『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
<< 婚礼用筥迫 Rom筥作品11-7 | main | 『房』について<その2> 〜撚り房と切り房〜 >>
びら簪アレンジ Rom筥11-1
0
    白無垢用の筥迫に使ったびら簪です。



    よく撮影用に、びら簪を横挿しにしている画像を見かけることがあります。
    これは間違っているというよりも「撮影しずらい」という理由からではないでしょうか。
    確かに筥迫の上部にびら簪を挿すと、筥迫を正面から撮りたい、、そうするとびら簪が見えない、、というジレンマに陥ります。
    そこで私もマネをして横挿しにしてみました。



    あらまぁ〜、なんてきらびやか!
    撮影の腕がなく、本物のキラキラ感が表現できないのがくやしい!
    でもびら簪の存在感はばっちりです。
    房はあってもなくてもいいかもしれません。
    つい、花魁!と叫びたくなってしまうようなイメージです。

    かつて、びら簪を横挿しにするタイプの筥迫が存在しました。
    本体胴裏の横に、簪挿しを入れるポケットのようなものがあります。
    位置的にはこの画像の簪位置よりもっと下で、中心寄りになるかもしれません。
    そのうちこの教本も作りたいと思っていますが、基本の筥迫でも、簪を胴裏部分に差し込めば、かなりしっかり固定されます。
    しかし、江戸時代の筥迫画像などを見ると、横挿ししているものもあるので、果たして撮影用なのか、本当に横挿しなのか、そんな古い物を手に取る機会はないのでナゾのままです。

    筥迫は、江戸時代の極限られた特権階級だけが持つ、かなり狭い世界で花開いた文化でしたし、明治後期から大正にかけてのブレークもほんの短期間だったと思います。
    筥迫はこう使わねばなりませぬ!なんておっしゃるうるさ方は、現代では存在しないと仮定して、とりあえず自由に筥迫を楽しみましょう。
    ここで筥迫の作り方を学んだ方は、これを基本として、是非色々な作り方、使い方をしてもらいたいと思います。
    今回のように平打ち部分を見せたいという筥迫には、横挿しも有り!ということで、是非復活させたいスタイルです。
    ただし、世の中にはどう見ても筥迫には見えんだろ!というものも存在しますからね(苦)、基本的には筥迫に見える範囲でお願いしたいです。

    今回のアレンジに必要なもの

    このびら簪は、市販の『びら簪(霞)』を元にしてアレンジしています。使っている部品は、

    ・ソロバン型ビーズ  3mm
    ・しずく型ビーズ 13×6.5mm
    ・ラインストーン 4mm
    ・ラインストーン 3mm

    金具は、ビーズをつなぎ合わせるための「9ピン」と、しずく型ビーズ用の「Cカン」。
    これらを使うためには、「ニッパー」「平ヤットコ」「指カン」などの工具も必要です。

    市販の大人用びら簪の下がり部分は10本ありますが、上部に挿すと後ろはほとんど隠れて見えなくなってしまうので、しずく型ビーズを前半分に6本、余ったソロバン型ビーズで後ろに2本作りました。
    でも横挿しにするなら全部あってもよかったと、ちょっと後悔しています。

    筥迫を作るぐらいの人ならばそれほど難しくはないと思いますので、興味のある方は是非挑戦していただきたいと思います。
    【2011.07.28 Thursday 21:45】 author : Rom筥
    | 筥迫材料-びら簪 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    この記事に関するコメント
    お久しぶりです。去年、はこせこセットを購入した沖縄のものです。いつもHP楽しみに拝見しております。房飾りの日記はすごく関心しました。びらびらかんざしもアレンジして、箱迫一筋って感じがしました。いまわたくしは時間がなくて、まだセットの箱迫を作っていませんが、自分で日本刺繍の牡丹柄が好きなので、習ってみようかなと思っています。また沖縄の紅型を施した縮緬の布での箱迫もいいかなと考えています。江戸時代の箱迫も挑戦したいですね。
    | なお | 2011/08/04 10:24 PM |
    めずらしくコメントが入りました。
    ありがとうございます。
    房の話題は地味すぎて、あまり関心は持たれないかな、、
    と思っておりましたが、少しでも関心を持って見てくださる方が
    いらっしゃることに、ほっとします。
    でも誰からも関心持たれなくても、きっと書き続けるでしょう。
    そういう性格ですから(笑)。
    日本刺繍の牡丹柄は、筥迫の王道ですよね。
    私も次回作は牡丹を予定しています。
    筥迫に忙しくて、なかなか日本刺繍が進みませんが、、、。
    沖縄の紅型筥迫、いつか登場する日を楽しみにしています。
    江戸時代の筥迫の作り方も、いつか作りたいと思っています。
    | Rom筥 | 2011/08/04 10:37 PM |
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://rombako.hakoseko.mods.jp/trackback/981687
    トラックバック