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Rom筥

娘の七五三をきっかけに『筥迫を作ろう!』と思い立ち、そこから私の筥迫作りが始まりました。
筥迫の作り方を説いた本もなく、一人試行錯誤で作り上げた筥迫は、今まで経験した多くの物作りの中にもなかった最高の達成感を与えてくれました。

筥迫は小さいながら、複雑な要素を含んだ細工物です。
作品作りと共に作られていった自分用の設計図と注意書きが、自然とマニュアル化されていきました。
元々、マニュアル作りは十数年仕事として携わってきた経験があります。
筥迫研究の過程で「筥迫を作りたい!」と思っている人々の存在を知り、少しでも私の経験が「同志」の役に立てるよう、また現代では形骸化されてしまった筥迫を、あらためて見直してほしいという願いも込めて、筥迫の作り方を販売するに至りました。

筥迫は、煙草入れや鏡入れなどと同じ『嚢物(ふくろもの)』と呼ばれるものです。
嚢物が美術品の域にまで到達した江戸末期、一つの小さな嚢物に多くの職人が分業作業で携わり、小さな部品の一つ一つが精密な装飾で彩られていました。
あのすばらしい美術品が現代に蘇ることを願い、いつか多くの職人とコラボした作品を作りたいと密かに夢見る今日この頃です。

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ブログへのリンクはどうぞご自由に。
このようなブログをしていると、作品の画像に対する扱いは慎重にならざるをえませんが、筥迫の画像あってのブログです。
どうかご理解、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
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