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2017.3講習会 〜金封袱紗&ハサミ入れ/指貫〜
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    今年の講習会が始まりました。

     

    3月は4回の講習会があります。

    今回は4日(土)に『金封袱紗』と、5日(日)に『ハサミ入れと指貫』がありました。

     

    金封袱紗は、今年から「今後の貼り込みコースを受講する方は必修」とさせていただいているコースです。

    つまり、これを受けないと次のステップに行けないわけですね。

     

    副読本の「貼り込みの基本」があるじゃないのと思われるかもしれませんが、あれは正確には「貼り込みの準備」程度の説明と、「結びや房の共通編」が合体したものなのです。

     

     

     

    貼り込みとは

     

    縫うことに苦手意識を持っている方でも、貼り込みにははまった!という方は多いようです。

     

    簡単に言ってしまえば、「貼る」作業というのは、接着剤だけで美しい袋物ができるわけです。

     

    貼り込みを説明するときに「和のカルトナージュ」という言い方をしますが、実際にカルトナージュをされている方がこの講習会を受講されると「繊細さが違う」ということをよく言われます。

    そうですねぇ、確かに日本的な繊細さだと思います。

     

    糊を刷毛で引いて貼り付けるものに対して、竹ベラで糊を微調整しながら使い、そこから更に貼り込んでいく作り方の違いです。

    (カルトナージュにはカルトナージュの良さがあるので、あくまで技法的な違いということで)

     

     

    「貼り込みって単純作業しかないんですね」

     

    と言われることもあります。

    その通り、単純作業しかないのです。

     

    しかし、その単純作業を正確にできる人は意外や少ない。

    何が正確なのかさえ知らない人がほとんどです。

     

    正確に部品を作ることができないと、全体が何ともゆる〜い仕上がりになるので、細かいところなど見なくても正確に部品を作っていないのがわかる。

     

    私自身は昔からカッター作業は慣れていたので、なぜ型がうまく切れない人がいるのか理解できませんでした。

     

    それが最近になって、世の中にはカッターの使い方がわからない人や線を正確に複写できない人が実に多い、という事実を知ったのです(汗)。

     

    カッターぐら使ったことよと簡単い思われているかもしれませんが、きちんとしたカッターの持ち方を知らない、使い方を知らない、切り方を知らない人の何と多いこと。

    これはカッターに限らず、全ての道具や作業において共通することです。

     

    何度も言うようですが、金封袱紗はその型を作るための講座というよりも、このような道具の使い方、道具材料の特性を知って使うこと、貼り込みの基礎である接着剤の特徴や糊の引き方、ゆるみ付けやツラしの考え方について事細かく学ぶ講座なのです。

    作品を作るわけではないので、この講座に限っては画像も紹介しません(できません)。

     

    この貼り込みの基礎を学ぶことにより、今後の型を作るという作業に初めて取りかかれるので、講習会参加を希望される方には大変重要な講座なのです。

     

     

    そんな貼り込みの基礎を学ぶために今回集まってくれたのは、山形、石川、東京、千葉、三重、広島、福岡の面々。

    ここまで出身地がばらけたのは初めてです。

     

    福岡から参加の郁駒屋さんは、夜行バスで15時間かけて来られたそうで、まるでヨーロッパ旅行!と皆に言われていました(笑)。

     

    福岡からの格安夜行バスより三重から夜行バスの方が高いという話や、鹿と電車がぶつかって遅れそうになった話など(びっくり)、みなさんそれぞれに苦労されながら参加していただき、本当にありがとうございます

     

    筥迫工房の講習会は遠方からの参加者が多いので、全ての型を一日で仕上げるようになっています。

    東京見物がてらでも、無理なく続けていただければ幸いです。

     

     

     

    ハサミ入れと指貫

     

    二日目は「ハサミ入れと指貫」の講座がありました。

     

    作ったものを撮影するのを忘れてしまい、後から何人かの方に画像を送っていただきました(感謝)。

    この小さな指貫にも、貼り込みの技法がたくさん使われています。

     

    講習会の中でも、金封袱紗は一番大きな型で、指貫は一番小さな型です。

    この二つの糊の使い方は全く違います。

     

    指貫は糊を極々薄く使っていくので手際が重要。

    ほとんど手貼りだけで作り、最後にアイロンで貼り込み。

    慣れてくると15〜20分ほどで作ることができます。

     

    貼り込みをしていると、ときどき粘土細工をしているような気分になります。

    布で作るのに粘土って不思議でしょ?

    でも最終的に造形していくんです。

    手芸と工作が合体したような感じですかね。

    私の場合、貼り込みで作品を作った後にちょっと可愛いハギレが出たりすると、すかさず指貫を作ってしまいます。

    プクプクの丸みをもったこの指貫のかわいいこと。癒されますmoe

     

    郁駒屋さんは、15時間かけて家に帰ったその日のうちになぜか3つも作ってしまったそうで(笑)。

    楽しんでいただけて光栄です。

     

    すでに「携帯裁縫用具入」に参加されている方が、さっそくお揃いのお道具で作った画像を送ってくださいました。

    さすがに指貫は裁縫用具入れの中には入りませんが、道具入れに「ち」を付ければ、ハサミ入れのストラップのようにお供にすることができますよ。

    このように細かいものをお揃いでたくさん作れるようになると、袋物細工にやられてしまう人が続出するんですわ〜。

     

    この講座は今年は一回だけの開催でした。

    来年どうするかは需要があれば増やしていくという感じなので、来年のスケジュールに増えるかどうかは、皆さんのリクエスト次第といったところです。

     



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    【2017.03.08 Wednesday 10:32】 author : Rom筥
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