『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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2014年成人式 midoriさんの筥迫(既出)
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    ちょっと懐かしい筥迫から〜



    以前刺繍教室の作品展で展示された、懐かしのmidoriさん制作の刺繍筥迫です。
    日本刺繍の筥迫『花と蝶』 midori.Sさんの作品
    モデルは今年めでたく成人式を迎えられたmidoriさんの一人娘のYちゃんです。
    背景がクリスマスなのは、昨年末に前撮りをされたからだそうです。

    特筆すべきはこのお振袖。
    midoriさんが刺繍されたもので、なんと振袖と筥迫がお揃いなんですね。
    私も着物の柄とお揃いの刺繍で筥迫を作ったりしますし、最近掲示板でもさくらんぼさんが着物とコーディネイトした刺繍のすてきな筥迫を作られていますが、こういうことができるのが自作筥迫の良さでもあります。
    しかし、振袖と筥迫の刺繍がお揃いというのは、簡単には真似できない贅沢さです。

    今年の成人式は天気も良かったし、成人式本番の振袖のお写真をいただけないかとメールをしたところ、

    成人式はお天気も良い晴れの日でしたが、結局娘は着物を着ず、テストがあった様で朝から普通に出かけてしまいました〜。(midori)

    母の心子知らず、、、(泣)。
    ということで前撮りのお写真をUPさせていただくことになりました。

    この一年間、刺繍教室の仲間たちもmidoriさんの振袖が本当に間に合うのかと、ハラハラドキドキで見守っていましたが、予定通り無事仕立て上がり、最後は皆から歓声がわきました。
    そして、お嬢さんの晴れ姿の写真を見せていただいた日に、midoriさんから「祝」が焼き印されたどら焼きが配られました。
    なんだか晴れ晴れしい母の気持ちをいただいたようで、うちの娘が成人式の時も、私もmidoriさんのような気持ちになるのだろうかと、しみじみとどら焼きを見つめてしまいました。



    8月〜10月の始めにかけてデザインと下絵をし、スタートは10月の終わりぐらいで、翌年の8月の終わりに完成!したと思います。
    その後、9月は肩の力が抜け〜人生を桜花していたところ、石井先生から衝撃の発言が!
    「半襟にも刺繍があった方が豪華よ!」
    矢部先生からも「10月の終わりまでに仕上げてね♪」(11月仕立て12月前撮りのため)と優しい声と微笑みの目の中に、エンマ様のような怖い炎を見たか?見なかったか?
    なんとか予定通りすべてが完成しましたぁ♡(midori)


    下図描きから始め、振袖が仕立上がるまでに実質1年。
    写真では色がとけ込んでしまってちょっとわかりにくいのですが、この振袖はかなり広範囲に刺繍が施されています。

    そんなmidoriさん、実はフルタイムでお仕事されています。
    刺繍以外の趣味でも精力的に活動されているようですし、その上でこの振袖を仕上げてしまうのですから、並大抵の人間ではありません。


    マグロな人々

    私の知り合いにも、会社員として働きながらプライベートでとある活動に精を出し、そこであらゆる超人的な作業を一人でこなしている人がいます。
    これを全てやってたら寝てる暇などあるはずがない!と思うような仕事量なのですが、その方の娘さん曰く「母はマグロなので、止まったら死んでしまうんです。」と聞いて、何て的確な表現だろうと感心してしまいました。

    いつも撮影時の着付けをお願いしているJ.Iさんもマグロな一人です。
    彼女はテレビCMを手がける広告代理店で働く超多忙な方なのですが、毎週末は息子くんのサッカーチームのお世話に明け暮れ、平日は学校に行く前にサッカーの自主練習にお付き合い。
    それなのに、家はモデルルームのように常にピカピカ(ほとんど家にいない、というのもあるかもしれませんが)。
    彼女曰く、自宅のソファーにはほとんど座ったことがないそうです。

    そんな彼女に着付けを頼むのは大変心苦しいのですが、撮影用着付けの仕事をしていた経験があるので、何人でもあっという間に着付けてくれることもあり、ついつい頼ってしまいます。
    J.Iさんの都合をお伺いしてから撮影日を決めるのですが、「○月○日ならいいよ!でもこの日は息子のサッカーの試合があるから、朝6時でもいいかな?」
    普通の人は、そんな日に、そんな時間に、快く「いいよ!」とは言えないものですが。

    去年から一緒に父の世話をするようになった私の実兄も、立派なマグロに育っていました。
    残業や国内外の出張も多い中間管理職という立ち場にいるのですが、先日は父から「(兄)に毎朝会社に行く前に、うちに来なくていいと説得してくれ!」と泣きつかれました。(更に週に2日宿泊)
    父の一人暮らしが始まると、即座に監視カメラを設置し、シャッターをリモコン操作に改造し、紐でドアを開閉できる装置を作ってしまいました。
    畳もあっという間に新しいものに貼り変わっていたし、、。
    これらのことに、兄がそれほど負担を感じていないことは私にはわかっています。マグロな人ですから。
    しかし一般人(父)の心配(そこまでやってたら体がもたない)は、マグロな人には理解できないのがやっかいなところで、説得は難航を極めました。
    ちなみに彼は、週末は合気道の先生と少年野球のコーチをしています。

    もちろんmidoriさんも、絵に描いたようなマグロな人です。
    振袖刺繍の最後の頃は、ほとんど死んだマグロのような目つきになっていましたが(笑)、お嬢さんの晴れ姿を見てエネルギーをフルチャージした今では、できるだけ時間のかかるものがやりたい!と元気なマグロの目で宣うておりました(壁紙にでも刺繍してれば、と言われていましたが、、、)。


    こうしてみると、マグロな人は世間に一定数はいそうです。
    きっと皆さんの回りでも、それとなく当てはまる人はいるのではないでしょうか。
    私も普通の人よりはちょっとばかしエネルギーは多めという自負はあるのですが、マグロな人種にはほど遠いです。
    ソファーで寝るの大好きだし(笑)。
    マグロな人にちょっと憧れはしますが、一般人がそんな生活をしたらすぐに潰れてしまいます。
    マグロは自由に泳がせておいて、私たちはそれを見て「すごい〜」と拍手している観客でいるのがいいようです。



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    【2014.01.29 Wednesday 00:21】 author : Rom筥
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