『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
<< 『打ち紐』続き | main | 婚礼用 筥迫&懐剣セット >>
雛祭り ナツメ型の雪洞
0
    もうすぐ雛祭りですね。
    まだ体力も完全に戻っていないし、仕事も忙しかったので、お雛様を出すのが今日になってしまいました、、、(苦)。
    お雛様を出すのは、精神力がいります。
    気合いをいれないと出せないですね。
    きっと年を取ったら出せなくなるんだろうなぁ。



    我が家のお雛様は御殿雛です。
    七段飾りも飾るのは大変だと思いますが、御殿飾りは組み立てるのがとても面倒です。
    御殿雛は関西のものなので、東京ではとても珍しがられます。
    御殿飾りは、七段飾りの一番上に乗せるのが一般的なのかもしれませんが、うちの御殿のように奥行きがあるものは、高い段飾りにはできません。
    たぶん昭和ぐらいのデットストックですが、これを入手したときの話はとても面白いのですが、これだけでかなり長くなるのでまた別の機会に書くことにします。

    お雛様は大正時代のアンティークです。
    母はお雛様には全く興味がなく、私は買ってもらえなかったので、昔からやたらとお雛様に執着がありました。
    でも現代のお雛様は顔がかわいすぎて好きじゃない。
    昔のちょっと怖いぐらいの顔つきのお雛様が好きで、骨董屋のお雛様を見にいくのが好きというヘンな子どもでした(笑)。

    正確には、このお雛様は娘のために揃えたものなので、初節句の縁起物にアンティークのお雛様を買うなんて、、、と年配の方には怒られそうです(見知らぬ人の物だったわけですしねぇ)。
    でも、娘が将来お雛様に興味を持つかわからないですし(案の定、ほとんど興味はありません)、面倒な思いをしてお雛様を出すのは私なわけで、それなのに好みでないお雛様に高いお金を出して買う気にはなれなかったので、やはり自分の好きなお雛様を買おう!と決めました。

    この頃は、まだ私の中に筥迫は存在していなかったので、やたらとお雛様にはまっていて、一年中頭の中は雛祭り状態。
    やたらとコレクションしていました。
    常にお雛様が3組、三人官女3組、随身4組ぐらい、お道具もかなりあるという状態でした。
    全てオークションで買っていたのですが、いい雛が手に入れば、いらない雛を買ったときと同じ値段で出すということをやっていたので、かかるのは送料ぐらいのものでした(笑)。
    しかし、それだけあっても、東京の狭いマンションに置ける場所も飾る場所もなく、実際に雛祭りに飾ったのはこのお雛様ぐらいのものだったので、結局、それらのお雛様は全てお嫁に出し、娘に買ったこのお雛だけが最後まで残って今に至っています。

    今時のお雛様を持っていらっしゃる方からすると、なんでそんなにバラバラと持つのか、、と思われるかもしれませんが、昔のお雛様というのはセット売りされていなかったんですね。
    セットで売られるようになったのは、たぶん戦後以降のことです。
    それまでは女の子が生まれると、まずは内裏雛を買って、伯父さん叔母さんが官女さんを買ってくれて、翌年には何を買って、、、というように揃えていったようです。
    ですからその頃の雛壇は、大きさも種類もバラバラです。
    その代わり、お道具などは色々なものがありました。
    きっと日本橋の十軒店の雛市とかに行って、これにしようかあれにしようかと選んだのでしょうね。
    今はどの家のお雛様もみな同じで、きれいに揃っているけどつまらない。
    私はお道具よりお人形の方が好きなので、それほどお道具は揃えていませんが。

    ちなみに、このお雛様は大正時代のものなのに、なぜかセットで出ていたので、とても珍しかったと思います。
    もちろんお道具はセットで売られていたりはしないので、毎年コツコツと自分の好きなものだけを集めていきました。



    今年はやっと御殿にちょうどよい大きさの雪洞を買いました。
    去年まで使っていたのは大きな雪洞だったので、御殿の中に入らず、両脇にセットしていました。
    このナツメ型の雪洞は高さ18cmですが、この大きさで電気がつくものはなかなかないのです。

    よく、子どもも大きくなったから、お雛様を出すのが面倒、、、と言われる方がいらっしゃいますが、毛氈に内裏雛と雪洞だけでいいので出してくださいと私は言っています。
    雪洞の灯りって、本当にきれいです。
    私は夜に部屋を暗くして雪洞をつけるのが好きです。
    雪洞に照らされたお雛様のきれいなこと。
    お雛様は暗いところで見るものだと思えるぐらいです(怖いという声もありますが、、)。
    うちの娘は小さい頃、このお雛様がある部屋で、雪洞の灯りを付けて寝ていました。
    クリスマスツリーのライトや、お雛様の雪洞の灯りの中で寝るというのはとてもドラマティックで、心に残るのではないかと思います。



    御殿の全景を撮影して、このブログに貼って今気がつきました。
    御殿の屋根の上にぬいぐるみが、、、(娘のやつ)。
    でも面白いのでそのままアップすることにしました(笑)。
    筥迫も一つ飾りました。
    【2012.03.01 Thursday 23:06】 author : Rom筥
    | 人形あれこれ | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
    この記事に関するコメント
    このブログを見た友人から、平田郷陽さんの動画が送られて来ました。
    人形作家の巨匠なので知ってはいましたが、この動画はしらなかった(「美の巨匠」で放映されたものだそうです)。
    彫刻ではない、人形の世界、美しいですねぇ、、。

    ご興味のある方は、是非ご覧ください。

    http://www.youtube.com/watch?v=1HITDUc1oVQ
    http://www.youtube.com/watch?v=n5wbAPLCUTs&feature=related
    | rom筥 | 2012/03/05 12:00 PM |
    筥迫、、、
    すごいです。
    色々と作ってみたいです。o(^▽^)o
    | kinue.yamakami | 2012/03/05 5:18 PM |
    kinue.yamakamiさま>

    筥迫作り、是非挑戦してみてくださいね!
    難しいかな〜と思っても、意外と作れてしまうもので、とても達成感が味わえる細工物ですよ。

    「はこせこ掲示板」に皆さんの作品がたくさん掲載されていますので、こちらも是非ご覧になってくださいね。
    http://rara.jp/hakoseko/
    | Rom筥 | 2012/03/05 6:15 PM |
    実用はこせこのセットも
    販売していますか?
    | Kinue yamakami | 2012/03/08 11:14 AM |
    Kinue yamakamiさま>

    今年は新しい教本を作る予定がありません。
    今年はワークショップ等で、実用筥迫を含め
    みなさんのご希望のものをレクチャーしようと思っております。
    ワークショップのお知らせは、そのうちこのブログで
    配信するつもりです。(でもまだちょっと先かも、、、)

    東京近郊以外の方には申し訳ありませんが、
    来年まで実用筥迫の作り方の販売はお待ちいただくことに
    なります。
    ごめんなさい、、、。
    | Rom筥 | 2012/03/08 12:47 PM |
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://rombako.hakoseko.mods.jp/trackback/981731
    トラックバック