『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
2019.12 講習会『月見型紙入』
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    12月の講習会は「月見型紙入」でした。

    そして今年6月の月見型の講習会を自分ではすっかり掲載したつもりだったのですが、どこにも見つからない、、、(ごめんなさい)。

    ということで二回分まとめてアップさせていただきます。

     

     

    2019.6月開催「月見型紙入」

     

    6月開催だったのでどなたの作品か自信なく、初めにお名前をまとめさせていただきます。

     

    A.Hさん(福井県在住)

    E.Hさん(神奈川県在住)

    C.Iさん(東京都在住)

    K.Eさん(神奈川県在住)

    L.Gさん(東京都在住)

    K.Tさん(埼玉県在住)

    K.Kさん(神奈川県在住)

     

    月見の窓からのぞいているのは鏡の裏面です(実際には鏡を前にします)。

     

     

     

     

     

     

     

     

    2019.12月開催「月見型紙入」

     

    C.Mさんの作品(山形県在住)

     

    K.Aさんの作品(茨城県在住)


     

    K.Eさんの作品(東京都在住)

     

    Y.Eさんの作品(兵庫県在住)

     

    Y.Fさんの作品(埼玉県在住)

     

     

    12月の講習会は「月見型紙入」の前日に「金封袱紗」が行われました。

    金封袱紗は入門コースなのですが、皆さんこのブログを見て講習会に参加しようと思われるようです。

     

    基本的には東京近郊の方が多いのですが、今回は栃木、山梨に加え長崎からの参加者もいらっしゃいました。

    はるばる遠方からのご参加、本当にありがとうございます。

     

    そして、その中のお一人に「先生って若かったんですね」と言われました。

     

    見た目が若いというよりも、その方が思い描いていたrom筥像より若いという意味だと思いますが、今まで人からどう見られているかなんて考えたこともありませんでした。

     

    そこで、その後にあった教室で生徒さんたちに聞いてみました。

     

    「ブログだけを見ている人たちにとって、私はどんなイメージなのかな?」

    「多分マニュアルに出てくる、あのキャラクターのイメージじゃないですか?」

     

    えっ?まさかこの子たちじゃないよね?

    左が妹:クマ芽(め)、右がメインキャラクターのクマ子

     

    筥迫や古い時代の袋物作るなんて言ったら、いかにもこんなイメージなんでしょうが(クマ子の祖母:クマ女(じょ))。

    クマ女さんがブログ書いたりネットショップしたりするとは考えられない。

     

    「そうじゃなくて、あの割烹着を着た、、、」

     

    まさか、お母さんのクマ江(え)さん?

     

    なに?このブログを見ている人たちって、rom筥にこんなイメージ持ってるんですか?

    残念ながらどのイメージからもほど遠い、、、(汗)

    着物なんてほぼ着ないですし、全く「和」なイメージはなし。

     

    まぁ、いかにも筥迫作ってます、とは見られないように心掛けてはいます。

     

     

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    三段口扇襠筥迫(さんだんぐちおうぎまちはこせこ)

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    今日から講習会中級コースの「三段口扇襠筥迫」の申し込みが始まりました。

    申込日の0:00にカートが開くように設定しているのですが、設定を間違えて夜中に開きませんでした。

    もしこの時間帯に待っている方がいらっしゃいましたらごめんなさい(すでにカート空いています)。

    こちらは初級コースを2講座受講している方が対象です。

    1月12日(日)開催:三段口扇襠筥迫

     

    「三段口扇襠筥迫」は筥迫の中では比較的楽な方なので、筥迫デビューにはちょうどよい型かと思います。

    明日には「筥迫巾着と飾り房」が始まります。

    こちらは今年は講習会では企画しなかったのですが、来年から始まる「丸型小物入」を受講希望の方には必須の講座なので、出ていない方は是非どうぞ。

    こちらも初級コースを2講座受講している方が対象です。

    1月13日(月祝)開催:筥迫巾着と飾り房

    こちらは本日24:00(明日の0:00)にカートが開きます。

     

     

     

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    【2019.12.11 Wednesday 13:51】 author : Rom筥
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    2019.10講習会『帛紗挟み』
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      10月の講習会は『帛紗挟み』でした。

       

      金封袱紗(きんぷうふくさ)は「袱紗」なのに、帛紗挟み(ふくさばさみ)はなぜに「帛紗」なのか?

       

      封筒状の金封袱紗は昔の袋物の本にはないので、多分近代になって使われ出した物と思われますが、元々の「ふくさ」は風呂敷状(ハンカチ状?)のもので、金封を包んだり上から掛けたりするものが「袱紗」、茶道で使うものが「帛紗」という違いらしい。

      (私は茶道に関しては門外漢なので、あくまでネット情報です。あしからず)

       

      実際は茶道具を販売しているショップでも「袱紗ばさみ」と「帛紗ばさみ」の両方で検索できるので、それほど厳密な違いではないようですが。

       


      「帛」「布」「裂」

       

      ちなみに帛紗の「帛」は、「布帛(ふはく)」の帛と同じで、つまり「絹」のことです。

      「帛」が絹であれば、「布」は古くは麻や木綿のことでした。

       

      そして嚢物は仕立てる素材の違いとして「革仕立て」と「帛仕立て(きれじたて)」に大別されていました。

       

      現代では木綿も多く使われるので、「帛仕立て」というよりは「布仕立て」という漢字を当てるのが適当でしょうが、私はあえて「裂仕立て」という言葉を当てたい。

       

      ハギレでも時代のあるものは「古裂」という言い方をしまが、まぁちょっと価値のある端切れみたいなイメージでしょうか。

       

      日本古来の嚢物(嚢物商が扱うもの)に使うような布は、凝った高級品を使う場合が多かった。

      現代でも余り布を使うというよりも、大事に取っておいた捨てられない布を使うというイメージがあるので、「帛」でもなく「布」でもなく「裂」を使いたくなります。

       

      ですから私は刺繍が施された布のことも「刺繍裂」と言っています。

      手をかけて装飾された布なので、ちょっとした差別化といいますか。

      でもイメージ付けは大事。

       


       

      「入れ」か「挟み」か

       

      ちなみに来年からはこの型は『帛紗入(ふくさいれ)』にしようと思います。

       

      「挟み」はどちらかといえば「薄手」で襠のない簡易な形というイメージがあります。

       

      筥迫は前に三ツ折りの「あがき」があって、後ろに「紙入れ」があります。

      この紙入れも、江戸時代の筥迫は「縢り」などなく、それこそ紙を挟むだけの「紙挟み」でした。

      (挟むとは言っても厚みはけっこうあります)

       

      簡易とはいえ挟む形態は縢りよりずっと実用的なので、筥迫が実用であった時代だからこその効率的な形です。

      維新後はその筥迫も形骸化し、紙挟み部分に千鳥掛けを施して装飾重視の意匠になったわけです。

       


       

       

      この「縢り」は実は「襠(まち)」には定義されていません。

      私は教本のタイトルを「縢襠付筥迫」にしているのですが、正直なところ昔の人からしてみたら変な言い方なのかもしれません。

       

      しかし袋物的には、側面は箱のような形態であっても「箱襠」と言うので、それならば縢りも襠であっておかしくはありません。

      多分、縢りは細かい物は入れられない(落ちる)=お仕事できないヤツ、ということで襠の仲間には入れてもらえなかったのかも、、、(涙)。

       

      つまり江戸型の筥迫の特徴が「箱襠」なのに対して、維新以降の筥迫の特徴は「縢り」ということで、現代でこれに文句をいうヤツはおらんだろう、ということで勝手に縢襠付筥迫としたわけです(笑)。

       

       

      縢りが付いた側面は固定されますので、挟むものではない。

      つまりこの型は「入れるもの」というのが私の持論なのですが、ネットを見ているとこの型を「三ツ折り 袱紗ばさみ」なんて書いてあるものもあります。

       

      私的には、これは両脇を縢っているのだから三ツ折りじゃないだろと思うのですが、「縢りは襠じゃない!だからこれは挟んでいるんだ!」という考えの人なら確かにこれは三ツ折りに見えるのかも、、、と妙に感心してしまいました。

       

      まぁ実際これを作ってみると「これ袋物?」というぐらい超簡易な型なので、縢る前の形を見ている人には確かに三ツ折りに見えてもおかしくはないのですが。

       

       

      七宝縢りは筥迫工房流

       

      七宝縢りのやり方は仕覆の本などに載っていますが、塩梅で調節しなければならないので、まず初めは綺麗にできない。

      この講座では七宝縢りを綺麗に作るために、専用の木型とスケールを使います。

      これがあれば誰でも初めから綺麗に七宝縢りができます。

       

      そして一番上の「閉じ」の部分ですが、本来の七宝縢りでは花びらの形で終わっています。

      しかし千鳥掛けに慣れている私としてはあまりにもこれが頼りなく(花びらが一生懸命踏ん張っている感じ)、独自に千鳥掛けと同じ二本渡しにして閉じ部分を強化しています。

      閉じ方はちょっと複雑なのですが、この形になるまでけっこう頑張りました(こういうことを考えるの好きなんだな)。

       

       

       

       

      七宝縢り用の撚り糸

       

      今回は「手撚り」で作る縢り糸はしなかったので、糸撚りをしたことのない人には伊藤組紐店の「撚糸(かがり糸)」を購入していただきました。

       

      「縢り糸」のカリキュラムは、来年新たに開催される「丸型小物入」で行います。

       

      日本刺繍の方からすれば撚り糸は問題ないと思われるかもしれませんが、相当辛い撚り方をするので、日本刺繍ではまずここまで辛い撚り方はしないのではないでしょうか。

       

      糸撚りをしたことがないので不安、、、という方でも、撚りの長さを指定した詳細なレシピがありますので、是非手撚りのカリキュラムのある「丸型小物入」に挑戦していただいて、次にこの「帛紗入れ」を受講していただければと思います。

       

      自分で撚れば80m巻の手縫糸1枚の値段でできますのでお手軽ですが、「どうしても手で撚りたくない!」という方は、どうぞ伊藤組紐店で買ってください。

       

      来年、この「帛紗入れ」の受講対象は「丸型小物入」になりますが、「丸型小物入」の受講対象は「筥迫巾着と飾り房」になります。

      「丸型小物入」には房が付くんですよ〜。

       

      今年は「筥迫巾着と飾り房」の講座はなかったので、まだ受講したことのない方は年明け1月に「筥迫巾着と飾り房」が企画されていますので是非どうぞ。

      申し込み開始は、、、あら、もう12月12日だわ。

      よかったらどうぞお申し込みください。

       

      「丸型小物入」はまだサンプルが出来上がっていないので、多分詳細は来年になります。

      それより先に「利休型紙入」作らなくちゃ(焦る、、)。

       

       

       

       

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      【2019.11.23 Saturday 20:01】 author : Rom筥
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      2019.5 講習会『装飾技法』
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        今年5月に行われた『装飾技法』の講習会をご紹介いたします。

        この講座は通常の講習会のように袋物の型を作るのではなく、筥迫へ如何に「装飾するか」に特化しています。

         

         

        この講座は受講後に課題提出があるのですが、この時期になるまでN.Nさんからの提出しかなかったので、今回はお一人のみご紹介とさせていただきます(全てN.Nさんお一人の作品!)。

        未提出の方は是非掲示板へ投稿してください。

         

        昨年の装飾技法は「まるで実験室!」と言われたほど教材を多く使い、その使い方に重きを置いていました。

         

        しかしその後に受講者が作られた課題を見ると、実際に使われている教材は限られていたので、今年は教材数を絞り、どちらかといえば「切り付け」の考え方に多く時間を割きました。

         

         

        私の考える「切り付け」とは、ただ布をアップリケにするのではなく、しっかりと「絵を作り込んでいく」というやり方です。

        バラバラにした布に処理をし、複雑に組み上げた上に効果的に金を施します。

         

        糊をよく知らない人が安易にそれをやれば、安っぽくありありと貼った感が出てしまいますが、適切に糊を扱うことが出来れば見ただけではほとんどわかりません。

        指でなぞってそこに段差を感じることで、切り付けられていることに気が付く程度です。

        これにより刺繍と同じ考え方で図案を作っていく事ができます。

         

        これは楽しいですよ。

        元ある柄に囚われず、自由にお絵描きのように装飾可能な世界です。

        絵を描く事が好きな人にはたまらんでしょうね。

         

        例えばN.Nさんがお持ちになったこの小さなハギレですが、ここから上の図案に作り込んでいます。

         

        筥迫の小さな枠内に、ジャストな配置で柄が詰め込まれた着物地に出会えることなんてのは、人生で数度のラッキーでしかないでしょう(そんな運は宝くじにこそ使いたい)。

        そのジレンマに耐えきれなくなった時、人は日本刺繍に走ります。

         

        しかしこの「切り付け」の考え方ができるようになると、とにかく考え方が自由になります。

        私自身、既製の裂で袋物を作るときに、切り付けなしで柄を出すことはほとんどないです。

         

        部品をバラして、うんうん唸りながらパズルのように時間をかけて組み合わせる。

        それを袋物に仕立てて出来上がった時にこそ、自分が「布から作った」という大きな満足感が得られます。

         

        筥迫作りの楽しさは「仕立て」と「装飾」の双璧です。

         

        筥迫装飾といえば日本刺繍!という概念から脱して、これからは刺繍をされない方にも是非筥迫装飾の楽しさを体験していただきたいと思います。

         

         

        以下、N.Nさんからコメントをいただいているのでご紹介させていただきます。

         


         

        「装飾技法」は大変充実した講習会でした。


        HPの説明からは、金彩などのお化粧的な「装飾」だと思っていましたので、金装飾を習うつもりで参加いたしました。
        「柄取り」「切り付け」のことは頭を素通りしていました。

         

         

        今改めて考え返してみますと、型を作るといういつもの講習会とは違う流れで、さらに「装飾」という範囲を超えて、図案の考え方に関するとても高度な内容だったと思いました。

         

        Hさんのおばあちゃまの着物裂に先生が切り付けを加えた時は本当にびっくりしました。
        もうデザインという感じでしたよね。

        筥迫図案の考え方がよく分かりました(自分でできるかどうかは別ですが…)。

         

         

        私は刺繍は(まだ!)しないので、古い布を使うしかなく、汚れ、痛み、繰り返し模様がない、面積が小さいなど、それぞれの布の制約の中でどうにかするのは仕方のないことだと思い込んでいました。


        今思い返せば、先生はこれまでの講習会の中でも切り付けのお話をされていたことが記憶にあります。

         

        しかしそれはちょっと柄を足すぐらいのことで、あそこまで根本的に布でお絵かきをしてしまうものだとは、こちらにアンテナがないものでしたから、全く理解していませんでした。

         

        そもそも布にお絵描きする、という感覚がこれまでのわたしの人生になかったです(笑)。

         

        わたしの布はあれほどまで小さかったので、本当にきっかり全て使い切るといった感じです。

        最初の布の写真を撮っておけばよかったと思いました。

        (N.Nさんの元ハギレは上でしっかり撮影してましたよ〜Rom筥)

         

        (前回にはなかった「箔」も使っています。四ツ襠仕立てなので、これで金具をつけたら素敵ですね〜Rom筥)

         

        池田重子さんの着物で江戸切れを切り付けた創作きものを見たことはありますが、切り付けの処理は刺繍などでするものだと思い込んでいました。
        糊を使った貼り込みの本領ですね。


        また切り付けと金装飾が合わさることで、切り付けの周りにあれやこれや付けたり貼ったり、技法としても一段上のレベルだと思いました。
        もちろんそこに刺繍が加われば、また新たな境地になりそうです。


        個人的には、今後は刺繍教室ともタイアップしていただきたいです!


        (N.N)

         

         


         

         

        来年の講習会はフリークラスに出ない限り課題提出はないので、この装飾技法も中級の早い段階で受講することができます。

         

        しかし、糊の扱いや筥迫作りに慣れているからこそ図案を組み立てれられることなので、しっかり貼り込みが出来るようになってから受講した方がよくわかります。

         

        ただ柄作りはその人のセンスによるところが大きいので、絵を描くのが得意な人でない限り、この講座は一回出たからといってすぐに筥迫の柄作りが出来るようになるわけではありません。

         

        柄作りの添削を受けながら練習を繰り返すと良いかと思うので、そのような場にこそ「フリークラス」を利用していただければと思います。

        (複雑な切り付けをすると優に半日以上はかかります)

         

        教室に通われる方には簡単な「金装飾」ぐらいであれば常に対応しています。

        教室は袋物を作るのに時間制限がないので、色々な方法を早い段階から試せるのが最大の利点ですね。
         

         

        日本刺繍と切り付け

         

        前回参加の金沢のN先生曰く「こんな金糸の使い方知っちゃったら、日本刺繍ができなくなるわ〜」

         

        いや、いや、比べて見れば日本刺繍にはかないませんし、日頃から日本刺繍をされている方は「金」の入れ方をよく心得ています。

         

        江戸時代の筥迫などを見ると、刺繍の中に切り付けも象嵌もアリ、これって刺繍か?という糸を渡しただけの上に模様を書いてみたり、本当に自由な装飾がされているので、日本刺繍をする人たちにももっと自由な感性で装飾をして欲しいと思っています。

         

        そして「刺繍が出来ても絵が描けない〜」という日本刺繍の方にこそ、筥迫図案を描く練習としてこの切り付けを勉強しにくるといいかもしれませんよ。

         

         

         

         

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        【2019.11.15 Friday 20:04】 author : Rom筥
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        2019.10『式部型小物入』&来年度予定
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          またまたブログ掲載遅くなりました。

           

          先週末から風邪気味のまま講習会に突入。

          マスクとティッシュケース持参で望んだものの、講習会明けに発熱でダウン。

           

          今回は遠方から参加の方が多かったので、症状からインフルではないとは思ったので何とか最後までやり切りました。

          インフルの場合はわかった時点で即中止にしますが(もちろん講習費は全額返金)、とにかくそのようなことがないよう体調には万全を期したいと思います。

           

           

          来年度の予定出ました

           

          1日寝込んでから、早々に遅れていた来年度の予定をアップすべく準備に入りました。

          今のところ更新出来たのは以下のページだけですが、順次更新していきますのでどうか気長にお待ちいただけるとありがたいです。

           

          2020年度レベル表

          2020年度スケジュール

           

          講習会(お針子会)

          教室(つたえ)

           

          直近に行われた『式部型小物入』の作品を挟みながら、来年度のことをからめながら書いていこうと思います。

          (縢襠付筥迫や帛紗挟みもまだ未掲載なのですが、この式部型小物入は来年度の方針を決める指針にもなったので)

           

           

          Y.Oさんの作品(山形県在住)

           

          来年度はこの「式部型小物入」は講習会形式では行いません。

          新たに新設する「フリークラス」での開催になります。

           

          今年も入れないつもりだったのですが、新規開催予定だった「小被付四ツ襠紙入」が間に合わなかったので、急遽組み込んだという次第です。

           

          この式部型を講習会の講座に入れられない理由は、小さな小箱であるにも関わらず工程数がとても多いので、各人のレベルによって作業スピードにかなりの差がついてしまうからです。

           

          早い人は常に他の作業を待っていることになり、更には終了時間が19時、20時ともなればこれは全員にとってストレスでしょう。

           

          去年までは対象者を絞っていましたが、それも難しく、今回は対象者を絞らない代わりに「補佐」を入れることで、なんとか定時(17時)に終わらせることができました(A.Yさん感謝!)。

           

           

          まぜごはんさんの作品(大阪府在住)

           

          この作業スピードというのは単純に手の早さだけではありません。

           

          コースが上がるにつれてよく言われるのが、

          「先生の言っている言葉の意味がわからない」ということ。

          これはどんな意味だったか、、、と思い出しているうちに作業がどんどん進んでいってしまうため手が遅れてしまうのです。

           

          講習会は講師の言われるがままにやっているだけで、受講者が自分の頭で考えながら作っているわけではありません。

          ですから大きな失敗はしません(させません)。

          約束された美しい完成品を持ち帰ることができるので受講者は大満足でしょう。

           

          休みが取りにくい方や遠方から参加の方には、1日できれいな型を作り上げられるこのシステムはとても便利だとは思いますが、タイミングが悪いと講習会に半年に一回程度しか出られないという方も多いです。

           

          しかしそれでも自動的にステップアップしてしまうシステムではあるので、上級で必ずついていけなくなる人が出てきます。

          これが私の一番の悩みでした。

           

          それでしつこく課題!課題!(復習!復習!)と騒いでいたというわけです。


           

          ままねこさんの作品(静岡県在住)

          この作品は「水槽」に見立てているそうですよ。

           

          講習会の良さとして皆さんからよく挙げられるのが「非日常」です。

           

          平日仕事で忙しいのに、ゆっくり休める休日に朝から晩まで集中してこんなものを作るのはストレスではありませんか?と私が言うと、

          「仕事とは全く違うこの集中がストレス発散になるんです!」とおっしゃる方は少なくありません。

           

          日常を離れた異世界。

           

          講習会に来られる方はそのようなものを求めてやって来るのかもしれません。

           

          それならば講習会は楽しむことだけに特化しても良いのかもしれない。

          夏休みに宿題さえなければ、どんなに楽しいことでしょう。

           

          来年の構想を練るに当たりそんなことを考えるようになりました。

           

           

          郁駒屋さんの作品(福岡県在住)

           

          この「式部型小物入」は秀逸な型で、誰に差し上げてもそれほど迷惑になるものでもありません。

          (筥迫なんてね〜作るの大変なのにピンポイントで必要とされる人以外はあげても使い道ない〜)

           

          ですからこの式部型小物入はたくさんの人に作って欲しいとは思うのですが、無理やり1日で作ろうとすることが一番の問題なのだということに気がつきました。

          一年間教室をやってきて思うようになったことかもしれませんが。

           

          そんなワケで二日連続の「フリークラス」を設けることにし、この式部型のように工程数の多いものや、より複雑なものなどは、このフリークラスに据えれば良いわけです。

           

          1日で作り上げる講習会のようなスタイルは、やはり作れるもののレベルは限られるということです。

           

           

          K.Eさんの作品(埼玉県在住)

           

          2020年度のシステム変更

           

          1)「体験コース(携帯裁縫用具入れ)」が始まります。

          講習会でやっていけるんだろうか、、、と心配な方は、是非この体験コースにご参加ください。

           

          2)入門コースから上級コースまで、全てのコースで課題提出の義務なし

          純粋に貼り込み体験を楽しんでください。

          もちろん自宅で復習された作品を次回の講習会に持ってきてくだされば添削アドバイスいたします。

          フリークラスを目指す方は、地道に復習することによって承認は受けやすくなります。

           

          3)フリークラス(上級)

          フリークラスへの進級を希望する場合のみ「課題提出」があります。

          課題提出で「承認」を受けた方のみ、フリークラスへ申し込むことができます。

          フリークラスで作る型の他、講習会で受講のタイミングが合わなかった型などを作ることもできます。

           

          課題提出して「承認」を受ける自信がない、、、という方は、是非「教室」をご検討ください。

          教室でなら何日かけて作ってもいいので、あまりストレスなくレベルを取っていくことができますので。

           

           

          K.Wさんの作品(富山県在住)

           

          今年あんなに複雑だったレベル表も、来年は随分あっさりとなってきました。

          段々と一貫した方向性が出来てきたということですね。

          ここに来るまでは本当に大変だったと改めて思います。

          それでも付いてきてくださった皆様には本当に感謝いたします。

           

           

          rom筥の作品

          久々に可愛く出来たので便乗〜

           

           

          最後におまけ

           

           

          山形から参加のY.Oさん提供の山形型のサブレ。

           

          残ったサブレを自宅に持ち帰り家族に見せたところ、以下の話題で盛り上がりました。

           

          「これは山形だからできる発想だね」

          「青森や石川だったらすぐに欠けちゃうよ」

          「沖縄なら小さい欠けらばっかり入れることになりそ〜」

          「滋賀は大きな穴が空いちゃうね」

          「いや、自分ならそこにジャムを詰める!」

           

          話題共々ごちそうさまでした〜(笑)。

           

           

           

           

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          【2019.11.07 Thursday 23:43】 author : Rom筥
          | 講習会(お針子会) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
          2020年度 貼り込みで作る袋物講座
          0

            2020年度のスケジュールはある程度出ているのですが、最後の調整に入っておりますので公開はあともう少しお待ちください。

             

            HPの方も今までのわかりずらい内容から少しずつ新しいものに変えていくつもりですが、多分少しずつゆっくり変えることになると思います。

             

            今回はシステム上で変更となる部分だけ書き出してみます。

             

             

            講習会と教室

             

            今年から「つたえ」での教室が始まりましたが、講習会に付随するものとして考えていたので、「本科(講習会)」「副科(教室)」などというわかりにくい説明になってしまいました。

             

            これを来年度からははっきりと「講習会」と「教室」に切り離します。

             

            講習会=単発で行うもの(土日祝祭日の開催)

            教室=持続して行うもの(平日の開催/主に火曜日)

             

            「講習会」は1日でわ〜っと作って楽しんで終わり!という真剣勝負のレクリエーションといった感じです。

            これはこれで楽しくはあるのですが、正直講習会だけで貼り込みの技術を身につけるのは難しい。

             

            それを打破するために、昨年から「教室」というものを同時運営するようになりました。

            連続して学べる教室のような体制なら、段階さえ踏んでいけば無理なく上級まで技術を積み上げられることをこの一年で実感しています。

             

            講習会は型ごとの受講になるので、タイミングによっては次の講座までかなり間が空いてしまうことから、受講した型の復習と併用して、自力での応用にチャレンジできる「通信講座」を設けています。

            これらを行うことにより、教室と同じレベルで技術を身につけていくことはできると思います。

             

            その他、来年からは上級からの「フリークラス」も設けることになりました。

             

             

            体験コースと入門コース

             

            来年度から体験コースとして「携帯裁縫用具入」を行うことにいたしました。

            こちらは講習会にも教室にも属さない単体のコースです。

             

            あくまで貼り込みで作る袋物とはどんなものなのかを知っていただくために、これまでの講習会で人気のあった携帯裁縫用具入で体験していただこうと思います。

             

            そのため、このコースのみアイロンやカッターマットなどの道具類は無料で貸し出しいたします。

            布もこちらでご用意いたしますので、初めての方は気軽に受講していただけるのではないかと思います。

             

            体験コースで貼り込みに興味を持っていただいたら、次は入門コースの「貼り込みの基本 金封袱紗」の受講をご検討ください。

             

            入門コース受講後は「講習会」か「教室」のどちらで学ぶか選ぶことになりますが、こちらはどちらにも必須の講座となりますので、体験コースを経由せず直接入門コースを受講していただくことも可能です。

            ちなみに、本日10/28から今年最後の入門コース「金封袱紗」の予約受付が開始しました。

             

            ※入門コースは「講習会」のみの開催です。講義が含まれるため教室で行うことはできませんのであしからずご了承ください。

             

             

             

            講習会は課題なし!フリークラスへの進級は課題有!

             

            講習会は1日に全てを詰め込んでいるので、技術の積み重ねは自宅に帰ってからの自分の努力次第。

             

            そんなことから、これまで全ての人をレベルアップする方法(課題や通信講座)を考えてきたのですが、講習会はどちらかといえば「上手くなりたい」ことよりも「作ることを楽しみたい」という方が多く、課題を出すことに疑問を感じるようになりました。

             

            そこで来年からは講習会はただ参加して楽しむところと割り切って、講習会形式の講座は全て課題なしとすることにしました。

            そして手数が多く、能力の違いが時間の差となって現れるような上級の型は「フリークラス」に移動します。

             

             

            式部型小物入れや籠千代田お針箱などは、相当慣れた人でないと講習会で1日で作るのは難しいので、このようなものはフリークラスで行います。

            来年度は2日続きで年に3回の開催ですが、1日だけ参加してもよし2日参加してもよしです。

             

            講師と同じ工程で作業する講習会ではほぼ失敗なく最後まで作り上げることができますが、言い変えれば講師に逐一面倒を見てもらいながら作っているようなものなので、実際に家で復習すると同じ出来に仕上がらないことがほとんどです。

            (帰ってすぐに復習すればある程度は同じものが作れるとは思いますが)

             

            このレベルで上級のフリーコースに参加してもほとんど何も出来ないで終わることは目に見えているので、フリークラスに進級希望の方に限っては指定された課題を提出しなければなりません。

             

            来年の指定課題は「金封袱紗(教材以外の布)」「筥迫巾着と飾り房」「縢襠付筥迫(あがき)」「四ツ襠紙入」の4点とします。

             

            4講座分のみ!と思われるかもしれませんが、筥迫を自力でそれなりのレベルで作り上げることは難しいですよ。

            (ちなみに来年の縢襠付筥迫は上級扱い)

             

            形を作ることはできても、それ以前の型をしっかり作り込んできた作品と、行き当たりばったりで作った作品の差は歴然なので、時として「〜講座からやり直し」ということを言わせていただきますので、あらかじめご了承ください。

             

            つまり上級の型を作りたいのであれば、必然的に受講した講座ごとの復習は必須となるわけです。

             

             

            2020年度 講習会講座


             

            体験コース(対象:初心者)

            ・携帯裁縫用具入

             


             

            講習会/入門コース(対象:初心者)

            ◉金封袱紗

             

            講習会/初級コース(対象:入門コースを受講した方)

            ・月見型紙入(千鳥掛)

            ・利休型紙入 ←New!

            ・型抜名刺入と延べ鏡

            ・念珠入(組入)名刺入

             

            講習会/中級コース(対象:指定の初級コースを受講した方)

            ・装飾技法(切付・金装飾)

            ◉筥迫巾着と飾り房

            ・三段口扇襠筥迫

            ・二ツ折小被付筥迫

            ・丸型小物入 ←New!

             

            講習会/上級コース(対象:指定の中級コースを受講した方)

            ◉縢襠付筥迫(あがき)

            ◉四ツ襠紙入

            ・帛紗入(七宝縢襠)

             


             

            上級コース/フリークラス(対象:◉印の指定課題を提出した方のみ参加可能)

            ・籠千代田お針箱

            ・小被付四ツ襠紙入 ←New!

            ・折襠付縢襠筥迫(挟み玉縁)

            ・式部型小物入

             


             

            通信講座(対象となる指定講座の後に受講可)

            ※あくまで講習会のための補習です。一般の方の受講はできません。

            ・指貫と糸切ハサミ入(二種)

            ・扇子入と紙切ハサミ入

            ・懐紙挟み(両笹)

            ・懐紙挟み(金封袱紗応用型)

            ・差込小被引出紙入(脂取紙入)

            ・名刺入付覚書帳

             


             

             

             

            筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

             

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            【2019.10.28 Monday 15:42】 author : Rom筥
            | 講習会(お針子会) | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
            2019.10『型抜名刺入と延べ鏡』と日本らしさ
            0

              週末の台風と引越しのバタバタで、またしても更新が遅くなってしまいました。

              にも関わらず週末はけっこうなアクセスがあったようで、誰もが自宅待機でネットに釘付けになっていたものと推察いたします。

               

              そして深刻な被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。

               

               

              10月の講習会は『型抜名刺入と延べ鏡』でした。

              (中を撮影するために左右の配置が逆になっていますが、縦長が延べ鏡、横長が名刺入れです)

               

              Y.Oさんの作品(山形県在住)

               

              この名刺入れと鏡入れがどれだけ実用性があるかは正直疑問ですが、ただ日本固有の趣味で作る袋物としてはとにかく楽しい♡

              萌え感満載ですね。

              講習会では富士山のグラデ使いが流行しているようですが、実際に名刺を入れてしまうと見えなくなってしまいます。

              使わなくてもいいの、開いて楽しければ♡

               

               

              あちはさんの作品(神奈川県在住)

              ちょっとしたところで柄出しに凝るのがこの型の楽しみどころ。

              TOP画像のように表と内を同柄にしても良し、このように二種類の柄で遊んでも良し。

               

               

              Y.Eさんの作品(東京都在住)

              鏡入れは他の袋物にはあまりない縦型なので、このように大胆に柄を切り取るのもいい使い方。

              柄取りや配置、布合わせはちょっとしたコツがあります。

               

              初級は講師の方で布合わせのご提案をさせていただいていますので、たくさん生地をお持ちになって「できるだけ組み合わせてください〜」と言われる方も多いです。

              それぞれの型に合う素材、柄もありますので、今後受講予定の型に合う布を持ってきて「合わせてください〜」と言われる方もいます。

              まぁ布合わせはたくさんの人の作品を見て、自分で作って慣れていくしかありません。

               

              という私は着物と帯の組み合わせがわからない〜と悩んでいる方なので、もっと着物を着る機会を作れと誰かに言われそうです(苦笑)。

               

               

              Y.Fさんの作品(埼玉県在住)

              富士山の上に雲がかかっています。

               

              基本的には、表をメインにするか内をメインにするかをまず考えます。

              大胆に色柄を変えるのも袋物細工らしい楽しみ方の一つ。

               

              手提げのバッグは西洋風の考え方になってしまうので、内はどうしても「裏地」的な影に隠れた扱いになりがちです。

              しかし日本固有の趣味で作る袋物細工は内側にも趣を出すものなので、筥迫工房ではあえて裏地と言わず「内布」と言っています。

               

               

              Y.Aさんの作品(愛知県在住)

              袋物にすると、このような大胆な柄は生きますね〜。

              どっきりするような深黒との組み合わせ。

               

               

              K.Eさんの作品(埼玉県在住)

              富士山と湖〜。

               

              この手の布は袋物細工を作るには厚みがありますが、この型は角丸に処理するので、考え様によっては直角よりも難度は低いかもしれません。

              その分手はかかるので面倒であることに変わりはありませんが。

              初級とはいえ角丸はしっかり形を取る練習をさせるので、ここでしっかり慣れておくと「二ツ折小被付筥迫」に繋がります。

               

               

              K.Tさんの作品(埼玉県在住)


              表はあくまで地味に、内を開くと鮮やかな色柄が広がります。

              表からの繋がりも美しい。

               

               

              日本らしさ
               

              自宅から工房となる実家へ無事引っ越しが終わったものの、これまでとあまりの勝手の違いに意味もなく工房の中をウロウロしている毎日です。

               

              今までは自宅のみのPC作業でしたが、これからは工房に新しく据えたMacと自宅のMacと同期させる必要があり、PC苦手な頭を悩ませていました。

              しかし今回はMacを得意とするLicちゃんという心強いヘルプを新たに得て何と心強かったことか!(Licちゃん本当ありがとう)。

               

              そんな状況に蓋をするように、週末はとんでもない台風がやってきて仕事は一時中断。

               

              私が住んでいる地域ではネット上で「全域避難」の文字が、、、。

              避難所より高いところにあるのにどこへ行けというのよという感じでしたが、今回の台風はいつ何があってもおかしくないほどの大きさだったので、やはり緊張はしていました。

               

              千葉は前回あんなに大変な目にあったのに、追い討ちでこんな台風まで来て、また大きな河川のそばに住んでいる方は生きた心地がしないだろうと思うと、仕事もなく暇はありましたがさすがにブログを書く気にならず。

               

              こんなときは普段興味のないラグビーの話題なんぞに興味が行ってしまうものです。

              台風の中のW杯は大変な盛り上がりだったようで、試合も見ていないのに記事を見ているだけで涙が出てしまいました。

               

              日本人のおもてなしを取り上げる記事も多かったですね。

              外国の記者たちの間でピーナッツバターのランチパックが人気だったとか(私は卵派)。

              その中で面白いなと思った記事をご紹介いたします。

               

              外国人旅行者が帰国後に懐かしむ日本:「21の魅力」

              (その3まであります)

               

              「お疲れ様」がとても便利な言葉なのだと改めて知りました。

               

              台風の後始末に必死な状況にいる方々に気軽なお疲れさまを言える日はまだ遠いと思いますが、1日も早く日常を取り戻せますよう心より祈っております。

              とりあえず明後日からまた天気が崩れる模様。

              くれぐれもお気をつけください。

               

               

               

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              【2019.10.16 Wednesday 18:50】 author : Rom筥
              | 講習会(お針子会) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
              11月の講習会について
              0

                11月の講習会は『帛紗挟み』と『式部型小物入』です。

                まずは『帛紗挟み(七宝縢)』(開講:11/2、申し込み:9/30)に申し込み検討されている方にご連絡させていただきます。

                 

                この講座のカリキュラムは「厚布の扱い方・仕立て方」「手撚りの縢り糸」「七宝縢り」です。

                しかしプレ講習の参加者に、さすがにこの内容を1日でこなすのはキツイ!という意見をいただきました。

                どの内容を外すかということについては、「手撚りの縢り糸」で全員一致。

                 

                「手撚りの縢り糸」は、今後出てくるであろう巾着系の袋物には必須なので、講習会で糸撚り初心者でも経験者と同じ条件の縢り糸ができる方法がないものかと、かねてから試行錯誤でやり方を考えてきたものでした。

                 

                プレ講習では、糸撚りするのが初めて!という方にも、その後「糸撚りが楽しい!」と言ってもらえたので、今回の帛紗挟みのカリキュラムとして使えなくても、これは別の型に生かしていきたいと思っています。

                 

                 

                 

                11月は縢り糸を持参する

                 

                ということで11月の帛紗挟みのカリキュラムから「手撚りの縢り糸」を外し、縢り糸は各自用意してきていただくことに致しました。

                 

                とはいっても、日本刺繍をしていない限り、糸撚りをしたことのない人がマニュアルを見ただけで縢り糸を作ってくるというのは難儀すぎる。

                 

                そこでこの講座を受講される方は、以下どちらかの方法で縢り糸を準備してきてください。

                 

                1)自分で縢り糸を作ってくる

                 

                ・日本刺繍などで糸撚りに慣れている方

                 (釜糸不可。手縫い糸でレシピ通りのやり方で3子に撚る。日本刺繍はZ撚りなのでそのままでOK)

                 

                ・「糸撚り機」を使うことに慣れている方

                 (Z撚りで作る)

                  

                例えばこちらの「ストリング-II」のようなものが糸撚り機です。

                 

                ※どちらも日常的に作業して扱いに慣れている方に限ります。

                ※慣れている自己流ではなく、レシピに忠実に撚りあげてきてください。

                 

                2)縢り糸を専門店で購入する

                糸を撚ることに慣れていない方は、以下ショップから撚糸をご購入ください。

                伊藤組紐店 「撚糸(かがり糸)10m:1,350円(税抜)」

                  ※「並/1mm強」を選択してください。

                 

                 

                 

                新型「丸型小物入」は来年登場

                 

                それでは、この「手撚りの縢り糸」はどの型にカリキュラムとして入れるのか?ということですが、これは来年新型として出す予定の「丸型小物入れ」のカリキュラムとして入れることにしました。

                 

                帛紗挟みは90cmの縢り糸を4本用意しなければならないのですが(だから大変!)、この丸型小物入れは1本しか使いません。

                とはいえ、1本では練習にならないので、何本か練習で撚って、それを帛紗挟み用の縢り糸の見本にすることにしました。

                 

                「丸型小物入」は試作段階なので、正規のサンプルはまだできていないのですが、とりあえず手元にある昔作られていた型をご紹介します。

                 

                撚り房はさすがに作れないので、この講座では切り房で仕立てます。

                 

                以前ブログでも、modoriさんの作品「謹賀新年 midoriさんの作品 〜新春祝い道具一式〜 」としてご紹介したときに出ているのですが、寄せのヒダが思うように立たなくて、そのままになっていました(縢り糸も市販品)。

                しかし今ではしっかりとヒダを立たせる仕様にしているので、ここはクリアされています。

                 

                ヒダを立てて緒をかがる形状は仕覆に似ていますが、この小物入れは全く縫うところがなく(針と糸を使うのは縢りだけ)、貼り込みのみで作られているところが大きく異なるところです。

                 

                仕覆は特定の茶器にオーダーメイドで誂える嚢物で、硬い茶器を包むと自然に美しいヒダが出来る柔らかい嚢物です。

                 

                他方、貼り込みで作るこの小物入れは、入れる物が特定されていないので、中の物がどんな形であろうとも、ヒダも嚢物自体も自立して形状を保たなければなりません。

                かといってカルトナージュの作り方とも違う、貼り込みならではの嚢物です。

                そしてこれも刺繍が映える型ですね。

                 

                式部型小物入れに比べ作りは難しくないのですが、カリキュラムとしては「丸型形状への貼り込み」「手撚りの縢り糸」「雲雀縢り」「房」になるので、たぶん筥迫などと同じ「中級」にはなると思います。

                この回で「手撚りの縢り糸」が出来なかった方は、来年は是非この「丸型小物入れ」にご参加ください。

                 

                ただ普段糸撚り機を使っていることに慣れている方は、あえて手で撚りたくないとのことなので、一応この「丸型小物入れ」では手撚りの方法を教えますが、その後の講座でこの縢り糸(※)を用いるものは、ご自分で撚っても市販の縢り糸を購入してもどちらでも可といたします。

                 

                ※縢襠付筥迫や月見型紙入れなどの小さなものは、筥迫工房のショップで販売している縢り糸を使いますが、七宝縢りや、緒を縢るようなものにはこの縢り糸は使えないで、今回のこの太めの縢り糸が必要です。

                 

                ステップとしては、月見型紙入れ→(他に何か一点)→丸型小物入れ→帛紗挟み、という感じでしょうか。

                結局こちらも1日講習で作りきれるのかが悩みどころなのですが(ということで、こちらのプレ講習有)。

                 

                 

                 

                式部型小物入れ

                 

                式部型小物入を講習会として行うのはこれで終了だと思うので、あと一席空いていますのでよかったらお申込みください。

                『式部型小物入』(開催日:12/8)申し込み画面

                (来年からは上級フリークラスになります。1日で絶対に仕上げる!という講習会ではやらないというだけです)

                 

                「縢襠付筥迫(中級)」を受講された方が対象ですが、かなり早いスピードで進みますので、しばらく作っていない、、という方は、是非復習がてら綿入りの筥迫作ってみてください。(それを課題として持参いただければ尚良し)

                 

                 

                 

                今年までは、カリキュラムを作るほどの型が揃っていなかったので、課題がどうのとうるさいことを言わなければなりませんでしたが、来年はもう少しこのレベル分けがクリアになると思います。

                 

                たった一つの筥迫から、こんなに多くの型ができるとは夢にも思わなかったですよ。ほんと。

                 

                 

                 

                 

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                【2019.09.22 Sunday 21:44】 author : Rom筥
                | 講習会(お針子会) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                2019.9 講習会『四ツ襠紙入』怒涛の週末
                0

                  9月の講習会は、初日に「金封袱紗」、2日目に「四ツ襠紙入」が行われました。

                   

                  以下、画像は「四ツ襠紙入」です。

                  今回は満席でしたが、お一人はご用事で途中退席。

                   

                  東京の方だったので、残りの作業は教室(つたえ)での補習を希望されました。

                  関東近県の方であれば、平日の火曜日ですが教室との併用を選択肢に入れていただければ、このような対応もできますね。

                   

                  初日の金封袱紗では、長野県、茨城県の方が受講されましたが、この距離からの参加の場合、当日の電車で間に合うそうです。

                  教室に通われている方でも、茨城ぐらいであれば月一で通われている方がいらっしゃいます。

                   

                  さすがに静岡県の方は新幹線で、兵庫県の方は飛行機で来られたそうなので教室へ通うのは無理かとは思いますが、いつもは夜行バスで来られる北九州の郁駒屋さんは、今回は珍しく飛行機で、教室まで見学されて行きました。

                  みんな熱心だ(そして感謝!)。

                   

                   

                  K.Tさんの作品(埼玉県在住)

                   

                  折しもこの日は台風が関東を直撃した日でした。

                  台風だ大雪だと、そんな日に講習会が当たると、皆が帰れなかったらどうしようとか、講習会前であれば、本当に開講していいのか、中止した方がいいのかなど、本当にハラハラします。

                   

                  今回の四ツ襠は、金封と違い遠くからの受講者がいなかったのがせめてもの救いでしたが、途中からスマホやタブレットの警報が頻繁に鳴るようになると、流石に焦らないわけには行きません。

                   

                  「今日は関東に台風が来るので、昼休みは早めに切り上げて、さっさと終わらせますよ〜!」と号令をかけ、受講者に作業を急がせました。

                  う〜ん、四ツ襠紙入れは色々と小細工の多いところが楽しいので、じっくり作れないのが悔しい。

                   

                   

                  K.Kさんの作品(神奈川県在住)

                   

                  そして最速の終了時間として16時過ぎには皆さんが退出され、私が全ての片付けをしてお針子会を出たのが16:30。

                  講習会でこんなに早く家に帰ることが出来たのは初めてです。

                  結局、実際の台風が直撃したのは夜中だったので、何事もなくホントよかった。

                   

                  講習会から1日空けて教室があったのですが、前日の台風でご自宅の天窓が割れたという方がいらっしゃいました(神奈川県在住)。

                  家の中に雨が吹き込んでしまったとのことで、古布の山やら、お細工物道具やらが浸水の被害にあわれたそうです。

                  とりあえずT.Iさん自身がご無事で何よりでした!

                   

                   

                  J.Yさんの作品(神奈川県在住)

                   

                  実はこの日、講師見習いの郁駒屋さんが、プレ講師として後半の抱き合わせから私の代わりを務めました。

                  初めての講師なのに、私から終了時間を急かされ、本当に大変だったと思います。

                   

                  今後も度々このようなことが行われると思いますが、どうかご了承ください。

                   

                  このような講師さんたちが各地に増えてくれれば、皆さんも遠くから参加しなくていいんですけどねぇ(私も助かりますし!)。

                   

                   

                  C.Iさんの作品(東京都在住)

                   

                  そして、この講習会の前4日間で「工芸科」の補習が行われました。

                  レベル表に工芸科の項目があるのを皆さん気がついていたとは思いますが。

                   

                  これまであえて詳しい説明は書かないできましたが、工芸科は袋物細工という手段を用いて、実利を得ることを目的とした人のためのコースとして設けられました。

                  一般的な講習会とは一線を画すこともあり、少しずつ私なりに考えをまとめつつ準備し、今回初めての補習となりました。

                   

                  主に講師、職人、作家を目指す人を対象としていますが、これについてはまた後日内容を説明したいと思います。

                   

                   

                  Y.Mさんの作品(東京都在住)

                  正面を撮影し忘れてしまいました(綺麗な布合わせだったのに、ごめんなさい、、、)

                   

                  今回何より大変だったのは、講習会(二日間)と工芸科(四日間)に加え、そのまた前日に6年介護をしてきた実家の父の老人ホームへの入所日が重なったことです。

                   

                  こんなときにとは思ったのですが、介護を共にしてきた兄の仕事の都合に合わせたせいで、補習や講習会が終わった後に連日ホームに通うという怒涛の週末となりました。

                   

                   

                  E.Hさんの作品(神奈川県在住)

                   

                  体力、気力ともに限界に達したのは、金封袱紗の講習会でした。

                   

                  初めて講習会に参加する人たちを相手にする金封袱紗は、講習会の中でも私が最も緊張する講座です。

                   

                  何とか気力を奮い立たせねばと思ったつもりが、奮い立たせ過ぎていつも以上に濃密な内容に、、、。

                   

                  補習の流れで金封を見学していた工芸科の面々に、

                  「見ているだけなのに、やたらと疲れたわ〜」と言われる始末。

                   

                  さぞや初めての方はぐったりだったことでしょう。

                  ホント申し訳ない。

                   

                  12月はもう少しあっさりやろうと思います、、、はい。

                   

                   

                   

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                  【2019.09.12 Thursday 22:59】 author : Rom筥
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                  2018.4 講習会『型抜名刺入と延べ鏡』
                  0

                    今年から新しく開講した講座の『型抜き名刺入と延べ鏡』です。

                     

                    3月にプレ講習が行われ、翌月に開催予定だった「縢襠付筥迫」が中止になったことで、突如第2回目を組み入れました。

                     

                    新しい講座は申し込みが殺到するので、申し込み人数が集まりそうにないと見切った講座は、ある時点で新しい講座に切り替えることにしています。

                    時々そういうこともあります。あしからず。

                     

                     

                    A.Yさんの作品(埼玉県在住)

                     

                    「型抜き名刺入」と「延べ鏡」は同じ技法で作るデザインの違う型という感じです。

                     

                    初回のプレ講習では、同じ技法を用いるところは二つ同時にまとめて作業するという方法を取っていたのですが、そのやり方は効率的とはいえ、初めて作業する人にとってはわかりづらかったようで、この回から一個ずつ仕立てることにしました。

                     

                    その分作業時間がかかってしまうため、この講座では厚紙の裁断とホットメルト紙への複写を事前作業してきてもらうことにしました。

                     

                     

                    「型抜き名刺入」は、型抜きの細工にちょっとコツがいりますが、作り方は至ってシンプル。

                    「延べ鏡」は、部品の組み合わせがちょっと複雑なので、初めのうちは今どこを作っているのかわからん状態になるかもしれませんが、言われるがままに作っていれば出来上がるので、作り方は決して難しいワケではありません。

                     

                     

                    K.Nさんの作品(埼玉県在住)

                     

                    この型に実用性があるかどうかを考えると、当時は実用性あったと思いますが、現代人が思うところの実用とは感覚が違うような気がします。

                    これは筥迫工房で作っている型全般に言えることですが、現代人は「革」や「合成皮革」「ビニール」素材などに慣れきっているため、布の儚さをどこまで実感できるのかと考えてしまいます。

                     

                    それに大正時代の女学生や奥様方がこの型抜きの名刺入れを使うのと、現代人が仕事でバリバリ名刺入れを使うのとでは、実用に対する考え方の違いは大きいのではないかと思うのです。

                     

                     

                    K.Nさんの作品(石川県在住)

                     

                    現代の方には、こういう型抜きのものは「見て楽しむ物」もしくは「時々使って楽しむ物」ぐらいに考えていただければと思います。

                    そして「時々」ってのが「着物を着る時」ぐらいに当てはめるとちょうど良いのではないかと。

                     

                     

                    この型は今年のレベル表はで初級ですが、来年からは以下の区分にしようと考えています。

                    (決定ではないので多少は変わるかもしれませんが)

                     

                    <入門コース>

                    ・貼り込みの基本『金封袱紗』

                     

                    <手芸コース>

                    ・利休型紙入

                    ・月見型紙入

                    ・型抜名刺入と延べ鏡

                     

                    <技芸(初級)コース>

                    ・筥迫巾着と飾り房

                    ・三段口扇襠筥迫

                    ・念珠入(組入)名刺入

                     

                    「型抜名刺入と延べ鏡」は初級コースには難しいのでは?とのご意見もいただきましたが、来年は更に下の「手芸コース」です(苦笑)。

                    「技芸(中級)コース」以上は、また別の機会に。

                     

                     

                    K.Iさんの作品(東京都在住)

                     

                    時々「体験コースはないのですか?」とのお問い合わせをいただくので、当初は教室で1日チケットを買ってもらえばいいと思っていたのですが、実際には皆が違う型を作る中で、レベルの違う人に混じって体験をするのは実際難しいというのが正直なところ。

                     

                    ものすごく簡単な型であれば可能ですが、貼り込みでものすごく簡単な型(紙切りハサミ入等)はどちらかというと手芸にも満たない「工作コース」です。

                    これでは「貼り込みで作る袋物」があまり実感できないような気がします。

                     

                     

                    M.Iさんの作品(神奈川県在住)

                     

                    そこで上記のコースにもうちょっと袋物らしい型を入れて、入門コース前の「体験コース」として組み入れることを考えています。

                    色々な兼ね合いがあるので今はまだ確定ではないのですが、10月ごろまでにははっきりとした来年の予定とレベル表を出せるようにしたいと考えています。

                     


                    新しい型はどんどん増えていくし、その中でレベル表を作らなければならないしで、今の時期は毎年うんうん唸っています。

                     

                    来年は新しい型を三種予定していますが、一つは今年できなかった「小被付四ツ襠紙入」が上級コース。

                    そして手芸コースに「利休型紙入」。

                    これは念珠入れの「襠なし」「深口」付きの型です。

                     

                    もう一つは、今年「帛紗挟み(七宝縢襠)」で「糸撚り」が時間的に大変だったことから、これを別のコースに組み替えようと考えています。

                    その糸撚りが入る型ということで、「被付紙入」か「丸型小物入」のどちらかを中級コースに考えています。

                     

                    本当は「鏡付引出小物入」も作りたかったし「袂落し」も入れたかった。

                    「抱えバッグ」も入れるつもりでいましたが、新作を年4つはきつすぎる(楽しみにしていた方には申し訳ない)。

                     

                    ただレベル表との兼ね合いで総合して新しい型を考えていかなければならないので、毎年これでどうだ!と思って練ってはいても色々と辻褄があわなくなり本当に難しい。

                     

                    それでも、こんな型を作ったらあの人が喜びそうだな〜とか、でもあの人はこっちに食いついて来そうだな〜などと妄想しながら新しい型を試作するのがまた楽しいのです。

                     

                     

                    今年は10月5日(土)に最後の「型抜名刺入と延べ鏡」があります。

                    初級の講座は金封を終えたすぐの人が優先なので、以下のように予約日が分かれます。

                     

                    「金封袱紗」のみ受講している方 → A)9月2日
                    それ以上の講座を受講している方 → B)9月3日

                     

                     

                     

                    筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

                     

                    ▼筥迫工房の講習会

                     

                    ▼筥迫掲示板
                    筥迫工房の教本や自慢の細工物を、皆さん自身で披露できる掲示板です。写真のアップロードが簡単になりました(一回の投稿で6枚掲載可)。丹誠込めて作った筥迫を大勢の人に見てもらいしましょう!

                     

                    ▼携帯からも筥迫掲示板2に投稿をアップロードできます。
                    こちらのQRコードからアクセスしてください。

                     

                    筥迫工房へのお問い合わせ
                    ※時々ショップからのご注文確定メールが届かないことがあります。
                     そのような場合も、こちらからご連絡ください。
                     

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                    【2019.08.18 Sunday 23:47】 author : Rom筥
                    | 講習会(お針子会) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
                    2019. 8月 『折襠付両縢筥迫』
                    0

                      4月、5月、6月とまだ掲載していない講習会の掲載分が残っているのですが、自分の記憶が新しいうちにまとめないと、その時の状況をどんどん忘れていってしまうので、申し訳ありませんが直近の講習会のものを優先して掲載させていただきます。

                       

                      8月の2日目は、新しい講座の『折襠付両縢筥迫』でした。

                       

                      ちょうど隣で娘(高3受験生)が勉強していたので、

                      「これ何て読むんだ〜?」と見せたところ、

                       

                      「セツ%♯&*$#&、、、、(@_@)

                       

                      折襠付(おりまちつき)両縢(りょうかがり)筥迫(はこせこ)ですね(笑)。

                      現代人には難読ですが、このブログを見てくださっている方であれば、難なく読めるのではないでしょうか。

                       

                      筥迫工房が発信している「貼り込みで作る袋物細工」は、現代人が考えるバックだとか巾着といった袋物ではなく、仕覆とも違う袋物で、だから「嚢物」なんだ!と言ったところで尚更理解し難いと思うので、せめて型の名称に当時使っていたままの漢字を当てて「(すっごく)昔風の袋物」というイメージ付けをしているのですね。

                       

                       

                      H.Sさんの作品(東京都在住)

                      上記のような錦などの裂地を筥迫に使えば大変立派な出来上がりになりますが、布の扱いが難しいので初心者にはお勧めしません。

                      厚みがあったり、布がほつれやすかったりする裂の扱いは『帛紗挟み(七宝縢)』で処理の仕方を教えているので、そちらの講座を受講してからこのような裂を使うようにしていただければと思います(H.Sさんはすでに受講済)。

                       

                       

                      N.Nさんの作品(東京都在住)

                       

                      この講座は『縢襠付筥迫(中級)』を受講した後の「上級コース」なので、縢襠付筥迫がしっかり作れるようになってから受講してくださいね。

                       

                      今回の受講者は、ほとんどの講座を出尽くしているような常連さんたちでしたが、それでも終了は6時を過ぎました。

                      つまり慣れていてもそのぐらい大変ってことです。

                      次回から、中作りのパーツは全て事前作業にしてもらおうかなと考えています。

                       

                       

                      Rajyoさんの作品(東京都在住)

                      Rajyoさんが中級で作った「縢襠付筥迫」を持ってきてくださいました。

                      それも全く同じ柄合わせにしてみたそうです!(パチパチ!)

                      左が「折襠付両縢筥迫」、右が「縢襠付筥迫」です。

                      外見の違いは「玉縁」だけに見えますが、差異は中作りにあります。

                      今回の「折り襠付き」「差し込み鏡」式の筥迫(左)に対し、右が現代で一般的に筥迫といわれている型で、襠状の入れ口がないことから、右のような仕様は「あがき」と呼ばれています。

                       

                      懐中物は別名「襠物」と言われるほど襠ありきのものです。

                      もちろん襠がない形状もありますが、そのほとんどは「縫い」で柔らか物で仕立てられます。

                      硬い芯を使う筥迫は、段口があっても「入れる」というよりは「挟む」程度の使い道しかありません。

                       

                      この「あがき」という仕様は、近代になり筥迫が形骸化したが故の「退化」なんでしょうね。

                       

                      横から見るとその差異がよくわかります。

                      (懐中物は外側はほとんど作りが同じなので、横の形状でその型の仕様を推察します)

                       

                      左が「折襠付両縢筥迫」ですが「仕切り」が見えますね。

                      仕切りの左側が「折り襠」で、右側が「差し込み鏡」です。

                      二つの要素が入った分厚みが出るので「紙入れ」を薄めに作っています。

                       

                       

                      K.Nさんの作品(石川県在住)

                       

                      今回の講座で最も時間を多く取ったのが「玉縁」です。

                      玉縁は時間がかかるので中級筥迫では取り入れていませんでしたが、「玉縁がうまく付けられない」という声も多く、上級の筥迫ができたことで取り入れることができました。

                       

                       

                       

                      ikukomayaさんの作品(福岡県在住)

                       

                      玉縁がうまくつけれらない原因の一つは「玉縁芯」と「本体のエッジ処理」にあります。

                      どちらもいかに「真っ直ぐ」に作るかということ。

                      わかっちゃいるけれどなかなかうまくできないのが現実で。

                       

                      市販されている教本にも一応挟み玉縁の作り方は載っていますので、この講座を受講する際は、予習も兼ねて挟み玉縁で作ったものを持ってくると良いでしょう。

                      教えてもらった前と後で、格段に違う仕上がりになったことに気がつくと思います。

                       

                       

                      ままねこさんの作品(静岡県在住)

                       

                      来年は私が「本仕立て」と呼んでいる「縫い玉縁」を上級のフリークラスに入れられればと思っています。

                      Top画像のような錦裂はまだ折り返すことができる厚みですが、金襴の厚いものになると本仕立てにするしか作りようがありません。

                      ただし難度は相当なものなので、この上級までの筥迫を基礎とし、しっかり形作りを学んでから挑戦していただければと思います。

                       

                       

                      A.Hさんの作品(福井県在住)

                       

                      A.Hさん曰く「複雑であればあるほど楽しい♡」とのことですが、この型は、すごく中途半端なところで千鳥掛けが出てくるわ、最後も「こんなところで貼るか?!」といったところで終わるので、複雑といえば複雑です。

                       

                      随分昔に作ろうとチャレンジはしていたのですが、当時は作り方が全く理解できず、最近になってやっと突破口を見い出し完成に至ったという曰く付きの型です。

                      「縫い物」の概念から抜け出さないとなかなかその発想に至らない、そんな貼り込みならではの作り方です。

                       

                      この作り方を理解することにより出来たという型も幾つかあります。

                      講習会に出すような型ではないのですが、いつかお披露目だけでも出来たらいいなとは思っています。

                       

                       

                       

                      縢襠付筥迫(中級)

                       

                      この型の元となる「縢襠付筥迫(中級)」が10月に開催されます。

                      教本とはちょっとレベルの違う作り方なので、是非たくさんの人に挑戦していただきたいと思います。

                       

                      ちなみに今年3月の「縢襠付筥迫(中級)」は申し込みが最低催行人数に満たなかったので中止になりました(別講座に差し替わり)。

                       

                      なぜだろう?と不思議に思っていたのですが、どうやら対象が「月見型紙入れ」を受講した方になっていたからのようです。

                      月見型紙入れは去年末から新しく加わった型なので、対象となる人がごく少数だったこと、そして先日の講習会で言われて今気がついたのが「月見型紙入×2個」が必修課題になっていたという、、、(汗)。

                       

                      今年のスケジュールとレベル表は、パズルのように組み合わせが複雑だったので、受講する人も企画している私自身でさえわからなくなっていて、多くの方にご迷惑をおかけしました。ごめんなさい。

                       

                      来年は、金封袱紗と縢襠付筥迫の間に二つ講座を挟んで組んで、無理のないレベル表にしています。

                      課題ももっと単純な考え方にしますのが、今年はこのように臨時で修正かけることで対応していきたいと思います。どうかご容赦ください。

                       

                      そんな訳で今年の「縢襠付筥迫(中級)」は、月見型紙入れに出ていなくても「念珠入れ」ぐらい出ていれば可とします。

                      縢襠付筥迫は中級コースなので、課題(月見型)はなくても良いですが、一個作ってくれば尚良しです。

                      せめて千鳥掛けは見直してきてください。

                       

                       

                      式部型小物入れ

                       

                      そして11月に臨時で入った「式部型小物入」ですが、こちらは当初「承認制」ということでしたが、A.Yさんがサポートに入ってくださることになったので、対象は「縢襠付筥迫」を受講した方に変更になりました(スケジュール画面が修正されてなくてごめんなさい)。

                       

                      縢襠付筥迫を受講しておくと式部型小物入れも見えてくるというスケジュールですが、「式部型小物入」の申し込みが「8月16日」と縢襠付筥迫より先なので注意が必要です(準備が大変かなと思い余裕を持った日程にしたのが仇になりました)。

                       

                      縢襠付筥迫→式部型小物入

                      の順で受講しようと思っている方は、式部型に申し込みができても縢襠付筥迫に申し込みができないと無効になってしまうのでちょっと悩むところですが、式部型は上級なので「縢襠付筥迫」の課題は必須です。

                       

                      一ヶ月で縢襠付筥迫の課題を作るというのも慣れていない人には相当大変だと思いますので、来年は式部型はフリークラスにするつもりなので、そちらを目指していただいてもよいかと思います。

                       

                      <10月>

                      開催日 講座(画像) 講座名(レベル) 必修課題 申込開始
                      10月5日
                      (土)

                       
                      new!(19新)
                      型抜名刺入と延べ鏡
                      金封袱紗
                      2個
                      A)9月2日
                      B)9月3日
                      10月6日
                      (日)

                       
                      縢襠付筥迫
                      (中級)
                      月見型 9月3日

                      <11月> 

                      開催日 講座(画像) 講座名(レベル) 必修課題 申込開始
                      11月2日
                      (土)

                       
                      new!帛紗挟み
                      (七宝縢襠)
                      月見型
                      紙入
                      9月30日
                      11月3日
                      (日)

                       
                      (変更)
                      式部型小物入
                      縢襠付筥迫 8月16日

                       

                      11月の「帛紗挟み」も追加でちょっと条件付けしなければならないのですが、長くなるのでこれはまた別の機会にしたいと思います。

                       

                      貼り込みで作る袋物細工の入門コース「金封袱紗」も現時点でまだ1席空いております。

                      ご興味のある方は席のあるうちに是非いかがですか?

                       

                       

                       

                       

                      筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

                       

                      ▼筥迫工房の講習会

                       

                      ▼筥迫掲示板
                      筥迫工房の教本や自慢の細工物を、皆さん自身で披露できる掲示板です。写真のアップロードが簡単になりました(一回の投稿で6枚掲載可)。丹誠込めて作った筥迫を大勢の人に見てもらいしましょう!

                       

                      ▼携帯からも筥迫掲示板2に投稿をアップロードできます。
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                      筥迫工房へのお問い合わせ
                      ※時々ショップからのご注文確定メールが届かないことがあります。
                       そのような場合も、こちらからご連絡ください。
                       

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                      【2019.08.11 Sunday 14:12】 author : Rom筥
                      | 講習会(お針子会) | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |