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筥迫講習会 3月『名刺入付覚書帳』
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    『5/5金封袱紗』の予約では、開始時間のタイミングが合わずご迷惑をおかけしました。

    申し込みできなかった方は大変申し訳ありませんでした。

    次回のお申し込みでよろしくお願いいたします。(2017.4.4)


     

    三月最後の講習会は「名刺入付覚書帳(めいしいれつきおぼえがきちょう)」です。

    実はこれをやるのは1年ぶり。

     

    去年、入門者用に考案した型ですが、何だかんだと部品を付け足していったらやたらと難度が高くなってしまい、受講者から「こんなの入門じゃない!」と言われてしまたので、今年は一気に「中級」扱いです(飛ぶな〜汗)。

     

    初級だと、こんなこと難しいかな?難度が複数入れるのは無理かな?などと一応は配慮するのですが、中級以上は一切配慮なしで、もう好きなだけ凝りまくって作れるので、自分としてはとてもやりやすい。

     

     

    K.Wさんの作品(富山)

    K.Wさんは、前日に引き続いて連続の参加です。

    ちょっと粗い織り目の生地で尚且つ厚みもあったので、細工物にはちょっと処理が難しかったかも。

    細工が多い袋物は、小さな柄、目の詰まったもの生地、厚みなどを考慮して生地選びをするのが難しい。

    左に名刺入れを入れる「くり口」があって、間に覚書帳(懐紙で作った中綴じのメモ)、右側の段口にスイカなどのICカードを入れる構造になっています。

    スイカはJR東日本専用だから、ご当地のICカードの名称について今回も盛り上がっていました。

     

     

    T.Tさんの作品(静岡)

    T.Tさんも二連続の参加です。

    筥迫工房の講習会では原則ご自分で選んだ生地をお持ちいただいていますが、極小の外題用の布であっても、外題にちょうどよい小さな柄(それも薄手)を手持ちの布から探すのは難しい。

    普段から布をためておく必要があるので、今回の外題布に限っては私が貯めたハギレから選んでもらっていますが、こちらの作品は外題布もご持参いただいたものを使うことができました。

    この型の場合、実際に名刺を入れてしまうと、内布の色柄が見えるのは左の段口部分のみ。

    そういう意味では内布に凝った柄を考えなくてもいいのですが、表布は名刺入れ部分に持ち出し口として見えるので、この部分にも色柄を考えて配置できるといいかもしれません。

     

     

    K.Iさんの作品(東京)

    こちらの作品は、表布にシボの入った生地を使っています。

    外題は私が持ち込んだ布の中からお選びになりました。

    右下の紫がもう少し出ているといいのですが、残念ながら布が足りなかったようです。

    そのかわり四つ目綴じのかがり糸にこの色を足したりと、この型は外題とかがり糸にアクセントを持ってくるような配色の仕方をします。

    厚みのない細工物は、とにかく内布に薄物を使うのが鉄則。

    他方、金封袱紗ぐらいの大きさになってくると、内布はあまり薄すぎない生地の方がきれいにできます。

     

     

    U.Nさんの作品(兵庫)

    名刺入付覚書帳の場合、表布に柄が多いと外題にあまり凝れない。

    外題はアクセントなので、この作品の場合は無地に近いものをオススメしました。

    こうしてみると、もうちょっと濃い色の方が良かったかな。

    このような型の場合は、表布、外題、どちらに比重を置くかを考えて布合わせします。

    こちらは内布も厚みのあるものを使っています。

    なんとか形にはできるけれど、その分名刺の枚数を減らすことになるかも。

    生地選びは数を作って色々な生地を見極められるようになるしかありません。

     

     

    Y.Mさんの作品(東京)

    こちらはちょっと粋な配色です。

    この型の場合、外題の色や柄の配置はかなり重要です。

    こんな極小のスペースなのに、布選び、配置に一番時間を取ることになる萌えポイントなのです。

    そのかわり、綴じに使う打ち紐はできるだけ表布に近い目立たない色を選んでいただいています。

    なぜなら外題、綴じ糸にアクセント色を使うので、それを引き立てるようにしたいからです。

    こちらの内布はリバティを使われたとのこと。

    リバティは柄によっては和柄に合うものも多いので(何より薄いし!)表布に使って着物に合わせる方も多いです。

     

     

     


     

     

    細かい処理を本だけで解説するのは難しい

     

    去年、こんなもの作りたい人いるのかしらん?という考えで企画した講座でしたが、意外に人気があったようなので、今年は2回企画することにしました(次回は11月4日)。

     

    作る物が小さいと簡単そうに見えてしまいがちですが、きれいに作るとなると相応の手間はかかります。

     

    今回は午前中はもっぱら外題やかがり糸、紐色選びにかかっているので、実務はほぼ午後からで終了は5時。

     

    前日の三段口扇襠筥迫と同じ時間に終わっています。

    こちらも中級なので、下準備は自宅作業してきてもらっているのですが、部品が少ないので下準備は筥迫よりずっとラクという違いはあるにせよ。

     

     

     

    将来的には全ての型を教本化したいと思っているのですが、どういう人を対象にして作るかが未だ悩むところです。

     

    縢襠付筥迫が出しやすかったのは、とにかく「そのときだけ使いたい花嫁さん」という明確な対象があったからです。

     

    書店に並ぶ手芸本を見ていると、細かい処理を必要とするような書き方はされていない。

     

    とにかくその型だけ作りたい人には、基本部分なんてとにかく端折りたいものなので、たぶんこの型も簡易な解説の仕方をすればもっと簡単にできるとは思います。

     

    実際、去年までの講習会も、基礎なしでそのまま型をつくるようなやり方をしていたので人気があったワケですが。

     

    しかし「貼り込み」というものが理解できるようになればなるほど、そういう作り方に対する拒否感が出てきてしまうもので、それが故に今年からの講習会のシステム変更にもつながっています。

     

     

     

    袋物は「ツレ」と「ゆるみ」の世界です。

    ツレていなければならないところにたるみができるのが許せなくなってくる。

    教える側も、如何にたるまないように処理するかに重点を置きたくなるものなのです。

     

    今回の講座では、ゆるみを付けなければならない表布で一箇所工程を見落としたことにより、表が部分的にツレるという現象に、、、(これは私の責任、申し訳ない)。

    でもまぁこういうことがあると、「ツレ」と「ゆるみ」が必要なんだということが実感できます。

     

     

     

    縢襠付筥迫の教本は、どんな人でも絶対に作ることができる筥迫!を目指して作ったつもりですが、あまりにも説明が細かすぎて引いた、、、という感想が多いのも事実(あれでもかなり端折っているんだけどなぁ)。

     

    講習会では、誰かが必ず一度は失敗します。

    私はこのような失敗は講習会ではとても必要なものだと思っています。

     

    「ここね、すごく間違いやすいところだから」ということが全員が一瞬で理解できる。

    間違った本人は落ち込むところですが、実際には私がすぐ目の前にいるので、どうとでも対処できるので安心してください。

    家で失敗するぐらいならここで失敗してくださいと言っています。

     

    これを教本だけで完結しようとすると、失敗しやすいところにやたらとコマ数を増やすことになるので、よくいえば懇切丁寧な解説ですが、反面、それが細かすぎる=情報量が多すぎて引く内容にもなるということ。

     

    本だけ見て作る人には、往々にして細かい処理部分は読むのが苦痛です。

     

    これが複雑な筥迫だから許されるのであって、単純な金封袱紗で詳細な説明したところで(したい!)果たして受け入れられるのか???

     

    ということで、細かい解説は目の前に人がいてこそ成り立つものなんですね。

     

     

     

    私が参考にしている袋物細工の本というのは、ほとんどが大正時代に書かれた物です。

    このような本を買いあさって読んでいるのですが、初めの頃はこれらの内容が全く理解ができませんでした。

     

    旧漢字であること(運がよければフリガナが付いているものもある)、句読点が圧倒的に少ないこと、図解が少ないのはまだマシで、全くないものもある!そして尺貫法、等々、、、。

     

    これだけで解読不能な条件満載なのですが、これらは女学校の教材として作られているので、実は授業で先生の補足があってこそわかる内容に作っているということ。

     

    やっと袋物のことがわかるようになってきた現在の私でさえ、理解できるのは1/3程度(苦)。

    大体にして、この型がなぜこのような名称になったのかさえ解説がない(これが一番知りたいのに!)。

     

    以前は教本だけで事足りる!と自信を持っていた私でしたが、それは自分が貼り込みというものを全く理解していなかったど素人の頃のお話で、少しずつ貼り込みというものがわかるようになった現在では、自分が直接教えることの重要さを痛感するようになりました。

     

    とは言っても、遠くにお住いの方はなかなか東京くんだりまで出てくることはできません。

    現代でこれを実現するなら、eラーニング+教本という形が一番いいのかなとは思いますが、なんちゃってDTPでさえ嫌々作っている私なので、こちらはいつか協力者が出てきたら考えることにします。

     

     

     

    三段口扇襠筥迫は単調な作業が延々と続く感じですが、集中して真剣に取り組むような内容で、出来上がったときの達成感が大きい。

     

    他方、名刺入付覚書帳は、細かく色々な作業から成り立ってはいるものの、洋服やアクセサリーを選ぶように組み合わせをしながら楽しむような雰囲気なので、お楽しみ感満載の華やかな講習会です(笑)。

     

    細かい作業が大好きな人には、「細かい作業楽しすぎ〜」と思っていただけるものと思っています。

     



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    【2017.04.03 Monday 13:11】 author : Rom筥
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    筥迫講習会 3月『三段口扇襠筥迫』
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      三月の講習会、後半の初日は『三段口扇襠筥迫』です。

       

      三段口扇襠筥迫も人気の講座ですが、今年はシステムの変更に伴い対象受講者は3名でした。

      人数が少ないとゆっくり一人ずつに合わせて対応できるので少人数も悪くはない。

       

      今年から筥迫は中級扱いなので、下準備はご自宅で作業していただきます(申し込み後に必要な材料一式が送られてくる)。

       

      筥迫はとにかく部品が多い。

      慣れている人なら下準備にそれほど時間はかかりませんが、初心者対象では慣れていない人のペースで全て進行していくことになります。

      つまり遅い作業の人が一人いるだけで、全員の終了時間が遅くなってしまうということ。

       

      筥迫工房の講習会は遠くから参加される方が多いので、電車の指定時間にハラハラすることになります(私も毎回ドキドキ)。

      これが筥迫を中級コースにした最大の理由です。

       

      初級コースまでは下準備を講習会内で全て行います。

      ここで基本的な貼り込み作業を実習していただくので、中級コース以上は「自宅で下準備ができる」人を対象にできるわけです。

       

      去年までは10:00前からフル回転で作業して、終了は7〜8時ぐらいまで延々とかかっていましたが、今回の講習は開始が11:00からと遅めであるにも関わらず、出来上がりは5時ぐらいと余裕の終了。

       

      これだと終わってからお茶を飲んでいる間に、余裕でアイロンを冷まして持ち帰ることができます。

      遠くから参加される方やご家族の世話を変えられない方が、時間を気にしながら(逃げるように)帰る心配もありません。

       

      集中して作業した後にほっと一息お茶を飲みながら、ここに集うレアな「同好の士」の会話に耳を傾けるのも、講習会とは別のお楽しみなのです。

       

       

        

      K.Tさんの作品(東京都)

      表は粋な雰囲気で。

      暗い色目にRの縁出しが利いていますね。

      何気に柄合わせされているようです。

      中は打って変わって賑やかで明るい色目の楽しげな柄物です。

      三段口扇襠筥迫はこのような使い方が効果があります。

      表に派手な色柄物を使うと合わせる着物が限られてしまいますが、三段口扇襠筥迫が実用使いということを考えれば、表は普段着の着物に使えるように無難に色柄を選びたくなる。

      そのかわり内側は思いっきり派手に。

      羽裏のような考え方です。

      表は自分の年齢を考えてしまいますが、中はいくら派手でもかまわない。

      思いっきり自由に楽しんでください。

       

       

      T.Tさんの作品(静岡県)

      かわいい椿の縮緬使い。

      こちらも何気に柄合わせされています。

       

      T.Tさんは今年金封袱紗を受講され、去年初級コースに参加しているので、ハレて念願の筥迫講座に参加することができました。

      三段口扇襠筥迫は「巾着&飾り房」講座が隣接していないので、紐部分はまた後日作成ということですね。

      巾着の型紙は付いているので、とりあえず副読本で作られたそうです。

       

      三段口扇襠筥迫は被せのR部分に縁出しができるようになっているのですが、こちらの筥迫のようにはっきりした柄物を使うと縁出しはあまり目立たなくなるかもしれません。

      影のようにみえてしまいますが、ちょろっと縁は出ているんですよ。

      内布の三段口部分は無地ですが、裏の鏡パートには矢絣が使われています。

      三段口扇襠筥迫はこのように使い分けて楽しむ方が多いです。

       

       

      K.Wさんの作品(富山県)

      淡いピンクの梅の柄は、今の季節にぴったりです。

      こちらも影のように見えますが、縁出しされています。

      縁出しは出過ぎるとダサく見えがちなので、1.5〜2mmぐらいをおススメしているのですが、はっきりした柄物はもう少し主張してもいいのかも、、、と今回改めて思いました。

      ただし、縁が目立ち過ぎると、今回のように淡い色合いの雰囲気を壊してしまう可能性もあるので、結局はバランスを考えながらということになると思います。

      鏡面は厚みの出ない「脂取り紙」が差し込めるようになっています。

       

       

       

      筥迫工房の講習会

       

      今年は講習会のシステムを変えたので、色々と戸惑う方も多いようで、お問い合わせをたくさんいただきます。

       

      ほとんどが、どうしても「金封袱紗」を出なければいけないのか?ということ。

       

      自分の作りたいものだけを作りたい。

      この気持ち、私もすごくよくわかります。

       

      ほとんどの習い事にはカリキュラムがあって、自分の作りたいものはずっと先のカリキュラムにあったりすると、それまでの間、延々と作りたくもないものを作らされるという受難。

       

      これがセンスの良いものであればまだマシですが、微妙なセンスだったり、自分が欲しくもないものにお金をかけさせられたりすることを考えると、どうしたって二の足を踏みますよね。

       

      ですから筥迫工房の講習会では、せめても「自分で選んだ布」をお持ちいただくことにこだわっています(金封袱紗のみ全教材支給)。

       

      「誰に作らせてもうまくできるような教材」というのは確実にあるので、このような講習会では指定の教材を使わせる方が絶対安心。

       

      受講生に生地を持ち込みさせるということは、どんな素材であっても講習会時間内に確実に作品に仕上げさせなければならないというリスクを負うということで、私にとって当初講習会は緊張の連続でした(さすがに最近は慣れた)。

       

      袋物細工にとっては「布の選び方」「仕立て方」において、「数」をたくさん作るというのがとても大事なんですね。

       

      細工物は小さいので、一つの仕立てに日本刺繍や着物ほどの時間はかからない。

      だから慣れるためには「数」を作る必要があるのです。

       

      それが面倒な筥迫から始めてしまうと、貼り込みの楽しさは感じたとしても気軽に「数」はこなせない。

      筥迫の講座から始めてしまうと、なかなか貼り込みがうまくならないのはそれが理由です。

       

       

       

      貼り込みとは「糊」を知る世界だと最近つくづく思います。

       

      これまでの講習会では型を作らせるのに精一杯で、そういうことを教える暇がありませんでした。

      教えたとしても、その上で数をこなさないと理解できない。

       

      糊って乾くんですよ。

      その乾くタイミングを見計らって貼り込んでいくのです。

       

      糊の引き方を教えていないので、竹ベラの先で糊をチマチマつける人の多いこと。

      その間に糊が乾いてしまうところ、吹き溜まってしまうところがまだらになる。

       

      糊の引き方、分量、乾く時間を知らないと、作品の仕上がりがぐずぐずになる。

      それなりの型には仕上がるので受講者は大喜びですが、それを遠い目で眺めるrom筥、、、。

       

       

      とにかく、余分な型など作らないで「筥迫だけを作りたい!」という方は、是非教本を見て作ってください。

      教本だけでも十分きれいな筥迫は作れます。

      ただし、教本で作る筥迫は「貼り合わせただけ」の作り物でしかない。

       

      筥迫工房の講習会で目指すのは、昔の袋物職人さんたちが作っていた「心ある」袋物です。

       

      教本では糊の扱い方を教えることはできません。

      この糊の扱い方を教えることができるのが「金封袱紗」なのです。

       

      金封袱紗はある程度の大きさがあるため、糊を引く練習にちょうどよいのです。

       

      教材は全て支給、更には復習用の教材も含まれているので、ご自宅に帰ってすぐに練習できます。

       

      初めから好きな生地を使えるとなると、生地の選び方も慣れていない状態なのに、生地選びにこだわりすぎる人が多い。

      こだわりすぎて自分の好きな生地が見つからないから作れない、という悪循環が往々にして発生するのです(苦)。

       

      貼り込みの基礎は、生地ごときにとらわれない、祝儀・不祝儀兼用で使える「紫」がちょうどよいのです。

      無地の紫なんてつまらない、、、と思われるかもしれませんが、実はどんな袋物よりも「人にあげて喜ばれる」のが金封袱紗です。

       

      筥迫なんてね、素敵だなんて思っているのは自分だけ(苦笑)。

      興味のない人にとっては、筥迫なんてもらっても困るだけ(作るのが大変なだけに悲しくなるから無理に押し付けないでね)。

       

      人にあげて喜ばれるというのは、袋物を作るモチベーションにおいてかなり大事なことなのです。

       

      金封袱紗は簡単な型なのでわざわざ講習費を払ってまで作るなんて、、、と思われるかもしれませんが、実際に売っている金封袱紗と比べてごらんなさい、作りが全く違いますから。

       

      しっかりとした貼り込みで作られた金封袱紗がどういうものなのか、講習会で作ってみればわかります。

       

      ただ糊で貼りつけただけではない「貼り込み」の奥深さを、筥迫工房の講習会を通して知っていただけるのではないかと思っております。

       

       


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      【2017.03.27 Monday 22:28】 author : Rom筥
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      2017.3講習会 〜金封袱紗&ハサミ入れ/指貫〜
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        今年の講習会が始まりました。

         

        3月は4回の講習会があります。

        今回は4日(土)に『金封袱紗』と、5日(日)に『ハサミ入れと指貫』がありました。

         

        金封袱紗は、今年から「今後の貼り込みコースを受講する方は必修」とさせていただいているコースです。

        つまり、これを受けないと次のステップに行けないわけですね。

         

        副読本の「貼り込みの基本」があるじゃないのと思われるかもしれませんが、あれは正確には「貼り込みの準備」程度の説明と、「結びや房の共通編」が合体したものなのです。

         

         

         

        貼り込みとは

         

        縫うことに苦手意識を持っている方でも、貼り込みにははまった!という方は多いようです。

         

        簡単に言ってしまえば、「貼る」作業というのは、接着剤だけで美しい袋物ができるわけです。

         

        貼り込みを説明するときに「和のカルトナージュ」という言い方をしますが、実際にカルトナージュをされている方がこの講習会を受講されると「繊細さが違う」ということをよく言われます。

        そうですねぇ、確かに日本的な繊細さだと思います。

         

        糊を刷毛で引いて貼り付けるものに対して、竹ベラで糊を微調整しながら使い、そこから更に貼り込んでいく作り方の違いです。

        (カルトナージュにはカルトナージュの良さがあるので、あくまで技法的な違いということで)

         

         

        「貼り込みって単純作業しかないんですね」

         

        と言われることもあります。

        その通り、単純作業しかないのです。

         

        しかし、その単純作業を正確にできる人は意外や少ない。

        何が正確なのかさえ知らない人がほとんどです。

         

        正確に部品を作ることができないと、全体が何ともゆる〜い仕上がりになるので、細かいところなど見なくても正確に部品を作っていないのがわかる。

         

        私自身は昔からカッター作業は慣れていたので、なぜ型がうまく切れない人がいるのか理解できませんでした。

         

        それが最近になって、世の中にはカッターの使い方がわからない人や線を正確に複写できない人が実に多い、という事実を知ったのです(汗)。

         

        カッターぐら使ったことよと簡単い思われているかもしれませんが、きちんとしたカッターの持ち方を知らない、使い方を知らない、切り方を知らない人の何と多いこと。

        これはカッターに限らず、全ての道具や作業において共通することです。

         

        何度も言うようですが、金封袱紗はその型を作るための講座というよりも、このような道具の使い方、道具材料の特性を知って使うこと、貼り込みの基礎である接着剤の特徴や糊の引き方、ゆるみ付けやツラしの考え方について事細かく学ぶ講座なのです。

        作品を作るわけではないので、この講座に限っては画像も紹介しません(できません)。

         

        この貼り込みの基礎を学ぶことにより、今後の型を作るという作業に初めて取りかかれるので、講習会参加を希望される方には大変重要な講座なのです。

         

         

        そんな貼り込みの基礎を学ぶために今回集まってくれたのは、山形、石川、東京、千葉、三重、広島、福岡の面々。

        ここまで出身地がばらけたのは初めてです。

         

        福岡から参加の郁駒屋さんは、夜行バスで15時間かけて来られたそうで、まるでヨーロッパ旅行!と皆に言われていました(笑)。

         

        福岡からの格安夜行バスより三重から夜行バスの方が高いという話や、鹿と電車がぶつかって遅れそうになった話など(びっくり)、みなさんそれぞれに苦労されながら参加していただき、本当にありがとうございます

         

        筥迫工房の講習会は遠方からの参加者が多いので、全ての型を一日で仕上げるようになっています。

        東京見物がてらでも、無理なく続けていただければ幸いです。

         

         

         

        ハサミ入れと指貫

         

        二日目は「ハサミ入れと指貫」の講座がありました。

         

        作ったものを撮影するのを忘れてしまい、後から何人かの方に画像を送っていただきました(感謝)。

        この小さな指貫にも、貼り込みの技法がたくさん使われています。

         

        講習会の中でも、金封袱紗は一番大きな型で、指貫は一番小さな型です。

        この二つの糊の使い方は全く違います。

         

        指貫は糊を極々薄く使っていくので手際が重要。

        ほとんど手貼りだけで作り、最後にアイロンで貼り込み。

        慣れてくると15〜20分ほどで作ることができます。

         

        貼り込みをしていると、ときどき粘土細工をしているような気分になります。

        布で作るのに粘土って不思議でしょ?

        でも最終的に造形していくんです。

        手芸と工作が合体したような感じですかね。

        私の場合、貼り込みで作品を作った後にちょっと可愛いハギレが出たりすると、すかさず指貫を作ってしまいます。

        プクプクの丸みをもったこの指貫のかわいいこと。癒されますmoe

         

        郁駒屋さんは、15時間かけて家に帰ったその日のうちになぜか3つも作ってしまったそうで(笑)。

        楽しんでいただけて光栄です。

         

        すでに「携帯裁縫用具入」に参加されている方が、さっそくお揃いのお道具で作った画像を送ってくださいました。

        さすがに指貫は裁縫用具入れの中には入りませんが、道具入れに「ち」を付ければ、ハサミ入れのストラップのようにお供にすることができますよ。

        このように細かいものをお揃いでたくさん作れるようになると、袋物細工にやられてしまう人が続出するんですわ〜。

         

        この講座は今年は一回だけの開催でした。

        来年どうするかは需要があれば増やしていくという感じなので、来年のスケジュールに増えるかどうかは、皆さんのリクエスト次第といったところです。

         



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        【2017.03.08 Wednesday 10:32】 author : Rom筥
        | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        講習会申込方法を変更します
        0

          2017年の講習会申込が始まりました。

           

          今回は出始めで申し込みが殺到したので、まだちょっと申込しづらい状況だったとは思います。

          そのうち少しずつ落ち着いてくるのではないかと思いますので、初めての申し込みが出来なかった皆さん、落ち着くまでもう少し待っていてください。

           

          これまでは申し込み開始日の0:00(真夜中)に手動でカートを開いていたのですが、時々私が忘れてしまったり、ちょっとでも遅れようものなら何人の方から連絡が来てしまうので、時間になると自動でカートが開くように設定してみました。

           

          これにより、次回より申し込み方法が変わります。

           

          これまでは、それぞれの講座の画面から時間になるとカートボタンが表示されるという方法でしたが、次回からは別の申し込み専用画面からの申し込みになります。

           

          ショップの講習会のページを開くと、講座リストのトップに「講習会の申込方法」という画面がくるように作りました。

           

          申し込み開始日の0:00(真夜中)になると、「講習会の申し込み方法(青字)」から「講習会申し込み中!(赤)」という画面に切り替わりますので、これが申し込み専用の画面になります。

          この赤い画面が表示されている間だけ申し込みができるということです。

           

           

          これまでのように、講座ごとの説明画面にカートは表示されないのでご注意ください。

           

          詳しい申し込みの方法は、この「講習会の申し込み方法」のページで解説しておりますので、講習会参加をご希望の方は一度ご確認くださいますようお願い申し上げます。

           

           

           

          ブラウザのリロード
           

          毎回、講習会申し込み日の朝になるとお問い合わせをいただくのが「時間の前からずっと待っていたのにカートが表示されない!」ということ。

           

          こういう方は講座のページを開いてカートが表示されることをずっと待っていらっしゃるのだと思いますが、ブラウザはリロード(再読み込み)しないと最新の情報は読み込んでくれません。

           

          いくらこちらで時間通りにカートを開いても、相手側ではその数分前に開いた情報が出続けているというわけです。

           

          申し込みの時間になりましたら、以下の方法でリロード(再読み込み)してください。

           

          1)ショップの講習会のページを開きます。

           

           

           

          2)アドレスバーの右にある「更新マーク(回転する矢印)」をクリックで、ページがリロードされ情報が更新されます。

           

          お互いのPCの時間設定にずれがあると思いますので、時間になったら数秒ごとに何度かクリックしてみてください。

           

          時間が過ぎてもこの赤画面が出ていない場合は、すでに定員に達して受付を終了したということです(苦)。

          あしからずご了承ください。

           

           

           

          他にもリロードの仕方は色々あるのですが、とりあえずこのマークだけは覚えておいてくださいね。

           

           


           

          【2017.02.08 Wednesday 18:14】 author : Rom筥
          | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          講習会 補足
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            今年はカリキュラムの変更でイレギュラーな対応が生じることから、講習会の対する条件がわかりずらいとお問い合わせをいただきましたので、ここで補足させていただきます。

             

            1)初めて講習会に参加される方

            今年から筥迫工房の講習会に初めて参加を希望される方は、必ず入門コースから始めてください。

            初級コース以上の受講を希望されている方は、必ず「金封袱紗」を受講してください。

             

            2)「額縁」処理がある講座を受講したことがない

            「念珠入れ」「裁縫用具入れ」「筥迫」などの1〜2講座しか受講したことのない方は、必ず「金封袱紗」から受講し直してください。

            また1年以上受講が空いている方も「金封袱紗」から受講してください。

             

            3)「額縁」処理がある講座を受講したことがある

            今年に限ってはどの講座から受講されてもかまいませんが、いつかは「金封袱紗」を受講してください。

             

             

            3月の金封袱紗の申し込みが来週2月7日(火)から始まります。

             

            これにつきまして、前々回「できれば4月の「裁縫用具入」や5月の「念珠入れ」を目指している方を優先してあげてほしい」と書きましたが、これは1〜2に該当する方のことです。

             

            また「1〜2の該当者を優先」というのは、3に該当する人は申し込み不可ということではありません。

             

            例えば2月7日(火)予約開始の講座で、翌日の8日以降にまだカートが開いていた場合は(満席になっていない)3に該当する方もどうぞお申し込みくださいということにしたいと思います。

            つまり1日ぐらい1〜2の人の予約を優先してあげて、ぐらいのことです。

             

            5月以降の金封袱紗からはどなたでも予約日からお申し込みいただけます。

             

            ちなみに、この「優先」は「金封袱紗」に限ってのことです。

            他の入門コースはどなたでもご自由に予約いただけます。

             

             

            まだ色々と不都合があるかもしれませんので、その場合は直接お問い合わせいただければと思います。

            どうぞ宜しくお願いいたします。

             

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            【2017.01.30 Monday 10:04】 author : Rom筥
            | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            必ず通る道、それは金封袱紗!
            0

              今年から必須となる「金封袱紗」です。

               

              3月の金封袱紗を目指している方がとても多いようです。

               

              ただ、3月、4月の金封袱紗は、できれば4月の「裁縫用具入」や5月の「念珠入れ」を目指している方(特に初心者)を優先してあげてほしいのです(日程が合わない場合は別ですが)。

               

              すでに複数の講座を受講されている方(特に額縁をやっている方)は、ある程度基本的なことはわかっているとは思いますので、ゆっくり後発の金封袱紗にご参加いただければ大丈夫です。

               

              「念珠入れ」や「携帯裁縫用具入」にしか参加していない方、また「筥迫」にしか参加していない方などは、必ず金封袱紗から始めてください。

               

               

              教本と講習会の存在意義

               

              先日ある方から、

               

              「筥迫を作るために講習会に参加したいと思っているのですが、

              すでに仕覆を習っているので金封袱紗は作ったことがあります。

              それでも金封袱紗から出なければなりませんか?」

               

              とお問い合わせをいただきました。

               

              仕覆や他の袋物で金封袱紗を作ったことがある方は、こんな単純な型など作りたくないと思われるでしょう。

               

              しかし入門コースの「金封袱紗」は、「型の作り方」を習う講座ではなく、「貼り込みの技法」を習うための講座なのです。

              ですから、その先のコースを受講希望の方には全員出ていただきたいのです。

               

               

              昔、教本を見たある方からこんな質問がありました。

               

              「抱き合わせで糊が出てしまうのですが、どうやったらはみ出さないで作れますか?」

               

              その当時の私は「糊を出さないで貼るコツがあるのですが、これは教本では説明できないところで〜」などと答えていました。

              今考えると、そのコツこそが技法なんですけどね。

               

              貼り込みは糊を引く作業というのが一番難しく大事なところなんです。

              去年までの講習会では、初心者に無謀な型を一日で作らせていたため、時間がないからと無視していた部分です。

               

              初めて筥迫を作りたいという人のほとんどは、七五三、成人式、婚礼など、とにかく一度だけ筥迫が作れればいいので、「型」がそれなりにできれば満足だと思います。

              そういう人には絶対に「教本」がお勧めです。

               

              しかし教本で教えるレベルは所詮「貼り付け」ただけの型です。

              もっとしっかり作り込んでいくには「貼り込み」の技法が必要です。

              それを知りたい人は是非「講習会」に来てください。

               

               

              講習会を始めた当初は縢襠付筥迫しか教えるものがありませんでしたので、講習会は一人で筥迫を作れない人を救済する目的で行われていました。

              それが今では「貼り込みとは」などと教えるに至りました。

               

              自分がそんなことを教えるレベルになったのか今だに悩みますが、それでも貼り込みの面白さだけは誰よりも自信を持って教えられる!とは思っています。

               

               

              復習していただきます!

               

              本来、貼り込みというのは「糊の乾く時間」を考えながら作業しなければならないので、その型ごとに手順をしっかり覚えていないとダメなんですね。

               

              しかし単発の講習会では宿題があるワケでもありませんし、課題があるワケでもありません。

              講習会で「型」を一度作っただけで十分な復習もしないまま次の講習会に参加できることが、受講者に安易にカートボタンを押させてしまう原因(=予約がとりにくい状況)になっていたのではないかと思っています。

               

              復習をしないで講習会サーフィンをしていたら、結局いつまでたっても初心者レベルでしかないのです。

              そして常に初心者ばかりを教えていたら私が潰れる、、、。

               

              これは受講者が悪いワケではなく、このシステムの限界に来たというだけのことです。

               

              貼り込みの手を上げるには、色々な型をたくさん作るより一つの型だけを何十個も作る必要があります。

               

              そんなことから、今年からは講習会の材料に「余分」を入れることにして、家に帰ってすぐに復習できるようにしようと思います。

               

              いや、必ずこの材料を全て使い切ってから、次の講習会に参加するようにしてください。

               

              金封袱紗には講習会当日に作る分とは別に2つは作れる教材が含まれます。

              色は紫なので、祝儀、不祝儀共に使えますし、男女の別もありません。

              市販されている物よりずっとしっかりとした物ができると思いますので、誰に差し上げても喜ばれます。

               

               

              その代わり懐紙挟みの型紙も付ける!

               

              それでも無地ばかりを作っていると飽きてくるので、同じ型を小さくした「懐紙挟み(楊枝入付)」の型紙をつけることにしました。

              自分的には、なんてかわいい ハート と思っているのですが。

               

              本当は同じ大きさの紙挟みにするつもりだったのですが、上口や段口を付けていたら型紙がどんどん大きくなってしまったので、以前から要望の多かった懐紙入れサイズを作ることにしました。

               

              楊枝入れは筥迫の簪挿しと同じ作り方だから簡単。

               

              初心者に講習会で二つ作らせるのはさすがに時間が足りないので、こちらは当日私が実演するものを見ていただきます。

               

              自宅に帰って、金封袱紗を二つ以上作っていただいた後にこの懐紙挟みを作っていただければ、最低限の復習にはなるのではないかと考えています。

               

              次の講習に出るときには、できれば自分で作った懐紙挟みを持ってきて見せくださいね(絶対ではありませんが)。

               

               

              「縢襠付筥迫」は細分化します

               

              もう一つ、今年から「縢襠付筥迫」は、「基本」「装飾」「本仕立」に細分化することにいたしました。

               

              縢襠付筥迫(基本)は、型紙は教本付属のものを使い、技法は講習会の中級内容になります。

              綿入れは「キルティング芯」ではなく「硬綿」を使うことにいたしました。

               

              縢襠付筥迫(装飾)は、被せの装飾に特化します。

              「大型の型紙」を使い、「挟み玉縁」と「刺繍半襟を使った切り付け」「柄出しの考え方」を学びます。

              (可能であれば簡易の「盛り金」もやりたいのですが、こちらはまだ未定)

              講習会で本体は作りませんので、後日自宅で仕上げて画像提出となります。

              (つまり家で一人で作り上げることができなければ受講はできないということ)

               

              縢襠付筥迫(本仕立)は、正式には「折襠付縢襠筥迫(差込鏡付)」です(ややっこしい名称〜)。

              こちらは「縫い玉縁(包み玉縁)」にしようか考慮中で、そうなると俄然難度が上がるので、今年はまだ保留とし、内容を練って来年以降再企画します。


               

               

              以上です。

               

              何か不明点などございましたら、以下よりお問い合わせください。

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              【2017.01.23 Monday 20:00】 author : Rom筥
              | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              2017年度の筥迫講習会 詳細出ました
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                やっと本年度の講習会の詳細が出ましたので、参加予定の方はこちらをご参照ください↓

                2017年度 講習会 開催スケジュール

                筥迫工房講習会 講座各種

                 

                講習会コース説明の講座名がそれぞれの詳細にリンクしています。

                 

                内容を考えてショップに上げるまでの一連の作業にやたらと時間がかかってしまいました、、、。

                それでもまだ少々抜けているところがありますが、そこはもう少し時間をください。

                 

                今確認していただきたいのは、とりあえず近日中に開催される講座の「開催日」と「申込開始日」です。

                 

                 

                簡単に講座を増やせない

                 

                最近、講習会の申し込みが定員になってしまう時間がやけに早い。

                朝方や夜中のうちに埋まっていることも。

                 

                こうなると、午前中目指して待ち構えていた方から、カートを開けてもいないのになぜ締め切るのだ!とお怒りの電話やメールが来るわけです(夜中0:00には開いているのですが)。

                 

                半年、一年と待っていた方々のやりきれない思いはごもっともで、、、申し訳ない 沈

                 

                何でもっと講座数を増やさないの!と思われるかもしれませんが、そうそう簡単には増やせないないのが辛いところで。

                 

                 

                1)どの講座も一日で完成させる

                 

                これまで筥迫工房の講習会では、全ての部品を手抜きさせることなく絶対一日で仕上げさせる!ことをモットーにしてきました。

                 

                しかしながら、講座によっては終るのが20時近くになってしまうので毎回ヘトヘトです。

                 

                年に数回程度やっているうちはよかったのですが、月2とはいえ事前準備を含めると講習会に当てる時間は相当の負担になります。

                他に手のかかる仕事も抱えているので、これ以上増やそうという気にならないのが正直なところ。

                 

                ではどうすれば増やす気になるのか?

                自分が疲れ切らない内容にすることが今後の最重要課題。

                 

                手間のかかる筥迫のようなものを初心者に一日で作らせようとするから事前準備が大変なのであって、終了時間も遅くなるのであって、これをまずは解消したい。

                 

                筥迫を17時〜18時ぐらいまでに完成させるためには、受講者のレベルを中級扱いにして、基本作業までは自宅作業してきてもらう。

                初級まではこの事前準備が自分一人でできるようになることを目標にする。

                 

                それと道具を全て受講者に用意してきてもらう。

                これしてくれると、現状では一番助かる、、、。

                 

                とりあえず今年はこれで様子を見ようと思っています。

                 

                2)適当にできるような物を作らせたくない

                 

                現代は量産品にあふれています。

                捨てることに膨大なエネルギーを費やすほど。

                 

                こんな世の中だからこそ、売ることを目的としていない人たちには、これでもかと手間をかけてもらって、既製品より上質なものを作ってもらいたい。

                適当に作って簡単に捨てられるものは作らせたくない。

                 

                こんなやり方だから、一度に多くの人を教えることができないということ。

                 

                これを変える気はない。

                 

                3)資料作りは気が遠くなる

                 

                貼り込みで作るものは作業が複雑なので、自宅でも一人で迷わずできるような詳細な手順書を作成しています。

                 

                「講習会に出られないので資料だけ売って欲しい」とよく言われるのですが、それはお断りさせていただいていいます。

                 

                「型」はいくらでもあるので、自分で作るだけならいくらでも作ることはできます。

                しかし、これを「人に作らせる」ための資料を作るには、膨大な手間と時間がかかるのです。

                 

                これらの作り方には元になるテキストがあるわけではありません。

                私が一から研究しているものなので、常に試行錯誤の繰り返し。

                 

                常に手順や技法を見直し、受講者の要望を反映しているので、講習会の度に資料を作り直しています。

                間に合わないときは講習会でテキストを書き直ししてもらうような補助的資料でしかないのです(つまり売れない)。

                 

                この作業が大変なので、簡単に講座を増やす気になれないのも理由の一つ。

                 

                教本はここから更に膨大な手間がかかるので、ホント気が遠くなるんですよ。

                 

                4)情けないことに、、、

                 

                そして最大の問題は、私がスケジュール管理が大の苦手だということ!(だから申し込みが一ヶ月前なのね)

                 

                カレンダー上でいつも迷子になっている人間なので、現段階でこれ以上講座数を増やしたらとても危険、、、沈

                今年はこれでも限界まで増やしたつもりなので、とりあえず現状でお許しください。

                 

                ということで、最近ショップの内職作業を手伝ってもらうようになったMさんに、今回はスケジュールの校正をお願いしました。

                 

                改めてこれまでの詳細ページを見ると内容が間違いだらけですごいボロボロ。

                これまでこの内容でよく講習会に来てくれたと思う、、、。

                ホント申し訳ない

                (まだ間違いあるかもしれません。そのときは教えて)

                 

                初級コースまでは気軽に参加できるとは思いますが、今後は上級に進むにつれ対象が厳しくなっていきますので、参加するにはある程度の覚悟が必要です。

                 

                それで人が集まらなくなったとしても、とりあえずこのシステムでやっていくしかないので、どうかご了承ください。

                 

                 

                日程変更(すみません、、、)

                 

                11月の講習会は以下の三本立てだったのですが、実は私が所属するお針子会刺繍部の作品展が11月11日(土)〜14(火)に決まりました。

                多分、この頃は仕立てに追いまくられていると思いますので、前の週に三日連続の講習会はどう考えても無理。

                 

                ということで、11月5日の三段口扇襠筥迫を、9月3日(日)に変更させていただきました。

                予定を入れていた方には大変申し訳ありませんが、どうかご了承のほど宜しくお願い申し上げます。

                 

                11月3日(金祝)念珠入れ
                11月4日(土)名刺付覚書帳

                11月5日(日)三段口扇襠筥迫 ※中止!(9月3日に変更されました)

                 

                 

                 

                次回は、今年初登場の「金封袱紗」についてです。

                 

                講習会につきまして何か不明点などございましたら、以下よりお問い合わせください。

                 

                筥迫工房へのお問い合わせ

                  

                 



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                【2017.01.21 Saturday 23:51】 author : Rom筥
                | 筥迫講習会・研究会 | comments(4) | trackbacks(0) | - | - |
                2016.12 筥迫講習会『縢襠付筥迫(綿入・折り返し)』
                0

                  今年度最後の講習会は「縢襠付筥迫」でした。

                   

                  講習会を始めてから約4年ほど経ちますが、この回を最後に、現行での講習会のやり方を改定致します。

                  例えば、こちらの筥迫コースは「初心者可」でしたが、来年度からは「中級」扱いとなり、初心者は受講することができなくなります。

                   

                  講習会で縢襠付筥迫を習いたいという方は、

                   

                  ‘門コース「金封袱紗」を受講し

                  ⊇薺薀魁璽垢里い困譴(念珠入れ、携帯裁縫用具入等)を受講し

                  C羌薀魁璽后帙懆付筥迫」(または三段口扇襠筥迫)を受講

                   

                  となります。

                   

                  教本を見て筥迫を2〜3個作ったことがある方なら、初級コースを飛ばすことは可ですが、とりあえず事前にご連絡ください。

                   

                  しかしその場合であっても「金封袱紗」の受講は必須です。

                  金封袱紗には教本では書かれていない(今後の講習会に必要な)基礎をたくさん入れているからです。

                   

                  以前は「教本を見て筥迫を作る自信がない」方を対象としていたのですが、教本はあれでも工程が単純化され作りやすくなっているので、講習会に来る必要を感じない人は教本で筥迫を作ってもらうことに割り切ることにします。

                   

                  そして講習会で作る筥迫は「同じ型を更にレベルアップした内容で学びたい」方を対象にしたいと思います。

                   

                  あくまで「教本を見て一人で筥迫を作る自信がない」という方は、講習会の「金封袱紗」だけでも受講していただければ、たぶん教本の内容がよく理解できるのではないかと思います。

                  教本でうまくできないところは、金封袱紗の受講後に簡単に添削いたします。

                   

                   

                   

                  zukoさんの作品(千葉県在住)

                  このような端切れを持ってこられる方は、人形関係者が多いですね。

                  ということでzukoさんはビスクドール作家さんです(zukoさんのブログ→zuko’s diary)

                   

                  一般的に人形用筥迫は三つ折りにしただけの簡易な筥迫が多いのですが、筥迫工房の講習会に来られるような人形関係者たちが目指すのが「精巧な人形用筥迫」。

                  そして彼女らが目指す精巧な筥迫とは「縢り(千鳥掛け)」が付いた筥迫。

                  人形のお洋服やドールハウスのキットなども作られているzukoさんのことなので、いつか極小サイズの精巧な筥迫を作ってくれることでしょう。

                   

                   

                  M.Aさんの作品(東京都在住)

                  この筥迫らしからぬ柄は、なんとエミリオ・プッチのスカートの端切れだそうですよ。

                  エミリオ・プッチもいよいよ筥迫進出ですか(笑)。

                   

                  スカーフのようなテロテロした素材は扱いづらいのなんの、、、(大汗)。

                  ある程度の生地は私がそこにいるなら筥迫にしますが、来年から筥迫は中級以上の扱いになってしまうので、部品の下準備(スジつけまで)はあらかじめ自宅で作業してきていただきます。

                  つまりこのように扱いの難しい布は、たぶん自分一人では挫折しやすいので、まぁ変わった素材を持ってくる参加者は減るでしょうね(ブログのネタ的には残念ですが)。

                   

                   

                  J.Nさんの作品(東京都在住)

                  こちらの生地はたぶん着物の端切れだとは思いますが、半襟用にカットしたものを購入したとのことです。

                  つまり半襟にちょうどよい柄の大きさ=筥迫の大きさにちょうどよい柄の大きさということです。

                  そんな探し方をするのもいいかもしれませんね。

                   

                   

                  郁駒屋さんの作品(福岡県在住)

                  びら簪を使う装飾筥迫ですが、未婚のお嬢さんは決して使いそうにない渋カッコイイ筥迫になりました。

                  郁駒屋さんは福岡でつまみ細工の講師をしていらっしゃいます(郁駒屋さんのブログ)。

                  最近筥迫掲示板で、すてきなつまみ簪を使った成人式の画像を公開してくださいました。

                  (私も含め)おばさんたちも筥迫をうまく使えるようなアイデアをいただきたいですね。

                   

                   

                  K.Eさんの作品(埼玉県在住)

                  房の色は筥迫との組み合わせというよりも、実際に着物を着用した際にその時の帯揚げや帯締めと色を合わせた方がよいので、簪挿しの「ち」(打ち紐)は筥迫の色に合わせておいた方がよいでしょう。

                  そのような意味では、側面の縢り(千鳥掛け)も、房の色に合わせるよりも、筥迫の色に合わせておいた方がよいと思います。

                  房や巾着の結びなどはつけ外し可能にしておくと、色々な着物に合わせることができます。

                   

                   

                  F.Yさんの作品(愛知県在住)

                  S.Nさんの作品(千葉県在住)

                   

                  F.YさんとS.Nさんは初回のみの参加です。

                  以前までは縢襠付筥迫は二回コースでしたが、三段口扇襠筥迫でも房と巾着は作るので、両方受講される場合は二回目の房と巾着をでなくてもいいように、最近は三段口扇襠筥迫は一回コースにしていました。

                   

                  遠くから参加される方が増えたことや、二日連続参加が難しい方などが多いので、来年は全てコースを一日単位の申し込みにしています。

                  「縢襠付筥迫」と「巾着&房」コースは続きで開講していますが、実際には一日ずつの申し込みになりますので、二連続で参加される方は申し込みが二回になりますのでご注意ください。

                   

                   

                   

                  難儀なのは『房』と『巾着』

                   

                  「筥迫本体」に対して影の薄い「飾り房&巾着」ですが、筥迫のデザイン性に加え、ちゃらちゃらとした飾りに目がくらんで仕立ての良し悪しは一見してはわからないもの。

                   

                  講習会に参加される方たちも筥迫本体を作ることがメインなので、飾り房と巾着は形になればそれでOKというところがあります。

                   

                  しかし房と巾着は教本などでは解説できない「塩梅」が詰まっているので、実は最も講習会に来る価値があるものと私自身は思っています。

                  それなのに、二日目のほとんどの時間が「結び」に割かれてしまうのが現実。

                  できれば「房」と「巾着」に時間をかけたいんですけどね。

                   

                  と思っていたところ、今回は二日目のみの参加2名が加わりました。

                  日本刺繍作家の武部由紀子さんnanomofさんです。

                  筥迫はある程度作られているお二人ですが、武部さんは「房作り」を中心に、nanomofさんは「巾着」を学び直しに来られました。

                   

                  この二人に加え郁駒屋さんもいくつか筥迫は作られて結びはできるので、三人は別コースで部分的な講習に、残りの4名は通常通りの結びを入れた講習に分かれて行いました。

                   

                  通常の講習ではどうしても結びに時間が取られてしまうので、房や巾着は私がやってしまうところが多いです。

                  講習会後に復習したという筥迫であっても、講習会で作った巾着と同じ形で作れる人はほとんどいません。

                   

                  それは現代で市販されている筥迫も同じことで、昔のあの完璧な巾着を携えた筥迫を見かけることはありません。

                  職人さんが作っていたその昔と違い今は業者さんが作っているので、かける時間がないので致し方ないことではありますが。

                   

                  巾着ってねフワフワのクッションじゃないんです。

                  カッチコチの硬い塊なんです。

                  教本で作り方は説明できますが、本当の作り方は説明できない。

                  講習会に参加すると目からウロコだと思いますよ。

                   

                  房もね、「ハゲができる!」ことにイライラする方が多いようですが、あれは水分と抑えのタイミングを図れば、無理なくきれいに房糸が降りてきます。

                  房を結ぶことができない方も多いですが、あれは力を入れる一点さえ抑えればよし。

                   

                  別コースの三人は、何度もダメだしされながらひたすら房と巾着に格闘し続けました。

                  簡単にできるものではないので、言われたことをしっかりイメージしながらひたすら精進し、かつての美しい筥迫を目指していただきたいものです。

                   

                  武部さんが持ってこられた縢襠付筥迫(左右をサイズ調整されています)。

                  留袖の奥見部分を柄取りされたそうです。

                  「着物一枚あっても、筥迫に取れるのは一箇所だけ〜」だそうです。

                   

                   

                   

                  最後に恒例のご当地銘菓シリーズ(あなたはいくつご存知?)

                  福岡代表からは九州由来菓子「なんばん往来 博多あまおう」、千葉代表からは深川(東京)伊勢屋「どら焼き」、東京代表からは芝船小出(金沢)「山野草」、愛知県代表からはsibataの「塩キャラメルチョコレートクランチ」。

                  山梨代表は鉄板「信玄餅」(今回は金精軒)、大阪代表からはGOKANの「収穫栗」、千葉県代表は紅谷(鎌倉)の「クルミっ子」。

                   

                  福岡代表曰く「福岡にも信玄餅そっくりの狠淹腓發銑瓩箸いΔ發里あります」ほ〜。

                  ちなみに、山梨の信玄餅の登録商標を持っているのは金精軒の方で、有名な桔梗屋は「桔梗信玄餅」なんですね。

                   

                  広島のもみじ饅頭あたりから私がブログに掲載してしまったせいで、話のネタとして持ってきてくださる方が増えました。

                  でも講習会参加者は必ずご当地銘菓を必ず持参!というわけではありませんので、どうかお気遣いなく〜(あくまで任意でどうぞ)。

                  それでも講習会はハードなので、疲れ切った参加者にはお茶の時間が一気に盛り上がる楽しい時間です。



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                  【2016.12.06 Tuesday 14:20】 author : Rom筥
                  | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  2017年 筥迫工房 講習会スケジュール
                  0

                    2017年度の講習会スケジュールが出ました。

                     

                    1月、2月は都合によりお休みさせていただきますが、3月からその分を振り分けて組み込んでいます。

                     

                    講座数が増えてきたので正直不安ではありますが、作りたい型はまだまだあるので、少しずつ体制を変えて多種の講座に対応できるように務めていきたいと思っています。

                     

                    つきましては、これらはあくまで予定です。

                    予定変更の際は2〜3ヶ月前には告知します。

                    あしからずご了承ください。

                     

                    まず、来年から変更されることを書き出します。

                    各講座の詳細は、来年になってからショップの方でお知らせいたします。

                     

                     

                    1)入門コース開講

                    初めて講習会に参加される方は、こちらのコースから参加していただきます。

                    ただし、その後の「初級コース」に進まれる方は、「金封袱紗」の受講が必須となります(金封袱紗の詳細はまた後日)。

                     

                    2)全てのコースが一日毎の申し込み

                    全ての講座が一日毎の申し込みになります。

                    これまでは、初日「筥迫本体」作成、二日目「巾着と飾り房」とセットになっていましたが、来年度からはそれぞれ一日毎に申し込むことになります。

                    「縢襠付筥迫」と「巾着と飾り房」は同月に続けて企画されていますが、「三段口扇襠筥迫」は1日のみの開催となりますので、巾着と房は教本を見て作るか、日を空けて「巾着と飾り房」の企画月にお申し込みください。

                     

                    3)筥迫は中級コース

                    今後、筥迫は中級コースとなります。

                    最短で金封袱紗→初級コース(いずれか)の講座を2つ以上出てから中級の筥迫を受けることができるようになります。

                     

                    4)中級以上は、事前準備が必要

                    中級以上は、講習会当日までに下準備をする必要があります。

                    申し込み後、材料一式を先に郵送しますので、ご自宅で「スジ付け→それぞれの部品を裁断」までを講習会当日までに作業してきていただきます。

                    当日の講習会では、貼り付けから作業を行います。

                     

                    5)上級コースは対象作品持参

                    上級コースは、講座ごとに「指定された講座に受講経験のある方」を対象にしております。

                    また、それとは別に「指定講座受講後にご自宅で作られた作品を複数持参する」などの条件があります。

                    具体的な条件は、後日詳細ページにてお知らせいたします。

                     

                    6)道具は全て持参

                    これまでは筥迫工房で貸し出しをする道具がありましたが、今後はこれら全てを持参していただくことになります。

                     

                    初めて参加される方は、以下の共通セットをご購入いただくか、画像を参照に同じような内容で揃えていただくことになります。

                    入門セット(貼り込み用)

                    補助セット(結び道具他)

                    すでにいくつかの道具をお持ちの方は、ないものを単品でご購入ください。

                    その他、講座毎に必要な道具が違いますので、申し込み後、メール添付される詳細をご参照ください。

                     

                    7)レンタルアイロンについて

                    講習会では一般的なアイロンの持ち込みは不可としております。

                    そこで、専用アイロン(4〜5,000円)の購入を迷っている方を対象に、アイロンとアイロン台の貸し出しを行っております。

                    来年度からは全て最新型に入れ替えのため、レンタル料金を「600円」に変更させていただきます。

                    専用アイロンは貼り込みの必需品なので、今後複数の講座に参加希望の方は初めから購入されることをお勧めいたします。

                     

                    その他の道具についてはこちらをご参照ください。

                    貼り込みに便利な道具&材料

                     

                     


                     

                    <レベル>

                    数字は難度を示しています。

                     

                    ★入門コース ※初心者対象

                    1 糸切ハサミ入と指貫(new!) 

                    1 巾着と飾り房(筥迫用)

                    2 金封袱紗(new!) 

                     

                    ★初級コース ※「2金封袱紗」を受講した方対象

                    3 携帯裁縫用具入

                    3 鏡付脂取紙入

                    4 念珠入れ

                     

                    ★中級コース ※初級コースのいずれかを受講した方対象

                    5 名刺入付覚書帳

                    5 式部型小物入(new!) 

                    6 三段口扇襠筥迫

                    6 縢襠付筥迫(綿入・折り返し)

                     

                    ★上級コース

                    7 二ツ折小被付筥迫 

                      ※「5三段口扇襠筥迫」を受講した方対象

                    7 四ツ襠紙入(ペン挿付)

                      ※中級コースのいずれかを受講した方で

                       「念珠入れ」を資料を見ないで作れるレベルの方対象

                    8 折襠付縢襠筥迫(差込鏡)(new!) 

                      ※「6縢襠付筥迫」と「6三段口扇襠筥迫」を受講した方で

                       「縢襠付筥迫」を教本を見ないで作れるレベルの方対象

                     


                     

                    <2017年 講習会スケジュール>

                    ※カッコ内は、重複する開催月です。


                    3月
                    4  (土)2 金封袱紗(3,4,5,7,10)

                    5  (日)1 糸切ハサミ入と指貫  (3)

                    25(土)★6 三段口扇襠筥迫(3,11)

                    26(日)★5 名刺入付覚書帳(3,11)

                     

                    4月
                    29(土)2 金封袱紗(3,4,5,7,10)

                    30(日)3 携帯裁縫用具入(4,10)


                    5月
                    5(金祝)2 金封袱紗(3,4,5,7,10)

                    6(土) 4 念珠入れ(5,8,11)

                    7(日) ★7 二ツ折小被付筥迫(5)


                    6月
                    3  (土)3 鏡付脂取紙入(6)

                    4  (日)★7 四ツ襠紙入(ペン挿付)(6,10)


                    7月
                    16(日)2 金封袱紗(3,4,5,7,10)

                    17(月)★7 折襠付縢襠筥迫(差込鏡)(7)


                    8月
                    5(土)4 念珠入れ(3,8,11)

                    6(日)★5 式部型小物入(8)


                    9月
                    17(日) ★6 縢襠付筥迫(綿入・折り返し)(9,12)

                    18(月祝)1 巾着と飾り房(筥迫用)(9,12)


                    10月
                    7(土) 2 金封袱紗(3,4,5,7,10)

                    8(日) 3 携帯裁縫用具入(4,10)

                    9(月祝)★7 四ツ襠紙入(ペン挿付)(6,10)


                    11月
                    3(金祝)4 念珠入れ(3,8,11)

                    4 (土)★5 名刺入付覚書帳(3,11)

                    5 (日)★6 三段口扇襠筥迫(3,11)


                    12月
                    2(土) ★6 縢襠付筥迫(綿入・折り返し)(9,12)

                    3(日) 1 巾着と飾り房(筥迫用)(9,12)

                     

                     


                     

                    貼り込みに使う道具というのは、アイロンを除けばそれほどお高い道具というのはないのですが、小さいものを作るにも関わらず、けっこうたくさんの道具を使います。

                     

                    講習会ではこれらを全て持参しなければならないので、初めて講習会に参加される方に、皆さんどのぐらいのバッグを持って参加されるのですか?と聞かれることがあります。

                     

                    そこで、先日の講習会に参加された方の荷物を撮影させていただきました。

                    いつも山梨から高速バスに乗って参加いただいている方です。

                     

                    一番小さなコロコロでちょうど良し!といのことです。

                    つまりバッグなら二つ持つぐらいの量です。

                    細かい道具は100円ショップなどのお道具箱などを使えば、蓋がそのまま「部品入れ」(作った部品を入れるものが必要)として使えます。

                     

                    ただし、カッターマットはオルファの折りたたみ式でないとこのサイズのコロコロには入らないとのこと(画像は折りたたまれている状態)。

                     

                    A4の厚紙を切るのはA3のカッターマットが絶対的に使いやすいのですが、A3というサイズを持ち運ぶのは実はかなりタイヘンです。

                    これを入れるバッグを買うはめになるか、荷物が3つになるか、、、。

                     

                    ということで、通常のA3のカッターマットをお持ちの方であっても、講習会に参加される予定の方は、この「折りたたみ式のカッターマット」の購入を考えた方がよいかもしれません。




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                    【2016.11.15 Tuesday 16:58】 author : Rom筥
                    | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    2016.11 筥迫講習会『四ツ襠紙入(ペン挿付)』
                    0

                      11月の講習会は初の『四ツ襠紙入』です。

                      単純な四ツ襠ですが、ようやく本格的な懐中嚢物になってきたという感があります。

                       

                      この型の名称に色々な書き方をしていますが、四ツ襠という型は応用範囲が広いので、今回の型は『四ツ襠紙入(ペン挿付)』とします。

                       

                      H.Kさんの作品(東京在住)

                      今回の四ツ襠は「前金具」を付けた型なので、重厚な龍村の生地がよく似合います。

                       

                      四ツ襠は「折り襠紙入(念珠入)」に仕切りが付いたものなので、特に作り方が難しいというわけではありません。

                       

                      今回の一番難しいところは、表布を「ふらし」で仕立てていることです。

                      今までホットメルトに慣れていた人には相当に作りづらかったと思います。

                       

                       

                      K.Hさんの作品(東京在住)

                      この型は前金具が装飾のポイントなので、このように表無地、内布に柄物という組み合わせがとてもよく似合います。

                       

                      中級レベルまでは、正確な型を覚えるために、どんな生地であってもホットメルト紙を貼って作ります。

                      生地の風合いよりも、貼り込みで正確な形に作ることを学んでほしいからです。

                       

                      しかし四ツ襠からは、布の風合いを生かすという意味において、本来のふらしで仕立てる方法で指導していきたいと思っています。

                      本来、日本刺繍を施した布に芯材なんて絶対に貼りませんから、自然とふらしでの仕立て方になります。

                       

                      だからこそ、ホットメルトでしっかり仕立てられるぐらいでないと、かなりストレスがたまるということです。

                       

                       

                      M.Kさんの作品(東京在住)

                      M.Kさんは服飾関係(制作系)のお仕事なので、どちらも洋服地をお持ちになりました。

                       

                      表布はコートの裏地に使われた端切れだそうで、内布に使われたデシンは、マットな材質で手触りがよく美しい。

                      同色で素材感の違いで組み合わるという考え方がとてもおしゃれです。

                       

                      M.Kさんは「くるみの小はぜ」に惹かれて参加したそうですが、この型では「小はぜ」と「こはぜ掛け」にかなり手をかけています。

                       

                      金具の超細い穴に糸を通したりと細い作業も多いので、目の悪い人にはかなり辛かったようです。

                      そのような方には、今回の講座では「ルーペ」が必要かもしれません。

                       

                       

                      K.Wさんの作品(富山在住)

                      この型では、前金具に合うものとして、地紋のある無地や、小紋、重厚な布を使うことをイメージしているので、被せが少し短めになっています。

                       

                      そういう意味では、このような柄物を使うとちょっと中途半端な柄出しになってしまうので、被せに柄を出したいときは、被せの丈を少し長めに取るとよいかもしれません(講習会ではあくまで型紙通りに作りますが)。

                       

                       

                      S.Kさんの作品(東京在住)

                      S.Kさんはウィリアム・モリスの木綿生地を使われたので、和の金具は合わないと判断されたようで、金具は付けませんでした。

                       

                      ちょうどはぐれ猫さんがアンティークのスタンピング(のようなもの)をお持ちだったので、お借りして乗せてみました。

                      さすがに洋の生地には洋の金具が似合います。

                       

                      必ずしも前金具が必要というわけではないのですが、小はぜを使う型には、前金具を付けると付け外しがしやすいのです。

                       

                       

                      Y.Nさんの作品(兵庫在住)

                      今では筥迫工房の嚢物作りに「ホットメルト紙」は欠かせない存在となりましたが、ホットメルト紙は素材の風合いを全て消し去り、紙のようなものに変えてしまうので、古い縮緬などを使う場合はかなり残念な結果になってしまいます。

                       

                      基本的に内布はホットメルトを貼って良いかと思いますが、ぱりっとした生地の場合は貼る必要もないので、色々な素材を使って、それに見合った芯材や仕立てを自分で考えられるようになることが必要です。

                       

                      また、表布は基本「ふらし」にしますが、このようにパリッとした木綿などには、あまりその効果はでないかもしれません(反面、どんな仕立て方をしても作りやすい)。

                       

                      難儀なのは、薄くテロテロした生地や分厚い生地ですね。

                       

                       

                      はぐれ猫さんの作品(東京在住)

                      四ツ襠の内布は長さが必要なのですが、一枚布で取るのが難しいときがあります。

                      被せ裏に柄出ししたいときに、柄がここにあったらいいのに〜布が足りない〜と悔しい思いをすることがあります。

                       

                      今回のカリキュラムでは、途中で「布をはぎ合わせる」方法を学びます。

                      布のはぎ合わせ方を知っておくと、自由に柄出しができるようになります。

                       

                      はぐれ猫さんはそのはぎ合わせを利用して、あえて袋部分の柄を変えているのですね。

                       

                      こちらは同じ布で作られた5点セット。

                      嚢物は、こうしてセットで作ると特別感が増して豪華に見えます。

                      何ともすてきな一揃いですね。

                       

                       

                      最後に、今回のご当地銘菓。

                      兵庫代表は「お好み焼きせんべい」に「くいだおれ太郎のはちみつケーキ」、熊谷代表は「五家宝」、写真を撮り忘れましたが目黒区代表は蜂の家の「まゆ最中」でした〜。

                      みなさん、いつもありがとうございます。

                       

                       

                       

                      金具について

                       

                      今回使われている「前金具」については、入手先、選び方、加工の仕方など、取扱上の説明がとても面倒なので、ネット上には詳しい説明を書きません。

                       

                      種類はありますが、私が講習会で扱うのはこの1種類だけとします。

                       

                      お問い合わせいただいても、私が販売しているわけではありませんし、説明に労力がかかるだけなので、大変申し訳ありませんが、一般の方には一切お答えできません。

                      なので問い合わせしないでくださいね あせ

                       

                      前金具を使う講座の中でのみ詳しい説明をいたしますので、金具を使いたい方はこの講座に参加いただければと思います。

                       

                      来年度、四ツ襠は二回企画しています。

                       

                       

                       

                      来年からの課題

                       

                      講習会を初めて、かれこれ4年ぐらい経つでしょうか。

                       

                      4年前の自分が筥迫しか作れなかったことを考えると、このように講習会が発展していくなどとは夢にも思いませんでした。

                       

                      筥迫作りを体験しましょう〜というようなノリで始めた講習会だったので、ただ筥迫を作らせて喜んでもらうとことだけが目的でした。

                       

                      参加した方々が喜んで筥迫を持ち帰る姿を見るのがなんとも嬉しくて、その後、他の形をどんどん開発していきました。

                      それこそ何も考えずに、、、。

                       

                      新しい講座が出るたびに申込者は増加するので、ありがたいはずなのに、私のモチベーションは下がる一方。

                       

                      なぜか?

                       

                      参加者は次々と講習会サーフィンしていくだけで、一向に手が上がらないのです。

                      復習して上達をすることを目的としているのではなく、ただそこで作ることだけを楽しむ講習会になっていたのです。

                       

                      単発の一日コースでやっている以上、それがいけないワケではないのですが、複雑な型になればなるほど、教える側の負担が増えていくということです。

                       

                      これが私のモチベーションの低下をもたらしているのです。

                      こんなやり方をしていたら2〜3年も持たないでしょう。

                       

                      これはひとえに「基礎」をやらせていないことが問題なのです。

                       

                      複雑な型でも、とにかく時間内に作らせる!これだけに集中していて、本当の作り方を教えていなかった。

                      そう気がつくまで、1年ぐらい悶々と悩んでいました。

                       

                      所詮、嚢物細工の中で最も複雑な筥迫を作る講習会から始めてしまったので、完全に基礎をすっとばしているのです。

                       

                      やはり基礎をやらなければならない。

                      今後更に講座の種類が増えていくことを考えると、来年こそは絶対にやらざるを得ない。

                       

                      そして逆引きのように基礎を探る毎日。

                       

                      実際に自分がしている仕事の手順を細かく拾い出し、何も考えずにやっていたことに一つ一つ理由付けし、文章にして図解する。

                      何と難しいことか、、、沈

                       

                      それでも今やっと形になってきています。

                       

                      やりますよ、来年「金封袱紗」を!

                      講習会に参加する人には、入門コースとしてこれだけは必ず出ていただきます。

                       

                      これに基礎全てを詰め込みました。

                      型紙の合わせ方、線の引き方、カッターの使い方、糊の引き方、糊の乾く速度、緩みとつれ、額縁&組み合わせ、目潰し、等々。

                       

                      今まで講習会で教えていなかった、というより教える暇がなかったことの中に、大事なことがたくさんありました。

                       

                      そして、すごく面白いです。

                       

                      貼り込みは面白いとは思ってはいましたが、筋道立てて考えてみると更に面白いということが、こんな単純な金封袱紗の中に詰まっていることがわかります。

                       

                      これまで講習会に出てこられた方も、貼り込みに対する考え方が変わると思います。

                      是非、参加していただきたい。

                      そして、これまで作ってきたものに生かしていただきたい。


                       

                      次回、2017年度の講習会予定出します。

                      1月、2月はお休みをいただいて、3月から始まります。

                      金封袱紗は、前半は毎月入っています。

                       



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                      【2016.11.08 Tuesday 12:19】 author : Rom筥
                      | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |