『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
臨時講習会:『紙用ハサミ入&扇子入』
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    <お知らせ>

     

    7月17日開催予定の

    縢襠付筥迫(装飾)大型・玉縁・切り付け』は

    中止」となりました。

    参加を予定をされていた皆様には大変申し訳なく

    心よりお詫び申し上げます。

     

    ============================

     

    こちらは「被せ」と「胴締め」の装飾に限った講座で、刺繍半襟の「切りつけ」、「簡易盛り金」、「挟み玉縁」などに特化して、2パターンの装飾をしようと考えておりました。

     

    刺繍や装飾裂ができない人にとっての筥迫作りは、布の柄配置のみに頼らざるを得ない。

    そのような方々に、もう少し筥迫装飾の幅を広げていただきたいと考えて企画した講座でした。

     

    しかしながら、これは教材を全て私の方で準備する必要があり、これを同じ数揃えるのが難しいというのが理由です。

     

    この講座に参加したかった、、、という方がいらっしゃいましたら、とりあえずご連絡ください。

    人数がある程度いるようであれば、もう一度教材を見直してどこに組み入れるかもしれません。

     

     

    扇子入れ

     

    この装飾筥迫の開催をどうするかを決めたのはほんの一昨日のお話。

    あることをきっかけに中止を決意しました。

     

    そのきっかけは「扇子入れ」。

     

    去年扇子をなくしたので最近新たに購入したのですが、こういうものを見ているとムクムクと「袋を作りたい」という衝動に駆られます。

     

    最近、自分用にGX-175(紙切り用ハサミ)のハサミ入れを作っていたので、似たような型のものと組み合わせて、来年の講習会に加えないものかと考えておりました。

     

    この扇子入れならハサミ入れと同じような考え方で作れそうだし、セットで講座に出来るのではないかと考え、暇々に試作を繰り返しておりました。

     

     

    出来上がった扇子入れを見て、なかなか良く出来てきるではないかと一人越に入っていたのですが、これを自分以外の人が良いと思うかはまた別のこと。

     

    折しも「塩とたばこの博物館」に行く直前に出来上がったので、一緒に行く人たちに評価してもらうことにしました。

     

    そして当日、ランチを食べながら面々にこの扇子入れを差し出すと、

     

    「きゃ〜♡作りたい〜」

     

    よし、とりあえず第一関門突破 筋肉

     

    「来年、紙切りハサミ入れと一緒の講座にしようと考えているんだけど、こういうのって参加したいと思う?」

    と聞くと、

     

    「来年じゃなくて、今すぐ、夏に入る前にやってほしい!」

     

    えっ?今年ですか??

    今すぐですか?? びっくり泣き

     

    確かに夏はすぐそこだけど、、、。

     

    直前に迫っている「筥迫の装飾」講座の教材を探しまくるより、資料作りは大変だけど迷う箇所がない分ラクか、、、。

     

    とうことで、7月17日に予定していた「筥迫の装飾」は中止にして、その代わりに「紙切りハサミ入れ&扇子入れ」講座に変更することにしました(直前変更でホント申し訳ない!)。

     

     

    この扇子入れは、参加者に持ってきていただいた物に合わせて製図することになるので、ジャストサイズで作ることができます。

     

    ジャストサイズで作ることによって、単純に差し込むだけなのに抜けにくいという構造になっています。

    かといって引き出しにくいという訳でもない。

     

     

    刀の鞘を抜くようなイメージ、と思っていただければ良いかと思います。

     

    そして優美な外観にも関わらず、作り方は実に工作的(笑)。

    ホットメルト紙も使いません。薄糊も使いません。

    使うのは留め糊、堅糊が主。

     

    難しくはないけれど、製図はあるし、貼り込み的な面倒さは十分にありますので、対象者はこれまで筥迫工房の講習会に参加したことのある方に限ります(金封袱紗の参加は問わず)。

     

    扇子を持参していただくとは言っても、この型に対応できない扇子もありますので、以下の画像をよくよくご確認の上お持ちください。

     

    まず、下画像のように「親骨」(要の付いている一番外側の骨)を横にして置いてみてください。

     

    ⭕️ (手前)「親骨の両端の高さに、ほとんど差がない」

          横にして全体が扁平なものが適しています。

    ❌ (後ろ)「天側(図の右端)が要側より明らかに高い」

          図のような祝儀扇や高座扇のようなものは不可。

     

    更に上から見てみましょう。

     

    ⭕️ (下)「両端が中央より狭まっている」

         中央がやや膨らんでいるものが適しています。

    ❌ (画像なし)「扇面側が要側より広がっている」

     布の扇子などのように、天側にいくにつれ広がるような形状は不可。

     

    今の時期、夏用の扇子がたくさん出回っているので、極々一般的な形状の物をお持ちいただければと思います。

     

     

     

    紙切り用「ハサミ入れ」

     

    こちらはCANARY「GX-175」専用のハサミ入れです。

    「GX-175」は筥迫工房の講習会でお勧めしているハサミです。

     

    レンタル用の材料を入れているビニール袋から、ハサミの刃先が飛び出していることがありました。

    それが「ハサミ入れを作ろう!」と思ったきっかけです。

     

    余計な被せは付けず、紐や留め具も使わず、単純に差し込むだけ!をテーマにしました。

     

    しかしながら、差し込むだけというのは当然抜け易い。

     

    試行錯誤を繰り返し、最終的に抜けにくい構造を考えました。

    この型が初めにあったことで、扇子入れはかなり短時間で作ることができました。

     

    扇子入れよりもこちらの方が単純なので、講習会では先にこれを作り、午後から扇子入れを作ることにします。

     

    こちらもそれぞれのハサミに合わせて製図できるのですが、ハサミこそ色々な形があって検証しきれないので、今回はとりあえず「GX-175」専用のハサミ入れにしようと思います。

    よって「GX-175」は必須、他のハサミで作りたいという方は来年までお待ちください。

     

    この型はデザインとしてちょっと物足りなさがあったのですが、講習会ではこのハサミを使っている人が多いため、お互いのハサミを区別するための印が必要です。

     

    そこで、仕立て屋をしていた父が自分のハサミに布を巻いていたのを思い出し(滑り止め?)、ハサミ入れと同じ布を巻いてみました。

     

     

     

    サイビノールで切りっぱなしの布を接着しただけですが、一体感は出た。

    ま、こちらは好き好きで。

     

    ちなみに、布用の「裁ちばさみ」はこの型には適しません。

    ハサミの形状、大きさ、重さが全く違うものは構造から変えなければならないので、裁ちばさみ用はまた別の機会に考案したいと思います。

     

     

     

    型や布が持ち込みできる講習は怖い

     

    製図付きの講習のときは、参加者がどんな型を持ってくるか、実はすごく心配。

     

    家人が「それじゃこれで作って」と高座扇(噺家が使っているようなタイプのもの)を差し出されたときは、正直固まりました(笑)。

     

    この時まで扇子の形状の違いをシビアに考えたことはなかったのですが、高座扇を見た時はびびった、、、。

    これは全く違う考え方で作らないと無理、、、(将来的に考えるつもりもないけど)。

     

    ハサミは範囲が広すぎて、今の所自由に持ってきてとは言い難いのですが、扇子はとりあえず「この形に近いもの」というお願いしかできません。

     

    今回のように型(扇子)を持ち込みしてもらうというのは、講師側からしたらホント怖いことなんですよね。

    とんでもない、自分には全く予測できなかったものを持ってくる人がいる、ホント血の気が引きます(苦笑)。

    でも、扇子を指定の物で作らされたら自分だったら嫌だなと思うと、やはり各自持ってきてもらうしかない。

    (頼むから、極々一般的なものを持ってきてね〜)

     

    今回はプレ講習を行わないぶっつけ本番の講座なので、どんなトラブルが起こるかちょっと心配ではありますが、まぁご興味のある方はどうぞということで。

     

     

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    臨時講習『紙用ハサミ入&扇子入』

     

    開    催:7月17日(日・祝)

    申し込み開始:6月20日

    定    員:10名

     

    対象:初級程度(これまでに筥迫工房の講習会に出たことのある方)

     

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    【2017.05.17 Wednesday 00:04】 author : Rom筥
    | 筥迫講習会・研究会 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
    着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男
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      本来なら、今月行われた講習会『二ツ折小被付筥迫』のレポートを書くところなのですが、本日、たばこと塩の博物館で特別展『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』に行ってまいりましたので、そちらのレポートを優先させていただくのと、明日また連続で講習会予定変更のお知らせをさせていただきます。

       

      たばこと塩の博物館は、以前から袋物の企画をよくされていたので、いつか行ってみたいと思いつつ、今回やっとそれが実現いたしました。

      更には講演会「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」が行われるこの日に合わせて、前々回にお誘いの告知をさせていただきました。

       

      たばこと塩の博物館は、スカイツリーと目と鼻の先の先にあります。

      なかなか立派な建物です。

       

      そういえば、私はいつもスカイツリーのすぐ側までは来るものの、未だスカイツリーに足を踏み入れたことがない。

      たしか東京タワーもスカイツリーの計画が始まった頃に初めて行ったぐらいで。

      東京に生まれ育ってずっと住んでいてもそんなものです。

       

       

      先にご連絡をいただいていた、Nさん、Oさんと現地集合。

      開館前に列に並んでいると、そこに飛び入りのHさん登場で、計4名で揃って見学。

       

      とその前に、この看板のお姉さんをみていただきたい。

      度々ブログの話題に出ていますが、帯に大胆に「紙入れ」を差し込んでいます。

      そして、例によって懐紙巻いているでしょ?

      紙入れなのに懐紙を中に入れずに外に巻く、高価な袋物を汚さないためですね。

      なんとも現利的。

       

      それも帯にガシッと差し込んでいる。

      こんなものを帯に挿しこむってすごいな〜と思ってしまいますが、でもよく考えれば、今時の人が着物着用時にスマホを帯に差し込むような感じなんでしょうね。

      それにほら、ストラップまで付いてるきゃvネコ

      なんか今時の人とそう違わないような気さえしてきますね。

       

       

      展示品は、中村清氏が嚢物商としての目で蒐集した袋物や衣装類なので、コレクションのこだわりが面白い。

       

      ただ意匠が綺麗だとかだけでなく、仕立ての面白いものなどもあるので、私などはもうガラスにへばりついて横から斜めから構造を覗き込むことになります。

      いつもなら実に怪しい人物なのですが、今回は仲間がいるので、そこはちょっと気も大きくなろうというもの。

       

      しかしこのような袋物が好きな人同士で見にいくと、それぞれの興味や目のつけ方が違うので、これはあーだ、こーだと私見を述べながら見て回るので、自分では気がつかない面白いところまで目が行くのでとてもためになります。

       

       

      化粧袋

       

      皆の興味を引いていたものの一つに『化粧袋』というものがあります。

       

      これは図録によると「定家文庫を元にして近代になって作られたもの」とのことですが、雅籠の巾着の下の留め具を外すと、ぱかっと底部分が開いて化粧道具を入れられるというもの。

      そして巾着の底の裏面に当たるところに鏡がついている。

       

      実はこれ、私もサンプルで二つばかり持っています。

      いつか作りたいな〜とは思っていましたが、そうですか、皆がそれほど興味を持つのであるなら、来年あたりトライしてみようかしらん。

       

       

      しかし鏡もついてある程度の重みがあるというのに、これがちょっとした留め具だけしかないということに何となく頼りなさを感じていました。

      しかし、こういうものは本来ブラブラと「提げて持つ」ものではなく、しっかりと「抱えて持つ」ものなのだそうですよ。

      だから重さに対して留め具が頼りなくても問題はないとのこと。

      なるほどね〜。

       

      一通り楽しく展示を見た後は、講演会が始まるまで近くで昼食。

      昼から少々アルコールが入って更に楽しく雑談。

       

      時間前に会場に向かうと、そこで3人の飛び入りが加わり、更にブログを見て来ました〜という方にも声をかけていただきました。

       

      講演会は90名定員だったので、張り切って開館時に整理券を取りに行くのも大げさかなと思っておりましたが、実際に満員でしたよ、、、。すごい。

       

       

      大好きな御茶ノ水の風景

       

      最後に、東京は交通網が発達しているので、非常に便利でもある反面、私のようにあまり外に出ない電車音痴な人間にとっては大変な巨大迷路でもあります。

       

      どこに行くのも迷子になってばかり。

      特に今まで行ったことのない場所へ行く時は緊張のしまくりです。

       

      一つの場所に向かうのにいくつもの行き方ができるので、私のような者は少しでも知っている駅を経由して行こうとします。

       

      今回は「御茶ノ水」を経由するコースを選びました。

      私が学生時代に通った学校が御茶ノ水にあるので、ここなら間違えないという安心感があるからです。

       

      丸の内線からJRの御茶ノ水駅の乗り換えは、一旦外に出て、御茶ノ水橋を渡ってすぐなのですが、ここから見える風景は御茶ノ水の有名スポットであり、私が毎日眺めて通った懐かしい景色です。

       

      それが何やら工事されている、、、。

       

      どうやらJR御茶ノ水駅がバリアフリーになるということで、きっと次に来る時には、あの大好きだった風景が変わってしまうのだなと寂しい気持ちになりました。

       

      こちらのブログにかつて私が眺めていたイメージに近い画像があったので、失礼ながらリンク貼らせていただきます。

      御茶ノ水・御茶ノ水橋から聖橋方面を望む

      私が通っていた時代はそれほど高いビルもなく、もう少し空が開けていたような気がするのですが。

       

      川と緑と、何とも風通しの良さそうなJR御茶ノ水駅のホーム、そしてその奥に聖橋(ひじりばし)。

       

      当時仲のよかった友人が同じ学校の先輩と結婚したのですが、初めてデートした場所がこの聖橋だったそうで、生まれた子供に「聖(ひじり)」という名をつけました。

       

      この風景を見るたびにこのロマンチックな話を思い出すのですが、今日はその聖橋がフェンスに隠れて見えなかった、、、。残念。

       

       

       

      講習会変更のお知らせ

       

      7月17日(月祝)に開催予定だった『 縢襠付筥迫(装飾)大型・玉縁・切り付け』(申込:6/20)ですが、大変申し訳ありませんが中止とさせていただきます

      こちらはずっと迷っていたのですが、この講座では教材を全てこちらで揃えなければならず、その算段ができないというのが理由です。

      予定されていた方、大変申し訳ありません 

      (絶対に出たかったのに〜という方がいらっしゃいましたらご連絡ください。人数がたくさんいるようであれば、どこかで何とかねじ込むかもしれませんが、少なければ来年、、ということになります)

       

      その替わりといっては何ですが、この日に別の新しい講座を入れます。

      詳細は次回(1〜2日以内)にブログにてお知らせします。

       

        

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      【2017.05.15 Monday 00:51】 author : Rom筥
      | 美術館、作品展レポート | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      筥迫講習会 5月『念珠入れ(組入)名刺入れ』
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        今年から基礎の金封袱紗が必須参加になったので、「念珠入れ」が初級レベルになりました。

        それに伴い「名刺入れ」を組入れにすることにいたしました。

        今回、これらをセットで作る初めての講座が行われました。

         

         

        H.Sさんの作品(東京都在住)

        念珠入れは仕覆で使われるような布地で作ると重厚感が出ます。

        筥迫などはできれば薄手の布地をと言っていますが、念珠入れは単純な型なので、ある程度の布の厚みはOKとしています。

        ただし初めて型を覚えるときに、更に厚手の金襴のようなものを使ってしまうと自分が苦労するだけですので、講習会にお持ちになる布は、正確な型の作り方を学ぶという考え方で選ぶようにしてください(作品作りは家に帰ってから!)。

         

         

        K.Eさんの作品(埼玉県在住)

        内布の柄が中途半端に余りそうだったので、組入れの名刺入れはこの内布を使うことにしました(とってもかわゆい♡)。

        そのため名刺入れの内布に念珠の表布を使われたようですが、名刺入れのように小さなものに織りの布を使うのはかなり無理があるので、このような場合は名刺入れの内布だけ別布を使ったほうがよかったですね。

         

         

        M.Aさんの作品(東京都在住)

        なんとスタイリッシュな念珠入れ。

        表布はタイシルク、内布はリバティだそうです。

        どちらも貼り込みには扱いやすい(美しく仕上がりやすい)生地なのでおすすめです。

         

         

        T.Tさんの作品(静岡県在住)

        こちらは木綿のシーチングです。

        お嬢さん用に作られたそうです。

        次回、何ともかわいいセットで登場しますので、コメントはそちらで詳しく。

         

         

        Y.Oさんの作品(東京都在住)

        とても素敵な布合わせです。

        表布がかなり滑りやすい素材だったので、作るのに苦労されていたようです。

        この型は全体的な柔らかさを出すために硬めの芯は使っていません。

        柔らかい仕上がりできれいではあるのですが、表布にホットメルト紙も使わないので生地によってはかなり辛い思いをします。

        ホットメルト紙に頼りすぎてはいけないと思いつつ、このような布を使うとホットメルトの便利さがうらめしくなります。

         

         

        筥迫ぴょんさんの作品(東京都在住)

        念珠入れの表布は、柄出しを考えなければそれほど用尺を必要としません。

        そのため、懐中袋物系を作り出すととにかく古い布が捨てられなくなるのが難。

        頭の中はもう「あの布とあの布を組み合わせられれば、、、♡」という妄想でいっぱいになります(笑)。

        今回はある程度余裕を持った大きさを用意されていたようですが、型取の際に気がつかなかった「シミ」や「穴」を発見してしまったようで、柄取りには苦労されていたようです。

         

         

        郁駒屋さんの作品(福岡県在住)

        織りの布で作る場合「切り込み」時に布がほつれてくることが多く、布の扱いに慣れていないと焦って触るほどにボロボロにしていくことが多いようです。

        そのような素材は軽く糊で糸止めしながら作業していけばいいのですが、貼り込み作業が手慣れてくると布を触る時間が少なくなり、ほつれを気にする前に作業を終わらせることができます。

        手早く作ることは、作品を美しく仕上げるためにとても大事なことなのです。

         

         

         

        名刺入れ

         

        名刺入れは貼り込みの初めの初めに出てくる型ですし、簡単に作れるものだと思っていました。

         

        そして、手慣らしに初めに名刺入れを作ってもらおうと思ったのですが、皆さんの感想は「どこに合わせて行っていいかわからない、、、」でした(汗)。

         

        厚紙を二つに折って作るタイプの名刺入れならわかりやすいのかもしれませんが、この型はrom筥流の造形を加えた作り方でなので、最後に合わせるところまでがイメージがつかないところが不安なのかもしれません。

        そして、皆が理解できないことが理解できないrom筥、、、困るガーン

         

        最近は自分の頭の中に貼り込みの仕組みのようなものが完全に出来上がってきたので、反対に縫い物の考え方がわからなくなってきました。

        現代人にとって貼り込みの仕組みは一般的でないので、新しい型を作る際はその辺を擦り合わせをしていかないと、全く理解できない資料を作ってしまいそうで怖い(異国語で書かれたような資料になる??)。

         

        これが今後の課題になりそうです。

         

        以前の念珠入れの講座に参加された方に限り、この名刺入れの型紙と資料が欲しい方には販売いたしますので、直接お問い合わせからご連絡ください。

         

         

         

        名刺入れ付覚書帳

         

        今回の講座に参加された方が、自宅で作った「名刺入れ付覚書帳」を持ってきてくださいました。

         

        この覚書帳は当初初級レベルでしたが、あまりに細かい作業が多く、貼り込みの初心者がすぐに作るには辛いといわれたので、今年からは中級レベルになりました。

         

        この前に2〜3講座経験していると楽しく講座に臨めると思いますので、同じ中級の筥迫なぞよりは気楽に参加いただけると思います。

         

        筥迫ぴょんさんの作品。

        文字の柄を上手く外題に使いましたね。

        筥迫ぴょんさんは、筥迫掲示板にもたくさんの作品をアップされています。

         

        T.Tさんの作品。

        なんてこの型にぴったりな布があったものだと感心して右の鳥獣戯画(前面と背面)の柄を見ていたら、なんとT.Tさんが刺繍されたものでした!すばらしい!

         

         

         

        袋物と日本刺繍

         

        このような講習会をしていて役得なのが、色々な人が私が役立ちそうな情報を提供してくださること。

        今回はY.Oさんが昔の袋物の本(私が持っていなかったもの)をコピーしてくださいました(Y.Oさんありがとう!)。

         

        これまで私もかなり多くの本を集めてきましたが、ここで紹介してしまうと他の人に買われてしまう可能性があるので、姑息なことにそのような情報はブログには書きません(そのようなカテゴリーは実はいくつかある。笑)。

         

        今回の本は日本刺繍と袋物が一緒に掲載されているもので、私にとって夢のような一冊でした。

        昔も袋物と刺繍はとても相性がいいものだったということがわかります。

        いつかこれを全て再現したい。きらきら

         

        今では多くの人に筥迫を作っていただけるようになりましたが、筥迫を通じて日本刺繍に興味を持たれた方も少なくありません。(日本刺繍にはけっこう貢献しているぞ、えへん!)

         

        しかしながら、お住いの地域に日本刺繍の先生がいない!というお話もよく聞きます。

         

        いないことはないのでしょうが、日本刺繍の先生はなかなかネットに活動をアップしたりしない(したくない)方が多く、せっかく日本刺繍を習いたいという方がいるといいうのにマッチングができません。

         

        着物に興味がなくても日本刺繍には興味がある方もいます。

        そのような方に袋物はぴったり。

        袋物はがんばれば自分で仕立てられるし!(筥迫工房がいれば!)

         

        大きなお教室ではなかなか袋物の刺繍など自由にさせてもらえないとは思いますが、個人でされている先生であれば、筥迫に興味を持ってくださる方もいらっしゃるはずです(私の先生のように!)。

         

        前出のT.Tさんも筥迫を通じて日本刺繍を習うようになった方です。

        近隣に日本刺繍の先生がいなかったので、なんと通信で教えてくださる先生を探したとのこと。

        まだ刺繍を初めてそれほどでもないはずなのに、あまりにも精密な刺繍にびっくりしました。

        初めに聞いたときは、通信で日本刺繍ができるのか?と半信半疑でしたが、今回の作品を見てやたらと感心してしまいました。

        私何年もやっているのに、こんなに細かい(手のいい)刺繍できない、、、。

         

        現在、筥迫工房には、3つのお教室から筥迫や定家文庫制作のお話をいただいております。

        このようなところには何人もの生徒さんがいらっしゃいますので、より多くの方に美しい日本刺繍の袋物に興味を持っていただけるチャンスです。

         

        筥迫に興味を持たれている先生ご自身、または、うちの先生なら筥迫刺繍を教えてくれそう、という地域情報がありましたら、是非教えてください。

        ブログでもお教室の宣伝をさせていただきます。

         

        日本刺繍に限らず、色々な手法で筥迫を作ってくださる方には、筥迫工房は全面的に協力させていただきます!!

         



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        【2017.05.08 Monday 21:11】 author : Rom筥
        | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
        『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』
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          はぐれ猫さんから、たばこと塩の博物館で特別展『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』の情報をいただきましたので、今回はこちらと関連講演会のご紹介をさせていただきます。

           

          本展では、東京で袋物商として活躍した中村清商店の創業者・中村清氏(1887〜1946)が昭和初期に収集した、江戸から明治・大正時代にかけての染織品コレクションを中心に、女性と男性の着物と、それぞれが身につけた「筥迫(はこせこ)」や「たばこ入れ」などの装身具約200点を展示し、当時の人々が持っていた装いに関するこだわりと美意識を紹介いたします。

          (たばこと塩の博物館より)

           

          『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』

           

          主  催: たばこと塩の博物館  

          協  力: 株式会社クイーポ、ポーラ文化研究所

           

          会  期: 2017年4月22日(土)〜7月2日(日)

          会  場: たばこと塩の博物館 2階特別展示室

                東京都墨田区横井1−16−3

                (東京スカイツリー駅から徒歩8分)

          会館時間: 午前10:00〜午後6:00

                (入館は午後5:30まで)

          入館料 : 大人/100円

           

           

          以前、このブログでご紹介いたしました『筥迫工房ミステリーツアー』()で訪れた「クイーポ資料室」。

           

          この資料室に展示されていたコレクションと、染織品のコレクション、そして結髪雛形や化粧道具などはポーラ美術館のコレクションからということで、以前ご紹介した携帯化粧道具入れのようなものも一同に見られるかもしれませんね。

           

          本店の中心となる中村コレクションは、東京で袋物商として活躍した中村清商店の創業者中村清氏が蒐集した、江戸から明治・大正にかけて制作された染織品のコレクションです。

          中村清氏は、刺繍の技のすぐれたもの、仕立てのいいもの、染めのいいものなどのこだわり蒐集してきました。

          蒐集は昭和初期に行われており、和装が様相に変化していくなか、日本の伝統的文化を後世に伝え、着物や装身具をもう一度見直そうという目的もあったとのことです。

          (たばこと塩の博物館より)

           

           

          そして私が興味を惹かれたのは、以下の関連講演会。

          ↓ 絶対に行きたい!

           

           

          5月14日(日)
          「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」


          大久保尚子(宮城学院女子大学生活文化デザイン学科教授)
          ※午後2時から、3階視聴覚ホールで開催。
          ※定員は、先着90名。参加には、入館料(一般・大学生100円/満65歳以上・小中高校生50円)が必要です。
          ※当日開館時より整理券を1名につき2枚まで配布します(配布時に人数分の入館料をいただきます)。

           

           

           

          よかったらご一緒に

           

          この講演会当日は開館とともに整理券を配布するそうですが、たばこと塩の博物館に問い合わせしたところ、席がかなり空いていることもあり、満員になることもありということだそうで、直前だと確実に席を取れるかどうかはわかりません。

           

          午後一目指して整理券を取りにくる方が多いとのことなので、やはり午前中には整理券を取っておいたほうがよいかもしれません。

          整理券を取った後は近隣にお昼に出ても再入場可能とのことなので、時間潰すのに一人じゃつまらないという方は是非ご一緒いたしましょう(まぁ誰もいなくても私は一人で行きますが)

           

           

          2017年5月14日(日)

           

          10:00〜 

          塩とたばこの博物館で講演会の整理券を取ってから、特別展『着物と装身具に見る 江戸のいい女・いい男』を見る。

           

          12:30〜 

          スカイツリー近辺でランチ

           

          14:00〜

          特別展「衣装ときれの小宇宙 袋物商中村清の選択眼」に参加。

           

          15:30頃?

          その後、お時間のある方はお茶でもして17:00頃解散。

           


           

          ご希望の方はこちらのお問い合わせからご連絡ください。

          筥迫工房へのお問い合わせ
           

           

          もちろん、どの時間からのご参加でもかまいません。

          10:00じゃ行けないという方は、整理券は一人2枚取れるそうなのでその分お取りしておきますので、その旨お知らせください。

           

           

           

          私は世間の情報に疎いので、はぐれ猫さんのように皆さんから情報をいただければブログでお知らせいたします。

          はぐれ猫さん、いつも情報をありがとうございます!

           

           


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          【2017.05.04 Thursday 13:46】 author : Rom筥
          | 美術館、作品展レポート | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          2017.4 筥迫講習会『金封袱紗・携帯裁縫用具入』
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            今年は2月に講習会を入れなかったため、そのしわ寄せとしてGWの今回の二回と、一週間あけて三回連続というハードスケジュールをこなすことになりました。

             

            今年から初級以上の講座に参加予定の方は、入門の「金封袱紗」の参加が必須となりました。

            今回は入門の金封袱紗と初級の携帯裁縫用具入れが連続開催だったので、どちらも参加した方が2名。

             

            本来は金封袱紗の教材を自宅で復習してから初級を受講するのが望ましいのですが、遠くから参加される方は二日連続で参加した方が効率がよいので、それはそれで良しとしています。

             

            実際、金封で基礎的な考え方を念入りに教えているので、翌日の携帯裁縫用具入が何とスムーズに運ぶこと。

             

            携帯裁縫用具入は筥迫比べればずっとラクな講座ですが、それでも初心者相手では急がせても終了は6時ぐらい。

            今回はゆっくりやっても終了が4時少し過ぎる程度。

            負担も少なく、終わった後に一時間以上ゆっくりお茶をして楽しんで帰れるという、受講者に優しい講習会となりました。

            (脱虎の穴講習 筋肉

             

            私自身にとっても昨年より遥かに負担が少なく、連続講習もあっさりと乗り切れそうな予感。

            来年何講座増やそうかと希望を持てる内容となりました。

             

            やはり段階を踏むというのは相互にとって必要なことだとしみじみ感じました。

             

             

            rajyoさんの作品(東京都在住)

            「いつもの自分じゃ絶対に選ばない柄」とはrajyoさん。

            袋物細工の布選びは、妄想が実現できる楽しい世界かもしれません(笑)。

             

             

            I.Hさんの作品(福井県在住)

            こちらの表布は100円ショップで入手したとのこと。

            100円ショップで扱う小さな端切れでも、この型の表布であれば充分(内布はもう少し長さが必要ですが)。

            中のハサミはおなじみ「(三条)みすや」のもの。

            数年前に購入されたそうですが、この小さなハサミ入れと糸巻きは現在職人さんがいなくなってしまったので扱いはないそうです。

             

             

            K.Eさんの作品(神奈川県在住)

            K.Eさんは内布にスカーフを使われています。

            中には同じく「みすや」のハサミ入れと糸巻き、そしてかわいい子豚のまち針♡

             

             

            T.Aさんの作品(千葉県在住)

            当初T.Aさんがお持ちになった内布は、白に薄ピンクの羽二重でした。

            薄い白布はホットメルトに付けた印が透けてしまうので、初心者が扱うのは難しい。

            印つけには十分注意をしていただきましたが、途中で必要なところを裁断してしまったので、別の方がお持ちになったブロード(この紫)をいただいて作り直すことになりました(ぴったり!)。

            このように小さなものを作る場合は、内布はできれば薄地のものを。

            使ってもブロード程度ぐらいまでが適当です。

            シーチングになると少し厚くて扱いづらいのでご注意を。

             

             

            S.Kさんの作品(東京都在住)

            S.Kさんも上のT.Aさんも「ハサミ入れと指貫」の講座に参加されているので、ハサミ入れもお揃いで作られました。

            何てかわいい待ち針♡(トラ猫とフクロウ)

             

             

             

            GWといえば、、、

             

            一週間あけての連続講習に不安を抱えつつ、悩みに悩んだのが「潮干狩り」の予定(それか〜い!)。

             

            私はこの時期、絶対に潮干狩りに行きたい派。

            昔は娘を連れて行きましたが、子供はチョロチョロと動き回るので落ち着いて潮干狩りができない!

             

            邪魔な子供を連れて行かなくなってよくなった現在、潮干狩り仲間のM.Hさんと何とか都合を合わせたのが講習会前日。

            自然(潮の満ち引き)相手のことなので、それに合わせて講習会を組むわけにもいかない。

            とにかく講習会の準備さえできれば潮干狩りができる、、、(がんばれ!)。

             

            そして迎えた当日は快晴で気候も穏やかで絶好の潮干狩り日和!

            しかし無理して腰を痛めて講習会ができなくなったら一大事なので、とにかく今回は夢中になりすぎないように、テンションを抑えつつ楽しみました(これで講習会もがんばれる!)

             

            そんな話を講習会でしたところ、I.Hさんは「GWの頃は何と言ってもワラビ採りです!」(福井在住)。

            その他ぜんまい取りに竹の子取りなど、東京人からするとなんと羨ましい環境。

             

            rajyoさんは毎年GWには結城染めの工房で絞り染め体験をされているそうです。

            毎年違う柄の浴衣を染めているとのことで、浴衣地がたまる一方だそうで(笑)。

             

            会場のお針子会では職人さんたちが休日出勤されていて「GWを休むためにがんばっているんですよ〜」とのこと。

             

            みなさんGWにウキウキしているようです。

            筥迫工房の講習会にもウキウキした気分で参加してくれているとうれしいですが。

             

             

             

            こんな宿の取り方も、、、

             

            最近よく東京以外の方から「こちらでも講習会開いてください!」というご要望をいただくのですが、講習会するだけでも大変なのに、土地勘のないところで会場を探して人集めまでしてなんて、当地で完全にコーディネートしてくれる人がない限り絶対に無理!

            更に交通機関やホテルの予約を自分で取って、なんて考えただけで目眩がする、、、沈

            ということで全く予定はありません。あしからず。

             

            講習会参加ご希望の方は、申し訳ありませんが何とかこちらに来てもらうしかないのですが、最近の東京は外国人旅行客が急増したためかホテルが取りずらい。

             

            そこで前出のI.Hさんはユースホステルの会員になっていることで(登山がご趣味)、今回は「夜行バス」&「ユースホステル」を使って参加されたそうです。

             

            ユースを使うという手があったか〜。

             

            ということで、せめても私にできることとして、東京にある三箇所のユースホステルを調べてみました。

            今時のユースってすごいのね、、、(場所によってお値段も違うようですが)。

             

            東京セントラルユースホステル(飯田橋)

            会場のある池袋まで →

            有楽町線「飯田橋駅」から「池袋」(乗車時間約10分)

             

            東京上野ユースホステル(上野)

            会場のある池袋まで →

            山手線「御徒町駅」から「池袋」(乗車時間約20分)

             

            東京隅田川ユースホステル(浅草橋)

            会場のある池袋まで →

            総武線「浅草橋」から「御茶ノ水」経由、丸ノ内線で「池袋」(乗車時間約25分)

            総武線「浅草橋」から「秋葉原」経由、山手線で「池袋」(乗車時間約27分)

             

             

            もしくは、最近増えだした「ゲストハウス」。

            実は我が家の最寄駅近くにも昨年新しいゲストハウスができました。

            どうやら東京オリンピックに向けて、外国客を受け入れられるようにゲストハウスが増えているようです。

            東上線の「中板橋駅」の駅近で、池袋まで各駅でなんと4駅!

            お針子会方面の西口に一番出やすい線なのでおすすめですが、いかんせんほとんどが外国客のようです。

            チャレンジャーの方は是非どうぞ。

            東京ゲストハウス 板橋宿

            (この近辺は私が普通に買い物をしている商店街です)

             

             

            相部屋で二段ベットだし、外国の方とも一緒になるかもしれませんが、昔のイメージと違ってとても綺麗だし、寝るためだけならこんなところに宿を取るのも一案かもしれませんね。

            (ユースは三ヶ月前ぐらいに予約は取れたそうですし、ゲストハウスは安い上に予約も取りやすい)

             

            とりあえず宿を予約しておいて、講習会の申し込みができなかったら残念ながらキャンセルという感じでみなさん参加されているようです。

            そんな苦労してまで参加いただいているので、私もみなさんに喜んでいただけるような講習会目指して今後ともがんばります 

             

             


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            【2017.05.01 Monday 16:06】 author : Rom筥
            | 筥迫講習会・研究会 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            2017.4 中山きよみ+13コレクション(2)筥迫&懐剣『桜』
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              春なので、中山きよみ+13コレクションの中から『桜』の筥迫&懐剣をご紹介します。

              東京はもう散ってしまいましたが、まだ東北や北海道ぐらいなら咲いているんじゃないかと思うのでお許しを。

               

              あでやかな赤が全く桜っぽくないので、桜と言われなければ誰も気がつか無さそう。

              私も刺繍裂をいただいたときに全く桜だと思わず、配色だけで筥迫房も懐剣房も真っ赤にしてしまいました。

               

              タイトルを見て「これ桜だったんだ〜(汗)」と気がついた次第。

              でもこれが桜だとわかっていたとしても、ピンクや白は使えないですね。

               

              桜は「枝」とか「幹」を入れてしまうと桜の季節限定使用になってしまうけれど、花だけなら日本の花として一年中使えると聞きますし、それで桜っぽくない色にされたのかもしれません。

               

              被せと胴締めが同柄になっていても、胴締めには被せより長く上下にスペースがあるので(山と胴部分)、打ち合わせではここをしっかり埋めるようにお願いしています。

               

              アンティークの筥迫などでは、被せの下辺に合わせて胴締めの図案が途切れていたりするものが多いのですが、

              「刺繍職人と仕立て職人の連携が取れていないな〜」と思ってしまいます。

              刺繍は上手いのにやたらと不自然。

               

              胴締めの天面まである程度埋まっていると、筥迫全体が装飾されている感じになるので完成度が違います。

               

              私がお仕立ての依頼を受けるときは、必ず図案の段階で見せていただいて、筥迫としてより効果的な刺繍の配置を提案させていただいております。

              結局、図案にかける打ち合わせの時間が一番長く、また何より大事と思っています。

               

              この筥迫では胴締めに白い花がかかっていますが、白い花の下の葉と、天面の赤い花は被せには入っていません。

              そういうことです。

               

              特に胴締めの「山線」に刺繍が少しでもかかっていると、刺繍に立体感が出ます。

              この山線にどのように図案を掛けるかがけっこうポイントだと思っています。

               

              着物地で作るとなかなか具合よくはできませんが、刺繍は自分で好きに配置できますから、やはり自分で装飾できる物があると筥迫の楽しさは倍増します。

               

               

              中山13コレクションの「巾着」は、このようにけっこう大きな図案がされています。

              実はこういうのって仕立て師泣かせではある、、、。

               

              ここは巾着の「タック」が入るところだから仕立てが難しいのよ(泣)。

              つまり刺繍に折り線をいれなければならないということ。

               

              私も以前自分の筥迫で、左から右に流れる数本の葉を刺繍したのですが、タックが入ると刺繍が浮くんですね。

               

              仕立てする側とすれば、できるだけ小さなワンポイントでタックに掛からずに刺繍を入れてほしいところですが、刺繍をする人たちにとって巾着の図案は凝りどころ(中山先生はそんな余裕はなかったとは思いますが)。

               

              どうしてもタックに刺繍が入ってしまう場合は、できるだけ細かい針目で刺繍するか、もしくは細かく押さえをするとよいでしょう。

               

               

              筥迫に赤は当たり前すぎてつまらなく感じる時も多いですが、それでもやっぱり赤を配置すると「赤の力はあなどれん」と思ってしまいます。

               

              刺繍裂をいただいたときの印象と、筥迫が仕立て上がった後の印象がガラリと変わることがあります。

              今回のように赤が効果的に刺繍を引き立てたときは、仕立て師として「やった!」と思う瞬間です。

               

              その驚きを知るのは、刺繍をした人と仕立て師だけ。

              すごく役得だな〜と感じます。

               

               



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              【2017.04.22 Saturday 23:28】 author : Rom筥
              | 中山13コレクション | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |