『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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『房』について<その1> 〜専用房糸の使い方〜
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    毎日、房、房、房、、、に明け暮れているのですが、フト房糸について説明していなかったことに気がつきました(汗)。
    ということで、今更ですが筥迫工房で販売している『専用房糸』の使い方についてご説明いたします。



    市販の筥迫に使われている房は『撚り房(よりふさ)』と言います。
    しかし筥迫工房は「自分で作る」がコンセプトなので、撚り房のような複雑な房は、素人が作る利点がありません。
    となると方法はただ一つ、『切り房(きりふさ)』を作ることになります。

    筥迫工房で販売しているのは、この切り房を作る専用の房糸です。
    この専用の房糸がなかった当初は「手縫い糸」をオススメしていました。
    もちろん専用房の色数は限られますし、そこらで簡単に手に入るものではありませんので、今でも教本でご紹介しているのは手縫い糸を使った房の作り方です。

    かつて、房糸にふさわしい糸を色々と探しまくりました。
    手縫いの絹糸、アクリル糸、レーヨン糸、、、
    とにかく切り房は「サラサラ」であることが命です。
    房が一塊になって「もっさもっさ」と胸元で揺れるよりも、一本一本がサラサラと揺れる方がずっとステキです。


                          (画像は懐剣房)
    そんな中、とある製造元から「筥迫を作っているなら、房糸は必要ありませんか?」と見本の糸が送られてきたのが、この房糸との出会いでした。
    それまで、房糸なるものが存在することすら知らなかったので、これはまさに衝撃的な出会いでした。
    この房糸、それはもうステキな触り心地です。
    それまではけっこう適当に作っていた房ですが、この房糸との出会いをきっかけに、私の房作りにかける情熱も高まっていきました。
    筥迫程度の大きさでは、手縫い糸とそれほど違いがわからないかもしれませんが、この房糸がなければ懐剣房なんて作ろうなどという発想もわかなかったでしょうね。

    この筥迫用の房糸は一束から約4本の房が作れます。
    ここでは、この筥迫用房糸一袋を4束に分ける方法をご紹介します。


    まず、房糸を取り出します。
    「モール」が同封されていますので、これを4等分に切り分けます。
    ※初めに入っていた紙と袋は残った房を保管するために使うので捨てないでください。


    束の中心(こよりで止めているあたり)を半分に分け、中心から5cm程度のところをそれぞれモールで止め、こよりを外します。
    ※できるだけ正確に半分に分けてください。等分するのに自信がない場合は、こよりを外した後に計りではかってもよいです。


    房糸を半分に折ります。
    この中心をカットして二つに分けるので、カットする前に片方もモールで止めておきます。
    房糸を半分にカットします。


    これで4つに分けることができました。

    使わない残りの3つは、モールを付けたまま紙にくるんで、再度ビニール袋に入れて保管してください。
    そのままにしておくと、かなりボサボサになってしまいます。

    こよりやモールを止めた跡がクセになっていたり、作業中にボサボサになることがありますが、最終的に蒸気に当てれば、元のきれいなサラサラ状態に戻りますのでご安心ください。

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    房(タッセル)と言えば「アトリエバンディーニ」さんが有名ですが、以前ほしい色がなくて、このアトリエバンディーニで房糸を購入したことがあります。

    ■手作りタッセル用カセ(糸)


    とりあえず、ポリエステルとアクリルの房を注文してみました。
    しかし届いた商品を見ると、ポリエステルは綿糸のようなもさっとした感じ(タッセル作りはこのような糸を使うということでしょうね)、アクリルはフワフワでした。
    残念ながら、切り房を作るためのサラサラ感がありませんでした。
    後日、電話で直接問い合わせてみたところ、すれがよいのはレーヨン(6274)とのことでした(6275はかなり細い糸とのこと)。
    結局そのまま買わずじまいですが、もし試してみたい方は、どうぞ直接バンディーニさんへご注文ください。

    ちなみにこのアトリエバンディーニは、ちょっとの注文でも色見本などをたくさん同封してくれます。
    通常、糸見本等は購入するものなので、これで利益になるのかな、、と心配してしまうほどのサービスです。
    電話でも面倒な素振りなく、とても詳しく教えてくださいます。
    お客さんに対してこのような対応ができるというのは、単なるサービスというよりも、自分のお店で扱っている商品に対して愛情を持っていないとできないことだなぁと感心してしまいました。
    とても好感の持てるお店でした。

    房については、この後もちょくちょく登場すると思います。
    とにかく今は房に凝っているので(笑)。
    【2011.07.15 Friday 16:12】 author : Rom筥
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