『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
2013年 成人式顛末記
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    今回もまた時期遅れの成人式顛末記です。
    いつまでたっても時期に合った話題をリアルタイムで書くということができません。
    もっとあっさり書けば?と言われそうですが、、、(苦)。


    今年は2点の成人式用筥迫を作りました。
    2点とも知り合いからの注文でしたが、成人式の筥迫の注文をいただいたのは初めてです。
    成人式の筥迫は世間的にはほとんど浸透していませんし、友人だからこそ(知り合いが作っているから〜)の注文ですね。
    だからこそ気軽にブログにも掲載させてもらえますし、作った筥迫のことを書かせてもらうこともできるのでありがたいです。
    普通の注文だったら「いってらっしゃ〜い」と送り出したまま、あの娘(筥迫)お役に立てたかしら、、、と嫁いだ娘の幸せを祈る母心で思いを馳せるのみです。


    ピンクの刺繍半襟の筥迫

    前々回、ブログにアップした筥迫です。
    成人式当日に身に付けた写真を送ってくださいました。



    う〜ん、やっぱり筥迫を付けるとゴージャス。



    こ〜んなかわいいお嬢様でした。
    この年頃の娘さんってホント花が咲いたようにきれいです。

    友人からのメールには、着付けの方にとても褒められたと書いてありました。
    ご本人も、手作りであることと、スワロフスキーのキラキラと合わせて、とても感動していたそうです。
    そして、誰も付けていなかったので珍しがられた、と嬉しそうに話していたとのこと。
    成人式の式典はあの大雪でしたし、筥迫を落さないかととても心配されたそうですが、「小さい小袋のストッパーに何度か助けられた」そうで、ほっとしたと書いてありました(笑)。

    和装の花嫁さんは派手に動いたりしないので落し巾着を外に出しても問題ないかもしれませんが、外を歩き回るのであれば、大人であっても落し巾着を帯の奥深くに挿し込むのは必須です。
    落し巾着は出すものなのか出さないものなのかと聞かれますが、どちらが正しいかというよりも、ストッパーをしなければ落ちるというだけの話です。


    日本のような先進国で、子どもの頃から民族衣装を身につける習慣のある国は珍しいといいますね。
    お隣の中国にしろ韓国にしろ、日本の着物のようには伝統衣装を身に付けません。

    特に振袖のような華やかな着物を着ている人を見ると、思わず「わ〜!」と振り返ってしまいます。
    見る人をも幸せにする衣装って、なんだかとってもすてきだと思います。
    慣れない草履を履いて外を歩くのは大変だと思いますが、車などで移動せずに、どうか色々な人の目に触れるように外を歩いてほしいと思います。

    生涯で着物を着る機会なんて数えるほどしかないという人がほとんどだと思いますが、ここぞというときには着物を着る!という日本の文化はなくならないでほしいなと思います。
    でも振袖を着たお嬢さんたちの幸せそうな顔を見れば、それは杞憂というものなのかもしれません。
    願わくば、若いうちに一度は振袖を着ておいてほしいですね。

    しかし、今年の成人式は本当に受難でした。
    なんでこの日に限って十年に一度の大雪なのかと、私でさえ泣きたい気持ちになりました。
    テレビのニュースで「一生忘れられない記念になります〜」などと笑顔で話しているお嬢さんを見て、若い人のくったくのない明るさというか、こんな条件にも増して喜びの方が大きいというのか、ちょっと笑ってしまいました。
    私自身、そういうことがやたらと眩しく感じられる年になってきたということですね、ハイ。


    帯地の筥迫


    もう一つの筥迫は帯地の筥迫です。
    こちらの筥迫は後日詳細をアップします。

    お嬢さんもお母さんも教会の知り合いだったので、教会で行なわれた成人の日のお祝いを密着させていただきました。
    この日は日曜日だったので、お天気もよく寒くもない、という着物を着るには絶好の気候でした。

    筥迫は前日ギリギリに出来上がったので、朝早くからお支度をしていた美容院にお届けにあがりました。
    さぁ今日は写真を取りまくるぞ〜と思っていた矢先、レンズの調子が悪くなり、あれおかしいとボディからレンズを取り外した途端、レンズが手から滑って床に激突。
    完全に壊れてしまいました、、、(泣)。
    相当使い込んでいるしスペックの高いレンズでもなかったので、レンズが壊れたショックよりも、この日一日の記録が取れないということが一番のショックでした。
    ホントはもっと沢山写真をアップしたかったのですが、なんとかがんばって3点アップ。

    レンズを落す前に撮った一枚(ピンぼけ)。



    筥迫を付けた時の美容師さんの一言。
    「左側から撮影しないようにしてもらったほうがいいわね。」
    ちょうどこの写真側からということになりますが、筥迫の厚みで襟が浮いて中の襦袢が見えています。
    着付けをした方はこういうことが気になるようですが、私はと言えば「襦袢が赤だったら色っぽいのにな、、、」などと考えていました(笑)。



    携帯で撮影した一枚。

    「昨日ネイルしたんだ〜」とうれしそうなMちゃん。
    「もうびっくりよ〜」というお母さんからそのお値段を聞いて
    「髪のセットと着付け代合わせた金額とほぼ同額ってこと!?」と私も更にびっくり。
    ネイルには全く興味のない私ですが、すかさず筥迫と比べてしまいました。
    筥迫負けた、、、。

    Mちゃんが教会に到着すると、回りにいた人たちがワラワラと集まって来ました。
    さすがは振袖の威力。
    すると、そこにいたMちゃんの友だちMくん(去年成人した男子)が近寄って来て

    「何だ〜これ〜〜?」

    と、おもちゃを扱うような手つきで、いとも簡単にMちゃんの胸元から筥迫を引き抜いてしまいました。

    私「ぎゃ〜!何をする〜〜!!!」

    慌てふためく私に、MくんもMちゃんも鳩が豆鉄砲くらったような顔をしていました。
    いや〜、小学生の男の子がするならともかく、成人も過ぎた男性がこんなことするなんてびっくりしました(ほんと心から)。


    今回の問題点は、筥迫の収まり具合。
    十三参りのときはとても安定感があったのですが、今回はやたらと収まりが悪い。
    十三歳あたりの子と二十歳の子では、体型の差があるからなのか、、、。
    Mちゃんも収まりが悪いと思ったのか、最後の方ではかなり中の方に押し込んでいました(苦)。
    この件に関して、経験した方からのご意見いただけるとうれしいです。


    Mちゃんのお着物は、お母さんが成人式の時に着た振袖だそうです。
    筥迫を作るにあたり、お着物の写真を貸してくださいと言うと、「恥ずかしい〜〜」といいながらお母さん自身の成人式のときの写真を持って来てくださいました。
    嬉し恥ずかし若かりし頃のママの姿。かわいい〜。

    着物のいいところは、三代ぐらいは同じ着物が着られるということ。
    事前に一度ぐらい着物の袖は通すかもしれませんが、ここで一つご注意を。
    いくら母娘で背丈や体型が同じでも、足のサイズだけは違うことが多いので要注意です。
    今時は24cm以上ある子はざらにいます。
    Mちゃんも24.5cmだったので鼻緒をがんばって伸ばしてみましたが、少なくても20年は昔の草履なので、壊れてしまうのが怖くて途中で断念しました。



    しかし、そんなことも関係ないかのような、この幸せそうな笑顔。
    (この画像はMちゃんのお母さんのブログからお借りしました)

    将来に希望を感じられないと言う青年が多いこのご時世ですが、このときばかりは彼女たちの未来に大きな希望を感じてしまうRom筥でした。



    「はこせこ掲示板」にも、今年の成人式に作られた筥迫がアップされています。
    それも日本刺繍の筥迫!&お揃いの半襟!(2013/01/20 mantaさん投稿)
    是非、目の保養にお立寄りくださいませ(その他力作多数!)。





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    筥迫工房 筥迫ワークショップ

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    ■装飾筥迫 びら簪付筥迫の作り方

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    ■実用筥迫 三段口扇襠筥迫の作り方
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    【2013.01.29 Tuesday 21:51】 author : Rom筥
    | 成人式用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    成人式の筥迫 2013-1 〜刺繍半襟〜
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      装 飾:刺繍半襟・ラインストーン
      仕立て:玉縁・綿入れ(製作:Rom筥)
      内 布:八掛地
      打ち紐:筥迫用 江戸打D2 <4濃紅>
      房 糸:切房専用糸:筥迫・末広用 4<濃紅>
          切房専用糸:筥迫・末広用 6<ピンク>
          とじ糸:メタリックシルバー <銀糸> 
      緒締め 緒締め玉:パールビーズ 8<赤>玉:
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      華やかな刺繍半襟を使った成人式用の筥迫です。
      古くからの友人が、お嬢さんの成人式のための筥迫をご注文くださいました。
      結婚後は年賀状のやり取りぐらいのお付き合いでしたが、昨年久しぶりにお会いし、私が筥迫を作っていることを知り興味を持ってくれたようです。
      本日納品いたしましたので、許可をいただいて掲載します。

      お嬢さんのお着物の画像を送っていただいたので、それを参考に制作いたしました。
      振袖は紺地にピンクやオレンジの花が散りばめられたもの。


      右肩に柄がない着物は筥迫をアクセントとして考えればよく、挿し色として着物の中の一色から選びます。

      依頼者さまからは特に好みの指定はなく、着物に合わせて生地選びもおまかせいただいたので、成人式ということで華やかな筥迫を作る事にしました。
      「全ておまかせ」ということは、自分の作りやすい素材を選ぶことができる半面、手元の材料で適当なものがないときは、生地探しから始めなければならないという難点もあります。
      作る事よりも材料探しに時間がかかるので、かなりギリギリに出来上がりました。
      納期にかなり余裕がなければ受けられない仕事です。

      今回は刺繍半襟でよさそうなものが見つかりました。
      元の半襟はこんなデザインです。
      かなり鮮やかな色味に写っていますが、地色はもう少しくすんだピンクです。


      刺繍面積の広いこのような半襟は、花嫁さんの場合は半面で懐剣入れを作ったりもできますが、成人式は筥迫だけに使えるので、裏の外箱まで贅沢に刺繍生地を使いました。


      裏まで刺繍が入っていると豪華さが違いますね。
      アンティークの筥迫でも裏面まで日本刺繍が施されているものがありますが、私はそういうものを見つけると、気に入った図案でなくてもつい買ってしまいます(苦笑)。

      今回は欲ばって柄出しをしたので、被せは中央ではぎ合わせになってしまいました。
      胴締めをすればわからないのですが、中を見せて〜といわれるとちょっと冷や汗ものです。


      刺繍半襟は左右の柄が同じでも、向きが違うので「柄合わせ」はできません。
      この半襟のようにしっかり構図がなされているような柄は、メインの柄が中心寄りにあります。
      左にいい柄を出そうと思っても右側の生地が足りなかったり、右側に全く柄が出なかったりします。
      柄合わせができないのにメインが中心にきてしまうと、一番いい柄が胴締めで隠れてしまうので、結局このようなはぎ合わせになってしまうことが多いです。
      これが刺繍半襟を使う難しさですが、こういうこと繰り返していると、自分で好きな図案ができる刺繍を習いたくなってしまうんですよね。

      初めて刺繍半襟を使って筥迫を作るならば、始めは柄出しを考えなくてもいいような、全体的に小さな柄が散っている刺繍半襟を選ばれる方がいいと思います。



      襠付装飾の筥迫

      今回の筥迫は、襠付の装飾筥迫です。
      このタイプは昔はよく作られていました。
      いつか作ろうと思っていたのですが、襠付は少なくとも5mm以上襠分が厚くなるので(生地によってはもっと厚みが出る)、これに「紙入れ」(千鳥掛け部分)が加わると2〜2.5cmぐらいになってしまいます。
      「綿入れ」をすると更に厚みが出てしまうので、このタイプは平面&折り返し仕立てのものがほとんどです。
      実用にもならず、装飾にもならずの中途半端な形なので、積極的に作ろうという気になれずにいました。
      そこで何とか厚みの出ない襠付は出来ないものかと思い、今回思い切って千鳥掛けをなくし、紙挟み形にしてみました。
      これで通常の筥迫と同じ厚みで作る事ができました。


      襠は一番単純な『折襠』(おりまち)です。
      ※中の白い部分が仕切りのように見えるかもしれませんがこれは『型芯』です(撮影で外すのを忘れていた)。
      襠部分は、表布を使う場合と内布を使う場合があります。
      今回は表布を使いました。
      ちょこっと厚みが出てしまいますが、折襠なのでサイズ的にはそれほど影響はありません。


      このような襠付は、被せの『天面』面積が広くなります。
      千鳥掛けをする紙入れの場合は、型箱(もしくは懐紙)部分が見えてしまうので簪挿しが必要かもしれませんが、このように襠付は天面部分の刺繍柄がよく見えるので、簪挿しを使わなくてもすっきりと見えます。
      実用筥迫の場合もびら簪を使わないので、天面部分にも気を使って柄出しをしています。


      簪挿しを使わない状態でびら簪を挿すときは、天面の被せと襠の間に差し込みます。(←これは襠付の場合だけで、被せ天面に幅があるからできること)



      装飾とカスタマイズ


      撮影会で着付けをお願いしているIGさんに「若い子はラインストーンをたくさん付けた方が喜ぶでしょ」と言われました。
      以前もラインストーンは使いましたが、極控えめに使っていました。
      しかし広告代理店でCM作りの仕事をしている彼女の言葉は、家の中から俗世を見ているだけの私より遥かに現実的です。
      花嫁さんだとあまりゴテゴテしずらいので、成人式の筥迫なら派手に付けてもいいかなと考えました。
      とは言っても、実際に作ると大胆に付ける勇気が出ない、、、。

      私はラインストーンを最小の1mmから0.5単位で4.5mmまで揃え、一つの装飾に3種類ぐらいのサイズを使い分けています。
      美術館所蔵の江戸筥迫などを見ましても、あの時代はラインストーンこそないものの、金属の丸い金具とかよく使っていますよね。
      それこそ3〜4mmぐらいのもの。
      いつの時代も女はそういうものが好きなんですかね。


      ところで、成人式に筥迫付けたいと言ってくださるぐらいなので、回りの誰よりも目立つということは了承済なわけで、こんな派手なのイヤ!っていうことはないだろう、、、とは思うのですが、そこはあくまで好みの問題。

      私としてはこんな横挿しの方が好みなのですが、横挿しにすると更に派手になります。
      でも房がない分、あっさり見えなくもない。
      私にはこの形が筥迫がつまみ細工の簪を挿しているように見えて、何だかかわいらしく感じます。


      もし、びら簪は派手すぎるから嫌!なんてお嬢さんがいらっしゃいましたら、無理してびら簪を付けなくてもいいんですよ。
      飾り房だけでもすてきです。
      それでもまだ派手に感じるなら、飾り房も取ってしまいましょう。
      ちょこんと胸元に紙入れが入っているな、ぐらいにしか見えないと思います。

      でもねぇやはり成人式ですから、女性の一番美しい年頃といいますか、笑っただけで回りからお花がこぼれ落ちるような自然な華やかさがあるお年頃ですから、どーだ!という感じに堂々とびら簪を付けていただきたいですけどね。



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      ■装飾筥迫 びら簪付筥迫の作り方
      第1回:2013年2月10日(日)10:00〜18:00
      第2回:2013年2月11日(月・祝)
      10:00〜18:00
      こちらのコースは定員に達しました。
      ありがとうございます


      ■実用筥迫 三段口扇襠筥迫の作り方
      第1回:2013年3月10日(日)10:00〜18:00
      第2回:2013年3月17日(日)10:00〜18:00

      こちらのコースは定員に達しました。
      ありがとうございます


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      【2013.01.12 Saturday 00:19】 author : Rom筥
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      成人式の筥迫 Rom筥作品11-6
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        びら簪をアレンジしたものを、、ということで、簪メインで筥迫本体の金襴はちょっとおとなしめの柄を選んでみました。
        (金襴の折り返しは、薄手のものなら無理はありません)
        筥迫と組み合わせてみると、それほど派手な印象にはなりません。


        仕立て:折り返し、フラット
        表 布:金襴(薄手)
        内 布:綸子
        打ち紐:鉄紺
        房 糸:専用房糸(鉄紺)、銀糸
        かがり糸:鉄紺
        緒 締:玉虫
        びら簪:大人用びら簪<霞>、アレンジ(スワロフスキー接着)
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        筥迫工房では、現在大人用のびら簪は1種類しか販売しておりません。
        しかし、最近この一種類さえも製造中止の危機に瀕していました。
        このびら簪を作る製造元(詳しく言えば単品でも販売してくれる製造元)が高齢のため廃業するとの情報があったからです(汗)。

        Rom筥「そんな〜、筥迫工房でびら簪が販売できないなんて!
            困ります!」
        担当者「うちも困っているんですよね、、」
        Rom筥「材料を買い取るなり、なんとかしてくださいよ〜(泣)」
        担当者「こちらとしても他のところを探すなり何とか
            がんばってみますが、いつになるかわからないので、
            とりあえず今はまとめて注文しておいていただいた方が
            いいかも…。」

        その後少したってから、担当者からの「OK!」の連絡をもらい、この危機を乗り越えたのでした(別のところを探せたのかしらん…)。
        他の製造元を開拓するついでに、びらびら金具の違うバージョンも探してください!と、相変わらずの要求もしましたが、製造元には金型はあるらしいのですが、そうそう売れるものではないので色々なバージョンを作ることはできないらしいです。
        あくまでマイナーな世界です。

        **********************************************
        筥迫の作り方&材料販売 筥迫工房
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        【2011.06.25 Saturday 10:03】 author : Rom筥
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        成人式の筥迫 〜水野さんの作品1〜
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           水野さんから成人式の筥迫画像が届きました。



          成人式用で作成しました。
          表地:金襴 桜(ポリエステル・レーヨン)
          裏地:綸子 桜吹雪(ポリエステル)
          簪はつまみ細工用を使用し、下がり等は手作り

          来年、成人式を迎えるお嬢さんのために作られたそうですが、器用なお嬢さんが一緒に手伝ってくれたそうです。
          親子で成人式の筥迫を作るなんて、なんだかほのぼのしていて、楽しい思い出がたくさん詰まっていそうですね。

          びら簪は「つまみ細工」用の材料を使われたとのことですが、金襴地に合わせた金色の飾りがとてもすてきです。
          いつかお嬢さんがお嫁入りされるときは、お母様だけで仕上げたいとのことですが、このまま打ち紐や房を白セットに変えれば、婚礼用にも使えそうですね。

          5月には撮影会があるとのことなので、そのときはまた画像を送ってくださるそうです。
          楽しみにしています!

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          私も子どもの頃から自他ともに認める器用な人間でしたが、反対に母は自分が不器用だというコンプレックスを強く持っていました。
          ですから、水野さんのように娘さんのために筥迫を作ってあげたい、、なんて発想は全くなかったですね(笑)。
          いつか母が親戚の家を訪ねたときに、私が筥迫のブログをやっているようだという話になり、その家のPCで初めてこのブログを目にしたそうですが、
          「やたらと文字が多くて読めなかったわ…」
          と申しておりました。
          オタク情報満載の長文、母の嫌いな要素満載というものです(笑)。

          反対に父は仕立て屋なのでとても器用です。
          小学生の頃、兄がクラスのお楽しみ会で仮面ライダーのショッカー役をやることになり、衣装はそれぞれが作って来ることになりました。
          兄はそれを父に頼んだのですが、特にベルトにはこだわりがあったようで、父に細かい図を描いて渡しました。
          それは塗りつぶしのある細かい図柄で、父は忠実にミシンで縫い上げておりました(それも刺繍用ではない工業用の直線ミシンで!)。
          お楽しみ会当日、仮面ライダーよりも誰よりも兄が目立っていたことは明らかです。

          仕事は洋服の仕立てと直しでしたが、頼まれれば、幼稚園で使う指人形の衣装を作ったり、子どもが家庭科の課題で失敗した洋服をいかにも子どもが作ったかのように作り直してくれというような無茶な注文でも、ヘタに作るのさえ技術の見せ所とばかりに、けっこう喜んで受けていました。

          父は「いつか筥迫作りを手伝ってやる」と言っていますが、ずっと私の先生だった父に、私が作り方を教えるというのもちょっとさみしい気がして、いつも笑って受け流しています。
          【2011.01.31 Monday 15:02】 author : Rom筥
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          成人式の筥迫 thinkさんの作品(1)
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            thinkさんから筥迫画像の新着が届きましたのでアップさせていただきます。





            成人式の着物用に作りました。
            派手かなとも思いましたが、着物が紫地なのと帯が黒地に金糸遣いだったので渋くコーディネートできました。
            アドバイス通り「胴締めの表布のみ3mm長めに取る」に従い作りました。
            折り返しは十分足りました。
            普通の金襴より薄手とはいえ、やはり長めに取らないとうまく収まらないと思われます。
            また、裏地に使ったものも金糸を織り込んだ通常裏に使うものより少し厚手の布を使いました。両方の布地の厚みがあまり違うと作りにくいかもしれないと思いました。

            今回使用した金襴は、デパートの伝統工芸展で九州の草木染めを主に作っていらっしゃる織元さんのワゴン端切れセールで見つけました。
            逆に何に使うのですか?と聞かれて、筥迫です!と答えたら驚かれました。
            端切れを購入したので、最初から柄合わせは無理だったので色味を合わせました。
            そんなに厚地ではなかったので、心配した程扱いには困りませんでした。
            裏地は、河口湖の久保田一竹美術館の売店で売られていた端切れを使いました。
            端切ればかり探し歩いているようでお恥ずかしいかぎりです。

            マニュアルを購入できて本当に良かったです。
            ありがとうございました。
            また、違う素材で作ってみたくなりました。


            端切れを探しまわるのは、筥迫作りの宿命です(笑)。
            お着物に合わせた菫色の飾り結びと、三色使いの房もすてきですね。
            thinkさんは材料を追加注文いただいたので、この筥迫を作るまでにたくさんの練習されたことと思われます。

            このお写真は、成人式の前撮りをされた時のものだそうです。
            呉服屋さんで着付けをしたら、お店の方々、ヘアーメイクさん、着付けの方々にたくさん筥迫を褒めていただいたそうですよ。
            成人式には珍しい筥迫を、それも自分で作られたのですから、誰が見てもびっくりされることでしょう。
            その光景が目に浮かぶようで、私もなんだか誇らしい気持ちになります。

            でもお店の方が仕覆を作るそうで、細かく見られてドキドキされたとか。
            私も頼まれた筥迫を引き渡す度にはかなりドキドキしますが、ほとんどの人は筥迫を見慣れていないので、それだけで感激してくださいます。
            でも仕覆は筥迫の親戚のようなものなので、同趣味の方から見られるとドキドキも倍増ですね。

            ちなみに追加注文いただいた方には、thinkさんの飾り房のように赤以外の色合わせ商品のご紹介をさせていただいております。
            まだショッピングカートができていないので、新規の方にこの色までをメールのやり取りのなかでご紹介するのは厳しく、赤のみのご紹介とさせていただいております。
            特に材料セットA(一つだけ作りたい方向けの材料)で色々な色に対応することは不可能なので、二回目以降の方のみとさせていただいております。
            現在取り扱いのある色は7色です。

            ・紅色(材料セットの基本色)
            ・唐紅(エンジ)
            ・ピンク
            ・牡丹
            ・白
            ・菫(濃いめの紫)
            ・濃紺

            とりあえず一個の筥迫を作られた方、今度はこれらの色で筥迫を作ってみませんか?(打ち紐、かがり糸、房糸、ビーズが同色で揃えられます)

            金襴は扱いが難しく説明するのをためらっていましたが、やはり金襴で作りたい方が多いようなので、次回は金襴で作る際の諸注意を少しご説明することにします。
            【2010.10.25 Monday 19:37】 author : Rom筥
            | 成人式用筥迫 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
            筥迫の画像追加
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              以前、筥迫の画像をいただいたeikosanから、実際にお着物に合わせられたという画像をいただきました。
              実はこの筥迫は、eikosanのお嬢さんの成人式のための筥迫でした。
              9月に前撮りされたとのことで、その画像を前のブログに「成人式の筥迫」というカテゴリーで追加変更させていただきました。

              成人式の筥迫 Eikosanの作品(1)

              実際に筥迫を身に付けられた画像を見ると、感激もひとしおです。
              【2010.09.20 Monday 18:34】 author : Rom筥
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              成人式の筥迫 Eikosanの作品(1)
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                Eikosanの作品をご紹介させていただきます。
                お嬢さんの成人式の振袖のために作られた「成人式の筥迫」です。


                おかげ様でやっとこさ第1号の作品が出来上がりました。バンザーイ!!
                初めてのことで、四苦八苦しながらなんとか完成しました。
                押絵のコテを使って接着しながら、楽しく作らせていただきました。
                写真では見難いかと思いますが、表布の花柄の縁取りにラメ入りのアクリル絵の具を使って少〜しキラキラ感を出してみました。




                Eikosanおめでとうございます!
                ご自分なりのアイデアを盛り込んで、世界で一つの筥迫ができあがりました。
                ご苦労の甲斐がありましたね。
                初めて自分で筥迫を作り上げたときの気持ちは、全ての人にこの「バンザーイ!!」が共通すると思います。
                eikosanは、以前から筥迫の作り方のご予約をいただいていました。
                お嬢さんの成人式の写真を9月に前撮りされたそうで、そのときの写真も送っていただきました。やはり筥迫があると華やかですね〜。
                私もマニュアルが間に合って、バンザーイ!という気持ちです。

                皆さん、四苦八苦でご苦労されている割には、いまだかつて、途中での質問を受けたことがありません。
                とりあえず、マニュアルだけで完結しているということでしょうか?
                (だとしたら、制作者としてはとてもうれしいです)

                こうして他の方の作品ができあがってくると、私の筥迫虫もうずうずしてきます。
                実際にマニュアルの内容を書き替える前までは、来る日も来る日も筥迫ばかり作ってきましたが、マニュアルの内容を改訂する作業に入ってからは筥迫を作っていません(涙)。
                あ〜、もうカート作業はちょっとお休みして、今日は筥迫作ろう…。

                でも、どんなに大変でも皆さんは初めから作品作りに取り組めるんですから幸せなんですよ。
                私は今まで、筥迫作りを極めるというよりは、筥迫の型紙や作り方に心血を注いで来たので、思いのほか作品作りをしていません。
                私が筥迫作りをするきっかけとなったのは、マニュアルの基本編のサンプルとして使っている緑色の生地です。
                この反物で娘の七歳の着物を作るはずでした。
                そのときは、娘の七五三に自作の筥迫を作るなんて発想は、実はこれっぽっちもなかったのです。
                どちらかというと着物を作る方(仕立ててもらう方)に燃えていました。

                ところが、七五三の着物でしようと思っていた全てのことが、何か故意に邪魔されているのではないかと思われるぐらい、信じられない理由でことごとくうまくいかず、結局は何のこだわりもない着物を着せるハメになってしまいました。
                そして、あまりにも浄化されない私の七五三に対するエネルギーが、絶対に無理と思っていた筥迫作りに向いたのは、やはり何かの導きだったのでしょうか。
                この話はけっこうおもしろいので、いつか機会がありましたら書きますね。

                次に、七五三が終わった後もまだエネルギーは浄化しきれていなかったので、筥迫のマニュアルを作ろうという目標を立てました。
                そして、着物にならなかったこの反物を成仏させるためにも、この反物を全て使い切る目標も立てました。
                これを使い切った暁には、きっとマニュアルができているはずだろうと。
                そして今、すでに残り50cmぐらいになっています。

                応用編の生地も、たしか6mぐらい買ったはずですが、こちらは無事使い切りました。
                型を作るときは、色々な生地で試作してはダメなんですね。
                とにかく同じ生地で正確に作って比べて作り直して。
                見れば単純な型紙ですが、実はこれにはマニュアル以上の労力がかかっているのです。

                そして目標のマニュアル販売までこぎ着けました。
                このように、自分以外の人の手で筥迫が生み出されて行くということは、自分の作品にも匹敵する感動があります。
                皆さんが作り上げてくださった「バンザーイ!」に、私のエネルギーも少しずつ浄化されていくようです。

                でもそろそろ、マニュアルには関係のない、自分だけの作品を作り始めたいですね。
                【2010.08.31 Tuesday 11:29】 author : Rom筥
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