『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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教本改訂版 進捗状況 モニターレポート
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    現在の教本(改訂版)の進捗状況です。
    モニターをお願いしていた方々からレポートが返ってきたので、現在その修正を行っているところです(あともう一息!)。

    これまでも「婚礼用和装小物の作り方」でモニターさんに協力をお願いしたことがありました。
    その時のご意見や疑問点がとても参考になったので、今回もモニターさんを募ることにしました。

    しかし、前回は特定のお客様とのやり取りの流れでお願いすることになったので、今回のようにブログでモニターさんを募集する方法で希望者が来るものだろうか、、、という不安はありました。

    ありがたいことにすぐにお申し出をいただき、先着順で3名様にお願いすることになりました。
    それ以上は私も対応ができなかったので、お断りすることになった方々には心からお詫び申し上げます。


    モニターさんには、こちらから教本、材料、道具等一式を送り、あとは作るだけ!という迷いのない状況だったのですが、私が定めた期間内に確実に筥迫を作ってレポートを提出しなければならないので、それはそれで大変だったと思います。

    それでも全員の方からは見事に期日内にレポートが送られてきました。
    すばらしい そしてご協力本当にありがとうございました!

    まずは、レポートと共にいただいた感想を簡単にご紹介させていただきます。
     

    二冊の教本を見ながらの作業で、行ったり来たり慣れるまで大変でした。
    普段はフルタイムの仕事があり時間が取れないので、取り掛かるまで本だけを一応読んでおりましたが、やはり本だけを読むだけでは何のこっちゃという感じでした。
    いざ開始してみると案外簡単で、本どおり忠実にやっていけば私のような初心者でも十分出来上がります。

     

    疑問点などは赤で記入してありますが、特に返事がほしいというよりは「わかりにくかったんだな〜」ぐらいに思っていただけたらと思います。
    ブログの過去記事に詳しく書かれていることもあり、大きく迷うようなことはありませんでした。
    構造もわからないまま作り進めて行きましたが、「抱き合わせ」でようやく出来上がりの形が見えた時は少し達成感がありました!
     

    教本を初めて読んだ時は、まず筥迫専門用語⁉︎が多くて戸惑いました。
    例えば「被せ」という言葉ひとつとっても、全く馴染みの無い言葉でどの部分を指しているのか見当がつかず、制作に取りかかる前に途方に暮れてしまいました。
    しかし、分からないながらも実際に制作に取りかかってみると、型紙が少しずつ立体になっていくので面白く、意外にも短い時間で本体を仕上げることができました。
    段落毎のクマ子さんのつぶやきは、実際に先生が近くで見守っていて下さるような安心感があり、精神的な支えになりました。

     


    ページ数の増加

    以前からこのブログを読んでくださっていたという方は、筥迫の簡単な知識があったことが役に立ったようです。
    しかし、全く初めてという方にとっては、まず用語からしてわからないとのこと。

    筥迫に耳慣れない単語が多いのは、私自身が大正時代の古い資料を参考にしていること、そこで使われている古い言葉が「貼り込み」というアナログな作業にとてもぴったりなので、あえてそのまま使っているからかもしれません。
    自分の中ではあまりにも当たり前になっていたことに、今回改めて気づかされました。

    また、初めの方のページ数(コマ数)を増やしてほしい、どこを作業しているかも視覚的に示してほしいという意見もありました。
    どなたも初めの準備あたりで悩んで時間を費やしたようです。

    筥迫は部品が多いので、以前からも「初めは自分が何を作っているのか全くわからない」、「それなのにちゃんと出来上がって感動!」ということはよく聞いていたので、筥迫作りがそういうものだという感覚でいました。

    それでも初心者の不安な思いにはそれなりに対処しなくちゃいかんな、という思いに立ち返り、現在修正は加えているところです。

    しかし編集には「割付」というものがありまして、内容以上に、頁内にうまく収めるための様々な苦労をしているわけです。
    現段階で10頁にフルに割付けているので、ここから1コマでも追加をするとなると、頁数を増やさざるを得ないという状況になっています。


    文字や写真が小さくなってしまうのは、、、

    写真や文字が小さい!というご意見も。
    これはわかっちゃいるのですが、、、。

    筥迫の作り方が解説された本というのは、主に大正時代の女子教育の中の袋物の教科書にあります(それ以降はほとんどない)。
    この頃の本というのは、出来上りの挿絵が一点あればいいぐらいのもので、あとは旧漢字だらけの文字だけで解説されています。
    袋物の本は簡単なものから徐々に解説されていて、その最終章に筥迫の作り方が載っています。
    文字のみで10頁ぐらいの内容があるので、どれだけ面倒なものなんだと。

    もちろん、その頃の作り方と筥迫工房の作り方では、時代による材料の変化や、教える側のやり方の違いも多少ありますが、基本的な考えは同じです。
    これを現代のマニュアル本のように写真を多用してデザインチックに作ってしまうと、とてつもないページ数になってしまうワケです。

    そしてページは2ページ単位で増えてしまうので、その分教本の価格も上がってしまうということです。
    自費出版なので、ただでさえ高いと言われているのに(苦)。
    とりあえず、あと2頁増やしてどうしてもうまく入らない!ということになれば、このままの状態で販売の可能性もあるというをどうかご了承ください。

    それと、コマは増やせても写真や文字の細かさを変えることはできません。
    老眼で細かいものを見るのが辛い!という方は、すみませんが拡大コピーをしてお使いください。
    (教本が大きいと、その分作業スペースが狭くなるんですけどね、、、苦)


    教本と副読本を分けるワケ

    今回の改定で最も大きな内容の修正は、基本的な作業を副読本に、型ごとの作業を教本に分けたことです。

    今まではこれが一冊の本にまとめられていたので問題はなかったのですが、二冊に分けるとなると行ったり来たりになるので、ただでさえ工程の多い筥迫を作るのに相当の面倒になるワケです。

    これをあえてやっている理由は、今後販売予定の「新しい型の教本」を作るためです。
    一口に筥迫と言っても、色々な形の筥迫がありますし、将来的には筥迫以外の袋物の作り方も教本にしたいと思っています。

    そうなると、全ての教本で基本作業を解説するのは無駄なことですし、何より私がそんな面倒な物を作りたくない、、、。
    講習会では恒例となった『三段口扇襠筥迫』の教本をなかなか作れなかったワケがここにあります。

    一般的な本でも基本作業は前の方に載っていて、それぞれの型はその作り方だけを解説しているワケですから、頁を切り離して売っているぐらいに考えていただければありがたいです。

    この二冊使いが複雑で作ることが難しい!と思われる方は、是非「講習会」にご参加ください。


    副読本を作ってしまえば、今後、他の教本を作ることはぐっと楽になるとは思うのですが、今年これだけ大変な思いをしたので、しばらくは教本からは離れたい〜〜(涙)。
    でも次の教本を作らない限り、きっと「なぜ二冊に分けるのだ!」と言われ続けるだろうなぁ、、、。

    ということで、『三段口扇襠筥迫』の教本が発売された暁には、そんな声に相当尻を叩かれたんだろうなぁと思ってください(笑)。



    そして次回へ続く

    「1〜2週間ぐらいで仕立てる時間のある方」という条件で今回のモニターさんを募集したので、きっと仕事をしている人は応募してこないだろうと踏んでいたのですが、全員フルタイムで仕事をしている方々が集まりました びっくり泣き

    今回のモニターさんたちが、限られた期間の中でどのように時間配分して作られたのか、また個別にあった質問なども含め、次回のブログでご紹介したいと思います。

     
     

    筥迫工房 9月の講習会

    ❶『懐中裁縫用具入れ』:9月22日(火・祝)
     一日講習
     対象:どなたでも
     申し込み開始:8月18日(火)より

    ❷『二つ折小被付筥迫』:9月23日(水・祝)
     一日講習
     対象:縢襠付筥迫、三段口扇襠筥迫の講習会を受講した方
     申し込み開始:8月25日(火)より

            ↑先の18日は間違いでした(修正済)

    ※本年度の講習会は9月で終了です。
     個別質問のある方、講習会以外の作業をしたい方は、
     11月の研究会にご参加ください。
     研究会参加は直接お問い合わせください。

     


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    【2015.08.16 Sunday 11:53】 author : Rom筥
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