『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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大好きな軽井沢
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    教本(改訂版)発売を目指して毎日煮詰まった生活をしていましたが、ちょうどモニターさんたちに教材を送り終わりレポート待ちだったので、ここぞとばかり家族を東京に残し二泊三日で軽井沢に行ってきました。

    最後に来た時から10年ほどが経ちますが、生まれてすぐから社会人になるまで、毎年欠かさず夏の10日間〜一ヶ月ぐを過ごしたので、田舎のない私には大切な思い出の場所です。


    私の年で軽井沢に避暑などと言うと、どこぞのお嬢様かと思われるかもしれませんが、宿泊していたのはこんな山小屋のような教会の合宿所。
    見るからの老朽化と諸事情で来年で閉館することになり、青春時代を共に過ごした仲間が入れ替わり立ち代り訪れて、最後の大人の合宿が行われました(常時20名ほど)。


    裏庭は妖精が出そうな苔と雑草と緑に囲まれた場所。
    奥に見えるのはマリア像。

    築60年のボロ小屋にしてなぜか旧軽井沢の一等地にあり、玄関の目の前は亡き有名作家の別荘。
    子供達が騒ぎすぎて高い壁を立てられてしまったのですが、今はすっかり見晴らし良くなりました。

    ただ周りがどんどん開発されていくので、緑が減って日光が当たる場所が増え、以前より確実に気温は高くなった気がします(もちろん温暖化も有り)。

    子供の頃は合宿参加者として遊びまわり、高校生以上になると参加者をお世話して働く側にまわります。
    朝5:30〜夜中まで、台所で100人分ぐらいの食事を一ヶ月間作り続けていたので、料理は母ではなく全てここで覚えました。

    あの頃の友人たちが皆立派な大人になり、それなりの地位についたり、誰もが知っている大きな仕事をしているのに、ここでは完全に子供の頃の序列であだ名呼ばわりです。
    フランスの出張からそのままここにかけつけ、パリの素敵なホテルから一転カマドウマがそこらへんに飛び跳ねるボロ宿舎にお泊まりという人も。

    築60年で終えるこの家も、グラフィックデザイナーのnoriくんの手にかかればこんな印象的な写真で残されます(カメラを忘れたので、写真は全て仲間たちからの借り物です)。
    奥にあるのは、横川名物「峠の釜飯」(の釜)。
    あの時代の男子たちは、高校生も(!)大学生も皆これを灰皿にしてタバコを吸っていました。

    夜な夜な飲んで語り明かし、翌日は一番楽そうな見晴台へ遠足となったのですが、遊歩道程度とはいえ筥迫作りでなまった体はすでに筋肉痛です。

    二日目は周辺の別荘地帯を散策し『雲場の池』へ。

    このあたりは某鳩山さんの別荘があったり、大企業の社長さんの別荘がそこかしこにあるところです。
    どこの別荘もただ豪華なだけでなく、昔から守られてきた緑に調和したデザインで、更には年代を重ねた美しさもあり、周辺を散策しているだけでマイナスイオンに満たされます。

    当時、池に入る上流にクレソンが生い茂る場所があり、夕食のサラダに使うためにエプロン姿で自転車をこいで通った、私には懐かしい場所でもあります(今はなくなってしまったようで残念)。


    有名な旧軽井沢の聖パウロ教会。
    我が合宿所はこの聖パウロ教会のすぐ裏手にあるので、軽井沢にいる間は毎日ミサに通いました。

    この教会を半世紀(!)も守り続けているカルロス神父様は、昔から白い僧衣に白いエナメル靴というダンディーな出で立ち。

    泡立てた牛乳をコーヒーに入れる「カプチーノ」は、カトリック神父のこげ茶色の僧衣が語源なので(泡はトンスラ)、一般の神父様はこげ茶の服を着ているものですが、さすが軽井沢の神父様は違う!と子供心に感心したものでした。


    この時代を一緒に過ごしたメンバーたちがどんなに軽井沢が好きかと言いますと、軽井沢に住んでしまった人、別宅を買ってしまった人、来年からカフェを開業する人、地元の図書館で本を借り期日内に返しに行けるぐらい軽井沢に通いつめている人(もちろん東京在住)等がいます。

    みんな軽井沢好きだよね〜と笑っている私自身も、新婚旅行は『万平ホテル』に泊まったことを今更ながら思い出しました(笑)。
    予約時に、子供の頃から新婚旅行は絶対万平ホテルと決めていた!ことを熱く語りました(ホントは結婚式で疲れるので外国に行きたくなかっただけ)。

    時は2月、冬季休業の直前ということもあり、セレブホテルの館内はシャイニング(映画)状態。
    頼んでもいないのに、二間続きのスイートルームに案内され(!)、レストランではメニューから何でも頼み放題(!)。

    忘れていた記憶が一瞬にしてフラッシュバックした、そんなひと夏の出来事でした。

     
    【2015.08.10 Monday 14:50】 author : Rom筥
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    この記事に関するコメント
    アントニオ、まだあったんだ!先週パウロに行って、ここで演奏会やって、ミサで歌ったなあ、ってなつかしく思い出しました。
    | agatha | 2015/10/01 11:21 PM |
    そうそう、ダンディな神父様もご健在でした。
    アントニオの家は最後でさみしいかぎりです。
    | Rom筥 | 2015/10/01 11:33 PM |
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