『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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これから何をすべきか(2)
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    本日12月18日14:32にこの記事をアップしたのですが、下の赤字部分を訂正させていただきます(18:15)。

     

    2016年から「金封袱紗」を入門コースとし、これを受講しないとその他の物をつくれないというステップアップ方式に変わりました。

     

    あれから2年、今年は32回の講習会がありました。

    一般の講習会に比べると時間も長く、かなりハードな内容なので、精神的にはもうこれが限界かと。

     

    来年は絶対に減らす!と心に決めてはみたものの、これからも次々と新しい型を出す波は止められない。

    早くもこの体制が行き詰まることに(ああ、ジレンマ)。

     

    現在一番上級の講座は「式部型小物入」ですが、これは受講者のレベルを揃えないと時間内には終わらない。

    結局、時間との勝負というプレッシャーに耐えきれず、来年は通信に回しました、、。

     

    でもこれから先にもっと難しい型があるんですよ。

    難しいけれど本当に楽しいのはこれからですから!

     

    講習会で作っている「四ツ襠紙入」は仕切りで区切っているだけなので、実際は上級のやっと入り口に立ったぐらいの型です。

    本来は前口に「小被せ」が付き「そぎ襠」になるのが一般的です。

    そしてここからあらゆる型に展開していけるようになるのですね。

     

    しかしこれが作れるぐらいまで面倒をみれば、それこそ後はマニュアルを見るだけで複雑な型が作れるのではないか?

    つまり「通信講座」という考え方が出てきたのです。

     

    筥迫工房の講習会には遠方から参加される方が多いので、来年から始まるこの「通信講座」という言葉に食い付く方は多かったように思います。

     

    しかしながら、私が考えている通信講座はそう簡単じゃない。

     

    ただ売るだけだったら、ショップで縢襠付筥迫のように一般の人に向けて販売した方がずっと簡単なんです。

    あえて通信講座にするには私なりの理由があるのです。

     

     

    これは前回の「櫛入れ」画像の続き(今回の内容とは関係ないただの挿絵)。

     

     

     

    講習会の利点

     

    講習会の利点が「一日で型を仕上げる」ことだと思っている方は多いと思いますが、私は「誰もが確実に一定の精度で仕上げられる」ことだと思っています。

     

    講師が同じ作業をするということは、目の前で詳細なコツを散りばめて解説しているということなんですね。

    貼り込みは目まぐるしく展開するのでどれがコツか気がつかないだけで。

     

    一定の精度で作らせるので、講習会に出た人はすごく満足感はあると思います。

    「(同じ型を)もっと作りたい!」(復習)と思ってくれればいいのですが、初めて作ってこれだけのものができてしまうと、何だか自分がとても出来る気になって、「もっと(違う型を)作りたい!」と次々と新しい講座を渡り歩いてしまうんですね、、、ふぅ。

     

    しかし上級クラスになると、受講の際に「課題提出」が出てきます。

    つまりここで初めて以前作った型を一人でおさらいすることになるんですね。

    すると「あれ?なんでこんなにヘタなの?」とびっくりする人が多いようです。

    それまで講習会で作ってきたものは自分の実力ではなかったことに気がつくのです。

    (そう、これは講師の実力。エヘン)

     

    こうやって積み重ねないまま講座を渡り歩いてしまうと、当然のことながら上級ぐらいになるとついていけない訳で。

    これが私にとって以前から悩みの種でした。

     

    所詮マニュアルには「工程」しか書いてありませんから、それだけでは講習会で作ったようには作れないのです。

     

     

    講習会で急がせて作らせるのも、ただ時間に間に合わせるためだけではなく、糊が乾かないように作らせているという理由もあります。

    ゆっくり作るということは、作業している最中に糊が乾いていく(貼れない)、だから余計に糊を入れる、水分が多すぎてグズグズに仕上がる、という悪循環に陥るからです。

     

    糊で作るものというのは、乾くか乾かないかのタイミングで作っていくのでリズムが大切。

    アイロンを当てるところ、当てないところ、力を入れるところ、角度を付けて当てるところ等々。

    それでこそ貼り込みの特徴である、ふっくら感とパリッと感が出るのです。

     

    講習会で教えたいことは、新しい型の作り方を教えること以上に、糊のタイミングや、出来上がった後の仕上げの仕方など、それこそマニュアルでは説明できないところなのです。

    遠くから足を運んでまで講習会で学ぶべき事は、マニュアルには書いていないことなのだと理解してください。

     

    中級以下の通信講座はあくまで補習程度のものです。

    講習会で作るものは、実践で作る程度のよい「サンプル」だと思ってください。

    自宅で地道に復習をして自分一人の力でそのサンプルと同じに作れるようになったら、それがあなたの実力です。

     

     

    箸休めで「櫛入れ」の解説。

    昔、十三やのつげ櫛が欲しくて買ってはみたものの、実際に使うこともなく引き出しに入れていたらカビが生えてしまった、、、(苦)。

    私にとってのつげ櫛はフィギュアみたいなものなので、せめて素敵なお家をと作ったのがこの櫛入れ(別名:道具ハウス)。

    13cmの櫛を入れる小さい櫛入れに小さい刺繍をびっしりと。

    お気に入りだけど小さすぎて使えなかったハギレの柄を元にして、この櫛入れ用に蝶々を加えて刺繍しました。

    時々取り出しては可愛い可愛い♡と愛でるだけのおままごと。

    (実用だったらこんなものに手はかけない!)

     

     

    通信講座の意義


    つまるところ、通信講座では今まで講習会で使っていた「工程」だけのマニュアルを買うことになります。

     

    そこに講師の「コツ」はありませんし、講習会で作った出来のいい「サンプル」もないので、精度の高い作品を作ることはできないでしょう。

     

    頼るべきは、対象講座(講習会で実践した講座)で習ったことをしっかりと思い出し、復習してから作業することのみです。

     

    来年度からは金封袱紗以上の講座に参加する際は、前の講座の型を作って持参するという課題がつきます。

    課題提出は必須ではありませんが、提出履歴はしっかりと付けます。

    「上級レベル12」以上を受講を希望する場合、これまで課題提出の履歴がなく、レベルにも満たないと講師が判断した際は、受講をお断りすることがありますのでご了承ください。

    ※更新前には「提出必須」としていましたが、上記に訂正させていただきます。(2018.12.18 18:15)

     

     

    通信講座で作った作品は写真に撮りメール添付での提出になります。

     

    掲示板のコメントぐらいの簡単な添削をして返信しますが、そこで「承認(合格)」を得てから次の講座に申し込んでください。

    こちらは画像提出しないと、次の講習会講座も、別の通信講座も申し込みできません。

     

    通信講座は講習会の一環ですから、ショップのようにただ買ってそれでお終いにはならないということです。

     

    これらがどこまでうまく行くかわかりませんが、本来の目的であった上級以上の通信講座は、来年一年の通信講座の状況を見てから考えようと思います。

     

     

    この通信講座は来年度の講習会が始まる2月以降に「順次」申込み開始いたします。

    いっぺんに始めてしまうと私も対応ができないので、その対象講座が始まるまでを目指して準備していきます(型ごとに準備ができましたらブログでご報告します)。

     

    詳細については現在準備中なので、近日中に別窓で紹介させていただきます。

     

    通信講座を含めかなり複雑なシステムになっているため、ショップも講習会や教室の申し込み方法なども全て内容を作り直さなければなりません。

    これがまたかなりの手間と時間がかかりまして、、、。

     

    これから2月の講習会と教室の開始までに全ての更新に全力を注ぐつもりですので、遅れてばかりで申し訳ありませんがどうかご容赦のほどお願い申し上げます。

     

     

     

     

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    【2018.12.18 Tuesday 18:26】 author : Rom筥
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