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またしても馬小屋 〜三人の博士〜

昨日の日曜日は、日本のカトリック教会では「公現の祝日」でした。
東方から三人の博士たちがやっとたどり着いて、馬小屋フルキャスト揃い踏みという日です。
というわけで、またしても馬小屋です。
なかなか筥迫に戻れません(笑)。



カトリック教会ではお正月はまだクリスマスの中で、この公現祭が来ないとクリスマスは終われないのです。
例年なら、この日はもう少し後なのですが、今年はお正月そうそう来てしまったか…(クリスマス終わり)という感じです。
ちなみに、この人形たちの衣装は、昔々、私が二十代の初め頃に作ったものです。
以前、スペイン人神父に「この人形たちの衣装はすばらしい!」と賛辞をいただきました。
どうも自国の馬小屋では、マリア様がロココ調の絢爛豪華な衣装を着ていることが多いらしく、この人形たちはとても聖書に忠実(まずしい身なり)…という意味の褒め言葉でした(笑)。
そりゃ私だって、博士たちの衣装に凝るよりも、マリア様用のきれいなドレスを作ってみたい。

我が家のお正月も、玄関はお正月飾り(楽人)に入れ替えても、リビングのクリスマスツリーは未だに健在だったのですが、最近娘が「お正月は鏡餅を飾りたい!」と言い出しました。
う〜ん、さすがに鏡餅とクリスマスツリーは合わない…と観念し、今回からクリスマスは30日に終わることにして、家の中は正しい日本のお正月飾りになりました。
まぁ普通の人が見たら、日本のお正月にクリスマスツリーは異様ですしね(笑)。
しかし、今年は鏡餅を解禁してしまったので、これ幸いと昔から憧れていた『門松』を玄関前に立ててしまいました。
ああ、やっぱりお正月は門松だわ〜とうっとりする私。
さすが日本人、どんな宗教にも対応できます(笑)。

かたや家人は元旦に、昔から憧れていたうれし恥ずかしの日の丸をベランダに掲げ、さすがの私も正直恥ずかしい気がしたのですが、つい「年の初めのためしとて〜♪」が口から出てしまいました。
この歌は「新春かくし芸大会」のテーマソングだったので、「ためし」とは書き初めなどの芸ごとのことだと勝手に思い込んでいましたが、「例と書いて“ためし”。今までしてきたことのようにという意味だよ。」とのこと。
実は皇室の繁栄を願う歌なのだそうです。
そして曲のタイトルが『一月一日(いちがつ いちじつ)』となるわけです。

しかし、キリスト教と神道と皇室賛美…。
まぁ新年には、日本スタイルで自分の神さまが来ると思えばいいのです。
日本人だし。日本の文化大好きだし(汗)。

今年も筥迫にとってよい年でありますように!

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