『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
第3回 お針子会 日本刺繍教室作品展
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    今回は私の通う刺繍教室の作品展のご案内です。

    11月11日(土)〜14日(火)まで、池袋のオレンジギャラリーで開催されます。(11月11日はポッキーの日!覚えやすい)

     

    今回の嚢物コーナーは定家文庫などの大物の出品はないのですが、花嫁筥迫2組を含め小さな袋物が色々と出ます。

     

     

    こんなときに限って

     

    7月末、手を着いて立ち上がろうとしたところバランスを崩し、右手親指にグキッと嫌な音が、、、。

     

    当初はそれほど大したことはないと思いテーピングのみで対処していたのですが、結果「捻挫」と診断されました。

     

    すぐに処置しなかったことで「治るのに当分かかるよ」と言われ、がっちり包帯で固定された手と、次々と納品される刺繍裂の山を見て焦る毎日。

     

    無理に使えば腱鞘炎かバネ指になると脅され、和裁の先生や刺繍の先生がそれらで苦労していたのを思い出す。

     

    あれだけは避けたいと思いつつも、こういうときに限って作品展以外の仕事も重なっているもので(泣)。

     

    それでも仕事は待ってはくれない。

     

    親指の付け根を包帯でぐるぐる巻きにして固定していれば、指先は使えるのでやりにくくはあるものの作業ができない訳ではない。

    私が扱う物が全て小さく軽いものだということが本当にラッキーでした。

     

     

    縫うのは貼るより辛い

     

    意外に辛かったのが針を持って「縫う」作業。

     

    「かがり」はヤットコで引き抜いて何とか作業したものの、困ったのは懐剣入れ。

     

    婚礼用和装小物の教本では、ミシンで縫ってひっくり返す方式で解説していますが、これだと厚みのあるものはできない。

    (マイナーチェンジの印刷が遅くなっていてごめんなさい)

     

    最近まで貼り込みで作っていたのですが、仕上がりが固くなるので嫌というご意見もあり、今は手縫いで作っています。

     

    今回作業したのは、つる姫さんからご依頼いただいた婚礼用筥迫&懐剣セット。

    婚礼用の筥迫といえばお決まりの白の「塩瀬」。

     

    貼り込みでも刺繍でも塩瀬はよく使う生地だけれど、こんなに縫いにくいものだとは思わなかった、、、泣き沈

     

    後日、つる姫さんに「縫い物だったらやってあげたのに〜」と言われ(和裁の人)、友達のよしみで頼めばよかった。

     

    そして何とか先週の土曜日に、第一弾の計7点を納品することができました。

     

    と思って家に帰ると、すでに次回の刺繍が届いていた、、、。

     

    直前納期のものを来月に控えているので、これはとにかく今月中に仕上げてしまおう。

     

    ありがたいことに手は段々と良くはなっているので、これからの作業はもう少し楽になることでしょう。

     

     

    自分のものは後回し

     

    こんな状況なので自分のものは後回し。

     

    去年のらりくらりと刺繍していた「櫛入れ」。

    面積は狭いのに刺繍がやたらと細かいとはいえ、こんなものに一年もかけていた自分が馬鹿だった。

     

    これをさっさと仕上げていれば、仕事で依頼されていた舞台用の筥迫を出品できたのですが(許可済み)、これは残念ながら没。

     

    とりあえず時間稼ぎに御所解模様のはぎれにあしらいをした「式部型小物入れ」の刺繍裂はできた。

     

    今は依頼物と講習会の合間に、細々と「扇子入れ」「名刺入れ」「四ツ襠紙入れ」の三点セットを刺繍しているところ。

     

    しかし今は秋の婚礼シーズンで、一年の中で筥迫教材の需要が増える時期。

    ネットショップの準備はヘタをすると1日がかりになることもあり、こればかりは読めないので、今年は駆け込みで筥迫を作る花嫁さんが多くないことを祈るばかり。

     

     

    実は先月の講習会前に実家の父が倒れることもあり、入院はなんとか回避したものの超絶焦りました。

     

    父のことに気が取られ、講習会で包帯巻いているワケにもいかず、自分の手を放置していたんだっけ。

     

    こういうときは福沢諭吉先生の、

    「とかくあまり人生を重くみず、捨て身になって何事も一心になすべし」をつぶやくのでした(遠い目)。

     

    一心は心掛けても腱鞘炎に移行しないよう、慎重に作業しようと思います。

     

     

    講習会申し込み近況

     

    とはいえ、現実は合間合間に講習会も入ってくるワケで。

     

    最近はやっと講習会の申し込み状況も落ち着きをみせています。

     

    相変わらず入門コースの「金封袱紗」は取りにくいようですが、初級コースの携帯裁縫用具入れは現在まだ席が空いています(残1席)。

    筥迫コースも満席ではありませんので、今後は講習会直前でも空いている可能性が大です。

     

    開催側とすれば席がフルに埋まっている方が良いのですが、予約開始と共に席が埋まってしまうという殺伐とした状況は、予約が取れない人たちの不満を抱え込み、講習会にピリピリとした雰囲気も出てしまうので、今後は席が埋まらずとも気楽な雰囲気でやっていきたいと思っています。

     

    来年初めは金封袱紗をまとめて入れようと思っていますし、そうしたら来年はもっと気軽に(夜中に待機しなくても)お申込みいただけるようになるのではないかと思っています。

     

    そういえば、来年のスケジュールもそろそろ出さねばならないんでしたっけ。

     

    う〜ん、もう少し待って、、、。

     

     



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    【2017.09.11 Monday 13:17】 author : Rom筥
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    着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男
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      本来なら、今月行われた講習会『二ツ折小被付筥迫』のレポートを書くところなのですが、本日、たばこと塩の博物館で特別展『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』に行ってまいりましたので、そちらのレポートを優先させていただくのと、明日また連続で講習会予定変更のお知らせをさせていただきます。

       

      たばこと塩の博物館は、以前から袋物の企画をよくされていたので、いつか行ってみたいと思いつつ、今回やっとそれが実現いたしました。

      更には講演会「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」が行われるこの日に合わせて、前々回にお誘いの告知をさせていただきました。

       

      たばこと塩の博物館は、スカイツリーと目と鼻の先の先にあります。

      なかなか立派な建物です。

       

      そういえば、私はいつもスカイツリーのすぐ側までは来るものの、未だスカイツリーに足を踏み入れたことがない。

      たしか東京タワーもスカイツリーの計画が始まった頃に初めて行ったぐらいで。

      東京に生まれ育ってずっと住んでいてもそんなものです。

       

       

      先にご連絡をいただいていた、Nさん、Oさんと現地集合。

      開館前に列に並んでいると、そこに飛び入りのHさん登場で、計4名で揃って見学。

       

      とその前に、この看板のお姉さんをみていただきたい。

      度々ブログの話題に出ていますが、帯に大胆に「紙入れ」を差し込んでいます。

      そして、例によって懐紙巻いているでしょ?

      紙入れなのに懐紙を中に入れずに外に巻く、高価な袋物を汚さないためですね。

      なんとも現利的。

       

      それも帯にガシッと差し込んでいる。

      こんなものを帯に挿しこむってすごいな〜と思ってしまいますが、でもよく考えれば、今時の人が着物着用時にスマホを帯に差し込むような感じなんでしょうね。

      それにほら、ストラップまで付いてるきゃvネコ

      なんか今時の人とそう違わないような気さえしてきますね。

       

       

      展示品は、中村清氏が嚢物商としての目で蒐集した袋物や衣装類なので、コレクションのこだわりが面白い。

       

      ただ意匠が綺麗だとかだけでなく、仕立ての面白いものなどもあるので、私などはもうガラスにへばりついて横から斜めから構造を覗き込むことになります。

      いつもなら実に怪しい人物なのですが、今回は仲間がいるので、そこはちょっと気も大きくなろうというもの。

       

      しかしこのような袋物が好きな人同士で見にいくと、それぞれの興味や目のつけ方が違うので、これはあーだ、こーだと私見を述べながら見て回るので、自分では気がつかない面白いところまで目が行くのでとてもためになります。

       

       

      化粧袋

       

      皆の興味を引いていたものの一つに『化粧袋』というものがあります。

       

      これは図録によると「定家文庫を元にして近代になって作られたもの」とのことですが、雅籠の巾着の下の留め具を外すと、ぱかっと底部分が開いて化粧道具を入れられるというもの。

      そして巾着の底の裏面に当たるところに鏡がついている。

       

      実はこれ、私もサンプルで二つばかり持っています。

      いつか作りたいな〜とは思っていましたが、そうですか、皆がそれほど興味を持つのであるなら、来年あたりトライしてみようかしらん。

       

       

      しかし鏡もついてある程度の重みがあるというのに、これがちょっとした留め具だけしかないということに何となく頼りなさを感じていました。

      しかし、こういうものは本来ブラブラと「提げて持つ」ものではなく、しっかりと「抱えて持つ」ものなのだそうですよ。

      だから重さに対して留め具が頼りなくても問題はないとのこと。

      なるほどね〜。

       

      一通り楽しく展示を見た後は、講演会が始まるまで近くで昼食。

      昼から少々アルコールが入って更に楽しく雑談。

       

      時間前に会場に向かうと、そこで3人の飛び入りが加わり、更にブログを見て来ました〜という方にも声をかけていただきました。

       

      講演会は90名定員だったので、張り切って開館時に整理券を取りに行くのも大げさかなと思っておりましたが、実際に満員でしたよ、、、。すごい。

       

       

      大好きな御茶ノ水の風景

       

      最後に、東京は交通網が発達しているので、非常に便利でもある反面、私のようにあまり外に出ない電車音痴な人間にとっては大変な巨大迷路でもあります。

       

      どこに行くのも迷子になってばかり。

      特に今まで行ったことのない場所へ行く時は緊張のしまくりです。

       

      一つの場所に向かうのにいくつもの行き方ができるので、私のような者は少しでも知っている駅を経由して行こうとします。

       

      今回は「御茶ノ水」を経由するコースを選びました。

      私が学生時代に通った学校が御茶ノ水にあるので、ここなら間違えないという安心感があるからです。

       

      丸の内線からJRの御茶ノ水駅の乗り換えは、一旦外に出て、御茶ノ水橋を渡ってすぐなのですが、ここから見える風景は御茶ノ水の有名スポットであり、私が毎日眺めて通った懐かしい景色です。

       

      それが何やら工事されている、、、。

       

      どうやらJR御茶ノ水駅がバリアフリーになるということで、きっと次に来る時には、あの大好きだった風景が変わってしまうのだなと寂しい気持ちになりました。

       

      こちらのブログにかつて私が眺めていたイメージに近い画像があったので、失礼ながらリンク貼らせていただきます。

      御茶ノ水・御茶ノ水橋から聖橋方面を望む

      私が通っていた時代はそれほど高いビルもなく、もう少し空が開けていたような気がするのですが。

       

      川と緑と、何とも風通しの良さそうなJR御茶ノ水駅のホーム、そしてその奥に聖橋(ひじりばし)。

       

      当時仲のよかった友人が同じ学校の先輩と結婚したのですが、初めてデートした場所がこの聖橋だったそうで、生まれた子供に「聖(ひじり)」という名をつけました。

       

      この風景を見るたびにこのロマンチックな話を思い出すのですが、今日はその聖橋がフェンスに隠れて見えなかった、、、。残念。

       

       

       

      講習会変更のお知らせ

       

      7月17日(月祝)に開催予定だった『 縢襠付筥迫(装飾)大型・玉縁・切り付け』(申込:6/20)ですが、大変申し訳ありませんが中止とさせていただきます

      こちらはずっと迷っていたのですが、この講座では教材を全てこちらで揃えなければならず、その算段ができないというのが理由です。

      予定されていた方、大変申し訳ありません 

      (絶対に出たかったのに〜という方がいらっしゃいましたらご連絡ください。人数がたくさんいるようであれば、どこかで何とかねじ込むかもしれませんが、少なければ来年、、ということになります)

       

      その替わりといっては何ですが、この日に別の新しい講座を入れます。

      詳細は次回(1〜2日以内)にブログにてお知らせします。

       

        

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      【2017.05.15 Monday 00:51】 author : Rom筥
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      『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』
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        はぐれ猫さんから、たばこと塩の博物館で特別展『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』の情報をいただきましたので、今回はこちらと関連講演会のご紹介をさせていただきます。

         

        本展では、東京で袋物商として活躍した中村清商店の創業者・中村清氏(1887〜1946)が昭和初期に収集した、江戸から明治・大正時代にかけての染織品コレクションを中心に、女性と男性の着物と、それぞれが身につけた「筥迫(はこせこ)」や「たばこ入れ」などの装身具約200点を展示し、当時の人々が持っていた装いに関するこだわりと美意識を紹介いたします。

        (たばこと塩の博物館より)

         

        『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』

         

        主  催: たばこと塩の博物館  

        協  力: 株式会社クイーポ、ポーラ文化研究所

         

        会  期: 2017年4月22日(土)〜7月2日(日)

        会  場: たばこと塩の博物館 2階特別展示室

              東京都墨田区横井1−16−3

              (東京スカイツリー駅から徒歩8分)

        会館時間: 午前10:00〜午後6:00

              (入館は午後5:30まで)

        入館料 : 大人/100円

         

         

        以前、このブログでご紹介いたしました『筥迫工房ミステリーツアー』()で訪れた「クイーポ資料室」。

         

        この資料室に展示されていたコレクションと、染織品のコレクション、そして結髪雛形や化粧道具などはポーラ美術館のコレクションからということで、以前ご紹介した携帯化粧道具入れのようなものも一同に見られるかもしれませんね。

         

        本店の中心となる中村コレクションは、東京で袋物商として活躍した中村清商店の創業者中村清氏が蒐集した、江戸から明治・大正にかけて制作された染織品のコレクションです。

        中村清氏は、刺繍の技のすぐれたもの、仕立てのいいもの、染めのいいものなどのこだわり蒐集してきました。

        蒐集は昭和初期に行われており、和装が様相に変化していくなか、日本の伝統的文化を後世に伝え、着物や装身具をもう一度見直そうという目的もあったとのことです。

        (たばこと塩の博物館より)

         

         

        そして私が興味を惹かれたのは、以下の関連講演会。

        ↓ 絶対に行きたい!

         

         

        5月14日(日)
        「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」


        大久保尚子(宮城学院女子大学生活文化デザイン学科教授)
        ※午後2時から、3階視聴覚ホールで開催。
        ※定員は、先着90名。参加には、入館料(一般・大学生100円/満65歳以上・小中高校生50円)が必要です。
        ※当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します(配布時に人数分の入館料をいただきます)。

         

         

         

        よかったらご一緒に

         

        この講演会当日は開館とともに整理券を配布するそうですが、たばこと塩の博物館に問い合わせしたところ、席がかなり空いていることもあり、満員になることもありということだそうで、直前だと確実に席を取れるかどうかはわかりません。

         

        午後一目指して整理券を取りにくる方が多いとのことなので、やはり午前中には整理券を取っておいたほうがよいかもしれません。

        整理券を取った後は近隣にお昼に出ても再入場可能とのことなので、時間潰すのに一人じゃつまらないという方は是非ご一緒いたしましょう(まぁ誰もいなくても私は一人で行きますが)

         

         

        2017年5月14日(日)

         

        10:00〜 

        塩とたばこの博物館で講演会の整理券を取ってから、特別展『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』を見る。

         

        12:30〜 

        スカイツリー近辺でランチ

         

        14:00〜

        特別展「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」に参加。

         

        15:30頃?

        その後、お時間のある方はお茶でもして17:00頃解散。

         


         

        ご希望の方はこちらのお問い合わせからご連絡ください。

        筥迫工房へのお問い合わせ
         

         

        もちろん、どの時間からのご参加でもかまいません。

        10:00じゃ行けないという方は、整理券は一人2枚取れるそうなのでその分お取りしておきますので、その旨お知らせください。

         

         

         

        私は世間の情報に疎いので、はぐれ猫さんのように皆さんから情報をいただければブログでお知らせいたします。

        はぐれ猫さん、いつも情報をありがとうございます!

         

         


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        【2017.05.04 Thursday 13:46】 author : Rom筥
        | 美術館、作品展レポート | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        金沢 『飾り筥展』レポート その3
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          金沢『飾り筥』展を離れて、金沢記を書いてみます。

          金沢は初めて訪れた地ですが、京都などとは違う、これまた次元の違う文化の街という印象を感じました。

           

          ほとんどは会場に詰めていたので、ゆっくり金沢を堪能とまでは行きませんでしたが、これから金沢を訪れたいという人の参考になればと書いてみます。

           

          10月14日(金)

          つる姫さんと二人で大宮から新幹線に乗り10:00ごろ金沢到着。

           

          まずは金沢駅中の名店街『あんと』をリサーチ。

          ここだけで、すでにお上りさん気分が上昇するほど名菓が充実していました。

           

          私のお目当は、いつも中山先生が東京に来られるときにお土産にいただく、芝船小出の『山野草』。

          芝船が有名なようですが、私はこの山野草が大好きです。

           

          金沢に行く日が決まってすぐに、講習会の常連さんH.Sさんから「不室屋のランチに行きませんか?」とのお誘いがあり、ホテルや新幹線の予約を取る前に、ここのランチの予約を取ってくださいました(人気のお店なのね)。

          私たちはタクシーで向かったのですが、そのタクシーで運転手さんから夜の食事どころ情報を収集。

           

          金沢おでんを食べたかったので、会場近隣でオススメの店を聞いたところ、運転手さんからは「三幸(みゆき)」と「あまつぼ」を押されました。

          果たして当日予約は取れるのか、、、。

           

          H.Sさんとは不室屋前で待ち合わせ。

          中の写真は不可だったのですが、なんとも可愛らしいすてきな御膳が並びました。

           

          三人とも介護生活なので、年寄りへの贈り物は、甘いものより、カロリーがなく、手軽で、柔らかいものが一番、ということで、お土産用に「玉の麩」を購入。

           

          そのまま三人で会場入り。

          多くの筥迫関係者においでいただき、ひとしきり筥迫談義。

           

          夕方までに集まった、マダムKを含めた面々で夕食時まで近くを散策。

           

          旧中村邸の裏側へ回り込むと、この不思議な空間はいったい何?という場所に通じていました。

          来館者自らが思索する場として利用することを目的に開設されたという「鈴木大拙館」の敷地に通じていたのでした。

           

           

          そのまま、近くのアンティークショップなどがありそうな商店街へ。

          東京のアンティークショップとは何かが違う時の流れとマニアックさ。

          地元の掘り出し物があるかと思ったのですが、以外とお値段高め。

          けっこう東京の方がお安いものなのね、、、。

           

          結局、希望していた金沢おでんの「三幸」も「あまつぼ」も予約が取れなかったので、プラス13の皆さんに勧められた居酒屋「長八」へ。

          お麩料理と治部煮などを堪能いたしました。

           

          さて、私以外の面々は何をお土産に買ったのかと聞いてみると、Eちゃんは地元限定色の糸と糸巻きを、つる姫さんは小さなお針セットを見せてくれました。

          そういえば、先に帰ってしまった刺繍職人のH.Sさんも、針を買い占めていましたっけ。

          金沢に来てそういうものばかりに目が行く面々って、、、。

           

          ホテルはつる姫さんが会場近くで予約してくれた香林坊の「東横イン」へ。

          お値段お安めで探してくれた宿でしたが、清潔感もあり、簡単な朝食も付いていて、泊まるだけなら何の問題もなしというホテルでした。

           

          ちょうど大相撲の金沢場所期間だったようで、おなじホテルにお相撲さんが歩いていました。

           

           

          10月15日(土)

          翌日は朝食を食べてすぐに、ホテルの裏手にある「武家屋敷街」を散策。

           

          つる姫さん曰く、このあたりの今の時期は 「弁当忘れても傘忘れるな」と言われるほど天気は不安定なようですが、この両日はなんとも爽やかな秋晴れで、気持ちのよい青空が景色に映えて写真日和でもありました。

           

          道すがら、おしゃれな外観に引き寄せられ立ち寄ったのは

          茶菓工房「たろう」。

          おしゃれな和菓子。おしゃれな包装。

          な〜んか東京とは違う。

           

          軽く21世紀美術館だけ覗いて、兼六園は時間がなくてあきらめ、二日目の会場に向かったのでした。

           

          あっと言う間の二日間でしたが、金沢って東京とほとんど変わらないような大都会でびっくり。

          ただし、一つだけ違うな〜と思ったことが。

           

          それは「自動販売機」が少ない。

           

          1分も歩けば次の自動販売機があるような生活に慣れていたので、喉が渇いてどうしよう、と思ったことがない。

          でも金沢に自動販売機が少ないんじゃなくて(たぶん普通にはある)、きっと東京が多すぎるんでしょう、、、。

           

           


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          【2016.10.16 Sunday 13:48】 author : Rom筥
          | 美術館、作品展レポート | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          金沢 『飾り筥展』レポート その2
          0

            金沢から東京に帰ってきました。

            たくさんのお客様に足をお運びいただき、黒子としても我が事のように喜んでおります。

             

            慣れないipadで撮影したところ、どれもピンボケでちょっと残念ですが、いつか作品を一づつ掲載させていただきたいとは思っておりますので、今回は雰囲気だけ感じていただければと思います(2016.10.15)。

            (どうやらiPadのアプリからの更新に対応できていないようだったので、再度画像入れ替えました2016.10.16)

             

            この『飾り筥展』によせて、主幹の中山きよみ先生のご挨拶文がありますので、今回は写真を交えながら転記させていただきます。

             

            -----------------------

             

            ごあいさつ

             

            本日はご来場くださいましてありがとうございます。

            今回の作品展「飾り筥」は、少し大げさに申し上げれば、40年の想いが詰まった作品展になりました。

             

            41年前「銀花」(1975年文化出版局刊)に16ページにわたり記載されている言葉に心打たれます。

             

            ちょうど同じ頃、ふっくらと、艶やかな絹糸で刺繍された、古い小袖や、筥迫、定家文庫、懐中物、などの嚢ものを、美術館、博物館でガラス越しに見た時、こんなに大事にされる美しい品々を、自分の手で作れたらどんなに素敵だろう、、、と思ったのが、日本刺繍入門の原点です。

             

             

            小袖では、実物大では大きくて一般の家庭では飾りにくいので、縦半分、横半分で製作しました。

            現在13枚できました!

             


             

            小袖と並行しながら、筥迫の夢も追いかけていましたが、お仕立てをお願いする方を探せないまま、30数年が過ぎていました。

             

             

            4年ぐらい前、ある方のブログから「筥迫工房」を知りヒットした時、「クイーポ資料館へ筥迫を見に行きましょう!!」の呼びかけを目にして、惹かれる想いで上京しました。

             

             

            この時お会いしたのが、今回、筥迫、定家文庫のお仕立てをお願いした「山崎先生」です。

            半分、押し付けるようにお仕立てをお願いしてから、4年近く沢山のご指導を頂きました。

             

             

            〜筥迫〜筥迫〜と、筥迫と心中するような毎日でしたが、終わってみれば本当に楽しく充実した日々でございました。

             

             

            後で分かったことですが、、、。

            上記の「銀花」に記載されていた「中村清コレクション」の作品は、「クイーポ資料館」に納められている事を知りました(同じ作品を2度見たことになります)

             


             

            41年前の「銀花」と「クイーポ資料館」が、ここで一つに重なり「筥迫工房」へと繋がり、今回の「飾り筥展」へと更に繋がりました。

            不思議なご縁で結ばれ、熱くなる思いでございます。

             

             

            沢山の方に助けて頂き、日本刺繍「飾り筥」展を催すことが出来ました。

            今回、「中山きよみプラス13」とグループ名を付けましたのは、この佳き日を全員で迎える事が出来ますように、、、との祈りでございます。

             

            そして今日、この場所で沢山の皆様にお会いできましたことを心より感謝申し上げます。

            ありがとうございました。

             

            ----------------------

             

            このご案内は受付のところに置かれていたものです。

             

            「これ是非読んでみて〜」と中山先生に手渡されるまで、接客に忙しくて目を通す暇がありませんでした。

            中山先生とももう4年近くものお付き合いになるのですが、改めてこのようなご縁があったことは必然と感じてしまいます。

             

            一言で筥迫展とは言いましても、これだけの数を制作し展示することは並の情熱ではできないことです。

             

            一般的な日本刺繍の作品展とは違うので、このように小さな展示品だけを展示する方法さえ試行錯誤だったと思います。

            一つのテーマを持って、更にこんな小さな作品群の集まりだからこその難しさ。

            これは、指導する先生の献身、生徒さんたちとの信頼、長年の理解、そして多くの人の協力がなくてはできなかったことだと思います。

             

            改めて、今回の「飾り筥展」の開催、心よりお祝い申し上げます。

             

            この規模で筥迫展を開催することは難しいとは思いますが、この作品展を通して筥迫に触発される方が増え、今後他の刺繍教室でも(もしくは他のカテゴリーでも)一点、二点と筥迫が含まれるようになり、一人でも多くの方に、かつて存在していた本来の絢爛豪華な筥迫を知っていただけたらうれしいな〜と小さな期待を持ったRom筥でした。

             

             

            そして、こちらは本日の北國新聞に掲載された記事です。

             

            (拡大)


            飾り筥展は、明日10月16(日)までです。

            16:00には終了してしまいますので、お時間にご注意ください。


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            【2016.10.15 Saturday 23:58】 author : Rom筥
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            金沢『飾り筥展』レポート その1
            0

              やっと迎えた、中山きよみプラス13の『飾り筥』展(金沢)。

              出不精の私としては、新幹線に乗って遠出をするなんて何年ぶりか。

               

              そこで突如問題発生。

              当日、ブログを更新したい私は、実はガラケー派(ほとんど外に出ない仕事だからスマホは必要なしとの理由)。

               

              でも直前にスマホ持ちになるのは辛い。

              ということで、とりあえずiPad+キーボード併用することにし、慣れないブログの更新に挑戦してみました(2016.10.14)。

               

              iPadのアプリから画像をアップしたところ、画像が粗々になってしまったので、後日PCから画像を入れ替え、また文章もいつも通り盛りだくさんで更新しなおしました(2016.10.16現在)

               

              それでは行ってみましょう。

              会場となる金沢の旧中村邸は、こんな木立ちを抜けたところにあります。

               

              お!見えてきた、こんな素敵な日本家屋!

              入り口に見えるあの見慣れたポスターはもしや、、、びっくり

               

              うわっ!あのご案内ハガキの特大版ですよ、、、あせ

              もうこれだけで圧倒されます。

               

              二階では21世紀美術館の展示もされていました。

               

              それでは入ってみましょう。

              受付の横に展示されていたのは、刺繍がされた小さな「香袋」と、江戸時代の打掛。

               

              初日はたいへんな人出で、これでも人が空いた場所を見計らって撮影しています。

              こちらのブースにはミニ小袖が4点。

              ミニとはいえ、相当の刺繍量です。

               

              そのお隣の一角にも、小さな守り巾着と香袋。

              小さいとは言っても10cmぐらいはありますよ。

              筥迫の巾着から見るとかなりの巨大版です。


              守り巾着は、お宮参りのときに、赤ちゃんの掛け着に付ける掛けるでんでん太鼓や犬張子と一緒に使ったものです。

              本来はここにお守りを入れるので、結びは二重叶結びでも「封じ結び」を使います。

              実際には中に詰め物をしてしっかりとした形を作りますので、そこにお守りを入れる人はいない〜。

              古くは、子供の迷子札(住所を書いたもの)を入れて、兵児帯などに下げていたようです。

               

              いよいよ、筥迫の登場です。

              こちらは「江戸型筥迫」です。

              元祖ともいえる筥迫で、実際に大奥ではこんな大きさの筥迫を懐中していたのですよ。

              一つづつ台に乗せられているなんて、なんて豪華、、、。


              現代の筥迫は、せいぜい被せと胴締めの二面に柄を配するぐらいですが、江戸型の場合は、被せ+胴締め+被せ下+天面+側面まで刺繍をびっちりと埋め尽くします。

              落とし巾着もワンポイントなんてものではなく、しっかりと本体にからめた図案がなされています。

               

              その上、今回の作品群のほとんどは、背面+胴締め(背面)まで柄があるのですよ。

              (仕立師としては気が遠くなる仕事)

               

              刺繍師たちも仕立師も苦労した背面ですが、残念ながらそれを展示で見せることはできないので、今回は背面や内面をモニターで次々とスライドショーにして見せていました。

              お客様たちから「こんな風になっているのね〜」という声があがります。

               

              作品によっては、このように胴締めを外し、すこし中を見せているものもあります。親切な展示ですね。

              びら簪は江戸型に合うように、全て鎖を長く太いものに付け替えています。

               

              こちらは壁面を使って筥迫&懐剣セットが展示されていました。

              これは私たちの刺繍教室でも展示した方法ですが、垂直に展示すると、びら簪と懐剣房が真っ直ぐ下がることで、実際に花嫁さんがつけている美しい状態で見ることができるのです。

               

              こちらは定家文庫です。

              床の間に置かれているので、皆さんしゃがんでゆっくりと見ていらっしゃいました。




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              【2016.10.14 Friday 21:05】 author : Rom筥
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              飾り筥展 最終納品!
              0

                 

                先日、金沢の『飾り筥展』の最終納品、定家文庫3点、その他副資材一式の発送を完了しました

                 

                作品展までほぼ一週間前でのぎりぎり納品、、、。

                私にとって、今年明けからの怒涛の半年がやっと終わったのでした。

                 

                9月中に全てが納品できるはずだったのですが、土壇場になって定家文庫の紐の指定を間違えていたことに気づき、業者さんにお願しまくって超特急で紐を作り直してもらいました。

                 

                中山先生と生徒さんたちには、こんな時期になってはらはらとした思いをさせてしまい、本当に申し訳ないです、、、。

                 

                そんな訳で、つい最近まで手元にあった定家文庫をちょびっとだけTOP画像でご紹介させていただきました。

                これは房を付けて最後の綴じをするところです。

                 

                (中山先生のブログ「日本刺繍nuinui」にも先行お披露目の作品が載っていますので、文中にそちらのリンクを差し込ませていただきます)

                 

                本物はもっと豪華な作品なので、是非実物を見ていただきたいと思いますが、筥迫も定家文庫も、小さな筥に空き間なく刺繍が敷き詰められているものの、立体なので展示して見えるのはせいぜい三面という悲しさ。

                 

                見えないところに凝る、というのが私は袋物細工の妙だと思っているのですが、作品展ともなるとやはり全部見てもらいたい〜というのが本音です。

                日本刺繍nuinui:江戸型筥迫の中のお披露目

                 

                このような作品を展示する場合、つい方向から見たプリントも一緒に飾りたくなるのですが、それでは筥迫本来の美しさが散漫になってしまいます。

                 

                私が所属する刺繍教室の作品展では、背面や中の様子はファイルにプリントしたものを入れて見てもらうことにしましたが、この飾り筥展では会場にモニターを設置して、背面や中の画像をスライドショーで流すことにしたそうです。

                確かにそれが一番いい展示方法かもしれませんね。

                 

                今回の作品展では、江戸型筥迫が15点、懐剣付き筥迫が9点、定家文庫4点、それとミニ小袖数点、巾着などが展示されるそうです。

                 

                筥迫や定家文庫は小さい面積に刺繍がぎゅっと凝縮されているのですが、実際の刺繍面積は帯の刺繍ぐらいのボリュームはあるにもかかわらず、それを飾るとなるとやたらと小さい、、、。

                日本刺繍nuinui:守り巾着壁にぶつかる!

                 

                特に今回の会場である「旧中村邸」は畳敷きの日本家屋で、それも何部屋かに連なった場所に飾られるとのことで(なんと贅沢な!)、そこに小さな筥迫を一つづつ台に乗せて飾られるんだそうですよ。

                 

                一般的な日本刺繍の作品展を想像して来られた人にはちょっと寂しく感じるかも〜、と中山先生は心配そうにおっしゃっていました。

                日本刺繍nuinui:守り巾着のおしり

                 

                ということで、みなさん、通常の日本刺繍の作品展に行くというイメージではなく、素敵な日本家屋に小さな宝箱のような筥迫が贅沢に並べられている作品展を見に行くんだ!と思って行きましょうね。

                日本刺繍nuinui:筥迫!出来上がり

                 

                最後に、この飾り展を私の個展と勘違いされている方がいらっしゃるようですが、私は単に仕立てのお仕事をいただいただけの黒子ですのでお間違いなく!

                主役は中山きよみ先生と、その刺繍教室に通われている13名の生徒さんたちですから!

                 

                そして秋の金沢は行事が盛りだくさんのようです。

                仕立てから解放されて、毎日秋の金沢を妄想しつつ、お待たせしまくっている他のお仕立てに取り掛かかろうと思っております。

                 

                 

                ネットショップお休み

                 

                この飾り筥展を見に行くため、大変申し訳ありませんが10月14日、15日はショップをお休みさせていただきます。

                 

                10日〜13日までにご注文の方は、初回のお客様であっても先に発送(後払い)させていただきますので、どうぞご注文はお早めに。

                両日ともショップは開けておきますが、ご注文を受けるのみで、返信などは一切できませんのでご了承ください。

                 

                私がお仕立ての依頼を積極的に受けられない理由は、ひとえにこのネットショップの存在があります。

                 

                私の仕事は、注文を受けての仕立てや、講習会、教本作りやブログなどがメインと思われがちですが、実は最も時間を割けなければならないのがネットショップの対応なのです。

                 

                日によっては発送作業に一日潰れることもあり、最近は扱う物も多くなってきたので、ひんぱんに在庫が切れる→発注、などの手間は本当にばかになりません。

                 

                 

                また、7〜8年ブログを続けているおかげで、ネットで筥迫と検索すればすぐ出てくるようになりました。

                始めたばかりの頃は、検索ページを10ページぐらいいかないと出てこなかったのになぁ(遠い目)。

                 

                しかし、様々な部品でウンチクを書いているせいで、全く違う畑の人がそのキーワードだけで直接商品ページに来るようになってしまいました。

                そうなると、今まで思いもよらなかったトラブルが続出するようになり、最近はその対応が地味に辛い(泣)。

                 

                筥迫目当ての人は、ブログからやってきたり、まずトップページを経由して来てくれるので、このショップは筥迫用の材料専門なんだなとか、筥迫の部品に使うものなんだなとか、手作り対象の品揃えなんだなとか、当たり前のことですが理解した上で購入してくださるので、まずトラブルにはならない。

                 

                トラブルになりやすいのは、全く違う用途で使おうとする方々。

                こちらも何に使うかわからないので、免責事項も書けないし。

                 

                最近は「タッセル」目当ての方も多く来られるのですが、筥迫の部品は一つの色を増やすと4つの部品で同色を揃えなければならということもあり、一種類のものを大量に在庫することはできません。

                 

                だから在庫が少ないと文句を言わないでくれ、、、(ここは紐屋でも房屋でもないんですから)。

                 

                ネットというものは、とても便利でとても面倒なものだと改めて感じます。

                 

                 

                最近は、商品によって問題が出やすいものはさっさとショップから削除してしまうので、実はあるけれど売っていないもの、というのもあります。

                 

                色もねぇ、手元にはあるけれど売っていないものもあったりするのですが、追加したり変更したりしている暇がないのよ、、、。

                一つ直すと他の材料で影響することも多く、忙しいとなかなか頭が回らないこともあって。

                 

                ネットショップのデザインもちゃんと作ればもっと売れますよ、とも言われるのですが、正直なところ、これ以上お客さんが増えると困るという状況なので、よくわからない、目立たないショップであることに存在意義があるのです(苦笑)。

                 

                でも、あまりにも対応できなくなってきたら、もしかしたら一時的にショップを閉じる時が出てくるかもしれません。

                だからお手元にはなるべく材料のストックはしておいてくださいね。

                 

                すごい適当な運営で申し訳ないのですが。

                そろそろバイトか内職してくれる人を近所で見つけねばとも考えています。




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                【2016.10.07 Friday 19:32】 author : Rom筥
                | 美術館、作品展レポート | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                中山きよみプラス13 日本刺繍『飾り筥展』告知
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                  先週末に行われた『三段口扇襠筥迫』の講習会の様子をご紹介する前に、以前より紹介しておりました『飾り筥』展の案内はがきのサンプルが今届いたので、こちらの告知を優先させていただきます(色々な方にせっつかれているもので、、、)。

                   

                  中山きよみ先生は、金沢で日本刺繍の教室を主宰されています。

                  東京の清水学園で日本刺繍を始められ、紅会を経て、その後は金沢で長年日本刺繍の普及に務めて来られました。

                   

                  この「中山きよみプラス13」は、13名の生徒さんたちと長く活動してきたという、その想いのつまった名称なんだそうです。

                   

                  数年に一度テーマを絞って「飾り○○展」という企画名で統一されているそうで、今回は筥迫や定家文庫などの「筥」をテーマにしたとのこと。

                   

                  最近パソコン教室に通われてブログも始められたそうなので、是非こちらもご覧ください。

                  「日本刺繍nui.nui」

                   

                   

                  私が初めて中山先生にお会いしたのは、2013年に行われた「筥迫ミステリーツアー」(記事1記事2)で、その時に「次の作品展のテーマは筥迫にしたい」とお話をいただきました。

                  その後は講習会を含め、何度も東京まで足を運ばれ、今回の作品展の打ち合わせを重ねてきました。

                   

                  今回の作品展では、数点の例外を除き、ほとんどの作品を筥迫工房が仕立てさせていただきました。

                  実際にはまだ仕立て中なのですが、最終的には江戸型筥迫(一つ口)8点、江戸型筥迫(開き扉)7点、筥迫&懐剣7点、懐剣のみ1点、定家文庫4点の合計27点の作品を納品することになります。

                   

                  スペースがあれば、これに以前制作されたというミニ小袖や巾着なども展示されるということです。

                   

                  美術館でもこれだけ多くの筥迫が展示されることはありません。

                  中山先生は畳敷きの小さな会場だとおっしゃいますが、これだけの筥迫を揃えれば圧巻だと思います。

                  筥迫好きな皆様には、是非実物をその目でご覧いただきたいと思います。

                   

                  会場は21世紀美術館や兼六園のすぐ側ですし(金沢駅から21世紀美術館行きのバスに乗ればいいらしい)、金沢は見るものが多いのも魅力だし、お菓子もおいしいし、おまけが多すぎて日帰りはつらいかもですね。

                   

                  ちなみに、私はつい「石川の筥迫展が〜」という言い方をしてしまうのですが、中山先生曰く、

                   

                  「こちらの人は自分がいるところを石川とはいいませんね。

                   金沢っていいます。」

                   

                  なるほど。

                  横浜に住んでいる人が神奈川に住んでいるとは言わないようなものですね(笑)。

                   

                  ということで、金沢で行われる「飾り筥展」に是非お越しください。

                   

                   

                  柄合わせ

                   

                  筥迫の最大の特徴は、被せと胴締めの「柄合わせ」であり、仕立師にとってはこれが最大の難関です。

                   

                  教本では、初心者が筥迫を作ることを考えて作られているため、初めに柄の位置を想定して作っていくため、柄が合わないことは十分に考えられます(素材の条件がそれぞれ違うので)。

                  しかし、本来は仕立師が柄を合わせながら仕立てていくものです。

                   

                  江戸型は被せのカーブが小さい(きつい)ので、左右の被せ下に小さなスペースができます。

                  つまり、ここにも刺繍の続柄が必要で、被せ、胴締め、被せ下の三面を柄合わせすることになります(通常の二面柄合わせならそれほど難しくはない)。

                   

                  今回のご案内ハガキの3点が「江戸型」(と私がいっているもの)なのですが、現在の筥迫に比べかなり大きなものになります。

                  横:約16.5cm、縦:約9cm、厚み:約3.5cm、小さなクラッチバッグのような大きさです。

                   

                  ドラマの大奥では小さく薄っすいものを入れていますが、本来はこんなどでかいものを、がっつり襟元に入れていたのです。

                  現代人が小さい筥迫で「襟元が崩れる〜」なんて言っているのは、大奥の人たちから見れば大笑いものでしょうねぇ(笑)。

                   

                   

                  閑話休題、この被せの下側の左右の小さなスペースに柄があるとないとでは作品の出来としてかなりの違いがあるため、江戸型の依頼があるときは、被せ下の図案も描くようにご説明しています。

                   

                  しかし、いくら小さなスペースとはいえ、実際に被せを開いたときに左右にワンポイントがあるだけではあまりにもお間抜け。

                  つまり被せ下という見えないところにも、続柄の景色を刺繍しなければならないということです。

                   

                  これ、けっこう刺繍の人に嫌がられます。

                  実際には見えないところですからね(笑)。

                   

                  大体は不自然でない程度に柄をフェイドアウトするものなのですが、今回の作品群は下の続柄から全く別の図案で展開されています。

                  それもびっちりと詰めて完全な絵になっている、、、困る

                   

                  そして、そして!

                  背面にも別の柄が入って胴締めとの柄合わせになっている〜〜0口0ガーン

                  これぞ「5面柄合わせ」。

                   

                  それでも側面に刺繍がないことに気がつき、5面柄合わせのショックは置いといて、ダメ出しで刺繍裂を送り返す鬼のようなRom筥。

                  江戸型は「箱襠」なので、この大事な萌えポイントに刺繍がないのは許せんのです。

                   

                  それにしても、布の厚みがそれぞれ違い、刺繍の肉入れでも厚みが異なり、さらに刺繍する人たちの糸の引き方、刺繍の止め方が違うので、同じように仕立てても柄が合わない、、、沈

                  これってホント大変なことです。

                   

                  初めの頃は不可抗力でずれていた柄も(5面になると、ある程度はご了承いただいている)、さすがにこれだけ数をこなしていくと、最後の方は作品によって型(厚紙側で)を調整できるようになりました。

                   

                  これだけの筥迫をまとめて、それもこれだけの江戸型を仕立てられる機会をいただき、私も勉強させていただきました。

                  感謝です。

                   

                   

                  しかし、表裏側面内側と刺繍をしても、筥迫を展示する際は全部を同時に見せることはできません。

                  中の仕立てもそれぞれけっこう凝っているんですけどね。

                   

                  すごくジレンマはありますが、袋物細工の良さというのは、秘められたところのこだわりでもあるので、現代の「見えるところだけよければいい」という価値観とはかなり異なります。

                   

                  この下に隠れている部分にも刺繍があるんだよ〜というところがありありとわかって、更に見る人に「中が見たい〜」と思わせることができれば筥迫の勝利!

                  こんな「ツンデレ」現象が筥迫の魅力でありまして、それが全体の力や雰囲気にも繋がっているのです。

                  本当に面白い意匠だと思います。

                   

                   

                  私の手元にあるハガキはサンプルの数枚だけなので、中山先生の方から2、3日中にまとめて思ってくださるはずです。

                  今後、筥迫工房の材料販売からご注文をいただいた方には、材料に同梱させていただきますね。

                   

                   

                  ハガキだけがほしい、枚数がほしい、という方は、直接中山先生にお問い合わせいただければ、喜んで送ってくださると思います。

                   

                  お知り合いを誘って10月は金沢にGO!です。

                   

                  ※閉館は「P.M4:00」で早めの終了となりますので、せっかく金沢まで行ったのに終わっていた、、、なんてことのないように、時間には十分ご注意ください。

                   

                   

                  筥迫工房は、日本全国に筥迫を作る人が増え、美しい筥迫が多くの人の目にとまる機会が増えることを心から願っております。

                   

                  筥迫工房にお仕立ての依頼いただかなくても、ご自分で作った筥迫をどこぞに出品する!という方がいらっしゃいましたら、このブログで告知のお手伝いをさせていただきますので、ご遠慮なく是非ご一報いただけるとうれしいです。




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                  【2016.08.12 Friday 11:48】 author : Rom筥
                  | 美術館、作品展レポート | comments(6) | trackbacks(0) | - | - |
                  筥迫情報
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                    これまで講習会などでは度々話題を出しておりましたが、2016年10月に石川県でついに「筥迫展」が行われます。
                    刺繍展の中の筥迫出品ではなく、あくまで筥迫がメインです!

                    色々な方からこの企画の詳細をブログに載せてと言われておりましたので、満を持して今回お伝えしたいと思います。


                    現代に蘇る日本刺繍の筥迫

                    これまで「日本刺繍の筥迫を復活させよう!」という活動をしておりましたが、これはちゃちな筥迫しか知らない現代人に、かつてあった豪華な日本刺繍の筥迫を知って欲しいという思いからです。

                    時代とともに軽薄短小されていく市販の筥迫。
                    それが現代人の求めるものであるならあってもいいとは思いますが、本来の筥迫は重厚長大、豪華でこそ筥迫という正統派もまた生き残ってほしい。
                    2万円のミシン刺繍の筥迫を「高い」という現代人に、日本刺繍の筥迫が2万円では到底できないことを現物を見て知って欲しい。

                    しかし現代では日本刺繍の筥迫を作る人なんてそうそういない。
                    それにはまず私自身が刺繍の筥迫を作れるようになることでした。

                    私の日本刺繍の腕はさておき、日本刺繍の筥迫を見たら誰だって「うわ〜」という感嘆の声を上げざるを得ない。
                    そして日本刺繍をしている人たちに「自分も筥迫を作ってみたい!」と思わせることが大事でした。
                    これはお針子会の刺繍教室で作品展が2回行われたことにより、ある程度は達成できたのではないかと思っています。

                    次の段階として各地の刺繍教室で刺繍筥迫を作ろう!という動きが出ることを目標としました。
                    それにはまず、日本刺繍を教える先生方に筥迫に興味をもっていただくことが大切です。

                    筥迫の刺繍がしたいのに、延々と高価な着物や帯の課題だけを基礎に出されていたら、筥迫用の刺繍なんて夢のまた夢です。
                    基礎は小さな図案から、その後少しずつレベルをあげて袋物に応用できる大きさの図案を課題にしてくれる先生がいたら、日本刺繍はもう少しハードルの低いものになるかもしれない。

                    そんな地道な活動の甲斐あって、今年は石川県では筥迫展が行われることになり、大阪と東京(神奈川)で「筥迫部」が産声をあげました(やったー!)。

                    具体的にどのような形になるかはそれぞれの先生次第なので、もしこれまで筥迫の刺繍やってみたい、、、と指をくわえて見ていた方がいらっしゃいましたら、まずはお近くの先生にお問い合わせされてみてはいかがでしょうか?

                    こんな流れが日本全国に広がっていくことが私の夢です。

                    我が県にも筥迫文化を!という方の活躍を筥迫工房はお待ちしております。
                    もちろん「押し絵筥迫部」「フランス刺繍筥迫部」「ビーズ刺繍筥迫部」「創作筥迫部」なども大歓迎ですよ!

                     

                    中山きよみプラス13 
                    日本刺繍『飾り筥迫展』


                    2016年10月14日(金)〜16日(日)
                    10:00〜16:00

                    ※終了時間にお気をつけください

                    会場:旧中村邸 一階(石川県金沢市立中村美術館敷地内)


                    会場となる『旧中村邸』は金沢駅からバスで数分という感じのようですが、兼六園に向かうバスはほぼ止まるそうで、21世紀美術館で降りればいいそうなので非常にわかりやすいですね。
                    石川県金沢市立中村美術館 アクセス

                    展示品は「江戸型筥迫15点」「定家文庫4点」「筥迫&懐剣セット9点」「巾着20個」「ミニ小袖5点」。
                    すごいですね〜、こんな筥迫中心の刺繍展なんて未だかつてないですよ!

                    中山先生は紅会出のベテラン講師です。
                    13人の生徒さんたちは、中山先生曰く「かなり年配」とのことですが、刺繍教室の集大成として今回の企画をされました。

                    中山先生は、筥迫の作り方を学ばなければ筥迫の図案は描けないと、はるばる石川から講習会に何度も参加いただきました。
                    お仕立ては筥迫工房にご依頼いただいていたので、お会いする度に山ほどの図案を持ってアドバイスを求められるなど、長い時間をかけて打ち合わせをされました。

                    打ち合わせをしながら、まだまだ先の話と思っていた筥迫展も気がつけばあと数ヶ月(まだ筥迫全て仕立てあがっていない、、、)。
                    それでも、一つづつ出来上がっていく筥迫を見るにつけ、こんなところまで来たな〜と私も胸が熱くなります。

                    私は10月15日〜16日の一泊で伺う予定です。
                    まだ石川県に行ったこともないので、今からとても楽しみです。

                    一緒に行きたい!という方がいらっしゃいましたら是非ご連絡を。
                    現地集合の方は是非交流会でもしたいですね。
                     

                    日本刺繍と図案 いち桃 (大阪)

                    こちらは最近筥迫工房の刺繍台をお教室で使ってくださっている、大阪のユキダイクミ先生のお教室です。
                    いち早く刺繍教室で「筥迫部」を作ってくださいました。
                    いち桃の日本刺繍教室「筥迫部」

                    最近も筥迫を作られた様子がブログに載っていました〜。
                    初めてにしてはかなりお上手。これは筥迫のお仕立ても期待できるかも!
                    筥迫1号 完成しました!

                    関西方面で筥迫の刺繍を習いたい方、「いち桃」へお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

                    ↓こちらのバナーから直接お問い合わせできます。

                     

                    ニホンシシュウ 京乃都 (銀座)

                    神奈川在住の田中京子先生のお教室です。
                    田中先生には、筥迫講習会にも頻繁に参加していただき、私が提案する筥迫のための刺繍講座などの話にも共感いただいておりました。
                    その田中先生が満を持して筥迫部を立ち上げてくださいました!
                     
                    【京乃都 筥迫部】筥迫のための刺繍講座   
                    <初心者コース>
                    銀座教室にて日曜日中心に、3回で図案写しから刺繍を完成させます。
                    HPの教室案内から予約できます。

                    ↓こちらのバナーから直接お問い合わせできます。

                     


                    ▼筥迫工房のお店


                    ▼筥迫掲示板
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                    【2016.05.21 Saturday 13:32】 author : Rom筥
                    | 美術館、作品展レポート | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
                    伊勢丹 展示販売
                    0
                      伊勢丹新宿店本館5階にて、現在『伝統工芸art Labo』に筥迫&定家文庫が展示販売されております。
                      ブログに公開していない筥迫(江戸型)も二点ほど展示されています。

                      期間は2月3日〜16日まで。
                      5階フロア図
                      http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/floor/main_5f/index.html


                      諸事情から、当初は催事が終わってからブログに報告しようと思っていたのですが、すでに何件かのお問い合わせをいただいているので、やはり期間中にアップすることにいたしました。
                      日曜日も二回挟みますので、新宿へお越しの際はお立ち寄りいただければ幸いです。

                      歌舞伎で実際に使われている筥迫も展示されておりますので、歌舞伎ファンにはうれしいかも。
                      舞台で使われている「蜘蛛の糸」なども販売されていたりしてちょっと面白い。


                      伝統工芸、伝統芸能

                      よく筥迫を「伝統工芸」の括りに入れられることがあるのですが、Rom筥的には「????」です。

                      形は受け継がれてきてはいても、技術が受け継がれてきたわけではない。
                      これまでは筥迫作りを学びたくても、作りを教えてくれる先生なんていませんでしたし。

                      現代でも特別な日の装身具としては販売されていますが、99.8%ぐらいが量販品の簡易なものです。
                      装飾にも仕立てにも手間をかけて作られた、その昔の美しい筥迫は途絶えてしまいました。

                      ちなみに、経済産業大臣が指定する伝統的工芸品の条件は、

                      1)日常生活で使われている工芸品である
                      2)手工業である
                      3)技術、原材料が100年以上受け継がれている
                      4)一定の地域で産業として成り立っている

                      「日常」が毎年繰り返される行事を含めてくれるなら「七五三」はとても象徴的です。
                      そういう意味では(あくまでRom筥の主観)、和装の花嫁さんの方がちょっと軽い気がします。
                      「手工芸」に関しては堂々と胸を張れますが、3と4はほぼない。

                      和装の花嫁さんが筥迫を懐中する姿が「伝統的」と思われがちですが、たぶんあのスタイルは明治後期からです。
                      ということは、七五三が筥迫を懐中することがスタンダードになったのは更にその後。
                      懐剣に至っては、たぶんレンタル衣装に打掛が出てきてからスタンダードになったと思うので、高度成長期以降ではないでしょうか。

                      なんてことを今回のお話をいただいた時にウダウダと考えていたところ、ふと見たら「伝統芸能」でした(苦笑)。
                      伝統芸能で使われている工芸品ということですね。

                      伝統芸能の小道具に携わる職人さんたちは、伝統工芸品よりもずっと小さな単位の専門的工芸品を扱う「絶滅危惧職人」です。
                      そもそも小売りをしている人が少ないので、一般人は知る術もない。

                      そのような職人さんたちを支援するために「伝統工芸の道具ラボ」の田村民子さんは活動をしていらっしゃいます。
                      とてもすてきなサイトなので、是非覗いてみてください。

                      ところで、今回の展示品の中には、私が探していた道具ができそうな職人さんたちが多く、マーフィーの法則ではないですが、似たようなものは似たような所に住んでいる〜ことを実感しました。

                      これまたマニアックな世界ですが、今後新たな展開に発展しそうで私的にはうれしい。



                      本来の筥迫

                      先ほどは「ほとんどが量販品の簡易なもの」と書いてしまいましたが、筥迫の職人さんが途絶えてしまった今、筥迫の流れを絶やさず受け継いでくれたのは、これらの量販品の筥迫です。
                      形だけでも昔の筥迫を持つ人の気持ちを味わうことができるのは、そんな世の中に生きているということは本当にありがたいことです。

                      しかし、本来の手間をかけた作り方がされた筥迫は全く別物です。
                      世の中にはこの二つが存在します。
                      現代ではお安い量販品が筥迫のスタンダードになっているので、やはりここらで区別はしておきたい。

                      私はこれまで、専門の職人さんによって作られた昔の筥迫を研究し続け、できるだけ忠実に元の形に近づけてきました。
                      江戸期の筥迫を貸りて研究させていただける機会もあるので、自分が本来の筥迫の形に最も近いものを作っているという自負はあります。

                      筥迫の教本を買って作ったことのある方ならおわかりかと思いますが、筥迫というのは本来作るのにとても手間のかかる細工物です。
                      講習会に参加された方も、私があの小さい巾着にどれだけ手間をかけ、こだわりの作り方をしているかでおわかりになるかと思います。
                      今回展示されているような日本刺繍が施された筥迫は、それともまた違う作り方をします。

                      ですから、本来の筥迫は手間暇をかけた非常に高価な物なのです。

                      その昔、筥迫や定家文庫を持てる人はかなりの上流階級でした。
                      今回の展示は、最低この金額でなければ売る物を作る意味がない、という基準で価格設定していますが、あの頃と同じ作り方をすれば、自然と当時と同じような設定になります。

                      今回の伊勢丹の展示を見れば、あの頃の上流階級婦人の「いつかこんな筥迫を持ってみたい♡」という同じ憧れを体験していただけるのではないかと思います。



                      ▼筥迫工房のお店


                      ▼筥迫掲示板
                      筥迫工房の教本や自慢の細工物を、皆さん自身で披露できる掲示板です。写真のアップロードが簡単になりました(一回の投稿で6枚掲載可)。丹誠込めて作った筥迫を大勢の人に見てもらいしましょう!

                      ▼携帯からも筥迫掲示板2に投稿をアップロードできます。
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                      【2016.02.05 Friday 14:10】 author : Rom筥
                      | 美術館、作品展レポート | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |