『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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必ず通る道、それは金封袱紗!
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    今年から必須となる「金封袱紗」です。

     

    3月の金封袱紗を目指している方がとても多いようです。

     

    ただ、3月、4月の金封袱紗は、できれば4月の「裁縫用具入」や5月の「念珠入れ」を目指している方(特に初心者)を優先してあげてほしいのです(日程が合わない場合は別ですが)。

     

    すでに複数の講座を受講されている方(特に額縁をやっている方)は、ある程度基本的なことはわかっているとは思いますので、ゆっくり後発の金封袱紗にご参加いただければ大丈夫です。

     

    「念珠入れ」や「携帯裁縫用具入」にしか参加していない方、また「筥迫」にしか参加していない方などは、必ず金封袱紗から始めてください。

     

     

    教本と講習会の存在意義

     

    先日ある方から、

     

    「筥迫を作るために講習会に参加したいと思っているのですが、

    すでに仕覆を習っているので金封袱紗は作ったことがあります。

    それでも金封袱紗から出なければなりませんか?」

     

    とお問い合わせをいただきました。

     

    仕覆や他の袋物で金封袱紗を作ったことがある方は、こんな単純な型など作りたくないと思われるでしょう。

     

    しかし入門コースの「金封袱紗」は、「型の作り方」を習う講座ではなく、「貼り込みの技法」を習うための講座なのです。

    ですから、その先のコースを受講希望の方には全員出ていただきたいのです。

     

     

    昔、教本を見たある方からこんな質問がありました。

     

    「抱き合わせで糊が出てしまうのですが、どうやったらはみ出さないで作れますか?」

     

    その当時の私は「糊を出さないで貼るコツがあるのですが、これは教本では説明できないところで〜」などと答えていました。

    今考えると、そのコツこそが技法なんですけどね。

     

    貼り込みは糊を引く作業というのが一番難しく大事なところなんです。

    去年までの講習会では、初心者に無謀な型を一日で作らせていたため、時間がないからと無視していた部分です。

     

    初めて筥迫を作りたいという人のほとんどは、七五三、成人式、婚礼など、とにかく一度だけ筥迫が作れればいいので、「型」がそれなりにできれば満足だと思います。

    そういう人には絶対に「教本」がお勧めです。

     

    しかし教本で教えるレベルは所詮「貼り付け」ただけの型です。

    もっとしっかり作り込んでいくには「貼り込み」の技法が必要です。

    それを知りたい人は是非「講習会」に来てください。

     

     

    講習会を始めた当初は縢襠付筥迫しか教えるものがありませんでしたので、講習会は一人で筥迫を作れない人を救済する目的で行われていました。

    それが今では「貼り込みとは」などと教えるに至りました。

     

    自分がそんなことを教えるレベルになったのか今だに悩みますが、それでも貼り込みの面白さだけは誰よりも自信を持って教えられる!とは思っています。

     

     

    復習していただきます!

     

    本来、貼り込みというのは「糊の乾く時間」を考えながら作業しなければならないので、その型ごとに手順をしっかり覚えていないとダメなんですね。

     

    しかし単発の講習会では宿題があるワケでもありませんし、課題があるワケでもありません。

    講習会で「型」を一度作っただけで十分な復習もしないまま次の講習会に参加できることが、受講者に安易にカートボタンを押させてしまう原因(=予約がとりにくい状況)になっていたのではないかと思っています。

     

    復習をしないで講習会サーフィンをしていたら、結局いつまでたっても初心者レベルでしかないのです。

    そして常に初心者ばかりを教えていたら私が潰れる、、、。

     

    これは受講者が悪いワケではなく、このシステムの限界に来たというだけのことです。

     

    貼り込みの手を上げるには、色々な型をたくさん作るより一つの型だけを何十個も作る必要があります。

     

    そんなことから、今年からは講習会の材料に「余分」を入れることにして、家に帰ってすぐに復習できるようにしようと思います。

     

    いや、必ずこの材料を全て使い切ってから、次の講習会に参加するようにしてください。

     

    金封袱紗には講習会当日に作る分とは別に2つは作れる教材が含まれます。

    色は紫なので、祝儀、不祝儀共に使えますし、男女の別もありません。

    市販されている物よりずっとしっかりとした物ができると思いますので、誰に差し上げても喜ばれます。

     

     

    その代わり懐紙挟みの型紙も付ける!

     

    それでも無地ばかりを作っていると飽きてくるので、同じ型を小さくした「懐紙挟み(楊枝入付)」の型紙をつけることにしました。

    自分的には、なんてかわいい ハート と思っているのですが。

     

    本当は同じ大きさの紙挟みにするつもりだったのですが、上口や段口を付けていたら型紙がどんどん大きくなってしまったので、以前から要望の多かった懐紙入れサイズを作ることにしました。

     

    楊枝入れは筥迫の簪挿しと同じ作り方だから簡単。

     

    初心者に講習会で二つ作らせるのはさすがに時間が足りないので、こちらは当日私が実演するものを見ていただきます。

     

    自宅に帰って、金封袱紗を二つ以上作っていただいた後にこの懐紙挟みを作っていただければ、最低限の復習にはなるのではないかと考えています。

     

    次の講習に出るときには、できれば自分で作った懐紙挟みを持ってきて見せくださいね(絶対ではありませんが)。

     

     

    「縢襠付筥迫」は細分化します

     

    もう一つ、今年から「縢襠付筥迫」は、「基本」「装飾」「本仕立」に細分化することにいたしました。

     

    縢襠付筥迫(基本)は、型紙は教本付属のものを使い、技法は講習会の中級内容になります。

    綿入れは「キルティング芯」ではなく「硬綿」を使うことにいたしました。

     

    縢襠付筥迫(装飾)は、被せの装飾に特化します。

    「大型の型紙」を使い、「挟み玉縁」と「刺繍半襟を使った切り付け」「柄出しの考え方」を学びます。

    (可能であれば簡易の「盛り金」もやりたいのですが、こちらはまだ未定)

    講習会で本体は作りませんので、後日自宅で仕上げて画像提出となります。

    (つまり家で一人で作り上げることができなければ受講はできないということ)

     

    縢襠付筥迫(本仕立)は、正式には「折襠付縢襠筥迫(差込鏡付)」です(ややっこしい名称〜)。

    こちらは「縫い玉縁(包み玉縁)」にしようか考慮中で、そうなると俄然難度が上がるので、今年はまだ保留とし、内容を練って来年以降再企画します。


     

     

    以上です。

     

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    【2017.01.23 Monday 20:00】 author : Rom筥
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