意味があるのではなく、単に「花嫁さんの姿を模している」からなのであって、その意味からすれば、懐剣だって身に付けておかしいことはない、と思うからです。
                ちなみに、筥迫や志古貴は、お嫁さん(&七五三)でなければ付けてはいけないというものでは決してありません。
                単に、どちらも実用性がない割りに装飾的でとても目立つものなので、儀式的な場面にちょうどよいと思われたのかもしれません。


                今年産まれた妹とママと一緒にお参りします。
                健やかに成長できますように。



                写真ではちょっと小さくてわかりずらいですが、筥迫が襟元から落ちています(笑)。
                でも落し巾着をしっかりはさんでいるので、完全に落ちることはありません。

                十三参りのときはかなりしっかり留まっていましたが、子どもの着物は大人の着物と違って襟に厚みがないので(大人の着物と同じように仕立てられた着物はどうかわかりませんが)、襟が筥迫をしっかり挟んでくれません。
                更に子どもは「走り回る」「しゃがむ(これ最悪)」ので、筥迫落ちまくりです。

                落し巾着の紐は短いと作りにくいので、ついつい長くしたくなりますが(大人用の長さぐらい)、巾着はできるだけ帯の奥深くに沈めたいので、紐が長いと挟みにくくなります。
                ということで、子ども用は短くした方が実用的です。

                実は、落し巾着に使う「二重叶結び」は二種類あります。
                筥迫工房で作り方を説明しているのは、紐を作ってから巾着に通すやり方で、巾着には一つ穴を空けて通します。
                もう一種類は、巾着に一本ずつ紐を通してから結ぶやり方で(二つ穴になる)、結びの下に小さなベロのような輪ができます。
                これならば、結び終わってから紐の長さを調節できることから、子ども用の巾着は後者のベロ付の方がいいかもしれないと今回改めて思いました。

                この後に、車で10分ほどのところにある『薬師の泉』に行ったのですが、これは次回に続きます。


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                【2012.12.02 Sunday 18:43】 author : Rom筥
                | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                Rom筥2011.11 七五三〜とんぼ玉〜
                0
                   2011年七五三筥迫第二弾です。
                  今回はベーシックな筥迫です。


                  仕立て:綿入り、玉縁
                  表布・内布:綿縮緬
                  打ち紐:筥迫用(紅)、とんぼ玉
                  房 糸:専用房糸(紅)、専用房糸(白)
                  緒 締:とんぼ玉8mm
                  びら簪:子ども用(鈴)
                  ----------------------------------------------------------------

                  アクセントは、房飾りと緒締めに使った「とんぼ玉」です。
                  表布のぽっこり椿に合わせて、飾り房にかわいいさくらんぼのとんぼ玉を使いました(私はずっとだるまだと思っていた、、、)。

                  このとんぼ玉は浅草橋の「kinari」で購入したものです。
                  とんぼ玉を扱っているネットショップはたくさんありますが、今回のさくらんぼちゃんは、kinariのオンラインショップでも買えるようです。
                  kinari 動物キャラクター玉



                  緒締めで使うビーズは、打ち紐が2本通るものを使います。
                  穴の直径が最低でも1.5mm以上の大きさが必要で、どんなビーズでも通るというものではありません(太穴のビーズの方が圧倒的に少ない)。
                  しかしとんぼ玉は大きな穴のものが多いので、緒締め玉としてはけっこう使いやすいと思います。
                  ただし2.5mm以上のものは、穴が大きすぎて緒締めの役目を果たさないため、ビーズの下で玉結びを作らなければなりません。

                  筥迫で使う緒締め玉は6mmぐらいのものが多いですが、天然石やとんぼ玉のように、そのもの一つで存在感のある素材を使う場合は、8mmぐらいあった方が目立っていいかもしれません。
                  今回の緒締め用のとんぼ玉と、前回のゴスロリハコセコの緒締め玉も8mm玉です。

                  房糸が紅白使いの場合、半量ずつで作るところを、今回は紅糸1/2量、白糸を1/4量で作っています。
                  糸を少なく使う場合は、金糸を合わせるときのような作り方をするときれいに色が分かれます。
                  そして、こういう筥迫に合わせるなら、やはり鈴のびら簪ですかね。


                  もう一つのアクセントは、昭和レトロな内布です。


                  筥迫の場合は、表布と内布を違う柄で合わせるのも楽しみの一つです。
                  裏地に派手な柄を使うのは、江戸時代から続く粋の文化ですね。

                  前回の筥迫に久々の関心を示してくれた我が娘。
                  今回の筥迫を見せると、一言「地味、、。」
                  ちょっと待たれい、見よこの内布を!「かわい〜」(やった!)
                  ちなみに、落し巾着も内布を使っています。

                  七五三用の筥迫は小さいので、小さな柄ゆきであっても、胴裏にいくつもの柄をうまく入れるのは難しい。
                  そこで助けとなるのが「切り付け」です。
                  前回のゴスロリハコセコでも切り付けを多用しています。
                  この柄の中で切り付けにしているのは「あひる」です。

                  切り付けとは「アップリケ」のことで、本来はベースとなる布地にかがり縫いで縫い止めるものですが、筥迫のような小さな細工物にかがり縫いで止め付けると、そこがメインかのように目立ってしまうので、あくまで柄の一部として自然に見せるために、ここではデコパージュをするようにそのまま貼り付けています。
                  布の周りがほどけないように、切り付ける前に裏に糊を塗り込んで乾かしてからカットします。
                  簡単なので、是非トライしてみてください。

                  そしてラストは、、、やはりお決まりの三点セット。


                  こちらのリボンも、教本の子ども用型紙のおまけに作り方が載っています。
                  打ち紐は懐剣用の打ち紐に、房は筥迫房の1/4量で作りました。


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                  【2011.11.13 Sunday 17:52】 author : Rom筥
                  | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  Rom筥2011.11 七五三〜ゴスロリちゃん用ハコセコ〜
                  0
                     11月と言えば『七五三』ですね。
                    今年は七五三準備シーズンに婚礼用和装小物の作り方にエネルギーを費やし、発売直前に入院なんてしてしまったものだから、あっと気がついたらすでに七五三シーズン突入。
                    私が筥迫作りにのめり込むきっかけとなったのが七五三なので、やはり大事な行事の一つとして、急ぎ子ども用筥迫を作ってみました。

                    2つ作ったので連続でアップします。
                    第一弾はこんな筥迫から。
                    な〜んと、ゴスロリちゃん用ハコセコ(←ゴスロリだからカタカナ使ってみた)です。
                    初っぱなから、こんな筥迫でびっくりしましたか?(うふふ)。


                    仕立て:フラット、折り返し(フリル挟み込み)
                    表布・内布:綿
                    飾り房:かがり糸(濃紅)、プラビーズ、デコパーツ(ハート)
                    房 糸:筥迫用専用房糸(ピンク)
                    緒 締:プラビース
                    びら簪:子ども用(花)
                    ----------------------------------------------------------------

                    玉縁に見立てたのは、水玉柄の小さなフリルです。
                    この水玉を買った時に絶対に極小フリルで縁を飾ろう!と思っていたのですが、生地の端をそのまま使って軽やかなフリルを作るつもりが、いざ使おうとしたら端までプリントがされていない!
                    結局、布地を二重にしたので、ちょっとごっつい感じになってしまった、、、。

                    飾り房は本体イメージに合わせて、大きなハートとプラビーズを組み合わせてみました。


                    ビーズは100円ショップに売っているものですが、穴径が1.5mmと二本の打ち紐がぎりぎり通る大きさです。
                    このぐらいの穴径では、打ち紐の輪の方からしか通すことができません。
                    そのため、飾り結びはその下に作ることになりました。
                    ハートはビーズではなく、裏が平面になったデコパーツに、打ち紐をはさんでサイビノールで接着しています。
                    木工ボンドは水性なのでプラスチックなどは接着できませんが、有機溶剤を含むサイビノールはこのようなものでも接着ができます。
                    びら簪は、この房飾りを邪魔しないように、あえて短いものを使ってみました。

                    そして、内布の水玉生地には、表布のバラを切り付け(アップリケ)してみました。
                    う〜ん、ハコセコとは思えぬラブリーさよ。
                    画像ではあまり見えませんが、簪刺しもこの水玉の裏布を使っています。



                    ハコセコができてもし表布が余っていたら、お揃いの「リボン」と「丸ぐけ」を作ると、更にオリジナリティがアップします。
                    作り方は教本の子ども用型紙におまけとして載っています。
                    筥迫を作ろうと思える人なら、とても簡単です。
                    表布を1mも買えば、ハコセコの柄合わせをしても、この3点セットを作ることができます。
                    (裏布は筥迫のみ、柄によって30〜50cm)




                    ここで、ゴスロリをご存じない方のためにご説明を、、、。
                    ゴシック・アンド・ロリータ】
                    本来異なるゴシックとロリータの要素を結びつけた日本独自のファッションスタイル。またそのようなサブカルチャーを指して言う語。(ウィキペディアより)

                    略してゴスロリ。
                    七五三のときに着るのは、ゴスロリの中でも「着物ドレス」と呼ばれるものです。
                    元は大人のファッションスタイルでしたが、それが子ども用の着物とコラボされたところが面白いです。
                    合わせ襟、着物の袖、後ろ姿は帯結びのような大きなリボン、そして短くパニエで膨らませたスカート。
                    日本人はなんでも自国文化にアレンジしていくのが上手ですね。
                    この時期「七五三 着物ドレス」で検索するとたくさんヒットします。


                    リビングで筥迫仕事をしている私の対面では、いつも娘が勉強をしています。
                    新しい筥迫を作るたび「どう?どう?これどう?」と言う私に、娘「いいね、いいね、、(どうでもいいね)」。

                    我が家では筥迫が至る所に散らばっているので、すでにティッシュの箱などと同じレベルで筥迫を見ているのだと思いますが、今回のハコセコを見ると「かっわいい〜〜」(やっと関心持ってくれた…)
                    そしてすかさず「でもママの趣味じゃないよね」。
                    いいの、いいの、病気した後はこんな筥迫を作って元気をつけたくなるのよ。
                    真面目な筥迫ばかりじゃなく、たまにはハメを外したい。
                    そしてハメを外した筥迫を作るのに一番いいのが子ども用の筥迫。

                    現在は、子ども用の着物でもあまり大人と違わないような柄になりましたが、昭和初期ぐらいの子どもの着物の中には、すごくポップな柄がありましたね。
                    私も娘にはそういう着物を着せたくて、三歳のときにこんなアンティークの着物を着せました。

                    (移動のときは運動靴の三歳児、、、)

                    大人じゃこんな柄はまず着れん、というぐらいめちゃめちゃ元気な柄が好きです。
                    この時代流のポップな着物のイメージが、なんとなく現代のゴスロリ着物ドレスに結びついてしまいます。

                    コスプレまがいの衣装に賛否両論はあるかと思いますが、私自身はあれはあれでかわいいと思っています(全てとは言わないけど、かわいい子のはかわいい)。
                    七五三にはドレスの子もたくさんいますが、それに比べれば一応着物の形を取り入れているのがうれしい。
                    そこで、せっかく襟元は着物の形なんだし、ゴスロリちゃんの胸元にもハコセコをいれたい〜という念願の夢かなって、今回の登場となりました。

                    追記
                    フリフリのブランド着物とかにもいいかもしれませんね。


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                    【2011.11.12 Saturday 18:23】 author : Rom筥
                    | 七五三用筥迫 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
                    七五三の筥迫 〜Rom筥作品11-1〜
                    0
                      二月ですが七五三の筥迫です(笑)。
                      去年、七五三の頃に作ろうと思って買っておいた材料ですが、ショップの開店に重なり時期を逃し、やっと今になって作る気になりました。
                      いつも試作品作りに明け暮れているので、なかなか作品作りに至りませんが、煮詰まって来ると無性にこういったかわゆい筥迫が作りたくなります。


                      表布:綿100% 金糸片駒取り 白縁
                      裏布:綿ブロード 牡丹色
                      打ち紐・かがり糸:牡丹
                      房:手縫い糸 牡丹 金混
                      びら簪:自作

                      今回は手まり柄に駒取り(金糸で輪郭を取る)をしました。
                      鮮やかな赤紫の柄ゆきですが、駒取りする一手間で立体感が出て、筥迫がいっそう華やかになります。
                      しかし手を抜いてフランス刺しゅう用の枠を使ったら、案の定やりずらい…(ヘタクソなのはさておき)。
                      いつか筥迫用に小さな枠を買わねば。

                      びら簪は自作です。
                      かわゆく蝶々を作ってみました。
                      これはまた別の機会に詳しく画像と説明を付けます。


                      大人の着物で綿素材の筥迫を付けるのはちょっと、、、という方も多いとは思いますが、子どもの筥迫はあまり規制されることなく、何でもありで作れるのでとても楽しいです。
                      まじめな大人物に飽きると、楽しいおもちゃ(七五三用)で気分転換したくなります。
                      もう一つ七五三用の材料を買ってあるのですが、これはいつか作ってみたいと思っていたゴスロリちゃん用の筥迫材料です。
                      これもそのうちお披露目したいと思います。

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                      【2011.02.05 Saturday 17:00】 author : Rom筥
                      | 七五三用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |