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2018.10筥迫講習会『二ツ折小被付筥迫』ときものサローネin日本橋

今回は講習会についての続きを書こうと思ったのですが、先日H.Tさんから「きものサローネin日本橋」に出品された撫松庵デニムのライブ動画がFacebook動画にアップされていることを教えていただきました。

ちょうど同じ型の『二ツ折小被付筥迫』の講習会が10月に行われたこともあり、今回はこちら優先で掲載させていただきます。

 

 

Y.Mさんの作品(東京都在住)

表にはちょうどよいところに「切り付け」をされたそうです。

切り付けができるようになると、柄出しのストレスが減りますね。

内布は細工にちょうどよい大きさの市松模様がかわいい(この大きさがなかなか見つからないのよ)。

 

 

N.Nさんの作品(東京都在住)

この型は薄型が持ち味なので、内布に薄地を使うのは必須。

この作品は内布に紅絹(もみ)が使われていますが、紅絹は薄手すぎる上、古いものだと布が相当弱っているので、最後に留め糸をする際に布が絶え切れず裂けてしまいました(きれいに出来上がったのに残念)。

紅絹は極薄で入手しやすいのでつい使いたくなるのですが、実用の嚢物には絶えられない薄さのようです。

せいぜい使えるのは実用しない縢襠付筥迫ぐらいかもしれません(それでもスジ付けするだけで切れるのでできれば避けた方が無難)。

 

 

K.Nさんの作品(石川県在住)

表面に刺繍のあしらい。

小被せに別布を使い上手にアクセントをつけています。

私は鏡の型取りの下面に別布をはぎ合わせたりもします。

 

 

F.Yさんの作品(愛知県在住)

表布に縮緬、内布は使いやすい綸子です。

 

 

A.Hさんの作品(福井県在住)

表布は鮫小紋に内布はリバティの綿ローンかな?

綿であっても、ローンぐらいだと和布に合わせやすいですね。

 

 

H.Sさんの作品(神奈川県在住)

乙女の夢が詰まったような筥迫です。

 

 

E.Fさんの作品(山梨県在住)

E.Fさんは当日病欠でしたが、後日マニュアルだけで作り上げ画像を送ってくださいました(よく頑張った!)。

鏡裏に表地の縮緬を使われたようですが、これはちょっと差し込み辛いかも。

最近はここに別処理しています。

 

 

 

きものサローネin日本橋

WOMEN'S KIMONO COLLECTION 2018

 

前々回ご紹介させていただいた「撫松庵デニム」のコーディネートに使われた筥迫です。

Facebookのライブ動画を教えていただいたのでリンクさせていただきます(Facebookのアカウントがないと見れない?)。

 

画像をクリックで別窓で動画が再生されます(5:30頃から)。

これは「二ツ折小被付筥迫」です。

このようなステージではスタッズがキラキラとして映えますね。

 

筥迫はこのように、トップバストから下に差し込むのが最適な位置だと思います。

(この筥迫は講習会で作る型より大型なので、芯地に柔らかいものを使い、胸の形に添うように作っています)

 

この型はかなりの薄手ですが、それでも現代の振袖着付けのように、帯位置の高い、補正でガチガチの胸元に筥迫を入れるのは難しい。

 

現代のかぶいたデニム振袖にこの筥迫がぴったり合うところが面白いですね。

 

 

 

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