『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
<< 2018.4 講習会『型抜名刺入と延べ鏡』 | main | 夏も後半、、、コーラと肩パッド >>
教室通信:指貫とマイペース
0

    昨年副科の教室(つたえ)が始まってから10ヶ月ほど経ちましたが、当初の目的通りゆっくりとマイペースに、それぞれが自分のしたい方向に自由に進んでいく。

    そんなやり方に、教室に通う人たちも馴染んできたようです。

     

    今後は教室で出てくる面白い話題を「教室通信」のトピックスとして出していきたいと思います。

    それでは今回は「指貫」の話題から。

     

    (こちらの画像は以前私が作ったものです)

     

    先日、貼り込みで作る「指貫」を作っていたM.Wさんが、作り終わってからボソッと一言。

     

    「でも私、指貫使えないんですよね。」

     

    すかさず「私も!」と挙手した人がもう一名(K.Nさん)。

     

    急遽、指貫レッスンと相成りました。

    まぁ教室では講習会のように時間に追われて作業することはないので、このような寄り道が自由にできるワケですが。

     

     

    糊で作る貼り込みとはいえ、所々針作業はあるもので、針と糸は欠かせません。

    筥迫工房の講習会でも、二つの裁縫用具入れを作ることができます。

     

     

    M.Wさんの作品

    女性にとって「裁縫用具入れ」というのはいわゆる萌えアイテムのようで、この携帯裁縫用具入れは筥迫工房一番人気の型です。

    今年の講座にはありませんでしたが、来年からまた講習会のカリキュラムに復活する予定です。

     

     

    指貫を使わない人が多い

     

    私が講習会を始めてびっくりしたことの一つに、「指貫を使わない」人がとても多いということ。

    筥迫作りなんてものを探り当てて来るような人たちは、あらゆる手芸のジャンルを渡り歩いて来たような人が多いので、指貫は普通に使うものだというイメージがあったからです。

     

    割合としては「半数以上」の人が使っていないかも。

    そうなると、あえて「使わない」のか?と逆に疑ってしまいますが、指貫を使えるのに使わないことは、結局使えないに等しい、と思えるぐらい、使い慣れたら外せないものが指貫なのではないかと考えてみたり(なんて回りくどい)。

     

    「指貫を使いたいけど、どう使えばいいのかわからないんですよねぇ。使えたらカッコイイとは思うんですけど。(M.Wさん)

     

    指貫使いが「カッコイイ」と言われたのは初めてですが、私自身は針を持ったら指貫を付けないと落ち着かないので、日本刺繍を始めたばかりの頃は、針を持つのに指貫をしないことがちょっと不自然に感じたぐらいです。

     

     

    H.Sさんの作品

    これは講習会で作ったものだったか、、、?

    とりあえずお持ちだったので撮影してみました。

     

     

    はじめての運針(動画)

     

    私は実家が「仕立て屋」だったので、小さい頃からミシンで物を作って遊んでいたという環境もあり、小学校高学年では確実に指貫を使っていた記憶があります。

     

    父からまつり縫いを教えてもらうときに「指貫を使え」と渡されて、四苦八苦して使った記憶があります。

    実家では既製品の直しの仕事もしていたので、「小学生のときにスラックスの裾を「まつり縫い」してお小遣い稼ぎをした」と教室の人には言いましたが、よく考えてみたらバイトをしたのは中学生ぐらいだったかも。

    高校生になる頃には「まつり縫い機」が入ったので、私のお小遣い稼ぎもそこまででしたが。

     

    M.Wさんはご自宅に帰られてから「運針WS」を検索したそうですが(笑)、左手を一緒に動かす運針の動作はミシンを使っていると出てこないので、私のようにスカートやズボンのまつり縫いぐらいで指貫には慣れると思いますよ。

     

    そういえば、自分の服を作り始めた頃に「サーキュラースカート」なんてものを作った思い出があります。

    ダンスをしながらクルクル回ると、スカートのフチが円状に広がるやつですね。

    このサーキュラースカートの裾をまつったときに、もう二度と作るものかと思いました(延々と終わらない)。

     

     

    一応、指貫を使うための参考に動画を探してみました。

    わかりやすい動画なので、この機会に指貫に慣れてみたい!という方は練習してみてはいかがでしょうか。

     

     

     

    仕覆と指貫

     

    袋物仲間として「仕覆」を習っている方お二人に、それぞれ指貫について聞いてみました。

     

    貼り込みより針を持つ時間の長い仕覆のこと、指貫を使えない人が仕覆を習い始めた時に、指貫を使う練習なんぞするんでしょうか?

     

    聞いてびっくり、仕覆でも指貫を使わない方が多いとのこと。

    ちなみに一人の方が通う教室では、先生もしていらっしゃらないとのこと。

     

    仕覆は運針ではなく縫い返しであることと、かがりなどの太い針を使う部分や硬いところは、目打ちで先に穴を開けておく、もう一人の方はヤットコで引き抜くから、あまり必要と思われないのかもとのこと。

     

    K.Nさんの作品

     

    しかしながら、指貫が存在するということは、それがとても便利な物だということで、非常に存在価値のあるものだと私は思っています。

    最近めっきり記憶を留めておけなくなった父(87歳)にこの話をしたところ、珍しく楽しそうに反応していました。

     

     

    筥迫につきものの「千鳥掛け」は厚紙と一緒に縢るので指貫があった方がいいですし、「帛紗挟み」もヤットコが必要なほど力のかかる縢りです。

    「式部型小物入れ」も指貫がないと怪我をする恐れがあるので、できれば使って欲しい。

     

    「籠千代田お針箱」の巾着部分は縫って作るので、それこそ手縫いで運針するには短くてちょうどよい距離です。

    指貫が使えないと言っていたお二人には、是非、籠千代田お針箱を作って、指貫も一緒に入れてあげてくださいとお勧めしておきました。

     

    なんといっても「指貫が使えるのはカッコイイ!」ということなので、是非指貫使いで周りに差を付けてしまいましょう(差をつけるのはそこかい)(笑)。

     

     

    おまけの話題

     

    指貫レッスンの後で、この二人が別の話題で盛り上がっていたので「なんの話?」と首を突っ込んでみると、

     

    M.Wさん:「お花のおはぎがあるらしい。食べてみたい〜」からの

    K.Nさん:「えっ、私この前食べたよ?」

     

    なんのこっちゃ?というあなたには、K.Nさんからいただいた画像をお裾分け。

     

    これが、「おはぎ」だなんて信じられますか?

    オーダーメイドで作ってもらったものだそうです(それも凄)。

    お花(あんこ)の下にもち米があるのかしらん?

    ちなみに桐箱に入っているんですと。

    しかし本物の花よりも儚い花ってことですねぇ。

     

     

    真剣モードで緊張感漂う講習会とは真逆に、副科の教室は今日もマイペースに和気藹々です。

     

    まったりモードでも、皆さん定期的に通っているので、確実に上達していくんですよ、これがまた。

     

     

     

    筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

     

    ▼筥迫工房の講習会

     

    ▼筥迫掲示板
    筥迫工房の教本や自慢の細工物を、皆さん自身で披露できる掲示板です。写真のアップロードが簡単になりました(一回の投稿で6枚掲載可)。丹誠込めて作った筥迫を大勢の人に見てもらいしましょう!

     

    ▼携帯からも筥迫掲示板2に投稿をアップロードできます。
    こちらのQRコードからアクセスしてください。

     

    筥迫工房へのお問い合わせ
    ※時々ショップからのご注文確定メールが届かないことがあります。
     そのような場合も、こちらからご連絡ください。
     

    もしよかったら、こちらもクリックなんぞしてくれるとうれしいです。

    にほんブログ村 ハンドメイドブログ 和装小物へ

    にほんブログ村

    【2019.08.24 Saturday 22:34】 author : Rom筥
    | 教室(つたえ) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    この記事に関するコメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    トラックバック機能は終了しました。
    トラックバック