『筥迫工房』のブログ 筥迫の作り方と材料の販売 筥迫!箱迫!箱セコ!ハコセコ!はこせこ! 管理人:Rom筥
 
幸田文『きもの』〜婚礼衣装〜
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    最近入手した写真です。

    カードとして撮影されたものなので、実際の結婚式というわけではないと思いますが、衣装としては華族とか豊商レベルのものではないかと思います。

     

    初めは「三襲」か?との意見もありましたが、襟の下がり具合からこれは「掻取」ではないかという話になりました。

     

    ※三襲(みつがさね):白・赤・黒の三枚を重ねて着る花嫁衣装。

    ※掻取(かいどり):武家で言うところの打掛けは公家では掻取という。

     

    そして何より筥迫が江戸型!

    びら簪の下り金具も小さく、私が唯一持っている江戸型を1/3ぐらいに縮小した「箱襠型」に組み合わされたびら簪以外で見たことがないので、その希少性から明治期あたりと考えます。

     

     

     

    掻取(打掛け)

     

    明治維新以降は、上記のような極一部の階級に残るだけで筥迫も掻取も一時姿を消しますが、筥迫は明治後期に復活し、瞬く間に花嫁衣装のアイコンとなっていきます。

    しかしこの掻取が筥迫ほどの支持を持って花嫁衣装に復活するのは、筥迫からずっと遅れて戦後の貸衣装が主流となってからです。

     

    もちろんその掻取も突然現れたわけではなく、徐々に婚礼衣装に取り入れられるようになったのですが、それがいつ頃からなのか、また何がきっかけなのかずっと疑問に思っていました。

     

    その答えとなる背景が幸田文の「きもの」にありました。

    和物好きであれば読んでいる人も多いのではないでしょうか。

     

    そして私が「細雪」に出てくるとばかり思っていたくだりが、実はこの「きもの」にあることをその時知りました(苦)。

     

    それは主人公「るつ子」の姉の婚礼衣装を決めるときの様子です。

     

    式にはおかいどりが着たい、というのが姉の希望だった。

    そんなものは普通のうちでは着ない。

    身分のいい人とか、よほどお金持ちとかは着るが、なみの家では着ようという気さえおきない、特別かけはなれた衣装である。

    もし姉がそれを着たとすれば、親類はじめ誰もがびっくりするだろうし、驚いたあとは悪口をいわれるに決まっている。

    身のほど知らずの跳ね上がりもの、と。

    るつ子も中の姉も、最初にそう聞いた時には、びっくりした。

    中の姉などはひええと目をみはって、あとはげらげら笑いだした。

     

    その後、姉は父に話を切り出します。

     

    「なぜかいどりなんぞ着たいんだね?」

    「なぜだなんてー誰だって着たいわ。」

    「誰だってというのは誰のことだ?」

    「みんなよ。どこの女の子も、おかいどりは着たいのよ。」

     

    物語はこの数年後に関東大震災(大正12年)を迎えるという時代です。(ところで「ひええ」ってこの時代も普通に使われていたのね)

     

    特別掛け離れた衣装であっても、この時代の女子が掻取(打ち掛け)に憧れていたということは、彼女らの思いが戦後の打ち掛けや懐剣(貸衣装)登場につながったのだということですね。

     

    この「特別掛け離れた」というのは、花嫁衣装の歴史を語る上でのキーワードでもあります。

    つまりそれこそが「ハレの日(非日常)」にふさわしいということで婚礼衣装に取り入れられるようになったのです。

    (比較的新しい伝統です)

     

    その掻取、懐剣、筥迫の中で、筥迫がいち早く受け入れられたのは、小さい割に目につきやすく、他の物に比べ価格的にも即取り入れやすかったことは想像に難くないでしょう。

     

     

    結局父に反対されて、姉の婚礼衣装は「黒い振袖」と「藤色の色直し」に決まりました。

    筥迫場面はほんのちょこっとだけ。

    いつの間にか助手が、着るばかりに振袖の用意をしたという。

    おばあさんが、その用意があまり手順よくみごとだから、ちょっと見ておいたらどうか、といいに来た。

    行ってみた。足袋からはこせこまで、ものがみな縦長にきちんと整理されていた。

     

    掻取を親に買わせるため、妹たちも巻き込もうとする姉に反発していたるつ子ですが、最終的に父が選んだ胸に散らした千羽鶴と裾に青々と老松をあしらったその振袖は、自分の時はこのお下がりでいいと思えるほどのものでした。

     

    震災で全ての財産を失った後、るつ子の結婚が決まります。

    しかし震災直後の姉との諍いから、この振袖は貸さないと言われてしまいます。

     

    そのような状況で父は必死にるつ子の婚礼費用をかき集めるのですが、るつ子は父の愛人である「その」に婚礼衣装の相談をします。

    限られた費用で誂えたその婚礼衣装がまた見事でした。

     

    白一色に装ったるつ子は、雪のようにふんわりと花嫁の座にいた。

    かつて上の姉の結婚のとき、姉の頬に紅を刷いて、花嫁に際立った生彩を添えたるつ子は、自分の神前の式の間じゅうは紅をよせつけない白い顔でいた。

    きものの白羽二重に勝つ白さだった。

    それは母親譲りの雪国の肌理が、おしろいの下で微妙な光沢を放つもののようだった。

    こればかりは容色自慢の上の姉といえども、うらやましがる皮膚だった。

     

    今時の白無垢なんて、掛下に色柄物を使うなんて当たり前になってきましたけどねぇ(遠い目)。

     

    然し、披露になるとるつ子は自分から、紅刷毛をとって頬にもこめかみにも、色を加えた。

    角隠しを取り去って、紅い疋田(ひった)の色直しに着換えたるつ子は、引立ってみえた。

    疋田を選んだのは、そのの意見である。

    疋田は絞りではなく、染めなのだった。

    染めはずっと安い。

    絞りに及ばないことは遠いが、会場ばえもするし、かわいい。

    それにるつ子は父の負担を気にして安価にという注文をつけたからである。

    手絞りに摺り箔を置き刺繍を入れたのも疋田、ただの染めへ、裾に青竹の切り嵌めを貼ったのも疋田。

    上京してきた新郎側の親戚たちは、雪から金魚かほおずきのように変わった、華やかな花嫁におどろきの声をあげていた。

    そこまで凝るんだったら筥迫描写ぐらい入れておくれよと思いましたが、予算ないし筥迫なんて入れなかったんでしょうね。仕方ないか、、、。

     

     

    この物語は着物をからめてるつ子の人生が展開していくのですが、震災後に着るものにも事欠いたときにおばあさんが放った言葉が何とも印象的です。

     

    一生のうちにはね、覚悟して着る着物というのがある。

    たとえば婚礼の着物がそうだ、まともな女なら心にけじめをつけて着る。

     

    カッコいい。

     

     

    毎日、新型コロナウィルスの話題ばかりで心がめげる毎日です。

    人が集まる楽しみもお預けになったこんな時だからこそ、家で心を落ち着けてこんな本を読んでみてはいかがでしょうか。

     

     

     

     

     

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    【2020.02.29 Saturday 16:32】 author : Rom筥
    | 婚礼について | comments(0) | - | - | - |
    講習会 筥迫講座とフリークラスについて
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      ちょっと思い立って久しぶりに縢襠付筥迫を作ってみました。

      筥迫を作るといったらほぼお客様からの依頼品(刺繍裂)なので、このように普通の着物裂で作るのは本当に久しぶりです。

       

       

      なんか見たことがある?と思われたかもしれませんが、これはショップや教本でトップ画像に使われている筥迫と同じ裂で作ったものです。

       

      私が筥迫を作り始めた当初、四つ身の反物全てを筥迫の試作とマニュアル作りに使い果たしたのですが(段ボール3箱ぐらい作ったさ)、最近メイン柄のところだけが少し残っていたのを見つけました。

      上手くなった暁にはこれを使おうと思ったのかどうか記憶がありませんが、使うなら今だと思いました。

       

       

      右側は極初期の頃の仕立てなので稚拙な作りです(この頃は本仕立て=縫い玉縁)。

      左側が今回の現在の仕立て方で、こちらは教本で解説している挟み玉縁です。

       

      画像でもある程度違いはわかりますが、手に持てばその違いは一目瞭然です。

      現在この仕立てを講習会で教えているのですが、右側の筥迫もショップで販売している教本を見ればこの程度には出来るので(ただし挟み玉縁)、これはこれで有りかなとは思います。

       

      最近ここにきてなぜか「筥迫を作りたい」をいう人たちの声が耳に入るようになりました。

      いや、これまでも教本はショップで販売しているし講習会でも教えていますが?と思ったのですが、どうやらそういう意味ではないらしい。

       

       

      講習会を始めた当初は「教本仕様」の筥迫を「初心者対象」で教えていたのですが、年々型が増えるとレベルを分けないわけにはいかず、そうなるとどうしても基礎が必要となり、いつしか筥迫は上級になってしまいました。

      筥迫を作りたくて受講した方々にとって、筥迫は遥か遠く、、、が現状。

       

      つまりそういう意味での「筥迫を作りたい」だったのです。

       

      初めの頃に初心者対象で講習会が成り立っていたのは、私自身が筥迫を組み立てること以外で何か教えることある?程度のレベルだったということ。

      つまり余計なことまで教えないで済んだというのが大きく、今のように余計なこと満載で教えても、誰もそこまで求めちゃいないよという自虐的境地に達しつつあります。

       

       

       

      体験コース(携帯裁縫用具入)

       

      そんな閉塞感から脱却したい気持ちも少なからずあり、今年は初めて初心者対象の「体験コース」を開講することにしました。

      こちらが先日の「携帯裁縫用具入」の様子。

       

       

      これは私のトライアルでもありました。

       

      アイロンやカッターマットなどは全て貸し出し(受講料に含)、事前作業などはこちらで全て用意するので、講習会ではただ貼り込み作用を体験するのみ!

      そして私はただ作り方を教えるだけ!

       

      いつもならカッターの持ち方が違う!正確に線を割る!なんて受講者はうるさく言われているとは思いますが(ごめんなさい)、今回は指切らなきゃ好きにして〜という仏の境地で。(どこが)

       

       

      しかし参加者の楽しそうなこと。

       

      事前作業はされているとはいえ、外部の講習会のように2〜3時間で出来るような体験ではなく、事前作業以外は通常の細かい貼り込み作業です。

      こんな小さなものでも手間がかかる。

      それでも手順通りに行えば、どんなレベルの人でもしっかりその形に出来上がることを知ってもらうことが目的。

      これだけでも誰もがちょっとした感動を味わえると思います。

       

       

      この体験コースは5月23日、8月22日にも行われますが、今後は体験コースのみ「お針子会」ではなく西巣鴨の「つたえ」で行います。

      実はこの「つたえ」での講師は私(Rom筥)ではなく、別の講師(Rajyoさん)が教えることになります。

       

      今回の体験コースは私のトライアルでしたが、今後も同じように、体験を含めた全ての講座を私一人ではどう考えても無理があります。

      これまでは少しずつ人が育ってこれるのを気長に待つしかありませんでしたが、このRajyoさんを始め、職人見習いだったA.Yさんもかなり出来るようになってきて、今では少しずつ他の人の手が借りられるようになってきました。

      そのような状況で、体験コースを現実として考えられるようになってきたのです。

       

      そして私の本当のトライアルは、今後「筥迫コース」を開講することにありました。

      かつてのように全くの初心者に筥迫を教えるということは今年はさすがに無理だとは思いますが、せめて入門コース(金封袱紗)を終えた人がすぐに受講できる「縢襠付筥迫(初級)」を開講することです。

       

       

       

      教本(ショップ販売)の改定

       

      実はこれまでショップで販売していた「副読本」の在庫があと少しで切れるのですが、色々と思うことがあり、今回は重版ではなく大きく改訂することにしました。

      副読本がなければ教本は使えないので、つまり教本自体を改定することになります。

       

      これまで教本と副読本に分けていたのは、別の型も販売しようと思っていたからなのですが、教本や型紙の取り扱いに緒問題がおこり、やはり一般の方に販売するのは縢襠付筥迫だけにしようと思うようになりました。

      また、講習会の人たちにも使えるように基本的なことを副読本にまとめたのです。

       

      この縢襠付筥迫の教本は「結婚式のためにぶっつけ本番で筥迫を作る!」という人が対象なので(苦笑)、講習会や教室に来ている人にはこの教本を初級扱い、講習会ではもっと高度な内容を教えることで棲み分けをしていました。

      しかし体験講座をやってみて気がついたのは、初めての筥迫はうんうん唸りながら一人で作るより、楽しみながら皆で作りたい!というのが実情なのでしょうね。

       

      とは言っても、工芸的筥迫の復活を目指してこの10年ひたすら研鑽を積んできたrom筥としては、それも後世に引き継いでいかねばならないという使命を持っています。

       

      つまり「体験としての筥迫」と「技術で作る筥迫」です。

      これが冒頭の二つの筥迫画像というわけです。

       

      教本向けの作り方は、一度だけ作る人のための言わば「体験としての筥迫」なので、講習会の初級筥迫はこの教本に完全にリンクした内容で行うことを考えました。

      その場合「技術で作る筥迫(1柄合せ・硬綿)(2襠付・玉縁)」はフリークラスで行うことになります。

       

       

       

      筥迫講座

       

      オリンピックの影響で8月の三段口扇襠筥迫を中止にしたことで、講座のスケジュールをいくつか変更せざるを得なくなりました。

       

      これまでの「三段口扇襠筥迫」は筥迫の登竜門扱いでしたが、これがなくなると直接「縢襠付筥迫(あがき)」を受講することになるのでこれはかなりハードです。

      そこで今年は「縢襠付筥迫(あがき)」はフリークラスへ、そこに「縢襠付筥迫(初級)二日コース」をトライアルで組み込んでみることにしました。

       

      そこで、以下の5月を以下のように変更させていただきます。

      (急に変更して人が集まるのかどうかわかりませんが、、、)

       

      2日(土)型抜名刺入と延べ鏡 ←縢襠付筥迫(初級)初日
      3日(日)縢襠付筥迫(あがき) ←縢襠付筥迫(初級)2日目

       

      縢襠付筥迫(初級)詳細はこちらから

      TOP画像にいいところを使ってしまったので、あまりものを駆使して柄取り(苦)。

       

      以前は2日で巾着と飾り房までを作っていたのですが、終了がいつも8時過ぎという無謀さだったので、今年は「事前作業有」で飾り房を除いた「本体と巾着まで」を2日で作ることにします(終了5時予定)。

       

      この初級筥迫は教本に準じた内容なので、本体綿はキルティング芯を使うためそれほど難度はありません。

      巾着も単仕立てで、綿はただ詰めるだけにします。

      「柄合わせ」はせず(柄取りのみ)折り返し仕立てで作ります。

      その方が色味をたくさん使えるので実は華やかに出来上がります。

       

      対象は「入門講座を受講」した人になるので、スケジュールさえ合えば2回目には筥迫にトライできますので、是非お気軽に筥迫体験してみてください。

       

       

       

      フリークラス

       

      となると、フリークラスに進級するための課題「縢襠付筥迫(あがき)」がなくなるので、今年の課題は「三段口扇襠筥迫も可」に変えさせていただきます。

      まぁ難度が低くなるので受講者には願ったりでしょう。

      ただし「縢襠付筥迫(初級)」は課題にはなりませんのでご注意ください。

       

      フリークラスの詳細もアップしましたのでご参照ください。

       

      ※フリークラスのみで受講できる型の詳細もアップしました。

       フリークラス受講料+それぞれの教材費は

      ※「縢襠付筥迫(あがき)」は以後「縢襠筥迫(硬綿・柄合せ)」と名称変更し、フリークラスに移動します(詳細画面は後日変更)。

       

       ・籠千代田お針箱

       ・式部型小物入

       ・縢襠筥迫(硬綿・柄合せ)中級

       ・折襠付両縢筥迫(玉縁付)上級

       ・小被付四ツ襠紙入 ←5月はちょっと無理そう、、、

       ・誰ヶ袖型櫛入 ←5月に新しく入るかも(未定)

       

       

       


       

      5月以降のスケジュール変更ですが、多分こんな感じになると思います。

      まだ確定ではないので、まだ実際のスケジュールには反映しませんが、早くから予定をしている方もいるとは思いますので、今後はこのように変更の可能性有と思っていていただければと思います。

      確定になったものから実際のスケジュールに反映してお知らせいたします。

       

       

      <3月>
      20日(金祝) 貼り込みの基本「金封袱紗」
      21日(土) 念珠入(組入)名刺入
      22日(日)  装飾技法(切付・金装飾)


      <4月>
      4日(土)   月見型紙入
      5日(日)    四ツ襠紙入

       

      <5月>
      2日(土)型抜名刺入と延べ鏡 ←縢襠付筥迫(初級)1
      3日(日)縢襠付筥迫(あがき) ←縢襠付筥迫(初級)2
      4日(月祝)フリークラス5-1
      5日(火祝)     〃      5-2
       
      23日(土)携帯裁縫用具入

       

      <6月>
      6日(土)貼り込みの基本 金封袱紗
      7日(日)丸型小物入


      <7月>
      4日(土)利休型紙入
      5日(日)帛紗入(七宝縢)

       

      <8月>
      1日(土)三段口扇襠筥迫 ←中止!
      2日(日)筥迫巾着と飾り房 ←中止!
       
      22日(土)体験コース/携帯裁縫用具入
       
      29日(土)型抜名刺入と延べ鏡
      30日(日)縢襠付筥迫(あがき) ←筥迫巾着と飾り房

       

       

      <9月>
      20日(日)貼り込みの基本 金封袱紗
      21日(月祝)フリークラス9-1
      22日(火祝)     〃       9-2


      <10月>
      3日(土)念珠入(組入)名刺入
      4日(日)二ツ折小被付筥迫

       

      <11月>
      7日(土)月見型紙入 ←三段口扇襠筥迫
      8日(日)丸型小物入

      21日(土)四ツ襠紙入
      22日(日)フリークラス11-1 ←縢襠付筥迫(初級)1
      23日(月祝)     〃      11-2 ←縢襠付筥迫(初級)2

       

      <12月>
      5日(土)貼り込みの基本 金封袱紗
      6日(日)帛紗入(七宝縢)

       


       

       

       

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      【2020.02.24 Monday 09:08】 author : Rom筥
      | 講習会(お針子会) | comments(0) | - | - | - |
      2020.2 婚礼筥迫レポート『狐の嫁入り』A.Sさんの作品
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        今回はA.Sさんから届いた筥迫制作レポートをご紹介させていただきます。

        正面以外の画像は顔出しOKいただきました。

        「普段と違いすぎるので誰も気付かないと思われるので」

        とのことです(笑)。

         


         

         

        昨年の春に入籍したのですが、初めから結婚式をするつもりはなく、周りの方へご報告するのみでした。


        しかし、友人たちから「写真は撮ったほうが良い!」との助言が。

         

        さらに着付け師をしている友人が、振袖を花嫁のように着付けられると言ってくれたのです。

         

        そんなこんなで始まった手作り和装フォトウエディング計画。

         


        成人式後に箪笥の肥やしとなっていた振袖と帯を引っ張り出して、これで着物は大丈夫!と思っていたら、何やら聞き慣れない単語が出てきました。

        「あとはハコセコとかが必要ですね」


        「何ですか、それ?パコパコ?」

         

        というレベルの知識…それが筥迫との初めての出会いでした。


        そして、購入を検討している中で辿り着いた筥迫工房。

        ブログの記事は熱く濃く面白く、皆さんのレポートも素敵で、作ってみよう!と決心。

        せっかくなら一回練習して構造を理解してから本番をと、教本と材料セットなどをお願いした後に布選びへ。


        実は一番の難問はここでした。

        元々結婚式をする気がないのですから、こーしたいというイメージもないのです。


        振袖が赤なので、房の色は白だと思ったのですが、布で悩む悩む。
        やっとコレだ!と決めかけていたら
        「ん?ブログに金襴は難しいと書いてある………」
        そう、良いなぁと思った布は金襴だったのです。

         


        そこで、練習用綿プリントで一つ目を作りつつ、再び探して見付けたのが白地に金の連続模様の生地。

        華やかさもあり、抱え帯と丸ぐけも作れそうだと注文しつつ、諦めきれない金襴(薄め)も購入して、自ら手間を増やしたのでした。

         

        作業自体は、まとまった時間がなかなか取れないので、出来そうな作業を少しずつ進める日々。
        筥迫と懐剣は二つ作るので房も二色に。

        良い色だなぁと思っていた金茶を選びました。

         

         

        せっかくなので紐の結び方も変えて、筥迫用は菊結びと蝶々結び、懐剣用も菊結びと鱗結びとしました。
        巾着も、基本の二重叶結びとベロ付をしたのですが、思いがけずベロ付で苦戦…。

        筥迫は、綿・平面仕立て、金襴花立涌文・綿入れ仕立て、縮緬花菱亀甲文・綿入れ玉縁仕立てと三種類の仕立てとなり、それぞれの特徴が出たかと思っています。

         



        最後に抱え帯、丸ぐけと、せっせとお針仕事です。

        工作は好きなのですが裁縫はあんまりな私。

        実は途中まで、間に合わなさそうだったら購入をと考えていたのです。
         

        撮影日の数日前には全て作り終え、ほっとしました。

        そして、やはり婚礼五点セットが揃うと良いものだなぁと思いました!
        約二ヶ月での完成です。

        おまけは、友人に教えてもらいながら作ったつまみ簪。

         

        見本にフリンジが付いていたのを見てピンときた。

        ここにも房が使える!と白と金茶の二つを付けました。
        ちょうど青い生地で作れたのでサムシングブルーになり、祖母の帯、新しい筥迫、借りたもの沢山(笑)と、サムシングフォーも揃ったのでした。

         

        このつまみ簪は、帯の後ろに。

         

        筥迫、懐剣も途中で付け替えて。
        清々しい白い房、髪飾りの紅白も相まって赤・白・金でまとまった縮緬。


        金茶の房が映えて簪の色との相性もよく、緑の小物が良いアクセントの金襴。
        どちらも違った華やかさがあり良いなぁと自画自賛(笑)

         

         

        製作と平行して、撮影の段取りです。

        髪はどーしよう…この際、日本髪?
        一回体験してみたかったのもあり探し始めるも、まず日本髪を結えるお店が見つからない…しかも婚礼用だと尚更です。


        しかし、ここで奇跡が!
        ねばり強く調べていたら近場で発見!
        文金高島田を地毛結いしてもらえることになりました。


        さらに、友人が紹介してくれて、素敵な場所を撮影でお借りできることになったのです。

         


        当日は、朝一番に髪結いさんのところへ。

        手早く結ってくださる間にも、新日本髪との違いや道具のことなど色々と教えて頂き、一生に一度の体験ができました。


        自宅では、すでにパートナーの着付けが終わって和やかな雰囲気。

        今回、着付けから写真を撮ってもらえたのも良い思い出でした。

         


        写真を撮ってくれた友人のイメージは「狐の嫁入り」。
        なんと狐のお面などの撮影小道具を作ってくれていたのです!

        ポーズを指示してもらいつつ沢山撮ってもらいました(笑)

         

         

        「振袖の出番がまたあって良かった〜」と喜ぶ母。

        祖母の形見の帯を再び結べたのも嬉しいことでした。


        多才な友人たちのおかげで夢のようなフォトウエディングができて感謝です!
         


        おまけは、簪を返しに髪結いさんのところに伺ったら、普段用のものに付け替えてくださったこと。
        夜は着替えて、ちょいと出掛けました。

        せっかくなので筥迫を付けて。

         

         

        準備期間から、当日も一日ずっと隣で気遣ってくれたパートナーに感謝を。

        ですが、振り返ると花婿のシングルカットが無いのです。

        皆、花嫁姿に夢中で忘れていたのでした…。

         

        簪入れを元にして菓子切り入れが出来そうだなぁとか、飾り結びでストラップを作ろうかなど思っていますが、いつになるやら。


        筥迫を知らない私でしたが、ブログに触れ、図解入りで分かりやすい教本と充実の材料に助けられ、おかげさまで「手作り和装フォトウエディング計画」を無事に終えられました。

        お世話になり有難うございました!

         

         

         


         

         

        講習会や教室で筥迫を習っている人が作ったものではなく、ショップで教本を購入した方がたった一人で奮闘して筥迫を含む婚礼用の和装小物一式を作られるというのは、いくら私が筥迫の作り方を販売しているとはいえ、本当に「すごい!」と感心してしまいます。

         

        A.Sさんとは途中途中でちょこちょことメールを交わしていましたが、こんなに本格的なセットを作っているなどとは思いもよらず、、、(汗)。


        教本を購入されている方とメールでやりとりする際、筥迫本体を作り上げた後に残りの付属品の「飾り房」で挫折しそうな場合は「出来合いの撚り房」があるのでそれを使ってくださいと言っていますが、最後まで作り上げましたねぇ。それもフルセットで!

         

        筥迫も懐剣も和装小物もと初めから構えてしまうと、筥迫の後の房作りでめげてしまう人が多いので、とにかく始めの目標は「筥迫本体」をゴールにすること。

         

        それが出来たら次は筥迫房→懐剣袋→懐剣房と少しずつゴールを伸ばしましょうと言っています。

        筥迫&懐剣さえできればテンションは相当上がりますので、丸ぐけ、抱え帯はそのノリで作れてしまうものです。

         

        「金襴」は確かに扱いが難しいのですが、薄く柔らかめの物を選べばそれほど難度なくできます。

        薄糊が効かない場合は初めから堅糊を使います。

         

        本格的な日本髪に撮影場所も雰囲気満載でレトロな絵のようでした。

        お着替えした姿もまた素敵でうっとり。

         

        「成人式の振袖を婚礼衣装に使う」というのは、振袖を誂えた親御さんの思いがたくさん詰まっている上に、そこに自作の筥迫を付けて花嫁姿に仕立てるのですから、何と特別なエネルギーを発することでしょう。

         

        このフォトウェディングが単なるコスプレに見えないのは、この思いの詰まった準備期間があるからなのでしょう。

        この撮影日に向けたA.Sさんや協力されたご友人たちの綿密な準備が、お式も披露宴もない日常である「ケの日」を、非日常である「ハレの日」に変えたのではないかと思われます。


        髪は地毛結いの文金高島田とのことですが、お住まいの土地柄、舞妓体験のお店があるそうで、新日本髪ではなく昔ながらの日本髪が可能だったようです。

        撮影場所も「お寺」をご友人が紹介してくれたそうです。


        A.Sさんは以前、伝統工芸の「漆塗り」を学んでいたそうで、現在のお仕事は「和食の料理人」をされているのだとか。

         

        「まとまった時間がなかなか取れないので、出来そうな作業を少しずつ進める日々。」

        お仕事柄さもありなんですが、私はそれが成功の秘訣だったと思っています。

        一気に作りたがる人が多いですが、少しずつ進めた方が落ち着いて失敗する率も低いのではないかと思います。


        とても「結婚式をやる気がなかった」人の結婚写真とは思えませんが、芸達者なご友人含め、創作的な環境にいらっしゃるからの結果なのでしょう。

         

        筥迫レポートは人気のシリーズなので、講習会や教室でもよく話題にあがります。

        色々な環境にいる人たちが、それぞれの思いを込めて、物を作ることにエネルギーを費やす。

        そんなマニアックなレポートは見ていて楽しいですし、そこに映し出される美しい画像からは自分も頑張らなくちゃ!と不思議なエネルギーをもらえるからでしょうね。


        A.Sさん、渾身のレポートをありがとうございました。

        そして、どうぞいつまでもお幸せに!

        (お仕事もがんばってください!)

         

         

         

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        【2020.02.16 Sunday 14:40】 author : Rom筥
        | 婚礼用筥迫 | comments(2) | - | - | - |
        2020.2講習会『利休型紙入』
        0

          2020年の新型『利休型紙入』の講習会が先日行われました。

           

          一般的な袋物の教室で帯地のような厚手の生地を使うことは普通ですが、講習会で作る「袋物細工」はバッグよりもかなり小さいので、ちょっとした厚みの差でとんでもなく作りづらいものになることから、特に初心者であれば厚地の生地はお勧めしていませんでした(できなくはないが慣れた人が使うもの)。

           

          これまではとにかく着物地のような「薄地」をお勧めしていましたが、それは「襠(まち)」が「支え」になっていたので薄くても形にはなっていました。

           

          しかし今回のように「襠なし」の型ではそうはいきません。

          ということで、今回はこちらからの「布地指定(購入先指定)」で布を用意していただきました。

           

          黒の「小はぜ」に蒔絵に見立てた装飾も講習会で行います。

          こちらの材料一式は全てお持ち帰りできますので、ご自分作った小はぜを付けて是非お友達にプレゼントしてください。

          きっと喜ばれると思いますよ。

           

           

          K.Nさんの作品(埼玉県在住)

           

          袋物の生地選びは「柄」や「色」だけで選びがちですが、本来は「布ありき」で、その布に合った型を選ぶというのが理想です。

          つまり、布選びはまずはその型の特徴をよく見極めることが大事なんですね。

           

          複数の人と一緒に作ることにより、どんな生地が作りやすいのか、作りにくいのか、失敗しやすいのかを、その日1日で見ることができるという意味では講習会は大変有意義です。

           

           

          K.Eさんの作品(埼玉県在住)

           

          今回の講座では、あえて仕覆(しふく)などに使われる「錦(にしき)」を指定させていただきました。

          講習会でこの錦を持ってくる人はあまりいません。

           

          錦に馴染みがないという人も多いとは思いますが、着物のハギレに比べたらずっとお高いので選ばないというのもあるかもしれません。

          縫い物は失敗したらほどけばいいですが、貼り込みの場合は糊を付けたら一発で布をおじゃんにしてしまいますから。


           

          Y.Eさんの作品(兵庫県在住)

           

          帯地というと「金襴」を持って来たがる人が多いのですが、金襴は厚みも柔らかさも扱いやすさもピンキリなので、どれが袋物細工に適しているか判断するのは初心者には難しい。

           

          そこで今回はあえて「錦」を指定させていただきました。

          錦はそれほど厚みもなく一定していますし、目も詰まっているので扱いやすく絶対に失敗しない。

           

          その人に技術がなくても、布自体がその出来を助けてくれるようなありがたい生地です。

          地味な色柄が多いというのが袋物細工にはちょっと残念なところですが。(上の黄色は珍しく派手な色)

           

           

          R.Sさんの作品(東京都在住)

           

          こちらはちょっと厚みのある硬い生地だったので仕立てるのが大変でした(錦ではない)。

          この講座は「初級」なので、表布は接着芯(厚)をベタ貼りします。

          本来はこのような生地に接着芯は使用しませんが、講習会では型を正確に綺麗に作ることを第一に考えているので、初級コースではどんな布でも接着芯を使っています。

          本来こんな生地だったら迷わずフラシで使うんですけどね、、、。
           

           

          A.Yさんの作品(埼玉県在住)

           

          こちらは厚手の着物地を使われました。

          厚手とはいえ、この型には薄かったようです。

          講習会では足並み揃えないとならないのでイレギュラーなことはあまりできないのですが、このような生地を使う場合は「背芯」と「持出口芯」を加えます(背芯は2枚になる)。

           

           

          Y.Fさんの作品(埼玉県在住)

           

          こちらの内布は「都香庵」の綸子です。

          錦に合わせるには味気ないですが、絶対に仕立てを失敗しない生地です(折り掛けに何のシワももなくできる)。

          持参された内布があまり適していない場合は、私が持っていきたこの生地を使っていただきました。

          表がテカって安っぽく見えるので、あえてマットな裏を使っています。

           

          この型は「表布の重厚感」とアクセントの「小はぜ」が見せポイントなので、内布はこのぐらい特色のない色味を持っているとどんな表布にも合って重宝します。

           

           

          K.Wさんの作品(富山県在住)

           

          こちらは「金襴」です。

          本当は使いたくなかったのですが、あまり厚みはなかったので良しとしました。

          金襴は薄くてもほつれやすいものが多いので、角の処理もうまくやらないとボロボロになります。

           

           

          去年の「袱紗挟み」はサンプル布をこちらで用意しましたが、こちらは上級コースですし、初級の人よりは布に慣れているので今年はこの「錦」や「金襴」なども可にしようかと思っています。

           

           

           


           

          利休型紙入「通信講座」準備できました

           

          「通信講座」の準備ができましたので、「四ツ襠紙入」を受講した方であれば申し込むことができます。

           

          ご希望の方はこちらからどうぞ↓

          利休型紙入(襠なし深口付紙入)

           

          応用型の『利休型紙入(襠付)』も出来ましたので、よかったらご一緒にお申し込みください。

          (ただし必ず基本型を作ってから作業してください)

           

          こちらは当初「型紙のみ」を販売するつもりでした。

          というのも初めに作ったときは問題なくスラスラ作れたので型紙だけでいいかと思ったのですが、しばらく間が空いて最近作ってみたところ、あらわからない、、、。

           

          私が迷うなら確実に他の人はマニュアルがないと作れないということで、急遽マニュアル(最近は拵え方といっています)作り。

          マニュアルを作るということは、型紙のようにそのまま売るというわけにはいかないので、急遽こちらも「通信講座」にいたしました。

           

          基本型のマニュアルには、初心者は「接着芯のベタ貼り」、慣れている人は「三河芯のフラシ」でと書いていますが、やはり初回はベタ貼りで作った方がいいです。(その後はフラシでどうぞ)

           

          応用型は「三河芯のフラシ」での説明になっています。

          これまでの四ツ襠のマニュアルとは少しやり方が違うかとは思いますが、今はこのような作り方をしているということで少し詳しく解説しています。

           

           


           

           

          『三段口扇襠筥迫』『筥迫巾着と飾り房』 中止のお知らせ

           

          8月1日(土)三段口扇襠筥迫

          8月2日(日)筥迫巾着と飾り房

           

          突然ながら上記の2講座は中止とさせていただきます。

           

          理由はオリンピック期間真っ最中で、東京の交通網がどうなるかわからないという不安があり、色々な方からご指摘いただいたからです。

          お針子会は「池袋」なので会場とは離れていますが、ターミナル駅では電車が止まって人があふれる可能性があるそうで、皆さんどこからやってくるかわからないですしねぇ、、、。

          当日来られないのも困りますが、帰れないのはもっと困るということで。

           

          ホテルなどはまず取れないでしょうから、遠方の方が東京の状況を知らないで間違って申し込んだりしないように、用心して早々に中止にさせていただきました。

           

          こんなマップがあるんですねぇ。

          大会輸送影響度マップ(路線・駅)オリンピック版

           

          この期間、道路も混むでしょうし、宅配便もどこまで届くかわからない。

          ショップも仕入れができなくて在庫切れが増えるかもしれませんので、皆様もご注文品はできるだけオリンピック前にして、期間中は袋物を作りながら自宅でまったりテレビ観戦いたしましょう。

          とにかく特段の用事がない限り、東京には近づかない方が賢明です。

           

          皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、あしからずご了承ください。

           

           

           

          クリックポスト

           

          2020年4月1日より、クリックポストの料金が188円から198円に値上げされます。

          2018年9月に164円から185円に値上げし、更に2019年10月1日の増税で185円から188円に値上げし、今回188円から198円に値上げしました。

          もう値上げが忙しいわ〜

           

           

           

           

           

          筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

           

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          【2020.02.09 Sunday 18:42】 author : Rom筥
          | 講習会(お針子会) | comments(0) | - | - | - |
          同じベクトルを持つ人々
          0

            講習会や教室にはいろいろな人がやってきます。

            まったく違う趣味や仕事を持った人たちが毎回シャッフルされた組み合わせで集まるにも関わらず、何故か毎回安定して話が盛り上がります。

             

            「ベクトルが同じなんですね。」

             

            とある方が言われたのを聞いて、本当にそうだなぁと思いました。

             

            七五三や婚礼などのように実際に使用目的があっ作る人は別にして、単に筥迫を作ってみたい!という動機でやってくる人たちは、それだけでベクトルが同じ方向を向いているわけです。

             

            その中で筥迫の思い出を語る際に、「結婚式」で身に付けた話をする人よりも「七五三」で身につけたという話を語る人(それも熱く!)の方が圧倒的に多いです。

             

            「七五三のときに母に触らせてもらえなかった〜」

            「筥迫のびら簪がすてきで忘れられない」

            「親戚から廻りに廻った七五三の振袖には筥迫が付いていなかった!」

             

            もしくは娘さんの七五三準備で筥迫を再認識する人も多いかもしれません。

             

            ですから皆さん、七五三に筥迫の思い出を残すことは情操教育にはとても大切なことなんですよ。

             

            七五三は自前の振袖を着ることが多いので、事前にお母さんやお祖母さんが着物を用意しながら筥迫を見せてくれる機会が多い。

            「これはママが着た着物でね、この筥迫で遊んでたらババに怒られてね、、、」なんて話をしたら、きっと子供たちの心に筥迫の印象を強く残すことになることでしょう。

             

            ママフリ、ババフリ、大いに結構。

            筥迫をしっかり触らせてあげてくださいね。

             

             

             

            趣味人たちのベクトル

             

            さて、そんな思い出絡みのベクトルとは別に、大人になってからの興味の方向性というものもあります。

             

            筥迫からの趣味つながりで一番多いのは、やはり「日本刺繍」からの流れでしょう。

             

            しかし江戸時代の文献によれば、御殿女中が「押し絵」を使って筥迫装飾をしたと書かれています。

            (仕立ては多分専門の職人に作らせたと思う)

             

            押し絵の筥迫を見てみたいという動機から、押し絵をやっている人が講習会に来ないかな〜といつも思っているのですが、これがなかなかやって来ない。

             

            また筥迫工房の袋物に一番近いのは「仕覆」になろうかと思いますが(こちらは縫い物)、意外やこの人たちもあまりつながらず。

             

            「仕覆」が和の仲間とすれば、洋の仲間は「カルトナージュ」ですが、こちらも講習会にはたまにやって来るぐらい。

            縮緬細工」も近そうな気がするのですが、来たとしても作り方に共通性があまりないので続かず、、、。

             

            つまり「仕覆」「カルトナージュ」「縮緬細工」とはベクトルが違うのかもしれません。

             

            そのかわり講習会参加率が多いのが意外にも「つまみ細工」に携わる人たちです。

             

            何でかしらねぇとある人に聞いたところ、

            「着物に身に着けるという意味で同じだからじゃないですかね」

             

            なるほど「着物」「身に着ける」「細かい作業」の方向性と、「小さい」「かわいい」の萌え感(エネルギー)が共通のベクトルなのかもしれません。

             

             

             

            職業人たちのベクトル

             

            趣味とは違い、職業として物作りをしている人たちがいます。

             

            講習会に来る人たちの職業なども聞いたりするのですが、専門職(?)で多いのは着付師さんや和裁師さんたちですが、これはベクトルが同じでも不思議はありません。

             

            私が一番不思議だったは、アパレルの制作系の人たちの参加率が高いこと。

             

            私はこれまでグラフィック系で生きて来たので、販売以外のアパレル系の人たちと交わる機会はなかったのですが、ああ、こういう人たちって本当にいるんだ〜と内心思ってしまいました(笑)。

             

            「デザイナーさん」も時々いらっしゃいますが、不思議と多いのが「パタンナー」さん率の高いこと。

             

            貼り込みは工作にも近く、作り方が縫い物とはます違うので、構造的に興味を持つ部分があるのでしょうか。

            こちらも興味深いベクトルですね。

             

             

             


             

             

            3/22 『装飾技法』

             

            話は変わりますが、3/22に行われる『装飾技法』の詳細画面を出すのを忘れていました。

            申し込みがすでに2/7開始だというのにホント申し訳ない、、。

             

            ということでアップしました。

            装飾技法(切付・金装飾)

             

            去年までは講習会を出た後に課題2点提出が条件でしたが、どうもこの課題というのが大きなハードルのようなので、今年から「課題なし」にしてみました。

             

            この講座のみ「受講後に課題提出」にしたのは、金装飾がほぼ装飾メインの縢襠付筥迫ぐらいにしか使い道がないからなのですね。

             

            金装飾に使う材料も多く(持ち帰り分含む)、オプションで使う道具も揃えなければならないので、筥迫をたくさん作る人でないと無駄になってしまうということもありました。

             

            でもまぁ「切り付け」だけでも知っていれば「柄取り」のストレスは少なくなるので、これだけでも学びに来る価値はあるかもしれません。

             

            また、今回は金彩材料を少なくして、その分で「刺繍半襟」を使った筥迫部品の作り方を組み込ませてみようかなと考えています。

             

            この講座は潜在的に興味を持っている方も多いようなので、それぞれの感性で作品作りに応用してもらえればいいかなと思います。

             

             

            教室での受講の場合

             

            こちらの講座は「講習会形式」で行われるものなので、「教室」では同じ方式で学ぶことはできません。

            その代わり現在作っているもので切り付けや金装飾が必要なときは、レベルに関係なくその都度トライすることはできます。

            (講習会と違って好きなように時間が使えるので)

             

            その場合は早めにご相談いただければポイントごとに必要な材料をお持ちいたします。

            ただ教材として配布することはできませんので、ご自宅で作業したいなどの場合は各々で入手していただくことになります。

             

            講習会ならそれらの材料も全て手に入り、技法も一気に試すことができるので、それぞれ必要に応じて参加をご検討いただければと思います。

             

             

            最後に「教室」つながりでもう一つお知らせです。

             

            3月から火曜日開催だった教室が「月曜日」と「火曜日」の交互の開催になります。

            現在は火曜日メインの人が主なので月曜日はかなり空いています。

             

            講習会と違って好きなように好きなことができるので、もし月曜日の方が都合が良い、仕事がお休みなどの方がいらっしゃいましたら是非ご参加いただければ幸いです。

             

             

             

             

            筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

             

            ▼筥迫工房の講習会

             

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            【2020.01.31 Friday 13:03】 author : Rom筥
            | 雑記 | comments(0) | - | - | - |
            既製品と工芸品
            0

              最近作っていた「誰ヶ袖櫛入」が自分的にヒット作だったので、今回はこれをアップしようと思い途中まで記事を書いていたのですが、肝心のサンプルがどこぞに隠れて見つからず撮影ができない、、、(苦)。

               

              しかたないので違うテーマにしようと未掲載の記事群(けっこうあるんですよこれがまた)をサーチしていてこれを見つけました。

               

              以前YouTubeで見つけた筥迫作りの動画。

              こういうものは全て東南アジアとか作らせているのかと思っていたら、以外にも日本国内で作っているんですねぇ。

               

              箱迫縁掛け

              箱迫巾着



              すごい早技!

              七五三の筥迫などはやたらと安い値段で販売されていますが、なるほどと思ってしまいますね。

              投稿主さんの他の動画などをご覧になると、あらゆる治具を使いこなして大量生産をしている様子が出てきますが、私なぞはそんな治具にの数々にやたらと心惹かれてしまいます。

               

               

              工業品と工芸品

               

              戦後は家内工業で職人が作っていた頃の袋物から、このように工業化された大量生産に一気に変わったわけですが、今、多くの分野で職人さんが作る工芸的な物作りができなくなっています。

              日本刺繍の世界ではバッグを作る職人さんたちが次々と廃業して作れなくなっと聞いています。

               

              しかし生き残りの職人さんたちでさえも、すでに一定の型しか作れない(それ以外は不可)という状況の人が多いようです。

              職人と言えども同じ型を作り続けたほうが確実に生産性は高くなるので、所々お客さんの希望を取り入れた型なんて作っちゃいられない。

              職人さんといえば、頭から「出来ないよ、そんなもん!」というセリフがイメージされてしまうぐらい。

               

              昔はまだ家のお母さんが子供の服を作る「洋裁文化」がありましたので、物を手作りする大変さは一般人でも何となくわかっていたと思います。

              だからこそオーダーで服を作ってもらうという文化も、今よりは普通にあったような気がします。

               

              それが今や「100円ショップ」でほとんどのものが入手可能で(お世話になっています)、「ユニクロ」のヒートテック(大変お世話になっています)が国民御用達になっている世の中です。

               

              今時の若者にとってオーダーで物を作るということは「既製品の2〜3倍ぐらい?」の感覚かもしれません。

               

               

              私も以前はよくブログに筥迫作品を載せていましたが、その頃は結婚式を控えた方からけっこう問い合わせが来ていました。

              問い合わせのはじめから夢満載のオーダー事項を連ねているのですが、

               

              「こんなピンクで〜」

              「こんな図案で〜」

              「簪はこんな部品を使って〜」

              「で、いくらで出来ますか?♡」

               

              多分ご本人は奮発して20,000円ぐらい出せばできるんじゃないか?と思っていそうな雰囲気。

              ん〜言い出せない、、、日本刺繍だけでも20,000円じゃとても外注に出せないなんて。

               

              結婚式を控えた花嫁さんが筥迫制作を依頼してくるときに、その方が考える筥迫の価値(どの金額までなら出していいか?)がわかる基準があります。

              それはどの時点で注文してくるかということ。

               

              ほとんどのタイプが、式場、料理のランク、衣装、引き出物、新婚旅行先なんぞの全て決まって、最後にそういえば筥迫もあったな〜と探し始めるようです。

              全ての後付けなので、オリジナルが〜という割に予算は雀の涙。

               

              片や家族だけの食事会&振袖(成人式で使ったもの)という「地味婚」をされる方の方が、それなりに時間やお金をかけてくださるようです。

              筥迫&懐剣さえあれば花嫁衣装になる!という筥迫ありきの考えだからかもしれません。

               

               

              それでも現代まで筥迫が受け継がれてきたのは、動画のような業者さんたちが筥迫を大量生産し続けてくれたおかげなので、既製品と工芸品の筥迫がそれぞれの需要の中で生き残っていくのが理想ですね。

               

               

               

              筥迫レンタル

               

              筥迫とかの小道具だけのレンタルで10,000円もした!高かった!という声をよく聞きます。

              筥迫セットのレンタルが10,000円で高いのか、、、、

               

              それじゃ胴締めなしの紙入れタイプなら10,000円以下ですがどうでしょう。

               

              しかし「筥迫セットと書いて胴締めなしの紙入れを筥迫扱いにするのはいかがなものか?」と私がよく騒いでいるからかどうかはわかりませんが、最近みたら「懐剣セット」なるものが出ていた、、、。

               

              はこせこ 花嫁レンタル

               

              内容は同じですが、さすがに「筥迫セット」と「紙入れセット」とは書けまい。

              「紙入れセット」なんて書いたら何か安っぽすぎて絶対需要ない。

              ならばどっちにも入っている「懐剣セット」でいいじゃないかと言ったかどうかはわかりませんが。

               

              それにしても筥迫の地位低下が気になる今日この頃。

               

               

               

               

              筥迫工房の材料販売(ネットショップ)

               

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              【2020.01.26 Sunday 14:59】 author : Rom筥
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