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2017.6筥迫講習会『四ツ襠紙入』
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    今回は上級コースの『四ツ襠紙入』のご紹介です。

     

    な〜ぜか今回の受講者たちの傾向は同じだったようで。

    さて、何が共通しているのでしょう(笑)。

     

     

    K.Nさんの作品(石川県在住)

     

     

    E.Fさんの作品(山梨在住)

     

     

    Y.Mさんの作品(東京都在住)

     

     

    M.Oさんの作品(東京都在住)

     

     

    H.Oさんの作品(東京都在住)

     

     

    K.Iさんの作品(東京在住)

     

     

     

    A.Yさんの作品(東京都在住)

     

     

    皆さん示し合わせたように、ほぼ紫色でした(笑)。

     

    袋物に紫は持っていると便利な色ですが、四ツ襠に対するイメージ色が共通していたということでしょうか。

    (とかいうと、次回の受講者は紫を避けてきそうですが)

     

     

    金具について

     

    四ツ襠は金具を使うのですが、金具は基本的に「菊2輪」のものを使っています。

    種類はたくさんありますが、加工が大変なので講習会ではこれに統一しています。

     

    今回は仕入先の方で間違えて送られてきました。

    ラッキーなことにいつもよりちょっとゴージャス。

    サイズ的にちょっと大きいけれどたまにはいいか。

    (加工に苦労したからもう扱いたくないけど)

     

    こちらの金具は私の方では取り扱っておりません。

    加工も面倒なので、どうかお問い合わせはご遠慮ください。

    取り扱い方は、カリキュラムの一貫として四ツ襠の講習会でだけ教えます。

     

     

     

    型紙について

     

    この型は「鼻紙大」ということで、ポケットティッシュがちょうど入るぐらいの大きさで、ペン差しも付いているので、ちょっとした手帳のような感じで使えます。

     

    これに「懐紙大」というのもありまして、そちらはもう少し大きくて懐紙が入るサイズです。

    ペン差しは付きませんが、二つの丼(袋)の中に差し込みを付けられるようになっているので、カードが収まります。

     

    講習会で作るのは「鼻紙大」ですが、今回からは付録で「懐紙大」も一緒に付けることにいたしました。

     

    そして「鼻紙大」に「ペン差しなし」という型紙もあります。

    こちらはオプション(有料)です(もちろん四ツ襠講習に出た方のみ購入可)。

     

    一つの型でちょこっとずつ変えた型紙というのはいくつかあって、このようなものは延々と増えていくので、この型紙の管理だけでけっこう大変(汗)。

     

     

     

    四ツ襠紙入とは

     

    四ツ襠というのは、二つの折り襠の間に仕切りがある襠のことをいいます。

    現代の人もよく使っているあのお財布の型ですね。

    現代のお財布の型を袋物細工的に言うならば、「横口付四ツ襠紙入」というところでしょうか(横口はお札を入れる口のことです)。

     

    実は袋物細工によく使われる四ツ襠は、折り襠二つの手前側に「小被せ」が付きます。

    小被せが付くときは、襠は必然的に「そぎ襠」になります。

     

    この「小被せ」というのは、本来の外側に付く「被せ」に対して、内側に付く被せのことです。

    小銭や細かい物がじゃらじゃらと出てこないようにするためのもので、現代でいうところの「チャック」的な役割です。

     

    これがいつかチャックになっていくんだな〜と考えると、なかなか感慨深いものがあります。

     

    でも「横口付四ツ襠紙入」ぐらいになるとかなり現代的な型になってしまうので、昔の袋物ラブなrom筥としては一気に興味が失せてしまうのです。

     

     

     

    課題について

     

    四ツ襠紙入を受講するためには「念珠入れを3つ制作してくる」が課題です。

     

    四ツ襠は念珠入れ(折り襠紙入)に襠が一つ増えただけの型です。

    この講座でカリキュラムにしたい内容は別にあるので、基本的な作り方はおさらいしといてください(そこはもう教えないよ)ということです。

     

    でもほとんどの方が凝った念珠入れを作ってくる。

    「作品」を作ることが目的じゃなくて、「おさらい(手順の復習)」が大事なのね。

     

    ほとんどの方は、袋物を作るときに生地を探すことに一番エネルギーを費やします。

    仕立ては資料を見ながら作ればいいやという感じです。

    これではいつまでたっても手順は覚えられません。

     

    できれば気に入った生地があったらたくさん買っておいて、内布の組み合わせも決めておいて、とにかく同じ生地でたくさん作りまくることが大事です(できたものは周りの人に配りまくればいいだけ)。

    型を復習するとはそういうことです。

     

    金風袱紗、念珠入れ、四ツ襠紙入れなどの「持ち出し口」が付くタイプの組み立ては基本的に同じです。

     

    私としては、上級ともなれば「課題にした型は完全に組み立てられるだろう」を基準にして教えたいので、念珠入れで教えたことはあえて説明しなくていいようにしたい。

    今更「折り襠」の向きがわからない、なんて言わないでねということです。

     

    家で一人だと作る気になれないという方がいますが、それならば覚えるまで何回でも同じ講座に出てください。

     

    今は四ツ襠が講習会で一番難しい型になっていますが、本当はそれほど難しいわけじゃない。

    複雑な型なんていくらでもある。

     

    小被せが付いた四ツ襠だってやりたいけれど、念珠入れの作り方ごときにオタオタしているレベルでは教えるのは難しい。

     

     

    とはいえ、受講者が面白い念珠入れを持ってきたので最後にご紹介させていただきます。

     

    何が面白いのかって?

     

    ここです、↓

     

    香木の欠片を買ってきて、ご自分で作られたそうです。

    笹爪がほんのりいい香りがするなんて素敵ですよね  
       

     

     

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    自分で集めたものが増えすぎてしまったので、使わないもの、使い切れないものなどをお求め安い価格で出品しております。

    袋物細工用に小さな柄の物を集めておりますので、色柄がお好みにあえば使いやすいのではないかと思います。

    量がありますので、少しずつ出していくつもりです。

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    【2017.06.10 Saturday 22:13】 author : Rom筥
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