『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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2015年 お針子会刺繍教室作品展
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    2015年お針子会刺繍教室作品展のご報告です。
    とりあえず、会場の展示物をご紹介。


    入ってすぐ目に入るのはマダムKのスーパードルフィー、モデルはエマさん。
    お着物の刺繍はもちろんのこと、お仕立てもマダムKご自身でされます。
    四日前に出来上がったばかりだそうで。


    日本刺繍の引き振袖は立派な比翼仕立て。
    刺繍半襟もこだわりの一つだそうです。
    「直球写真館」でよく見られた「首掛け懐中時計」を付けて、なかなかの妄想お嬢様っぷり。

    「今回は緑の目にしてみたの〜♡」
    着物に合わせてそんなところまでカスタマイズできるらしい。
    筥迫もお持ちでしたが、この子は胸が高いので筥迫を入れるにはちょっと無理があるということで今回はパス。


    中に入って左側がさっそくの筥迫コーナー。

    私は以前、自宅では筥迫をスタンドに立てて飾っていたのですが、この方法は一個や二個では問題ないのですが、狭い所にまとめて飾るとごちゃごちゃして見苦しい。

    そこで、もっとすっきり展示できないものかと思い、壁面に垂直に立てる方法にしてみました。
    家ではより広く見せるためアクリル鏡を用いていますが、ある程度のスペースがあるときは、このぐらいゆったりと展示したいものです。

    ありがたいことに、筥迫コーナーはいつも人気で人だかりが絶えません。

    筥迫が珍しいということもあるとは思いますが、こんな小さい物なのに「私を見て!(by筥迫)」感がハンパないからでしょうか。
    筥迫は一つで展示するよりも、競うように並べて展示する方がかしましくも華やか。

    お教室のメンバーは中の仕掛けを知っているので「一つぐらい開いた物を置いておけばいいのに!」と言います。
    前回は開かないまでも筥迫の側に中の写真を貼っていたのですが、それだと視点がいくつかに分散され、作品本来の良さが半減してしまうよう気がしました。

    筥迫は「箱」なので、見ている人が中に何が詰まっている(隠されている)のだろうと考えさせる力が作品に必要で、これはどのような仕組みになっているんですか?と聞かれればしめたものです(笑)。
    そんな時のために、今回はそれぞれの作品の補足画像を小さなファイルに入れて置いておくことにしました。


    そしてそのお隣が、半襟、帯、バッグのコーナー。


    日本刺繍の作品の中で、バッグは気軽にトライできる物の一つ。
    しかし、これらのバッグを仕立てる職人さんも年々減っているのだとか。

    手前のバッグ二点はK.Hさんの作品。

    「お教室で仕立てに出しているバッグ屋さんは、最近はこんなおしゃれな型もできるようになったんですか?」と先生に聞くと、これはK.Hさんご自身が仕立てられたバッグとのこと。
    あらまぁ素敵♡
    K.Hさんご自身に伺った所、バッグ作りは趣味なんだとか。
    さすが元グラフィックデザイナーだけあってセンスも良。

    そしてその奥がマグロな人ことmidoriさん作のバッグ。
    日本刺繍ではまずお目にかかれないデザインで、いかにもフリーダムなmidoriさんらしい(隣国イラストレーターの作品がモチーフとのこと)。

    奥のスペースは、ゴージャスなお着物や帯の作品が並びます。

    私は日本刺繍を初めて約6年ですが、未だにこれらの作品に手を出したことがない。
    日本刺繍の帯なんてホント憧れますが、それより何よりまずは着物を着ることから始めなくては(苦笑)。

    お教室でいつも私の隣で作業しているK.Nさんの作品。

    アンティーク帯の柄をモチーフにしたデザインだそうです。
    K.Nさんは私のブログに登場したことのないお方ですが、実はお仕事で日本刺繍の袋物の依頼が来ると刺繍部分をこの方にお願いしています。
    仕事で依頼されて作る物は公開することができないので残念ですが、お教室で最も腕のいい一人。

    奥のピンクのお振袖はmidoriさんが作られたもの。

    フルタイムのお勤めをしながら制作期間8ヶ月で作ったという、さすがのマグロ的力作。


    奥の帯二本は、お針子会和裁教室の石井先生の作品。
    帯の染め(草木染)も刺繍ももちろん仕立ても自身でこなす、他称「時給自足」クリエーター(笑)。

    左の帯は我が教室の矢部先生の作品。
    ちょっと小さくて見えずらいですが、ご自分で友禅染めをされて、あしらいで刺繍をされています。

    皆さん芸達者な人が多いのが我が刺繍教室の特徴。



    「犬と飼い主」と一緒?

    今回は色々な人が声をかけてくださったのですが、実は私は人の顔と名前を覚えるのが大の苦手。
    かつて講習会に来てくださったり、刺繍関係でお目にかかったりしているので会ったことのある人というのは記憶にあるのですが、え〜っと誰だか思い出せない(ホントごめんなさい)。

    そういう時は何か関連づけられるモノがあれば思い出せるもので、その人が作った筥迫などを見せられれば全て思い出すといった感じです。

    つる姫さん曰く「犬と飼い主と一緒だね。」

    ホントその通り。
    ポチを連れていればママも思い出す、ポチがいなければ誰だかわからない(笑)。

    しかしそれで良しとするのもあまりにも失礼なので、今回は少しでも名前を覚えられるようにメモしておこうと考えました。
    それと名刺も必要。
    これらをまとめてポケットに入れておけるように、できるだけ小さい入れ物が必要、、、。
    と考えているうちに、気がつけば前日にセッセとこんな物を作っていました。


    名付けて『名刺入付和綴帳』。

    大きく見えて実は名刺サイズ。

    開くとこんな感じ。
    和綴じの中にペンを収納できるところがミソといえばミソ。


    ブログ未掲載の作品については、今後ゆっくりと一つずつ解説を交えて掲載していきます。

    作品展も明日から後半、がんばろう。



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    第2回 お針子会 日本刺繍教室作品展
    総刺繍の振袖から小物まで
    (帯・着物・半衿・筥迫・バッグ・額など60点)

    2015年 5月16日(土)〜19日(火)
    12:00〜18:30 ※最終日は18時閉場

    場所:ORANGE GALLERY(オレンジギャラリー)


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    【2015.05.18 Monday 00:22】 author : Rom筥
    | 美術館、作品展レポート | comments(3) | trackbacks(0) | - | - |
    この記事に関するコメント
    作品展とても盛会ですね〜。先生の苦心の力作『キリギリス」は足の構図がまさに生きているように見えました。
    他のコーナーの作品、作者の方々のお手製の刺繍をあしらったお着物姿にもうっとり・・・。
    筥迫のコーナーは一際賑わっていて、講習会参加者だけでなく、皆さんの注目を集めていましたね。廃れてしまったけれど、日本人の感性に触れるオーラを発しているのでしょう。質問に丁寧に解説していらっしゃる先生の姿に使命感が溢れていて、改めて感謝と感動をしたことででした。
    講習会参加者のプチ同窓会にもなって、とても楽しく拝見しました。ありがとうございました。
    | はぐれ猫 | 2015/05/18 4:50 AM |
    わざわざのお越しありがとうございました。
    同じ講習会メンバーが期せずして集まるとはすごい偶然です。

    なかなか本物の筥迫を見ていただける機会はないので
    恥ずかしいけど見てもらいたい。
    皆さんが喜んでいる姿を見て、私もパワー補給できます。

    ありがとうございました。
    | Rom筥 | 2015/05/18 9:22 PM |
    定家文庫、溜息ものでした!あんなのがお座敷に飾られていたらどんなに素敵か…(我が家にはそんなお座敷はないが)いつの日かがっつりゴージャスな刺繍の入った台付き袱紗に乗ったこれまた考え得る限りのフルセットの定家文庫を見てみたいです。わたしも早くに念珠入れで手を慣らして筥迫目指す気満々になってきました。

    飾って愛でて良しの筥迫ですが、やっぱり和服の胸元にあっての筥迫の存在感も捨てがたいので、今度は和服着用の刺繍な方々に実用筥迫を身に付けてもらうのはどうでしょう?
    | 凛(T. Y.) | 2015/05/19 6:14 PM |
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