『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
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同じベクトルを持つ人々
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    講習会や教室にはいろいろな人がやってきます。

    まったく違う趣味や仕事を持った人たちが毎回シャッフルされた組み合わせで集まるにも関わらず、何故か毎回安定して話が盛り上がります。

     

    「ベクトルが同じなんですね。」

     

    とある方が言われたのを聞いて、本当にそうだなぁと思いました。

     

    七五三や婚礼などのように実際に使用目的があっ作る人は別にして、単に筥迫を作ってみたい!という動機でやってくる人たちは、それだけでベクトルが同じ方向を向いているわけです。

     

    その中で筥迫の思い出を語る際に、「結婚式」で身に付けた話をする人よりも「七五三」で身につけたという話を語る人(それも熱く!)の方が圧倒的に多いです。

     

    「七五三のときに母に触らせてもらえなかった〜」

    「筥迫のびら簪がすてきで忘れられない」

    「親戚から廻りに廻った七五三の振袖には筥迫が付いていなかった!」

     

    もしくは娘さんの七五三準備で筥迫を再認識する人も多いかもしれません。

     

    ですから皆さん、七五三に筥迫の思い出を残すことは情操教育にはとても大切なことなんですよ。

     

    七五三は自前の振袖を着ることが多いので、事前にお母さんやお祖母さんが着物を用意しながら筥迫を見せてくれる機会が多い。

    「これはママが着た着物でね、この筥迫で遊んでたらババに怒られてね、、、」なんて話をしたら、きっと子供たちの心に筥迫の印象を強く残すことになることでしょう。

     

    ママフリ、ババフリ、大いに結構。

    筥迫をしっかり触らせてあげてくださいね。

     

     

     

    趣味人たちのベクトル

     

    さて、そんな思い出絡みのベクトルとは別に、大人になってからの興味の方向性というものもあります。

     

    筥迫からの趣味つながりで一番多いのは、やはり「日本刺繍」からの流れでしょう。

     

    しかし江戸時代の文献によれば、御殿女中が「押し絵」を使って筥迫装飾をしたと書かれています。

    (仕立ては多分専門の職人に作らせたと思う)

     

    押し絵の筥迫を見てみたいという動機から、押し絵をやっている人が講習会に来ないかな〜といつも思っているのですが、これがなかなかやって来ない。

     

    また筥迫工房の袋物に一番近いのは「仕覆」になろうかと思いますが(こちらは縫い物)、意外やこの人たちもあまりつながらず。

     

    「仕覆」が和の仲間とすれば、洋の仲間は「カルトナージュ」ですが、こちらも講習会にはたまにやって来るぐらい。

    縮緬細工」も近そうな気がするのですが、来たとしても作り方に共通性があまりないので続かず、、、。

     

    つまり「仕覆」「カルトナージュ」「縮緬細工」とはベクトルが違うのかもしれません。

     

    そのかわり講習会参加率が多いのが意外にも「つまみ細工」に携わる人たちです。

     

    何でかしらねぇとある人に聞いたところ、

    「着物に身に着けるという意味で同じだからじゃないですかね」

     

    なるほど「着物」「身に着ける」「細かい作業」の方向性と、「小さい」「かわいい」の萌え感(エネルギー)が共通のベクトルなのかもしれません。

     

     

     

    職業人たちのベクトル

     

    趣味とは違い、職業として物作りをしている人たちがいます。

     

    講習会に来る人たちの職業なども聞いたりするのですが、専門職(?)で多いのは着付師さんや和裁師さんたちですが、これはベクトルが同じでも不思議はありません。

     

    私が一番不思議だったは、アパレルの制作系の人たちの参加率が高いこと。

     

    私はこれまでグラフィック系で生きて来たので、販売以外のアパレル系の人たちと交わる機会はなかったのですが、ああ、こういう人たちって本当にいるんだ〜と内心思ってしまいました(笑)。

     

    「デザイナーさん」も時々いらっしゃいますが、不思議と多いのが「パタンナー」さん率の高いこと。

     

    貼り込みは工作にも近く、作り方が縫い物とはます違うので、構造的に興味を持つ部分があるのでしょうか。

    こちらも興味深いベクトルですね。

     

     

     


     

     

    3/22 『装飾技法』

     

    話は変わりますが、3/22に行われる『装飾技法』の詳細画面を出すのを忘れていました。

    申し込みがすでに2/7開始だというのにホント申し訳ない、、。

     

    ということでアップしました。

    装飾技法(切付・金装飾)

     

    去年までは講習会を出た後に課題2点提出が条件でしたが、どうもこの課題というのが大きなハードルのようなので、今年から「課題なし」にしてみました。

     

    この講座のみ「受講後に課題提出」にしたのは、金装飾がほぼ装飾メインの縢襠付筥迫ぐらいにしか使い道がないからなのですね。

     

    金装飾に使う材料も多く(持ち帰り分含む)、オプションで使う道具も揃えなければならないので、筥迫をたくさん作る人でないと無駄になってしまうということもありました。

     

    でもまぁ「切り付け」だけでも知っていれば「柄取り」のストレスは少なくなるので、これだけでも学びに来る価値はあるかもしれません。

     

    また、今回は金彩材料を少なくして、その分で「刺繍半襟」を使った筥迫部品の作り方を組み込ませてみようかなと考えています。

     

    この講座は潜在的に興味を持っている方も多いようなので、それぞれの感性で作品作りに応用してもらえればいいかなと思います。

     

     

    教室での受講の場合

     

    こちらの講座は「講習会形式」で行われるものなので、「教室」では同じ方式で学ぶことはできません。

    その代わり現在作っているもので切り付けや金装飾が必要なときは、レベルに関係なくその都度トライすることはできます。

    (講習会と違って好きなように時間が使えるので)

     

    その場合は早めにご相談いただければポイントごとに必要な材料をお持ちいたします。

    ただ教材として配布することはできませんので、ご自宅で作業したいなどの場合は各々で入手していただくことになります。

     

    講習会ならそれらの材料も全て手に入り、技法も一気に試すことができるので、それぞれ必要に応じて参加をご検討いただければと思います。

     

     

    最後に「教室」つながりでもう一つお知らせです。

     

    3月から火曜日開催だった教室が「月曜日」と「火曜日」の交互の開催になります。

    現在は火曜日メインの人が主なので月曜日はかなり空いています。

     

    講習会と違って好きなように好きなことができるので、もし月曜日の方が都合が良い、仕事がお休みなどの方がいらっしゃいましたら是非ご参加いただければ幸いです。

     

     

     

     

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    【2020.01.31 Friday 13:03】 author : Rom筥
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