『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
2017.12講習会『縢襠付筥迫』
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    時は12月、世はアドベントシーズン。

    例によって、毎年仰せつかっている教会の『馬小屋』作りに励んでいたため、ブログの更新が遅くなってしまいました。

     

    12月の講習会『縢襠付筥迫』と『巾着&飾り房』を終え、すかさず教会に走り馬小屋作り。

     

    知らない方のために、教会の馬小屋というのは「キリストの聖誕シーン」の飾り付けのことです。

     

    日本の教会の馬小屋や、ご家庭の馬小屋はこんな感じのコンパクトな馬小屋。

    対して、ヨーロッパあたりの教会の馬小屋はこんなスケール。

     

    今年は写真を撮れなかったのですが、画像検索のトップの方に私が作った教会の方の馬小屋があったのでこれを転用。

     

    彼此20年以上やっていますが、これは7年前のもの。

    今は人手がないので、こんな凝ったものは作れませんが。

    人形80cmぐらいはあるので、かなり大きな舞台です。

     

    自宅のもあったのでついでに。

    これはご家庭用なので、全長で60cmぐらいの小さなもの。

    しかし近年は疲れすぎて家の馬小屋は飾ってもいない、、、沈

     

    年が明けると、3月まで我が家の玄関先はジオラマ三昧。

    お正月に「楽人」→鏡開きが終わったら「三人官女」→二月の中旬から「雛人形」を飾る生活(あくまでマイルール)。

     

    筥迫研究家の裏の顔は、なぜかジオラマーなのでした。

     

     

     

    講習会『縢襠付筥迫』報告

     

    順番としては11月に行われた『名刺入付覚書帳』の報告をまだしていないのですが、間が空くとどんどん忘れてしまうので、とりあえず先にこちらの報告からさせていただきます。

     

    E.Hさんの作品(神奈川県在住)

     

    S.Kさんの作品(東京都在住)

     

    F.Yさんの作品(愛知県在住)

     

    M.Kさんの作品(東京都在住)

    布に穴が空いているのが見つかり、柄合わせできなくなってしまったそうです。

     

    K.Nさんの作品(石川県在住)

     

    E.Fさんの作品(山梨県在住)

     

    A.Hさんの作品(福井県在住)

     

     

    今年から中級にレベルを上げたつもりなのに、今回は更に上を行く内容になってしまったようで、両日とも、講師、受講者共にクタクタになっていました。

     

    あまりにも疲れ切ってしまい、撮影するのを忘れたもの有り、後日送ってもらったもの有りで、画像も揃っていなくてホントごめんなさい

     

     

    「作品を作る」から「技法を習う」講習会へ

     

    昨年までのこの講座は、「柄合わせ」をせず、とにかく見栄えの良い「作品を作る」ことを目的としていました。

     

    しかし今年の縢襠付筥迫では、どんな布でも「柄合わせ」が出来る方法や、どんな布にも対応できる「綿芯土台」の作り方など、「技法」に特化した内容になっています。

     

    「作品を作り上げる」ことが目的の講習では、最後の「縢り(千鳥掛け)」までリタイアする人はいなかったのですが、今回はほぼ全員が縢りの片面のみでリタイア、、、。

    (本人が良いのであれば、残りは自宅で作り上げても可)

     

    部品は全て自宅で作ってきてもらっているのですが、片面縢り終えた時点ですでに7時に近かったことからも、かなり内容の濃い講習だったと思います。

     

    どうやら昨年までの「体がキツイ」講習から、「心身ともにキツイ」講習にステップアップしてしまったようです(汗)。

     

     

     

    間に『三段口扇襠筥迫』を挟みます

     

    「柄合わせ」「綿芯」にかなり時間を割いているので、受講者の去年までの造りと比べるとずいぶん本格的になったと思います。

    (柄合わせの練習が主なので、生地選びにはあまり凝れないのが難ですが)

     

    来年度の縢襠付筥迫の詳細はまだ出ていませんが、今年よりもっと絞った内容にしないと時間内に収まらない。

     

    「柄合わせ・綿芯入れ・縢襠」に集中し、内布を使う部品(鏡のある胴裏、懐紙を入れる紙入れ)までは自宅作業してきてもらうのがベストかなと考えています。

     

    これを自宅作業するためには、同じ内容が出てくる「三段口扇襠筥迫」を受講する必要があるので、縢襠付筥迫を受講するには、

     

    入門コース→初級コース→「三段口扇襠筥迫(中級)」→「縢襠付筥迫(中級)」というステップアップになるかと思います。

     

     

     

    巾着と飾り房

     

    今回の作品で房がボサボサなのは、私が「スチーマー」を忘れてしまったせいなのでした、、、

    最後にスチームを掛けるのとでは、出来上がりに雲泥の差がありますので、どうぞお忘れなく。

     

    この講座は「巾着」「結び」「房」のパートに分かれています。

     

    筥迫を初めて作る人は、筥迫本体を作り上げるとそれで終わった気になってしまいますが、この二つは本体と同じぐらいの手間がかかります。

     

    私がこの講座で重きを置いているのは「巾着」と「房」。

     

    専門外の「結び」は、できればあっさりと行きたいところ。

    もうYoutubeを見て作ってくれていい、とさえ思ってしまう(総角と几帳を間違えないでね程度)。

     

    私の専門は袋物なので「巾着」は一番大事です。

     

    筥迫本体がどんなに上手に作られていようが、巾着の出来を見ればその人の筥迫に対する取り組み方が判断できる、というのが私の持論。

     

    しかしながら、初めての人は「結び」につまずきやすく、ばかにならない時間がかかってしまいます。

    袋物の講習なのに、結びに時間を取られるのはあまりにももったいない。

     

    そこで、今回は「二重叶結び」をボードを使ってピンを打ちまくりながら結ぶことにしました。

    講習会で結びを覚えさせる必要はないと割り切り、打ち紐で一発で決めることにしました。

     

    余った時間は「巾着」を作る時間に回すことに。

    巾着はかなりみっちり講義したので、今回はほとんどの人が完璧に近い形に作ることができました。

    正直なところ、今まで巾着の不出来には目をつぶっていたので、かなり満足のいく内容になりました。

     

    ただし、まだ「房」の時間が足りない。

    房も本当はもっとみっちりやりたいの。

     

    来年は「結び」はあらかじめ副読本で予習してきてもらおうか?と本気で考えています。

     

     

     

    京乃都さんからのお知らせです

     

     

    全く日本刺繍をしたことのない方、刺繍筥迫に興味がある方のための講座だそうです。

    超 初心者対応 筥迫のための刺繍講座

     

    ご興味のある方は、上のリンク先からメッセージで京乃都さんへご連絡ください。

     

     


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    【2017.12.07 Thursday 21:30】 author : Rom筥
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    指貫と糸切ハサミ入れ 申し込み画面
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      「指貫と糸切ハサミ入れ」の申し込み画面の設定を間違え、12月7日6:00に画面が開かず、6:35にやっと開きました。

      待っていてくださった皆様には大変ご迷惑をおかけいたしました。

      深くお詫び申し上げます。

       

      満席になりました(12/7 8:34)

      【2017.12.07 Thursday 07:05】 author : Rom筥
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      ネットショップと講習会
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        作品展が終わってホッとつかの間、終われる事務処理の山。

        その一番高い山が来年度の講習会の更新作業。

         

        講習会の申し込みもネットショップで、というのは便利な反面、色々と不具合も多いもので、この一週間ショップの講習会ページに時間を費やしていました。(この作業ホント嫌、、、沈

         

        そこで色々と手直しをしていた結果、前回のブログ内容を撤回させていただくことになりました(情報が錯綜して申し訳ない)。

         

         

        来年1月からの講習会申し込みは、

        既存の「申し込み専用ページ」を使うことにしました!

        来月(12月)4日、7日、12日から始まりますので、受講を希望されている方はご注意ください。

         

        これは、詳細画面で申し込み日時のタイマーセットをすると、申し込み開始時間まで画面自体が消えてしまう!というということに今更ながら気がついたからで、これは申し込みする方にとっては何とも不安な状況でしょう。

        ということで、やはり詳細画面は残しておいて、申し込み専用ページだけが出たり消えたりする方法が良いとの結論に達しました。

         


        そして、これまで申し込み開始時間を、申し込み日の0:00(夜中)に設定していましたが、

        申し込み開始時間は朝の6:00に変更します!

         

        これは「夜中の0:00まで起きているのが辛い!」という意見が多かったからです。

        申し込み日の0:00とはいっても、実際は前日の夜中ということで、間違いやすいということも理由です。

         

        ショップ上に講習会についてのページを専用に作りましたので、詳しくはこちらをご参照ください。↓

         

        ※最近この講習会についてのページを試運転で更新していましたが、今現在の情報が最新です(2017.11.24)。

         

         

         

        ネットの世界も良し悪しです

         

        しかし、筥迫ど素人だった私がこんな筥迫活動ができるようになったのもインターネット時代あってのことと思うと、何とかネットを駆使しなければなりません。

         

        でもね、私ホントはネット作業なんて苦手なんです。

        PCもホント苦手(今日もご機嫌悪くならないでと祈る毎日)。

         

        それでも世の中には「インターネットができない!」「メールもできない!」という方は多々いらっしゃいます(特に年配の方)。

         

        そのような方から「インターネットができないので、直接講習会の申し込みがしたい。」というご連絡をいただきます。

         

        申し込み開始時は時間差で席が埋まっていくので、電話申し込みの方を優先することはできません。

        申し訳ありませんが、講習会の「電話申し込みは不可」ということでご了承ください。

         

         

        「インターネットが使えないので、直接商品の注文をしたい。」というお電話もよくいただきます。

         

        教本や材料セットだけならよいのですが、細かい色物の材料や接着芯の厚みなどは、電話で説明することは困難です。

        細かいやり取りが多くなるので、こちらもお断りしています。

         

        「なんで電話で受けるだけのことができないの!?」と不満を訴える方もいらっしゃるのですが、自動で受注対応してくれるネットショップだからこそ、講習会や仕立ての合間にワンオペレーションでできるのです。

         

        電話対応というのは対面販売に近いものがあるので、他の仕事と並行してはできません。

         

        現在は封書での注文は可としていますが、ショップのカタログなどは出せませんので、商品はどうしてもネットで確認していただかなくてはなりません。

         

        結局、ネットを使えない方には「筥迫工房は存在しない」ぐらいに考えていただくしかないのが現状です。

         

         

         

        名前がわからない

         

        私はスマホもできれば使いたくないので未だにガラケー派。

        ipadは使っているけれどメッセージもラインもやらない。

         

        頑なに「Eメール」での連絡に徹しています。

         

        仕事の連絡がほとんどなのでEメールで不自由はないのですが、時々ご自分の「名前」を書かずに突然話が始まる人がいます。

         

        電話ならありえないことですが、現代はLineなどで名乗らないことに慣れているからでしょうか。

         

        そして、できれば「フルネーム」で名乗っていただけるとすごくありがたいです。

         

        ネットショップも講習会も、多くの人が入れ替わり立ち代りやってきます。

        同じ苗字の人、似たような名前の方はたくさんいるので、いつも間違えてしまいます(お心当たりのある方ごめんなさい、、)。

         

        私は年間で何百人もの人と連絡を取り合っているので、何度かやり取りしても、しばらく間が空くともう誰が誰だかわからない。

         

        何度も講習会に来てくれている方とか、よほど印象的なやり取りがない限り、氏名を元にデータベースから過去の履歴を探して対応している状況であるとお察しください。

         

         


         

        ちなみに、娘からはメールは使わない!と拒否され、しかたなくLineで譲歩したにもかかわらず、現在は「Cメール」(auのショートメール)で連絡を取り合っています。

        家を離れたら、母とは気軽につながりたくないようです。

         

        これも時代の副作用というヤツですね、、、暑い

         

         

         



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        【2017.11.24 Friday 11:42】 author : Rom筥
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        2017.11『念珠入れ』講習会
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          11月1回目の講習会は『念珠入れ』でした。

           

          今回の受講者は、一番近いところで神奈川県、その他、飛行機、新幹線、夜行バスを使っての参戦でした。

          皆様、本当にご苦労さまです。


           

           

          Y.Oさんの作品(山形県在住)

          これ、お揃いの組入れじゃない?と思われるかもしれませんが、

          表布、内布、逆転の組入れでした〜。

          名刺入れのように小さい物は内布はできるだけ薄い方が良いので、表布が薄いとこれができる。

           

          この型の場合、表布は地味目が使いやすいとは思うのですが、内布は被せを開いたときに「うわっ」となるような鮮やかなもの、面白い柄ゆき、正反対の色などを持ってくると楽しい。

          (念珠入れ専用なら内布も地味目がいいのでしょうが)

           

          この作品の場合暗い色目の表地に対し、被せを開くと鮮やかな緑に蝶々が一匹。

          名刺入れを引き出すと、更に蝶々が鮮やかに二匹飛び出すという趣向。(本来の蝶々の数え方は一頭、二頭)

           

          ちなみに、組入れは揃いがお約束なわけじゃありません。

          組にして入れているというだけです。

           

          人は「小さい」物が「お揃い」になっているだけ萌えるんです(笑)。

          はい、ここ大事なところですよ。

           

          内布にちょっと厚みがあったため、襠(まち)は表布を使われました。

           

          この型の場合、襠に内布を使って差し色にすることが多いというだけで、あくまでご自分の好みで考えられれば良いと思います。

           

          ただし、出来上がりの厚みは襠の厚みに左右されるので、安易に色だけで決めないようにご注意を。

           

           

          K.Yさんの作品(広島県在住)

           

           

          講習会の年間スケジュールでは、基本的に各講座を2回づつ入れるようにしています。

          その中で、この「念珠入れ」だけは3回組んでいます。

           

          この型は全ての袋物の基本だと思うので、講習会に参加するなら、できれば初級コースの念珠入れだけは出ていただきたいと思っています。

           

           

          E.Hさんの作品(神奈川県在住)

           

           

          今回の講習会では、前回受講した入門コースの「金封袱紗」や「紙挟み」を作って持って来られた方が多かったです。

           

          今年から講習会の教材には自宅で復習できるだけの余分を入れています。

          宿題とは言いませんが、自宅で復習して来た人とそうでない人では講座の理解度が違います。

           

          初級コースは入門コースを必ず受講しているので、教える側は金封袱紗の内容は当然理解しているものとして、その上で新しい内容を加えていきます。

           

          そこで受講者が前のコースの内容を思い出すことに必死になっていると、当然のことながら今教えている(新しい)内容は理解できません。

           

          積み上げていく人と追いかけていく人。

           

          講習会を楽しむ一番の秘訣は、その時に講師が言っている内容を理解できることに尽きると思います。

           

           

          M.Tさんの作品(神奈川県在住)

          開いたところを撮影するの忘れた、、、ごめんなさい。

           

          こちらは内布に「手ぬぐい」が使われています。

          手ぬぐいはかわいい柄が多いので使いたくなる気持ちはよくわかる。

           

          私は手ぬぐいの種類がわからないのですが、薄いものとちょっと厚みが出るものがあるようで、薄いものは目が細く、厚みがあるものは目が荒い感じ?

           

          今回のようにちょっと厚みがあるものを襠に使うときは、襠芯は入れない方がよいかなと思いました。

           

           

           

          Y.Tさんの作品(大阪府在住)

          こちらはとても作りやすそうな生地でした(大判のハンカチだったかな?)。

           

          嚢物に適している布はどれかというよりも、その型(の作り方)に合った生地というのはあります。

          この型は初級の作り方なので、しっかりと接着芯を使うこともあり、どんな生地を使ってもぱりっとした仕上がりです。

          ハンカチ地を使うなら、薄手の物より、少し厚みのある生地の方が向いていると思います。

           

           

          K.Eさんの作品(神奈川県在住)

          この型は、念珠のように膨らみのある物を入れる目的で作られているため硬い芯を使っていません。

          また、バッグに入れて持ち歩くことを考えているため「留め具(笹爪)」を使っています。

           

          このことから「念珠入れ」と言っていますが、本来の型としては単純な「折り襠紙入れ」です。

          柔らかい芯を使っているので横幅があるにもかかわらず懐中しても胸に添いやすい。

          横幅があるので、筥迫のように簡単には落ちないところがまた良い。

           

          初めから懐中目的で作る場合は、襟で押さえられているので留め具(笹爪)は付けなくても大丈夫です。

          笹爪分、被せを短くしているので、刺繍をするなら5mm長くするとデザインの幅が広がります。

           

           

           

           

           

          端切れのススメ

           

          以前のブログでは、講習会報告の内容はそれぞれの作品に対して評を書いていましたが、最近は全体的な内容で書くようにしています。

           

          今回は個の評を書いている作品もありますが、上手い下手で取り上げているわけではないのであしからず。

           

          一番の目的は、これから参加したいと思っている方に、布の使い方についての参考になるように書いています。

           

          袋物は型を作ること以上に「布の選び方」というハードルがあります。

          慣れるまではこれが大変なのですが、慣れてくればこれが袋物の一番の楽しみと言っても過言ではありません。

          たまった端切れの使い道がわからなくて、、、と受講される方も多いです。

           

          入門コースは教材に生地も含まれるので問題はありませんが、初級コースからは自分で布を選ばなければなりません。

          そこで、生地の種類、色、柄、柄の大きさ、厚みなど、どのような生地を選んでいいかわからなくて悩む方が多い。

           

          「布合わせ」も慣れが必要です。

          慣れていない人こそ、高くても端切れを扱う専門店などで買った方があまりハズレないのでお勧めです。

           

          そして、布を買う際はできれば一枚ずつではなく、数枚同時に買うこと。

          端切れを売っているお店の趣味でセレクトされているので、意識しなくても時代的、素材的に均一なものが揃えられます。

          柄×柄であっても自然と布合わせができている。

           

           

          慣れていない人によくありがちなのは、初めから色や柄を固定して延々と探し回り、別の店から一枚ずつチマチマ買うこと。

          柄や色が合っても、質感や厚み、時代感が全く合わない。
           

          ネットで買えばお店で買うよりも相当安いのですが、当たり外れが多いので半分ぐらい捨てるつもりでまとめて買う。

           

          端切れは普段からある程度はためておく。

          その中から、その型にあった布を探すことができれば問題ないです。

           

          念珠入れを作ろう→布を買おう、とするから腰が重くなるのです。

          端切れがたまっていけば、どんどん使っていかなければならないという強迫観念が出てきますしね(笑)。

          (こうやって延々と端切れがたまって家族に怒られても私のせいにしないでね)

           

          今回の参加者で、布合わせがわからないからと、端切れをたくさん持ってきた方がいらっしゃいました。

          たくさんの端切れから私が適当に組み合わせていくのですが、そうやって慣れていくのも一つの方法です。

           


           

          さぁこれから作品展

           

          今月の講習会は、この次の日に『名刺入付覚書帳』があるのですが、来週はお針子会の作品展があるので、こちらの講習会報告はちょっと間をおかせていただきます。

           

          しかし、作品展の一週間前に講習会を入れなんて無謀でした。

           

          ポッキーの日は一週間後だというのに、他の仕立てもあるし、まだ自分の刺繍さえできていない、、、。

          嚢物コーナーの展示もまかされているし、ホント直前の勝負ですわ 沈

           

          私は袋物は教えていますが、日本刺繍はまだまだなんちゃってレベルなので、私の作品はどうであれ、その他は素晴らしい袋物がたくさん展示されます(midoriさんの紙入れは必見!)。

          マダムKもSDを2体展示されるそうです(楽しみ)。

           

          11月11日(土)〜14日(火)まで東京池袋の「オレンジギャラリー」で開催されます。

          池袋駅の西口を出てホテルメトロポリタンの手前にあります(駅のルミネを出てする向かい側です)。

          時間は12:00〜18:30まで(最終日は17:00)

           

          私は倒れていなければ毎日いますので、是非声をかけてください。

           

          講習会参加者は多いのでお顔を覚えていない方も多いのですが、久々にお会いするような方は是非ポチ(講習会時に作った作品)を持ってきていただければ思い出します。

          人より作品で覚えているので(苦笑)。

           



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          【2017.11.05 Sunday 15:49】 author : Rom筥
          | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          2017.10 筥迫講習会『四ツ襠紙入』
          0

            10月講習会の二回目は『四ツ襠紙入』でした。

             

            今回の参加者は4名。

            少ない人数ながら、課題の念珠入れはしっかりと作れている人ばかりだったので、四ツ襠は本来のカリキュラムで進めることができました(これが今までは意外とできなかった)。

             

            これは必修の入門コースを作った成果と思っています。

             

             

            あちはさんの作品(神奈川県在住)

             

            A.Hさんの作品(福井県在住)

             

            郁駒屋さんの作品(福岡県在住)

             

            S.Kさんの作品(東京都在住)

             

             

            入門コースの「金封袱紗」を必修にしたせいで、今年は入り口の金封袱紗の受講で滞ってしまい(申し込みが殺到)、中級、上級は定員に達しないという状況でした。(皆様にはご迷惑をおかけし本当に申し訳ありませんでした

             

             

            上の講座に上がるにつれ、全体の進行に付いてこれない人が少なからず出てきます。

            そのような人に合わせた内容で進行する時は、最低限のカリキュラムを死守することが目標になります。

             

            しかし今回はある程度のレベルの人が揃っていたので、遅れる人は念珠入れでやったところであれば自分で追いついてもらう、手が止まっていない限りは自分でやらせる(もちろん手が止まってしまう時はヘルプします)。

             

            そのため、けっこう技術的に踏み込んだ部分まで消化することができました。

             

            当人たちは必死だったと思いますが、レベルを下げることを許容してしまうと人はそれに甘んじてしまうものなので、上級を受講するならある程度の覚悟と必死さは必要だと実感しました。

             

            そんなことを書くとビビってしまう人もいるかもしれませんが、四ツ襠まで来てやっと本来の嚢物の面白さが始まると私は思っています。

             

            これを機に更に貼り込みの良さに目覚める人も多いので、筥迫工房の講習会に足を踏み入れた以上は、せめて四ツ襠を目指すぐらいの気概で精進していってほしいと願っています。

             

             

             

            自主練は大事よ

             

            筥迫工房の講習会は遠方から参加する人が多いので、今のところ定期講習にする考えはありませんが、連続で行う講習会では課題を出せるので、強制的にたくさん作らせることができるという利点があります(つまり宿題ね)。

             

            これすごく意味のあることなんですね。

             

            ですから、単発の講習会で本来の意味でのステップアップを目指すのであれば「自主練」ができるかどうかが一つの目安になります。

             

            上級コースを作った当初は、貼り込みにはまっていく熱心な人たちの受け皿として講座を作っていきましたが、実際には講習会サーフィンしていく人たちがやたらと増えてしまいました。

             

            受講した講座の内容をしっかり身につけて次の講座に望む人と、ただただ講習会だけを渡り歩く人とでは、上級の時点で雲泥の差になるので、参加者のレベルをどうやって縮めていくかが悩みの種でした。

             

            四ツ襠まで行きたいけれどハードルが高くて、、という声をよく聞きますが、念珠入れ三個のハードルは全く高くないですから!

             

            「念珠入れ三個」を難なく作れる人であれば四ツ襠のカリキュラムは無理なく理解できます。

            「念珠入れ三個」を作るのはハードだと思う人は、中級講座までの受講に止めておいた方が楽しく貼り込みを続けられます。

             

             

            講習会で下のコースから地道に参加する気はないけれど、

            特定の型の「作り方だけ教えて欲しい」

            あるいは「マニュアルだけ売って欲しい」

            とおっしゃる方が未だ多いです(いい加減わかってくれ)。

             

            例えば初心者がこれを作るとして、三日かけて講習するならやれないわけじゃない。

            でもこういうものを三日かけて作っても面白さなんて感じないでしょ。

             

            そういうことです。

             

             

             

            フラシとはいうけれど、、、


            四ツ襠の講座から本格的にフラシ仕様で貼り込みします(正確には今年からの縢襠付筥迫もフラシ)。

             

            四ツ襠ではやたらとフラシ、フラシという言葉が飛び交いますが、本来の袋物はフラシで作るのが基本なので、あえてフラシなんて言葉で表現したりしません。

            あくまで筥迫工房だけの話題にしといてください(苦笑)。

             

            昔の貼り込みは型を布に貼る際に「袋取り」という方法を用いたのですが、この段階ですでにフラシ状態になっています。

            ただ袋取りは「塩梅」の世界なので、接着芯に慣れている現代人にはハードルの高い技法です。

             

            私は袋物という言葉も知らないぐらいど素人の状況から始めた人間なので、接着芯で作ることに何の疑問もなく、当時はフラシという概念さえありませんでした。

             

            それが数年経ったある時、当時定期的に仕立ての依頼を下さっていたお客様から「今回は古更紗だから芯はフラシにしてください」との指定がありました。

            実家が仕立て屋だったのでフラシという言葉は知ってはいましたが、まさか自分がやっていることに関わってくるとは思いもしませんでした。

             

            仕事で仕立てを請け負っているにも関わらず、そんなことすら知らなかった当時の私(そんな恥の積み重ねでここまでやってきました、、、沈)。

             

            でもね、接着芯やホットメルト紙があるから、初心者でも自由自在に型が作れるというのも事実なのです。

             

            たぶん貼り込みの技法が正当に受け継がれ、初めからフラシで教えられていたら、私自身、相当のストレスを感じていたでしょうし、貼り込みの楽しさはこんなに感じられなかったと思います。

            (だからこれからも中級までは接着使いで行きます!)

             

             

             

            このように、私自身が教えてくれる人が絶滅した世界を暗中模索で爆走中!という状況なので、講習会で教える内容(型紙も含め)は日々変化しています。

             

            それを考えると、同じ講座でも以前参加した人には古い技法を教えていることになるので、常に申し訳ないと思う気持ちを抱えつつ、かといって技法的に古くなった状態で上の講座を受講されると困るし、でも一度受講した講座をもう一度受講しなおしてくれとも言いがたく、、、。

             

            ということを何となく今回の受講者に話したところ、

             

            「年中変わっているんじゃなくて、常に「進化」していることをお勧めすればいいんじゃないですか?」と言われました。

             

            その一言に救われたよ。

             

            ありがと。

             

             

              

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            【2017.10.23 Monday 17:41】 author : Rom筥
            | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            2018年度 講習会スケジュール(あくまで予定!)
            0

              来年の講習会の予定に対するお問い合わせをたくさんいただくのですが、現在超絶多忙の中でスケジュールを組んでいるので、現時点ではあくまで「予定」と考えてください。

               

              年明け1月〜3月4日までの講座は確定で行けると思うのですが、それ以降は11月の作品展が終わったら確実にできるのかをじっくり考えて、詳細を含め再アップさせていただきます。

               

              毎日あらゆる仕事を同時に処理しなければならない状況なので、来月の作品展に出す自分の作品は、それまで身が持ちこたえたら出展できだろう、ぐらいにしか考えていません。は〜、、、 沈

               

              貼り込み講座には必修の「金封袱紗」は前半にたくさん入れています。

              本当はもっとバラしたいのですが、今年から金封袱紗が必須としてしまったため、この金封で申し込みが詰まっている、、、。

               

              おかげで中級以上の席がけっこう空いているという状況でして、とにかく金封の関門突破をしやすくする必要があるためです。

              将来的には、もうちょっとバランス良く講座が組めるようにできたらいいなとは思っていますが。

               

              (new!)が付いている講座は、準備が大変だったり内容を詰められていないものなので、本当にやるかどうかも含め一番の未定講座だと思ってください。

               

               

               



              講習会 コース説明
               

              筥迫工房の講習会では以下のようにレベル分けがされておりますので、ステップアップしながら貼り込みで型を作る技術を学んでいくことができます。
              ステップアップを必要としない講座もありますが、初級以上の講座の受講を希望される方は、入門コースの「貼り込みの基礎/金封袱紗」の受講が必須となります。

              星の横の「数字」は難度を示しています。
              全ての講座を受講希望の方は、この星を追って受講するとよいでしょう。


              ---------------------------

               

              <○対象なし>
              貼り込み経験の有無は問いませんが、レベルは数字でご判断ください。(数字のないものはどなたでも参加OK)


              ○1 指貫と糸切ハサミ入(1/7、10/7)
              ○4 巾着と飾り房(筥迫用)(5/4、8/5)
              ○ 装飾筥迫研究会(図案編)(new!)(3/21)


              ---------------------------


              <◎貼り込み入門>
              (対象)以下の初級コース以上の受講には、必ずこの講座を受講していただきます。


              ◎2 貼り込みの基礎『金封袱紗(懐紙挟み)』(1/6、2/11、3/3、4/7、5/3、7/15、11/3)


              ---------------------------


              <☆初級コース>

              (対象)貼り込み入門の「金封袱紗」を受講した方を対象としたコースです。
              型取りや基本作業、簡単な「襠(まち)」を使った実用的な懐中物の作り方を学びます。

               

              ☆3 扇子入と紙切ハサミ入(6/2、7/16)
              ☆3 脂取紙入(3/4、8/19)
              ☆4 携帯裁縫用具入(1/8、10/6) ☆4 念珠入(組入)名刺入(2/12、6/3、9/16)

              ☆4 念珠入(組入)名刺入(2/12、6/3、9/16)

               

              ---------------------------

               

              <★中級コース>

              (対象)初級コースの内容を理解している方(1講座以上受講した方)を対象としたコースです。
              筥迫や細かい細工の入った袋物細工を学びます。
              中級からは、型写し、型貼り、スジ付けまでを自宅で作業してきていただきます。

               

              ★5 名刺入付覚書帳(9/1)
              ★5 雅型裁縫用具入(new!)(4/30、8/18)
              ★6 三段口扇襠筥迫(4/8、11/4) ★6 縢襠付筥迫(綿入、柄合せ)(5/5、8/4)

              ★6 縢襠付筥迫(綿入、柄合せ)(5/5、8/4)

               

              ---------------------------

               

              <★上級コースC>

              (対象)中級までの内容を理解しているものと判断し、より高度な技法や応用した内容で進んでいくので、基礎の復習ができていないとついていけません(そのため講座ごとに指定課題や提出物がある)。


              ★7 二ツ折小被付筥迫(10/8)
              (課題1)講座当日までに「縢襠付筥迫か三段口扇襠筥迫を1個以上」作って持参する。
              ★7 四ツ襠紙入(ペン挿付)(9/2、12/1)
              (課題1)「念珠入(組入)名刺入」を受講した方
              (課題2)講座当日までに「念珠入れを3個以上」作って持参する。

              ★7 筥迫装飾(挟玉縁・切付・金彩)(new!)(6/24、11/23)
              (課題1)「縢襠付筥迫」を受講した方。
              (課題2)この講座では縢襠付筥迫の「被せ」と「胴締め」の装飾に特化して実技しますので(本体の製作は含まれない)、受講後に必ず本体までを作成して画像にて提出のこと。

               

              ---------------------------

               

              <★★上級コースB>
              (対象)それぞれの対象条件を満たしつつ、講師の「承認」が必要となります。事前要問合せ。

               

              ★★8 式部型小物入(9/17、12/2)
              (対象)講習会にて中級までを受講していること。「縢襠付筥迫」を余裕で作れるレベルであること。

               

               


               

              2018年度 筥迫工房 講習会(2017.10.16予定)

               

              ※申し込み開始日は、それぞれ一ヶ月前ぐらいと思ってください。

               

              <1月>
              6(土)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              7(日)○1 指貫と糸切ハサミ入
              8(月祝) ☆4 携帯裁縫用具入


              <2月>
              11(日)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              12(月祝)☆4 念珠入(組入)名刺入


              <3月>
              3(土)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              4(日)☆3 脂取紙入
              21(水)1 装飾筥迫研究会(図案編)(new!)


              <4月>
              7(土)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              8(日) ★6 三段口扇襠筥迫
              30(月祝)★5 雅型裁縫用具入(new!)


              <5月>
              3(木祝)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              4(金祝)○4 巾着と飾り房(筥迫用)
              5(土祝)★6 縢襠付筥迫(綿入、柄合せ)


              <6月>
              2(土)☆3 扇子入と紙切ハサミ入
              3(日)☆4 念珠入(組入)名刺入
              24(日)★7 筥迫装飾(挟玉縁・切付・金彩)(new!)


              <7月>
              15(日)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              16(月祝)☆3 扇子入と紙切ハサミ入


              <8月>
              4(土)★6 縢襠付筥迫(綿入、柄合せ)
              5(日)○4 巾着と飾り房(筥迫用)
              18(土) ★5 雅型裁縫用具入(new!)
              19(日)☆3 脂取紙入


              <9月>
              1(土)★5 名刺入付覚書帳
              2(日)★7 四ツ襠紙入(ペン挿付)

              16(日)☆4 念珠入(組入)名刺入
              17(月祝)★★8 式部型小物入(9/17、12/2)


              <10月>
              6(土)☆4 携帯裁縫用具入
              7(日)○1 指貫と糸切ハサミ入
              8(月祝) ★7 二ツ折小被付筥迫


              <11月>
              3(土祝)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)
              4(日)★6 三段口扇襠筥迫

              23(金祝)★7 筥迫装飾(挟玉縁・切付・金彩)(new!)


              <12月>
              1(土)★7 四ツ襠紙入(ペン挿付)
              2(日)★★8 式部型小物入(9/17、12/2)

               

               


               

               

              あくまで現時点での目安ね、目安!!

               

              確定は11月中旬以降で、ショップの講習会スケジュールに掲載した時点での内容が正しいと思ってください。

              (後日変更があっても文句いわないでね、、、

               

               

               

              装飾筥迫研究会

               

              3月の「装飾筥迫研究会(図案編)」は初めての試みです。

               

              講習会の「装飾筥迫」はプリント生地に対しての装飾を教える講座ですが、こちらは日本刺繍などの装飾裂を筥迫に仕立てるためにはを考えていく研究会です。

               

              筥迫を自分で作りたくとは思わないけれど、刺繍をやっているので筥迫を仕立ててほしいという方は多いものです。

               

              しかし筥迫は「柄合わせ」の世界なので、かなり精密に刺繍を考えないと綺麗にできない。

              刺繍師と仕立師のコンビネーションがとても重要です。

               

              特に袋物の柄合わせを知らない人にそれを伝えるのは本当に大変なです。

              だからこそ、柄合わせのある装飾裂で筥迫を仕立てられる職人さんが少ないんですね。

               

              そこで今回、筥迫の装飾とは〜からを説明できる場を作りたいと思って企画しました。

              作る作業とは別で動くものなので、もしかしたら別の会場を借りてやるかもしれません。

               

              筥迫の知識、仕立の知識の有無は問いません。

               

              これから筥迫の刺繍をしたいと思っている方、または刺繍の筥迫を仕立たいと思っている方。

              もちろんその他の装飾裂でも、筥迫に仕立てるためには何に注意した方がいいかなどの意見交換ができればと思っています。

               

              今回は3月のみに企画していますが、できれば半年に一回でもこのような研究会ができるように考えて行きたいと思っています。

               



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              【2017.10.16 Monday 14:38】 author : Rom筥
              | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              2017.10 筥迫講習会『携帯裁縫用具入』
              0

                今月の講習会は「金封袱紗(7日)」「携帯裁縫用具入(8日)」「四ツ襠紙入(9日)」の三日連続でした。

                 

                講習会は朝早くから夜までかかり、帰ってからも翌日の準備などがあるのでこの期間は一切発送はできない。

                しかし季節は10月。

                婚礼シーズン真っ盛りでショップの注文が激増。

                 

                連続講習でショップの発注処理が丸々三日できないと、その前後に準備や発送処理をまとめてせねばならず、さすがに疲れて果てブログが後回しになっていました。

                 

                筥迫は結婚式の大事な小道具ですし、発送が遅れてお式に間に合わなかったら大変なこと!と私自身は必死なのですが、しかしこんな時期に筥迫作るってホントに結婚式に間に合うのか、、、??

                 

                 

                M.Iさんの作品(愛知県在住)

                 

                Y.Oさんの作品(東京都在住)

                 

                筥迫に比べれば携帯裁縫用具入れはずっと小さな型ですが、ほぼ筥迫と同じ要素が詰まっているのでそれなりに手間はかかります。

                 

                「こんな可愛いのに何で売らないんですか?絶対に売れるのに〜」とよく言われますが、そんなことを思う方は是非一度作ってごらんなさい。

                こんな面倒くさいもの、絶対安い値段で売る気になんてならないですから。

                売るとしたら面倒な部分は全て省くことになるはずですが、その面倒な部分というのが一番の萌え部分なので、結局この可愛さは出ない。

                 

                こういうものは、自分やその周りのお友達たちを喜ばせてあげるためだけに手を掛けて作ることに意義があるような気がします。

                (つまり心がこもっているということ!)

                 

                 

                K.Fさんの作品(シンガポール在住)

                 

                M.Iさんの作品(神奈川県在住)

                 

                今年からステップアップしながらレベルをあげていくという講習会になったので、私としては去年より遥かに教えやすく、しっかり貼り込みとしての内容を入れることができる。

                受講者たちも確実に腕をあげてきています。

                 

                それがうれしくて、良い形に仕上げるための注意をふんだんに盛り込んでしまうのですが、初級の人はまだ型を作ることに必死で、技法的な部分を考えながら作ることはできません。

                 

                人にものを教えるというのは、受け側の皿を徐々に広げていくことが重要で、その大きさに合った内容を伝えていかなければ、どんなに詳しく教えても、その部分は皿から溢れ出し全て流れ落ちてしまいます。

                 

                同じ講座で同じ型を教えても、その時々で自分の疲れ具合は全く違います。

                自分が疲れきっているときは、大体にして空振りしていることが多い。

                そういうときは同じだけ受講者を疲れさせているもので(愚)。

                 

                自分が伝えたいこと、それをどの段階で伝えるのが一番効果的なのか、来年からはもうちょっと冷静にコントロールできるように頑張りたいと思います。

                (だから、どうか長〜い目でみてやってください)。

                 

                 

                M.Hさんの作品(東京都在住)

                R.Mさんの作品(東京都在住)

                 

                最近では東京以外の方が受講しに来られることが多くなったので、富山や静岡あたりの方はそんなに遠くに感じなくなりました(本当はすごく大変なことなのにね、ごめんなさい)。

                 

                初めて福岡の方が受講されたときは、そんなところから来るものなのか!とびっくりしたものですが(今では常連さん)、今回は更に海を越えてシンガポール在住の方が参戦してくださいました。

                 

                現地では手芸を楽しむというカルチャーはあまりないそうで、わざわざ来日したくなるほど日本は多種多様なカルチャーが発達した国なのかもしれません。

                 

                しかし、飛行機に乗って、山ほどの荷物(道具)を抱えて、こんな手のひらサイズの携帯裁縫用具入を作りに来るなんて、日本人の遺伝子に組み込まれたマゾ的な探究心にため息の出る思いです。

                 

                 

                名古屋から参戦のM.Iさんは「夜行バス」に乗って来られました。

                講習会開始時間に間に合わせるためには、夜中発の便で朝の5時頃に東京に着くとのこと。

                 

                バスの中で寝る時間が中途半端すぎて、講習会途中でどうしようもなく眠気に襲われたようです。

                そこで、次から開始時間までの仮眠をいかに取るかが話題になりました。

                 

                漫画喫茶は意外と寝心地悪く、ごろ寝できても温泉はよけい疲れそうだし、と喧々諤々皆で話し合った結果、

                 

                環状線の「山手線で寝る」が東京人の票を集めました(笑)。

                 

                一周(約一時間)すれば元の駅に着きますし、多くの駅で他の路線につながっているので、時間を見計らって途中の駅からショートカットすれば良し。

                 

                どなたか是非試してみてください。

                 

                (M.Iさん、ご当地「きしめんパイ」ご馳走様でした)。

                 

                 

                 

                2018年度講習会予定

                 

                目の前のノルマをこなすことに必死な現状で、一年先の予定を出さなければならないなんて雲をつかむような気持ちになりますが、それでも周りからやたらとせっつかれているので、なんとか予定を組んでみました。

                 

                現在、会場となるお針子会のスケジュールと照らし合わせてもらっているところなので、日程だけなら来週か遅くても今月中には出せると思います(詳細はもう少し先)。

                 

                今年中止してしまった「筥迫装飾」は希望する声が多かったので、何とかがんばって入れたいと思っています。

                 

                もう一つは、講習会でいつもやるやる詐欺している「雅籠型裁縫用具入」。

                 

                それと「刺繍筥迫研究会(図案編)」「筥迫見学ツアー(&オフ会)」も入れたい。

                 

                新しい型も作りたいものは色々あるのですが、現状では確実にできるとは言い難い。

                来年はもうちょっと型を創作できる年でありたいと思っています(あくまで願望)。

                 

                 

                講習会は続くよどこまでも、、、沈

                 

                 

                  

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                【2017.10.11 Wednesday 17:18】 author : Rom筥
                | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                2017.9講習会『縢襠付筥迫』
                0

                  今月の講習会は『縢襠付筥迫』と『巾着&飾り房』でした。

                  初日は筥迫本体、二日目は巾着&飾り房は前年と同じなのですが、それぞれを単独で受講することができるようになりました。

                   

                  縢襠付筥迫は筥迫といえばこの形というほど知られた型ですが、教本で販売しているものが講習会では中級コースになっていることに疑問を感じた方も多いことでしょう。

                   

                  大きな違いは経験者を対象とした内容に変更したということです。

                   

                  仕立て終わった筥迫を見て「今まで作った筥迫と全然違う!」と言った方がいました。

                   

                  今年からの縢襠付筥迫は細部まで理屈で考えながら仕立てるので、仕上がりにかなりの差が出ます。

                  その内容を理解できるかどうかは、初級までの貼り込みの考え方がしっかりと理解できているかどうかで決まります。

                   

                  これが式部型小物入などを作っていく上での考え方の基礎になります。

                   

                  そのぐらい本気が入った講座になりました。

                  部品を作ってきたにもかかわらず終わったのは6時近く。

                  今までになくクタクタの講習会でした。
                   

                   

                   

                  K.Eさんの作品(埼玉県在住)

                   

                  あくまで柄合わせの勉強なので、柄合わせ&綿入れに適した布地をという指定をしました。

                   

                  せっかく講習会に行くのだから!というテンションで布地の色柄優先で布地を選んでしまう方が多いのですが、小さな物を作るのに布の厚みで出来上がりが大きく左右されます。

                  作りにくい素材だと、講習会に来ても貼り込みの勉強にならないということはよくあります。

                   

                  縢襠付筥迫は装飾目的なので中を開くことがほとんどない。

                  だから内布は薄地であれば無地で良し!(凝る必要なし!)と言っています。

                   

                  おかげで今回は仕立てに専念できることができました。

                   

                   

                  あちはさんの作品(神奈川県在住)

                  簪刺しの厚みを入れ忘れたのと、アンティークの簪の厚み分を含め、合計6mmほど柄がずれて残念。

                   

                  教本では柄合わせ用の型紙というものがありますが、実際は使う布の厚みで柄合わせは簡単にずれてしまいます。

                  (柄合わせ体験してもらうぐらいのものとお考えください)。

                   

                  プリント生地は柄がずれてもそれほどは目立ちませんし。

                   

                  しかし、刺繍の筥迫で柄がずれているのはいただけません。

                  しっかりと柄合わせするには、本体を作ってからそれに合わせて胴締めの柄合わせを調整していくしかありません。

                   

                   

                  K.Hさんの作品(東京都在住)

                   

                  今回から綿入れの芯を替えています。

                  キルティング芯を使うのは、あくまで初心者が理解しやすく使いやすいというだけのこと。

                   

                  今回の講習会では二種類の芯を使いそこから造形する技法で作っています。

                  これならどのような厚みの布でも刺繍裂でも形状が変わらず作ることができます。

                   

                  ただし手間はかかります。

                  ここが今回の講座のメインなので、一番時間がかかったところでした。

                   

                  他の講座でも綿はふわふわな状態で使うことはありません。

                  私はいつも貼り込みで使う綿は「粘土を造形するのと同じ」と言っています。

                   

                   

                  A.Yさんの作品(埼玉県在住)

                  これも簪挿しの厚みを入れ忘れたようで、以外と忘れやすい簪挿しの厚み、、、。

                   

                  今回からは被せに接着芯は使いません。

                   

                  刺繍をする前に接着芯を貼ることはあっても、完成された刺繍裂に接着芯は怖くて使えません。

                   

                  綿入れにホットメルト紙を使うのも論外。

                  ということで、今回からは接着芯を使わない型の取り方で教えています。

                   

                  日本刺繍でなくてもいいのですが、筥迫の最終形態は「仕立て」と「装飾」という双璧で考えたいもの。

                   

                  最近はうれしいことに刺繍筥迫に憧れて日本刺繍を始める方がジワジワと増えてきたので、そのような裂にも対応できる仕立て方をご指導いたします。

                   

                  手の込んだ精密な装飾に、職人仕立てのレベルを求めたくなるのは至極当然なことと思います。

                   

                   

                  T.Tさんの作品(静岡県在住)

                  同じ図柄のところを取ってもプリント地自体がゆがんでいることもあるので、その辺りは大らかに考えましょう。

                   

                  去年までの講習会では、教本より部品を増やしてよりきれいな仕立てにする工夫はしていましたが、あくまでレベル問わずの講座だったので、結局は体裁を整えて見栄え良くしたという仕立て方に過ぎません。

                   

                  私が目指す筥迫は、かつての職人たちが作っていたあの美しい筥迫です(現代の筥迫では決してない!)。

                   

                  これまでは、そんなこだわりの筥迫を作らせて喜んでついてきてくれる人たちがいるのだろうか?と諦めの気持ちの方が強かったのですが、今回はそんな理想が許される講習会になってきたのだということを感じ、ちょっと感慨に浸ってしまいました。

                   

                  去年までの講座でも達成感はかなりのものがあったと思いますが、今年からの講座では、これが本当の筥迫だというジワジワとした満足感が味わってもらえるのではないかと思います。

                  (結婚式のためだけに筥迫を作りたい!と思ってくると荷が重いかもしれません)

                   

                   

                  今年から二日目の「巾着&飾り房」は単独開催になりました。

                  初日の筥迫を受講していなくても参加できます。

                   

                  実は金封袱紗に出ていなくても参加できるのですが(全くの初心者がお一人いらっしゃいました)、貼り込みを基本としないだけでかなり難度的はあると私は思っています。

                   

                  一回参加しただけで巾着の形をとることができるか、、、はちょっと疑問。

                  ということで、この講座は何回か繰り返し受講してもらって、いつか完璧な房&巾着ができるようになってもらいたいと思っています(初めから完璧は求めない方がいい、というぐらい難しいものだということです)。

                   

                  E.Tさんの作品(東京都在住)

                  R.Mさんの作品(東京都在住)

                   

                   

                   

                  式部型へのアプローチ

                   

                  今年からは最短で3講座目にこの縢襠付筥迫を受講することは可能ですが、かなり内容が濃いので、教本であらかじめ筥迫を自主練しておくと理解しやすいかもしれません。

                  (もしくは三段口扇襠筥迫を挟むと良いかも)

                   

                  去年までの縢襠付筥迫の作り方ではちょっとレベルが足りないのですが、今年からの縢襠付筥迫はみっちりと理屈を教えることもあり、かなり本格的な筥迫を作ることができると思うので、式部型へのよいアプローチになるかと思います。

                   

                   

                  キャンセルポリシー

                   

                  今回の講習会は台風の直撃が予想される日にぶつかってしまいました。

                   

                  昔は当日キャンセルでも返金していたこともありました。

                  よほどの事情があると思ったからです。

                   

                  しかし講習会の予約が取りにくくなり始めた頃、とりあえず予約だけして直前キャンセルする人が増えました。

                   

                  一週間前のキャンセルになりますと、キャンセル待ちしている人もさすがに予定を入れてしまうので席は埋まりません。

                  予約が取れない!と言われているのに、参加者の半数がキャンセルという事態が続きました。

                  7名の少人数講習なので、これではさすがにやっていけません。

                   

                  ということで、途中からキャンセルポリシーを作ることにしました。

                  今回いくつか付け加え、以下のように対応を統一したいと思います。

                   

                  --------------------------------------

                   

                  1)受付完了メールが届いてから10日以内に受講料をお振り込みください。10日を過ぎると申込みされないものと判断いたします。

                   

                  2)ご入金後以降のキャンセルは、7日前までは事務手数料1,500円を差し引いた金額、それ以降〜前日まではご入金額の半額を返金。


                  3)当日キャンセルは全額返金できません。

                   ※悪天候による交通機関の欠航や運休に限っては、以降の「同一講座に振り替え」が可能です(何がしかの証明が必要です)。

                   ※自己都合(または自己災害)の際の振り替えはできません。ただし「同一講座の優先予約」が可能です。

                   

                  --------------------------------------

                   

                  今後も変更はあるかとは思いますが、現時点での対応としてご了承いただきたくお願い申し上げます。 

                   

                   


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                  【2017.09.21 Thursday 21:59】 author : Rom筥
                  | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  2017.9講習会『三段口扇襠筥迫』
                  0

                    9月の講習会は筥迫コースが続きます。

                    今回は「三段口扇襠筥迫」でした。

                     

                     

                    K.Nさんの作品(石川県在中)

                     

                     

                    M.Hさんの作品(東京都在中)

                     

                     

                    S.Kさんの作品(東京都在中)

                     

                     

                    R.Mさんの作品(東京都在中)

                     

                     

                    I.Hさんの作品(福井県在中)

                     

                     

                     

                    今年から筥迫コースは「中級」扱いなので、昨年までの「初めての人でも筥迫OK」という講習会に比べ、講習内容はかなり濃くなりました。

                     

                    入門コースで貼り込みの材料や道具の知識と初歩的な考え方を学び、初級でちょこっとした型を作りながら基本的な技法を学び、中級からはがっつりとした型の成型に入っていくというイメージで進めています。

                     

                    中級は初級までに教えたことは「習得している」ことを前提に進めますので、しっかりと復習していないと、ついていくのがちょっと大変かもしれません。

                     

                    中級コースまではある程度優しく教えていますが、現在は上級コースは課題作の出来をシビアに判定していますので、自発的に下のコースに戻って受講しなおすという方も徐々に増え始めています。

                     

                    どんな型も形を作るだけならばそれほど難しいことではありませんが、何も考えず作っただけのものはグズグズになりがちです。

                    グズグズであることさえわからず、出来上がったことに満足している人がほとんどです。

                     

                    教本を見て始めて筥迫を作った人から「これ売ってもいいですか!」と聞かれることがありますが、ホント冷や汗が出ます。

                    筥迫が形になっただけで「すごい!」というフィルターがかかっちゃうんでしょうねぇ。

                     

                    講習会ではまずこのフィルターを外さないと先には進めません(笑)。

                     

                     

                    お楽しみ講習会から学びの講習会へ

                     

                    去年までの講習会に参加したことのある方が「無我夢中でやって出来上がったけど、内容は全く覚えていない」とおっしゃっていました。

                     

                    そして今は「先生に言っていることの意味がやっと理解できるようになってきた」とも。

                     

                    これまでは「作ったという達成感だけはやたらとあるけれど、後には何も残らない」という人がほとんどだったと思います。

                    常に初心者OKの単発の講習会では、型を作ることだけで精一杯だからです。

                     

                    私自身も、貼り込みというものの核心的な部分にほんの少しも触れることなく、常にスタート地点に戻るの繰り返しに限界を感じていました。

                     

                     

                    単発で行う講習会は積み重ねがないので、初めての人にとっては理想的な講習会でしょう。

                    しかし人によっては、続けていくに従ってより良い仕立てを追求したいという欲にかられます。

                     

                    こういった「やる気のある人たち」の存在は、良くも悪くも私自身が技術を見直すきっかけになりました。

                     

                    貼り込みというものをもっとよく知りたいと願う人たちに尻を叩かれ、必死に研究を積み重ね、意外な発見に心踊り、それをまた人に提供する、という自然な循環が生まれました。

                     

                    数年前に受講された方から「あの頃からこういうこと教えてほしかった〜」と言われることがありますが、2〜3年前まではその必要性さえ正直感じていませんでした。

                     

                    講習会で教える中で気づかされたことは数知れず。

                    受講者に教えつつ教わりつつ、同じように成長してきたのだと思います。

                     

                     

                     

                    そしてまた新しい型が生まれる

                     

                    四ツ襠紙入れに参加された方が、自分なりの使い方を見せてくださいました。

                     

                    講習会ではティッシュが入る大きさでペン挿しがついた型を作っているのですが、希望者には懐紙を入れる大きさの型紙も販売しています。

                     

                    懐紙を入れる大きさのものが欲しいと言われて作っただけで、私自身は懐紙を使うわけではない。

                     

                    それを実用で使う人たちは、私が考えもしなかった方法で使い道を発見します。

                     

                    こんな風に使うとすごく便利!と見せてくれたのはお財布。

                     

                    お金もカードもかなり入るけれど、唯一小銭を入れられないのが難とのこと。

                     

                    それなら今流行りのこんなお財布があるけれどどう?と別の人がご自分が使われているお財布を取り出しました。

                     

                    こんな具合に、講習会に参加された方々のなんの気ないおしゃべりからアイデアが生まれる型はたくさんあります。

                     

                    自分一人で考えて作っても、それを人が必要としてくれて実際に使ってくれなければ意味がない。

                     

                    来年以降、ここからヒントを得た新しい型がまた生まれるのかな?

                    (今ちょっと使いたい金具があるので、それがうまく使えたらできるかも)

                     

                    アイデアをもらって新しい型を作りながら、糊で物を作る楽しさ、喜びを伝えていければ、更なる循環で講習会が続いていくのかなと考えています。

                     

                     

                    改めてこれまでに講習会に参加してくださった皆様に心からの感謝を。

                     

                     



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                    【2017.09.05 Tuesday 13:40】 author : Rom筥
                    | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    縢襠付筥迫 内容ちょっと変わります
                    0

                      9月の講習会『縢襠付筥迫』は、現代のザ・筥迫!ともいえる定番型の筥迫です。

                       

                      講習会は今では多くの講座が開かれておりますが、一番初めはこの縢襠付筥迫しかなかった、、、(遠い目)。

                       

                      そして去年までは誰でも筥迫コースが受講できたので、教本を見て自分一人で作るのはちょっと不安、という方のための救済の場でもあったのです。

                       

                      しかしながら今年は縢襠付筥迫を中級においてしまったので、救済という目的はなくなりました。

                      それでは講習会における縢襠付筥迫の立ち位置とは、、、。

                       

                       

                      教本と講習会

                       

                      筥迫は伝統の工芸品というものではないので、とにかく一から作り方を考え出さなくてはなりませんでした。

                       

                      そりゃ現代でも筥迫は売られていますよ。

                      でもね、かつての筥迫職人たちが作っていたような、技巧を凝らしたすばらしい筥迫の作り方とは雲泥の差があるのですよ。

                       

                      私はその職人技の筥迫を目指しているわけですが、この世の中で筥迫を必要とする人たちの順は、1)花嫁さん、2)七五三、3)成人式であり、とにかく筥迫というものを作ってみたい〜(趣味で)という人たちは極わずかであります。

                       

                      講習会を始めた頃は、花嫁さん(やその母)が自分の筥迫を作るために来るだろうと思っていました。

                      しかし私の予想に反し、現実の受講者は「昔から筥迫に憧れていたんです〜」という筥迫に夢を抱いたかつての乙女たちでした。

                       

                      レンタル衣装を主とする現代の花嫁さんにとっては、赤白しかないレンタルの筥迫ではなく、もう少しオリジナル感のあるお手頃価格の筥迫がほしい!が現実で、私が目指す職人仕立ての筥迫はほぼ必要とされない。沈

                       

                      もちろん、筥迫に対する特別な気持ちが花嫁さんたちから失われてきたとしても、現代まで筥迫というものを保ち続けてきてくれた日本の婚礼文化、和装の花嫁さんたちへのアプローチをおそろかにするつもりはありません。

                       

                      ただ、教本で教える筥迫と講習会で教える筥迫では存在意義が全く違う、ということを私自身が再認識したということです。

                       

                       

                       

                      縢襠付筥迫の「本体」

                       

                      縢襠付筥迫で使う厚紙の種類は、教本では1種類(0.7)ですが、講習会では3種類の厚紙を使い分けぐらいはしていました(主に被せ裏と鏡面を美しく仕上げるため)。

                       

                      しかし今年からは堂々の中級コースになったので、それなりの内容に変更します。

                       

                      まず、教本で使っている「キルティング芯」と「接着芯(薄)」は使いません。

                      「綿芯」は他の二種類の綿芯を使い分けます。

                      被せ、胴締め、胴、では「型芯」を使わない作り方をします。

                       

                      もう一つはずっと悩んでいた「柄合わせ」をすることにしました。

                       

                      本来、柄合わせというのは生地の厚みによって当然柄がズレるのですが、教本の柄合わせ用の型紙はあくまでも「薄手の生地」を使うことにより、70%ぐらいの人は合うかな?という程度のものです。

                       

                       

                      私が仕事で作る筥迫はほとんどが「刺繍裂」です。

                       

                      刺繍裂は人の手が加わった布なので、柄合わせ用の型紙を使っていたとしても、刺繍裂に合印を入れていたとしても柄も、布地の厚みの違い、刺繍の歪みや縮みなどにより、容易に柄はズレます。

                       

                      これらの装飾裂にも対応できるように、型取りはアタリをつけるぐらいに簡易に行い、あとは自分の目で確認しながら柄合わせをしていく方法を教えたいと思っています。

                       

                      しかしながら、一回も筥迫を仕立てたことのない人にこの方法が通用するのかもまた悩むところ。

                       

                      講習会は型の作り方を教えるところではありますが、縢襠付筥迫だけは教本も出ていることですし、あらかじめ教本でいくつか予習しておくとより理解しやすいかなとは思います。

                       

                      講習会ではプリント生地で作りますが、筥迫はプリント生地で作っていると必ず限界がきます。

                       

                      やはり筥迫は装飾裂あってのものだと思いますので、これからは装飾裂にも対応できる内容を目指したいと思っています。

                       

                       

                       

                      縢襠付筥迫の「飾り房」「巾着」

                       

                      縢襠付筥迫と連日で行われるのが「巾着と飾り房(筥迫用)」です。

                       

                      巾着は、私が筥迫作りの中で一番難しいと思っている部品です。

                      巾着をきれいに仕立てられるようになるのはとても難しい。

                       

                      巾着がうまく作れている人は、筥迫本体もきれいに作れていることが多いです。

                       

                      巾着は「造形」なので、教本では最も説明しづらく、また講習会に参加したとしても一回だけではほぼ教えた通りには作れません。

                      巾着をきれい作りたいと思うなら講習会に何回か来る必要があるでしょう。

                       

                      最近では二回目以降の人から、巾着に「内布」を付けて作ってもらうことにしています。

                      巾着に型を貼れない厚布には、型を貼らなくても作れる方法もあります。

                       

                      こちらの画像の作品は、11月の作品展に向けてお仕立てを依頼されているもので、今出来上がったばかりです(本体は三段口扇襠筥迫です)。

                      最近、私はこの飾り房をこれまでと違う技法で作っています。

                      うまく形が取れないという人がけっこういるので、安定して形が取りやすい作り方を研究しました。

                       

                      外見上の違いは、中をめくってもティッシュが見えるのはわずかなこと。

                      (以前の作り方だとティッシュが丸見えですからねぇ)

                       

                      以前、本職の房屋さんが切り房を作っているところを見たことがあるのですが、そこからヒントを得た作り方に改良してみました。

                       

                      これまでの力技(!)な作り方から、もう少し技巧的な作り方になっています。

                       

                      これで一定の安定した形に出来上がるようになったとは思っているのですが、それはあくまで自分自身だけのお話。

                      技巧的になった分、講習会に来る人がこの作り方で同じようにできるのかはまだわかりません。

                       

                      うまくできないようであれば、初回の人は副読本の作り方で、二回目以降はこの作り方というように分けるかもしれません。

                       

                       

                       

                      9月17日(日)開講の『 縢襠付筥迫(基本)硬綿・折返し』はまだ少しお席あります。

                      ただし、22日0:00以降は申し込み画面が「飾り房と巾着」に切り替わってしまいますので、その場合はこちらの画面からお申し込みください(カートに入れる)。

                      ※22日0:00までに申し込み画面が消える、22日0:00以降の縢襠付筥迫画面内のカートが消えていたら満席ということです。

                       

                      9月18日(月祝)の『 巾着と飾り房(筥迫用)』の申し込みは、

                      8月22日0:00から始まります。

                      ご興味のある方は是非どうぞ。

                       

                       

                       



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                      【2017.08.20 Sunday 13:50】 author : Rom筥
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