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長谷川刃物 CANARY 研ぎ直しレポ
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    私が愛用している長谷川刃物の「CANARY(GX-175) 」。

    ことあるごとに宣伝しまくっているはさみですが、はさみには「布用」と「紙用」は明確に分かれているもので、「ではホットメルト紙を貼った布はどちらのはさみで切ればいいですか?」と講習会参加者によく聞かれるようになったことがきっかけ。

    布にホットメルト紙を貼ると紙のように扱いやすくなるのですが、かといって布は布。
    しかし、裁ちばさみはそれなりのお値段のものが多く、また研ぎに出しても元の切れ味に戻るかどうかは微妙(らしい)ので、そんな繊細なはさみでホットメルト紙を切ることはできない。
    となると文具はさみでそれなりに切れるはさみを探すしかない。

    けれど、切りやすい文具はさみはあれど「先が切れる」ものを探すとなると、これがなかなか見つからない。
    結局小ばさみとの使い分けをする羽目になるのですが、いちいち使い分けるのもねぇ(面倒)。

    そんな中、始めは粘着テープを切る目的で買ったこの「CANARY(GX-175) 」でしたが、普通の紙に使ってもやたらと切りあじが良い。
    「粘着テープもスパッと爽感!」のコピーにばかり惑わされてはいけない。
    私的には「細工物もスパッと爽感!」をオススメしたいぐらい、何より「先端」が使える!
    つまり、粘着テープ専用はさみというわけではないってこと。

    以前「フィットカット」(下のはさみ)もご紹介しました。

    フィットカットも先が切れないわけじゃないのですが、刃先がごっつすぎて、はさみを当てている細部が見えずらい。


    細工物に適したはさみというのは、先端の刃厚が薄い方が絶対使いやすいのです。
    ということで、この「CANARY(GX-175) 」は先端も細いし刃先も薄い、細工物に最適なはさみということなのです。


    たかが文具はさみを研ぎ直し!

    とは言っても、袋物作りは、紙を切ったり、布を切ったりという作業が常なので、歯はそれなりに切れにくくなってくるのです。

    しか〜し、何が感動と言えば、長谷川刃物のの製品は、全て500円で研ぎ直ししてくれる!ということ。

    研ぎ直しに出すため、切れなくなってきたはさみを少しずつためてストック用を作り、手元に2本残して残りの3本を研ぎ直しに出してみることにしました。

    どんな送り方でもOKということだったので、パッキンに包んで薄いダンボールに入れ、クリックポストでポストイン。

    3月28日に発送して届いたのが4月7日(約10日ほど)。

    長谷川刃物からは宅急便で届きました。


    中を開けると、はさみと請求書&納品書と振込用紙。
    はさみの研ぎ直し一本500円×3本に消費税152円と送料400円で締めて2,052円。



    切れ味はと言いますと、2本はストレスなくいい切れ味で、1本はややネジが固めかなという程度。
    1本はあきらかに途中で引っかかりがあるような感じだったのですが、それもどれがそのはさみかわからない仕上がりでした。
    まぁいい出来なんじゃないでしょうか。

    送料も安いので、切れなくなったら気軽に研ぎに出すことができます。

    これまでは切れなくなったはさみを泣く泣く処分してきましたが、これからは気軽に研ぎ直しに出せるので罪悪感を感じる必要もありません。
    ありがたや。

    ちなみに、今ではホットメルト紙を貼った布は「カッター」で裁断するようにお勧めしています。
    接着芯もある程度の厚みがあるものはカッターで充分。
    一番薄いものでも、カッターの刃さえピンピンに切れる状態であれば問題なく切れます。

    切り込み箇所などは1mm離して正確に入れる必要があるもの、切り付けなどで刺繍のぎりぎりを切っていくものなど、細かい操作をするときは先の効くはさみは欠かせません。

    CANARYシリーズの中でも極細デザイン用の「DSB-100」というはさみもあります。

    「デザインワーク、手芸、ペーパークラフトに最適」とありますが、こちらは本当に細かいところ「しか」使えません。
    袋物細工のように、少し長めの直線を切る、少し厚手だったり二枚重ねぐらいの布になると使いずらい。
    一枚の紙、薄い布一枚ぐらいにはよいかもしれません。


    もう一つGX-175に非常によく似た形で「GBS-600」というのもあります。
    こちらはGX-175(175mm)より小さい(160mm)一般的な文具はさみのサイズです。
    そして約半分の値段。
    子供の筆箱に入れるにはいいでしょうね。



    しかし私がおススメしたいのは断然こっちの方!↓

    「GBS-600」との差は、やはりその先端にあります。

    長谷川刃物のHPでは、

    刃先が細く尖っていて薄いため、細かい作業も楽々!
    デザインワーク、手芸、ペーパークラフトに最適です。


    そうなのよ、本来のキャッチフレーズはこちらの方。
    刃先が尖っていて薄い、そして普通の文具はさみよりも少し長め、というのが袋物細工に非常に適しているのです。

    ボンドフリータイプで刃の内側に高品質フッ素コートを施しているので粘着シートなどを切ってもベタつきません。

    は、まぁサブでいいです。
    (こっちのコピーの方が売りやすいんでしょう、たぶん)



    実はこのCANARY(GX-175) を購入される場合はアマゾンからどうぞと言っていましたが、アマゾンを使ったことがないという方が意外と多かったので、最近では筥迫工房のショップでも販売するようになりました。

    アマゾンの方がお安いので、アマゾンを使う方はアマゾンからどうぞ。

    最後に、大きな「裁ちばさみ」や一般的な「ご家庭用アイロン」は、細工物作りに大きなストレスを与えます。
    細工物を作る際は、作る物の大きさに合わせた「はさみ」や「細工用アイロン」を揃えることで、細かい作業に伴うストレスの半分は軽減されます。

    筥迫を一つ作ってみて楽しさを感じるようなら、思い切ってこれらの道具を揃えてはいかがでしょうか?








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    【2016.04.14 Thursday 16:43】 author : Rom筥
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