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2017.7 筥迫講習会『紙切りハサミ入&扇子入』
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    今月の講習会は、初めての講座『紙切ハサミ&扇子入』でした。

     

    本来は筥迫の装飾に特化した講座が組まれていましたが、こちらは教材を集める大変さに挫折し、季節柄ちょうどよかった扇子入れに変更することに(装飾筥迫の開催を期待されていた皆様ごめんなさい)。

     

     

    F.Yさんの作品(愛知県)

     

    Y.Kさんの作品(埼玉県)

     

    K.Hさんの作品(東京都)

     

    K.Iさんの作品(東京都)

     

    Y.Oさんの作品(東京都)

     

    K.Wさんの作品(富山県)

     

    U.Mさんの作品(東京都)

     

     

     

     

    自分で製図するということ

     

    今回のハサミ入れは、講習会でおすすめしている「CANARY GX−175」専用の型です。

    ハサミの型を限定しなければならない理由は、統一の型紙を使う必要があるからです。

     

    ハサミ入れは午前の二時間を使って作りましたが、慣れれば一時間もかけずに作ることができます。

     

    ハサミ入れで手慣らしした後に、これを応用した扇子入れを作りました。

     

    扇子はある程度形状の指定をさせていただいた上で、各自自由にお持ちいただきました。

    それでも完全に同じものはないので、自分で型紙から作らなければなりません。

     

    「糸切りハサミ入と指貫」のときもハサミ入れの製図はしましたが、今回の製図はもうちょっと複雑です。

    それでも難しいというほどではなかったのですが、普段このようなことに慣れていない人には時間のかかる作業となってしまいました。

     

    ジャストサイズに作るためには扇子を正確に測ることが必要なので、今回は「ノギス」を使いました。

    ノギスとは、一般的な定規では測りずらい丸みをもったものや、直尺定規が入らない場所を正確に測るためのものさしです。

     

    「どこのスーパーを探しても売っていませんでした〜」

     

    工具なので買いに行くならホームセンターですね(苦笑)。

     

     

    ノギスを使ったとはいえ、出来上がりが何かおかしい?というものがありました。

     

    作り方で多少の誤差は出るものの、明らかに出来上がりがおかしい場合は「型紙」を疑います。

     

    そこでわかったこと。

    ノギスの使い方を間違えている人がいたということ(汗)。

    確かにあのメモリの見方は慣れないとわかりずらいかもですね。

     

    このように測り方を間違えていたり、扇子には色々な形状があることがわかったり、小さなアクシデントもありますが、講習会では講師がついていますので、とりあえず形には仕上げてしまいます。

     

    たぶん一人で作っていてサイズが違うなんてことになってしまったら、そこで挫折してもう二度と作らなくなってしまうかもしれません。

    そのような意味では、一度に色々な状況を知ることができるのが講習会のよいところです。

     

    製図がうまくできなかった人には講習が終わった後にしっかり補習しましたので、お家に帰ってもう一度作り直していただければ次は大丈夫かと思います。

     

     

    差し込むという考え方

     

    この二つは異なる分野のものですが、袋物の作り方としては「差し込んで保護する」という意味において同じカテゴリーです。

     

    今時は扇子と袋がセットになって販売されているものが多いですが、どのような形状のものに対応できるよう極めて単純な形に作られています。

     

    仕覆で扇子や懐剣のように細長いものを入れる場合は、筒状の袋に入れて上を折り返し、紐で巻いて笹爪で留めるという形状の袋が作られてきました。

    こちらは全体を優しく包み込むような形状です。

     

    しかしながら、慌ただしく生きる現代人が生活の中で使うには「1入れる」「2折り返す」「3巻く」「4留める」というステップはあまり実用的ではない。

    そこで「きっちり、かっちり」が得意な貼り込みの考え方で、

    「1入れる」だけの扇子入れを作ってみました。

     

    カバーというよりは、何だか刀を鞘から抜き差しするかのような感触です。

     

     

     

    一般的な袋物には「被せ(蓋)」がストッパーの役割をするので、サイズさえ合えば不特定多数のものを何でも入れることができます。

     

    対して差し込み型の袋物は、限定した物しか入れない=ジャストフィットさせて作ることができる、つまり被せがなくても簡単には落ちない構造の型が作れるというワケです。

     

    これが今までの袋物を作る楽しさと違う、差し込み型を作る楽しさでもあります。

     

     

    糊もサイビノールだけで、それもほとんどの工程を手貼りで仕上げていきます(でんぷん糊は使わない)。

    アイロンを使うのは最後の仕上げ時だけ。

     

    これまでの袋物の講座とはまた違った糊の使い方をするので、入門コースの金封袱紗を出た出ないに関わらず、全く初めての方でも参加できるようなコースにしようかと考えています。

     

    もし作ってみたいと思う方がいらっしゃいましたら、たぶん夏前に企画すると思いますので、今から指定の扇子を購入しておいてくださいね!

    (使える扇子はこちらをご参照ください『7、8月の講習会について』)

     



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    【2017.07.19 Wednesday 15:10】 author : Rom筥
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