『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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商品追加しました 〜副仕材〜
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    いつも何気に怠っていた、ショップの新商品のお知らせをいたします。
    ずいぶん前に入れ換えたもの、最近入れたものなど、覚えている範囲になります(←あいかわらずいい加減ですみません、、、)。
     

    竹べら

    貼り込みの必需品ですね。

    ショップを始めたばかりのときは、このようなもの一つ仕入れるのにも苦労していました。
    自分一人が使うだけなら竹を削って作ればいいのですが、これをショップで扱うとなるとそういうわけにもいかず、やはり既成の物を探すしかありません。
    やっとのことで希望サイズの竹べらを探し出し、竹べらはもう安心だ〜と思っていたところ、その仕入れ先から「この竹べらの製造元がなくなりました」との連絡がありました、、、(泣)。

    筥迫に使う道具や材料は色々なジャンルの商店と個別に取引きしているのですが、やっと探し出したお店が潰れたり、マイナー商品のため廃盤になってしまうものも多く、そうなるとまた一から探し直さなければなりません。
    どんな世界でも専門の道具を作る職人さんが次々とやめてしまう現状を考えると、私のように苦労している人は多いのではないかと思います。

    そんなわけで、再度「竹べら」探しの旅に出たのですが、今回はラッキーなことに、とある竹製品を扱うお店から伝言ゲームのように流れ流れて直に職人さんに取りついでくださいました。
    サンプルを送ってまずは試作から始まりました。

    ほとんどの商品が取次店を通して入荷するので、すでにある既製品の中から希望にあった形を見つけることが主なのですが、作り手さんと直にやり取りすると、相手先から「先端を薄く削る?」などと言ってくれるのでびっくりします。

    上が従来品、下が今回薄く削って作ってもらった特注品。

    本来、竹べらのようなものは自分でカッター等を使って使いやすく削るものなのですが、初めての人だとそのまま使ってしまう人も多いので、今までは私が削った物を「調整済」とし分けて販売したりもしていました。

    今回納品されたものは、私が希望した厚みの竹がなく今までより薄めの仕上りですが、一から削らなくていいので、後はご自分の好みの形にちょこっと調整して愛用の品にしていただければと思います。

    上が従来品、真ん中が今回新たに作ってもらった竹べら(先端部分が丸みがある)、一番下は私が先端を平らに調整したものです。

     

    糊板セット

    こちらも貼り込みの必需品ですね。

    薄糊を溶く時は、このような板が一番使いやすいです。
    「糊を溶く」とは、でんぷん糊や正麩糊などに水を加えて使いやすい堅さに調節した「薄糊」を作る作業を言います。

    初めの頃、私はお皿の上などで糊を溶いていましたが、縁がせり上がったものはうまく糊を溶くことができません。
    また表面がツルツルとした素材のものも、竹べらが滑りやすくうまく溶けません。
    うまく溶けないというのは、糊と水が完全に混ざりきらず分離した状態のことです。
    この分離した状態のまま使うと、大事な布帛を汚すことになるので要注意です(布を汚す一番の原因は水)。

    初めての人の場合、竹べらの先でちまちまとこね合わせるように混ぜ合わせていますが、これではうまく糊は溶けません。

    糊の固まりに水差しから水数滴を垂らし、まだ分離した状態の糊と水を竹べらを立て糊を細かく切るように合わせていきます。


    ある程度混ざったら竹べらの側面を使って糊板の上にこすりつけるように滑らせます(シュッシュッという音がするように)。


    薄糊の水分調整はお好みですが、私はこの程度のゆるさに溶いています。


    「かまぼこ板」を使うと書いてある本もあるのですが、私はこのぐらいの大きさのものが使いやすいと思います。
    あくまで好みなので、ホームセンターなどで好きな大きさに切ってもらって使うのが一番です。
    今までは糊板は売る必要もないと思っていたのですが、ワークショップに来た方が大きさなどを測って帰られるので、教本などで一人で作る人には必要かもと思い、今回新たに販売品目に追加した次第です。

    私はこの板で「薄糊」を溶いて、「堅糊(サイビノール)」はアルミフォイルを使っていたのですが、アルミフォイルでは体裁が悪いので、とりあえず堅糊用に「プラ版」も付けてみました。

    木製品にサイビノールを付けると落すのが大変ですが、プラ版なら乾いた後は簡単に手で剥がすことができます。
     

    貼り板

    糊板に続いて「貼り板」のご紹介です。
    ただの薄い板のように見えますが、正真正銘ただの板です(笑)。
    糊板もただの板ですが、こちらはもう少し薄めです。


    「貼り板」は糊を付ける際に使う板です。

    薄糊を使う「貼り付け」の際に、布の縁(糊しろ部分)に糊を付けるとアイロン台にも付く→アイロンで固定する際にその糊が布の表に付く→表が汚れる、ということが頻繁におこります。
    これを防ぐために、アイロン台の上に段差のある物を置いて糊を付けると、どこも汚さずに貼り付けを行なうことができます(特にベタ糊には必須)。

    段差がつけば何を使ってもいいのですが、堅くて平らで角が立っているものが使いやすいです。
    また、貼り込みは、カッターマット、アイロン台、貼り板を頻繁に入れ換えて作業するので、薄い板の方が扱いやすいのではないかと思います。

    ワークショップでは手順のことで頭が一杯になって、この「カッターマット」「アイロン台」「貼り板」の入れ替え作業に頭を切り替えられない人がけっこういます。
    つまり、カッターマットの上でアイロンを使ってマットを溶かし、アイロン台の上でカッターを使ってマットを切り、貼り板の中央で糊をつけて表を汚す人が続出。
    あくまで貼り板は「縁」を使うんですよ、皆さん!
    そう考えると、貼り込み作業はけっこう脳トレに良いかもしれませんね(笑)。

    ホームセンターまで行くの面倒〜、ホームセンター遠い〜、とお嘆きの方は筥迫工房のショップでご購入ください。
    どちらで買ってもそんなたいした値段じゃありません(笑)。
    一応こんなものですよ〜という意味で販売しているので、ご参考になれば幸いです。


    以上、今回は販売中の「副仕材」からのご紹介でした。




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    【2014.10.04 Saturday 22:23】 author : Rom筥
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