『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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ある日の教室
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    副科の教室は来週21日でプレが終わり、2月からは本格始動します。

    教室の構想があってから、あれよあれよと準備しているうちにプレ教室が始まり、ネットの整理に追われて副科のことを書く機会を逸し、2月の本格始動も直前となってしまったので今慌てて書いているといった次第です(苦笑)。

     

    ショップの方でも詳しく説明していますが、複雑でよくわからないという意見を聞くので(ごもっとも)、先日の教室の様子を具体的に書いてみたいと思います。(写真はそのうちアップします)

     

     

    講習会と異なる教室のキャンセルポリシー

     

    先日の教室は当初4席埋まっていましたが、お一人は8日前に振り替えを希望されました。

    教室は講習会と違って、6日前までのキャンセルであれば振り替えができます。

     

    ただし振り替えは一回のみで、その振替日をキャンセルすると1チケット消失となります。

    もうお一人は3日前のキャンセルでしたので「5日前〜当日までのキャンセル」扱いとなり1チケット分消失となりました。

    しかし次回にチケットを購入いただくと、前回キャンセルしたチケットの半額分を差し引いた額でご請求させていただくことになるので、講習会より少し気は楽かもしれません。

    (ただし次回チケット購入がなければ無効)

     

    キャンセルが出た場合、空席予約状況の表に緑のが表示されます。

    この場合、単発チケットであっても6000円になります。

    (先の説明では5000円にしていましたが、それでは複数チケットを購入してくださっている方に申し訳ないので変えました)

     

    とりあえず急に用事がなくなった、会社を休めることになった、という方は是非「予約空席状況」など覗いていただいて、このキャンセル空きが埋まって行けば良し。

    うまく行かなかったらまた別の方法を考えることにします。

     

     

    ゆっくり学ぶ

     

    つまりこの日は2名のみとなったわけです。

    まずは開始時間の12:00にM.Tさんがいらっしゃいました。

     

    M.Tさんはこの日が初めての参加です。

    教室はどこか「ゆるい雰囲気」を感じられたようで、本当は「しっかり学べる」講習会を望まれていたようですが、ご家庭の都合で日曜日の参加は厳しいとのことで教室での受講となりました。

     

    教室がゆるい雰囲気というのは半分当たりで半分違います。

    私はどちらかといえば教室でこそしっかり学べるのではないかと思っています。

     

    講習会というのは、とにかく作業ペースが早い!

    このペースについて行けないか心配する方がいらっしゃいますが、講師が一緒になって一つ一つの工程を細かく説明しながら作業するのでついて行けなかった人は未だかつていません。

    ただ受講者自身が考える時間はあまりないかもしれません。

     

    これで気がつくとあっという間に出来ているわけですが、これは結局のところ「言われるがまま」やっているに過ぎないのです。

    これが分かっている人は家に帰ったらすぐに反復練習するでしょう(これが最も効率的な上達法)。

     

    自分一人で作ってこそ自分の実になるのですが、講習会で言われるがまま作った物が自分の実力だと勘違いして反復をしない人のなんと多いことか。

     

    講習会はレベル分けなので、希望の講座を受講できるのも年に1〜3回という人がほとんどです。

    次の講座まで全く反復練習をしないまま間を空けてしまうと、何年経っても上手くならないのは道理。

     

    その点、教室は1日で一つの型は出来上がらなくとも、定期的に来ていれば少しずつでも確実に進めていけるので、手も慣れてコンスタントに力はついてくるのではないかと思っています。

     

    つまり「ゆるく学ぶ」というよりは「ゆっくり学ぶ」が正しいと思います。
     

     

    やりたいことは自分が決める

     

    M.Tさんは全くの初心者でしたが、この日は「月見型紙入れ」を作りました。

    次の方が来られるまではほぼマンツーマン。

    教室はキャンセルが多いとこういうこともあるのでお得ですね。

     

    そうこうしているうちに二人目のK.Eさんがやってきました。

    この時点で14:30、どうやら会社を早退して来られたようです。

    すでに複数チケットを購入していらっしゃるので、月1〜2回程度早退するということかな?

     

    教室の場合はそれぞれが自由に思い思いの作業をするので、教室が開いている12:00〜17:00の間であればどの時間に来て、また帰っていただいてもかまいません。

     

    さて後発のK.Eさんですが、以前キャンセルしてしまった「差込小被引出紙入」の教材を自力で作って持って来られました。

     

    講習会では中級以上のコースだと「事前作業」の材料を先に送っています。

    しかしその後にキャンセルになってしまうと、講習会では振り替えはありません

    最近は残りの教材(マニュアル等)は全て郵送して、受講料のみを返金対象にしています(キャンセルの時期によって割合が変わります)。

     

    つまり、キャンセルしても一人でマニュアルを見ながら作ることができるので、今年から始まる「通信講座」と同じ考え方です。

     

    あくまで自己流で作った型なので、少々いびつな形になっていました。

    その原因はどうやら襠の作り方と、差込小被引出紙入特有の小口の形状にあったので、それを一緒におさらいしました。

     

    そしてもう一つ、どうしても教えてほしいものがあると持ってこられたのが「香差(こうさし)」でした。

     

    香差とは、香道で自分の香木を持ち歩くための道具なのですが、小さくて私たちが作っているような袋物によく似ています(見かけは携帯裁縫道具入れを横長にしたものを想像していただければ)。

    しかし紙を使って作ったりもするので帙(ちつ)の作り方に近いかな。

     

    私自身も以前SAKURAのyayaさんからいただいたものを持っているのですが、今回K.Eさんが持ってこられた図面は、もっと単純な一枚の厚紙に香木を差す段口が三段付いただけのものでした。(サイズだけ書かれていて、あとは自分で製図するらしい)

    これならすぐ出来る形なので、小一時間ほど一緒に作りかたを考えました。

     

    その他、縢襠付筥迫の復習に来たり、「柄取り」の考え方や「切り付け」部分だけ習いに来たりと、皆さん自由にご自分のやりたいものを持って来られます。

    筥迫の刺繍図案の添削なども可なので、よほど外れたものでなければできるだけ対応するようにしたいと思っています。

     

     

    つたえの番猫、連太郎とみすず

     

    つたえには二匹の猫がいます。

    名前を「連太郎」と「みすず」といいます。

    みすずはとても人見知りなのでほとんど近寄っては来ませんが、連太郎は常に家の中を巡回しています。

    人懐っこいので日に何度かは教室の方にもやってきます。

     

    つたえの家主である永石先生から(つたえの着付け教室を主催)、「猫が嫌いな人やアレルギーの人がいるので、必ず猫がいることを書いておいてくださいね」と言われていました。

     

    すでに猫アレルギーのH.Tさんが教室に参加されていますが、そのときは猫たちは二階に隔離していただき(連ちゃんごめん!)、猫のいない状態でどのぐらい反応があるか試されていました。

    アレルギーの薬を飲んでの参加でしたが、最後の方はちょっと症状が出てしまったようです。

     

    この日も猫アレルギーのK.Tさんがご自身の猫反応を試すため見学にいらっしゃいました。

    猫アレルギーの方が結構いることに驚いてしまいますが、一時間で症状はそれほど出なかったようなので、試し試しで参加を検討するようです。

    言われない限り猫は自由に巡回させておりますので、猫アレルギーの方は必ずご申告ください。

     

     

    最後に次回の打ち合わせ

     

    講習会のように1日では仕上がらないので、次回の予約日に続きの作業を行います。

    16:30頃になるとそろそろ作業を終わらせる準備にはいるので、そこでそれぞれの方と次回の打ち合わせを行います。

     

    次回に新しい型に入れそうなときは、別途ショップにて副科の教材を注文するよう促します。

    M.Tさんは月見型をこの日で本体までを作業できたので、2回目で縢り(千鳥掛け)をして仕上げ、その後続けて新しい型を作業することになりました。

     

    新しい教材の注文の際に「送料」を入れていただければ、事前作業希望とみなして教材を先に郵送いたします。

    ホットメルト紙への複写や裁断、スジ付けまでご自宅で作業して次回持って来られれば、貼り付けから作業することができるので効率的です。

     

    もちろん面倒な人は当日の教室で全ての作業をしてもいいわけですが、当然チケット数は増えていきます。

    その場合は送料に「講習会受け取り」としていただければ、当日全ての教材をお持ちします。

     

    ちなみに複数チケットを買われた方は、予定が出ているところであれば「申し込み開始日」でなくても、三回分まとめて予約を取ることができます。

    単発チケットの方は、申し込み開始されている日程の中でしか予約は取れません。

     

     

     

    家でも作ってみたいなら

     

    そして、今回途中で終わった月見型紙入れですが、この時点で作り方のマニュアルはお渡ししているので、家で続きを作業してくることもできるわけですが、通信講座ではないのでそれはちょっとご遠慮いただきたいと思います。

     

    もしどうしても続きが作りたい!ということであれば、ご自宅で一から別の布を使って作ってきていただきたい。

    それで次回にその両方を持ってきていただければと思います。

     

    家で作った物をまずは添削し、手直しが必要と思えば前回作業したものから作ればいいのです。

    もちろん手直しの必要がなければ、そのまま次の教材に入ります。

    ここで一つ余分を作っている分けですから、手を慣らすにはとてもよいことです。

     

     

     

     

    副科の教室(つたえ)は、東京は『西巣鴨駅(都営三田線)』から徒歩5分ぐらいのところにあります。

    都電荒川線の『西ヶ原四丁目駅』を使うなら、都電の古き良き情緒を楽しみながら通うこともできます。

     

    定員は現在のところ4名ですが、補助席もあり、こちらは要相談です。

    というのも、教室では全員がそれぞれ別の作業をするので、初心者の方がいるときはその分手が回らないので補助席はなしという考え方です。

     

    今後どのように副科の教室を運営していきたいかというよりも、この教室を利用する人たちが何を望んでやってくるのかを見ながら、その需要に応え、そこに私なりの考えを加味しながら体制を作って行くという方法でやっていきたいと思っています。

    講習会がそうであったように、たぶん教室も今後どんどん変わって行くと思います。

     

    今はまだ始まったばかり。

    少人数制で、じっくり時間をかけて作る袋物細工の楽しさを感じていただけるよう努力して行きたいと思っています。

     

     

     

    そういえば最後に。

    今回のお二人はどちらも「着物女子」でした。

    K.Eさんは自宅のみならず、会社へも着物でご出勤というツワモノです。

     

    M.Tさんは和裁と帯を習っているのでお召しの物は全て自作。

    帰りがけ、着物を裾をまくってコートを羽織っているのでどうしたのかと思ったら、なんとこの姿で自転車で来られたのだとか。

     

    私なんて年一度の刺繍教室の新年会で着るのみだというのに、今年は娘がインフルエンザになりキャンセル。

    そういえば去年も羽織を羽織るだけだったから、もう丸二年は着物を着ていないなぁ(遠い目)。

     

     

     

     

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    本科・講習会 『三段口扇襠筥迫』

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    開催日:2月3日(日)

    まだお席あります。

     

    「念珠入れ」を受講している方であれば受講可能です。

    今年から縢襠付筥迫(中級)は月見型紙入れを受講していれば受講可能ですが、できれば間にこの三段口扇襠筥迫を受講しておくと、内容的に気が楽かと思います。
     

     

     

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    【2019.01.19 Saturday 22:54】 author : Rom筥
    | 教室(つたえ) | comments(7) | trackbacks(0) | - | - |
    この記事に関するコメント
    お久しぶり振りです。
    お名指しでしたので出てきました。
    どんな香差しを差し上げたか記憶にないのですがSAKURAで香差しを検索したら二つ出てきました。
    その後江戸縮緬で三つ折りの定番も作りましたが香包を入れる前から厚みがあって懐中には不向きで鑑賞用?になりました。
    香包を沢山入れると爪が掛からなくなったり〜
    焚継香には香包が沢山必要ですが用途によって自分なりの工夫が必要でしょう。
    いつもりご活躍感心して拝見しております。
    | yaya | 2019/01/21 7:36 PM |
    yayaさん!
    お久しぶりです、うれしい!
    香差いつか作ってみたいですが、いかんせん門外漢なので、見本を見せられれば作る程度です。
    おかげさまでサンプルをいただきましたので役立っています。
    袋物に携わっていると、色々な世界にちょっとずつ関わっていくので、それがまた楽しみの一つでもあります。
    | Rom筥 | 2019/01/21 8:45 PM |
    ちょっとどんな物を差し上げたのか分からないのでサンプルにしないで下さいね。
    お見せしたい袋物もあるのですが〜

    | yaya | 2019/01/21 11:23 PM |
    たぶん市販されているものをいただいたのではないかと思います。

    >お見せしたい袋物もあるのですが〜

    是非見たいです。
    落ち着いたらまたご連絡させていただきます。
    | Rom筥 | 2019/01/22 1:18 PM |
    横入り、失礼いたします。
    香差作り、興味しんしんで読ませていただきました。
    どんな風に出来たのか見てみたいです!

    yaya様もご無沙汰しております。
    | まぜごはん | 2019/01/26 12:41 PM |
    まぜごはんさんもお久しぶりです&#12316;

    香差とは言っても、今回のものはとても単純なものでした。

    いつか三ツ折りの香差を私も作ってみたいとは思っています。
    袋物細工をしている人にはそれほど難しいものではないとは思います。
    | Rom筥 | 2019/01/26 9:27 PM |
    ありがとうございます。
    私も作りたいです。
    | まぜごはん | 2019/01/26 11:21 PM |
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