『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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花嫁の筥迫 〜mo-pakaさんの婚礼〜
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    今月はmo-pakaさんより花嫁さんの筥迫レポートが届いておりますので、ご紹介させていただきます。

     


     

     

    結婚式用に筥迫(と懐剣入れ、丸ぐけ)を作りました。
    最初は、刺繍半衿を使って、白無垢用、色打掛用にお揃いのデザインのもの(玉縁と房だけ色違い)2つを作る予定でした。


    ところが、作っているうちに楽しくなってしまい、当日まで時間がないにも関わらず、振袖用の筥迫も作ってしまいました。。。
    (制作期間は、土日メインで作業して、合計で3ヶ月ほどでした。


    白無垢と色打掛用の筥迫には、内側に鏡ではなく、家族写真を入れました(私の七五三のときのものです)。
    色打掛用の筥迫(第1号作)は自分の記念にとっておいてありますが、白無垢用(第2号作)は中に両親への感謝の手紙を入れて、結婚式当日に両親へプレゼントしました。

    花嫁からの手紙は人前で絶対読みたくなかったので。。。

     

    (白無垢用筥迫のアップ写真は撮るのを忘れてしまいました。)


    想像していた以上に喜んでもらえたので、筥迫を手作りできて本当によかったです!


    懐剣入れは白無垢と色打掛とで房を取り替えて、同じものを使いまわしました。

    こんなことができるのも手作りのよさだなぁと思います。


    反省点としては、当日、筥迫房の根元を縛っていた糸が外れてしまったことです。房は相当きつく結ばなくてはいけないですね。。。

    振袖用の筥迫(第3号作)は、見よう見まねで刺繍にチャレンジしてみたのですが、当日アップで撮られなくてよかったという出来でした。


    玉縁が少し上達したのと、制作がスピーディーになったのを感じられて楽しかったです!


    結局当日までに巾着の作成が間に合わず、外国のコインを代わりに使うなど、本当にドタバタでした。。


    筥迫と懐剣入れ、丸ぐけ、伊達衿、つまみ細工のかんざしを、好きな色味の同じ布で作ったのですが、花嫁らしさも出せ、かつ胸元の飾りが多い割にはすっきりまとめられたかなと個人的には満足しています。

    振袖は私が成人式のときに買ってもらったもの、しごきは祖母が結婚したときに使ったもの(私の七五三でも使ったものです)、かんざしは母が成人式と結婚式で使ったものです。

     

    思い出の品・手作りの品で花嫁姿を揃えられて、本当に感慨深く、最後の振袖姿を満足して残すことができました。
    (髪も、念願の鬢付け油を使った地毛結いの日本髪ができ、感無量です。)

    お世辞にも器用とはいえない私でも、スムーズに作成を進めることができたのは、ひとえに教本の分かりやすさのおかげです。
    本当にありがとうございます!


    今はまだ正直、燃え尽き症候群なのですが(笑)、そのうち普段着着物用に第4号を作ってみようと思います。

     

     


     

    日本髪といい、日本家屋での撮影といい、昔ながらの婚礼スタイルは年配の方々に相当喜ばれたでしょうねぇ(私もこんな結婚式によばれてみたい!)。

     

    mo-pakaさんは成人式のお振袖に、ご親族の思い出の装身具を添えました。

    最近の筥迫婚礼レポートはこのようなスタイルが続いていますが、手作りの筥迫はコンセプトが合うのでしょうね。

     

    その昔、花嫁衣装は親が嫁ぐ娘へ思いを込めて誂えました。

    現代では、花嫁衣装を誂える親御さんは極少数だと思いますが、成人式の振袖を誂える親御さんは未だ多いと思われます。

     

    それを考えると、成人式に誂えてもらった振袖を結婚式に着るということは、花嫁から両親へ感謝を伝えているかのようで、私が親の立場ならたぶんすごく感激する、、、と思う(涙)。

     

    そして手作りの筥迫が花嫁のアイコンになる。

    ホントいい使われ方だと思います。

    まるでイギリスの「サムシングフォー」のようですが、サムシングブルーの代わりは「サムシングハンドメイド」ですね(笑)

     

     

    刺繍半襟は柄出しに悪戦苦闘しますが、何より折り返し部分にまでよけいな刺繍が入ってしまうので、どうしてもデコボコした感じになりますが、見た目がゴージャスですし、懐中してしまえば目立たないので気にしない!
     

    その点、簡単なものでも自分で刺繍を入れることができれば、一番効果的なところに柄を入れられますし、すっきり仕上げたい折り返しのところには刺繍がないので仕立てもきれい。

    筥迫のしかるべき場所に装飾がある、それだけで完成度が上がるものです。

     

    mo-pakaさん、よくがんばりましたね!

     

    私は日本刺繍の筥迫から入ってしまったので、どうしても日本刺繍のものばかり紹介してしまいますが、フランス刺繍でもきっときれいな筥迫ができると思います。

    筥迫は装飾がされてこそなので、色々な技法で筥迫を装飾してみてください。

     

     

    「鏡」の代わりに「写真」を入れる、これも素晴らしいアイデアです。

    三つ折りなので三面に写真を入れても面白いですね。

     

    装飾筥迫はびら簪がついていることから、安易に開け閉めをするような実用性はありません。

    あくまでも装身具として「飾り」の目的で使うものですが、せっかくの「箱」なので、何か物を入れたくなりますし、是非とも入れてほしい。

     

    出し入れを目的とするのではなく、しっかり保管するのが目的なので、記念になるような写真や手紙ですね。

    ほんのたまに、パンドラの箱を開くという感じです。

     

    年老いたときに筥迫を開いて当時を懐かしむ、そんな目的も装飾筥迫にはあるのかなと思います。

     

     

     

    皆さんも、丹精込めて作り上げた筥迫は、どうぞ多くの方にお披露目してくださいね。

    こっそり画像を上げたい方はどうぞ筥迫掲示板へ。

    こだわりの様子をレポートにしていただける方は、ブログの方にアップさせていただきすので、ご希望の方は是非お問い合わせからご連絡ください。(七五三や十三詣りのレポートも欲しいな〜)

     

    顔出しの有無は、ご希望によりボカシ加工などの処理を致します。

    ご無理がなければ、ご本人の表情が見えた方が雰囲気が伝わってよいですけどね。

     

     

    これらの写真は、一般の方々が自作の筥迫お披露目を目的として、ご厚意で掲載させていただいております。

    画像の無断転載、複製は固く禁止させていただきます。

     

     

     

    和洋折中の香り漂う明治時代の日本女性の花嫁姿

     

    タイムリーにも、先日カラパイアで「和洋折中の香り漂う明治時代の日本女性の花嫁姿」の画像をたくさん載せていたのでリンク貼らせていただきます。

     

    この時代で懐剣を身につけている花嫁さんを初めてみました。

    襟の開き方によって、筥迫が色々な位置にあるのも興味深いですね。

    筥迫がどの位置が一番美しく見えるかを中心に考えると、花嫁の着付けもまた違ってくるのかもしれません。

     

    昔の方が筥迫を身につけている画像などをお持ちの方がいらっしゃいましたら、是非ブログでご紹介させていただきたいと思います。

     



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    【2016.09.01 Thursday 15:08】 author : Rom筥
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