『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
2019年講習会レベル表
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    先週は掲載できず申し訳ありませんでした。

     

    10月というのはショップの注文も多いし、そんなときに三連続の講習会だの、来年度変わる講習会のシステムの準備だの、新しい教室の申し込みだのが重なり、ひたすら事務処理に追われまくる毎日。

     

    まるで水の中でもがきながら進んでいるような気分です。

    あ〜事務員さんがほしい、、、。

     

    とりあえず来年度変る講習会のレベル表など作って、試しに見え方を確認するためにこっそりフリーページに画像をアップしたところ、講習会当日にすでに複数の人からレベル表のことを聞かれ、ブログで告知もしていないし、どこにもリンク貼っていないのになんで知ってるの?!とびっくり。

    自分としてはこっそりアップしたつもりだったのになぁ、、、。

     

    もう色々バレバレな状況のようなので、今回は最新のレベル表だけアップします(以前のものから少し変わっています)。

    複雑すぎてわからないだろうと思うので、せめてもフロー図つけてみます。

     

     

     

    来年は新しい型を4つ予定しています。

    グレー表示は来年は無理だけど、そのまた翌年ぐらいはやるかも〜という型です。

    講習会に来たことがない人には何だか複雑そうな名称に思えるかもしれませんが、ある程度やっている人には名称だけでどんな型か想像できるだろうとは思います。

     

    適当に入れているだけでこのぐらい増えていくので、実際にはもっと増えていくと思います。

    それでこんな複雑なレベル表が必要になってくるというわけです。

     

    図がかな〜り小さいので、理想としてはサムネールからクリックしてPDFをダウンロードできるようにしたいのですが、FPTがどうたらサーバーがどうたら調べているだけで頭がフリーズ。

    もうネットショップするだけで私のPC脳は限界なのよ、、(泣)。

     

    一つ情報をアップすると講習会の体裁全てを変えなければならないので、それもまた憂鬱の種。

    今はとりあえずあるだけの情報で、なんとなく雰囲気わかってください。

     

     

    とにかく講習会は、今年は11月と12月に「月見型紙入れ」だけ。

    来年1月の講習会はなしで、2月までの予定が出ているのみです。

     

    <2018年>

    11月4日(日) ☆4 月見型紙入(申込:10/2)(お針子会)

    12月2日(日) ☆4 月見型紙入(申込:11/6)(お針子会)

     

    <2019年 >

    1月 講習会はお休み

    2月2日(土)◎2 金封袱紗(懐紙挟み)(お針子会)(申込:1/8)

    3日(日)☆☆6三段口扇襠筥迫(お針子会)(申込:1/11)

     

     

    来年3月以降の講習会スケジュールもできていますが、こちらはまた後日掲載します。

     

    11月の「月見型紙入れ」もまだお席残っております。

    金封袱紗に出られた方対象です。よかったらどうぞ。

     

    新しい教室(つたえ)の方はおかげさまで年内の席は埋まっております。

    年明けはまだ少し残っております。

    貼り込み教室(つたえ)空室状況

     

     

    現在、ショップの注文、教室予約の対応等遅れておりますので、これが終わったら講習会の詳細も順次出していきますので、講習会についてのお問い合わせは今しばらくお待ちいただければ幸いです。

     

     

     

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    【2018.10.11 Thursday 21:16】 author : Rom筥
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    2018.8講習会『鏡付脂取紙入』とプレ教室について
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      ちょっと遅くなりましたが、8月開催の「鏡付脂取紙入」の講習会の作品をご紹介します。

       

      この回は最低催行人数の3名ぎりぎりで開催されたのですが、当日1名のキャンセルがあり、なんと2名での開催!

       

      定員の7名だと常に時間に追われているような状況ですが、人数が少ないと「あっ!」というトラブルが人数分減るので、やたらとゆとり感が増します(笑)。

      多分、11月から始まる貼り込み教室(つたえ)はこんな感じになるのではないかと思います。

       

      今回は、作品紹介の後に10月からの「講習会(お針子会)」と「プレ教室(つたえ)」の申し込みについてご連絡いたします。

       

       

      K.Tさんの作品(神奈川県在住)

       

      この型は別名「差込小被引出紙入(さしこみこかぶせひきだしかみいれ)」と言います。

      呪文みたいですが、一度作ってみればよく理解できる名称です。

       

      しかしこの名称では一般の人にはあまりにも想像がつかないということから「鏡付脂取紙入(かがみつきあぶらとりかみいれ)」にしたのですが、私的には未だにこの名称に違和感ありまくりで馴染めない。

       

      「脂取り紙」という響きを前面に出しているからだと思うので、来年からは「差込小被引出紙入(脂取紙入)」に改称する予定です。

       

       

      これは私が考案した型(オリジナル)なのですが、自己評価の低い私としては「自分が考えたものだから大したものではない」という考えがありました。

      しかし講習会で何回も作っているうちに、いやそれほど卑下するようなものでもない、なかなかいい型ではないかと思うようになりました。

       

      この天面に出る厚みを私は「小口」という言い方をしていますが、ここが真っ直ぐな細い四角に仕上がるととても綺麗です。

       

      側面も綺麗に三つに割れると、全体的に収まり良く、薄い箱のような仕上がりになります。

       

      この型は来年度からは講習会では行いません。

      実技は教室(つたえ)のみとなります。

      遠方の方、平日に通うことのできない方は、是非「通信」をご利用ください。

       

       

      H.Kさんの作品(東京都在住)

       

      この型はそれほど難しいものではないのですが、初めて作る方にはなかなかこの形が出せなません。

       

      それぞれの型には理想的な出来上がりというものがあるので、型ができたからそれでいいと終わってしまうと、本来の嚢物の楽しさを味わえるには至らないのではないかと思っています。

       

      ということで、今後「通信」を受けられる方は、必ず「添削」を受けてくださいね。

       

       

      講習会『月見型紙入れ』

       

      「月見型紙入れ」の申し込みが10月2日6:00〜始まります。

       

      詳細画面もすでに用意しておりますので、参加ご希望の方は是非ご覧ください。

       

      以前はこの型を入門にしようと思っていたのですが、プレ講習でけっこう手間のかかる型とわかったので、講習会では金封袱紗を受講した後の方を対象とします。

       

      入門でできると思ったのに〜と思った方は、是非新しい「教室」にご参加ください。

      教室では初めての方でもこの型が作れるようになっています。

      (つまり別の日に繰り越していいなら初級の人でも作れるということ)

      講習会でも来年度は金封袱紗の次のレベルで企画されています。

       

      ちなみに講習会は、来年からは申し込み開始時間を「0:00」(夜中)に戻します!

       

      0:00だと起きているのが辛い〜という声をよく聞いたので、それならばと朝6:00に変えたのですが、6:00にした途端「朝の忙しい時に〜」という声がその倍あったので、どうすりゃいいんじゃ!と思いましたが、この一年はそのまま続けることにして、来年以降はもう0:00開始で固定します(文句言わないように!)。

       

       

      貼り込み教室(つたえ)申し込み開始

       

      貼り込み教室の申し込みも10月1日から始まります。

       

      こちらは10月1日(0:00〜)からの開始です。

      (夜中の0:00なのでお間違えなく!)

       

      ギリギリですが詳細画面用意いたしましたのでご参照ください。

       

      10月1日0:00になると、この詳細画面で申し込みのためのカートが開きます

      講習会のように申し込み専用の画面はありませんのでご注意ください!

       

      11月から年明け1月までの三ヶ月間まとめて一気に申し込み開始します。

       

      始めはほとんど申し込みがないのか、それとも一人でまとめて予約をとる人がいるのか等、どんな傾向なのかを知るためのプレ教室でもあるので、本格始動する来年の2月まではあまり制限せず、後々問題が出てくるところは規制をかけていくことになると思いますのでどうかご了承ください。

       

       

      キャンセルについて

       

      いつでも問題になるのがキャンセルの扱いです。

      講習会を主催する側からすると、常に悩ましい問題です。

       

      昔は全額返金しておりましたが、その結果、簡単にキャンセルをする人が増えてしまい、常に半数の人がキャンセルという悲しい状況が続いたので、今では細かくキャンセルポリシーを設定しております。

      (これで実際にキャンセルが減るのですから、どうぞお察しください)

       

      早めのキャンセルならばその後に席が埋まる確率も高いのですが、さすがに五日前ではキャンセル待ちの人にもほぼ断られます。

       

      前日、当日キャンセルの場合、講習会では期日によって返金有りますが、前日当日は100%返金されません(全期間で振替なし)。

       

      教室の場合は、5日前までのキャンセルは別の日に振替、4日前〜当日までのキャンセルは1チケットの半額分を次回チケットから差し引く、という形にさせていただきます。

       

      これは講習会では振替が難しい、教室では振替が比較的楽という状況の違いと、主催者側からすれば「返金作業」というのは非常に手間がかかるので、講習会は返金するにしても、持続可能な教室の場合は次回に差し引きにしたいということでご了承ください。
       

      講習会・教室 キャンセルポリシー

       

       

       

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      【2018.09.30 Sunday 15:16】 author : Rom筥
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      とりあえず直近の予定など
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        今後の予定を9月中には出しますと言っておきながら、つい最近まで講習会や納品に追いまくられていたので、今ギリギリになって情報公開の準備を始めています。

        講習会報告もたまっていますが、まずはこちらを優先させていただきます。

         

        ある程度内容は固まっているのですが、思いの外複雑なシステムになってしまいました。

        皆さんにどうわかってもらえるか?ネットでの説明のしかたは?申し込み方法をどうする?料金は?と重なる問題ばかりで頭がパンクしそう、、、。

         

        できる限りの知恵を振り絞って考えましたが、これから色々と不具合も出てくると思いますので、とりあえず直近の予定だけ開示させていただきます。

         

        また、新しく始まる西巣鴨の「教室(つたえ)」とどう兼ね合いを取って行くか試行錯誤になると思うので、11月〜来年度1月までは「プレ教室」とさせていただきます。

        この期間で受講者の要望や私自身がどこまで対応できるか様子を見て、本格始動の来年2月までにしっかり調整していきたいと思います。

         


        2018年


        11月

        4日(日) 講習会(お針子会)「月見型紙入」(申込:10/2)
        12日(月) プレ教室(つたえ)
        19日(月) プレ教室(つたえ)

         

        12月

        2日(日) 講習会(お針子会)「月見型紙入」(申込:11/6)
        10日(月) プレ教室(つたえ)
        17日(月) プレ教室(つたえ)

         


        2019年


        1月
        15日(火) プレ教室(つたえ)
        21日(月) プレ教室(つたえ)

        ※1月の「お針子会」での講習会はお休みです。

         

        2月

        2日(土)講習会(お針子会)「金封袱紗」(申込:1/8)
        3日(日)講習会(お針子会)「三段口扇襠筥迫」(申込:1/11)

         

        ※「つたえ」での教室は2019年2月から本格始動いたします。

         2月以降の予定は2018年12月以降にお知らせいたします。

         


         

         

        筥迫工房の講習会もおかげさまで6年目に突入しました。

         

        初めは筥迫に特化した講習会でしたが、筥迫のように糊だけを使って作れる型を次々と紹介していったところ、今では筥迫よりも他の嚢物の方が人気になり、更に新しい型が求められるようになってきました。

         

        2年前からは糊の技法を教える内容にシフトしたのですが、「貼り込み(糊専門)」だけで袋物を作る講習会は珍しいようで、びっくりするほど遠方からの参加者も増えました。

         

        「1日で必ず一個完成させる」という効率的なスタイルが定着したのも必然だったと思います。

         

        しかしながら、毎年2〜3ずつ増える型を全て単発講習で行うことには限界があります。

        今がその分岐点だと考えています。

         

        そこでこれからは「講習会」と「教室」を分けて開催することになりました。

        わかりやすく表にしたものを準備していますが、まだ確実ではないので、とりあえず今回は文章のみでざっと説明してみたいと思います。

         

         

        講習会(お針子会)内容

        講習会は今まで通り「お針子会」(池袋)で行われます(基本的に土日祝祭日の休日開催)。

         

        一つの講座ごとに集まった7名の受講者と講師が、同時進行で一つの型を時間内に作り上げます。

        一日で確実に作品を作り上げるので、遠方の方、お勤めで忙しい方には最適です。

         

        講座によって終了時間は変わりますが、基本は午前10:00〜午後5:00までの6時間(昼食1時間除く)。

         

        必要な道具類は全て受講者に用意していただきます。

         

        それぞれの講座に定められた「申し込み開始日」にショップのカートが開き、購入という形でお申し込みいただきます。

         

        始めて講習会に参加される方は、必ず入門コースの「金封袱紗」を受講していただきます。

         

        ただし今後は全ての講座で「課題」が義務付けられるので、それなりの負担がありますことをご了承ください。

         

        各講座を受講後に、そのレベルに対応した型の資料と型紙を「通信」として購入することができます。

        ただし、作った作品の画像を提出しないと(添削を受ける)次の型を購入することはできませんのでご注意ください。

         

         

        教室(つたえ)内容

        新しく始まる教室は「つたえ」(西巣鴨)で行われます(基本的に平日の月曜日、火曜日の予定)。

        「プレ教室」期間中は月2回の開催で、各定員4名の少人数体制にさせていただきますが、今後変動あります。

         

        午後12:00〜午後5:00の時間内にご自由に参加いただけます。

         

        前払いのチケット制で、チケット購入後に希望の日を一回分ずつ予約します。

        1回、3回、6回チケット有。参加日に次の回の予約が取れます。

        チケット代の他に、別途型ごとの「教材費」がかかります。

         

        教室ではアイロン、アイロン台、カッターマットなどが貸し出しになるので、最低限の道具類のみご持参いただきます。

        そのため、初めてチケットを購入する際には「設備費」として5,000円をいただきます。

        ただし1チケットずつの購入の場合は、レンタル料を含んだ金額になるので設備費は不要です。

         

        ある程度のレベルに沿って型を選ぶことになりますが、教室では初回に選べる型が多いので、初めて参加される方は教室の方から始められると気分的に楽なのではないかと思います。

         

        教室では、初めのうちは気軽に楽しんで作ってもらうことが目的なので、糊使いをあまりうるさく言うつもりはありません(たぶん)。

         

        そのうち本気でやりたいと思ったら、基本的な糊の扱いは「金封袱紗」のみで説明しますので、途中から講習会を受講することをお勧めします。

        この講座さえ受講しておけば、その後のレベルを教室で行うこともできます。

         

        こちらは上級になっても課題提出はないので、あくまでマイペースでストレスなく作業したい方向きです。

         

        予定が合えば講習会との併用も可能ですが、その場合は講座の課題提出は必須です。

         


        臨機応変に交わる講習会と教室

         

        短期集中でしっかり学ぶ「講習会」

        講習会では、入門コースの「金封袱紗」から始めて、貼り込み(糊)の「技法」を体系立てて教えていきます。

         

        今後は講師が一緒に作業した方がわかりやすいと思われる型に絞って、講習会の内容を設定することになります。

        念珠入れ、筥迫系、四ツ襠系などの「手技を必要とする型」が主になります。

         

        その他の細工系の型は「教室」か、後追いで「通信」で作るという形になります。

         

        今後講習会で行う講座は全て「課題」有りになります。

        (講習会で作った型と同じものを自宅で作成して次の講座で提出)

        自宅に帰ったら講習会で作った型をすぐに復習する、これさえやってもらえれば必ず上級までついていけます。

        これにより「一日で仕上げる」ことや「通信で自力で作る」ことが可能になるとご理解ください。

         

        今後次々と上級の型が出てくるとは思いますが、応用形でできるものは全て通信になります。

        通信では、途中で迷ったり挫折するようなこともあるとは思いますが、そのようなときは教室に単発(1チケット)で参加して添削を受けることができますので、講習会でついていけない部分を教室で補修できるような形を考えています。

         

         

        それぞれが自分のペースでじっくり取り組む「教室」

        講習会は皆で一斉に同じ作業をするので、効率的である反面、自由度からいえば自分で使う布を選べるという程度です。

         

        教室はそれぞれが違う作業をするので、場合によっては一つの型に数回のチケットが必要になりますが、時間にしばられない分自由が効くので、初めから玉縁、金装飾、切り付けなどの装飾も必要に応じて取り入れていくことができます。

         

        基本的には資料を見ながら、講師と打ち合わせをしつつ作業を進めるというやり方です。

         

        資料があるので教室の続きを自宅で作業することができ、自分の工夫次第で効率的に進めることもできます。

        行き詰まったところを次回の予約時に教室で質問しても良し、作業するのは教室だけにしても良しです。

        同じ型を納得いくまで作り直してもかまいません。

         

        講習会では、上級レベルに達していないと判断でしたときは受講をお断りせざるを得なかったのですが、今後は時間制限のない教室の方で上級レベルの型を作っていただくことをお勧めするような形になると思います。

         

         

         

        自分で自習や研究ができる人は講習会向き、自習が苦手な人は教室向きということです。

         

        ただし、この二つは完全に分かれているわけではなく、各自の必要に応じて、行ったり来たりで利用できるシステムで考えていきたいと思っています。

         

        たぶん表にするとわかりやすいので、こちらは準備が出来次第公開していきたいと思います。

         

         

        「通信」の意義

         

        大きく変わるのは、「携帯裁縫用具入」「脂取紙入」「名刺入付覚書帳」などは講習会では行わず、教室のみで教えることになるところです。

         

        「え〜?!まだ携帯裁縫用具入れを受講していないのに〜」

         

        という方は、現段階である程度のレベルをクリアしていれば、資料や型紙を購入していただき「通信」で添削することになります。

         

        これは講習会で私が一緒に作らなくても一人で形にできそうと思える型に限りますが、もちろん講習会でつくるほどには完成度は望めないので、作ったものを画像で送ってもらい添削するというアフターフォローまでを考えています。

         

        以前は、講習会で資料の内容が安定したらショップで販売することを考えていたのですが、最近は不特定多数の人に安易に販売することにより、それを改良した劣化版が世の中に氾濫することにかなり不安を感じるようになりました。

         

        講習会で作る「型」は私のオリジナルもありますが、昔の型を改良しつつ再現したものがほとんどなので、外観をコピーされても文句は言えません。

         

        しかし「資料(作り方)」と「型紙」は完全に私のオリジナルであり正当な著作物です。

         

        それぞれの型にどれだけ時間と労力を費やして作ったかを考えると、精力的に活動できるうちは基本的な型までは自分自身が対面でしっかりと教えて、受講者にも貼り込みに対する私の考え方をしっかり理解していただいてから、「通信」という形で資料を販売したいと思っています。

         

         

        申し込みの仕方

         

        「講習会」の申し込み方法はこれまでと同じです。

         

        「教室」ではプレ教室期間中は1チケット(一回参加分)のみの販売で、6,000円(プレ価格)に設定させていただきます(教材費別)。

        今後はチケットも1枚、3枚、6枚セットの中から選択できるようになりますが、正式な価格は12月までお待ちください。

         

        本格始動する2019年2月からチケット購入時に設備費(5,000円)のお支払いをいただくことになりますが、プレ教室の期間中は設備費は不要なので、お試しで来てみたいという方は是非この期間においでください。

         

        教室の定員は、プレ教室期間中はとりあえず4名からの開始です。

        講習会と同じくショップに専用のページを設け、そこから開いている席を購入という形になると思います。

         

        以下のように空席状況がわかるようにしたいと考えています。

        (あくまでサンプル画面です)

         

        貼り込み教室 申し込み状況

        ---埋 ○空      (2018年9月24日現在)

         2018年
         X月X日(X) --- --- ---
         X月X日(X) --- ---
         X月X日(X) ---
         X月X日(X)

        ↓ 空席(○)のある日を以下申し込み画面からご注文ください。

        貼り込み教室申し込み画面(工事中)

         

        プレ教室の申し込み画面はこれから用意しますが、チケット販売は10月1日から開始します。

         

        これから新しく貼り込み教室が行われる「つたえ」は東京の西巣鴨にあります。

        石田節子流着付け教室を開催していらっしゃる永石秀子先生のお教室をお借りして行います。

        永石先生とは、私が着付けを習いに行ったり、永石先生が筥迫工房の講習会に来られたりのご縁があり、今回の貼り込み教室につながりました。

         

        衣裳らくや石田節子流着付け 巣鴨校つたえ

         

        住所:東京都豊島区西巣鴨4-23-14

        都営地下鉄三田線「西巣鴨駅

        都電荒川線「西ケ原四丁目駅

        都営バス 池袋東口巣鴨経由浅草行き「西巣鴨停留所

         

        どの駅からも5分圏内という非常に利便性のよい場所にあります。

         

         

        いずれショップ上にもう少しわかりやすい情報をアップしますので今しばらくお待ちください。

         

        ご不明点などありましたら、以下よりご連絡いただければ回答いたします。

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        どうぞよろしくお願いいたします。

         

         

         

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        【2018.09.25 Tuesday 12:56】 author : Rom筥
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        2018.7プレ講習会 『月見型紙入』
        0

          今年は11月、12月の講習会を中止にさせていただきましたが、代わりに『月見型紙入』を入れます。

          場所は通常の講習会と同じ単発講習で場所はお針子会です。

           

          11月4日(日)『月見型紙入』 申込開始:10/2

          12月2日(日)『月見型紙入』 申込開始:11/6

           

          この合間に「貼り込み教室」が入りますが、こちらの詳細はもう少し先にさせてください。

           

          その代わり、密かに行われていた月見型のプレ講習の作品アップさせていただきます。

          このようなものを作ります。

          萌えポイント満載で好評でした。

           

          実は8月中旬に腰を痛めしばし動けなかったため、その分の仕事に追われる毎日。

          ブログ休むか〜、いやブログ用の画像もたまっている〜。

          ということで今回はちょっと軽めに(これでも)。

           

           

          E.Tさんの作品(東京都在住)

           

           

          C.Mさんの作品(東京都在住)

           

           

          J.Yさんの作品(神奈川県在住)

           

           

           

          あちはさんの作品(神奈川県在住)

           

           

          H.Sさんの作品(神奈川県在住)

           

           

          K.Tさんの作品(神奈川県在住)

           

           

          Y.Mさんの作品(東京都在住)

           

          月見型の部分は差し込みで「鏡」が入っているのですが、模様が入っているのは鏡裏を見せているからです。

          「鏡に指紋が付くのがイヤ!」という受講者のアイデアです。

           

          色々な楽しみ方がありそうです。

           

          以前、この月見型を入門コースにする!と言っていましたが、作ってもらったところ意外に大変だったようで、全く初めての人にはちょっと難しいかもとのこと。

          いつも「この型は簡単!」と言ってしまうのが私の悪いクセで、、、。

           

          ということで、今回は「これまで講習会を受講したことのある方」を対象とさせていただきます。

          金封袱紗さえ出て入ればOKの初級ということで。

           

          この型は、貼り込みではない工程が入ります。

          やろうかな〜どうしようかな〜と思っていましたが、やりたい!と言われてので採用することにしました。

          さぁ何をやるのでしょう?

          (期待させるほどのものではないですが、、、)

           

          ご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非ご参加ください。

           

           

           

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          【2018.09.04 Tuesday 19:54】 author : Rom筥
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          2018.8 プレ講習会『籠千代田お針箱』
          0

            8月の3回目は『籠千代田お針箱』でした。

            こちらは初めての講座だったので、どうなるかちょっと不安ということもあり、プレ講習会ということで受講者を募りました。

             

            今回の講座では、籠に巾着を取り付けるのに皆さん苦心していました。

            籠に使ったアタは網目が細かいので、針を通すのにコツがいります。

            そこさえわかればある程度はサクサクと進むのですが、それがわからないうちはかなりイライラします。

             

            縢襠付筥迫なら、どんなに遅くなっても縢り部分は全部やり遂げる!という人がほとんどなのですが、今回は早々にギブアップされていました(苦笑)。

            こういうものは焦るほどにうまくいかないもの。

            縢りはご自宅でゆっくり仕上げていただく方がいいかもしれません。

             

            ということで、巾着を完全に取り付けることができなかったので、目立たないように処理をして撮影しています。

            (縢っていないだけで巾着が外れるわけではない)

             

             

            A.Hさんの作品(福井県在住)

            針箱は二段構造で、上が針山、下に指貫を収めることができます。

            ハサミが取り出しにくいので「貝の根付」も作りました。

            ※画像のハサミのカバーは、別講習の「指貫と糸切ハサミ入 」で作ることができます。

             

             

            K.Fさんの作品(シンガポール在住)

            こちらは中作りを外に出して撮影(取り外し可能)。

            ちょっとフクレのあるシーチングのような布を使われたので針山がはまるか心配しましたが、何とか収納できた、、、。

            しかし、出来上がってみれば何ともおいしそうなケーキのようにも見えます(紐飾りがまるでイチゴのよう)。

             

             

            Y.Oさんの作品(山形県在住)

            この講座では、事前作業で巾着部分を縫ってこなければならないので、布選び方もそれぞれで判断しなければなりませんでした。

            布の薄さ、柔らかさ、張りなどが出来に関わってくるので、その場で布選びのアドバイスをしてあげられないのが難しいところです。

             

             

            E.Fさんの作品(山梨県在住)

            こちらはとてもかわいい出来上がりなのですが、柔らかく繊細な古裂をお使いだったので、ちょっと籠にするのはかわいそうという感じでした。

            懐中物の場合は使う方もかなり気を使って扱いますが、実際にお仕事をするための嚢物は働いてこそなので、あまり古い布にこだわらなくてもいいかもしれません。

            ちなみにこの巾着部分が劣化したとしても、取り外して籠を再利用することができます。

             

             

            N.Nさんの作品(東京都在住)

            貼り込みで作るものは一言でいって「手間がかかる」ですが、この型は更に「とんでもなく手間がかかる」といえましょう(笑)。

            以前、工作みたいで簡単と書いたような気がしますが、手間の掛かり具合は筥迫より上です。

            私自身、細かい作業が大好き♡という人間なので、こういうものを作るのが苦にならないため、つい「簡単」という言葉を使ってしまいます。

            しかし、それを人に作らせるとどんなに大変な型かを思い知ることになります。

            皆さん中作りの制作中は能面状態でした(よくこんな型作ってくれたなと思ったことでしょう。ははは、、、汗)。

             

             

            H.Sさんの作品(東京都在住)

            中に入れる手縫い糸は、カード巻きの40mなら15枚程度、80m巻なら12枚程度入れることができます。

            こちらは金亀なので80m巻かな?

            私が使ったのはオリヅルで40mと80mがあるようです。

            入れるなら同じブランドで揃えた方がかわいいです。

             

            お針箱ができると、きれいなグラデーションになるよう糸を出したり入れたり。

            糸さんのお部屋、指貫さんのお家、はさみさんはここに入っていて。

            女性の萌え心をくすぐる「道具ハウス」です。

             

             

            郁駒屋さんの作品(福岡県在住)

             

            プレ講習会では受講者の様子を見て、その後の作り方や型紙、教え方や手順を手直しします。

            実際にプレ講習後に大きく型が変わったりすることもあるのですが、今回はそのような変更はありませんでした。

            しかしながら、やはり課題は山盛りでした。

             

            いつもの緻密さを必要とするタイプの型ではないのですが、これを一日講習で仕上げようとするとかなりの超特急で作業しなければならないことから、ある程度貼り込みに慣れている人でないと作業は辛いかもしれません。

             

            しかし内容はあくまで「工作」なので、受講者のレベルを高く設定せざるを得ないのはひとえに「一日で仕上げる」というハードルがあるからです。

             

            このようなものは時間に縛られず、初めからついて教えればいいというのが結論です(つまり一日講習には適さない)。

             

             

             

            講習会(単発)と教室(常設)

             

            これまでは単発(一日)の講習会という手段でしか貼り込みを教えることができませんでしたが、近々「常設の教室」という形で別の教え方を試すことになります。

             

            始めは月2回の月曜日になると思います。

            これまでの講習会が週末と祝日しか行われなかったのは、平日はお針子会の和裁教室と刺繍教室で会場が埋まっているからです。

             

            単発の講習会は確実に一日で終わらせることができるよう、あらゆることを想定して綿密な準備をしています。

            しかし型は今後増える一方なので、最近の私自身の環境の変化を考えると、全て単発講習で行うことはあまりに負担が多い。

            そんなことから、常設で平日開催の教室の必要性は以前より感じていたことでした。

             

            受講者の皆様にとっても、一つの講座で年2回程度しか企画されないこれまでのやり方では、ご自分の予定と合わなかったり、都合がよくても予約が取れなかったりすると、次に受講できるのが一年先となり、歯がゆい思いをされていたことと思います。

             

            常設のお教室ではチケット制にするつもりなので、予約さえ取れれば次々に型は作れますし、時間を区切らないのでそれぞれが好きなだけ時間をかけて物を作ることができる環境になります。

             

            もちろんこれも一長一短です。

            講師一人に全員が違う型を作れば、基本的にマニュアルを見ながらの作業で、時々回ってくる講師に直接質問ができるという感じなので、全員で一斉に同じ型を作って一日で仕上げる講習会と同じには考えられない。

             

            しっかり予習復習が必要な講習会とマイペースに作業できる教室、都合が合わなければ次の講座を一年待つ講習会と、その日その時に次の人が終わるのを待つ教室。

            究極の選択ですね。

             

            お針子会の講習会が本科、常設の教室が副科というように別けることになりますが、本科は課題の実技を受けると、型によっては「通信」で受講する講座もでてきます。

            予約に振り回されないですし、遠方から参加の方にとっても良いのではないかと思います。

             

            お教室の方はまだしばらくは本始動に至らないとは思いますが、11月から小さな規模で一から始めてみたいと思います。

             

            場所は、

            都営地下鉄三田線「西巣鴨駅

            都電荒川線「西ケ原四丁目駅

            都営バス 池袋東口巣鴨経由浅草行き「西巣鴨停留所

            いずれも駅近の非常に利便性のよい場所にあります。

             

            詳しい内容はまだもう少し煮詰めてからお知らせいたします。

             

             

             

             

            筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

             

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            【2018.08.27 Monday 22:22】 author : Rom筥
            | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            2018.8講習会 『縢襠付筥迫』と『巾着と飾り房』
            0

              8月の講習会は「縢襠付筥迫」と二日続きで「巾着と飾り房」がありました。

              以前は縢襠付筥迫の講座単独で二日続きにしていましたが、現在ではこれらは切り離し、1日単位で申し込みができるようになりました。

               

              つまり、他の筥迫(本体)を受講した方が「巾着と飾り房」を受講したりするので、作品画像では縢襠や三段口の種々取り混ぜです。

              どうぞお楽しみください。

               

               

              N.Nさんの作品(東京都在住)

              講習会に参加される方々は基本的に年配の方が多いので、自分が身につけることを考えると、つい地味系に走ってしまいます。

              そんな中で筥迫は、自分は身につけないけど作ってみたい♡という気持ちで作られる人がほとんどなので、絵柄的に一気に華やかになりますね。

               

              このびら簪は、はぐれ猫さんが持参された田楽型をお借りして横挿しで使ってみました。

              縢襠付筥迫は「簪挿し」が付いているので上挿しするものですが、薄い筥迫などは横挿しで使います。

              筥迫に合わせて色々な挿し方をしてみると筥迫の表情が変わります。

              筥迫から飛び出すので派手な印象を与えます。

              実際に着用する際に田楽型を横刺しにするのは勇気が入りますが、作品展示には有効かと思います。

               

              こんな様相の筥迫を見ると、懐中嚢物界の第一礼装というイメージで本当に素敵です。

               

               

              Y.Mさんの作品(東京都在住)

              どちらも同じ縢襠付筥迫ですが、右の作品(オレンジ)は以前の講習会で作られたものだそうです。

              その頃は教本と同じ型紙、同じ作り方でした。

              左の中級の筥迫(水色)とはこのぐらいサイズが違います。

               

              刺繍裂で精密に柄合わせをしたいときは、できるだけ伸びない布を使います。

              日本刺繍の花嫁筥迫に「塩瀬」がよく使われるのは、そのような意味からだと思います。

              (反対に紙入れ系を塩瀬で作ると仕立てにくい、、、)

               

              今回の筥迫は古い縮緬で作られています。

              シボの細かい古く柔らかい縮緬は非常に伸びやすいので、布の扱いに慣れていない人には扱いづらいのでお勧めしません。

              「伸びる布だから伸ばさないように貼る」という当たり前のことが、作り方に必死になっている段階ではそれを一緒に考えながら作業することができないので、手順を覚えるまでは「薄くて伸びない布」をお勧めしています。

               

              たくさん作っている人はそれぞれの布の性質がわかっていますし、伸びる布は伸びないように手が作業します。

              伸びやすければ「どうにでも合わせられる」という利点にも転じます。

               

               

              R.Sさんの作品(東京都在住)


              背面の柄出しがとても綺麗だったので、つい撮影してしまいました。

              中級は基本的はご自分で柄出ししてもらうのですが、どこにどんな柄出しをするかで、その人の考え方や「らしさ」が見えてくるので面白いですね。

               

              縢襠付筥迫のみの参加だったので、巾着はご自宅で事前に作ってお持ちになりました。

              巾着の口は玉縁にして赤をしっかり主張しています。

               

               

              K.Tさんの作品(東京都在住)

              被せと簪挿しで柄合わせを試みたそうですが、残念ながらズレてしまいました(でも何となく合わそうとしているようには見える)。

              中級の筥迫では事前作業で簪挿しを作ってきていただくので、この時点で柄合わせをするのはちょっと難しい。

               

              教本では型紙の段階で柄合わせをしていますが、実際には使う布の厚みが違うので絶対に合うわけではありません。

              (貼り方が少しでも狂えば、そこでも柄が合わなくなりますし)

              今回の講座では、どんな柄でも合わせられるやり方をしているので、そのやり方で再度簪挿しだけ作り直してみればぴったり合うと思いますので、是非試してみてください。

               

               

              はぐれ猫さんの作品(東京都在住)

              こちらは三段口扇襠筥迫ですが、初期の頃の型紙を使われているので、現在のものより横幅が狭い。

              この頃は、飾り房を取り付ける「ち」の位置も背側に付けて被せの前に垂らすという作り方でした。

              その後、鏡前の方に付いたり、今では折り掛けの位置に付いたりで、色々と試行錯誤があったなぁと懐かしく思いました。

              (ちの位置はどこでもお好きなところにどうぞ)

               

              更にははぐれ猫さんのアイデアで、鏡面が引き出し口になっていたり、三段口扇襠筥迫に玉縁が付いたりしています。

              (今回は巾着と飾り房を受講されています)

               

              装身具を研究されているはぐれ猫さんの作品なのに、撮影するときに持参されたびら簪を付けるのを忘れてしまいました。

              (ホントごめんなさい、、、)。

               

               

              Y.Tさんの作品(大阪府在住)

              柄出しのバランスがとても良いですね。

               

              こちらもご自分が持参された田楽型のびら簪をお使いになりました。

              平打ち部分がちょっと細身タイプのものなので、これぐらいなら年配の人でも使えそうです。

               

              今回使われた打ち紐は「煎茶」という色です。

              あまり出ない色なのですが、けっこう合わせやすい色だなと感じました(私も使ったことがなかった、、、)。

               

              房糸は同色の煎茶を持って行ったつもりが、これは「榛色(はしばみいろ)」でした、、、。

              煎茶に切り房糸がなかったので、実際には「手縫糸」で揃えています。

              微妙に色味が違うとはいえ、なぜかこの筥迫にはこの組み合わせが絶妙に思えます。

               

              緒締め玉はショップでは扱っていないものですが、マットなゴールド色がこれまた素敵なので、いつか出してみようかしらん。

               

               

              H.Sさんの作品(東京都在住)

              お花などの形が曖昧なものは柄合わせが楽ですが、青海波のように文様のラインをしっかり出す必要のあるものはシビアな柄合わせが要求されます。

              それにしてはしっかりと柄合わせできてお見事。

               

              「鹿の子も柄合わせしますか?」(H.Sさん)

              「いや、いや、そこまでしなくても」(Rom筥)

               

              と言ったのに、何気に合っているところが恐ろしい、、、(汗)。

               

               

              M.Tさんの作品(神奈川県在住)

              こちらは「巾着と飾り房」を受講されたので、筥迫は三段口です。

               

              懐中袋物は着物あっての装身具ということで、着物を着て受講される方が少なくありません。

              私にとっては目の保養です。

              今回はM.Tさんの他にも、K.Tさんが浴衣を着ての参加でした(早々に帰られたので残念ながら作品画像がありません)。

               

              そして〜!

               

              見よ、実際に装着したこのお姿を!

               

              真夏に着物というだけでもすごいのですが、丸髷に懐中物が相まって、まるで自分が違う時代にワープしてしまったような錯覚に陥ります。

               

              そして後ろ姿。

               

              びっくりの「まるまげキット」をお使いとのことです。

               

              この髪型にするために一年かけて髪を伸ばされたそうで(現在肩より少し長い程度)、慣れれば2〜30分程度でこの形ができるのだそうですよ。

               

              丸髷を結っていた時代の人に教えてあげたい。

              髪結いの亭主は家を追い出されることでしょうが(笑)。

               

               

              今回の講習会で一番の盛り上がりネタでした。

               

               

               

               

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              【2018.08.21 Tuesday 11:09】 author : Rom筥
              | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              式部型小物入と講習会のスケジュール変更
              0

                今月の講習会の紹介をするつもりでしたが、8月20日に申し込みが始まる式部型の詳細を出していなかったこと、また今後の講習会スケジュールの変更があるため、今回はお知らせ優先にさせていただきます。

                 

                こちらは御所解きの裂に刺繍をあしらったものです。

                去年の刺繍教室の作品展のため、私が刺繍したものなのでちょっと残念なレベルですが、式部型の画像がこれしかないのであしからず。

                画像では大きく見えるようですが、手のひらに乗るような小さな小物入れです。

                 

                 

                まずは講習会の変更のお知らせです。

                 

                今年の講習会スケジュールで予定されていた

                 

                11月(金封袱紗、三段口扇襠筥迫、筥迫装飾)

                12月(四ツ襠紙入、式部型小物入)

                 

                は、「中止」とさせていただきます。

                 

                予定されていた皆様、本当に申し訳ありません。

                 

                11月、12月は別のスケジュールになりますので、後日決まり次第お知らせいたします。

                10月の予定までは通常通り開催されます。
                 

                 

                それから9月19日開催の『式部型小物入』の詳細を出していなかったのでアップしました。

                 

                こちらの詳細を出していなかったのは、「対象者レベル」を結局去年と同じにするかどうかに悩んでいたからです。

                 

                筥迫工房の講習会は、全ての講座で「どうやったら全員が時間内に確実に完成できるか」が最大の問題です。

                 

                これは最も手間のかかる型ですが、中級を経た人であれば作れるレベルではあると思います。

                 

                しかしながら、「慣れ」とは別に、「作業速度」は非常に個人差があるので、今回のように工程の多い型になると終了時間を想定することがとても難しくなります。

                 

                対象が「縢襠付筥迫を余裕で作れるレベルの人」というのはあくまで自己申告でしかないので、終了時間を「17時〜19時(午後7時)」と幅を持たせることでとりあえずの解決を図りました。

                 

                結局そこか、と思われるかもしれませんが、遠方から参加される方も多く、指定でチケットを買われている方にとって、終了時間を示すことは大事なので、どうかご了承いただきたくお願い申し上げます。

                 

                しかし上級の型が増えれば増えるほど同じ問題にはぶつかるので、何か別のやり方を考えなければなと考えてはいます。

                 

                 

                もう一つの変化

                 

                11月、12月の予定を中止(組み直し)にした理由は、別の講習会会場を11月から使えるようになったからで、こちらではお針子会とは違うやり方をしたいと考えています。

                 

                現在会場として使わせていただいている「お針子会」は、講習会会場としてとても使い勝手は良いのですが、いかんせん和裁教室や刺繍教室で使われていない日だけを使わせていただいているため、どうしても「単独講習」にせざるを得ません。

                 

                「単独講習」には1日で絶対に完成させる!というのが最大の利点ですが、今回の型のようなものにはその良さが難しさにもなります。

                 

                そんなわけで、前々から考えていた「連続講習」を開催することになりました。

                 

                連続講習の良さは何より「自分のペース」で作れることです。

                そのかわり、単独講習なら1日で作れるものを何日もかかって作ることになるので、遠方の方にはまず利点がないのですが、お針子会を会場とした単独講習も並行して続けていくつもりなのでご安心ください。


                新しい会場では、4名程度の小規模なやり方から無理なく始めようと思っていますし、ある程度の道具類は常備して貸し出しできるようになるとは思います。

                 

                そして、全員が違う作業をすることになるので、単独講習のように効率的には進みませんが、楽しみながら「ゆるく」作業したい人には最適ではないかと思っています。

                 

                 

                 

                いづこも同じ状況でしょうが

                 

                実は講習会のやり方を変えるに至ったもう一つの理由があります。

                 

                私ごとで大変恐縮ですが、最近、実父の介護のレベルが一気に進んだことにより、講習会で丸二日潰してしまうことや、単独講習だけで一年の予定をまとめて出すというような講習会を続けていくことが難しい状況になってきたということがあります。

                 

                区切りよく来年からと思っていたのですが、父の状況が急激に変化していること、新しいお教室のお話が同時期に進んできたことなどから、早々に進めた方がいいだろうと考えました。

                 

                準備や他の調整などを考えて、9月中には詳細を決めて本年度11月の開始を目標に考えていきます。

                 

                 

                色々と状況が変わって皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、できるだけ皆様の要望に添えるよう、そして自分にも無理がないやり方で続けていきたいと思っておりますので、何卒ご了承いただきたくお願い申し上げます。

                 

                 

                 

                 

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                【2018.08.15 Wednesday 10:17】 author : Rom筥
                | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                『籠千代田お針箱』プレ講習会に変更
                0

                  講習会の中級コースでは、申し込み後に教材一式が郵送されますので、その中に同梱されている指示書を見ながら下準備をしていただきます。

                   

                  下準備のある講習会なんてそうそうないとは思いますが、とにかく「1日で仕上げる!」任務を全うするために、ありとあらゆる手を尽くしています(苦笑)。

                   

                  型紙をホットメルト紙に書き写し、裁断してスジを入れる、という作業が基本ですが、筥迫のように巾着や房を作ってくるというものもあります。

                   

                  下準備はそれぞれ手の速さが違いますので、家でやった方が自分のペースでできるからいいと受講者には好評のようです。

                   

                   

                  7月19日から申し込みが開始する『籠千代田お針箱』もこの下準備があるのですが、一つ問題があります。

                   

                   

                  中の貼り込み部分はいつもと同じ作業なのですが、上の巾着部分は「自分で製図して縫ってくる」という、これまでとは全く違う準備が出てきます。

                   

                  筥迫の房や巾着はあくまで任意ですが、「籠千代田お針箱」は巾着部分ができていないと講習自体が成り立たないので、これを確実に作ってこれるかどうかは大問題です。

                   

                   

                   

                  縫うことは難しいのか?簡単なのか?

                   

                  以前ブログで、この型のことを「工作のようで簡単!」と書いた気がするのですが、これはあくまで中の仕切りのことです。

                   

                  上の巾着部分に限っては、縫うと言っても小さなものだし、ミシンならすぐできるだろうぐらいの気持ちでいたので、そのときはあまり難しさは感じていませんでした。

                   

                  しかし講習が迫ってくると、受講者全員に一定のレベルで、その日のうちに必ず仕上げさせるというノルマが重くのしかかるので、工程や下準備の内容を具体的に考えるようになります。

                   

                  どんな人が来るか?どんな布を持ってくるか?どんなトラブルが起こり得るか?をタイムスケジュールの中で考えていくと、眠れないほど思い悩むのが常です。

                   

                   

                  今回は「製図」作業も含まれるので、これを自分一人で作業させてできるものなのか?という疑問が出てきました。

                   

                  昔はドレメ式だの文化式だのの型紙を使って自分で製図して洋服を作ったので、そんな経験がある人なら問題ない程度の準備ですが、今は手作り服など作る人の方が希少という世の中です。

                   

                  筥迫工房の講習会に来るような人は基本的に手先の器用な人が多いとは思いますが、筥迫の縢りなどは厚紙を縫うにも関わらず「指貫」を使わない人がほぼ半数もいる。

                  貼り込みでは縫う部分がほとんどないので、そもそも各自の縫うことに対するスキルがわからない。

                  (ミシンなら指貫を使うことはない?)

                   

                  和裁の先生からも「昔は初めて和裁を習う人でも、ある程度針を使うことには慣れていたけれど、今の人は針を持つ機会がほとんどないから、昔の生徒とは出始めのスキルが全く違う」と言われ、一人で事前準備させていいのかどうか、今まで発想しなかったことに不安を抱えています。

                   

                  そこで、今度こそ絶対に講習会をする!と宣言しているので、講習会はやりますが、内容を「プレ講習会」に変更させていただくことに致しました。

                   

                   

                   

                  プレ講習会とは

                   

                  プレ講習会というのは、実際の講習会の前に試験的に行う講習会のことです。

                  新しい講座では時々開催しているのですが、非公開で行なっているので、これまでブログで紹介はしていません。

                   

                  実際の講習会と変わりはないのですが、その内容を元に変更すべきところを考え、実際の講習会に反映させるというものです。

                   

                  内容や手順の確認という場合もありますし、教材をたくさん用意してその中から好みを聞く場合もあります。

                  時間配分を見るためだけに行う場合もあります。

                  慣れている人を対象にすることもありますし、慣れていない人を対象にすることもあります。

                   

                  このプレ講習のおかげで、実際の講習ではほぼ時間内に安定して作業できるのですね(ご協力いただいた方には感謝!)
                   

                   

                  今回、プレ講習会にする目的は「事前作業」にあります。

                   

                  縫い物に慣れていない人にはこれは無理だとか、この縫い方はわかりずらい等の客観的なご意見がいただきたいので、今回のプレ講習会には、縫い物なら説明をみれば大体縫い方はわかる、という方に来ていただけると大変助かります。

                   

                  ちなみに、通常のプレ講習会であれば、こちらからお誘いするので即受付なのですが、今回はすでに公募していることもあり、いつも通りの募集で行います。

                   

                  プレ講習で問題がなければ、以後の本講習でも同じ内容で行いますが、問題が有りと思えることは、以後の講習では大きく変更する場合もあります。(出来上がる形が変わることはありません。あくまで手順等が変わるだけ)

                  今後、手順書だけで下準備を説明するか、動画にでもした方がいいのか(!)、はたまた連続講習にした方がいいのかなども考えたいと思います。

                   

                  今回のプレ講習会の様子は今回はブログでもレポートしたいと思いますが、あまり問題がないようでしたら、今年中に臨時講習を入れる可能性もあります。

                   

                   

                  以上をご了解いただいた上で、『籠千代田お針箱』プレ講習(8/18開催)に申し込むか、以後の正規の講習会にお申し込みいただくかを考えていただければ幸いです。

                  (ちなみに、プレ講習会は通常の講習費よりも少しお安くなります)

                   

                   

                   

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                  【2018.07.03 Tuesday 14:32】 author : Rom筥
                  | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                  2018.6筥迫講習会『筥迫装飾』
                  0

                    6月3回目の講習会は、今回から始まった「筥迫装飾」講座でした。

                     

                     

                    過去の素晴らしい筥迫を見れば、筥迫に最も適した装飾方法は「日本刺繍」ということで異論はないのですが、ご存知の通り日本刺繍というのは恐ろしく手間のかかる装飾でして、これだけ筥迫作っている私でさえ、今までに作った刺繍筥迫は10個にも満たない。

                     

                    小さな画面にここまでの手間暇をかけることを考えれば、刺繍筥迫が特別な装身具扱いされるのも当然のことです。

                     

                     

                    私自身、刺繍筥迫はもうそれほど意欲的に作る気はないので、それは刺繍の専門家たちに任せることにして、もう一方では、どうやったら「刺繍以外の装飾」ができるか?ということを密かに研究し続けてきました。

                     

                    きっかけは改定した縢襠付筥迫の教本で、表紙で使う筥迫にちょうどよい柄ゆきの布が見つからず、それならば自分で布を操作して柄を作ってしまえ!と思ったのが始まりです。

                     

                    意外にも効果的で、柄取りのストレスが解消されたこともあり、それからは装飾材料を地道に探し続け今日に至りました。

                     

                    そこで、今年は1月に「刺繍をする人のための刺繍図案研究会」と、6月には「刺繍をしない人のための筥迫装飾」の二本立てに挑戦することにしたのです。

                     

                     

                    切付け

                     

                    刺繍以外の筥迫装飾において、特別な材料を使わずに筥迫を劇的に変化させる装飾方法は、何と言っても「切付け」です。

                     

                    これは柄取りをしているところです。

                     

                    自分の好みの布を入手できたとしても、筥迫に仕立てたらイメージと違う出来上がりになった、、、という思いをした方は多いはずです。

                     

                    これは、元の大きな布のイメージを、小さな筥迫に反映できる箇所を探せなかったというだけのことです。

                     

                    柄取り如何で全く違うものが出来上がるので、本来柄取りにはゆっくり時間をかけたいのですが、実際の講習会ではそんなことを説明している時間はないので、受講者が持ち寄った布は講習会が始まるまでの時間で私が急ぎ「柄取り」してしまいます(初級コースのみ)。

                     

                    ということで、今回これを独立した講座にし、前半は「柄取り」と「切付け」の考え方をレクチャーする内容にしました。

                     

                    お互いが持ち寄った布を見ながら、柄取り位置、切付けはどこを持って来るのが効果的か、そして後半に予定している「金装飾」をどこに使うかを意見し合います。

                     

                    あまりやりすぎるとバレバレになるので、あくまでわからないように切付けるのがコツです。

                     

                     

                     

                    筥迫装飾実験室

                     

                    午後からは一転して「金装飾」を行いました。

                     

                    「行う」と書くとちょっと語弊があるかもしれませんが、そもそも今回は「講習会」と言っていいのか?という内容のものでした。

                     

                    いつものように「型を作る」講習会ではなく、かと言って「研究会」でもないので、今回の講習会でやったことをブログで何と表現すればいいのか悩んでいたところ、参加した方から後日「筥迫装飾の実験室のような感じで、とても興味深く楽しく受講できました。」というメールをいただきました。

                     

                    確かに「筥迫装飾の実験室」は言い得て妙。

                     

                    これまで私が取り寄せてきた多くの材料の中から貼り込みに適した材料を吟味し、更に色々な組み合わせで比較実験してきた結果を元に、適切と思われる教材を選びました。

                    それを金装飾のサンプルとして作りながら、そのやり方をレクチャーするというものでした。

                     

                    あとは家に帰ってから、自分の筥迫に適した金装飾をサンプルの中から探して試すのみ!

                     

                     

                    ちなみに、これらは「貼り込み」だからこそできる装飾方法であって、着るものや縫い合わせの袋物などには適応しませんのであしからず。

                     

                    貼り込みだからこそできる自由な装飾方法で、作品作りの幅を広げていただきたいと思っています。

                     

                    この講座の課題は、作品を2点仕上げて掲示板に画像をアップすることになっていますが(人に見られるのが嫌なら、Rom筥に直接画像を送る)、筥迫以外のもう1点は別の型でもいいことにしたので、どんな作品がアップされるか楽しみに待つことに致しましょう。

                     

                     

                     

                    挟み玉縁

                     

                    サンプル作りでかなりの情報量を詰め込んだため、皆さんお疲れのご様子。

                    ということで、最後の「挟み玉縁」は私のデモンストレーションだけにしました。

                     

                    以前の私は恥ずかしげもなく下手な玉縁作品を掲載していましたが(愚)、誰しも作り始めの頃は何が下手なのかさえわからない「目が不器用」状況なので、「筥迫作れた自分、天才!」ぐらいに思ってしまうものなのですね(いいんですよ、それがモチベーションになるので〜)。

                     

                    しかし最近は、どうしても玉縁がうまくいきません〜という声が、よく私のところに集まって来るようになりました。

                     

                    玉縁をきれいに作るコツを言葉で説明するのは難しいので、今回の講座に無理やり組み込んだという次第です。

                     

                     

                    筥迫は「縫い玉縁」が本流なので、最近はこれを「本仕立て」と読んでいるのですが、縫い玉縁は細く作ることがとても難しいので、現在の教本では「挟み玉縁」に特化して解説しています。

                     

                    この縫い玉縁は誰でもできるものなのですが、厚紙ごと縫っていくので、なかなか極細の玉縁にならない。

                     

                    現代の筥迫にも縁がついていますが、小さな筥迫に対して縁が3〜4mmもあると、それはもはや「玉縁」ではなくただの「縁取り」です。

                    玉縁というのは極細だからこそ玉縁というのです。

                    昔の職人が作った筥迫は、この玉縁が見事に細かった。

                     

                    そこで教本では、誰がやっても極細の玉縁になる「挟み玉縁」にしたのです。

                    (大型にはこの挟み玉縁が細すぎてしまうのが難ですが、それはまた後日)

                     

                    しかしこの挟み玉縁も、極細にはなるものの実は浮いてしまったり、直線にならなかったり、角付けが難しかったり、仕立ても余計な厚みが出てしまったりと、不恰好になりやすい。

                    これがやたらと気になってきます(あくまで目が効くようになった人だけの問題)。

                     

                    こうして挟み玉縁の限界を感じるようになると、結局は「本仕立て(縫い玉縁)」をやらねばならないというサイクルになってくるのですね。

                     

                    筥迫を彩る玉縁も一朝一夕に上手くはなりません。

                     

                    時代は何でも簡単に楽できる方向に流れていきますが、アナログな物作りはこんな小さなことに必死になるのですね。

                     

                    それがとても面白いと私は思うのです。

                     

                     

                     

                    筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

                     

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                    【2018.06.27 Wednesday 00:46】 author : Rom筥
                    | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    来年以降の構想
                    0

                      昨日の朝ブログをアップしようとした矢先、大阪での地震を知り手が止まりました。

                      時間を追うごとに現地での詳細な状況が見えて来て、講習会にいらしてくれたあの方もこの方もご無事かしらと心配になりました。

                      関西地方にお住いの皆様、心よりお見舞い申し上げます。

                       

                       


                       

                      翌年の講習会で新しい「型」を出そうとすると、だいたい今頃から準備しなければなりません。

                       

                      コレクションしている古い嚢物の本から、型をコピーしてまとめたファイルを作っているのですが、どれを作ろうかとうっとり眺めている様は、まるで今時のファッション誌を眺めているようです。

                       

                      ちなみに、古い嚢物の本に作り方が載っているからといって、それを見て簡単に作れるわけではないですよ。

                      旧漢字でほぼ文章のみで解説しているので、現代人には意味がわからない。

                      あくまで出来上がり図だけ見て、製図や作り方は自分で考えます。

                       

                      これらの本に載っている型というのは、あくまでも女子教育用に作られたものです。

                      最終章が筥迫というレベルなので、出来上がり図さえあれば作ることは特に問題なし。

                       

                      江戸時代〜明治初期の懐中物などは、異次元の複雑さなのでレベルが違います。

                      私がサンプルとして集めている程度のものだとそれほどでもないのですが、博物館にあるようなものはかぶり付いて見ちゃいますね。

                      (見るときは横から襠の構造を見ます)

                       

                      嚢物、特に懐中物の類は資料も乏しいのですが、本や古い実物の嚢物を見ながら、それらが作られた頃の世相に照らし合わせて考えると、日本人の生活や価値観がどのように変化していったのかを知ることができて楽しい。

                       

                      そんなことを考えながら、自分なりの解釈で現代版の嚢物を再現しています。

                       

                      女子教育の一環として作られていた嚢物の本には乙女チックな型が多いですし、江戸時代のマニアックな型だとか、戦前まで作られていた精密な型だとかを、これから徹底的に再現して行きたいと思っています。

                       

                       

                       

                      10年ひと区切り

                       

                      私が筥迫を作り始めてから今年でやっと10年になります。

                       

                      「まだ10年しかやっていないの?」と言う人もいるかもしれませんが。

                       

                      どんな世界でも、一つの道を追求してきた人間には、この「10年」という区切りはとても大きな意味を持っていると思います。

                       

                      正統な技術を持つ師匠に導かれての10年ではなく、私の場合は資料があってもほぼ100年前(!)という、限りなく独学に近い状態で始めたので、長年その負い目を持ち続けていたように思います。

                       

                      しかし、いつかは経験という年月がこの負い目を消してくれるだろうと信じて、とにかく10年続けることが目標でした。

                       

                      どんなに調べてもわからず、長年悩んでいたことを講習会に来た人があっさりやっている、なんてことも多々ありました(苦笑)。

                       

                      それをやっている本人は、知識として知っていたというよりも、自然とこうなるだろう的な発想で手を動かしていたので、技術の発露とでも言いましょうか、案外先人たちも同じような発見を積み重ねて技術の元を築いてきたのかなと思うこともあります。

                       

                      周りの人に追いまくられながら、教わりながら、気がつけばあっという間に目標の10年が経ちました。

                       

                      おかげさまで、今はそれなりに落ち着いて物事を考えられるようになってきたような気がします。

                       

                      切磋琢磨しながら色々な人たちと関わっていると、自然と自分が何を求められているのか、これから自分が何をすべきかもわかってきます。

                       

                      貼り込みという概念さえ薄れた現代で、筥迫という原石だけを手掛かりに、木々に覆われた遺跡をかき分けながら、現代でも使えそうな石(技術)をかき集めて積み直し、ささやかな砦を築いた、今はそんな心境です。

                       

                       

                       

                      今後の展望

                       

                      2012年の薬王院から始まった筥迫工房の講習会も、2013年から本格的に始動し、こちらも気がつけば6年目です。

                       

                      筥迫1講座のみから始めた講習会も、1年で2〜3講座づつ増え続けて、6年経った現在は16もの講座に至りました。

                       

                      先日、これから作りたい型をリストアップしたところ、少なくとも20以上はありそうで、更にはまだ発掘していない型も存在するとは思うので、実際の数はいくつになることやら。

                       

                      そう考えると、今のやり方でできるわけもなく、どうやって組み立てていけばいいのか想像もつきません。

                       

                       

                      講習会当初はランダムに人を受け入れていましたが、4年後(2017年)にはレベルごとのステップアップ講座にシフトしました。

                       

                      自分としては格段に教えやすくなったのですが、最近、入門講座の金封袱紗に基礎を詰め込み過ぎて、かえってハードルを上げているのかもしれないと悩む日々。

                       

                      あれもこれも教えておきたいというサービス精神から来るもので、私自身はとてもお得な内容と思っているんですけどねぇ(苦笑)。

                       

                       

                       

                      「入門講座」の変更

                       

                      今までは自分自身が貼り込みの技術を極めることに必死だったこともあり、より正確な技術で精度の高い物を作らせることを追い求めていたような気がします。

                       

                      これからも複雑な型も次々出て来ると思うので、そのためには相当数の作り込みが必要でしょう。

                       

                      しかしながら、実際にそこまでのレベルを求めて講習会に来る人は少数です。

                       

                      結局のところ、女子教育としての嚢物と、職人が作る嚢物とでは大きく世界が違ったわけですし、それぞれに存在価値がある。

                       

                      講習会で貼り込み体験してみたいと思っている人たちに、のっけから貼り込みの真髄など教えなくても、まずは糊で貼り込むことを楽しんでもらうだけでもいいんじゃないかと思うようになりました。

                       

                       

                      そんなことから、来年からはこの入門講座を「月見型縢襠紙入」に移行することに致しました。

                      難しくないのにデザインが秀逸。

                       

                      「月見型縢襠付紙入」と命名してみました。

                       

                      お月様型に鏡が付いているのがかわいい。

                      この鏡は嵌め込み式でなく、取り出し式にしているとこが筥迫工房のこだわり。

                       

                      金封袱紗は極シンプルな意匠ですが、真剣に取り組まないとアラが目立つ。

                       

                      それに比べこの型は、意匠で見せるのでそれほどアラは目立たない(気がラク)。

                       

                      一般的な縢襠(かがりまち)の紙入に、しっかり貼り込みした感も味わえ、気を使う折り掛け処理もなし。

                      あえて難しさがあるとすれば襠の縢りぐらいですが、皆さん縢襠には一定の憧れがあるようなので、そこはがんばっていただきましょう。

                       

                      こんな型から貼り込みを始めたら、初心者には楽しいのではないでしょうか。

                       

                      入門講座では、とりあえず教材の説明と、道具の扱い方、そして「正確に切る」ことをメインに学んでもらおうと思っています。

                       

                      「糊の扱い」を学ぶのは、受講者自身がもうちょっと真剣になってから、自主的に金封袱紗を受講してもらえばいいかなと考えています。

                       

                       

                       

                      「本科」と「副科」

                       

                      真剣にやりたい人と楽しくやりたい人の間には、少なからず軋轢が生じます。

                      型が難しくなればなるほど、これは顕著になってきます。

                       

                      筥迫工房の講習会でも、少しずつこのような現象が出て来ました。

                      この住み分けをどうするかが、ここ1〜2年の私の悩みでした。

                       

                       

                      そんな矢先、以前から作りたいと思っていた月見型をきっかけに、ここから目的を分けた2構成にすることを思いつきました。

                       

                      技法を積み重ねていく必要があるのは、金封袱紗を基本とする折り掛けのある紙入や、筥迫などの肉物類。

                      これらの型を学ぶコースを「本科」とし、これまでのステップアップ講座と同じ方向性で、糊の扱い方を本格的に学び、課題提出は必須。

                       

                      これに対し、気軽に貼り込みを体験できる「副科」を設けようと考えています。

                      コースの中からランダムに作りたい物を選べ、少しぐらい糊がはみ出てもいいいじゃないかぐらいの気楽さで、貼り込みの楽しさを学ぶことがメイン。

                      かつての女子教育と同じですね。

                      条件は入門コースの月見型のみ必須で、その他の条件は一切なし(課題もなし)。

                       

                      例えば、人気の「携帯裁縫用具入」などは、実は積み重ねは必要ないので「副科」。

                      「念珠入(折襠付紙入)」は、ほぼ紙入れ系の基本になるので「本科」という具合です。

                       

                      もちろん本科を受講している人なら、合間に副科の講座を受講するのは自由。

                      副科の人が貼り込みの楽しさを知って、真剣に貼り込みを学んでみたいと思えば、いつでも金封袱紗から初めてもらえばいいわけです。

                       

                      ちょうどたくさんのサンプルを作っている時期なので、講座数が増えてきたからこそできる発想だと、10年の積み重ねと共に実感しています。

                       

                       

                       

                      講習会場

                       

                      「お針子会」でできる枠もほぼ上限に達しているので、講座数が増えるということは、年一回のレア講座が増えることになります。

                       

                      別会場を借りることも考えていますが、単発講座全てで安定した受講者を集められるかを考えると、赤になる可能性が高く、それほど簡単にも考えられない。

                       

                      来年どこまでやれるかはわかりませんが、予定を出すまでもう少し時間はあるので、小まめに情報収集してみます。

                       

                      もし新たな場所が見つからなかったとしても、これからは講師養成もしていく予定なので、副科ぐらいの内容で5人以上でご依頼いただけるのであれば、将来的には講師を派遣することもありえるかなと考えています。

                       

                       

                       

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                      資料保管用クリヤーブック 販売

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                      現在、ショップで販売されている教本に使われている「クリヤーブック」を販売することにいたしました。

                      以前は100円ショップで販売されていたものを使っていたのですが、廃番で入手できなくなり、今は別メーカーのものを仕入れています。

                      背幅のない超薄型のクリヤーブックなので、講習会などで配布された資料を型ごとに分けて管理するのに便利かと思い、改めて販売することに致しました。

                      必要な方はどうぞご注文ください。

                      (10冊までクリックポストで発送できます)

                       

                      極薄クリヤーブック

                       

                       

                       

                       

                      筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

                       

                      ▼筥迫工房の講習会



                      ▼筥迫掲示板
                      筥迫工房の教本や自慢の細工物を、皆さん自身で披露できる掲示板です。写真のアップロードが簡単になりました(一回の投稿で6枚掲載可)。丹誠込めて作った筥迫を大勢の人に見てもらいしましょう!

                      ▼携帯からも筥迫掲示板2に投稿をアップロードできます。
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                      【2018.06.19 Tuesday 16:35】 author : Rom筥
                      | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |