『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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『ぶら』と『玉縁布』
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    今回はショップから新商品のお知らせです。

     

    三連鎖ぶら

     

    まずは『三連ぶら』のご紹介です。

    『ぶら』というのは、懐中袋物に入れた「鏡」を引き出す際に使うストラップのことです。

     

    今はスマホ全盛なのでストラップ文化も下火になったしまいましたが、携帯全盛の頃は皆でストラップをジャラジャラと競うように付けていましたね。

    ストラップは単なる飾りではあるのですが、携帯だけよりはストラップが付いている方がカバンの中から探しやすく取り出しやすい。

    そう考えるとストラップもちょっとは便利なものともいえます。

     

    ぶらは鏡の「ち」(ループ)につけて使います。

     

    鎖などの部品はすぐに入手できるため、この三連ぶらの構想は昔からあったのですが、できるだけ和のテイストに合う「チャーム」がないものかと探し続けていました。

     

    今まで色々なものを合わせてみましたが、あまり可愛いと安っぽくなってしまうので、そういう意味ではこのチャームは私の中ではベストかと。

    筥迫にびら簪は付き物ですが、私のようなおばさんはびら簪なんてちょっと恥ずかしくて付けられない(個人的には房も好きじゃないし)。

    そういう意味では、このぶらは帯飾りぐらいの目立ち加減なので今のところお気に入りです。

     

    ただショップで販売できるほどの数が手に入らず、昨年意を決して個人輸入しました(そのぐらい欲しかったということ)。

    しかし鎖と同じ金古美の在庫がなく、無理を言って金色の上から金古美処理してもらいました。

     

    しかし届いたものは、金色より派手ではないものの金古美よりは明るい感じの出来上がり。

    「指定したものと同じじゃない!」と納得いかずお蔵入りしていました。

    しかし時間が経って今改めて見ると、金古美の鎖と別段違和感があるわけでもなく、暗い感じの金古美より明るくていいじゃないのと不思議な肯定感。

    これと同じじゃないとダメ!という思い込みも、時間とともに薄れて冷静に見えるのものなのですね。

     

    ということで、やっとの販売です。

    もう5年分ぐらいはありますよ。いや売れなかったら10年分かな(苦笑)。

     

    もちろんお好きな鎖やチャームを使ってオリジナルのぶらを作っても良し。

    銀製の鎖に根付のぶらでも使えばより本格的。

    お揃いの布でレジン処理しても可愛いかと思います。

     

    このぶらは元々ロケットとして販売していたものなので、中に写真も入れられます。

    自分としてはあくまで飾りとして選んでいるので、どう使おうがご自由です(残念ながら裏面に模様はありません)。

     

     

    ちなみに、これは私がデザインした形ではありませんよ。

    実際に江戸時代に使われていた物を、私が現代の金具を使って同じように作っただけです。

     

    これは江戸時代後期ぐらいの紙入れ(三徳?)です。

    同じようなぶらが付いているでしょ?

    こちらは銀なのでずっしり重いです。(鎖もごっつい!)

     

    まだガラス鏡がない時代なので鏡は「銅鏡」です。

    鎖も重いですが銅鏡はもっと重い!

    この手の鏡は袋物に対して「横」からスライドして入れるので、その分鎖は短くなります。

     

     

    この時代のものは「ぶら」ではなく『花鎖』と呼ばれています。

    チャームの部分は『花金具』。

    花鎖はこのような「三本立ち」、花金具は「ひょうたん」は多く見られる組み合わせです。

    ぶらぶらするので、基本的には裏表のない立体的な根付様の物を使います。

     

    今回作ったものも「花鎖」といってもいいんですが、副読本では「打ち紐」で作ったぶらも紹介しているので、総称して『ぶら』ということにしています。

     

    私の花鎖のイメージは、どちらかというと嚢物の中央に付くようなデコラティブな鎖のイメージ。

    それに比べてしまうと今回のものは重厚感には欠けるので、現代物は「ぶら」ぐらいでちょうど良いのではないかなと思っています。

     

    こんな感じで付けていたんですね。

    この時代は懐中するより帯に入れる方が多かったと思われます。

    嚢物のサイズはちょっとデフォルメされている感ありますが、実際に帯に入れる場合は懐中物より大きかったとも考えられます。

     

     

    この三連鎖ぶらはご自分でも作れますので、部品だけも販売しています。

    アクセサリーを作られる方は、オリジナルで昔のように凝った花鎖を作ってもいいですね。

     

    ただ作るのはけっこう面倒なので「完成品」も販売しています(とても細かい作業なので目の悪い人にはオススメしません)。

     

    三連ぶら

    ぶら材料

     

    袋物にはこのようなアクセサリーを使う楽しみ方もあることを知ってほしい。

     

    是非お試しあれ。

     

     

     

    玉縁布

     

    もう一つは玉縁布のご紹介です。

     

    玉縁(たまぶち)というのは、筥迫の縁に使うパイピング部分のことですね。

     

     

    先日、筥迫の内布として染めた「精華パレス」を切って玉縁布にしました。

    幅:約9.5cm×長さ約50cm
      ※1.5cm幅の玉縁用細布が6本(3個分)分取れます。

     

    どんな布で作ってもいいのですが、玉縁は細さが身上なので薄い生地を使うことをお勧めします。

    色も何を使ってもいいのですが、迷った時は「白」から始めてみてください。

     

    玉縁布は「赤」「白」の二色で販売しています。

     

     

     

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    【2019.07.14 Sunday 11:44】 author : Rom筥
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