『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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2018年度の講習会
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    2018年度初めの講習会が1月6日〜8日の三日間で行われました。

     

    6日 貼り込みの基本 金封袱紗

    7日 指貫&糸切りハサミ

    8日 携帯裁縫用具入

     

    そこで何人かの方から「1月が一番申し込みしやすいかと思った」と言われました。

     

    なんで?

     

    「正月早々講習会に来るもの好きは少ないだろうから、競争率が低いと思って。」

     

    全く違和感なくスケジュール組んでいた私って、、、(自分的に正月は三が日で終了)。

    こちらの報告はまた後日。

     

    縢襠付筥迫(房&巾着二日コース)を年2〜3回ぐらいで始めた講習会も、今年は16講座にまで増えました。

    去年は3日連続講習が登場して「死ぬ、、」と思っていたのに、今年はフツーに三連続、多いときは2連続×2回戦の月もある。

     

    「○○さん、もうほとんどの講座出尽くしているよね?(もうさよならかな?)」

    「???! 先生、新しい型また作りますよね?!」

     

    これまで毎年2講座ぐらいは増やしているし、確かに作れそうな型はまだまだたくさんある。

     

    しかし、お針子会(会場)で借りることができる日程はもうほぼ限界に近づいているのだよ。

    (私の体力がどこまで続くのかという問題もある)

     

    そして今年はついにお針子会を離れ、別会場で行う研究会も登場しました。

     

     

     

    講習会(研究会)新規登場の三講座

     

    毎年増やしている新しい講座は、いつも直前まで開始未定。(申し訳ない

    いや、型はできているし、教えるだけならそれほど問題はない。

     

    問題は「マニュアル」作りと、安定して供給できる「教材」が用意できるか、そんなことが地味にネックになっています。

     

    型を作るのは好きなので、どんなに時間がかかっても負担は感じないのですが、マニュアル作りと教材はくじけそうになるほど苦痛を感じてしまいます。

     

    それを乗り越えて今年登場予定の新講座は以下の3つ。

     

    1)○※ 刺繍筥迫研究会(図案編)(3/21)

    2)☆☆5 雅籠型裁縫道具入(4/30、8/18)

    3)★7 筥迫装飾(挟玉縁・切付・簡易金彩)(6/24、11/18)

     

    1の「刺繍筥迫研究会(3/21)」は開催決定です。

    こちらは近日1/11から申し込み開始です。

     

    2の「雅型裁縫用具入」の教材は確定したので、あとは資料が用意できるかどうか。

    現時点で(4/30)の回はまだ未定ですが、たぶん(8/18)は開催できると思います。

     

    3の「筥迫装飾」(6/24、11/18)は教材の目処がついたので開催決定です。

     

     

    これまでの講習会は、袋物の「仕立て」に特化してきました。

    しかしながら、袋物は本来「仕立て」と「装飾」の二本立てで考えていくものです。

     

    そこで、今年の講習会は今まで扱わなかった「装飾」の講座が2つ加わります。

     

    刺繍筥迫を目指す方のための「刺繍筥迫研究会」。

    刺繍まで習うのは負担がある、だけどもう少し装飾を自在に扱うようになりたい、、、という方に向けての「装飾筥迫」講座です。

     

     

     

    刺繍筥迫研究会

     

    おかげさまで最近は刺繍筥迫への関心が高まってきました。

     

    筥迫の仕立てを習いながら、新たに日本刺繍を始める人たちも増えてきました。

    長年刺繍をしているので、仕立ては頼んで刺繍筥迫を作ってみたいという人もいます。

     

    しかしながら、着物と同じような考え方で刺繍をすれば筥迫は仕立てられません。

    刺繍師、仕立て師との連携が取れていないと、うまくできないのが筥迫の難しいところ。

     

    以前より、刺繍も仕立てもワンオペレーションなら筥迫はできる!というのが筥迫工房の考え方でしたが、最近になって自分の甘さを痛感しています、、、。

     

    それはたぶん、段々と「工芸」に近い筥迫を作るようになってきたからだと思います。

    これが「手芸」レベルだったら全然問題はない。

     

    しかしネット上に色々な筥迫をアップしていくと、刺繍のスキルさえあれば全面刺繍の豪華な筥迫はできるはず!と安易に考える人たちが出てきてしまいました。

     

    簡単な刺繍の裂で筥迫を仕立てること、刺繍で埋め尽くされた裂で筥迫を仕立てることは、難度からすれば雲泥の差です。

     

    筥迫の構造がわかっていないのに難しい図案を描いてくる人もいれば、筥迫は熟知しているし刺繍はできるけれど、筥迫の図案が描けない人も実は多い。

    仕立てができて絵心がある、という方が意外と図案は描けるのかもしれません。

     

    そして筥迫の図案を作るには、筥迫の成り立ち(沿革)から根本的に理解しないと、本来のあの美しい筥迫には辿り着けないのではないかとさえ思えてきます。

     

    筥迫は「装飾」と「仕立て」の二本立てと書きましたが、実際の製作からいえば「絵師」「刺繍師」「仕立師」という役割に分かれます。

    そしてこの三つは互いに重なり合っているべきものなのです。

     

    このように、本格的に刺繍筥迫を作り出すと思うように行かないことだらけだということに気がつきます。

     

    だから刺繍筥迫は面白い。

    簡単に作れるものではないからこそ、その作品が人に訴えかけるのだと思います。

     

     

    この研究会では、前半にこれから刺繍筥迫を作りたいと思っている人、関心のある人に筥迫を作る上での考え方を講義し、後半は実際の図案の添削やその他の質疑に答えていく形になると思います。

     

    初めての試みなので、どこまで自分の考えをみなさんにお伝えできるかわかりませんが、できれば今後も定期的に続けていきたいと思っています。

    そして参加いただいた皆さんの意見を聞きながら、その需要にあった内容にどんどん変えていければと考えています。

     

     

     

    筥迫装飾(挟玉縁・切付・簡易金彩)

     

    筥迫にちょうどよい柄のプリント生地を見つけても、その画面にぴったり収まる柄行きを当てられることはほとんどありません。

     

    メインにちょうどよくても、反対側はがら空き、という悔しい思いをした方も多いのではないでしょうか。

     

    そんなときは「切り付け」ができるとこのストレスから解放されます。

     

    現時点では、刺繍半襟を使った「切り付け」と、簡易の「金彩(盛り上げ)」をメインに考えております。

     

    「挟み玉縁」がうまくできないという人が多いようなので、こちらのコツもちょこっと入れます。

     

    この講座は装飾に特化しているので、型の作り方を教えるわけではありません(ここのところお間違いなく)。

     

    「縢襠付筥迫」を作ったことがある人が対象です。

     

    これは講習会のシステム変更以前(2016年以前)に参加の方もOKですが、家に帰ったら必ず作品に仕上げること。

    「作った作品を画像で提出」することを課題にしたいので、筥迫を一人で仕立てられる人は是非受講ください。

     

    提出する課題は、「切り付けた半襟刺繍を使った筥迫」と「金彩&玉縁を使った筥迫」の二点。

     

    講習会でしか筥迫を作っていない、という人にはかなり大変な課題だと思いますので、覚悟を持って申し込みしてください。

     

    提出期限は次の講座を受講するまで。

    それまでに提出されていないと、次回の参加は見送りということ。

     

    つまり、これがクリアできていれば「式部型小物入」に参加できる力はあるということです。

     

    こちらのサンプル画像は、3〜4月頃までに作って何とかアップしたいと思っています。

     

     

     

    雅籠型裁縫道具入

     

    この「雅籠型裁縫道具入」は以前より自分が愛用しているものなので、講習会に参加している人は目にしていると思います。

     

    サンプル用に作った画像があったはずなのですが、その画像がどこを探しても出てこない(汗)。

    これ可愛くてねぇ、出来るとつい人にあげたくなってしまうので、その現物が今手元にないのです。

     

    しかたないので、今自分が使っているものをアップします。

     

    試作がてら同じ生地で何回か作り直しているのですが、その試作品をつい自分で使ってしまう(笑)。

     

    さすがに使い込みすぎて現状のものは画像にできないのですが、とりあえず昔作った初号機の画像があったので、細々とアップしてみます(今はまだミモザの時期じゃないし!)。

     

    その後ずいぶん作り直しているのですが、仕立てや手順を確認するためだけなので、見かけ的にはほぼ違いはないと思います。

    もうちょっと完成度が高い程度。

     

    袋部分は「縫い」で仕上げ、中の仕切りが「貼り込み」です。

    それほど難しいものではありませんが手間はかかります。

     

    これを1日で仕上げるため、袋部分(縫いの部分)だけは自宅で事前作業してきてもらうことになります。

    ということで「中級」レベルです。

     

    以前から出来ている割に講習会で開催できなかったのは、事前作業の説明を作ることに腰が重くなっているからです(縫いは専門じゃないからねぇ)。

     

    自分で型を作るのは簡単ですが、人に説明するための資料作りは辻褄を合わせるのが難しい。

     

    今年は重い腰を上げて頑張りたいと思います。

     

     

     


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    【2018.01.10 Wednesday 15:40】 author : Rom筥
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