『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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『緒締』(2)筥迫の要
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    さて「緒締」第二弾です。
    もう一度、おさらいしておきましょうね。
    緒締というのは、筥迫の胴締めと巾着のところに付いている小さなビーズのことです。
    印籠や煙草入れに付いている緒締は大きいので、いかにも「玉」といった感じですが、筥迫の緒締は小さいので、どうみても「ビーズ」です。



    筥迫材料の中でも、緒締用のビーズは集めることに最も苦労した材料です。
    筥迫の作り方がわからなくても、アンティークの既存品を崩せばある程度の作り方はわかります。
    しかし、筥迫を作るための材料は、一つ一つの部品の名称さえわからない、というところから始まったので、作り方よりも苦労したのがこれらの材料集めでした。
    手芸が趣味という人であれば、こういうものを探すのはあまり苦がないかもしれませんが、私は広く手芸を愛好しているワケではなかったので、名称の見当もつかない=検索のしようがない、というモノばかりでした。
    今となってはショップにかなりの材料が出ていますが、よくここまで集めたものだなぁと感慨深いものがあります。

    緒締用ビーズの難しさは「二本の打ち紐がぴったり通る穴」ということに尽きます。
    一般的なビーズは、通常1mm程度の穴しか空いていません。
    これでは二本の打ち紐を通すことは不可能です。
    「大きな穴のビーズなんて、どこに売っているの〜(泣)」という所から始まりました。

    始めに出会ったのが「マクラメビーズ」でした。
    マクラメというのは、ヘンプ(麻)、蝋引紐、革紐、毛糸などを、色々な結び方で装飾的に編むような物のことを「マクラメ」と言います。
    実は、本来のマクラメビーズと呼ばれるものは7mmぐらいの大きさで、穴もかなり大きめです。
    これまで筥迫工房で販売していたビーズは、この一般的なマクラメビーズより小さめの5mmビーズなのですが、普通のビーズよりもかなり穴が大きいので、とりあえずマクラメビーズと呼んでいました。

    このビーズは、二本の打ち紐を通すには問題のない穴径で、少量のケースビーズがあったことも、販売には都合がいいことでした(緒締は2個しか使いませんから)。
    しかし、打ち紐を指で押し込んで通るほどの穴というのは、実は緒締としてはかなり「ゆるい」のです。
    本来、緒締は玉止めなどしなくてもピッタリ緒に止まる(締める)穴の大きさでなければならないのです。

    ※私は当初これが緒締とは気がつかなかったので、今でも教本では、ビーズの下に玉止め(ストッパー)をするように説明しています。次回印刷分から変えて行きたいと思っていますので、あしからずご了承ください。
    また、このマクラメビーズという名称も、今後は「大穴ビーズ」という名称に変えたいと思います。

    ショップでは100円以下という値段で販売している小さな材料ではありますが、ここに至るまで一体いくら使ったんだ?というぐらい、ビーズを買って買って買いまくりました。


    これはほんの一部です。販売しているものもほんの一部です。
    使えなくて捨てたものも大量にあります。

    緒締にこれだけの執着を持ったのも、こんな目立たない小さな部品であっても、筥迫を作り続けていくと、緒締の存在は決して小さなものではないことに気がつきます。
    扇で言うところの「要」のようなものなんですね。

    今回新たに販売する丸玉ビーズは、打ち紐を二本を通してぴったり止まる絶妙の穴径です。
    いつかこの丸玉のビーズに変えなければ、、、と思いつつ、なかなかタイミングをつかめずにいましたが、今回の休業を区切りとして、一気にマクラメビーズから丸玉ビーズに切り替えることにしました。

    次回は、今回販売するビーズの種類などをご紹介したいと思います。



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    【2012.06.07 Thursday 11:18】 author : Rom筥
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