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飾り房 <青・紫系><緑系><黒白>
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     飾り房『赤系』『黄系』に引き続き、『青・紫系』『緑系』『黒白』のご紹介です。

    ■飾り房 <青・紫系>7色

    今回、「京紫」「藤」「紫紺」が新しく入荷しました。
    紫系は以前より増やしたかった色です。
    紫ってきれいですよね〜。

    「菫」は一番始めの色材料で揃えた色です。
    玄関幕、お守り袋の紐等に使われている色です。
    この鮮やかな紫は、エンキ染めという染方をしており、日光による変色、水分による脱色があります。
    とてもきれいな色なので、以前この房をつけたまま筥迫を部屋に飾っていたところ、何ヶ月かたったときに、何か色が違うと思い保管してある元の房糸と比べて見ました。
    外に飾っていた房は、ところどころがほんのりピンクがかった紫に変色していました。
    製造元に問い合わせたところ、上記のような返答が返って来ました。
    以来、保管する時にはしっかりと紙に包んで遮光するようになりました。


    打ち紐:筥迫用 <青・紫系>7色

    私は「紫紺」という色が大好きです。
    装飾筥迫ではまず使わない色なので、今まで指を加えて見ているだけでしたが、今回入荷できて一番うれしかった色です。
    画像ではわかりにくいのですが、黒に近い紫です。
    「しこん」という音の響きもすてきに感じます。

    「紺」は装飾筥迫でも使いやすい色ですが、「鉄紺」は黒に近い紺なので、実用筥迫に使いやすいと思います。

    「空」は婚礼衣装で挿し色に使われることが多いので加えた色ですが、残念なことにこれに合う房糸がありません。
    先にもご説明いたしましたが、そのような場合は手縫い糸で代用します。
    でも懐剣房を手縫い糸で作るのは考えただけで大変そうなので、残念ながら作ったことはありません。
    根性がある方はどうぞ挑戦してみてください(笑)。


    ■飾り房 <緑系>5色


    打ち紐:筥迫用 <緑系>5色

    これまで緑系は、婚礼用の挿し色として使いやすい「若草」しかありませんでしたが、今回新たに4色増えました。

    「千草」は青みがかった薄い緑ですが、これは帯地などの生地に合わせやすいです。
    「鶯」(うぐいす)は若草よりも暗い色です。
    「濃鶯」「濃緑」とも使いやすい色ですが、こちらは今後売れるようなら房糸を揃えるかもしれません。
    なので買ってくれるとうれしい(笑)。


    ■飾り房 <黒白>2色


    打ち紐:筥迫用 <黒白>2色

    最後は「黒」と「白」です。
    「白」は装飾筥迫では定番で、まぁほとんどの色に合います。
    特に玉縁に白を使うことが多いので合わせやすくなるのですが。

    「黒」は始めの頃から要望の高かった色です。
    「筥迫に黒なんか使うの?」と始めは思ったものですが、実用を作るようになってからかなり使うようになりました。
    他の色と組み合わせたり、緒締等の玉(大穴ビーズ)をかませたりすると、かなり表情が変わります。



    ■打ち紐について

    以上、打ち紐を基本にした27色展開となっています。

    「房糸」は色がなければ手縫い糸を使います。
    「かがり糸」は色がなければ、DMCの刺繍糸の#5の太さで代用できます。
    ただ刺繍糸は「綿」なので、ぼそぼそと毛羽立った感じが難ではあります。
    「緒締玉」はどんなビーズでもいいのですが、二本の打ち紐が通る穴というのは、身近な手芸店では見つけづらいかもしれません。

    これらの色材料の中で、最も探しにくいのは「打ち紐」なので、かなり力を入れて揃えました。
    以前から色々なメーカーのものを取り寄せ、試行錯誤の末、やっと5つのメーカーに絞り込みました。
    どんなにほしい色の紐があっても、使いづらいメーカーの紐は排除し、第一に筥迫房としての結びやすさ、次に筥迫に合いやすい色を絞り込んで、やっとこの色数で落ちつきました。
    メーカーの別は、A〜Eまでで表示されています。

    「A」「B」「E」は唐打ち紐です。
    「A」「B」は1mm太で、一般的にレーヨンの唐打ち1mm紐は「人五紐」と呼ばれています。
    1mmの唐打紐を作る場合のトータルデニールが約5000デニールになるところからきていると聞いたことがあります(デニール:糸の太さを表わす単位)。
    「人」は「人絹(レーヨン)」の略ですね。
    そして「E」はそれよりも太い「人八紐」です。
    人五紐を1mm、人八紐を2mmと書いてあるものもありますが、メーカーによって太さが違うのでmmで表すのは難しいです。
    メーカーによっては「A」「B」よりも細い人五紐もあるのですが、これがまた使いづらい、、、。

    「C」「D」は江戸打ち紐で、唐打ち紐よりもがっちりしています。
    唐打ち紐を使い慣れていると、唐打ち紐はロープを締めているみたいに感じてしまいます。
    唐打ち紐は中が空洞になっているので、その空洞を潰して締めるという感じですが、江戸打ち紐はロープのごつごつにからめるというイメージです。
    江戸打ち紐は「紐を締める」という感じではないので、中心の井桁部分が大きくなり、全体的に結びも大きくなります。
    使う長さも、唐打ち紐で70cmならば、江戸打ち紐は75〜80cmぐらい取らないと足りなくなります。

    「C」はアジアンコードの1mm太なので、細いほどにロープのような質感は弱まりますが、「D」は1.5〜2mmほどの太さがあるので、数を作っていると爪が欠けたりします(苦)。

    実は「紅」だけ「正絹」の唐打ち紐を扱っています。
    打ち紐:筥迫用 唐打正絹 <紅>
    正絹の唐打ち紐は、とにかく結びやすい。
    やさしい正絹ならではのほろほろとした手触りと扱いやすさ。
    ただし、力を入れただけ締まるので、中心の井桁の形を作る時に出来上がりの形をイメージして作らないと、花びらばかりが大きく中心がやたらと小さい形になってしまいます。
    全体的に井桁が小さくなってしまいますが、小さい結びがつながってできるプロポーションは、それはそれで美しい気がします。


    筥迫作りが初めての人にとっては、筥迫の本体を作るのと同じぐらい飾り結びは大変です。
    もちろん慣れてしまえばどうってこともないのですが、初めて筥迫を作るのに、本体と同じぐらいの労力が必要となることに二の足を踏む人も多いのではないかと思います。
    そんな方のために、出来合いの「飾り結び房(切り房)」の画像も揃えました。
    金糸、銀糸を入れることもできますので、筥迫作りはハードルが高いと思われる人は、本体だけがんばって、房は出来合いのものを使うというように、気軽に筥迫作りに挑戦していただければと思います。
    飾り房完成品(販売)



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    【2013.03.14 Thursday 18:45】 author : Rom筥
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    | - | 2013/03/18 10:00 AM |
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